JP3946991B2 - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や車両の操舵系にモータによる操舵補助トルクを付与する電動パワーステアリング装置の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電動モータの回転力を利用して、ステアリングホイールの操作を補助する電動パワーステアリング装置が用いられている。このような電動パワーステアリング装置においては、運転者がステアリングホイールを回転させて操舵を行った時の操舵トルクに応じた操舵補助トルク(アシストトルク)が、電動モータからステアリング機構に与えられるようになっている。
【0003】
前記電動パワーステアリング装置は、前記電動モータへの印加電圧(モータ駆動電圧)を制御する制御装置を備えている。前記制御装置は、前記電動モータを駆動するためのモータ駆動装置と、前記モータ駆動電圧に対応した指令信号を前記モータ駆動装置に対して出力する中央処理装置(CPU)とを備えている。
【0004】
一般に、前記制御装置は、所望の操舵補助トルクを前記電動モータに発生させるために必要なモータ駆動電流値(前記モータを流れる電流値)を演算する。また、前記制御装置は、前記電動モータを実際に流れる電流(実電流)の検出を行うとともに、その検出結果(実電流検出値)を参照しながら、前記モータ駆動電圧を決定するフィードバック制御を行っている。
【0005】
このフィードバック制御では、前記制御装置は、例えば、前記操舵トルクが一定である状態において、何らかの理由により前記実電流検出値が低下した場合、前記操舵補助トルクの落ち込みを防止すべく、前記モータ駆動電圧を増加させる。このフィードバック制御によって、適切な操舵補助トルクが、より確実に得られるようになる。
【0006】
一般に、前記実電流の検出を行うための検出装置(センサ)には、オペアンプ等を用いた増幅回路が設けられている。前記増幅回路は、前記電動モータ側から入力された微小な信号を、前記オペアンプにおいて所定の増幅率で増幅するとともに、この増幅された信号を前記CPUに出力する。前記オペアンプには、これに増幅作用を行わせるために必要な電力が電源側から供給されている。前記増幅回路においては、オペアンプの構造上、該オペアンプに供給される電源電圧(センサ駆動電圧)が所定の大きさに保たれることで、所定の増幅率が維持され得るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の構成においては、何らかの理由によって前記センサ駆動電圧が前述の所定の大きさを下回った場合、前記所定の増幅率の維持が困難になる、すなわち、増幅率が低下するという虞がある。この場合、例えば、図6に示すような現象が誘発され得る。
【0008】
図6は、前述の構成における、前記操舵トルク、前記センサ駆動電圧、前記実電流検出値、前記モータ駆動電圧、及び、前記モータを実際に流れる実電流の電流値の相互関係を示すグラフである。なお、図6においては、操舵トルク(特性グラフ101に示す)を、時間推移に対して一定としている。
【0009】
図6に示すように、センサ駆動電圧(特性グラフ102に示す)が何らかの理由によって低下し始め、所定の電圧値Vpを下回ると、前記操舵トルクが変化しないにも拘らず、オペアンプにおける前記増幅率の低下に伴って、実電流検出値(特性グラフ103に示す)が低下する(時点t10〜t20の間)。ここで、電圧値Vpは、前記オペアンプにおいて正常な増幅率で増幅作用を行わせるために必要な最低限の電圧値である。
【0010】
そして、前記制御装置は、前記実電流検出値の低下に伴い、前記操舵補助トルクの落ち込みを防止すべく、モータ駆動電圧(特性グラフ104に示す)を増加させる。これにより、前記実電流の電流値(特性グラフ105に示す)が増加する。
【0011】
この場合、実際には前記操舵トルクは変化していない(増加していない)ため、前記実電流(の電流値)の増加に伴い、前記電動モータには、必要とされる大きさを超えた過剰な操舵補助トルクが発生することになる。これにより、前記ステアリングホイールが前述の過剰な操舵補助トルクによって過剰に回転されるため、例えば、結果的に、前記操舵トルクを検出するためのトルクセンサに対して、運転者がそれまで作用させていた操舵トルクとは逆方向への操舵トルクを作用させてしまうといった現象が発生する。前記逆方向への操舵トルクが前記トルクセンサに作用すると、前記制御装置は前記電動モータの回転方向を反転させるため、これが繰り返されることによって、前記ステアリング機構には振動が発生する。これは、操舵フィーリングの悪化を招く要因となる。
【0012】
本発明の目的は、電動モータを流れる実電流の検出を行うためのセンサの駆動電圧の低下に基づく振動発生等に起因する操舵フィーリングの悪化を防止することができる電動パワーステアリング装置の制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、請求項1に記載の発明では、電動パワーステアリング装置の制御装置は、ステアリングホイールに対する操舵補助トルクを発生する電動モータへの印加電圧に関して、前記電動モータを流れる実電流の検出結果に基づくフィードバック制御を行う。また、前記制御装置は、前記実電流の検出を行うためのセンサと、前記センサを駆動するためのセンサ駆動電圧の異常低下を検出するセンサ駆動電圧異常検出手段とを有している。さらに、前記制御装置は、前記センサ駆動電圧異常検出手段が前記センサ駆動電圧の異常低下を検出した場合に、前記電動モータへの印加電圧を、前記異常低下が発生する以前における所定の時点での電圧値に保持する電圧制御手段を有している。前記電圧制御手段は、前記電動モータへの印加電圧の前記保持状態が所定時間継続された場合に、前記印加電圧を漸減する。
【0014】
この発明によれば、電動モータを流れる実電流の検出結果がセンサ駆動電圧の異常低下に起因して低下したとしても、センサ駆動電圧異常検出手段が前記センサ駆動電圧の異常低下を検出することで、前記電動モータへの印加電圧が、前記異常低下が発生する以前における所定の時点での電圧値に保持される。つまり、前記実電流の検出結果に基づく前記フィードバック制御による前記印加電圧の増加が抑止されるため、前記電動モータによる操舵補助トルクの過剰発生が防止される。したがって、前記操舵補助トルクの過剰発生に起因する操舵フィーリングの悪化が防止される。さらに、センサ駆動電圧の異常低下が所定時間継続された場合に、前記印加電圧が徐々に減少され得るようになる。つまり、操舵補助トルクを急激に変化させない。なお、ここでいうセンサ駆動電圧の異常(低下)の発生とは、前記センサ駆動電圧が正常な状態から異常な(低下)状態へと状態変化することを意味している。
【0017】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記電圧制御手段は、前記電動モータへの印加電圧が漸減された状態で、前記センサ駆動電圧が前記異常低下した状態から正常な状態に復帰した場合に、前記印加電圧を漸増する。
【0018】
この発明によれば、前記印加電圧が漸減された状態で、前記センサ駆動電圧が前記異常低下した状態から正常な状態に復帰した場合に、前記印加電圧が徐々に増加され得るようになる。つまり、操舵補助トルクを急激に変化させることなく、前記電動モータの制御を通常のフィードバック制御に移行させることが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、自動車(車両)に搭載した電動パワーステアリング装置の制御装置に具体化した実施形態を図1〜図5、図7及び図8を参照して説明する。
【0020】
図1は、電動パワーステアリング装置及びその制御装置の概略を示す。
ステアリングホイール1に連結したステアリング軸としてのステアリングシャフト2には、トーションバー3が設けられている。このトーションバー3には、トルクセンサ4が装着されている。ステアリングシャフト2が回転してトーションバー3に力が加わると、加わった力に応じてトーションバー3が捩れるようになっている。トルクセンサ4は、その捩れ、即ちステアリングホイール1にかかる操舵トルクTsを検出している。トルクセンサ4は、操舵トルクTsを示す信号をCPU(中央処理装置)20に対して出力している。
【0021】
また、ステアリングシャフト2には減速機5が固着されている。この減速機5には電動モータとしてのモータMの回転軸に取着したギア7が噛合されている。更に、減速機5には、ピニオンシャフト8が固着されている。ピニオンシャフト8の先端には、ピニオン9が固着されるとともに、このピニオン9はラック10と噛合している。前記ラック10とピニオン9とによりラック&ピニオン機構11が構成されている。
【0022】
前記ラック10の両端には、タイロッド12が固設されており、そのタイロッド12の先端部にはナックル13が回動可能に連結されている。このナックル13には、タイヤとしての前輪14が固着されている。また、ナックル13の一端は、クロスメンバ15に回動可能に連結されている。モータMが回転すると、その回転数は減速機5によって減少されてラック10に伝達される。これにより、ラック10は、タイロッド12を介して、ナックル13に設けられた前輪14の向きを変更して車両の進行方向を変えることができるようになっている。
【0023】
前輪14には、車速センサ16が設けられている。車速センサ16は、その時の車速Vsを示す前輪14の回転数に相対する検出信号をCPU20に対して出力している。
【0024】
本実施形態において、CPU20は、トルクセンサ4や車速センサ16等から出力された操舵トルクTsや車速Vs等に関する信号に基づいて、モータ駆動回路21に出力すべき駆動電圧指令値Vaを決定する。モータ駆動回路21は、CPU20から出力された駆動電圧指令値Vaに対応する駆動電流をモータMへ出力する。そして、モータMは、運転者によるステアリングホイール1の操舵力を補助するためのトルク(操舵補助トルク)を発生する。
【0025】
また、本実施形態において、モータ駆動回路21には、モータMにおいて実際に流れる駆動電流(実電流)を検出するセンサとしてのモータ実電流センサ22(図3参照)が設けられており、その実電流検出値Imを示す信号がCPU20へ出力されるようになっている。そして、CPU20は、駆動電圧指令値VaひいてはモータMへの印加電圧(モータ駆動電圧)に関して、実電流検出値ImすなわちモータMを流れる実電流の検出結果に基づくフィードバック制御を行う。このフィードバック制御では、CPU20は、例えば、操舵トルクTsが一定である状態において、何らかの理由により実電流検出値Imが低下した場合、前記操舵補助トルクの落ち込みを防止すべく、前記モータ駆動電圧を増加させる。
【0026】
なお、本実施形態においては、CPU20及びモータ駆動回路21等によって、制御装置が構成されている。
次に、前記制御装置の機能及び動作について、図2及び図3に示すブロック図を用いて説明する。以下に示すCPU20内の機能は、前記制御装置内の図示しない読み出し専用メモリ(ROM)に格納されたプログラムで実行される機能を示している。つまり、実際のハード構成を意味するものではない。また、以下の前記制御装置内部の機能の説明では、「車速Vs」、「操舵トルクTs」等の各種パラメータは、説明の便宜上、それらの対応する信号の意味として使用するものとする。
【0027】
図2に示すように、CPU20は、トルクセンサ4及び車速センサ16から出力された操舵トルクTs及び車速Vsを取り込み、電流指令値演算部23において、操舵トルクTs及び車速Vsに基づいて、モータM側に出力すべき電流指令値Iaを演算し、電流制御部24に出力する。
【0028】
電流制御部24において、CPU20は、モータ駆動回路21から出力された実電流検出値Imを取り込むとともに、操舵トルクTs及び車速Vsに対応した適切な操舵補助トルクを発生させるべく、電流指令値Ia及び実電流検出値Imに基づいて電流指令値Ibを演算し、PWM演算部25に出力する。このとき、CPU20は、前記電流指令値Ibを、前記制御装置に設けられたRAM(ランダムアクセスメモリ。図示なし。)に記憶させる。
【0029】
PWM演算部25において、CPU20は、電流指令値Ibを取り込むとともに、この電流指令値Ibに基づいてPWM演算を行い、この演算結果をモータ駆動回路21に対して駆動電圧指令値Vaとして出力する。この結果、モータ駆動回路21を介してモータMを駆動制御することにより、検出された操舵トルクTs及び車速Vsに応じてモータMによる適正な操舵補助トルクが得られる。
【0030】
図3に示すように、モータ駆動回路21は、CPU20(PWM演算部25)から出力される駆動電圧指令値Vaが入力されるゲート駆動回路26と、ブリッジ回路27とを備えている。
【0031】
前記ブリッジ回路27は、複数のMOS−FET(電界効果トランジスタ)等のトランジスタTr1,Tr2,Tr3及びTr4を備えている。本実施形態では、トランジスタTr1とトランジスタTr2とが、また、トランジスタTr3とトランジスタTr4とが互いに直列に接続されることで、2組の直列トランジスタ群が形成されている。前記両直列トランジスタ群は、互いに並列に接続されている。
【0032】
トランジスタTr1とトランジスタTr3との接続点には、モータ電源28が接続されている。また、トランジスタTr2とトランジスタTr4との接続点は、抵抗器29を介して接地されている。さらに、トランジスタTr1とトランジスタTr2との接続点と、トランジスタTr3とトランジスタTr4との接続点との間には、モータMが接続されている。なお、トランジスタTr3とトランジスタTr4との接続点と、モータMとは、電力遮断手段としてのモータリレー30を介して接続されている。モータリレー30は、前記制御装置に設けられた図示しないリレー駆動回路を介してCPU20に接続されている。
【0033】
ゲート駆動回路26は、例えば、パルス幅変調回路、論理回路等によって構成されている。ゲート駆動回路26は、CPU20からの駆動電圧指令値Vaに従って各トランジスタTr1〜Tr4に電圧を供給することによって、モータMへの駆動電流の制御、すなわち、モータMの回転方向及び駆動量の制御を行っている。
【0034】
例えば、モータMの回転方向が右方向であるものとして駆動電圧指令値Vaが指定された場合には、ゲート駆動回路26がトランジスタTr2及びTr3のゲート端子に電圧を供給することによって、トランジスタTr3、モータM、トランジスタTr2の方向に電流が流れて、モータMが右回転する。
【0035】
逆に、モータMの回転方向が左方向であるものとして駆動電圧指令値Vaが指定された場合には、ゲート駆動回路26がトランジスタTr1及びTr4のゲート端子に電圧を供給することによって、トランジスタTr1、モータM、トランジスタTr4の方向に電流が流れて、モータMが左回転する。
【0036】
以上のように、CPU20は、モータMに流れる電流の方向と大きさとを制御することで、モータMの回転方向及び駆動量の制御を行っている。なお、前述の左右いずれの回転方向の場合においても、ゲート駆動回路26からの電圧供給によってモータMが回転されている状態では、実際にモータMを流れる電流と同じだけの電流が抵抗器29を流れることになる。
【0037】
また、モータMを停止する場合には、モータ駆動回路21からモータMへの給電を停止することのほかに、モータリレー30によってブリッジ回路27とモータMとの間の通電経路を遮断することでも、モータMを停止させることが可能である。また、モータリレー30によって前記通電経路が遮断された場合には、モータMの逆起電力によるブリッジ回路27への電流の逆流を防止することが可能となる。
【0038】
モータ実電流センサ22は、抵抗器29の両端に接続された端子からの入力信号を増幅するための、オペアンプ等を用いた増幅回路22aを備えている。モータ実電流センサ22は、前記端子から入力された信号を、増幅回路22aにおいて所定の増幅率で増幅可能であるとともに、この増幅された信号をCPU20に対して実電流検出値Imとして出力する。
【0039】
モータ実電流センサ22には、増幅回路22aに増幅作用を行わせるための、すなわち、モータ実電流センサ22を駆動するための電力の供給源であるセンサ電源31が接続されている。モータ実電流センサ22においては、増幅回路22aに用いられるオペアンプの構造上、該オペアンプに供給される電源電圧(センサ駆動電圧Vb)が所定の大きさ(この電圧値を基準電圧値Vdとする)に保たれることで、所定の増幅率が維持され得るようになっている。
【0040】
センサ電源31には、該センサ電源31の電圧を検出する電源電圧検出器31aが設けられており、その検出結果(に関する信号)がセンサ駆動電圧Vb(に関する信号)としてCPU20に出力されるようになっている。
【0041】
図2に示すように、CPU20は、電源電圧検出器31aとともにセンサ駆動電圧異常検出手段を構成するセンサ駆動電圧異常検出部32を備えている。センサ駆動電圧異常検出部32において、CPU20は、電源電圧検出器31aから出力されたセンサ駆動電圧Vbを取り込むとともに、該センサ駆動電圧Vbと前記基準電圧値Vdとを比較する。そして、その比較結果に関する信号Cを電流制御部24に出力する。
【0042】
CPU20は、信号Cが、センサ駆動電圧Vbが基準電圧値Vdを下回ったことを示すものであった場合に、電流制御部24において、これを異常と判断し、正常な状態(センサ駆動電圧Vbが基準電圧Vd以上の大きさである状態)における前記フィードバック制御(通常制御)とは異なる制御を行う。すなわち、CPU20は、モータMへの印加電圧(モータ駆動電圧)の大きさを、前記異常発生前の正常状態における所定の時点での大きさに保持する等の制御を行う。この制御は、例えば、PWM演算部25に出力する電流指令値Ibを、前記RAMに記憶された、前記異常発生前の正常状態における所定の時点での電流指令値Ibに置き換えるとともに該値Ibに保持することで行われる。これにより、モータ実電流センサ22の増幅率の低下に起因する過剰な操舵補助トルクの発生が防止される。
【0043】
電流制御部24、PWM演算部25及びモータ駆動回路21等によって、電圧制御手段が構成されている。
なお、CPU20は、前記異常発生時点からの経過時間を算出可能な異常検出タイマ(図示なし)と、前記異常な状態から前記正常な状態に復帰した時点からの経過時間を算出可能な正常検出タイマ(図示なし)とを備えている。
【0044】
次に、上記のように構成された電動パワーステアリング装置の作用等について、CPU20のプログラム処理動作を図4のフローチャートに従って説明する。まず、CPU20は、ステップ(以下、ステップをSという。)1において、センサ駆動電圧Vbと基準電圧値Vdとの比較を行い、センサ駆動電圧Vbが基準電圧値Vdを下回ったと判断すると、これを異常な状態であるとするとともに、S2に移行する。
【0045】
CPU20は、S2において、前記異常検出タイマを加算する。次に、CPU20は、S3において、前記正常検出タイマをクリア(前記経過時間をゼロとする)する。
【0046】
次に、CPU20は、S4において、後述する異常検出フラグがON状態であるか否かを判断する。CPU20は、前記異常検出フラグがOFF状態であると判断すると、S5に移行する。一方、CPU20は、前記異常検出フラグがON状態であると判断すると、後述する前記モータ駆動電圧値の漸減が開始されていると判断し、S8に移行する。
【0047】
次に、CPU20は、S5において、前記モータ駆動電圧の大きさ(モータ駆動電圧値)を、前記異常発生前の正常状態における所定の時点での大きさに保持するように制御を行う。
【0048】
次に、CPU20は、S6において、前記異常検出タイマにおける累計時間が所定時間taよりも大きいか否かを比較判断する。CPU20は、前記累計時間が所定時間taよりも大きいと判断した場合、S7に移行する。一方、CPU20は、前記累計時間が所定時間ta以下であると判断した場合、S1に移行するべく、フローをエンドする。
【0049】
CPU20は、S7において、異常検出フラグをONとするとともに、この結果を、前記RAMに記憶させる。
次に、CPU20は、S8において、前記モータ駆動電圧値を漸減させるように制御を行う。この制御は、前記モータ駆動電圧値が漸減されるように、電流制御部24において、電流指令値Ibを演算するとともにPWM演算部25に対して出力することで行われる。
【0050】
次に、CPU20は、S9において、前記異常検出タイマにおける累計時間が所定時間tb(但し、ta<tb)よりも大きいか否かを比較判断する。CPU20は、前記累計時間が所定時間tbよりも大きいと判断した場合、S10に移行する。一方、CPU20は、前記累計時間が所定時間tb以下であると判断した場合、S1に移行するべく、フローをエンドする。
【0051】
CPU20は、S10において、モータリレー30をOFFし、モータ駆動回路21とモータMとの間の通電経路を遮断する。
次に、CPU20は、S11において、異常確定フラグをONとするとともに、この結果を、前記RAMに記憶させ、モータMの制御を終了する。
【0052】
また、CPU20は、S1においてセンサ駆動電圧Vbが基準電圧値Vd以上の大きさであると判断すると、これを正常な状態であるとするとともに、S12に移行する。
【0053】
CPU20は、S12において、前記異常検出フラグがON状態であるか否かを判断する。CPU20は、前記異常検出フラグがON状態であると判断すると、これを、前記異常状態から前記正常状態に復帰したと判断するとともに、S13に移行する。そして、CPU20は、S13において、前記正常検出タイマを加算する。
【0054】
次に、CPU20は、S14において、前記正常検出タイマの累計時間が所定時間tcよりも大きいか否かを比較判断する。本実施形態では、所定時間tcは、所定時間taよりも小さく設定されている(tc<ta)。CPU20は、前記累計時間が所定時間tcよりも大きいと判断した場合、S15に移行する。CPU20は、S15において、前記異常検出タイマをクリアする。次に、CPU20は、S16において、前記正常検出タイマをクリアする。そして、CPU20は、S17において、前記異常検出フラグをOFFとするとともに、この結果を、前記RAMに記憶させる。
【0055】
一方、CPU20は、S14において前記累計時間が所定時間tc以下であると判断した場合、S18に移行する。CPU20は、S18において、前記モータ駆動電圧値を漸増させるように制御を行う。この制御は、前記モータ駆動電圧値が漸増されるように、電流制御部24において、電流指令値Ibを演算するとともにPWM演算部25に対して出力することで行われる。この制御において、前記モータ駆動電圧値が漸増されるように演算される電流指令値Ibは、電流指令値演算部23から出力された電流指令値Iaの大きさを上限とされている。
【0056】
また、CPU20は、S12において前記異常検出フラグがOFF状態であると判断すると、S19に移行するとともに、前記異常検出タイマをクリアする。次に、CPU20は、S20において、前記モータ駆動電圧値の保持を解除する。そして、CPU20は、S21において、前述の通常制御を行う。
【0057】
図5は、CPU20による前記モータ駆動電圧値の保持に関する制御における、操舵トルクTs、センサ駆動電圧Vb、実電流検出値Im、前記モータ駆動電圧値、及び、モータMを実際に流れる実電流の大きさ(実電流値)の相互関係を示すグラフである。なお、図5においては、操舵トルクTs(特性グラフ51に示す)及び車速Vsを、時間推移に対して一定としている。
【0058】
図5に示すように、センサ駆動電圧Vb(特性グラフ52に示す)が何らかの理由によって低下し始め、基準電圧値Vdを下回る(時点t1)と、増幅回路22aにおける前記増幅率の低下に伴って、実電流検出値Im(特性グラフ53に示す)が低下する。このとき、実電流検出値Imの低下が発生しても、CPU20が、センサ駆動電圧Vbが基準電圧値Vdを下回ったと判断することで、前記モータ駆動電圧値(特性グラフ54に示す)は、前記時点t1以前の正常状態における所定の時点(例えば時点t0)での大きさに保持されるように制御される。これに伴い、前記実電流値(特性グラフ55に示す)が前記所定の時点での大きさに保持されるとともに、モータMにおいて、必要とされる大きさを超えた過剰な操舵補助トルクの発生が防止される。
【0059】
なお、前記モータ駆動電圧値(ひいては前記実電流値)は、時点t1から、CPU20によって前記正常状態における所定の時点での大きさに保持される時点t2までの微小な時間において、僅かに増加するが、これによる操舵補助トルクの増加は、操舵フィーリングの悪化を誘発する程のものではない。
【0060】
図7及び図8は、CPU20による前記モータ駆動電圧値の漸減及び漸増(図7では漸減のみ)に関する制御における、操舵トルクTs(特性グラフ61に示す)及び前記モータ駆動電圧値(特性グラフ62に示す)の特性を示すグラフである。なお、図7及び図8においては、操舵トルクTs及び車速Vsを、時間推移に対して一定としている。
【0061】
図7に示すように、CPU20が、センサ駆動電圧Vbが基準電圧値Vdを下回ったと判断するとともに、前記異常検出タイマの累計時間が所定時間taを上回った状態となると、前記モータ駆動電圧値が漸減され、この漸減の繰り返しにより、前記モータ駆動電圧値は徐々に減少する(時点t5〜t6の間)。なお、図7では、前記異常検出タイマの累計時間が所定時間tbを上回った状態となる(モータリレー30がOFF状態とされる)以前において、前記モータ駆動電圧値が前記漸減のみによってゼロとなるまで減少された状態が示されている。
【0062】
また、図8では、前記漸減の繰り返しにより、時点t7〜t8の間において、前記モータ駆動電圧値が徐々に減少されている。時点t8〜t9の間においては、センサ駆動電圧Vbが基準電圧値Vd以上の大きさになったことに伴って、前記モータ駆動電圧値が前記漸増の繰り返しにより徐々に増加されている。前記漸増は、この漸増処理において演算される電流指令値Ibが、電流指令値Iaと等しい大きさになるまで繰り返されている。
【0063】
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
(1) 前記制御装置において、前記センサ駆動電圧異常検出手段がセンサ駆動電圧Vbの異常低下を検出した場合に、モータMへの印加電圧(モータ駆動電圧)が、前記異常低下が発生する以前における所定の時点での電圧値に保持されるようにした。これによれば、実電流検出値Imがセンサ駆動電圧Vbの異常低下に起因して低下したとしても、前記センサ駆動電圧異常検出手段がセンサ駆動電圧Vbの異常低下を検出することで、前記モータ駆動電圧が、前記異常低下が発生する以前における所定の時点での電圧値に保持される。つまり、実電流検出値Imに基づく前記フィードバック制御による前記モータ駆動電圧の増加が抑止されるため、モータMによる操舵補助トルクの過剰発生が防止される。したがって、前記操舵補助トルクの過剰発生に起因する操舵フィーリングの悪化が防止される。
【0064】
また、本実施形態では、前記異常検出タイマの累計時間が所定時間tbを上回ったとき、即ち、センサ駆動電圧Vbの前記異常低下状態が所定時間を超えて継続されたとき、前記フィードバック制御による前記モータ駆動電圧の増加が抑止された状態で、モータリレー30がOFF状態とされる。つまり、前記操舵フィーリングの悪化を招くことなく、前記異常発生からモータリレー30がOFF状態とされるまでの時間を確保することが可能となっている。
【0065】
(2) 前記電圧制御手段は、前記モータ駆動電圧の前記保持状態が所定時間継続された場合に、前記モータ駆動電圧を漸減する。これによれば、前記漸減により、前記モータ駆動電圧が徐々に減少され得るようになる。つまり、操舵補助トルクを急激に変化させることなく、モータMを停止させることが可能になる。
【0066】
(3) 前記電圧制御手段は、前記モータ駆動電圧が漸減された状態で、センサ駆動電圧Vbが前記異常低下した状態から正常な状態に復帰した場合に、前記モータ駆動電圧を漸増する。これによれば、前記漸増により、前記モータ駆動電圧が徐々に増加され得るようになる。つまり、操舵補助トルクを急激に変化させることなく、モータMの制御を通常のフィードバック制御に移行させることが可能になる。
【0067】
(4) モータMに対して、モータリレー30を介して給電を行うように構成した。これによれば、モータMから前記制御装置への、モータMの逆起電力に起因する電流の逆流を防止することが可能になる。
【0068】
実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、以下の様態としてもよい。
○ 前記実施形態では、前記センサ駆動電圧異常検出手段が、これを構成する電源電圧検出器31aによって、センサ電源31の電圧を直接的に検出するようにしたが、これに限定されない。センサ駆動電圧Vbを検出可能なパラメータであれば、どのようなパラメータを検出するようにしてもよい。
【0069】
○ 前記実施形態では、ブリッジ回路27において、トランジスタTr1〜Tr4をMOS−FET等としたが、これに限定されない。モータMの回転方向や駆動量を制御するために使用可能なものであれば、トランジスタTr1〜Tr4に相当する部分に、他のスイッチング素子を用いてもよい。
【0070】
○ 前記実施形態では、モータMを直流モータとしたが、例えば、ブラシレスタイプのモータを用いてもよい。また、リニアモータを用いてもよい。
○ 前記実施形態において、前記電圧制御手段は、前記モータ駆動電圧が漸減された状態で、センサ駆動電圧Vbが前記異常低下した状態から正常な状態に復帰した場合に、この正常な状態が所定時間以上継続されたとき、前記モータ駆動電圧を漸増するように構成されていてもよい。
【0071】
○ 前記制御装置は、必ずしも、前記モータ駆動電圧に関する前述の漸減を行うように構成されていなくてもよい。
○ 前記制御装置は、必ずしも、前記モータ駆動電圧に関する前述の漸増を行うように構成されていなくてもよい。
【0072】
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 前記電動モータに対して、電力遮断手段を介して給電を行うように構成した請求項1又は請求項2に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
【0073】
(2) ステアリングホイールに対する操舵補助トルクを発生する電動モータへの印加電圧に関して、前記電動モータを流れる実電流の検出結果に基づくフィードバック制御を行う電動パワーステアリング装置の制御プログラムであって、前記実電流の検出を行うためのセンサを駆動するためのセンサ駆動電圧の異常低下を検出するステップ(S1)と、
前記センサ駆動電圧の異常低下が検出された場合に、前記電動モータへの印加電圧を、前記異常低下が発生する以前における所定の時点での電圧値に保持するステップ(S5)と
を有することを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御プログラム。
【0074】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1、2に記載の発明によれば、電動パワーステアリング装置の制御装置において、電動モータを流れる実電流の検出を行うためのセンサの駆動電圧の低下に基づく振動発生等に起因する操舵フィーリングの悪化を防止することができる。さらに、操舵補助トルクを急激に変化させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の電動パワーステアリング装置の制御装置の概略図。
【図2】同じく電動パワーステアリング装置の制御装置の制御ブロック図。
【図3】同じくモータ駆動回路のブロック図。
【図4】同じくCPUが処理する制御フローチャート。
【図5】同じくセンサ駆動電圧及び実電流値等の相互関係を示すグラフ。
【図6】従来技術におけるセンサ駆動電圧及び実電流等を示すグラフ。
【図7】一実施形態のモータ駆動電圧値の特性を示すグラフ。
【図8】同じくモータ駆動電圧値の特性を示すグラフ。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール、20…CPU、
21…モータ駆動回路(20及び21は制御装置を構成する)、
22…センサとしてのモータ実電流センサ、24…電流制御部、
25…PWM演算部(21,24及び25は、電圧制御手段を構成する)、
30…電力遮断手段としてのモータリレー、
32…センサ駆動電圧異常検出手段を構成するセンサ駆動電圧異常検出部、
M…電動モータとしてのモータ。
Claims (2)
- ステアリングホイールに対する操舵補助トルクを発生する電動モータへの印加電圧に関して、前記電動モータを流れる実電流の検出結果に基づくフィードバック制御を行う電動パワーステアリング装置の制御装置であって、
前記実電流の検出を行うためのセンサと、
前記センサを駆動するためのセンサ駆動電圧の異常低下を検出するセンサ駆動電圧異常検出手段と、
前記センサ駆動電圧異常検出手段が前記センサ駆動電圧の異常低下を検出した場合に、前記電動モータへの印加電圧を、前記異常低下が発生する以前における所定の時点での電圧値に保持する電圧制御手段と
を有し、
前記電圧制御手段は、前記電動モータへの印加電圧の前記保持状態が所定時間継続された場合に、前記印加電圧を漸減することを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。 - 前記電圧制御手段は、前記電動モータへの印加電圧が漸減された状態で、前記センサ駆動電圧が前記異常低下した状態から正常な状態に復帰した場合に、前記印加電圧を漸増する請求項1に記載の電動パワーステアリング装置の制御装置。
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