JP3943859B2 - 移動通信システム、移動通信方法、及び移動局 - Google Patents
移動通信システム、移動通信方法、及び移動局 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3943859B2 JP3943859B2 JP2001134353A JP2001134353A JP3943859B2 JP 3943859 B2 JP3943859 B2 JP 3943859B2 JP 2001134353 A JP2001134353 A JP 2001134353A JP 2001134353 A JP2001134353 A JP 2001134353A JP 3943859 B2 JP3943859 B2 JP 3943859B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packet
- mobile station
- base station
- station
- radio base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/02—Details
- H04L12/16—Arrangements for providing special services to substations
- H04L12/18—Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/02—Details
- H04L12/16—Arrangements for providing special services to substations
- H04L12/18—Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
- H04L12/189—Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast in combination with wireless systems
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W84/00—Network topologies
- H04W84/02—Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
- H04W84/04—Large scale networks; Deep hierarchical networks
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W80/00—Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
- H04W80/04—Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/08—Access point devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話システムに代表される移動通信システム及び移動通信方法に係り、特に、インターネットと接続し且つインターネット上で動作するネットワーク制御プロトコルに対応した無線基地局及び移動局を含んで構成される移動通信システム、並びに当該移動通信システムで実行される移動通信方法に関する。
【0002】
なお、IPパケットとは、インターネットで普及しているネットワーク制御プロトコルであるIP(Internet Protocol)を用いて送受信されるパケットを意味する。
【0003】
【従来の技術】
現在、移動通信システムにおけるマルチメディア化や基幹網の低コスト化を図るため、インターネットとのシームレスな接続を考慮し、インターネットで普及しているネットワーク制御プロトコルであるIP(Internet Protocol)を移動通信システムで用いる検討が進んでいる。図5には、このような移動通信システム1の無線基地局10及び移動局20(移動局20A、20Bの総称とする)の構成例を示す。この図5に示すように、無線基地局10は、送受信装置11、無線リンク層処理装置12、IP層処理装置13、AAL(ATM Adaptation Layer)処理装置14、及びATM(Asynchronous Transfer Mode)送受信装置15を含んで構成される。一方、各移動局20は、送受信装置21、無線リンク層処理装置22、及びIP層処理装置23を含んで構成される。
【0004】
移動局20において、画像や音声、文字データ等のユーザデータは、上位層に位置する各種アプリケーションにより処理され、データパケットとしてIP層処理装置23へ入力される。このIP層処理装置23は、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデル第3層で規定されるネットワーク制御を行い、プロトコルとしては、IPが広く用いられている。具体的には、IP層処理装置23は、上位層からのパケットに、通信の宛先となる移動局(または、インターネット上のコンピュータ等)のIPアドレスと自分のIPアドレスを付加して新たにIPパケットを組立てて、無線リンク層処理装置22へ送る。なお、ネットワーク側では、これらのIPアドレスに基づき、IPパケットの伝送経路を選択し、IPパケットを受信側へ送り届ける。
【0005】
次に、無線リンク層処理装置22は、OSI参照モデルの第2層に規定されているリンク制御を行う。具体的には、無線基地局10の無線リンク層処理装置12との間で、IPパケット送受信のためのスケジュール管理や、通信帯域幅等の無線リソースを各移動局20に割当てる管理、その他、ハンドオーバ等の移動通信固有の制御を行う。このため、IP層処理装置23からのIPパケットに各種制御情報を付加したり、あるいは制御情報のみのレイヤ2パケットを新たに組立て、これを送受信装置21へ送る。送受信装置21は、OSI参照モデル第1層の制御を行う装置であり、無線基地局10の送受信装置11と同期を取って、無線区間でレイヤ2パケットを送受信する。なお、無線基地局10からのIPパケットは、上記の説明と逆に、送受信装置21、無線リンク層処理装置22、IP層処理装置23へ順に送られ、上位層において画像や音声、文字データ等に復元される。
【0006】
一方、無線基地局10は、上記のIPアドレスに基づきIPパケットの転送等のネットワーク制御を行う機能、いわゆるルータの機能を有する点に特徴がある。この無線基地局10において、送受信装置11が移動局20からの無線信号よりレイヤ2パケットを復元し、無線リンク層処理装置12へ送る。この無線リンク層処理装置12は、前述のとおり移動局20の無線リンク処理装置22と同期を取ってリンク制御を行って、レイヤ2パケットからIPパケットを復元し、IP層処理装置13へ送る。IP層処理装置13は、IPパケットに付加されている宛先アドレスを参照し、AAL処理装置14及びATM送受信装置15経由で、他の無線基地局10、又はインターネット網や他の通信事業者のネットワークが接続されている基幹網へとIPパケットを送信する。AAL処理装置14はOSI参照モデルの第2層の制御を行う装置であり、ATM送受信装置15はOSI参照モデルの第1層の制御を行う装置である。
【0007】
ところで、今日、前述の移動通信システム1と異なり、無線を用いたLAN(Local Area Network)も普及しつつある。図6には、この無線LANシステム2の構成例を示す。無線基地局30は、送受信装置31、ブリッジ32、イーサネット送受信装置33から成り、このうちブリッジ32は、無線LANのMAC(Media Access Control)層処理装置32A、中継装置32B、アドレステーブル32C、イーサネットMAC層処理装置32Dを含んで構成される。一方、移動局40は送受信装置41、無線LANのMAC層処理装置42を含んで構成され、コンピュータ50と接続されている。この無線LANシステム2は、前述の移動通信システム1と異なり、OSI参照モデルの第3層に規定する処理を行う装置が無く、IP層を終端しないことに特徴がある。すなわち、IPパケットはこの無線LANシステム2では透過的に処理される。
【0008】
コンピュータ50は、画像やデータ等を処理してIPパケットを生成し、移動局40へ送る。移動局40では、無線LANのMAC層処理装置42において、このIPパケットに宛先と送信元を示す二つのMACアドレスとその他の制御情報を付加し、レイヤ2パケットを生成する。なお、このMACアドレスは、OSI参照モデル第2層に規定された制御を行うために無線MAC層処理装置42を特定するためのアドレスであり、第3層の処理に供される前述のIPアドレスとは異なる。また、無線LANのMAC層処理装置42は、無線基地局30側の無線LANのMAC層処理装置32Aと同期をとって、IPパケット送受信のためのスケジュール管理や、通信帯域幅等の無線リソースを各移動局40に割当てる管理やその他の制御を行う。
【0009】
無線LANのMAC層処理装置42により生成されたレイヤ2パケットは、送受信装置41を経由して無線基地局30へ無線信号で送信される。無線基地局30の送受信装置31は、この無線信号からレイヤ2パケットを復元し、ブリッジ32へ送る。ブリッジ32内の無線LANのMAC層処理装置32AとイーサネットMAC層処理装置32Dは、中継装置32B経由でお互いのプロトコルを変換し、レイヤ2パケットを送受信する。しかしこの際、中継装置32Bはアドレステーブル32Cに記憶されているMACアドレスの情報に基づき、両装置32A、32Dから送られてきたレイヤ2パケットを廃棄する制御、すなわちフィルタリングを行う。この処理を行うため、中継装置32Bは常に、レイヤ2パケットに付加されている送信元MACアドレスの値を、無線側から来たか、基幹LAN側から来たかという情報と共にアドレステーブル32Cへ記憶する。そして、中継装置32Bは、次のレイヤ2パケットが来た際にアドレステーブル32Cを参照し、このパケットの宛先を示すMACアドレスがアドレステーブル32Cに記憶されていれぱ、その宛先が無線側にあるか基幹LAN側にあるか知ることができる。
【0010】
そして、中継装置32Bは、不要なパケットの送出を防止するため、無線側からのパケットの宛先が無線側にある場合はこれを折返し、基幹LAN側へは送出しない。また、基幹LAN側からのパケットの宛先が基幹LAN側にある場合には、これを廃棄する。一方、パケットの送信元と宛先が逆側に位置する場合は、中継装置32Bはレイヤ2パケットを素通りさせる。また、該当するMACアドレスがアドレステーブル32Cに記憶されていない場合は、中継装置32Bはレイヤ2パケットを素通りさせると同時に、無線側から来ていれば無線側へ折返す。その後、イーサネットMAC層処理装置32Dへ入力されたレイヤ2パケットは、イーサネット送受信装置33経由で、基幹LANへと送出される。なお、このような無線LANの規格として、例えばIEEE(米国電気電子学会)が規定したIEEE802.11がある。また、イーサネットもIEEE802.3と呼ばれる規格である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前述した図5の従来の移動通信システム1においては、一の移動局20Aがユーザパケットあるいは各種制御用のパケットをブロードキャスト(不特定多数の移動局等への放送)、またはマルチキャスト(特定多数の移動局等への配信)する場合、IPパケットの宛先アドレスにそのIPパケットがブロードキャストまたはマルチキャスト用のパケットである旨を意味するアドレスを付加し、無線基地局10へと送信する。この場合、無線基地局10におけるIP層処理装置13は、送られてきたIPパケットを基幹網側へ送信する。一方、同一セル内に位置する他の移動局20Bもこのパケットを受信する必要がある。
【0012】
しかしながら、携帯電話等の移動通信システムでは一つのセルの面積が広く、また障害物も多いため、移動局20間の見通しが得られ難く、他の移動局20Bにおいて一の移動局20Aが送信したパケットを直接受信することは困難である。このため、従来の移動通信システムには、一の移動局20Aから送信されたブロードキャスト用またはマルチキャスト用のIPパケットを、同一セル内に位置する他の移動局20Bが受信できないという問題がある。
【0013】
一方、現在普及しているIP v4(Internet Protocol version 4)は、IPパケットの伝搬距離を制限するためのTTL(Time to Live)をいう1以上の整数値を、IPパケットに制御情報として付加する機能を持っている。また、新しいバージョンであるIP v6は、ホップリミット(Hop Limit)という同等の制御情報を付加する機能を有している。これらの値は、ルータを通過するたびに1だけ減らされ、0になった時にIPパケットは廃棄される。このため、ある端末が自分と同じルータ配下の全端末だけに宛ててIPパケットを報知する場合には、TTLを1として送信する必要がある。この場合、ネットワークに常時接続されている端末にはこのパケットは届くものの、ルータでTTLが1になるためIPパケットは廃棄され、このルータより先のネットワークにはこのパケットは届かない。よって、同一ルータ配下の端末だけへの報知が可能となる。
【0014】
これと同様の制御を従来の移動通信システムで行うと、移動局から送信されたTTL=1のIPパケットが無線基地局に届いた時点で廃棄される。このため、無線基地局に搭載されたルータの機能を用いてIPパケットを無線基地局で折返し、同一セル内に再度IPパケットを報知しようとしても、IPパケットは既に廃棄されているため、伝送すべき移動局2には、このIPパケットが届かないという問題が生ずる。さらに、一の移動局が、同一セル内の他の移動局だけに宛ててIPパケットを送信した場合(これは、ユニキャストと呼ばれる)も、上記と同様の原因により、当該他の移動局へ届かないという問題が生ずる。
【0015】
上記の問題を解決するため、移動通信システムに、前述の図6の無線LANシステム2の無線基地局30に搭載するブリッジ32の機能を追加することも考えられる。これにより、宛先のMACアドレスにより、ブロードキャストまたはマルチキャストを判断し、必要に応じてIPパケットを無線側への折返すことが可能となる。
【0016】
但し、IPネットワークにおいては、IPパケットがマルチキャスト用である旨の指示と、宛先の移動局等が形成するグループの特定のために、IPアドレスが利用されている。よって、ブリッジの機能を用いてIPパケットを無線側へ折返すためには、IPアドレスの情報をMACアドレスへ載せ換える必要がある。
【0017】
しかしながら、この載せ換え方法を規定している規格(S.Deering,“Host Extensions for IP Multicasting",IETF RFC1112,Aug..1989.)によると、IPアドレス(全32ビット)においてマルチキャストの宛先グループを示す部分(下位28ビット)の中から、下位23ビットだけをMACアドレス(全48ビット)の下位23ビットへ載せ換える。そして、残りのビットをマルチキャストである旨を表す値とする。このため、IPアドレスにおいてマルチキャストの宛先グループを示す有意な28ビットのうち、上位5ビットのみが異なる二つのアドレスは、これをMACアドレスへ載せ換えると同じMACアドレスとなり、異なるマルチキャストの宛先グループにもかかわらず等しいグループとみなされてしまう。よって、MACアドレスを参照するというブリッジの機能を追加するだけでは、意図しないマルチキャストの宛先グループへIPパケットが届いてしまうという問題が生ずる。
【0018】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、ネットワーク制御プロトコルとしてIPを用いた場合でもIPパケットのセル内への伝送を可能とし、意図しないマルチキャストの宛先グループへIPパケットが届いてしまうことを回避することができる移動通信システム、移動通信方法、及び移動局を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る移動通信システムは、請求項1のように、インターネット上で動作するネットワーク制御プロトコルに対応可能であって伝送処理を行うたびにパケットに含まれる伝播距離を示す数値情報を減算する無線基地局及び移動局を含んで構成された移動通信システムであって、前記移動局は、前記無線基地局へ送信されるパケットの制御情報に、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報を付加する付加手段と、前記識別情報が付加されたパケットの送信を含め、前記無線基地局との間で無線によるパケットの送受信を行う移動局送受信手段と、を有し、前記無線基地局は、移動局からのパケットの制御情報に付加された識別情報に基いて、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものか否かを判定する第1の判定手段と、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきと判定された場合、送信するべきサブネットに応じて当該パケットを複製する複製手段と、前記複製手段により複製されたパケットを、前記サブネットに対応する無線基地局のセル内の移動局へ、無線による当該パケットのブロードキャスト又はマルチキャストを行う基地局送受信手段と、さらに、前記移動局は、前記無線基地局からのパケットの制御情報に基づいて、当該パケットの送信元が自局であるか否かを判定する移動局判定手段と、当該パケットの送信元が自局であると判定された場合、当該パケットを廃棄する廃棄手段と、を有することを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係る移動通信方法は、請求項6のように、インターネット上で動作するネットワーク制御プロトコルに対応可能であって伝送処理を行うたびにパケットに含まれる伝播距離を示す数値情報を減算する無線基地局及び移動局を含んで構成された移動通信システムにおける移動通信方法であって、前記移動局にて、前記無線基地局へ送信されるパケットの制御情報に、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報を付加する付加工程と、前記移動局にて、前記識別情報が付加されたパケットを前記無線基地局へ無線により送信する送信工程と、前記無線基地局にて、前記識別情報が付加されたパケットを前記移動局から受信する受信工程と、前記無線基地局にて、受信されたパケットの制御情報に付加された識別情報に基づいて、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものか否かを判定する第1の判定工程と、前記無線基地局にて、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものと判定された場合、送信するべきサブネットに応じて当該パケットを複製する複製工程と、前記複製工程により複製されたパケットを、前記無線基地局にて、前記サブネットに対応する無線基地局のセル内の移動局へ、無線による当該パケットのブロードキャスト又はマルチキャストを行う広域送信工程と、前記移動局にて、前記無線基地局からのパケットの制御情報に基づいて、当該パケットの送信元が自局であるか否かを判定する移動局判定工程と、前記移動局にて、当該パケットの送信元が自局であると判定された場合に、当該パケットを廃棄する廃棄工程と、を有することを特徴とする。
【0022】
また、本発明に係る移動局は、請求項11のように、送信されるパケットの制御情報にブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報を付加し、当該付加されたパケットの送信を含むパケットの送受信を行う移動局、とともに移動通信システムを構成するとともに、インターネット上で動作するネットワーク制御プロトコルに対応可能であって伝送処理を行うたびにパケットに含まれる伝播距離を示す数値情報を減算する無線基地局であって、前記移動局からのパケットの制御情報に付加された識別情報に基づいて、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものか否かを判定する第1の判定手段と、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものと判定された場合、送信するべきサブネットに応じて当該パケットを複製する複製手段と、前記複製手段により複製されたパケットを、前記サブネットに対応する無線基地局のセル内の移動局へ、無線による当該パケットのブロードキャスト又はマルチキャストを行う基地局送受信手段と、を有する無線基地局、とともに移動通信システムを構成する移動局であって、前記無線基地局へ送信されるパケットの制御情報に、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報を付加する付加手段と、前記識別情報が付加されたパケットの送信を含め、前記無線基地局との間で無線によるパケットの送受信を行う移動局送受信手段と、前記無線基地局からのパケットの制御情報に基づいて、当該パケットの送信元が自局であるか否かを判定する移動局判定手段と、当該パケットの送信元が自局であると判定された場合、当該パケットを廃棄する廃棄手段と、を有することを特徴とする。
【0023】
ところで、上記本発明に係る移動通信システム、移動通信方法、及び移動局は、同じ技術的思想に基づくものであり、それぞれ当該技術的思想を、移動通信システムから捉えたもの、移動通信方法から捉えたもの、無線基地局から捉えたもの、移動局から捉えたものである。
【0024】
そこで、以下では、本発明に係る移動通信システムによる課題解決手段を説明するが、移動通信方法、及び移動局についての課題解決手段も同一思想に基づくものである。
【0025】
本発明に係る移動通信システムは、インターネット上で動作するネットワーク制御プロトコルに対応可能な無線基地局及び移動局を含んで構成されている。このうち移動局において、付加手段が、無線基地局へ送信されるパケットの制御情報に、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報を付加し、移動局送受信手段が、前記識別情報が付加されたパケットを無線により無線基地局へ送信する。
【0026】
無線基地局では、この移動局からのパケットを受信すると、第1の判定手段が、当該パケットの制御情報に付加された識別情報に基いて、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものか否かを判定する。ここで、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきと判定されると、複製手段が、送信するべきサブネットに応じて当該パケットを複製し、基地局送受信手段が、サブネットに対応する無線基地局のセル内の移動局へ、無線による当該パケットのブロードキャスト又はマルチキャストを行う。なお、パケットの複製は、必ずしも、移動局からパケットを受信した無線基地局の複製手段により行われるわけではなく、送信するべきサブネットに隣接したサブネットに対応する無線基地局の複製手段により行われる。これにより、ネットワークのトラフィック量を削減できるという利点がある。
【0027】
これにより、ネットワーク制御プロトコルとしてIPを用いた場合でもIPパケットのセル内へのブロードキャスト又はマルチキャストを行うことができ、意図しないマルチキャストの宛先グループへIPパケットが届いてしまうことを回避することができる。
さらにこれらの構成によれば、一の移動局からのパケットのブロードキャスト又はマルチキャストを行う場合などに、当該一の移動局が無線基地局からパケットを受信し移動局判定手段により当該パケットの送信元が自局であると判定されると、廃棄手段が当該パケットを廃棄するので、一の移動局からのパケットを当該一の移動局で受信後に蓄積する等の無駄な処理を省き、一の移動局からのIPパケットのブロードキャスト又はマルチキャストを適正に実行することができる。
【0028】
このような本発明に係る移動通信システムでは、請求項2のように、無線基地局は、パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものでないと判定された場合に、前記制御情報に基づいて当該パケットが前記移動局と同じセル内の他の移動局へのユニキャストを行うべきものか否かを判定する第2の判定手段をさらに有し、前記基地局送受信手段は、前記パケットが当該移動局と同じセル内の他の移動局へのユニキャストを行うべきものと判定された場合、当該他の移動局へ無線による前記パケットのユニキャストを行うよう構成することが望ましい。
【0029】
また、移動通信方法の視点から捉えると、請求項7のように、無線基地局にて、前記第1の判定工程で前記パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきでないものと判定された場合に、当該パケットが当該移動局と同じセル内の他の移動局へのユニキャストを行うべきものか否かを判定する第2の判定工程と、前記無線基地局にて、前記パケットが当該移動局と同じセル内の他の移動局へのユニキャストを行うべきものと判定された場合に、当該他の移動局へ無線による前記パケットのユニキャストを行う単独送信工程と、をさらに有する構成することが望ましい。
【0031】
これらの構成によれば、一の移動局から同じセル内の他の移動局へのユニキャストを行う場合も、無線基地局の第2の判定手段により、当該パケットが当該移動局と同じセル内の他の移動局へのユニキャストを行うべきものと判定し、基地局送受信手段が、当該他の移動局へ無線によるパケットのユニキャストを行う。このため、ネットワーク制御プロトコルとしてIPを用いた場合でも、一の移動局から同じセル内の他の移動局へのパケットのユニキャストを行うことができ、一の移動局からのIPパケットの送信を適正に実行することができる。
【0036】
さらに、本発明に係る移動通信システムでは、請求項3のように、無線基地局は、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報が付加されたパケットを発信した移動局以外の移動局が、当該無線基地局のセル内に存在するか否かを判定する第3の判定手段と、前記パケットを発信した移動局以外の移動局が前記セル内に存在しないと判定された場合、前記セル内へのパケットのブロードキャスト又はマルチキャストを停止する停止手段とを有する構成とすることが望ましい。
【0037】
また、移動通信方法の視点から捉えると、請求項8のように、無線基地局にて、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報が付加されたパケットを発信した移動局以外の移動局が、当該無線基地局のセル内に存在するか否かを判定する第3の判定工程と、無線基地局にて、前記パケットを発信した移動局以外の移動局が前記セル内に存在しないと判定された場合に、前記セル内へのパケットのブロードキャスト又はマルチキャストを停止する停止工程と、をさらに有する構成とすることが望ましい。
【0039】
これらの構成によれば、無線基地局において、第3の判定手段により、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報が付加されたパケットを発信した移動局(パケット発信移動局)以外の移動局が、当該無線基地局のセル内に存在しないと判定されると、停止手段が前記セル内へのパケットのブロードキャスト又はマルチキャストを停止する。このため、パケット発信移動局以外の移動局が当該無線基地局のセル内に存在しないにもかかわらず、当該セル内へのパケットのブロードキャスト又はマルチキャストが行われるといった無駄な処理を省き、一の移動局からのIPパケットのブロードキャスト又はマルチキャストを適正に実行することができる。
【0040】
なお、上記の移動通信システム、移動通信方法において、送受信されるパケットは、OSI参照モデル第3層で規定されるパケットであってもよいし、IPパケットであってもよい。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る移動通信システム、移動通信方法、無線基地局及び移動局の一実施の形態について説明する。
【0042】
図1に示すように、本発明に係る移動通信システム1は無線基地局10及び移動局20(移動局20A、20Bの総称とする)を含んで構成されており、このうち無線基地局10は、送受信装置11、無線リンク層処理装置12、IP層処理装置13、AAL(ATM Adaptation Layer)処理装置14、ATM(Asynchronous Transfer Mode)送受信装置15を含んで構成される。本実施形態では、特にIP層処理装置13の無線側に、無線基地局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置(BS-BMC)13Aを新たに追加する。一方、移動局20は、送受信装置21、無線リンク層処理装置22、IP層処理装置23を含んで構成され、特にIP層処理装置23の受信側には、移動局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置(MS-BMC)23Aを新たに追加する。
【0043】
移動局20において、IP層処理装置23は、画像や音声、文字データ等のユーザデータやIP層以上で発生する各種制御信号をブロードキャストまたはマルチキャストする場合、これらを含むIPパケットにそのIPパケットがブロードキャストまたはマルチキャスト用のパケットである旨を意味する識別情報をIPパケット制御情報に付加する。なお、IPパケットは図2のようにIPパケット制御情報とユーザデータとから構成されており、ここではIPパケット制御情報に対し上記識別情報が付加される。
【0044】
そして、IP層処理装置23は、上記の識別情報が付加されたIPパケットを、無線リンク層処理装置22及び送受信装置21を経由して無線基地局10へと送信する。これら無線リンク層処理装置22及び送受信装置21は、前述の従来例(図5)と同様の動作を行う。移動局20からの無線信号は、従来例と同様に送受信装置11、無線リンク層処理装置12を経由し、IPパケットとしてIP層処理装置13へ入力される。このIP層処理装置13へ入力されたIPパケットは、まず無線基地局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置13Aへ入力される。
【0045】
この無線基地局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置13Aは、IPパケットがブロードキャスト用あるいはマルチキャスト用のパケットであること判断すると、そのIPパケットをサブネットに応じて複製し、これを無線区間でブロードキャストするよう無線リンク層処理装置12に指示して、IPパケットを折返す。
【0046】
それと同時に、IP層処理装置13の他の部分へも送る。また、このIPパケットが、同じセル内の他の移動局20Bだけに宛てた場合には、このIPパケットを複製することなく、当該他の移動局20Bに宛ててユニキャストするよう無線リンク層処理装置22に指示して、IPパケットを折返す。
【0047】
無線リンク層処理装置12へ折返されたIPパケットは、無線リンク層処理装置12と送受信装置11の制御により、セル内にブロードキャストされるかあるいは他の移動局20Bに対しユニキャストされる。このうちブロードキャストの場合には、例えばW-CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式の第2層で規定されているブロードキャスト及びマルチキャストのための伝送チャネルであるCTCH(Common Traffic Channel)のような伝送チャネルを用いれば良い。
【0048】
他方、IP層処理装置13の他の部分へ送られたIPパケットは、このIP層処理装置13により経路制御が行われ、AAL処理装置14及びATM送受信装置15を介して基幹網へと送信される。なお、AAL処理装置14、ATM送受信装置15は、前述の従来例と同様の動作をする。
【0049】
無線基地局10よりブロードキャストされた無線信号は、他の移動局20Bも受信できるため、一の移動局20Aより送信されたブロードキャスト用あるいはマルチキャスト用のIPパケットは、他の移動局20Bにも受信可能となる。また、他の移動局20Bに宛てたユニキャスト用のIPパケットも、他の移動局20Bに受信可能となる。
【0050】
また、無線基地局10よりブロードキャストされた無線信号は、送信元の一の移動局20Aも受信するため、この信号は、当該移動局20A内の送受信装置21及び無線リンク層処理装置22によりIPパケットとして復元される。ところが、この復元されたIPパケットをIP層処理装置23に直接入力し上位層へと送ることは無駄である。よって、まず復元されたIPパケットを、移動局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置23Aへ入力し、この装置23Aは、自局が送信したIPパケットであると判定すると、このIPパケットを廃棄する。
【0051】
なお、上記では移動局20からブロードキャストまたはマルチキャストする場合、及び同じセル内の他の移動局20に宛ててユニキャストする場合を示した。一方、IPパケットが基幹網側から送られてくる場合には、両ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置13A、23Aが行う制御は不要であるため、両装置13A、23Aは迂回する構成とする。
【0052】
[本実施形態の作用]
【0053】
次に、本発明のポイントとなる無線基地局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置13A及び移動局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置23Aの具体的な動作を図3、図4に沿って説明する。なお、図3には、無線基地局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置13Aの動作例を表すフローチャートを、図4には、移動局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置23Aの動作例を表すフローチャートを、それぞれ示す。
【0054】
まず、無線基地局10の無線基地局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置13Aが、無線リンク層処理装置12等を経由して、一の移動局20からIPパケットを受信すると(図3のステップ102)、まずそのIPパケットに付加されている制御情報のうち宛先アドレスを参照する(ステップ104)。
【0055】
そして、この宛先アドレスを基に当該IPパケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものか否かを判定する(ステップ106)。即ち、宛先アドレスの値が、IPに規定されているブロードキャストまたはマルチキャストを表す値であれば、当該IPパケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものであると判定して、IPパケットをサブネットに応じて複製し、そのままの内容で無線リンク層処理装置12へ折返す(ステップ108)。さらに、無線リンク層処理装置12に対し、折返したIPパケットを無線区間でブロードキャスト又はマルチキャストするように指示する(ステップ110)。これにより、当該IPパケットは、宛先アドレスに基づきブロードキャスト又はマルチキャストされることとなる。そして、送信されてきたIPパケットをIP層処理装置13の他の部分に送り(ステップ118)、次のIPパケットを受け取るまで待機する(ステップ120)。
【0056】
一方、ステップ106で宛先アドレスの値がブロードキャストまたはマルチキャストを表す値でない場合は、宛先アドレスを基に宛先移動局が当該無線基地局のセル内の移動局であるか否かを判定する(ステップ112)。ここで、宛先移動局が自分のセル内の移動局である場合、IPパケットを複製することなくそのまま無線リンク層処理装置12へ折返し(ステップ114)、このIPパケットを移動局2に宛ててユニキャストするように無線リンク層処理装置12に対し指示する(ステップ116)。その後、次のIPパケットを受け取るまで待機する(ステップ120)。
【0057】
一方、ステップ112で宛先移動局が自分のセル内の移動局でない場合は、送信されてきたIPパケットをIP層処理装置13の他の部分に送り(ステップ118)、その後、次のIPパケットを受け取るまで待機する(ステップ120)。
【0058】
ステップ120の待機中に、移動局20からIPパケットが送信されて来たら、ステップ102へ戻り、ステップ102以降の処理を繰り返す。
【0059】
一方の移動局20の移動局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置23Aでは、無線リンク層処理装置22等を経由して、上記の如く無線基地局10によりブロードキャスト或いはマルチキャストされたIPパケット、又はユニキャストされたIPパケットを受信すると(図4のステップ202)、まずそのIPパケットに付加されている制御情報のうち送信元アドレスを参照する(ステップ204)。
【0060】
そして、この送信元アドレスが自分自身の移動局を表す値であるか否かを判定することで、前記受信したIPパケットが自局あてか否かを判定する(ステップ206)。即ち、送信元アドレスの値が自分自身の移動局を表す値であれば、受信したIPパケットが自局あてのものであると判定して、当該IPパケットを廃棄する(ステップ208)。これにより、一の移動局からのパケットを当該一の移動局で受信後に蓄積する等の無駄な処理を省き、一の移動局からのIPパケットのブロードキャスト又はマルチキャストを適正に実行することができる。その後は、無線基地局10から次のIPパケットを受け取るまで待機する(ステップ212)。
【0061】
一方、送信元アドレスの値が自分自身の移動局を表す値でなければ、受信したIPパケットが自局あてのものでないと判定して、IP層処理装置23の他の部分へこのIPパケットを送付する(ステップ210)。その後、無線基地局10から次のIPパケットを受け取るまで待機する(ステップ212)。
【0062】
ステップ212の待機中に、無線基地局10からIPパケットが送信されて来たら、ステップ202へ戻り、ステップ202以降の処理を繰り返す。
【0063】
以上のような、本実施形態で新設した無線基地局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置13A及び移動局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置23Aの動作により、ネットワーク制御プロトコルとしてIPを用いた場合でもIPパケットのセル内へのブロードキャスト又はマルチキャストを行うことができ、意図しないマルチキャストの宛先グループへIPパケットが届いてしまうことを回避することができる。また、一の移動局から同じセル内の他の移動局へのパケットのユニキャストを行うことができ、一の移動局からのIPパケットの送信を適正に実行することができる。
【0064】
なお、上記実施形態において、IPパケットの送信元の移動局20A以外の移動局が同じセル内に無い場合には、IPパケットをブロードキャストすることは無駄である。そこで、無線基地局10の無線リンク層処理装置12において、移動局20が何処に有るか識別するための位置登録情報又は無線リンク層処理装置12が移動局20と通信する場合のリンクの情報等に基づき、送信元の移動局20A以外の移動局の有無を判定し、無い場合にはIPパケットのブロードキャストを停止して、折返されたIPパケットを廃棄するよう構成することが望ましい。
【0065】
この場合、パケット発信移動局以外の移動局が当該無線基地局のセル内に存在しないにもかかわらず、当該セル内へのパケットのブロードキャスト又はマルチキャストが行われるといった無駄な処理を省き、一の移動局からのIPパケットのブロードキャスト又はマルチキャストを適正に実行することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、移動局から送信されたIPパケットのブロードキャストまたはマルチキャストを行う場合、これらの場合に該当することを適正に判定した上で、無線基地局においてIPパケットを折返すことができるので、自らのセル内へのブロードキャスト或いはマルチキャストを行うことができ、ネットワーク制御プロトコルとしてIPを用いた場合であってもIPパケットのセル内への伝送が可能となる。
【0067】
また、同じセル内の他の移動局宛てにユニキャストを行う場合も、同様に、ユニキャストを行うことを適正に判定した上で、無線基地局においてIPパケットを折返すことができるので、ネットワーク制御プロトコルとしてIPを用いた場合であっても、目的の移動局に対するユニキャストを行うことができる。
【0068】
また、上記の効果は、従来の無線LANシステムの無線基地局が搭載しているブリッジの機能を従来の移動通信システムへ搭載しても得られるが、前述の通りマルチキャストの異なる宛先グループが混同してしまうという新たな問題が生じる。本発明は、かかる問題をも回避することができる、という特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態に係る移動通信システムの構成例を表す図である。
【図2】IPパケットの構成を示す図である。
【図3】無線基地局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置の動作例を表すフローチャートである。
【図4】移動局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置の動作例を表すフローチャートである。
【図5】従来の移動通信システムの構成例を表す図である。
【図6】従来の無線LANシステムの構成例を表す図である。
【符号の説明】
1…移動通信システム、10…無線基地局、11…送受信装置、12…無線リンク層処理装置、13…IP層処理装置、13A…無線基地局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置、14…AAL処理装置、15…ATM送受信装置、20…移動局、21…送受信装置、22…無線リンク層処理装置、23…IP層処理装置、23A…移動局側ブロードキャスト/マルチキャスト制御装置
Claims (11)
- インターネット上で動作するネットワーク制御プロトコルに対応可能であって伝送処理を行うたびにパケットに含まれる伝播距離を示す数値情報を減算する無線基地局及び移動局を含んで構成された移動通信システムであって、
前記移動局は、
前記無線基地局へ送信されるパケットの制御情報に、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報を付加する付加手段と、
前記識別情報が付加されたパケットの送信を含め、前記無線基地局との間で無線によるパケットの送受信を行う移動局送受信手段と、
を有し、
前記無線基地局は、
移動局からのパケットの制御情報に付加された識別情報に基づいて、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものか否かを判定する第1の判定手段と、
当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきと判定された場合、送信するべきサブネットに応じて当該パケットを複製する複製手段と、
前記複製手段により複製されたパケットを、前記サブネットに対応する無線基地局のセル内の移動局へ、無線による当該パケットのブロードキャスト又はマルチキャストを行う基地局送受信手段と、
を有し、
さらに、前記移動局は、
前記無線基地局からのパケットの制御情報に基づいて、当該パケットの送信元が自局であるか否かを判定する移動局判定手段と、
当該パケットの送信元が自局であると判定された場合、当該パケットを廃棄する廃棄手段と、
を有する移動通信システム。 - 前記無線基地局は、
前記パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものでないと判定された場合に、前記制御情報に基づいて当該パケットが前記移動局と同じセル内の他の移動局へのユニキャストを行うべきものか否かを判定する第2の判定手段をさらに有し、
前記基地局送受信手段は、前記パケットが当該移動局と同じセル内の他の移動局へのユニキャストを行うべきものと判定された場合、当該他の移動局へ無線による前記パケットのユニキャストを行う、
ことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。 - 前記無線基地局は、
ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報が付加されたパケットを発信した移動局以外の移動局が、当該無線基地局のセル内に存在するか否かを判定する第3の判定手段と、
前記パケットを発信した移動局以外の移動局が前記セル内に存在しないと判定された場合、前記セル内へのパケットのブロードキャスト又はマルチキャストを停止する停止手段と、
をさらに有する請求項1または2に記載の移動通信システム。 - 送受信されるパケットが、OSI参照モデル第3層で規定されるパケットであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の移動通信システム。
- 送受信されるパケットが、IPパケットであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の移動通信システム。
- インターネット上で動作するネットワーク制御プロトコルに対応可能であって伝送処理を行うたびにパケットに含まれる伝播距離を示す数値情報を減算する無線基地局及び移動局を含んで構成された移動通信システムにおける移動通信方法であって、
前記移動局にて、前記無線基地局へ送信されるパケットの制御情報に、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報を付加する付加工程と、
前記移動局にて、前記識別情報が付加されたパケットを前記無線基地局へ無線により送信する送信工程と、
前記無線基地局にて、前記識別情報が付加されたパケットを前記移動局から受信する受信工程と、
前記無線基地局にて、受信されたパケットの制御情報に付加された識別情報に基づいて、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものか否かを判定する第1の判定工程と、
前記無線基地局にて、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものと判定された場合、送信するべきサブネットに応じて当該パケットを複製する複製工程と、
前記無線基地局にて、前記複製工程により複製されたパケットを、前記サブネットに対応する無線基地局のセル内の移動局へ、無線による当該パケットのブロードキャスト又はマルチキャストを行う広域送信工程と、
前記移動局にて、前記無線基地局からのパケットの制御情報に基づいて、当該パケットの送信元が自局であるか否かを判定する移動局判定工程と、
前記移動局にて、当該パケットの送信元が自局であると判定された場合に、当該パケットを廃棄する廃棄工程と、
を有する移動通信方法。 - 前記無線基地局にて、前記第1の判定工程で前記パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきでないものと判定された場合に、当該パケットが当該移動局と同じセル内の他の移動局へのユニキャストを行うべきものか否かを判定する第2の判定工程と、
前記無線基地局にて、前記パケットが当該移動局と同じセル内の他の移動局へのユニキャストを行うべきものと判定された場合に、当該他の移動局へ無線による前記パケットのユニキャストを行う単独送信工程と、
をさらに有する請求項6記載の移動通信方法。 - 前記無線基地局にて、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報が付加されたパケットを発信した移動局以外の移動局が、当該無線基地局のセル内に存在するか否かを判定する第3の判定工程と、
前記無線基地局にて、前記パケットを発信した移動局以外の移動局が前記セル内に存在しないと判定された場合に、前記セル内へのパケットのブロードキャスト又はマルチキャストを停止する停止工程と、
をさらに有する請求項6または7に記載の移動通信方法。 - 送受信されるパケットが、OSI参照モデル第3層で規定されるパケットであることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の移動通信方法。
- 送受信されるパケットが、IPパケットであることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の移動通信方法。
- 送信されるパケットの制御情報にブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報を付加し、当該付加されたパケットの送信を含むパケットの送受信を行う移動局、とともに移動通信システムを構成するとともに、インターネット上で動作するネットワーク制御プロトコルに対応可能であって伝送処理を行うたびにパケットに含まれる伝播距離を示す数値情報を減算する無線基地局であって、
前記移動局からのパケットの制御情報に付加された識別情報に基づいて、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものか否かを判定する第1の判定手段と、
当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきものと判定された場合、送信するべきサブネットに応じて当該パケットを複製する複製手段と、
前記複製手段により複製されたパケットを、前記サブネットに対応する無線基地局のセル内の移動局へ、無線による当該パケットのブロードキャスト又はマルチキャストを行う 基地局送受信手段と、
を有する無線基地局
とともに移動通信システムを構成する移動局であって、
前記無線基地局へ送信されるパケットの制御情報に、ブロードキャスト又はマルチキャストを行うべきことを示す識別情報を付加する付加手段と、
前記識別情報が付加されたパケットの送信を含め、前記無線基地局との間で無線によるパケットの送受信を行う移動局送受信手段と、
前記無線基地局からのパケットの制御情報に基づいて、当該パケットの送信元が自局であるか否かを判定する移動局判定手段と、
当該パケットの送信元が自局であると判定された場合、当該パケットを廃棄する廃棄手段と、
を有する移動局。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001134353A JP3943859B2 (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 移動通信システム、移動通信方法、及び移動局 |
EP20020009683 EP1255381A3 (en) | 2001-05-01 | 2002-04-29 | Method and device for multicast transmission |
CNB021275025A CN1225100C (zh) | 2001-05-01 | 2002-04-30 | 移动通信系统、移动通信方法、无线基地局、移动局 |
SG200202584A SG116448A1 (en) | 2001-05-01 | 2002-04-30 | Mobile communication system, mobile communication method, base station, mobile station, and program. |
KR10-2002-0023912A KR100503690B1 (ko) | 2001-05-01 | 2002-05-01 | 이동 통신 시스템, 이동 통신 방법, 무선 기지국, 이동국, 및 컴퓨터 판독가능한 기록매체 |
US10/135,360 US7254132B2 (en) | 2001-05-01 | 2002-05-01 | Mobile communication system, mobile communication method, wireless base station, mobile station, and program |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001134353A JP3943859B2 (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 移動通信システム、移動通信方法、及び移動局 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002330101A JP2002330101A (ja) | 2002-11-15 |
JP3943859B2 true JP3943859B2 (ja) | 2007-07-11 |
Family
ID=18982047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001134353A Expired - Fee Related JP3943859B2 (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 移動通信システム、移動通信方法、及び移動局 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7254132B2 (ja) |
EP (1) | EP1255381A3 (ja) |
JP (1) | JP3943859B2 (ja) |
KR (1) | KR100503690B1 (ja) |
CN (1) | CN1225100C (ja) |
SG (1) | SG116448A1 (ja) |
Families Citing this family (37)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7193993B2 (en) * | 2002-05-23 | 2007-03-20 | Intel Corporation | Integrated medium access control device and physical layer device |
DE60322541D1 (de) | 2002-06-21 | 2008-09-11 | Qualcomm Inc | Zwischenverstärker für drahtlose lokale netzwerke |
JP4025593B2 (ja) * | 2002-07-11 | 2007-12-19 | 富士通株式会社 | 放送型通信データ配送装置および放送型通信システム |
US8885688B2 (en) | 2002-10-01 | 2014-11-11 | Qualcomm Incorporated | Control message management in physical layer repeater |
WO2004034600A1 (en) | 2002-10-11 | 2004-04-22 | Widefi, Inc. | Reducing loop effects in a wireless local area network repeater |
AU2003275001A1 (en) | 2002-10-15 | 2004-05-04 | Qualcomm Incorporated | Wireless local area network repeater with automatic gain control for extending network coverage |
US8078100B2 (en) | 2002-10-15 | 2011-12-13 | Qualcomm Incorporated | Physical layer repeater with discrete time filter for all-digital detection and delay generation |
US7230935B2 (en) | 2002-10-24 | 2007-06-12 | Widefi, Inc. | Physical layer repeater with selective use of higher layer functions based on network operating conditions |
US20050185630A1 (en) * | 2002-11-07 | 2005-08-25 | Nobuhisa Aoki | Mobile communication system |
MXPA05005247A (es) | 2002-11-15 | 2005-07-25 | Widefi Inc | Repetidor con deteccion para red de area local inalambrica. |
JP2006510326A (ja) | 2002-12-16 | 2006-03-23 | ワイデファイ インコーポレイテッド | 改良された無線ネットワーク中継器 |
KR100663854B1 (ko) * | 2003-06-20 | 2007-01-02 | 가부시키가이샤 엔.티.티.도코모 | 네트워크 시스템, 제어 장치, 라우터 장치, 액세스 포인트및 이동 단말기 |
KR100943901B1 (ko) * | 2003-08-19 | 2010-02-24 | 엘지전자 주식회사 | 방송 및 멀티캐스트를 위한 무선 프로토콜 엔터티 공유방식 |
KR100934279B1 (ko) * | 2003-10-08 | 2009-12-28 | 삼성전자주식회사 | 이동 통신 시스템의 하이브리드 기지국 장치 |
KR100735349B1 (ko) * | 2004-01-08 | 2007-07-04 | 삼성전자주식회사 | 이동통신 시스템에서 브로드캐스트 서비스와 멀티캐스트 서비스를 통합하는 방법 및 장치 |
US8027642B2 (en) | 2004-04-06 | 2011-09-27 | Qualcomm Incorporated | Transmission canceller for wireless local area network |
FR2869489B1 (fr) * | 2004-04-27 | 2006-07-28 | Alcatel Sa | Correlation de mesures passives de type bout-en-bout, au moyen de filtres hierarchises |
US8072949B2 (en) * | 2004-05-07 | 2011-12-06 | Panasonic Corporation | Wireless node apparatus, and multihop wireless LAN system |
JP4960223B2 (ja) | 2004-05-13 | 2012-06-27 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 検出およびメディア・アクセス制御を行う非周波数変換型リピータ |
US7187904B2 (en) | 2004-06-03 | 2007-03-06 | Widefi, Inc. | Frequency translating repeater with low cost high performance local oscillator architecture |
CN1998254B (zh) * | 2004-06-09 | 2010-05-26 | 瓦努股份有限公司 | 用于回传无线语音和数据传输的方法和系统 |
US20060083240A1 (en) * | 2004-10-19 | 2006-04-20 | Padcom, Inc. | Broadcasting data over multiple dissimilar wireless networks |
JP4525340B2 (ja) | 2004-12-27 | 2010-08-18 | 日本電気株式会社 | 無線lanシステム、アクセスポイント、端末、およびマルチキャスト通信方法 |
JP3999785B2 (ja) * | 2005-01-20 | 2007-10-31 | 株式会社フラクタリスト | 通信方法 |
US8059727B2 (en) | 2005-01-28 | 2011-11-15 | Qualcomm Incorporated | Physical layer repeater configuration for increasing MIMO performance |
EP1889432A4 (en) * | 2005-06-07 | 2012-06-27 | Qualcomm Inc | CONTROL MESSAGE MANAGEMENT IN A REPEATER OF THE BIT TRANSFER LAYER |
KR101210340B1 (ko) * | 2005-10-13 | 2012-12-10 | 삼성전자주식회사 | 무선 통신 시스템에서 멀티캐스트/브로드캐스트를 지원하기위한 방법 및 장치 |
KR101191721B1 (ko) * | 2005-11-03 | 2012-10-16 | 삼성전자주식회사 | IPv6 기반의 와이어리스 네트워크에서 그룹 별멀티캐스트 지원을 위한 연결 식별자 생성 및 관리 방법과이를 채용한 네트워크 인터페이스 |
WO2008036401A2 (en) | 2006-09-21 | 2008-03-27 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for mitigating oscillation between repeaters |
CN101529741B (zh) | 2006-10-26 | 2017-04-26 | 高通股份有限公司 | 利用波束成形器的用于多输入多输出的中继器技术 |
US8068451B2 (en) * | 2007-05-17 | 2011-11-29 | Htc Corporation | Communication system, user device thereof and synchronization method thereof |
JP4415036B2 (ja) * | 2007-08-17 | 2010-02-17 | 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー | ネットワークシステム、ネットワーク装置及び中継装置 |
TWI415424B (zh) * | 2009-03-27 | 2013-11-11 | Mstar Semiconductor Inc | 無線廣域網路至乙太網路之轉換裝置及其傳輸系統 |
US9007980B2 (en) * | 2011-06-07 | 2015-04-14 | Verizon Patent And Licensing Inc. | Multicast-unicast handoff services |
JP6149928B2 (ja) * | 2013-05-10 | 2017-06-21 | 富士通株式会社 | 無線通信方法、無線通信システム、および無線局 |
KR101560581B1 (ko) | 2015-03-04 | 2015-10-16 | 국방과학연구소 | 메시지분배 시스템 및 그것의 메시지분배 방법 |
KR20160128184A (ko) * | 2015-04-28 | 2016-11-07 | 삼성전자주식회사 | 무선 통신 시스템에서 그룹 통신 방법 및 장치 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5608726A (en) * | 1995-04-25 | 1997-03-04 | Cabletron Systems, Inc. | Network bridge with multicast forwarding table |
US6038644A (en) * | 1996-03-19 | 2000-03-14 | Hitachi, Ltd. | Multiprocessor system with partial broadcast capability of a cache coherent processing request |
JP3529621B2 (ja) * | 1997-05-12 | 2004-05-24 | 株式会社東芝 | ルータ装置、データグラム転送方法及び通信システム |
EP0913965A1 (en) * | 1997-11-03 | 1999-05-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Reduction of the message traffic in a distributed network |
US6112251A (en) * | 1998-01-13 | 2000-08-29 | Cabletron Systems, Inc. | Virtual local network for sending multicast transmissions to trunk stations |
EP0951198A2 (en) | 1998-04-14 | 1999-10-20 | Nec Corporation | IP multicast over a wireless ATM network |
US6144651A (en) * | 1998-07-17 | 2000-11-07 | Motorola, Inc. | Data transmission within a wireless communication system |
US6141347A (en) * | 1998-08-26 | 2000-10-31 | Motorola, Inc. | Wireless communication system incorporating multicast addressing and method for use |
JP2000138676A (ja) * | 1998-10-29 | 2000-05-16 | Mitsubishi Materials Corp | 端末装置、コンピュータサーバ、通信方法及び記録媒体 |
US6847633B1 (en) * | 1999-02-26 | 2005-01-25 | The Directv Group, Inc. | Internet-augmented radio port controller unit (RPCU) of personal acces communications systems (PACS) |
US6741575B1 (en) * | 1999-02-26 | 2004-05-25 | Hughes Electronics Corporation | Apparatus and method for efficient delivery of multicast data over personal access communications system (PACS) |
KR100442425B1 (ko) * | 2000-11-15 | 2004-07-30 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신 시스템에서 인터넷 아이피멀티캐스팅/브로드캐스팅 방법 |
-
2001
- 2001-05-01 JP JP2001134353A patent/JP3943859B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-04-29 EP EP20020009683 patent/EP1255381A3/en not_active Withdrawn
- 2002-04-30 CN CNB021275025A patent/CN1225100C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-04-30 SG SG200202584A patent/SG116448A1/en unknown
- 2002-05-01 KR KR10-2002-0023912A patent/KR100503690B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2002-05-01 US US10/135,360 patent/US7254132B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1255381A2 (en) | 2002-11-06 |
US7254132B2 (en) | 2007-08-07 |
JP2002330101A (ja) | 2002-11-15 |
KR20020084813A (ko) | 2002-11-11 |
US20020163902A1 (en) | 2002-11-07 |
CN1225100C (zh) | 2005-10-26 |
CN1391411A (zh) | 2003-01-15 |
KR100503690B1 (ko) | 2005-07-26 |
SG116448A1 (en) | 2005-11-28 |
EP1255381A3 (en) | 2004-02-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3943859B2 (ja) | 移動通信システム、移動通信方法、及び移動局 | |
US7039028B2 (en) | Packet distribution and selection in soft handoff for IP-based base stations among multiple subnets | |
EP1419614B1 (en) | Multicast in point-to-point packet-switched oriented networks | |
US7075910B2 (en) | Distributed smooth handoff using shadow addresses in IP-based base stations | |
US7035236B2 (en) | Network-layer and link-layer use of shadow addresses with IP-based base stations | |
JP4951070B2 (ja) | 1トンネル手法を用いた効率的mbmsバックボーン分配 | |
US7002936B2 (en) | Distributed soft handoff among IP-based base stations | |
CN101743768B (zh) | 用于在切换情景中减少控制信令的方法 | |
CN100362798C (zh) | 在面向点到点的分组交换网络中广播 | |
EP1489790B1 (en) | Paging control in an IP network | |
JP2000032032A (ja) | 無線電気通信網とロ―カルエリア網を統合するシステム | |
EP1564930B1 (en) | Method of transporting a multipoint stream in a local area network and device for connection implementing the method | |
EP1400060A2 (en) | Multicast in a point-to-point oriented packet-switched telecommunication network | |
JP2000125277A (ja) | マルチキャスト通信装置及びマルチキャスト通信方法 | |
US7031278B2 (en) | Network-layer and link-layer use of shadow addresses in soft handoff within subnets | |
US7042865B1 (en) | Automated IP multicast filtering | |
CN101068213B (zh) | 代理移动ip中的切换方法、组播加入方法及接入路由器 | |
JP4057715B2 (ja) | ルータ装置、無線端末装置、無線基地局及びメッセージ送信制御方法 | |
US20090180437A1 (en) | Communication apparatus and handover method | |
GB2398207A (en) | Multicast group management in packet radio networks | |
KR101407669B1 (ko) | 망 기반 이동성 관리 시스템 및 모바일 멀티캐스트 서비스 핸드오버 방법 | |
JP4547195B2 (ja) | ネットワークシステム、制御装置、ルータ装置、アクセスポイント及び移動端末 | |
KR100434913B1 (ko) | 이동호스트 지원 멀티캐스팅 환경에서의 홈에이전트 선택방법 | |
JPH09162920A (ja) | スイッチングハブ | |
JP2008244533A (ja) | データ送信方法及び端末装置、ノード |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060627 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060821 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |