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JP3943558B2 - パケット通信方法及びパケット通信システム。 - Google Patents

パケット通信方法及びパケット通信システム。 Download PDF

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Description

本発明は、所定の伝送速度でパケットを送信するパケット通信方法及びパケット通信システムに関する。特に、本発明は、下り方向のピーク伝送速度の高速化や、低伝送遅延化や、高スループット化や、無線リソースの効率化の向上等を目的としたパケット通信技術である「HSDPA(High speed downlink packet access)」方式を用いたパケット通信方法及びパケット通信システムに関する。
図1に、HSDPA方式を用いたパケット通信システムを示す。図1に示すように、かかるパケット通信システムは、コアネットワークCNと、複数の無線制御装置RNC及び無線基地局装置Node Bを含む無線アクセスネットワークRANとによって構成されている。
また、無線アクセスネットワークRANは、無線インターフェイスを介して移動機UEと接続されている。図1に示すように、無線アクセスネットワークRANは、下り方向のパケット伝送用トランスポートチャネル「HS-DSCH(High speed-Downlink Shared Channel)」を移動機UEに送信している。
ここで、図2に示すフローチャートを参照して、従来のパケット通信システムにおいて、下り方向のパケットの伝送速度が変更される様子を説明する(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)。
図2に示すように、ステップ601において、無線アクセスネットワークRANと移動機UEとの間で、HS-DSCHにマッピングされている論理チャネル「DTCH(Dedicated Traffic Channel)」上で、RLC(Radio Link Control)コネクションが確立される。ここで、下り方向のパケットの伝送速度(HS-DSCHの伝送速度又はDTCHの伝送速度)は「Tx1(384kbps以下)」であり、RLCコネクションを介して送信されるパケット(RLC-PDU:Radio Link Control-Packet Data Unit)のサイズは「336bits」であるものとする。
ステップ602において、無線アクセスネットワークRANは、伝送すべきパケットのデータ量が増加した場合等に、下り方向のパケットの伝送速度を変更する。例えば、下り方向のパケットの伝送速度が「Tx2(384kbps超)」に変更される。
ステップ603において、下り方向のパケットの伝送速度が変更される際に、無線アクセスネットワークRANと移動機UEとの間のRLCコネクションのRe-establishmentが発生する。
ステップ604において、上述のRLCコネクションのRe-establishment発生後、RLC-PDUのサイズが「656bits」に変更される。このようなRLC-PDUサイズの変更は、伝送効率を考慮したものである。
3rd Generation Partnership Project Technical Specification Group Radio Access Network著、 25.321 V5.4.0 Medium Access Control(MAC) protocol specification(Release 5)、2003年3月 3rd Generation Partnership Project Technical Specification Group Radio Access Network著、 25.322 V5.4.0 Radio Link Control(RLC) protocol specification(Release 5)、2003年3月
しかしながら、従来のパケット通信システムでは、下り方向のパケットの伝送速度が変更される場合、RLCコネクションのRe-establishmentが発生するため、送信バッファに蓄積されていたパケットが削除され、スループットの低下を招くという問題点があった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、送信バッファに蓄積されていたパケットの削除によるスループットの低下を防ぎながら、下り方向のパケットの伝送速度を変更することを可能とするパケット通信方法及びパケット通信システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、所定の伝送速度でパケットを送信するパケット通信方法であって、前記所定の伝送速度を変更する際に、前記パケットを蓄積するための送信バッファの空き状況に応じて、前記パケットのサイズを変更することを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、所定の伝送速度でパケットを送信するパケット通信システムであって、前記所定の伝送速度を変更する際に、前記パケットを蓄積するための送信バッファの空き状況に応じて、前記パケットのサイズを変更するパケットサイズ管理部を具備することを要旨とする。
かかる発明によれば、送信バッファの空き状況に応じて、例えば、送信バッファに蓄積されているパケットのデータ量が多い場合は、パケットのサイズを変更しないことによって、RLCコネクションのRe-establishmentによる送信バッファ内のパケットの削除を防ぐことができる。
本発明の第2の特徴において、前記パケットサイズ管理部は、前記送信バッファに蓄積されている前記パケットのデータ量が第1のデータ量閾値以上であるか、又は、前記送信バッファの残量が第1のバッファ残量閾値以下である場合、前記パケットのサイズを変更しないように構成することができる。
また、本発明の第2の特徴において、前記送信バッファに蓄積されている前記パケットのデータ量が第2のデータ量閾値以上であるか、又は、前記送信バッファの残量が第2のバッファ残量閾値以下である場合、前記所定の伝送速度をより高速の伝送速度に変更する伝送速度変更部を具備するように構成することができる。
また、本発明の第2の特徴において、前記伝送速度変更部が、前記送信バッファに蓄積されている前記パケットのデータ量が、一定期間継続して前記第2のデータ量閾値以上であるか、又は、前記送信バッファの残量が、一定期間継続して前記第2のバッファ残量閾値以下である場合、前記所定の伝送速度をより高速の伝送速度に変更するように構成することができる。
以上説明したように、本発明によれば、送信バッファ11に蓄積されていたパケットの削除によるスループットの低下を防ぎながら、下り方向のパケットの伝送速度を変更することを可能とするパケット通信方法及びパケット通信システムを提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係るパケット通信システムの構成)
図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係るパケット通信システム内の無線アクセスネットワークRANの構成について説明する。
本実施形態に係る無線アクセスネットワークRANは、送信バッファ11と、送信バッファ管理部12と、伝送速度管理部13と、パケットサイズ管理部14と、送信部15とを具備する。
送信バッファ11は、RLCコネクションを介して移動機UEに伝送すべきパケット(RLC-PDU)を蓄積するものである。また、送信バッファ11は、RLCコネクションを介して移動機UEに再送すべきパケットを蓄積するように構成されていてもよい。また、送信バッファ11は、蓄積されてから一定期間経過したパケットや、所定回数の再送を行ったパケット等を削除するように構成されていてもよい。
送信バッファ管理部12は、送信バッファ11内の空き状況を管理するものである。具体的には、送信バッファ管理部12は、送信バッファ11に蓄積されているパケットのデータ量(ビット数又はパケット数)や、送信バッファ11の残量(空き容量)等を管理するものである。
伝送速度管理部13は、移動機UEに対する下り方向のパケットの伝送速度を管理するものである。
例えば、図4に示すように、伝送速度管理部13は、送信バッファ11に蓄積されているパケットのデータ量xが、一定期間継続して第2のデータ量閾値Thd2以上である場合に、下り方向のパケットの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1(例えば、384kbps以下)から、より高速の伝送速度Tx2(例えば、384kbps超)に変更することができる。
また、伝送速度管理部13は、送信バッファ11に蓄積されているパケットのデータ量xの所定期間の平均値が、第2のデータ量閾値Thd2以上である場合に、下り方向のパケットの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更することができる。
また、図4に示すように、伝送速度管理部13は、送信バッファ11の残量Brが、一定期間継続して第2のバッファ残量閾値Thbr2以下である場合に、下り方向のパケットの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更することができる。
また、伝送速度管理部13は、送信バッファ11の残量Brの所定期間の平均値が、第2のバッファ残量閾値Thbr2以下である場合に、下り方向のパケットの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更することができる。
このように、伝送速度管理部13は、伝送すべきパケットのデータ量が増加した場合に、下り方向のパケットの伝送速度をより高速の伝送速度に変更することができる。
また、伝送速度管理部13は、移動局UEとの間の無線伝搬路状況が改善された場合等の所定条件が満たされた場合に、下り方向のパケットの伝送速度をより高速の伝送速度に変更するように構成されていてもよい。
パケットサイズ管理部14は、RLCコネクション上で移動機UEに対して送信するパケットのサイズ(すなわち、RLC-PDUのサイズ)を管理するものである。
また、パケットサイズ管理部14は、下り方向のパケットの伝送速度を変更する際に、RLCコネクションのRe-establishmentを発生させ、上述のパケットのサイズを変更するように構成されている。
原則、パケットサイズ管理部14は、下り方向のパケットの伝送速度が、所定の伝送速度Tx1から高速の伝送速度Tx2に変更する場合、上述のパケットのサイズを大きくするように構成されている。例えば、かかる場合、パケットサイズ管理部14は、上述のパケットのサイズを「336bits」から「656bits」に変更する。
しかしながら、図4に示すように、パケットサイズ管理部14は、下り方向のパケットの伝送速度を変更する場合であっても、送信バッファ11に蓄積されているパケットのデータ量xが、第1のデータ量閾値Thd1以上である場合には、RLCコネクションのRe-establishmentを発生させず、上述のパケットのサイズを変更しないように構成されている。
また、図4に示すように、パケットサイズ管理部14は、下り方向のパケットの伝送速度を変更する場合であっても、送信バッファ11の残量Brが、第1のバッファ残量閾値Thbr1以下である場合には、RLCコネクションのRe-establishmentを発生させず、上述のパケットのサイズを変更しないように構成されている。
このように、パケットサイズ管理部14は、送信バッファ11に蓄積されているパケットのデータ量が多い場合(すなわち、送信バッファ11の空き容量が少ない場合)は、パケットのサイズを変更しないことによって、RLCコネクションのRe-establishmentによる送信バッファ内のパケットの削除を防ぐことができる。
送信部15は、伝送速度管理部13によって指示された伝送速度で、かつ、パケットサイズ管理部14によって指示されたRLC-PDUのサイズで、移動機UEに対してパケットを送信するものである。
なお、送信バッファ11と送信バッファ管理部12と伝送速度管理部13とパケットサイズ管理部14と送信部15とは、無線アクセスネットワークRANを構成する無線制御装置RNC又は無線基地局装置Node Bのいずれかに設けられていればよい。
(本実施形態に係るパケット通信方法)
図5及び図6を参照して、本実施形態に係るパケット通信方法において、下り方向のパケットの伝送速度を変更する動作を説明する。
図5に示すように、ステップ301において、無線アクセスネットワークRANと移動機UEとの間で、RLCコネクションが確立される。ここで、下り方向のパケットの伝送速度は「Tx1(384kbps以下)」であり、RLC-PDUのサイズは「336bits」であるものとする。
ステップ302において、無線アクセスネットワークRANの伝送速度管理部13は、送信バッファ11に蓄積されているパケットのデータ量xが、第2のデータ量閾値Thd2以上であるか否かについて判定する。データ量xが第2のデータ量閾値Thd2以上である場合、本フローはステップ303に進み、データ量xが第2のデータ量閾値Thd2以上でない場合、本フローはステップ302を繰り返す。
ステップ303において、伝送速度管理部13は、下り方向のパケットの伝送速度を変更する。すなわち、下り方向のパケットの伝送速度が「Tx2(384kbps超)」に変更される。
ステップ304において、無線アクセスネットワークRANのパケットサイズ管理部14は、送信バッファ11に蓄積されているパケットのデータ量xが、第1のデータ量閾値Thd1以上であるか否かについて判定する。データ量xが第1のデータ量閾値Thd1以上でない場合、本フローはステップ305に進み、データ量xが第1のデータ量閾値Thd1以上である場合、本フローはステップ304を繰り返す。
ステップ305において、無線アクセスネットワークRANと移動機UEとの間のRLCコネクションのRe-establishmentが発生する。
ステップ306において、上述のRLCコネクションのRe-establishment発生後、RLC-PDUのサイズが「656bits」に変更される。
また、本実施形態に係るパケット通信方法は、図6に示すように、図5に示すステップ302及び304を、ステップ402及び404に変更することによって、下り方向のパケットの伝送速度を変更するように構成されていてもよい。
図6に示すように、ステップ402では、無線アクセスネットワークRANの伝送速度管理部13は、送信バッファ11の残量Brが、第2のバッファ残量閾値Thbr2以下であるか否かについて判定する。送信バッファ11の残量Brが第2のバッファ残量閾値Thbr2以下である場合、本フローはステップ403に進み、送信バッファ11の残量Brが第2のバッファ残量閾値Thbr2以下でない場合、本フローはステップ402を繰り返す。
また、ステップ404では、無線アクセスネットワークRANのパケットサイズ管理部14は、送信バッファ11の残量Brが、第1のバッファ残量閾値Thbr1以下であるか否かについて判定する。送信バッファ11の残量Brが第1のバッファ残量閾値Thbr1以下でない場合、本フローはステップ405に進み、送信バッファ11の残量Brが第1のバッファ残量閾値Thbr1以下である場合、本フローはステップ404を繰り返す。
次に、図7乃至図9を参照して、下り方向のパケットの伝送速度を変更する際の無線アクセスネットワークRANの動作について、プロトコルアーキテクチャの観点から説明する。
第1に、図7の例について説明する。ステップ701において、無線アクセスネットワークRANのRLCレイヤのプロトコル機能(RLC entity)は、送信バッファ11に蓄積されているRLCコネクションを介して移動機UEに伝送(又は再送)すべきRLC-PDUのデータ量xを監視する。
ステップ702において、RLCレイヤのプロトコル機能は、送信バッファ11において所定条件が満たされた場合、例えば、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xが一定期間継続して第2のデータ量閾値Thd2以上である場合、又は、送信バッファ11の残量Brが一定期間継続して第2のバッファ残量閾値Thbr2以下である場合に、当該RLCコネクションに対応するDTCHの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更するように、MACレイヤのプロトコル機能(MAC entity)に指示する。
ステップ703において、MACレイヤのプロトコル機能は、RLCレイヤのプロトコル機能からの指示に応じて、当該DTCHにマッピングされているHS−DSCHの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更するように、物理レイヤのプロトコル機能に指示する。
物理レイヤのプロトコル機能は、MACレイヤのプロトコル機能からの指示に応じて、HS−DSCHにマッピングされている物理チャネルの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更する。
ステップ704において、RLCレイヤのプロトコル機能は、MACレイヤのプロトコル機能に対して、DTCHの伝送速度の変更を指示した場合に、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xの測定結果を、上位レイヤのプロトコル機能に通知する。
ステップ705において、上位レイヤのプロトコル機能は、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xが第1のデータ量閾値Thd1以上であるか否かについて、又は、送信バッファ11の残量Brが第1のバッファ残量閾値Thbr1以下であるか否かについて判断する。
送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xが第1のデータ量閾値Thd1以上でない場合、又は、送信バッファ11の残量Brが第1のバッファ残量閾値Thbr1以下でない場合、上位レイヤのプロトコル機能は、RLCレイヤのプロトコル機能に対して、RLC-PDUのサイズを変更するように指示するRe-establish要求を通知する。
一方、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xが第1のデータ量閾値Thd1以上である場合、又は、送信バッファ11の残量Brが第1のバッファ残量閾値Thbr1以下である場合、上位レイヤのプロトコル機能は、RLCレイヤのプロトコル機能に対して、Re-establish要求を通知しない。
ステップ706において、RLCレイヤのプロトコル機能は、上位レイヤのプロトコル機能からのRe-establish要求に応じて、Re-establish処理を行う。
具体的には、RLCレイヤのプロトコル機能は、送信バッファ11内の全てのRLC-PDUを廃棄した後、移動局UEにおけるRLCレイヤのプロトコル機能との間で、新たなRLCコネクションを設定する。
なお、新たに設定されたRCLコネクション上で送信されるRLC-PDUのサイズは、Re-establish要求によって指示されたサイズに変更されており、通常、以前のRCLコネクション上で送信されるRLC-PDUのサイズよりも大きい。
第2に、図8の例について説明する。ステップ801において、無線アクセスネットワークRANのRLCレイヤのプロトコル機能は、送信バッファ11に蓄積されているRLCコネクションを介して移動機UEに伝送(又は再送)すべきRLC-PDUのデータ量xを監視する。
ステップ802において、RLCレイヤのプロトコル機能は、所定周期で、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xの測定結果を、上位レイヤに通知する。
ステップ803において、上位レイヤのプロトコル機能は、RLCレイヤのプロトコル機能からの測定結果に応じて、RLCコネクション上で送信するRLC-PDUの伝送速度及びサイズを変更すべきか否かについて判断する。
上位レイヤのプロトコル機能は、送信バッファ11において所定条件が満たされた場合、RLCレイヤのプロトコル機能に対して、RLC-PDUの伝送速度及びサイズを変更するように指示するRe-establish要求を通知する。
例えば、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xが、一定期間継続して第2のデータ量閾値Thd2以上であり、かつ、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xが、第1のデータ量閾値Thd1未満である場合に、上位レイヤのプロトコル機能は、RLCレイヤのプロトコル機能に対して、Re-establish要求を通知する。
また、送信バッファ11の残量Brが、一定期間継続して第2のバッファ残量閾値Thbr2以下であり、かつ、送信バッファ11の残量Brが、第1のバッファ残量閾値Thbr1以下でない場合に、上位レイヤのプロトコル機能は、RLCレイヤのプロトコル機能に対して、Re-establish要求を通知する。
その他の場合、上位レイヤのプロトコル機能は、RLCレイヤのプロトコル機能に対して、Re-establish要求を通知しない。
ステップ804において、RLCレイヤのプロトコル機能は、上位レイヤのプロトコル機能からのRe-establish要求に応じて、当該RLCコネクションに対応するDTCHの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度(Re-establish要求において指示されている伝送速度)Tx2に変更するように、MACレイヤのプロトコル機能に指示する。
ステップ805において、MACレイヤのプロトコル機能は、RLCレイヤのプロトコル機能からの指示に応じて、当該DTCHにマッピングされているHS−DSCHの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更するように、物理レイヤのプロトコル機能に指示する。
物理レイヤのプロトコル機能は、MACレイヤのプロトコル機能からの指示に応じて、HS−DSCHにマッピングされている物理チャネルの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更する。
ステップ806において、RLCレイヤのプロトコル機能は、上述のステップ706と同様に、ステップ上位レイヤのプロトコル機能からのRe-establish要求に応じて、Re-establish処理を行う。
第3に、図9の例について説明する。ステップ901において、無線アクセスネットワークRANのRLCレイヤのプロトコル機能は、送信バッファ11に蓄積されているRLCコネクションを介して移動機UEに伝送(又は再送)すべきRLC-PDUのデータ量xを監視する。
ここで、RLCレイヤのプロトコル機能は、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xの測定結果に応じて、RLCコネクション上で送信するRLC-PDUの伝送速度及びサイズを変更すべきか否かについて判断する。
RLCレイヤのプロトコル機能は、送信バッファ11において所定条件が満たされた場合、ステップ902において、MACレイヤのプロトコル機能に対して、RLC-PDUの伝送速度を変更するように指示する。
例えば、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xが、一定期間継続して第2のデータ量閾値Thd2以上である場合に、又は、送信バッファ11の残量Brが、一定期間継続して第2のバッファ残量閾値Thbr2以下である場合に、RLCレイヤのプロトコル機能は、当該RLCコネクションに対応するDTCHの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更するように、MACレイヤのプロトコル機能に指示する。
ステップ903において、MACレイヤのプロトコル機能は、RLCレイヤのプロトコル機能からの指示に応じて、当該DTCHにマッピングされているHS−DSCHの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更するように、物理レイヤのプロトコル機能に指示する。
物理レイヤのプロトコル機能は、MACレイヤのプロトコル機能からの指示に応じて、HS−DSCHにマッピングされている物理チャネルの伝送速度を、所定の伝送速度Tx1から、より高速の伝送速度Tx2に変更する。
ステップ904において、RLCレイヤのプロトコル機能は、MACレイヤのプロトコル機能に対して、DTCHの伝送速度の変更を指示した場合に、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xが第1のデータ量閾値Thd1以上であるか否かについて、又は、送信バッファ11の残量Brが第1のバッファ残量閾値Thbr1以下であるか否かについて判断する。
送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xが第1のデータ量閾値Thd1以上でない場合、又は、送信バッファ11の残量Brが第1のバッファ残量閾値Thbr1以下でない場合、RLCレイヤのプロトコル機能は、上述のステップ706と同様に、Re-establish処理を行う。
一方、送信バッファ11内のRLC-PDUのデータ量xが第1のデータ量閾値Thd1以上である場合、又は、送信バッファ11の残量Brが第1のバッファ残量閾値Thbr1以下である場合、RLCレイヤのプロトコル機能は、上述のRe-establish処理を行わない。
(本実施形態に係るパケット通信システム及びパケット通信方法の作用・効果)
本実施形態に係るパケット通信システム及びパケット通信方法によれば、送信バッファ11の空き状況に応じて、例えば、送信バッファ11に蓄積されているパケットのデータ量xが多い場合(すなわち、送信バッファ11の空き容量Brが少ない場合)は、パケットのサイズを変更しないことによって、RLCコネクションのRe-establishmentによる送信バッファ内のパケットの削除を防ぐことができる。
無線アクセスネットワークを含むパケット通信システムの全体構成図である。 従来技術に係る無線アクセスネットワークにおいて、パケットの伝送速度及びサイズを変更する動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係る無線アクセスネットワークの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線アクセスネットワークにおける送信バッファを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る無線アクセスネットワークにおいて、パケットの伝送速度及びサイズを変更する動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係る無線アクセスネットワークにおいて、パケットの伝送速度及びサイズを変更する動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係る無線アクセスネットワークにおいて、プロトコルアーキテクチャから見たパケットの伝送速度及びサイズを変更する動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る無線アクセスネットワークにおいて、プロトコルアーキテクチャから見たパケットの伝送速度及びサイズを変更する動作の一例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る無線アクセスネットワークにおいて、プロトコルアーキテクチャから見たパケットの伝送速度及びサイズを変更する動作の一例を示すシーケンス図である。
符号の説明
CN…コアネットワーク
RAN…無線アクセスネットワーク
RNC…無線制御装置
Node B…無線基地局装置
UE…移動機
11…送信バッファ
12…送信バッファ管理部
13…伝送速度管理部
14…パケットサイズ管理部
15…送信部

Claims (6)

  1. 所定の伝送速度でパケットを送信するパケット通信方法であって、
    前記所定の伝送速度を変更する際に、前記パケットを蓄積するための送信バッファの空き状況に応じて、前記パケットのサイズを変更する工程を有し、
    前記パケットのサイズを変更する工程において、前記送信バッファに蓄積されている前記パケットのデータ量が第1のデータ量閾値以上であるか、又は、前記送信バッファの残量が第1のバッファ残量閾値以下である場合、前記パケットのサイズを変更しないことを特徴とするパケット通信方法。
  2. 前記送信バッファに蓄積されている前記パケットのデータ量が、前記第1のデータ量閾値よりも小さい第2のデータ量閾値以上であるか、又は、前記送信バッファの残量が、前記第1のバッファ残量閾値よりも小さい第2のバッファ残量閾値以下である場合、前記所定の伝送速度をより高速の伝送速度に変更する工程を有することを特徴とする請求項1に記載のパケット通信方法。
  3. 前記伝送速度を変更する工程において、前記送信バッファに蓄積されている前記パケットのデータ量が、一定期間継続して前記第2のデータ量閾値以上であるか、又は、前記送信バッファの残量が、一定期間継続して前記第2のバッファ残量閾値以下である場合、前記所定の伝送速度をより高速の伝送速度に変更することを特徴とする請求項2に記載のパケット通信方法。
  4. 所定の伝送速度でパケットを送信するパケット通信システムであって、
    前記所定の伝送速度を変更する際に、前記パケットを蓄積するための送信バッファの空き状況に応じて、前記パケットのサイズを変更するパケットサイズ管理部を具備し、
    前記パケットサイズ管理部は、前記送信バッファに蓄積されている前記パケットのデータ量が第1のデータ量閾値以上であるか、又は、前記送信バッファの残量が第1のバッファ残量閾値以下である場合、前記パケットのサイズを変更しないことを特徴とするパケット通信システム。
  5. 前記送信バッファに蓄積されている前記パケットのデータ量が、前記第1のデータ量閾値よりも小さい第2のデータ量閾値以上であるか、又は、前記送信バッファの残量が、前記第1のバッファ残量閾値よりも小さい第2のバッファ残量閾値以下である場合、前記所定の伝送速度をより高速の伝送速度に変更する伝送速度変更部を具備することを特徴とする請求項4に記載のパケット通信システム。
  6. 前記伝送速度変更部は、前記送信バッファに蓄積されている前記パケットのデータ量が、一定期間継続して前記第2のデータ量閾値以上であるか、又は、前記送信バッファの残量が、一定期間継続して前記第2のバッファ残量閾値以下である場合、前記所定の伝送速度をより高速の伝送速度に変更することを特徴とする請求項5に記載のパケット通信システム。
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