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JP3940218B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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JP3940218B2
JP3940218B2 JP8370898A JP8370898A JP3940218B2 JP 3940218 B2 JP3940218 B2 JP 3940218B2 JP 8370898 A JP8370898 A JP 8370898A JP 8370898 A JP8370898 A JP 8370898A JP 3940218 B2 JP3940218 B2 JP 3940218B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、データの読出とデータの書込/消去を並列に行なうバックグラウンドオペレーションモードを有する不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯用のパーソナルコンピュータおよび通信装置用の記憶装置として、BGO(Back Ground Operation )モードを有するフラッシュメモリが開発されている。このBGOモードでは、メインメモリブロックで読出動作を行なうと同時に、BGOブロックで書込/消去動作を行なうことが可能となっている。
【0003】
図9は、そのようなBGOモードを有する従来のフラッシュメモリの構成を示す一部省略したブロック図である。図9を参照して、このフラッシュメモリは、アドレスバッファ30、BGOブロック31、メインメモリブロック41、Xデコーダ32,42、Yデコーダ33,43、SG・SLデコーダ34,44、書込・読出回路35,45、入力バッファ50、出力バッファ51およびコントローラ52を備える。
【0004】
BGOブロック31は、半導体基板のウェルW31の表面に形成された複数のサブブロックBLK0〜BLKn(nは自然数である)を含む。サブブロックBLK0〜BLKnの各々は、図10に示すように、複数行・複数列に配列された複数のメモリセルMCと、それぞれが複数行に対応して設けられた複数のワード線WL0〜WLm(mは自然数である)と、各隣接する2つの行に対応して設けられたソース線(電圧制御線)SLと、それぞれが複数列(図では、図面の簡単化のため2列のみが示される)に対応して設けられた複数の副ビット線SBL0,SBL1と、各列に対応して設けられた選択ゲートSG(NチャネルMOSトランジスタ)とを含む。また、サブブロックBLK0〜BLKnに共通に、複数の主ビット線MBL0,MBL1が設けられる。各副ビット線SBLは選択ゲートSGを介して主ビット線MBLに接続される。
【0005】
各メモリセルMCは、図11(a)(b)に示すように、ウェルW31表面の上方に絶縁層を介して浮遊ゲート62を形成し、さらにその上方に絶縁層を介して制御ゲート63を形成し、ゲート62,63の両側のウェルW31表面にそれぞれソース(第1の導通ノード)61sおよびドレイン(第2の導通ノード)61dを形成したものである。制御ゲート63、ドレイン61dおよびソース61sは、それぞれ対応のワード線WL、副ビット線SBLおよびソース線SLに接続される。
【0006】
書込動作時は、表1上段に示すように、メモリセルMCのドレイン61dおよび制御ゲート63にそれぞれ+6Vおよび−8Vが印加され、ソース61sはオープン(フローティング)にされ、ウェルW31は接地される。これにより、図11(a)に示すように、トンネル効果によって浮遊ゲート62からドレイン61dに電子が引抜かれ、図12に示すように、メモリセルMCのしきい値電圧Vthが約2Vに下がる。すなわち、データ「0」が書込まれる。
【0007】
【表1】
Figure 0003940218
【0008】
消去動作時は、表1中段に示すように、メモリセルMCの制御ゲート63に+10Vが印加され、ソース61sおよびウェルW31に−8Vが印加され、ドレイン61dはオープンにされる。これにより、図11(b)に示すように、トンネル効果によってソース61sおよびウェルW31から浮遊ゲート63に電子が注入され、図12に示すようにメモリセルMCのしきい値電圧Vthが約6Vに上がる。すなわち、データ「1」が書込まれる。
【0009】
読出動作時は、表1下段に示すように、メモリセルMCのドレイン61dに1Vが印加され、制御ゲート63に+3.3Vが印加され、ソース61sおよびウェル63に0Vが印加されて、図12に示すように、ドレイン61dとソース61sの間にしきい値電流Ith(通常は数十μA)が流れるか否かが検出される。メモリセルMCにデータ「0」が書込まれている場合は電流Ithが流れ、そうでない場合は電流Ithは流れない。
【0010】
書込ベリファイ動作時は、メモリセルMCのドレイン61dに1Vが印加され、制御ゲート63に目標とするしきい値電圧Vthよりも若干大きな電圧(たとえば2.5V)が印加され、ソース61sおよびウェルW31に0Vが印加されて、ドレイン61dとソース61sの間に所定の電流Icが流れるか否かが検出される。なお、データの書込は、メモリセルMCのしきい値電圧Vthのばらつきをなくすため複数回に分けて行なわれ、上記電流Icが検出された時点でデータの書込が停止される。
【0011】
消去ベリファイ動作時は、メモリセルMCのドレイン61dに1Vが印加され、制御ゲート63に目標とするしきい値電圧Vthよりも若干小さな電圧(たとえば5.5V)が印加され、ソース61sおよびウェル31に0Vが印加されて、ドレイン61dとソース61sとの間に電流Icが流れるか否かが検出される。データの消去は、メモリセルMCのしきい値電圧Vthが約6Vとなるまで行なわれ、上記電流Icが検出されなくなった時点でデータの消去が停止される。
【0012】
図9に戻って、アドレスバッファ30は、外部から与えられたアドレス信号A0〜Aj(jは自然数である)をデコーダ32〜34,42〜44の各々に選択的に与える。
【0013】
Xデコーダ32は、アドレス信号に従って複数のワード線WLのうちのいずれかのワード線WLを選択し、選択したワード線WLに動作モードに応じた電圧−8V,+10V,+3.3V,+2.5Vまたは+5.5Vを印加する。
【0014】
Yデコーダ33は、アドレス信号に従って、複数の列選択信号φ0,φ1のうちのいずれかの信号を出力し、複数の主ビット線MBLのうちのいずれかの主ビット線を選択する。
【0015】
SG・SLデコーダ34は、アドレス信号に従って複数のサブブロックBLK0〜BLKnのうちのいずれかのサブブロック(たとえばBLKn)を選択し、選択したサブブロックBLKnの選択ゲートSGnを導通させて、選択したサブブロックBLKnの副ビット線SBL0,SBL1をそれぞれ主ビット線MBL0,MBL1に結合させる。また、SG・SLデコーダ34は、動作モードに応じて、ウェル電圧VWを0Vまたは−8Vにするとともに、ソース線SLをオープン,0Vまたは−8Vにする。
【0016】
書込・読出回路35は、図10に示すように、それぞれが複数列に対応して設けられた複数のデータバッファDB0,DB1、それぞれが複数列に対応して設けられた複数のYゲート(NチャネルMOSトランジスタ)YG0,YG1、データ読出線RL、センスアンプ53および書込制御回路54を含む。
【0017】
データバッファDB0,DB1は、それぞれ主ビット線MBL0,MBL1に接続される。データバッファDB0,DB1は、書込制御回路54から書込信号RS0,RS1が与えられたことに応じて、書込電圧(+6V)を主ビット線MBL0,MBL1にパルス的に与える。
【0018】
YゲートYG0,YG1は、それぞれ主ビット線MBL0,MBL1とデータ読出線RLとの間に接続され、各々のゲートはそれぞれYゲート33から出力された列選択信号φ0,φ1を受ける。たとえば列選択信号φ0が選択レベルの「H」レベルになるとYゲートYG0が導通し、主ビット線MBL0とデータ読出線RLとが結合される。
【0019】
センスアンプ53は、読出動作時に、データ読出線RL、YゲートYG、主ビット線MBL、選択ゲートSGおよび副ビット線SBLを介して選択されたメモリセルMCのドレイン61dに1Vを印加し、電流が流入するか否かを検出し、検出結果に応じたデータを出力バッファ51を介して外部に出力する。また、センスアンプ53は、書込ベリファイ動作時に、選択されたメモリセルMCのドレインに1Vを印加し、電流Icが流入するか否かを検出し、電流Icが流入したことに応じて書込停止信号STPを書込制御回路54に与える。また、センスアンプ53は、消去ベリファイ動作時に、選択されたメモリセルMCのドレインに1Vを印加し、電流Icが流入するか否かを検出し、電流Icが流入しなくなったことに応じて、消去動作を停止させるための消去停止信号(図示せず)をXデコーダ32に与える。
【0020】
書込制御回路54は、入力バッファ50を介して外部から与えられたデータDinに従って、書込信号RSをデータバッファDBに与えて選択されたメモリセルMCにデータを書込み、センスアンプ53から信号STPが出力されたことに応じて、そのメモリセルMCへのデータの書込を終了する。
【0021】
メインメモリブロック41、Xデコーダ42、Yデコーダ43、SG・SLデコーダ44および書込・読出回路45は、列の数が多い点が異なるだけで、基本的にはBGOブロック31、Xデコーダ32、Yデコーダ33、SG・SLデコーダ34および書込・読出回路35と同様の構成である。
【0022】
コントローラ52は、外部から与えられる制御信号/CE,/OE,/WEと入力バッファ50を介して外部から与えられるコマンド信号CMDとに従って所定の動作モードを選択し、フラッシュメモリ全体を制御する。
【0023】
次に、このフラッシュメモリの動作について簡単に説明する。
まず、制御信号/CE,/OE,/WEおよびコマンド信号CMDがコントローラ52に与えられて動作モードが設定される。
【0024】
書込動作時は、アドレス信号A0〜Ajで指定されたメモリセルMCに対応するワード線WLに−8Vが印加され、そのメモリセルMCが選択ゲートSGを介して主ビット線MBLに接続され、ソース線SLがオープンにされ、ウェル電圧VWが0Vにされる。この状態で書込制御回路54およびデータバッファDBによって主ビット線MBLに+6Vがパルス的に与えられ、選択されたメモリセルMCにデータ「0」が複数回に分けて書込まれる。データ「0」の書込が終了したかどうか、すなわちメモリセルMCのしきい値電圧Vthが2Vになったかどうかは、センスアンプ53によってベリファイされる。
【0025】
消去動作時は、ソース線SLおよびウェル電圧VWが−8Vにされる。この状態で、アドレス信号A0〜Ajで指定されたワード線WLに+10Vがパルス的に与えられ、ワード線WLに接続されたメモリセルMCのデータが複数回に分けて消去される。データの消去が終了したかどうか、すなわちメモリセルMCのしきい値電圧Vthが6Vになったかどうかは、センスアンプ53によってベリファイされる。
【0026】
読出動作時は、アドレス信号A0〜Ajで指定されたメモリセルMCが副ビット線SBL、選択ゲートSG、メインビット線MBL、YゲートYGおよびデータ読出線RLを介してセンスアンプ53に接続されるとともに、そのメモリセルMCに対応するワード線WLに+3.3Vが印加される。メモリセルMCのデータは、センスアンプ53によって読出され、出力バッファ51を介して外部に出力される。
【0027】
BGO動作時は、メインメモリブロック41でデータの読出が行なわれると同時に、BGOブロック31でデータの書込/消去が行なわれる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のフラッシュメモリでは、BGOブロック31の領域とメインメモリブロック41の領域とが固定されており、用途によってブロック31と41の容量比を変えることはできなかった。
【0029】
それゆえに、この発明の主たる目的は、BGO領域とメインメモリ領域を任意に設定でき、両者の容量比を任意に変えることが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、データの読出とデータの書込/消去を並列に行なうバックグラウンドオペレーションモードを有する不揮発性半導体記憶装置であって、複数のメモリブロック、ワード線、電圧制御線、副ビット線、読出用ビット線、書込用ビット線、選択手段、第1の接続手段、第2の接続手段、およびモード実行手段を備える。複数のメモリブロックは、それぞれが、行列状に配列された複数のメモリセルを含み、固有のウェル内に形成される。ワード線は、各メモリブロックの各行に対応して設けられ、対応のメモリセルの制御ゲートに接続される。電圧制御線は、各メモリブロックの各行に対応して設けられ、対応のメモリセルの第1の導通ノードに接続される。副ビット線は、各メモリブロックの各列に対応して設けられ、対応のメモリセルの第2の導通ノードに接続される。読出用ビット線は、複数のメモリブロックに共通に各列に対応して設けられ、対応のメモリセルのデータの読出を行なうために設けられる。書込用ビット線は、複数のメモリブロックに共通に各列に対応して設けられ、対応のメモリセルのデータの書込を行なうために設けられる。選択手段は、アドレス信号に従って、データの読出を行なうべきメモリセルと、そのメモリセルが属するメモリブロックと異なるメモリブロックの前記データの書込/消去を行なうべきメモリセルとを選択する。第1の接続手段は、選択手段によって選択されたデータの読出を行なうべきメモリセルに対応する副ビット線を対応の読出用ビット線に接続する。第2の接続手段は、選択手段によって選択されたデータの書込を行なうべきメモリセルに対応する副ビット線を対応の書込用ビット線に接続する。モード実行手段は、バックグラウンドオペレーションモードを実行する。
【0031】
好ましくは、モード実行手段は、読出手段、書込手段および消去手段を含む。読出手段は、ウェル、ワード線および電圧制御線の各々の電位を制御して選択手段によって選択されたデータの読出を行なうべきメモリセルを読出可能状態にし、そのメモリセルに対応する読出用ビット線および副ビット線を介してそのメモリセルのデータを読出す。書込手段は、ウェルおよびワード線の各々の電位を制御して選択手段によって選択されたデータの書込を行なうべきメモリセルを書込可能状態にし、そのメモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を介してそのメモリセルにデータを書込む。消去手段は、ウェル、ワード線および電圧制御線の各々の電位を制御して、選択手段によって選択されたデータの消去を行なうべきメモリセルのデータを消去する。
【0032】
また好ましくは、書込手段は、複数回に分けてデータの書込を行ない、消去手段は、複数回に分けてデータの消去を行ない、第2の接続手段は、選択手段によって選択されたデータの書込/消去を行なうべきメモリセルに対応する副ビット線を対応の書込用ビット線に接続し、モード実行手段は、さらに、第1および第2のベリファイ手段を含む。第1のベリファイ手段は、データの書込を行なうべきメモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を介して、書込手段のデータ書込動作が1回行なわれるごとにそのメモリセルのしきい値電圧を検出し、その検出値が予め定められた第1の値になったことに応じてそれ以後の書込手段のデータ書込動作を停止させる。第2のベリファイ手段は、データの消去を行なうべきメモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を介して、消去手段のデータ消去動作が1回行なわれるごとにそのメモリセルのしきい値電圧を検出し、その検出値が予め定められた第2の値になったことに応じてそれ以後の消去手段のデータ消去動作を停止させる。
【0033】
また好ましくは、書込手段は、複数回に分けてデータの書込を行ない、消去手段は、複数回に分けてデータの消去を行ない、第2の接続手段は、選択手段によって選択されたデータの書込/消去を行なうべきメモリセルに対応する副ビット線を対応の書込用ビット線に接続し、モード実行手段は、さらに、第1および第2のベリファイ手段を含む。第1のベリファイ手段は、書込手段のデータ書込動作が1回行なわれるごとにデータの書込が行なわれるべきメモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を基準電位に充電した後ウェル、ワード線および電圧制御線の各々の電位を制御してそのメモリセルを読出可能状態とし、充電した書込用ビット線および副ビット線が放電されたことに応じてそれ以後の書込手段のデータ書込動作を停止させる。第2のベリファイ手段は、消去手段のデータ消去動作が1回行なわれるごとにデータの消去が行なわれるべきメモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を基準電位に充電した後ウェル、ワード線および電圧制御線の各々の電位を制御してそのメモリセルを読出可能状態とし、充電した書込用ビット線および副ビット線が放電されないことに応じてそれ以後の消去手段のデータ消去動作を停止させる。
【0035】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるBGOモードを有するフラッシュメモリの構成を示す一部省略したブロック図である。図1を参照して、このフラッシュメモリは、アドレスバッファ1、メモリセルアレイ2、Xデコーダ3、Yデコーダ4、SG・SLデコーダ5、書込・読出回路6、入力バッファ7、出力バッファ8およびコントローラ9を備える。メモリセルアレイ2は、図5のBGOブロック31とメインメモリブロック41とを兼ねている。
【0036】
メモリセルアレイ2は、それぞれが半導体基板の複数のウェルW0〜Wnの表面に形成された複数のサブブロックBLK0〜BLKnを含む。サブブロックBLKnは、図2に示すように、複数行・複数列に配列された複数のメモリセルMCと、それぞれが複数行に対応して設けられた複数のワード線WL0〜WLmと、各隣接する2つの行に対応して設けられたソース線SLnと、それぞれが複数列(図では、図面の簡単化のため2列のみが示される)に対応して設けられた複数の副ビット線SBL0,SBL1と、各列に対応して設けられた2つの選択ゲートSGn0,SGn1(NチャネルMOSトランジスタ)とを含む。また、サブブロックBLK0〜BLKnに共通に、複数組の読出用主ビット線および書込用主ビット線WBL0,RBL0;WBL1,RBL1が設けられる。各副ビット線SBLは、選択ゲートSGn0を介して書込用主ビット線WBLに接続されるとともに、選択ゲートSGn1を介して読出用主ビット線RBLに接続される。他のサブブロックBLK0〜BLKn−1も同様である。
【0037】
図1に戻って、アドレスバッファ1は、外部から与えられたアドレス信号A0〜Ajをデコーダ3〜5の各々に選択的に与える。
【0038】
Xデコーダ3は、アドレス信号に従って複数のワード線WLのうちのいずれかのワード線WLを選択し、選択したワード線WLに動作モードに応じた電圧−8V,+10V,+3.3V,+2.5Vまたは+5.5Vを印加する。
【0039】
Yデコーダ4は、書込動作時に、アドレス信号に従って複数の列選択信号φW0,φW1のうちのいずれかの信号を出力し、複数の書込用主ビット線WBL0,WBL1のうちのいずれかの書込用主ビット線を選択する。またYデコーダ4は、読出動作時に、アドレス信号に従って複数の列選択信号φR0,φR1のうちのいずれかの信号を出力し、複数の読出用主ビット線RBL0,RBL1のうちのいずれかの読出用主ビット線を選択する。
【0040】
SG,SLデコーダ5は、書込動作時に、アドレス信号に従って複数のサブブロックBLK0〜BLKnのうちのいずれかのサブブロック(たとえばBLKn)を選択し、選択したサブブロックBLKnの選択ゲートSGn0を導通させて、選択したサブブロックBLKnの副ビット線SBL0,SBL1をそれぞれ書込用主ビット線WBL0,WBL1に結合させる。
【0041】
また、SG・SLデコーダ5は、読出動作時に、アドレス信号に従って複数のサブブロックBLK0〜BLKnのうちのいずれかのサブブロック(たとえばBLKn)を選択し、選択したサブブロックBLKnの選択ゲートSGn1を導通させて、選択したサブブロックBLKnの副ビット線SBL0,SBL1をそれぞれ読出用主ビット線RBL0,RBL1に結合させる。
【0042】
また、SG・SLデコーダ5は、BGO動作時に、アドレス信号に従って複数のサブブロックBLK0〜BLKnからデータの書込を行なうためのサブブロック(たとえばBLK0)とデータの読出を行なうためのサブブロック(たとえばBLK1)とを選択する。そして、SG・SLデコーダ5は、図3に示すように、選択したサブブロックBLK0の選択ゲートSG00を導通させて、サブBLK0の副ビット線SBL0,SBL1をそれぞれ書込用主ビット線WBL0,WBL1に結合させるとともに、選択したサブブロックBLK1の選択ゲートSG11を導通させて、サブブロックBLK1の副ビット線SBL0,SBL1をそれぞれ読出用主ビット線RBL0,RBL1に結合させる。
【0043】
また、SG・SLデコーダ5は、動作モードおよび選択したサブブロックBLK0〜BLKnに応じて、各ウェルW0〜Wnの電圧VW0〜VWnを0Vまたは8Vにするとともに、ソース線SL0〜SLnをオープン,0Vまたは8Vにする。
【0044】
書込・読出回路6は、図2に示すように、それぞれが複数の書込用主ビット線WBL0,WBL1に対応して設けられ複数のデータバッファDB0,DB1、それぞれが複数の書込用主ビット線WBL0,WBL1に対応して設けられた複数の書込用Yゲート(NチャネルMOSトランジスタ)WYG0,WYG1、それぞれが複数の読出用主ビット線RBL0,RBL1に対応して設けられた複数の読出用Yゲート(NチャネルMOSトランジスタ)RYG0,RYG1、データ読出線RL0,RL1、読出用センスアンプ10、書込制御回路11およびベリファイ用センスアンプ12を含む。
【0045】
データバッファDB0,DB1は、それぞれ書込用主ビット線WBL0,WBL1に接続される。データバッファDB0,DB1は、書込制御回路11から書込信号RS0,RS1が与えられたことに応じて、書込電圧(+6V)を書込用主ビット線WBL0,WBL1にパルス的に与える。
【0046】
書込用YゲートWYG0,WYG1は、それぞれ書込用主ビット線WBL0,WBL1とデータ読出線RL0との間に接続され、各々のゲートはそれぞれYデコーダ4から出力された列選択信号φW0,φW1を受ける。たとえば列選択信号φW0が選択レベルの「H」レベルになるとYゲートWYG0が導通し、書込用主ビット線WBL0とデータ読出線RL0とが結合される。
【0047】
読出用YゲートRYG0,RYG1は、それぞれ読出用主ビット線RBL0,RBL1とデータ読出線RL1との間に接続され、各々のゲートはそれぞれYデコーダ4から出力された列選択信号φR0,φR1を受ける。たとえば列選択信号φR0が選択レベルの「H」レベルになるとYゲートRYG0が導通し、読出用主ビット線RBL0とデータ読出線RL1とが結合される。
【0048】
読出用センスアンプ10は、読出動作時に、選択されたメモリセルMCのドレイン61dに1Vを印加し、電流が流入するか否かを検出し、検出結果に応じたデータを出力バッファ7を介して外部に出力する。
【0049】
ベリファイ用センスアンプ12は、書込ベリファイ動作時に、選択されたメモリセルMCのドレイン61dに1Vを印加し、電流Icが流入するか否かを検出し、電流Icが流入したことに応じて書込停止信号STPを書込制御回路11に与える。また、ベリファイ用センスアンプ12は、消去ベリファイ動作時に、選択されたメモリセルMCのドレイン61dに1Vを印加し、電流Icが流入するか否かを検出し、電流Icが流入しなくなったことに応じて、消去動作を停止させるための消去停止信号(図示せず)をXデコーダ3に与える。
【0050】
書込制御回路11は、入力バッファ8を介して外部から与えられたデータDinに従って、書込信号RSをデータバッファDBに与えて選択されたメモリセルMCにデータを書込み、ベリファイ用センスアンプ12から信号STPが出力されたことに応じてそのメモリセルMCへのデータの書込を終了する。
【0051】
コントローラ9は、外部から与えられる制御信号/CE,/OE,/WEと入力バッファ7を介して外部から与えられるコマンド信号CMDとに従って所定の動作モードを選択し、フラッシュメモリ全体を制御する。
【0052】
次に、このフラッシュメモリの動作について簡単に説明する。
まず、制御信号/CE,/OE,/WEおよびコマンド信号CMDがコントローラ9に与えられて動作モードが設定される。
【0053】
書込動作時は、アドレス信号A0〜Ajで指定されたメモリセルMCに対応するワード線WLに−8Vが印加され、そのメモリセルMCが対応の選択ゲート(たとえばSGn0)を介して書込用主ビット線WBLに接続され、ソース線SLnがオープンにされ、ウェル電圧VWnは0Vにされる。この状態で書込制御回路11およびデータバッファDBによって書込用主ビット線WBLに+6Vがパルス的に与えられ、選択されたメモリセルMCにデータ「0」が複数回に分けて書込まれる。データ「0」の書込が終了したかどうかすなわちメモリセルMCのしきい値電圧Vthが2Vになったかどうかは、ベリファイ用センスアンプ12によって確かめられる。
【0054】
消去動作時は、アドレス信号A0〜Ajで指定されたブロック(たとえばBLKn)のソース線SLnおよびウェル電圧VWnが−8Vにされる。この状態で、そのブロックBLKnのワード線WL0〜WLnに+10Vがパルス的に与えられ、そのブロックBLKnのメモリセルMCのデータが複数回に分けて消去される。データの消去が終了したかどうか、すなわちメモリセルMCのしきい値電圧Vthが6Vになったかどうかは、ベリファイ用センスアンプ12によって列単位でベリファイされる。
【0055】
読出動作時は、アドレス信号A0〜Ajで指定されたメモリセルMCが対応の副ビット線SBL、選択ゲート(たとえばSGn1)、読出用主ビット線RBL、読出用YゲートRYGおよびデータ読出線RL1を介して読出用センスアンプ10に接続され、そのメモリセルMCに対応するワード線WLに+3.3Vが印加されてソース線SLnおよびウェル電圧VWnは0Vにされる。メモリセルMCのデータは、読出用センスアンプ10によって読出され、出力バッファ7を介して外部に出力される。
【0056】
BGO動作時は、あるサブブロック(たとえばBLK0)でデータの読出が行なわれると同時に、他のサブブロック(たとえばBLK1)でデータの書込/消去が行なわれる。この場合、図3に示すように、サブブロックBLK0のメモリセルMCが選択ゲートSG01を介して読出用主ビット線RBL0に結合されるとともに、サブブロックBLK1のメモリセルMCが選択ゲートSG10を介して書込用主ビット線WBL0に結合される。ソース線SL0,SL1はそれぞれ0V,オープン/−8Vにされ、ウェル電圧VW0,WVLはそれぞれ0V,0V/−8Vにされる。
【0057】
この実施の形態では、各列に書込用主ビット線WBLおよび読出用主ビット線RBLを設けるとともに、ソース線SLの電圧およびウェル電圧VWをサブブロックBLK単位で設定できるようにしたので、1つのメモリセルアレイ2内でデータの読出とデータの書込/消去を同時に行なうことができる。したがって、BGO領域の容量とメインメモリ領域の容量との比を自由に設定できる。
【0058】
また、従来はそれぞれが2箇所に分割して配置されていたXデコーダ、Yデコーダ、SG・SLデコーダおよび書込・読出回路を、それぞれ1箇所に配置できるので、レイアウト面積が小さくなるという利点もある。
【0059】
なお、従来のフラッシュメモリでは、図4に示すように、各列に主ビット線MBLが1本しか設けられていないので、1つのメモリセルアレイ内でデータの読出と書込/消去とを同時に行なうことはできない。
【0060】
[実施の形態2]
図5は、この発明の実施の形態2によるフラッシュメモリの要部を示す一部省略した回路ブロック図であって、図2と対比される図である。
【0061】
図5を参照して、このフラッシュメモリが実施の形態1のフラッシュメモリと異なる点は、ベリファイ回路13.0,13.1が新たに設けられ、ベリファイ用センスアンプ12、書込用YゲートWYG0,WYG1およびデータ読出線RL0が除去されている点である。ベリファイ回路13.0,13.1は、それぞれ書込用主ビット線WBL0,WBL1に対応して設けられる。
【0062】
ベリファイ回路13.0は、図6に示すように、判定回路14、ラッチ回路15、トランスファゲート18およびインバータ19を含む。トランスファゲート18は、ノードN15と対応の書込用主ビット線WBL0との間に接続される。信号WCTLは、トランスファゲート18のNチャネルMOSトランジスタ側のゲートに直接入力されるとともに、インバータ19を介してトランスファゲート18のPチャネルMOSトランジスタ側のゲートに入力される。ラッチ回路15は、逆並列に接続された1対のインバータ16,17を含み、ノードN15に現れる信号をラッチする。
【0063】
判定回路14は、ノードN15に現れる信号に基づいて書込が終了したか否かを検出し、書込が終了したことに応じて書込停止信号STP0を書込制御回路11に与える。また、判定回路14は、ノードN15に現れる信号に基づいて消去が終了したか否かを検出し、消去が終了したことに応じて消去停止信号(図示せず)をXデコーダ3に与える。ベリファイ回路13.1もベリファイ回路13.0と同様である。
【0064】
次に、このフラッシュメモリの動作について説明する。書込ベリファイ動作時は、書込後、その書込に用いられた書込用主ビット線(たとえばWPL0)がデータバッファDB0によって「H」レベルに充電されるとともに、その書込用主ビット線WBL0に対応するベリファイ回路13.0のノードN15が判定回路14によって「H」レベルに充電される。ノードN15のレベルは、ラッチ回路15によってラッチされる。
【0065】
次いで、書込が行なわれたメモリセルMCが属するブロック(たとえばBLKn)の書込に用いられたワード線(たとえばWLm)が書込ベリファイ電圧2.5Vに立上げられ、ソース線SLnおよびウェルWnが0Vにされるとともに、書込に用いられた選択ゲートSGn0が導通状態にされる。このとき、書込が終了している場合はセル電流が流れて書込用主ビット線WBL0が「L」レベルとなり、書込が終了していない場合はセル電流が流れず書込用主ビット線WBL0は「H」レベルのままである。
次いで、信号WCTLが一定時間「H」レベルに立上げられてベリファイ回路13.0のトランスファゲート18が一定時間導通する。これにより、書込が終了している場合はノードN15が「L」レベルとなり、書込が終了していない場合はノードN15が「H」レベルとなる。ノードN15のレベルは、ラッチ回路15によってラッチされる。判定回路14は、ノードN15が「L」レベルの場合は書込停止信号STP0を書込制御回路11に与えて書込を停止させ、ノードN15が「H」レベルの場合は書込制御回路11に書込を再度行なわせる。以下、ノードN15の電位が「H」レベルから「L」レベルに反転するまで書込が繰返し行なわれる。
【0066】
消去ベリファイ動作時は、消去後、ある書込用主ビット線(たとえばWBL0)がデータバッファDB0によって「H」レベルに充電されるとともに、その書込用主ビット線WBL0に対応するベリファイ回路13.0のノードN15が判定回路14によって「H」レベルに充電される。ノードN15の電位は、ラッチ回路15によってラッチされる。
【0067】
次いで、消去が行なわれたブロック(たとえばBLKn)のワード線WL0〜WLmが消去ベリファイ電圧5.5Vに立上げられ、ソース線SLnおよびウェルWnが0Vにされるとともに、消去が行なわれたブロックBLKnの選択ゲートSGn0が導通状態にされる。このとき、消去が終了している場合はセル電流は流れず書込用主ビット線WBL0は「H」レベルのままであり、消去が終了していない場合はセル電流が流れて書込用主ビット線WBL0は「L」レベルとなる。
【0068】
次いで、信号WCTLが一定時間「H」レベルに立上げられてベリファイ回路13.0のトランスファゲート18が一定時間導通する。これにより、消去が終了している場合はノードN15が「H」レベルとなり、消去が終了していない場合はノードN15が「L」レベルとなる。ノードN15のレベルは、ラッチ回路15によってラッチされる。判定回路14は、ノードN15が「H」レベルの場合は消去停止信号をXデコーダ3に与えて消去を停止させ、ノードN15が「L」レベルの場合はXデコーダ3に消去を再度行なわせる。以下、ベリファイ回路13.0,13.1のノードN15の電位が「H」レベルのまま反転しなくなるまで消去が行なわれる。
【0069】
なお、消去ベリファイにおいては、メモリセルMCのしきい値電圧が一定値になることは必要でなく、6Vよりも大きくなれば足りる。他の構成および動作は、実施の形態1のフラッシュメモリと同じであるので、その説明は繰返さない。
【0070】
この実施の形態では、実施の形態1と同じ効果が得られるほか、簡単な構成で複数のメモリセルMCのベリファイを同時に行なうことができる。
【0071】
[実施の形態3]
図7は、この発明の実施の形態3によるフラッシュメモリの要部を示す一部省略した回路ブロック図であって、図2と対比される図である。図7を参照して、このフラッシュメモリが実施の形態1のフラッシュメモリと異なる点は、ベリファイ回路21.0,21.1が新たに設けられ、ベリファイ用センスアンプ12およびデータバッファDB0,DB1が除去され、書込制御回路11が書込制御回路20で置換されている点である。また、データ読出線RL0は、データ書込線として用いられる。
【0072】
ベリファイ回路21.0,21.1は、それぞれ書込用主ビット線WBL0,WBL1に対応して設けられる。ベリファイ回路21.0は、図8に示すように、図6のベリファイ回路13.0に加えてNチャネルMOSトランジスタ22を設けたものである。NチャネルMOSトランジスタ22は、ノードN15と接地電位GNDのラインとの間に接続され、そのゲートが信号PBCLRを受ける。ベリファイ動作時はNチャネルMOSトランジスタ22が非導通となり、ベリファイ回路21.0は、図6のベリファイ回路13.0と同一構成となり同様に動作する。書込動作時は、ラッチ回路15およびNチャネルMOSトランジスタ22は、データバッファとして用いられる。ベリファイ回路21.1もベリファイ回路21.0と同様である。
【0073】
書込制御回路20の出力ノード20aは、データ書込線RL0に接続される。書込制御回路20は、書込動作時に、データ書込線RL0、書込用YゲートWYG0,WYG1および書込用主ビット線WBL0,WBL1を介してベリファイ回路21.0,21.1に「H」レベルの書込信号を与えてデータ書込を行なわせる。
【0074】
次に、図7および図8で示したフラッシュメモリの動作について説明する。書込動作時は、まず信号PBCLRが一定時間「H」レベルとなってNチャネルMOSトランジスタ22が導通し、ノードN15が「L」レベルとなる。ノードN15のレベルはラッチ回路15によってラッチされる。
【0075】
次いで、データの書込が行なわれるべきメモリセルMCに対応する列の書込用Yゲート(たとえばWYG0)が導通状態にされる。この状態で、書込制御回路20から「H」レベルの書込信号が出力され、書込用YゲートWYG0を介して書込用主ビット線WBL0が「H」レベルに立上げられる。
【0076】
次いで、信号WCTLが「H」レベルに立上げられてベリファイ回路21.0,21.1のトランスファゲート18が導通し、ベリファイ回路21.0のノードN15が「H」レベルとなる。ノードN15のレベルはラッチ回路15によってラッチされ、ラッチ回路15の出力が書込用主ビット線WBL0に与えられる。書込用主ビット線WBL0のレベルは、データの書込が行なわれるべきメモリセルMCの属するブロック(たとえばBLKn)の選択ゲートSGn0を介してそのメモリセルMCのドレインに与えられる。そのメモリセルに対応するワード線(たとえばWLm)が一定時間−8Vにされてデータ書込が行なわれる。
【0077】
書込ベリファイおよび消去ベリファイ動作時は、信号PBCLRが「L」レベルとなり、NチャネルMOSトランジスタ22が非導通となってベリファイ回路21.0は図6のベリファイ回路13.0と同じ構成となる。書込用主ビット瀬WBL0,WBL1の充電が書込制御回路11およびデータバッファDB0,DB1によって行なわれる代わりに書込制御回路20および書込用YゲートWYG0,WYG1によって行なわれる以外は、実施の形態2と同様に行なわれる。
【0078】
この実施の形態では、実施の形態2と同じ効果が得られるほか、データバッファDB0,DB1の分だけレイアウト面積が小さくてすむ。
【0079】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0080】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る不揮発性半導体記憶装置では、各メモリブロックを固有のウェル内に形成し、各メモリブロックの各行に対応して電圧制御線を設け、各メモリブロックの各列に対応して副ビット線を設け、複数のメモリブロックに共通に各列に対応して読出用ビット線および書込用ビット線を設けたので、あるメモリブロックのメモリセルのデータを読出すと同時に他のメモリブロックのメモリセルのデータの書込/消去を行なうことができる。したがって、1つのメモリセルアレイ内でバックグラウンドオペレーションモードを実行することができ、BGO領域とメインメモリ領域の容量比をメモリブロック単位で任意に変えることができる。
【0081】
好ましくは、モード実行手段は、読出用ビット線および副ビット線を介してメモリセルのデータの読出を行なう読出手段と、書込用ビット線および副ビット線を介してメモリセルのデータの書込を行なう書込手段と、メモリセルのデータの消去を行なう消去手段とを含む。これによりモード実行手段を容易に構成できる。
【0082】
また好ましくは、モード実行手段は、さらに、データ書込動作が1回行なわれるごとに書込用ビット線および副ビット線を介して選択メモリセルのしきい値電圧を検出し、その検出値が予め定められた第1の値になったことに応じてそれ以後のデータ書込動作を停止させる第1のベリファイ手段と、データ消去動作が1回行なわれるごとに書込用ビット線および副ビット線を介して選択メモリセルのしきい値電圧を検出し、その検出値が予め定められた第2の値になったことに応じてそれ以後のデータ消去動作を停止させる第2のベリファイ手段とが設けられる。この場合は、メモリセルのしきい値電圧のばらつきをなくすことができる。
【0083】
また好ましくは、モード実行手段は、さらに、データ書込動作が1回行なわれるごとに、選択メモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を充電した後に選択メモリセルを読出可能状態にし、充電した書込用ビット線および副ビット線が放電されたことに応じてそれ以後のデータ書込動作を停止させる第1のベリファイ手段と、データ消去動作が1回行なわれるごとに、選択メモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を充電した後に選択メモリセルを読出可能状態にし、充電した書込用ビット線および副ビット線が放電されないことに応じてそれ以後のデータ消去動作を停止させる第2のベリファイ手段とが設けられる。この場合は、簡単な構成でメモリセルのしきい値電圧のばらつきをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるフラッシュメモリの構成を示す一部省略したブロック図である。
【図2】 図1に示したフラッシュメモリの要部の構成を示す回路ブロック図である。
【図3】 図1に示したフラッシュメモリの効果を説明するための図である。
【図4】 図1に示したフラッシュメモリの効果を説明するための他の図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるフラッシュメモリの要部の構成を示す回路ブロック図である。
【図6】 図5に示したベリファイ回路の構成を示す回路ブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3によるフラッシュメモリの要部の構成を示す回路ブロック図である。
【図8】 図7に示したベリファイ回路の構成を示す回路ブロック図である。
【図9】 従来のフラッシュメモリの構成を示す一部省略したブロック図である。
【図10】 図9に示したフラッシュメモリの要部の構成を示す回路ブロック図である。
【図11】 図10に示したメモリセルの構成および動作を説明するための図である。
【図12】 図11に示したメモリセルの動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1,30 アドレスバッファ、2 メモリセルアレイ、3,32,42 Xデコーダ、4,33,43 Yデコーダ、5,34,44 SG・SLデコーダ、6,35,45 書込・読出回路、7,50 入力バッファ、8,51 出力バッファ、9,52 コントローラ、10,12,53 センスアンプ、11,20,54 書込制御回路、13,21 ベリファイ回路、14 判定回路、15ラッチ回路、16,17,19 インバータ、18 トランスファゲート、22 NMOS、61d ドレイン、61s ソース、62 浮遊ゲート、63制御ゲート、W ウェル、BLK サブブロック、MC メモリセル、WL ワード線、MBL 主ビット線、SBL 副ビット線、WBL 書込用主ビット線、RBL 読出用主ビット線、SL ソース線、RL データ読出線、DB データバッファ、SG 選択ゲート。

Claims (4)

  1. データの読出とデータの書込/消去を並列に行なうバックグラウンドオペレーションモードを有する不揮発性半導体記憶装置であって、
    それぞれが、行列状に配列された複数のメモリセルを含み、固有のウェル内に形成された複数のメモリブロック
    各メモリブロックの各行に対応して設けられ、対応のメモリセルの制御ゲートに接続されたワード線、
    各メモリブロックの各行に対応して設けられ、対応のメモリセルの第1の導通ノードに接続された電圧制御線、
    各メモリブロックの各列に対応して設けられ、対応のメモリセルの第2の導通ノードに接続された副ビット線、
    前記複数のメモリブロックに共通に各列に対応して設けられ、対応のメモリセルのデータの読出を行なうための読出用ビット線、
    前記複数のメモリブロックに共通に各列に対応して設けられ、対応のメモリセルのデータの書込を行なうための書込用ビット線、
    アドレス信号に従って、前記データの読出を行なうべきメモリセルと、そのメモリセルが属するメモリブロックと異なるメモリブロックの前記データの書込/消去を行なうべきメモリセルとを選択する選択手段、
    前記選択手段によって選択された前記データの読出を行なうべきメモリセルに対応する副ビット線を対応の読出用ビット線に接続する第1の接続手段、
    前記選択手段によって選択された前記データの書込を行なうべきメモリセルに対応する副ビット線を対応の書込用ビット線に接続する第2の接続手段、および
    前記バックグラウンドオペレーションモードを実行するモード実行手段を備える、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記モード実行手段は、
    前記ウェル、前記ワード線および前記電圧制御線の各々の電位を制御して前記選択手段によって選択された前記データの読出を行なうべきメモリセルを読出可能状態にし、そのメモリセルに対応する読出用ビット線および副ビット線を介してそのメモリセルのデータを読出す読出手段、
    前記ウェルおよび前記ワード線の各々の電位を制御して前記選択手段によって選択された前記データの書込を行なうべきメモリセルを書込可能状態にし、そのメモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を介してそのメモリセルにデータを書込む書込手段、および
    前記ウェル、前記ワード線および前記電圧制御線の各々の電位を制御して、前記選択手段によって選択された前記データの消去を行なうべきメモリセルのデータを消去する消去手段を含む、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記書込手段は、複数回に分けて前記データの書込を行ない、
    前記消去手段は、複数回に分けて前記データの消去を行ない、
    前記第2の接続手段は、前記選択手段によって選択された前記データの書込/消去を行なうべきメモリセルに対応する副ビット線を対応の書込用ビット線に接続し、
    前記モード実行手段は、さらに、
    前記データの書込を行なうべきメモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を介して、前記書込手段のデータ書込動作が1回行なわれるごとにそのメモリセルのしきい値電圧を検出し、その検出値が予め定められた第1の値になったことに応じてそれ以後の前記書込手段のデータ書込動作を停止させる第1のベリファイ手段、および
    前記データの消去を行なうべきメモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を介して、前記消去手段のデータ消去動作が1回行なわれるごとにそのメモリセルのしきい値電圧を検出し、その検出値が予め定められた第2の値になったことに応じてそれ以後の前記消去手段のデータ消去動作を停止させる第2のベリファイ手段を含む、請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記書込手段は、複数回に分けて前記データの書込を行ない、
    前記消去手段は、複数回に分けて前記データの消去を行ない、
    前記第2の接続手段は、前記選択手段によって選択された前記データの書込/消去を行なうべきメモリセルに対応する副ビット線を対応の書込用ビット線に接続し、
    前記モード実行手段は、さらに、
    前記書込手段のデータ書込動作が1回行なわれるごとに前記データの書込が行なわれるべきメモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を基準電位に充電した後前記ウェル、前記ワード線および前記電圧制御線の各々の電位を制御してそのメモリセルを読出可能状態とし、前記充電した書込用ビット線および副ビット線が放電されたことに応じてそれ以後の前記書込手段のデータ書込動作を停止させる第1のベリファイ手段および
    前記消去手段のデータ消去動作が1回行なわれるごとに前記データの消去が行なわれるべきメモリセルに対応する書込用ビット線および副ビット線を基準電位に充電した後前記ウェル、前記ワード線および前記電圧制御線の各々の電位を制御してそのメモリセルを読出可能状態とし、前記充電した書込用ビット線および副ビット線が放電されないことに応じてそれ以後の前記消去手段のデータ消去動作を停止させる第2のベリファイ手段を含む、請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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