JP3940046B2 - ブラシ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシをモータのコンミテータに当接させるブラシ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、DCモータには、給電用のブラシをアーマチャのコンミテータに当接させるブラシ装置が設けられている。ブラシ装置は、ヨークに固定されるブラシホルダ部材に形成されたコンミテータの径方向に延びる略4角筒状のブラシホルダ内にブラシを収容保持してなる。そして、このようなブラシ装置としては、ピッグテールを介してブラシに連結されたターミナルを、前記ブラシホルダ部材の所定の位置に予め保持させて組付けるものがある。即ち、細長いターミナルをブラシホルダ部材にコンミテータの軸方向から挿入して保持させてから、ブラシをブラシホルダに前記径方向外側から径方向内側に移動させて挿入して組付けるものがある。そして、このブラシは、その後端がばね等により付勢され、その先端がコンミテータに押圧接触される。
【0003】
このように構成されたブラシ装置では、アーマチャの回転時、ブラシがコンミテータと摺接することから、外部からの駆動電流がアーマチャ、詳しくは電機子コアに巻着された巻線に、ターミナル、ピッグテール、ブラシ及びコンミテータを介して供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなブラシ装置では、ブラシを単にブラシホルダの径方向外側端部から径方向内側に移動させて挿入するため、ピッグテールの長さを、ブラシをブラシホルダの径方向外側端部まで移動可能な長さに(組付けを可能とする長さに)予め設定しておく必要がある。よって、例えば、ターミナルがブラシホルダの径方向内側の近傍に予め保持される場合等、組付け後のピッグテールが大きく弛むことになる。このことは、組付け後には不必要となるピッグテールの長さ分材料費が高くなったり、振動等によりピッグテールが擦り切れる(断線する)原因となる。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、所定の位置に予め保持されるターミナルとブラシを繋ぐピッグテールを短くすることができるブラシ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、所定の位置に予め保持されるターミナルにピッグテールを介して連結されたブラシを、コンミテータの径方向に延びる略4角筒状のブラシホルダ内に収容保持し、前記ブラシの先端部を前記コンミテータに押圧接触させるブラシ装置において、前記ブラシホルダの前記径方向外側には、該径方向の直交方向から前記ブラシの先端部を挿入可能とする開放部が形成され、前記ピッグテールは、前記ターミナルが所定の位置に保持され且つ前記ブラシの先端部が前記開放部に配置されたときに張った状態となる長さに設定されており、前記ブラシは、前記開放部を通じて前記径方向の直交方向から前記ブラシホルダ内に挿入された後に径方向内側に移動されその先端部が付勢手段により前記コンミテータに押圧接触される位置に配置されている。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のブラシ装置において、前記ブラシホルダにおける前記コンミテータの軸方向の一方の壁である上部には、前記ピッグテールを前記径方向に移動可能とすべく前記径方向に延びるピッグテールガイド孔が形成される。
【0008】
そして、前記開放部は、前記ピッグテールガイド孔から前記径方向外側に向かうほど幅が広くなるテーパ部又はR部にて前記ピッグテールガイド孔から連続形成され、前記ブラシが前記コンミテータに圧接された際に、前記ピッグテールのブラシとの埋設部位が、前記径方向における、前記テーパ部若しくはR部にある。
請求項3に記載の発明では、前記ターミナルは、前記ブラシの径方向長さと同じである前記ブラシホルダの径方向中間部であって、該ブラシホルダを設けたブラシホルダ部材に形成された前記軸方向に貫通する固定孔に挿入されて固定されている。
【0009】
請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブラシ装置において、前記テーパ部又は前記R部は、前記コンミテータの軸方向に角のないR形状に形成された。
【0010】
請求項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のブラシ装置において、前記付勢手段は捩りコイルばねであって、該捩りコイルばねは、そのコイル部が前記ブラシホルダ部材に形成された前記軸方向に延びる支柱に外嵌されて保持される。
【0011】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ブラシホルダの径方向外側には、該径方向の直交方向からブラシの先端部を挿入可能とする開放部が形成される。よって、径方向の直交方向からブラシの先端部を挿入し、そのブラシを径方向内側に移動させることでブラシを組付けることができる。このため、単にブラシホルダの径方向外側端部から径方向内側にブラシを挿入する従来のブラシ装置に比べて、所定の位置に予め保持されるターミナルとブラシを繋ぐピッグテールを短くすることができる。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、開放部はピッグテールガイド孔と連続してブラシホルダの上部に形成されるため、異なる方向に貫通するピッグテールガイド孔と開放部を形成する場合に比べて、容易にブラシホルダを成形することができる。
【0013】
また、開放部は、前記ピッグテールガイド孔から前記径方向外側に向かうほど幅が広くなるテーパ部又はR部にて前記ピッグテールガイド孔から連続形成されるため、ピッグテールが開放部からピッグテールガイド孔に移動する際に該ピッグテールが引っ掛かることが防止される。
請求項3に記載の発明によれば、ターミナルがブラシホルダの径方向内側の近傍に予め保持されるため、組付け後のピッグテールが大きく弛むことになる。このことは、組付け後には不必要となるピッグテールの長さ分材料費が高くなったり、振動等によりピッグテールが擦り切れる(断線する)原因となる。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、前記テーパ部又は前記R部は、前記コンミテータの軸方向に角のないR形状に形成されるため、ピッグテールが開放部からピッグテールガイド孔に移動する際等に該ピッグテールに傷が付き難くなる。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、ブラシの先端部をコンミテータの軸方向からブラシホルダの径方向外側に挿入し、ターミナルを前記軸方向から固定孔に挿入し、捩りコイルばねのコイル部を前記軸方向から支柱に外嵌することで組付けるため、組付け方向が同じ(軸方向)となり組付け性が良好となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図6に従って説明する。図1に示すように、図示しないヨークの開口部に固定されるブラシホルダ部材1は、樹脂材にて略円盤形状に形成されている。
【0017】
ブラシホルダ部材1の中央には、図示しないアーマチャのコンミテータ2(図中、2点鎖線で示す)が挿通される中央孔1aが形成されている。又、ブラシホルダ部材1には180°間隔で一対のブラシホルダとしてのホルダ部3(図5参照)が立設されている。ホルダ部3は、コンミテータ2の径方向に延びる略4角筒状に形成されている(図5参照)。又、ブラシホルダ部材1において、前記ホルダ部3の前記径方向中間部の近傍(図1及び図2中、上側)には、コンミテータ2の軸方向に貫通する固定孔1b(図3及び図4参照)が形成されている。又、ブラシホルダ部材1において、前記ホルダ部3の前記径方向中間部の近傍(前記固定孔1bの反対側であって、図1及び図2中、下側)には、コンミテータ2の軸方向に延びる支柱1c(図6参照)が形成されている。
【0018】
前記ホルダ部3には、ブラシ4が径方向に移動可能に収容保持される。
詳しくは、ブラシ4は、略4角柱状に形成されている。本実施の形態のブラシ4には、図5に示すように、前記4角柱状の1つの辺が面取りされることで面取り部4aが形成されている。このブラシ4は、その後端部(径方向外側端部)に一端が埋設されたピッグテール5によりターミナル6(図3及び図4参照)に連結されて1つの部品とされている。このターミナル6は、図3及び図4に示すように、細長い板状のものであって、その中間部には、前記固定孔1bに圧入可能な圧入部6aと前記固定孔1bからの抜け止めのための切り起し部6bが形成されている。
【0019】
一方、ホルダ部3の上部には、前記ブラシ4と共に前記ピッグテール5を前記径方向に移動可能とすべく径方向に延びるピッグテールガイド孔3aが形成されている。又、ホルダ部3の径方向外側には、前記径方向の直交方向(前記軸方向)からブラシ4の先端部を挿入可能とする開放部3bが形成されている。開放部3bはピッグテールガイド孔3aと連続して形成されている。本実施の形態の開放部3bは、ピッグテールガイド孔3aから径方向外側に向かうほど幅が広くなるテーパ部3cにてピッグテールガイド孔3aから連続形成されている。又、このテーパ部3cは、図5に示すように、前記軸方向(図5中、上下方向)に角のないR形状である略半円形状に形成されている。又、ホルダ部3の内側の下部には、前記ブラシ4の面取り部4aと対応し傾斜して隆起された傾斜部3dが形成されている。尚、本実施の形態では、図1に示すように、摩耗していない(新品の)ブラシ4の長さとホルダ部3の長さが略同じに設定され、ピッグテールガイド孔3a(開放部3bを除く)の長さが摩耗していないブラシ4より短くなるように設定されている。
【0020】
そして、まず図3に示すように、ターミナル6を固定孔1bに前記軸方向から挿入し圧入部6aを圧入することでターミナル6を保持させる。尚、このとき、図4に示すように、切り起し部6bが固定孔1bの開口部に係合することで、ターミナル6の抜け止めがなされる。又、このとき、ターミナル6の先端(図3及び図4中、下端)は、ブラシホルダ部材1の外部に突出し、後に図示しない制御装置(電源)に接続されることになる。
【0021】
次に、図2に示すように、ブラシ4をコンミテータ2の軸方向(図2中、紙面直交方向)に移動させることでその先端部を開放部3bからホルダ部3内に挿入し、そのブラシ4を径方向内側に移動させることでホルダ部3内に収容させる。尚、このとき、ブラシ4は、図5に示すように、その面取り部4aがホルダ部3の傾斜部3dと対応するようにホルダ部3内に収容される。又、前記ピッグテール5の長さは、図2に実線で示すように、ブラシ4の先端部を開放部3bの上方に配置可能な(図2の状態でピッグテール5が張った状態となるような)長さに予め設定されている。尚、ターミナル6は、ブラシ4に比べて遙かに長いため、ピッグテール5の長さが同じという条件で、ブラシ4を先に組付けた後にターミナル6を組付けることは不可能(ターミナル6を固定孔1bに挿入することが不可能)となっている。
【0022】
次に、図1及び図6に示すように、捩りコイルばね7のコイル部7aを前記軸方向から前記支柱1cに外嵌して保持させ、捩りコイルばね7の一端をブラシホルダ部材1の係止部1dに係止させ、同他端をブラシ4の後端に当接させる。このとき、捩りコイルばね7がブラシ4の後端部を押圧するように設定することで、ブラシ4の先端部がコンミテータ2に押圧接触される。
【0023】
上記のように構成されたブラシ装置を備えたモータでは、図示しないアーマチャの回転時、ブラシ4がコンミテータ2と摺接することから、図示しない制御装置からの駆動電流がアーマチャ、詳しくは電機子コアに巻着された巻線に、ターミナル6、ピッグテール5、ブラシ4及びコンミテータ2を介して供給される。
【0024】
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)ホルダ部3の径方向外側には、径方向の直交方向(前記軸方向であって、図2中、紙面直交方向)からブラシ4の先端部を挿入可能とする開放部3bが形成される。よって、径方向の直交方向(前記軸方向)からホルダ部3内にブラシ4の先端部を挿入し、そのブラシ4を径方向内側に移動させることでブラシ4を組付けることができる。このため、図2に2点鎖線で示すように単にホルダ部の径方向外側端部から径方向内側にブラシ11を挿入する従来のブラシ装置に比べて、ターミナル6とブラシ4を繋ぐピッグテール5を短くすることができる。尚、図2では、単にホルダ部の径方向外側端部から径方向内側に挿入する従来のブラシ11と、その従来のピッグテール12とを2点鎖線で示し、ピッグテール12が本実施の形態のピッグテール5より長くなることを図示している。よって、ピッグテール5の材料費を低減することができる。又、組付け後のピッグテール5の弛みを小さくすることができ、ひいては振動等による擦り切れ(断線)を低減することができる。
【0025】
(2)単にブラシホルダの径方向外側端部から径方向内側にブラシ11を挿入する従来のブラシ装置の場合、直交する2軸(図2中、上下方向と紙面直交方向)に対して精度良く位置決めしてからブラシ11を径方向内側に移動させ挿入する必要がある。これに対し本実施の形態のブラシ装置のように径方向の直交方向(前記軸方向)から開放部3bにブラシ4の先端部を挿入する場合、その必要が無くなる(図2中、上下方向に対してのみ精度良く位置決めすればブラシ4の先端部を挿入することができる)。そして、その後ブラシ4の後端部を押すのみでブラシ4全体を挿入することができるため、組付けが容易となる。
【0026】
(3)開放部3bはピッグテールガイド孔3aと連続してホルダ部3の上部に形成されるため、異なる方向に貫通するピッグテールガイド孔と開放部を形成する場合に比べて、例えば金型のスライドコアを低減することができる等の理由により、容易にホルダ部3を成形することができる。又、開放部3bをコンミテータ2の軸方向の一方の壁である上部に形成したため、図示しないアーマチャが正逆両回転駆動されるものであっても、正逆でブラシ4の振動がばらつくことがない。
【0027】
(4)開放部3bは、ピッグテールガイド孔3aから径方向外側に向かうほど幅が広くなるテーパ部3cにてピッグテールガイド孔3aから連続形成されるため、ピッグテール5が開放部3bからピッグテールガイド孔3aに移動する際に該ピッグテール5が引っ掛かることが防止される。よって、ブラシ4の移動が妨げられることが防止される。
【0028】
(5)テーパ部3cは、図5に示すように、前記軸方向(図5中、上下方向)に角のないR形状である略半円形状に形成されるため、ピッグテール5が開放部3bからピッグテールガイド孔3aに移動する際等に該ピッグテール5に傷が付き難くなる。
【0029】
(6)ターミナル6をコンミテータ2の軸方向から固定孔1bに挿入し、ブラシ4の先端部を前記軸方向からホルダ部3の径方向外側に挿入し、捩りコイルばね7のコイル部7aを前記軸方向から支柱1cに外嵌することで組付けるため、組付け方向が同じ(軸方向)となり組付け性が良好となる。又、各部材が軸方向に組付けられるため、ブラシホルダ部材1の径方向の体格を小さくすることができる。
【0030】
(7)ブラシ4に形成した面取り部4aとホルダ部3に形成した傾斜部3dとにより、ブラシ4の後端部が径方向内側となるように組付けられること(誤組付け)が防止される。
【0031】
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、開放部3bを、ピッグテールガイド孔3aから径方向外側に向かうほど幅が広くなるテーパ部3cにてピッグテールガイド孔3aから連続形成したが、図7に示すように、径方向外側に向かうほど幅が広くなる流線形のR部21にてピッグテールガイド孔3aから連続形成してもよい。このようにしても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0032】
・上記実施の形態では、開放部3bをピッグテールガイド孔3aと連続してホルダ部3の上部に形成したが、ブラシ4の先端部を径方向の直交方向から挿入可能であれば、開放部を例えばホルダ部3の周方向の一方の側壁に形成してもよい。尚、この場合、ブラシ4の先端部を挿入する挿入方向を(側方からに)変更する必要がある。このようにしても、上記実施の形態の効果(1)、(2)、(7)と同様の効果を得ることができる。
【0033】
・上記実施の形態では、テーパ部3cを、図5に示すように、前記軸方向(図5中、上下方向)に角のない略半円形状に形成したが、軸方向(図5中、上下方向)に角のないR形状であれば略半円形状以外の形状に変更してもよい。このようにしても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。又、テーパ部3cを軸線方向に角のある形状に変更してもよく、このようにしても、上記実施の形態の効果(1)〜(4)、(6)、(7)と同様の効果を得ることができる。
【0034】
・上記実施の形態では、ブラシ4の先端部をコンミテータ2に押圧接触させる付勢手段として捩りコイルばね7を用いたが、例えば圧縮コイルばね等、他の付勢手段に変更してもよい。尚、この場合、付勢手段に応じてブラシホルダ部材1の形状を適宜変更する必要がある。このようにしても、上記実施の形態の効果(1)〜(5)、(7)と同様の効果を得ることができる。
【0035】
・上記実施の形態のターミナル6は、ブラシ4を組付ける前に所定の位置に予め保持される(保持させる必要のある)ものであれば、軸方向に貫通する固定孔1bに挿入されて固定されるもの以外のものに変更してもよく、他の形状のものに変更してもよい。尚、この場合、ターミナルに応じてブラシホルダ部材1の形状を適宜変更する必要がある。このようにしても、上記実施の形態の効果(1)〜(5)、(7)と同様の効果を得ることができる。
【0036】
・上記実施の形態のブラシ4の面取り部4aを形成せず、且つホルダ部3の傾斜部3dを形成しない構成に変更してもよい。このようにしても上記実施の形態の効果(1)〜(6)と同様の効果を得ることができる。
【0037】
・上記実施の形態では、ホルダ部3をブラシホルダ部材1に一体成形したが、ホルダ部3が立設されていないブラシホルダ部材にホルダ部3と同様の形状となるように別部材を固定してブラシホルダを構成してもよい。
【0038】
上記各実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項1乃至5のいずれか1項に記載のブラシ装置において、前記ブラシと前記ブラシホルダとに、前記ブラシの誤組付けを防止するための誤組付け防止部(4a,3d)を形成したことを特徴とするブラシ装置。このようにすると、ブラシの誤組付けが防止される。
【0039】
(ロ)請求項1乃至5、上記(イ)のいずれかに記載のブラシ装置を備えたモータ。このようにすると、モータが備えるブラシ装置のピッグテールを短くすることができる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、所定の位置に予め保持されるターミナルとブラシを繋ぐピッグテールを短くすることができるブラシ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるブラシホルダ部材の平面図。
【図2】本実施の形態のブラシの組付け方法を説明するための説明図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】図1のB−B断面図。
【図5】図2のC−C断面図。
【図6】本実施の形態の支柱及び捩りコイルばねを説明するための説明図。
【図7】別例におけるホルダ部を説明するための説明図。
【符号の説明】
1…ブラシホルダ部材、1b…固定孔、1c…支柱、2…コンミテータ、3…ホルダ部(ブラシホルダ)、3a…ピッグテールガイド孔、3b…開放部、3c…テーパ部、4…ブラシ、5…ピッグテール、6…ターミナル、7…捩りコイルばね、7a…コイル部、21…R部。
Claims (5)
- 所定の位置に予め保持されるターミナル(6)にピッグテール(5)を介して連結されたブラシ(4)を、コンミテータ(2)の径方向に延びる略4角筒状のブラシホルダ(3)内に収容保持し、前記ブラシ(4)の先端部を前記コンミテータ(2)に押圧接触させるブラシ装置において、
前記ブラシホルダ(3)の前記径方向外側には、該径方向の直交方向から前記ブラシ(4)の先端部を挿入可能とする開放部(3b)が形成され、前記ピッグテール(5)は、前記ターミナル(6)が所定の位置に保持され且つ前記ブラシ(4)の先端部が前記開放部(3b)に配置されたときに張った状態となる長さに設定されており、前記ブラシ(4)は、前記開放部(3b)を通じて前記径方向の直交方向から前記ブラシホルダ(3)内に挿入された後に径方向内側に移動されその先端部が付勢手段により前記コンミテータ(2)に押圧接触される位置に配置されていることを特徴とするブラシ装置。 - 請求項1に記載のブラシ装置において、
前記ブラシホルダ(3)における前記コンミテータ(2)の軸方向の一方の壁である上部には、前記ピッグテール(5)を前記径方向に移動可能とすべく前記径方向に延びるピッグテールガイド孔(3a)が形成され、
前記開放部(3b)は、前記ピッグテールガイド孔(3a)から前記径方向外側に向かうほど幅が広くなるテーパ部(3c)又はR部(21)にて前記ピッグテールガイド孔(3a)から連続形成され、
前記ブラシが前記コンミテータに圧接された際に、前記ピッグテールのブラシとの埋設部位が、前記径方向における、前記テーパ部(3c)若しくはR部(21)にあることを特徴とするブラシ装置。 - 請求項1又は2に記載のブラシ装置において、
前記ターミナル(6)は、前記ブラシ(4)の径方向長さと同じである前記ブラシホルダ(3)の径方向中間部であって、該ブラシホルダ(3)を設けたブラシホルダ部材(1)に形成された前記軸方向に貫通する固定孔(1b)に挿入されて固定されていることを特徴とするブラシ装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のブラシ装置において、
前記テーパ部(3c)又は前記R部(21)は、前記コンミテータ(2)の軸方向に角のないR形状に形成されたことを特徴とするブラシ装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のブラシ装置において、
前記付勢手段は捩りコイルばね(7)であって、該捩りコイルばね(7)は、そのコイル部(7a)が前記ブラシホルダ部材(1)に形成された前記軸方向に延びる支柱(1c)に外嵌されて保持されることを特徴とするブラシ装置。
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