JP3939583B2 - 電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電界効果トランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
炭化珪素(以下、SiCと記す)はバンドギャップが広く、また、最大絶縁破壊電界がシリコン(以下、Siと記す)と比較して一桁も大きい。さらに、SiCの自然酸化物はSiO2であり、Siと同様の方法により容易にSiCの表面上に熱酸化膜を形成することができる。このため、SiCは電気自動車の高速/高電圧スイッチング素子、特に、高電力ユニ/バイポーラ素子として用いた際に、非常に優れた材料となることが期待される。
【0003】
図8は、従来のSiCプレーナ型MOSFET構造を示す断面図であり、例えば特開平10−233503号公報に開示されている。
図に示すように、高濃度N型(以下、高濃度は「+」、低濃度は「−」を用いて記載する)SiC基板10上に、N−型SiCエピタキシャル領域20が形成されている。そして、エピタキシャル領域20の表層部における所定領域には、P型べース領域60、およびN+型ソース領域50が形成されている。また、N−型SiCエピタキシャル領域20の上には、ゲート絶縁膜30を介してゲート電極40が配置され、ゲート電極40は層間絶縁膜70にて覆われている。N+型ソース領域50に接するようにソース電極80が形成されるとともに、N+型SiC基板10の裏面にはドレイン電極90が形成されている。なお、P型ベース領域60は、図示されないところで、ソース電極80と同電位となるように接続されている。
【0004】
図9は、この従来のSiCプレーナ型MOSFETの動作説明図(オフ時)、図10は、この従来のSiCプレーナ型MOSFETの動作説明図(オン時)である。
【0005】
このプレーナ型MOSFETの動作としては、ドレイン電極90とソース電極80との間に電圧が印加された状態で、ゲート電極40に正の電圧が印加されると、ゲート電極40に対向したP型ベース領域60の表層に反転型のチャネル領域100が形成され、図10に示すように、ドレイン電極90からソース電極80へと電流を流すことが可能となる。
【0006】
また、ゲート電極40に印加された電圧を取り去ることによってドレイン電極90とソース電極80との間は電気的に絶縁され、スイッチング機能を示すことになる。なお、このとき、素子の耐圧は、P型ベース領域60とN−型エピタキシャル領域20間のPN接合のアバランシェブレークダウンで決まり、ゲート絶縁膜30にかかる電界は、図9に示すように、PN接合から伸びる空乏層によってシールドされるから、ドレイン耐圧が高い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示すようなSiCプレーナ型MOSFETでは、ゲート絶縁膜30と反転型のチャネル領域100との界面に不完全な結晶構造、すなわち、多量の界面準位が存在することが知られている(V. V. Afanasev, M. Bassler, G. Pensl and M. Schulz, Phys. Stat. Sol. (A) 162(1997)321.)。 このため、ゲート電極40に電圧を印加して形成した、チャネル領域100の表層の反転型チャネルに多量の界面準位が存在し、これらが電子トラップとして働くため、チャネル移動度を大きくすることができず、結果的にチャネル抵抗が大きくなるという問題があった。
【0008】
チャネル長を短くすれば、チャネル抵抗は小さくなる。例えばチャネル長が10μmから1μmになれば、チャネル抵抗は1/10になる。チャネル長が短すぎると、ゲート電極40およびソース電極80を接地した状態でドレイン電極90に高電圧を印加した場合、チャネル領域でパンチスルーがおこる心配があるので、例えば0.1μmというようにチャネル長を極端に短く形成することは難しい。素子の設計条件にもよるが、図8に示すようなSiCプレーナ型MOSFETにおいては、チャネル長は1μm程度に設計可能である。
【0009】
それゆえ、チャネル長が1μm以下となるように素子を作製すればよいが、しかし、SiCプレーナ型MOSFETの作製においては、プロセス上の制約が大きく、チャネル長1μm以下の素子を作製することが難しかった。
【0010】
以下、そのプロセス上の制約について説明する。
まず、SiCプレーナ型MOSFETの作製工程について説明する。
図11(a)〜(c)、図12(d)〜(f)は図8に示した従来のSiCプレーナ型MOSFETの製造工程を示す断面図である。
【0011】
図11(a)の工程においては、N+型SiC基板10の上に、例えば不純物濃度が1014〜1018cm−3、厚さが1〜100μmのN−型SiCエピタキシャル領域20が形成されている。
【0012】
図11(b)の工程においては、エピタキシャル領域20に対して犠牲酸化を行い、その犠牲酸化膜を除去した後に、マスク材143を用いて例えば100〜1000℃の高温で燐イオンを100eV〜3MeVの加速電圧で多段注入し、N+型ソース領域50を形成する。総ドーズ量は例えば1014〜1016cm−2である。もちろん、N型不純物としては燐の他に、窒素、ヒ素などを用いてもよい。
【0013】
図11(c)の工程においては、マスク材144を用いて例えば100〜1000℃の高温でアルミニウムイオンを100eV〜5MeVの加速電圧で多段注入し、P型ベース領域60を形成する。総ドーズ量は例えば1012〜1016cm−2である。もちろん、P型不純物としてはアルミニウムの他に、ほう素、ガリウムなどを用いてもよい。
【0014】
なお、本例では、ソース領域50を形成するための燐イオン注入を先に行ったが、べース領域60を形成するためのアルミニウムイオン注入を先に行った後に、ソース領域50を形成するための燐イオン注入を行ってもよい。
【0015】
図12(d)の工程においては、例えば1000〜1800℃での熱処理を行い、注入した不純物を活性化させる。
【0016】
図12(e)の工程においては、ゲート絶縁膜30を1200℃程度での熱酸化により形成し、次に例えば多結晶シリコンによりゲート電極40を形成する。その後、層間絶縁膜70としてCVD酸化膜を堆積し、コシタクトホールを開孔する。
【0017】
図12(f)の工程においては、N+型ソース領域50上に開孔されたコンタクトホールにソース電極80を形成する。また、N+基板10の裏面にドレイン電極90として金属膜を蒸着し、例えば600〜1400℃程度で熱処理してオーミック電極とする。
このようにして従来例として示した図8のSiCプレーナ型MOSFETが完成する。
【0018】
ここで、上記「プロセス上の制約」とは、図11(b)および図11(c)の工程にある。
図11(c)におけるP型ベース領域60とN+型ソース領域50の重なり部分、すなわち、図中の150がチャネル長となる。そして、図11(b)のソース領域50と図11(c)のP型ベース領域60は別々のマスク材を用いて形成される。このため、チャネル長150の設計寸法は、マスク材143、144をパターニングする際のフォトリソグラフィの合わせ精度を考慮に入れざるを得ない。例えばその合わせ精度が2μmであるとすると、ソース領域50の形成で2μm、ベース領域60の形成で2μm、そしてチャネル長150は最低1μmは必要であるから、チャネル長150の設計寸法は、それらを足し合わせて5μmとしなくてはならない。
このような制約が上記SiCプレーナ型MOSFETの作製工程にあり、チャネル長150の設計寸法にフォトリソグラフィの合わせ精度を考慮せざるをえず、チャネル長150を必要以上に長く設計しなくてはならないという問題があった。
【0019】
本発明は、上記のごとき従来技術の問題を解決するためになされたものであり、チャネル長を任意の長さに設計できる製造工程を経た、チャネル抵抗の小さい高耐圧電界効果トランジスタの製造方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明においては特許請求の範囲に記載するような構成をとる。
【0021】
すなわち、本発明の電界効果トランジスタの製造方法は、炭化珪素半導体基板と、前記炭化珪素半導体基板の主表面上に形成され、前記炭化珪素半導体基板よりも高抵抗な第一導電型の半導体層と、前記半導体層の表層部の所定領域に形成された第一導電型のソース領域と、前記半導体層の表層部の所定領域に形成された第一導電型の低抵抗チャネル接続領域と、前記ソース領域と前記低抵抗チャネル接続領域に挟まれて、前記低抵抗チャネル接続領域よりも浅く形成された蓄積型のチャネル領域と、前記ソース領域を含む前記半導体層の表層部に、前記低抵抗チャネル接続領域まで延設して形成され、前記ソース領域の深さよりも深い第二導電型のベース領域と、少なくとも前記チャネル領域上に、ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記ソース領域に接触するソース電極と、ドレイン電極とを備えた電界効果トランジスタの製造方法において、ドレイン領域となる第一導電型の前記炭化珪素半導体基板の主表面上に、前記炭化珪素半導体基板よりも高抵抗な第一導電型の前記半導体層を形成する工程と、前記半導体層の表層部の所定領域に第1のマスク材を堆積する工程と、前記第1のマスク材をパターニングする工程と、前記第1のマスク材越しに前記半導体層中に第一導電型の不純物を導入することで、第一導電型の前記ソース領域および前記低抵抗チャネル接続領域を同時に離間して形成する工程と、前記半導体層の表層部の所定領域に第2のマスク材を堆積する工程と、前記第2のマスク材をパターニングする工程と、前記第2のマスク材越しに前記半導体層中に第二導電型の不純物を導入することで、前記ソース領域を含む前記半導体層の表層部に、前記低抵抗チャネル接続領域まで延設して重なり、且つ前記ソース領域の深さよりも深い第二導電型の前記ベース領域を形成する工程と、前記半導体層の表層部の所定領域に第3のマスク材を堆積する工程と、前記第3のマスク材をパターニングする工程と、前記第3のマスク材越しに前記半導体層中の前記ベース領域の表層部に第一導電型の不純物を導入することで、前記ソース領域および前記低抵抗チャネル接続領域の間に第一導電型の前記チャネル領域を形成する工程とを少なくとも含むことを特徴とする。
【0026】
【発明の効果】
本発明の電界効果トランジスタの製造方法によれば、
(1)第一導電型の高濃度不純物層である低抵抗チャネル接続領域を設けたことで、オン抵抗の大幅な低減を図ることができる。
【0027】
(2)ソース領域と低抵抗チャネル接続領域を同時に形成し、両者に挟まれる部分をチャネルとすることができるため、チャネル長の設計にフォトリソグラフィの合わせ精度を考慮に入れる必要がない。チャネル長の設計は、フォトリソグラフィに用いる感光材の加工精度のみ考慮に入れればよい。感光材の加工精度は、一般的に1μm以下であり、チャネル長の設計を必要に応じて任意に行うことができる。
【0028】
(3)チャネル長を従来のSiCプレーナ型MOSFETよりも短く作製できるため、チャネル抵抗を小さくし、素子のオン抵抗を低減することができる。
【0029】
(4)低抵抗チャネル接続領域は、ベース領域と重なる必要がある。そのため、低抵抗チャネル接続領域の長さはフォトリソグラフィの合わせ精度を考慮し、その分長く設計してやらなくてはならない。しかし、低抵抗チャネル接続領域はその抵抗が小さくなるように形成されており、合わせ精度を考慮した分長くなってしまっても、オン抵抗への寄与は小さく、十分にオン抵抗の小さい素子を得ることができる。
(5) チャネル領域が蓄積型チャネルなので、チャネルを流れるキャリアがゲート絶縁膜と半導体基体との界面に存在する界面準位の影響を受けにくくすることができるため、さらにチャネル抵抗を低減することができる。
【0030】
請求項2記載の電界効果トランジスタによれば、ソース領域と低抵抗チャネル接続領域を同時に形成することがいるので、製造工程が簡単である。
【0032】
(6)ワイドバンドギャップ半導体としてSiCを用いるので高耐圧性を有し、高キャリア移動度、高飽和ドリフト速度を権保することができる。このため、電界効果トランジスタを高速スイッチング素子や大電力用素子に用いることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。なお、本実施の形態で用いられる炭化珪素(SiC)のポリタイプは4Hが代表的であるが、6H、3C等その他のポリタイプでも構わない。また、以下の実施の形態では、すべてドレイン電極を半導体基板の裏面に形成し、ソース電極を基板表面に配置して、電流を素子内部に縦方向に流す構造の電界効果トランジスタで説明するが、例えばドレイン電極をソース電極と同じく基板表面に配置して、電流を横方向に流す構造の電界効果トランジスタでも本発明が適用可能である。
また、本発明の主旨を逸脱しない範囲での変形を含むことは言うまでもない。
さらに、SiCのほかにGaNやダイヤモンドにも本発明を適用できる。
【0035】
実施の形態
図1は、本発明の実施の形態の電界効果トランジスタの製造方法で製造した構造を示す断面図である。
図に示すように、N+型SiC基板10上に、N−型SiCエピタキシャル領域20が形成されている。そして、エピタキシャル領域20の表層部における所定領域には、P型ベース領域60、N+型ソース領域50およびN+型低抵抗チャネル接続領域51が形成されている。そして、ソース領域50とN+型低抵抗チャネル接続領域51の間には、蓄積型チャネル110が形成されている。また、N−型SiCエピタキシャル領域20の上にはゲート絶縁膜30を介してゲート電極40が配置され、ゲート電極40は層間絶縁膜70にて覆われている。N+型ソース領域50に接するようにソース電極80が形成されるとともに、N+型SiC基板10の裏面にはドレイン電極90が形成されている。なお、P型ベース領域60は、図示されないところでソース電極80と同電位となるように接続されている。
【0037】
以下、本実施の形態の電界効果トランジスタの動作について説明する。
【0038】
図2は、本実施の形態の電界効果トランジスタの動作説明図(オフ時)、図3は、本実施の形態1の電界効果トランジスタの動作説明図(オン時)である。
【0039】
ドレイン電極90とソース電極80との間に電圧が印加された状態で、ゲート電極40に正の電圧が印加されると、ゲート電極40に対向した蓄積型チャネル110の表層に電子の蓄積層が形成される。その結果、図3に示すように、電流がドレイン領域20から低抵抗チャネル接続領域51、蓄積型チャネル110、ソース領域50を経て、ソース電極80へと流れる。
【0040】
また、ゲート電極40に印加された電圧を取り去ると、蓄積型チャネル110はP型ベース領域60とのビルトインポテンシャルにより空乏化される。その結果、低抵抗チャネル接続領域51から蓄積型チャネル110へと電流が流れなくなり、ドレイン電極90とソース電極80との間は電気的に絶縁され、スイッチング機能を示すことになる。ドレイン耐圧が大きくなると、図2に示すように、P型ベース領域60とN−型エピタキシャル領域20との界面から該エピタキシャル領域20側に拡がる空乏層によって、低抵抗チャネル接続領域51に印加される電界が緩和されるからゲート酸化膜30も保護される。そして、素子の耐圧については、P型ベース領域60とN−型エピタキシャル領域20間のPN接合のアバランシェブレークダウンで決まるから、この電界効果トランジスタのドレイン耐圧は高い。
【0041】
次に、本実施の形態の電界効果トランジスタの製造方法の一例を、図4(a)〜(c)、図5(d)〜(f)、および図6(g)の工程断面図を用いて説明する。
図4(a)の工程においては、N+型SiC基板10の上に、例えば不純物濃度が1014〜1018cm−3、厚さが1〜100μmのN−型SiCエピタキシャル領域20が形成されている。
【0042】
図4(b)の工程においては、エピタキシャル領域20に対して犠牲酸化を行い、その犠牲酸化膜を除去した後に、フォトリソグラフィを経てパターニングされたマスク材140を用いて、例えば100〜1000℃の高温で燐イオンを100eV〜3MeVの加速電圧で多段注入し、N+型ソース領域50およびN+型低抵抗チャネル接続領域51を形成する。総ドーズ量は、例えば1014〜1016cm−2である。もちろん、N型不純物としては燐の他に、窒素、ヒ素などを用いてもよい。このとき、ソース領域50と低抵抗チャネル接続領域51との間の幅がチャネル長120となる。チャネル長120の設計は、マスク材140をパターニングする際のフォトリソグラフィに用いる感光材の加工精度のみ考慮に入れればよい。感光材の加工精度は一般的に1μm以下であり、チャネル長120の設計を必要に応じて任意に行うことができる。
【0043】
図4(c)の工程においては、マスク材141を用いて例えば100〜1000℃の高温でアルミニウムイオンを100eV〜5MeVの加速電圧で多段注入し、P型ベース領域60を形成する。総ドーズ量は、例えば1012〜1016cm−2である。もちろん、P型不純物としてはアルミニウムの他に、ほう素、ガリウムなどを用いてもよい。
【0044】
このとき、低抵抗チャネル接続領域51は、ベース領域60と重なる必要がある。そのため、低抵抗チャネル接続領域51の長さは、フォトリソグラフィの合わせ精度を考慮し、その分長く設計(図中130)してやらなくてはならない。しかし、低抵抗チャネル接続領域51は、その抵抗が小さくなるように形成されており、合わせ精度を考慮した分長くなってしまっても、オン抵抗への寄与は小さく、十分にオン抵抗の小さい素子を得ることができる。
【0045】
図5(d)の工程においては、マスク材142を用いて、例えば100〜1000℃の高温で窒素イオンを100eV〜1MeVの加速電圧で多段注入し、N型蓄積チャネル110を形成する。総ドーズ量は、例えば1011〜1013cm−2である。もちろん、N型不純物としては燐の他に、窒素、ヒ素などを用いてもよい。
【0046】
なお、本実施形態では、イオン注入を、ソース領域50および低抵抗チャネル接続領域51を形成するための燐イオン注入、P型ベース領域60を形成するためのアルミニウムイオン注入、蓄積型チャネル110を形成するための窒素イオン注入、の順に行ったが、各イオン注入を行う順番はこの限りではない。
【0047】
図5(e)の工程においては、例えば1000〜1800℃での熱処理を行い、注入した不純物を活性化させる。
【0048】
図5(f)の工程においては、ゲート絶縁膜30を1200℃程度での熱酸化により形成し、次に例えば多結晶シリコンによりゲート電極40を形成する。その後、層間絶縁膜70としてCVD酸化膜を堆積し、コンタクトホールを開孔する。
【0049】
図6(g)の工程においてはN+型ソース領域50上に開孔されたコンタクトホールに例えば金属膜からなるソース電極80を形成する。また、N+基板10の裏面にドレイン電極90として金属膜を蒸着し、例えば600〜1400℃程度で熱処理してオーミック電極とする。
このようにして図1に示す電界効果トランジスタが完成する。
【0050】
すなわち、本実施の形態の電界効果トランジスタの製造方法は、炭化珪素半導体基板(N + 型SiC基板10)と、前記炭化珪素半導体基板の主表面上に形成され、前記炭化珪素半導体基板よりも高抵抗な第一導電型の半導体層(N − 型SiCエピタキシャル領域20)と、前記半導体層の表層部の所定領域に形成された第一導電型のソース領域(N + 型ソース領域50)と、前記半導体層の表層部の所定領域に形成された第一導電型の低抵抗チャネル接続領域(N + 型低抵抗チャネル接続領域51)と、前記ソース領域と前記低抵抗チャネル接続領域に挟まれて、前記低抵抗チャネル接続領域よりも浅く形成された蓄積型のチャネル領域(蓄積型チャネル110)と、前記ソース領域を含む前記半導体層の表層部に、前記低抵抗チャネル接続領域まで延設して形成され、前記ソース領域の深さよりも深い第二導電型のベース領域(P型ベース領域60)と、少なくとも前記チャネル領域上に、ゲート絶縁膜(30)を介して形成されたゲート電極(40)と、前記ソース領域に接触するソース電極(80)と、ドレイン電極(90)とを備えた電界効果トランジスタの製造方法において、ドレイン領域となる第一導電型の前記炭化珪素半導体基板(N+型SiC基板10)の主表面上に、前記炭化珪素半導体基板よりも高抵抗な第一導電型の前記半導体層(N−型SiCエピタキシャル領域20)を形成する工程(図4(a)の工程)と、前記半導体層の表層部の所定領域に第1のマスク材(140)を堆積する工程と、前記第1のマスク材をパターニングする工程と、前記第1のマスク材越しに前記半導体層中に第一導電型の不純物を導入することで、第一導電型の前記ソース領域(N+型ソース領域50)および前記低抵抗チャネル接続領域(N+型低抵抗チャネル接続領域51)を同時に離間して形成する工程(図4(b)の工程)と、前記半導体層の表層部の所定領域に第2のマスク材(141)を堆積する工程と、前記第2のマスク材をパターニングする工程と、前記第2のマスク材越しに前記半導体層中に第二導電型の不純物を導入することで、前記ソース領域を含む前記半導体層の表層部に、前記低抵抗チャネル接続領域まで延設して重なり、且つ前記ソース領域の深さよりも深い第二導電型の前記ベース領域(P型ベース領域60)を形成する工程(図4(c)の工程)と、前記半導体層の表層部の所定領域に第3のマスク材(142)を堆積する工程と、前記第3のマスク材をパターニングする工程と、前記第3のマスク材越しに前記半導体層中の前記ベース領域の表層部に第一導電型の不純物を導入することで、前記ソース領域および前記低抵抗チャネル接続領域の間に第一導電型の前記チャネル領域(蓄積型チャネル110)を形成する工程(図4(d)の工程)とを少なくとも含む。
【0051】
これらの結果、本実施の形態の電界効果トランジスタにおいては、次のような効果が得られる。
【0052】
(1)N+型低抵抗チャネル接続領域51を設けたことで、オン抵抗の大幅な低減を図ることができる。
【0053】
(2)ソース領域50と低抵抗チャネル接続領域51を同時に形成し、両者に挟まれる部分をチャネルとすることができるため、チャネル長120の設計にフォトリソグラフィの合わせ精度を考慮に入れる必要がない。チャネル長120の設計は、フォトリソグラフィに用いる感光材の加工精度のみ考慮に入れればよい。感光材の加工精度は、一般的に1μm以下であり、チャネル長120の設計を必要に応じて任意に行うことができる。
【0054】
(3)チャネル長120を従来のSiCプレーナ型MOSFETよりも短く作製できるため、チャネル抵抗を小さくし、素子のオン抵抗を低減することができる。
【0055】
(4)低抵抗チャネル接続領域51は、ベース領域60と重なる必要がある。そのため、低抵抗チャネル接続領域51の長さはフォトリソグラフィの合わせ精度を考慮し、その分長く設計してやらなくてはならない。しかし、低抵抗チャネル接続領域51はその抵抗が小さくなるように形成されており、合わせ精度を考慮した分長くなってしまっても、オン抵抗への寄与は小さく、十分にオン抵抗の小さい素子を得ることができる。
(5) チャネル領域110が蓄積型チャネルなので、チャネルを流れるキャリアがゲート絶縁膜30と半導体基体との界面に存在する界面準位の影響を受けにくくすることができるため、さらにチャネル抵抗を低減することができる。
【0056】
参考例
図7は、本発明の参考例の電界効果トランジスタの構造を示す断面図である。
図1に示す実施の形態との構成上の違いは、蓄積型チャネル(110)ではなく、反転型チャネル111が形成される点である。その動作は、ドレイン電極90とソース電極80との間に電圧が印加された状態で、ゲート電極40に正の電圧が印加されると、ゲート電極40に対向したP型ベース領域60の表層に反転型のチャネル領域111が形成され、ドレイン電極90からソース電極80へと電流を流すことが可能となる。製造方法は、図4〜6に示した実施の形態の製造方法において、図5(d)で説明した窒素のイオン注入が省略されるだけである。
【0057】
このように、本発明によりチャネル長を例えば1μmとする素子を作製できるため、チャネル領域が反転型で動作する実施の形態2のような電界効果トランジスタにおいても、実用上十分にオン抵抗の小さい素子を提供することが可能である。
【0058】
以上本発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の電界効果トランジスタの製造方法で製造した構造を示す断面図である。
【図2】 本実施の形態の電界効果トランジスタの動作説明図(オフ時)である。
【図3】 本実施の形態の電界効果トランジスタの動作説明図(オン時)である。
【図4】 本発明の実施の形態の電界効果トランジスタの製造方法を示す工程断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の電界効果トランジスタの製造方法を示す工程断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態の電界効果トランジスタの製造方法を示す工程断面図である。
【図7】 本発明の参考例の電界効果トランジスタの構造を示す断面図である。
【図8】従来のSiCプレーナ型MOSFET構造を示す断面図である。
【図9】図8に示した従来のSiCプレーナ型MOSFETの動作説明図(オフ時)である。
【図10】図8に示した従来のSiCプレーナ型MOSFETの動作説明図(オン時)である。
【図11】図8に示した従来のSiCプレーナ型MOSFETの製造方法を示す工程断面図である。
【図12】図8に示した従来のSiCプレーナ型MOSFETの製造方法を示す工程断面図である。
【符号の説明】
10…N+型SiC基板
20…N−型SiCエピタキシャル領域
30…ゲート絶縁膜
40…ゲート電極
50…N+型ソース領域
51…N+型低抵抗チャネル接続領域
60…P型ベース領域
70…層間絶縁膜
80…ソース電極
90…ドレイン電極
100…反転型チャネル領域
110…蓄積型チャネル領域
111…反転型チャネル領域
120…チャネル長
130…低抵抗チャネル接続領域51とベース領域60の重なり幅
140、141、142、143、144…マスク材
Claims (1)
- 炭化珪素半導体基板と、
前記炭化珪素半導体基板の主表面上に形成され、前記炭化珪素半導体基板よりも高抵抗な第一導電型の半導体層と、
前記半導体層の表層部の所定領域に形成された第一導電型のソース領域と、
前記半導体層の表層部の所定領域に形成された第一導電型の低抵抗チャネル接続領域と、
前記ソース領域と前記低抵抗チャネル接続領域に挟まれて、前記低抵抗チャネル接続領域よりも浅く形成された蓄積型のチャネル領域と、
前記ソース領域を含む前記半導体層の表層部に、前記低抵抗チャネル接続領域まで延設して形成され、前記ソース領域の深さよりも深い第二導電型のベース領域と、
少なくとも前記チャネル領域上に、ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
前記ソース領域に接触するソース電極と、
ドレイン電極とを備えた電界効果トランジスタの製造方法において、
ドレイン領域となる第一導電型の前記炭化珪素半導体基板の主表面上に、前記炭化珪素半導体基板よりも高抵抗な第一導電型の前記半導体層を形成する工程と、
前記半導体層の表層部の所定領域に第1のマスク材を堆積する工程と、
前記第1のマスク材をパターニングする工程と、
前記第1のマスク材越しに前記半導体層中に第一導電型の不純物を導入することで、第一導電型の前記ソース領域および前記低抵抗チャネル接続領域を同時に離間して形成する工程と、
前記半導体層の表層部の所定領域に第2のマスク材を堆積する工程と、
前記第2のマスク材をパターニングする工程と、
前記第2のマスク材越しに前記半導体層中に第二導電型の不純物を導入することで、前記ソース領域を含む前記半導体層の表層部に、前記低抵抗チャネル接続領域まで延設して重なり、且つ前記ソース領域の深さよりも深い第二導電型の前記ベース領域を形成する工程と、
前記半導体層の表層部の所定領域に第3のマスク材を堆積する工程と、
前記第3のマスク材をパターニングする工程と、
前記第3のマスク材越しに前記半導体層中の前記ベース領域の表層部に第一導電型の不純物を導入することで、前記ソース領域および前記低抵抗チャネル接続領域の間に第一導電型の前記チャネル領域を形成する工程と
を少なくとも含むことを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
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