JP3938943B2 - ペイントおよびコーテイング除去剤 - Google Patents
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Description
発明の背景
本発明はペイントおよびコーテイング除去用組成物に関する。より特に、本発明は炭酸アルキレンもしくは炭酸ジアルキルまたは両者、過酸化水素、および水を含有する組成物に関する。
ペイント除去用組成物は産業において、例えば飛行機胴体からペイントを取り除くために、一般的に使用されている。従来のペイント除去剤組成物は塩化メチレン、フェノール、または腐食剤(caustic)を含む。しかしながら、これらの物質の各々は使用中に固有の問題を有する。塩化メチレンをベースとした組成物はペイント除去剤として非常に有効であるが、塩化メチレンは有毒であると思われる高揮発性物質である。同様に、フェノールも高毒性である。さらに、腐食剤も燃焼を引き起こしそしてアルミニウムを腐食する。従来のペイント除去剤組成物の欠陥および欠点のために、新規なペイント除去用組成物が非常に望まれている。
発明の要旨
一つの広い面では、本発明は炭酸アルキレン、過酸化水素、および水を含んでなるペイント除去剤として有用な組成物である。
別の広い面では、本発明は炭酸アルキレン、過酸化水素、および水を含有する組成物をペイントされた表面にペイントの膨張または発泡を引き起こすのに有効な時間にわたりそしてそのような条件下で適用することを含んでなるペイントを除去する方法である。
別の広い面では、本発明は(a)炭酸アルキレン、炭酸ジアルキル、または両者、(b)過酸化水素、および(c)水を含有する組成物をペイントされた表面にペイントの膨張または発泡を引き起こすのに有効な時間にわたりそしてそのような条件下で適用することを含んでなるペイントを除去する方法である。
別の広い面では、本発明は炭酸ジアルキル、過酸化水素、および水を含んでなるペイント除去剤として有用な組成物である。この組成物は場合によりアルコール、グリコールエーテル、炭酸アルキレン、またはそれらの組み合わせを含有してもよい。
別の広い面では、本発明は炭酸ジアルキル、過酸化水素、および水を含有する組成物をペイントされた表面にペイントの膨張または発泡を引き起こすのに有効な時間にわたりそしてそのような条件下で適用することを含んでなるペイントを除去する方法である。
処理しようとする表面は種々のシーラント、例えばポリスルフィド、ポリウレタン、ラッカー、エポキシなど、で封止されているかもしれない。家具、自動車、ボート、汽車、航空機、軍事車両などからペイントおよびコーテイングを除去するために組成物を使用することができる。
本発明は多くの利点を有する。例えば、組成物は低い毒性、ペイントおよびコーテイングを除去する際の高い効果、並びに中性pH(またはわずかに酸性もしくはわずかに塩基性のpH)を含む数種の重要な属性を有する。さらに、炭酸プロピレンの場合には、炭酸プロピレンが無毒であるプロピレングリコールに分解する。同様に、過酸化水素は時間が経つにつれて水に分解する。従って、本発明の炭酸プロピレン組成物は、特にペイントおよびコーテイング除去用に一般的に使用される塩素化された炭化水素類と比べて、環境的に優しい。さらに、本発明の組成物は、例えば塩素化された炭化水素類の蒸発を減ずる一般的に適用されるゲルとは対照的に、本発明の組成物を液体形態で適用できることが意図されるほどの短い時間で膨張および発泡を引き起こす。
過酸化水素を少なくとも50%水溶液の形態で使用することにより炭酸アルキレンとの混和性溶液を生成することが有利なことも見いだされた。本発明の概念では、混和性溶液とは単一相溶液を意味する。生ずる組成物は驚異的に優れたペイント除去性質を有し、それは限定された存在する水の量によると信じられる。組成物を追加の共溶媒、活性化剤、腐食抑制剤などと配合してもよく、またはペイント除去を行うために直接使用してもよい。本発明の組成物は有利なことに不燃性であり、低揮発性であり且つ発癌性化学物質を含まない。
発明の詳細な記述
本発明の組成物は炭酸アルキレンもしくは炭酸ジアルキルまたは両者、過酸化水素、および水を含有する。
過酸化水素および水は市販の原料から種々の百分率の過酸化水素水溶液として簡便に得られる。過酸化水素は水溶液状で約1〜約80%の濃度で一般的に入手できる。例えば、工業用溶液はしばしば30重量%またはそれ以上の過酸化水素溶液である。本発明の実施においては、50%過酸化水素水溶液の使用が特に有効であることが見いだされた。高度に濃縮された過酸化水素は強い酸化剤であると考えられるため、そのような物質は注意深く且つ適切に取り扱うべきである。濃縮された過酸化水素溶液が炭酸エステルと混合されると、過酸化水素の濃度が減少し、それが最終的組成物の有害性を減ずることも注目されよう。例えば、混合された組成物中の過酸化水素の全体的濃度が約30%より低い時には、組成物を取り扱うための特別な注意は必要ない。約30%〜約50%の濃度を有する過酸化水素水溶液の使用が本発明の実施において好ましく、約50%の濃度がペイント除去能力および炭酸エステルとの混和性の優れた均衡を与える。これに関すると、混和性最終組成物を与えるためには、水溶液の比較的低い過酸化水素濃度は共溶媒、界面活性剤などの使用を必要とするかもしれないことを認識すべきである。
本発明の一つの態様では、全組成物中の過酸化水素の量は少なくとも4重量%である。別の態様では、全組成物中の過酸化水素の量は少なくとも10重量%である。本発明の別の態様では、過酸化水素の量は全組成物の少なくとも15重量%または少なくとも35重量%である。
本発明で使用される炭酸アルキレンは2〜10個の炭素原子を含有できる。本発明の実施において使用できる炭酸アルキレン類の代表例は炭酸エチレンおよび炭酸プロピレンを包含する。本発明の実施においては、炭酸プロピレンが好ましい。
本発明で使用される炭酸ジアルキルは3〜25個の炭素原子を含有できる。炭酸ジアルキルは式R−CO3−R′[式中、RおよびR′は同一もしくは相異なってよく、そして各場合とも独立して炭素数1〜約12のアルキルである]のものであってよい。一つの態様では、炭酸ジアルキルは炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、またはそれらの混合物であってよい。
濃縮された溶液は約8〜約15%の過酸化物の範囲であり、残りは水並びに炭酸ジアルキルまたは炭酸ジアルキルおよび炭酸アルキレンである。
本発明の組成物は場合によりアルコールを含んでいてもよい。そのようなアルコール類の代表例はメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、およびベンジルアルコールを包含する。本発明の実施においては、ベンジルアルコールが好ましい。一般的には、本発明の組成物は0〜約90重量%のアルコールを含有する。ある種のタイプのコーテイングの除去用には、炭酸水素脱酸素水溶液の効果をアルコールの添加により改良できることが見いだされた。
本発明のある種の態様では、組成物は約10〜約90重量%の炭酸アルキレン、約0.1〜約20重量%の過酸化水素、および約0.1〜約30重量%の水を含有する。アルコールを含有する本発明のある種の態様では、組成物は約10〜約90重量%の炭酸アルキレン、約10〜約90重量%のアルコール、約0.1〜約20重量%の過酸化水素、および約0.1〜約30重量%の水を含有する。
本発明のある種の態様では、組成物は約10〜約90重量%の炭酸ジアルキル、約0.1〜約20重量%の過酸化水素、および約0.1〜約30重量%の水を含有する。本発明のある種の態様では、組成物は約10〜約90重量%の炭酸ジアルキル、約0〜約90重量%のアルコール、0〜約90重量%のグリコールエーテル、0〜約90重量%の炭酸アルキレン、約0.1〜約20重量%の過酸化水素、および約0.1〜約30重量%の水を含有する。
上記の成分の他に、本発明の組成物は場合により活性化剤、例えば蟻酸またはシュウ酸、濃稠化剤であるグリコールエーテル類、例えばプロピレングリコールメチルエーテル(PM)、ジプロピレングリコールメチルエーテル(DPM)、またはジプロピレングリコールn−ブチルエーテル(DPNB)、界面活性剤、酸類または塩基類、安定剤、腐食抑制剤、およびペイント除去剤中で一般的に使用される他の添加剤を含有してもよいことが意図される。
代表的な濃稠化剤の非限定的な例は、セルロースエーテル類、例えばヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、および他のアルキルまたはヒドロキシアルキルセルロース;コロイド状シリカを包含するシリカ;クレイ類、例えばベントナイトおよびモンモリロナイト澱粉;コロイド状アルミナを包含するアルミナ;アラビアゴム;トラガカント;寒天;糖誘導体;高分子量ポリエチレンオキシド類;グアーゴム;キサンタンゴム;ポリビニルピロリドンおよびメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体を包含する。ある種のヒドロキシアルキルセルロースエーテル類およびある種の実験重合体が本発明の実施において特に有効であり且つ耐分解性であることが見いだされた。そのようなセルロースエーテル類はザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(The Dow Chemical Company)から商品名メトカル(Methocal)RF4MPRGおよびダウ実験重合体(Dow's Experimental Polymer)SCS41067.06として市販されている。濃稠化剤が使用される時には、そのような濃稠化剤の量は指定された適用に所望される濃稠化水準に依存して変動しうる。一般的には、濃稠化剤の使用量は約1〜約4重量%である。
代表的な腐食抑制剤の非限定的な例はエトキシル化されたブチンジオール、石油スルホネート類、プロパルギルアルコールおよびチオウレアの配合物を包含する。使用する場合には、そのような腐食抑制剤の量は典型的には全組成物の約10重量%までである。
キレート化剤を本発明の組成物に加えて過酸化物の分解を引き起こす金属イオンとの錯体を生成してもよい。使用する時には、キレート化剤は全組成物の約10重量%までの量で使用できる。そのようなキレート化剤の代表例はエチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびその金属塩類、ジエチレントリアミン五酢酸、ポリホスフェート類、ジケトン類、ヒドロキシカルボン酸類およびホスホン酸類などを包含するが、それらに限定されない。
本発明の組成物中に含まれてもよい過酸化水素用の代表的な安定剤の非限定的な例はC1-4アルキルアニリン類、芳香族スルホン酸類、スルファミン酸類、スルホン類、スルホキシド類、スルホレン類、スルホラン類、アミノアリールスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トリルスルホン酸、スルファニル酸、プロピレングリコール、グリコール酸、グリセリン、プロピオン酸、安息香酸、シス−4−ブテンジオールなどおよびそれらの混合物を包含する。使用する時のそのような安定剤の量は広く変動でき、そして全組成物の典型的には約10重量%までの、好ましくは約1%までの、量で使用できる。
本発明の実施において場合により使用してもよい代表的な界面活性剤の非限定的な例は非イオン性、アニオン性、カチオン性および両性の界面活性剤、例えばモノカルボキシルココイミドアゾリン、高級アルキル硫酸ナトリウム塩類、トリデシルオキシポリ(アルキレンオキシエタノール)、エトキシル化されたまたはプロポキシル化されたアルキルフェノール、アルキルスルホアミド類、C10−18アルカリールスルホネート類、例えばアルキルベンゼンスルホネート類、ココアンファオジプロピオネート(cocoamphaodipropionate)、セチルパルミチンアルカノールアミド類、水素化されたヒマシ油、イソオクチルフェニルポリエトキシエタノール、モノパルミチン酸ソルビタン、C8−18アルキルピロリドン、ココアミノプロピオン酸およびそれらのポリエトキシアミノ塩類を包含する。使用する時には、界面活性剤の量は組成物を混和性にするのに充分なものであるべきである。典型的には、界面活性剤の量は全組成物の約0.1〜約10重量%である。
本発明の組成物は場合により広範囲の他の有機共溶媒を含有してもよい。同様に、本発明は1種もしくはそれ以上のそのような溶媒の不存在下で実施してもよい。代表的な種類のそのような他の共溶媒の非限定的な例は炭化水素類、グリコール類、グリコールエーテル類、グリコールエーテルエステル類、エーテル類、エステル類、フェノール類、グリコール類、硫黄をベースとした溶媒、塩素化された炭化水素類、芳香族炭化水素類、ニトロ化された炭化水素類、アミド類、およびケトン類を包含する。そのような共溶媒は有極性または非極性であってもよく、プロトン性または非プロトンであってもよく、環式、分枝鎖状または直鎖状であってもよく、そして1個もしくはそれ以上の官能基を含有していてもよい。一般的な炭化水素溶媒の代表例はヘキサン、トルエン、キシレン、並びに脂肪族および芳香族炭化水素類の混合物を包含する。一般的なエーテル溶媒の代表例はジブチルエーテル、エチルエーテル、およびジフェニルエーテルを包含する。一般的なエステル溶媒およびラクトン類の代表例は例えばブチロラクトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、DBE(デュポン(DuPont)からの二塩基性エステル混合物)の如き物質を包含する。一般的なフェノール類の代表例はフェノール並びにクレゾール類およびレソルシノール類を包含する。一般的なグリコール溶媒の代表例はエチレン、プロピレンおよびブチレングリコール類並びにメチルプロパンジオールを包含する。一般的な硫黄をベースとした溶媒の代表例はジメチルスルホキシド(DMSO)およびスルホランを包含する。一般的な塩素化された炭化水素溶媒の代表例は塩化メチレン、メチルクロロホルム、クロロベンゼン類およびジクロロベンゼン類を包含する。一般的なニトロ化された炭化水素溶媒の代表例はニトロエタンおよびニトロプロパンを包含する。一般的なアミド溶媒の代表例はホルムアミド、ジメチルホルムアミド、アセトアミド、およびジメチルアセトアミドを包含する。一般的なケトン溶媒の代表例はアセトン、メチルエチルケトン(MEK)、並びにメチルイソブチルケトンおよびメチルイソアミルブトンを包含する。
炭酸ジアルキルを含有する特定の組成物が混和性組成物を生成しない時には、混和性組成物を与えるために共溶媒を使用してもよい。例えば、グリコールエーテルを共溶媒として混合物の成分を溶解させるのに有効な量で加えることができる。そのようなグリコールエーテル類は他の目的のために含まれてもよい。当業者が認識できるように、そのような量は当該特定組成物に依存して変動するであろう。混和性組成物を与えるであろうグリコールエーテルの特定のタイプおよび量は日常的な実験により同定できる。典型的には、グリコールエーテルの使用量は約90重量%より少なく、そしてより典型的には約10〜約50%である。また、本発明の混和性炭酸ジアルキル組成物を与えるための共溶媒としてアルコールまたは炭酸アルキレンを効果的に使用してもよい。
本発明のペイント除去方法を実施する条件は変動させうる。典型的には、この方法は周囲大気条件下で実施されるであろう。0°F〜約125°Fの温度であるが、それより高い温度を使用してもよい。ペイント除去剤組成物は簡便な方法により、例えば組成物をペイント表面に浸漬、噴霧、またはハケ塗りすることにより、適用できる。耐性ペイント表面用には、ペイントを表面から完全に分離するために組成物を2回もしくはそれ以上適用することが望ましい。ペイント除去剤組成物が完全に作用するまでの時間が経った後に表面からペイント片を完全に除去するために布切れ、スクレーパー、サンドプラスターなどを使用することが望ましい。或いは、ペイント片および残存するペイント除去剤組成物を除去するために高圧水噴霧を使用してもよい。ペイント除去剤組成物が作用するのに必要な時間は例えば使用温度、ペイントタイプ、および使用する特定のペイント除去剤調合物の如き種々の因子により変動するであろうことを認識できる。一般的には、適用時間は1分間〜1時間の間であるが、それより長い適用時間を使用してもよい。
本発明の実施においては、使用直前に濃稠化剤を除去用組成物に混入することが意図される。これは、過酸化水素組成物中で長期間にわたり安定でない濃稠化剤が使用される場合に、特に望ましい。混合は標準的技術、例えば撹拌、揺動および回転、により行われる。濃稠化しようとする特定の系に対して特定の混合方法を適合させるべきである。同様に、包括される特定の溶媒組み合わせに対して濃稠化剤および他の添加剤または成分の添加順序または速度を適合させるべきである。
下記の実施例は本発明を説明するのものでありそして本発明の範囲またはその請求の範囲を限定しようとするものではない。断らない限り、全ての百分率は重量による。表で、”N/A”は”得られない”を示す。
実施例1:炭酸プロピレン組成物
表1に示されているように、炭酸プロピレンを含有する種々の組成物を製造した。表1では、ベンジルアルコール、炭酸プロピレン、蟻酸、過酸化水素、および水は重量百分率を基にしている。ベンジルアルコールは場合により含まれる共溶媒である。過酸化水素は30%水溶液から供給された。組成物を軍事用途のペイントおよびコーテイングを有する標準的なアルミニウムパネル(フロリダ州、マイアミのサイエンティフィック・マテリアル・インターナショナル・インコーポレーテッド(Scientific Material International, Inc.)から得られる、ロット96046−A2 4”×5”、MIL−P−2337プライマー、MIL−S−81733タイプ3ポリスルフィドシーラント、MIL−C−83286)に適用し、そしてパネル上で放置した。炭酸プロピレン/過酸化水素/水の組成物はペイントおよびコーテイングの除去において驚異的に有効であった。表1において、過酸化水素または炭酸プロピレンが欠けている実験は本発明の代表例ではなく、そして比較目的だけのために示されている。発泡および膨張が肉眼検査により確認された。
組成物は低い毒性、ペイントおよびコーテイングの除去における高い効果、および中性pH(またはわずかに酸性もしくはわずかに塩基性のpH)を包含する数種の重要な属性を有する。さらに、炭酸プロピレンは無毒であるプロピレングリコールに分解し、そして過酸化水素は水に分解する。従って、本発明の炭酸プロピレン組成物は、特にペイントおよびコーテイングの除去用に一般的に使用される塩素化された炭化水素類などと比べて、環境に優しい。さらに、本発明の組成物は、例えば塩素化された炭化水素の蒸発を減ずる一般的に適用されるゲルとは対照的に、本発明の組成物を液体形態で適用できることが意図されるほどの短い時間で膨張および発泡を引き起こす。しかしながら、垂直表面上のコーテイングの除去の難しさのために、例えばクルセル(Klucel)H(ハーキュレス(Hercules)、アクアロン部門(Aqualon Division))、ダウ(Dow)のメトセルRF4MPRGまたはダウ実験重合体XCS41067.06の如き濃稠化剤が有効なコーテイング除去を得るために必要であるかもしれない。
実施例2:炭酸エチレン組成物
表2に示されているように、炭酸エチレンを含有する種々の組成物を製造した。表2においては、ベンジルアルコール、炭酸エチレン、蟻酸、過酸化水素、および水は重量百分率を基にしている。実施例1のように、組成物を軍事用途のペイントおよびコーテイングを有する標準的なアルミニウムパネル(サイエンティフィック・マテリアル・インターナショナル・インコーポレーテッドから得られる、ロット96046−A2 4”×5”、MIL−P−2337プライマー、MIL−S−81733タイプ3ポリスルフィドシーラント、MIL−C−83286)に適用した。炭酸エチレン/ベンジルアルコール/過酸化水素/水の組成物はペイントおよびコーテイングの除去において驚異的に有効であった。表2において、過酸化水素または炭酸エチレンが欠けている実験は本発明の代表例ではなく、そして比較目的だけのために示されている。
組成物は低い毒性、ペイントおよびコーテイングの除去における高い効果、および中性pH(またはわずかに酸性もしくはわずかに塩基性のpH)を包含する数種の重要な属性を有する。さらに、本発明の組成物は、例えば塩素化された炭化水素の蒸発を減ずる一般的に適用されるゲルとは対照的に、本発明の組成物を液体形態で適用できることが予測されるほどの短い時間で膨張および発泡を引き起こす。しかしながら、垂直表面上のコーテイングの除去の難しさのために、例えばクルセルH(ハーキュレス、アクアロン部門)、ダウのメトセルRF4MPRGまたはダウ実験重合体XCS41067.006の如き濃稠化剤が有効なコーテイング除去を得るために必要であるかもしれない。
実施例3:炭酸ジアルキル組成物
表3に示されているように、炭酸ジアルキル類である炭酸ジメチル(DMC)および炭酸ジエチル(DEC)を含有する種々の組成物を製造した。表3においては、ベンジルアルコール(BA)、炭酸プロピレン(PC)、プロピレングリコールn−ブチルエーテル(PNB)、およびジプロピレングリコールn−ブチルエーテル(DPNB)は重量百分率を基にしている。混和性の項で”†”がついて示されている表3中の組成物の一部に関しては、グリコールエーテルが混和性組成物を製造するために必要であった。実施例1のように、組成物を軍事用途のペイントおよびコーテイングを有する標準的なアルミニウムパネル(サイエンティフィック・マテリアル・インターナショナル・インコーポレーテッドから得られる、ロット96046−A2 4”×5”、MIL−P−2337プライマー、MIL−S−81733タイプ3ポリスルフィドシーラント、MIL−C−83286)に適用した。炭酸ジアルキル組成物はペイントおよびコーテイングの除去において驚異的に有効であった。表3において、組成物が混和性でない実験は本発明の代表例ではなく、そして比較目的だけのために示されている。
組成物は低い毒性、ペイントおよびコーテイングの除去における高い効果、および中性pH(またはわずかに酸性もしくはわずかに塩基性のpH)を包含する数種の重要な属性を有する。さらに、本発明の組成物は、例えば塩素化された炭化水素の蒸発を減ずる一般的に適用されるゲルとは対照的に、本発明の組成物を液体形態で適用できることが予測されるほどの短い時間で膨張および発泡を引き起こす。しかしながら、垂直表面上のコーテイングの除去の難しさのために、例えばクルセルH(ハーキュレス、アクアロン部門、ダウのメトセルRF4MPRGまたはダウ実験重合体XCS41067.06の如き濃稠化剤が有効なコーテイング除去を得るために必要であるかもしれない。
実施例4:炭酸プロピレン組成物の安定性
炭酸プロピレン(PC)、水、過酸化水素(H2O2)および変動量の安定剤を含有する多数の組成物を製造した。組成物を次に容器の中に入れそしてH2O2含有量を測定するために定期的に監視した。結果は表4に報告されている。
表4のデータは、驚くべきことに、炭酸エステル/水/H2O2組成物が安定であることを示している。それ故、過酸化水素の量は12週間の期間にわたり認識可能な程度まで減少しない。さらに、予期せぬことに、組成物は25%またはそれ以上の高いH2O充填量にもかかわらず単一相であったことも見いだされた。このことは、水4の相分離が過酸化水素の不存在下で起きるために、特に注目される。理論により拘束することは望まないが、過酸化水素が結合剤として機能して単一相溶液を与えることが考えられる。表4のデータは、安定な組成物を維持するためには安定剤の使用は特に重要でなくそしてそのまま本発明の実施において場合により使用してもよいことを示唆しているようである。それ故、15%もしくはそれ以上の過酸化物を有する組成物が安定であることが注目される。
表4の濃度における変動(すなわち、過酸化物の増加)は通常の実験誤差に帰因する。
実施例5:濃稠化された組成物
成分を撹拌しながら混合することにより多数の炭酸エステル組成物を製造した。種々の濃稠化剤が組成物中に含まれた。組成物は表5−Aに記載されている。表5−Aでは、”a”はメチルセルロース(ダウ・ケミカルのメトセルTM311)を示し、”b”はヒドロキシプロピルセルロース(アクアロンからのクルセルTMHセルロース)を示し、そして”c”はヒドロキシプロピルメチルセルロース(ダウ・ケミカルによるメトセルTMF4MPRG)を示す。
組成物5−A〜5−Uの全てが単一相であった。組成物を閉じられた容器の中に入れそして粘度安定性およびH2O2安定性に関して監視した。これらの試験の結果は表5−Bに示されている。”N/A”は示された項目に関してデータが集められなかったことを示す。
表5−Bのデータは、場合により濃稠化剤を含有していてもよい本発明の組成物が安定であることを示している。濃稠化剤の効果は濃稠化剤のタイプに依存して変動することがわかる。一部の場合(すなわち、5−R〜5−U)では濃稠化を行うのに必要な濃稠化剤の量が変動することもわかる。一般的には粘度は時間が経つにつれて減少するため、一部の場合には処理しようとする表面への先行する適用直後に濃稠化剤を加えることが好ましいかもしれない。
本発明はペイントおよびコーテイング除去用組成物に関する。より特に、本発明は炭酸アルキレンもしくは炭酸ジアルキルまたは両者、過酸化水素、および水を含有する組成物に関する。
ペイント除去用組成物は産業において、例えば飛行機胴体からペイントを取り除くために、一般的に使用されている。従来のペイント除去剤組成物は塩化メチレン、フェノール、または腐食剤(caustic)を含む。しかしながら、これらの物質の各々は使用中に固有の問題を有する。塩化メチレンをベースとした組成物はペイント除去剤として非常に有効であるが、塩化メチレンは有毒であると思われる高揮発性物質である。同様に、フェノールも高毒性である。さらに、腐食剤も燃焼を引き起こしそしてアルミニウムを腐食する。従来のペイント除去剤組成物の欠陥および欠点のために、新規なペイント除去用組成物が非常に望まれている。
発明の要旨
一つの広い面では、本発明は炭酸アルキレン、過酸化水素、および水を含んでなるペイント除去剤として有用な組成物である。
別の広い面では、本発明は炭酸アルキレン、過酸化水素、および水を含有する組成物をペイントされた表面にペイントの膨張または発泡を引き起こすのに有効な時間にわたりそしてそのような条件下で適用することを含んでなるペイントを除去する方法である。
別の広い面では、本発明は(a)炭酸アルキレン、炭酸ジアルキル、または両者、(b)過酸化水素、および(c)水を含有する組成物をペイントされた表面にペイントの膨張または発泡を引き起こすのに有効な時間にわたりそしてそのような条件下で適用することを含んでなるペイントを除去する方法である。
別の広い面では、本発明は炭酸ジアルキル、過酸化水素、および水を含んでなるペイント除去剤として有用な組成物である。この組成物は場合によりアルコール、グリコールエーテル、炭酸アルキレン、またはそれらの組み合わせを含有してもよい。
別の広い面では、本発明は炭酸ジアルキル、過酸化水素、および水を含有する組成物をペイントされた表面にペイントの膨張または発泡を引き起こすのに有効な時間にわたりそしてそのような条件下で適用することを含んでなるペイントを除去する方法である。
処理しようとする表面は種々のシーラント、例えばポリスルフィド、ポリウレタン、ラッカー、エポキシなど、で封止されているかもしれない。家具、自動車、ボート、汽車、航空機、軍事車両などからペイントおよびコーテイングを除去するために組成物を使用することができる。
本発明は多くの利点を有する。例えば、組成物は低い毒性、ペイントおよびコーテイングを除去する際の高い効果、並びに中性pH(またはわずかに酸性もしくはわずかに塩基性のpH)を含む数種の重要な属性を有する。さらに、炭酸プロピレンの場合には、炭酸プロピレンが無毒であるプロピレングリコールに分解する。同様に、過酸化水素は時間が経つにつれて水に分解する。従って、本発明の炭酸プロピレン組成物は、特にペイントおよびコーテイング除去用に一般的に使用される塩素化された炭化水素類と比べて、環境的に優しい。さらに、本発明の組成物は、例えば塩素化された炭化水素類の蒸発を減ずる一般的に適用されるゲルとは対照的に、本発明の組成物を液体形態で適用できることが意図されるほどの短い時間で膨張および発泡を引き起こす。
過酸化水素を少なくとも50%水溶液の形態で使用することにより炭酸アルキレンとの混和性溶液を生成することが有利なことも見いだされた。本発明の概念では、混和性溶液とは単一相溶液を意味する。生ずる組成物は驚異的に優れたペイント除去性質を有し、それは限定された存在する水の量によると信じられる。組成物を追加の共溶媒、活性化剤、腐食抑制剤などと配合してもよく、またはペイント除去を行うために直接使用してもよい。本発明の組成物は有利なことに不燃性であり、低揮発性であり且つ発癌性化学物質を含まない。
発明の詳細な記述
本発明の組成物は炭酸アルキレンもしくは炭酸ジアルキルまたは両者、過酸化水素、および水を含有する。
過酸化水素および水は市販の原料から種々の百分率の過酸化水素水溶液として簡便に得られる。過酸化水素は水溶液状で約1〜約80%の濃度で一般的に入手できる。例えば、工業用溶液はしばしば30重量%またはそれ以上の過酸化水素溶液である。本発明の実施においては、50%過酸化水素水溶液の使用が特に有効であることが見いだされた。高度に濃縮された過酸化水素は強い酸化剤であると考えられるため、そのような物質は注意深く且つ適切に取り扱うべきである。濃縮された過酸化水素溶液が炭酸エステルと混合されると、過酸化水素の濃度が減少し、それが最終的組成物の有害性を減ずることも注目されよう。例えば、混合された組成物中の過酸化水素の全体的濃度が約30%より低い時には、組成物を取り扱うための特別な注意は必要ない。約30%〜約50%の濃度を有する過酸化水素水溶液の使用が本発明の実施において好ましく、約50%の濃度がペイント除去能力および炭酸エステルとの混和性の優れた均衡を与える。これに関すると、混和性最終組成物を与えるためには、水溶液の比較的低い過酸化水素濃度は共溶媒、界面活性剤などの使用を必要とするかもしれないことを認識すべきである。
本発明の一つの態様では、全組成物中の過酸化水素の量は少なくとも4重量%である。別の態様では、全組成物中の過酸化水素の量は少なくとも10重量%である。本発明の別の態様では、過酸化水素の量は全組成物の少なくとも15重量%または少なくとも35重量%である。
本発明で使用される炭酸アルキレンは2〜10個の炭素原子を含有できる。本発明の実施において使用できる炭酸アルキレン類の代表例は炭酸エチレンおよび炭酸プロピレンを包含する。本発明の実施においては、炭酸プロピレンが好ましい。
本発明で使用される炭酸ジアルキルは3〜25個の炭素原子を含有できる。炭酸ジアルキルは式R−CO3−R′[式中、RおよびR′は同一もしくは相異なってよく、そして各場合とも独立して炭素数1〜約12のアルキルである]のものであってよい。一つの態様では、炭酸ジアルキルは炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、またはそれらの混合物であってよい。
濃縮された溶液は約8〜約15%の過酸化物の範囲であり、残りは水並びに炭酸ジアルキルまたは炭酸ジアルキルおよび炭酸アルキレンである。
本発明の組成物は場合によりアルコールを含んでいてもよい。そのようなアルコール類の代表例はメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、およびベンジルアルコールを包含する。本発明の実施においては、ベンジルアルコールが好ましい。一般的には、本発明の組成物は0〜約90重量%のアルコールを含有する。ある種のタイプのコーテイングの除去用には、炭酸水素脱酸素水溶液の効果をアルコールの添加により改良できることが見いだされた。
本発明のある種の態様では、組成物は約10〜約90重量%の炭酸アルキレン、約0.1〜約20重量%の過酸化水素、および約0.1〜約30重量%の水を含有する。アルコールを含有する本発明のある種の態様では、組成物は約10〜約90重量%の炭酸アルキレン、約10〜約90重量%のアルコール、約0.1〜約20重量%の過酸化水素、および約0.1〜約30重量%の水を含有する。
本発明のある種の態様では、組成物は約10〜約90重量%の炭酸ジアルキル、約0.1〜約20重量%の過酸化水素、および約0.1〜約30重量%の水を含有する。本発明のある種の態様では、組成物は約10〜約90重量%の炭酸ジアルキル、約0〜約90重量%のアルコール、0〜約90重量%のグリコールエーテル、0〜約90重量%の炭酸アルキレン、約0.1〜約20重量%の過酸化水素、および約0.1〜約30重量%の水を含有する。
上記の成分の他に、本発明の組成物は場合により活性化剤、例えば蟻酸またはシュウ酸、濃稠化剤であるグリコールエーテル類、例えばプロピレングリコールメチルエーテル(PM)、ジプロピレングリコールメチルエーテル(DPM)、またはジプロピレングリコールn−ブチルエーテル(DPNB)、界面活性剤、酸類または塩基類、安定剤、腐食抑制剤、およびペイント除去剤中で一般的に使用される他の添加剤を含有してもよいことが意図される。
代表的な濃稠化剤の非限定的な例は、セルロースエーテル類、例えばヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、および他のアルキルまたはヒドロキシアルキルセルロース;コロイド状シリカを包含するシリカ;クレイ類、例えばベントナイトおよびモンモリロナイト澱粉;コロイド状アルミナを包含するアルミナ;アラビアゴム;トラガカント;寒天;糖誘導体;高分子量ポリエチレンオキシド類;グアーゴム;キサンタンゴム;ポリビニルピロリドンおよびメチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体を包含する。ある種のヒドロキシアルキルセルロースエーテル類およびある種の実験重合体が本発明の実施において特に有効であり且つ耐分解性であることが見いだされた。そのようなセルロースエーテル類はザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(The Dow Chemical Company)から商品名メトカル(Methocal)RF4MPRGおよびダウ実験重合体(Dow's Experimental Polymer)SCS41067.06として市販されている。濃稠化剤が使用される時には、そのような濃稠化剤の量は指定された適用に所望される濃稠化水準に依存して変動しうる。一般的には、濃稠化剤の使用量は約1〜約4重量%である。
代表的な腐食抑制剤の非限定的な例はエトキシル化されたブチンジオール、石油スルホネート類、プロパルギルアルコールおよびチオウレアの配合物を包含する。使用する場合には、そのような腐食抑制剤の量は典型的には全組成物の約10重量%までである。
キレート化剤を本発明の組成物に加えて過酸化物の分解を引き起こす金属イオンとの錯体を生成してもよい。使用する時には、キレート化剤は全組成物の約10重量%までの量で使用できる。そのようなキレート化剤の代表例はエチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびその金属塩類、ジエチレントリアミン五酢酸、ポリホスフェート類、ジケトン類、ヒドロキシカルボン酸類およびホスホン酸類などを包含するが、それらに限定されない。
本発明の組成物中に含まれてもよい過酸化水素用の代表的な安定剤の非限定的な例はC1-4アルキルアニリン類、芳香族スルホン酸類、スルファミン酸類、スルホン類、スルホキシド類、スルホレン類、スルホラン類、アミノアリールスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トリルスルホン酸、スルファニル酸、プロピレングリコール、グリコール酸、グリセリン、プロピオン酸、安息香酸、シス−4−ブテンジオールなどおよびそれらの混合物を包含する。使用する時のそのような安定剤の量は広く変動でき、そして全組成物の典型的には約10重量%までの、好ましくは約1%までの、量で使用できる。
本発明の実施において場合により使用してもよい代表的な界面活性剤の非限定的な例は非イオン性、アニオン性、カチオン性および両性の界面活性剤、例えばモノカルボキシルココイミドアゾリン、高級アルキル硫酸ナトリウム塩類、トリデシルオキシポリ(アルキレンオキシエタノール)、エトキシル化されたまたはプロポキシル化されたアルキルフェノール、アルキルスルホアミド類、C10−18アルカリールスルホネート類、例えばアルキルベンゼンスルホネート類、ココアンファオジプロピオネート(cocoamphaodipropionate)、セチルパルミチンアルカノールアミド類、水素化されたヒマシ油、イソオクチルフェニルポリエトキシエタノール、モノパルミチン酸ソルビタン、C8−18アルキルピロリドン、ココアミノプロピオン酸およびそれらのポリエトキシアミノ塩類を包含する。使用する時には、界面活性剤の量は組成物を混和性にするのに充分なものであるべきである。典型的には、界面活性剤の量は全組成物の約0.1〜約10重量%である。
本発明の組成物は場合により広範囲の他の有機共溶媒を含有してもよい。同様に、本発明は1種もしくはそれ以上のそのような溶媒の不存在下で実施してもよい。代表的な種類のそのような他の共溶媒の非限定的な例は炭化水素類、グリコール類、グリコールエーテル類、グリコールエーテルエステル類、エーテル類、エステル類、フェノール類、グリコール類、硫黄をベースとした溶媒、塩素化された炭化水素類、芳香族炭化水素類、ニトロ化された炭化水素類、アミド類、およびケトン類を包含する。そのような共溶媒は有極性または非極性であってもよく、プロトン性または非プロトンであってもよく、環式、分枝鎖状または直鎖状であってもよく、そして1個もしくはそれ以上の官能基を含有していてもよい。一般的な炭化水素溶媒の代表例はヘキサン、トルエン、キシレン、並びに脂肪族および芳香族炭化水素類の混合物を包含する。一般的なエーテル溶媒の代表例はジブチルエーテル、エチルエーテル、およびジフェニルエーテルを包含する。一般的なエステル溶媒およびラクトン類の代表例は例えばブチロラクトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、DBE(デュポン(DuPont)からの二塩基性エステル混合物)の如き物質を包含する。一般的なフェノール類の代表例はフェノール並びにクレゾール類およびレソルシノール類を包含する。一般的なグリコール溶媒の代表例はエチレン、プロピレンおよびブチレングリコール類並びにメチルプロパンジオールを包含する。一般的な硫黄をベースとした溶媒の代表例はジメチルスルホキシド(DMSO)およびスルホランを包含する。一般的な塩素化された炭化水素溶媒の代表例は塩化メチレン、メチルクロロホルム、クロロベンゼン類およびジクロロベンゼン類を包含する。一般的なニトロ化された炭化水素溶媒の代表例はニトロエタンおよびニトロプロパンを包含する。一般的なアミド溶媒の代表例はホルムアミド、ジメチルホルムアミド、アセトアミド、およびジメチルアセトアミドを包含する。一般的なケトン溶媒の代表例はアセトン、メチルエチルケトン(MEK)、並びにメチルイソブチルケトンおよびメチルイソアミルブトンを包含する。
炭酸ジアルキルを含有する特定の組成物が混和性組成物を生成しない時には、混和性組成物を与えるために共溶媒を使用してもよい。例えば、グリコールエーテルを共溶媒として混合物の成分を溶解させるのに有効な量で加えることができる。そのようなグリコールエーテル類は他の目的のために含まれてもよい。当業者が認識できるように、そのような量は当該特定組成物に依存して変動するであろう。混和性組成物を与えるであろうグリコールエーテルの特定のタイプおよび量は日常的な実験により同定できる。典型的には、グリコールエーテルの使用量は約90重量%より少なく、そしてより典型的には約10〜約50%である。また、本発明の混和性炭酸ジアルキル組成物を与えるための共溶媒としてアルコールまたは炭酸アルキレンを効果的に使用してもよい。
本発明のペイント除去方法を実施する条件は変動させうる。典型的には、この方法は周囲大気条件下で実施されるであろう。0°F〜約125°Fの温度であるが、それより高い温度を使用してもよい。ペイント除去剤組成物は簡便な方法により、例えば組成物をペイント表面に浸漬、噴霧、またはハケ塗りすることにより、適用できる。耐性ペイント表面用には、ペイントを表面から完全に分離するために組成物を2回もしくはそれ以上適用することが望ましい。ペイント除去剤組成物が完全に作用するまでの時間が経った後に表面からペイント片を完全に除去するために布切れ、スクレーパー、サンドプラスターなどを使用することが望ましい。或いは、ペイント片および残存するペイント除去剤組成物を除去するために高圧水噴霧を使用してもよい。ペイント除去剤組成物が作用するのに必要な時間は例えば使用温度、ペイントタイプ、および使用する特定のペイント除去剤調合物の如き種々の因子により変動するであろうことを認識できる。一般的には、適用時間は1分間〜1時間の間であるが、それより長い適用時間を使用してもよい。
本発明の実施においては、使用直前に濃稠化剤を除去用組成物に混入することが意図される。これは、過酸化水素組成物中で長期間にわたり安定でない濃稠化剤が使用される場合に、特に望ましい。混合は標準的技術、例えば撹拌、揺動および回転、により行われる。濃稠化しようとする特定の系に対して特定の混合方法を適合させるべきである。同様に、包括される特定の溶媒組み合わせに対して濃稠化剤および他の添加剤または成分の添加順序または速度を適合させるべきである。
下記の実施例は本発明を説明するのものでありそして本発明の範囲またはその請求の範囲を限定しようとするものではない。断らない限り、全ての百分率は重量による。表で、”N/A”は”得られない”を示す。
実施例1:炭酸プロピレン組成物
表1に示されているように、炭酸プロピレンを含有する種々の組成物を製造した。表1では、ベンジルアルコール、炭酸プロピレン、蟻酸、過酸化水素、および水は重量百分率を基にしている。ベンジルアルコールは場合により含まれる共溶媒である。過酸化水素は30%水溶液から供給された。組成物を軍事用途のペイントおよびコーテイングを有する標準的なアルミニウムパネル(フロリダ州、マイアミのサイエンティフィック・マテリアル・インターナショナル・インコーポレーテッド(Scientific Material International, Inc.)から得られる、ロット96046−A2 4”×5”、MIL−P−2337プライマー、MIL−S−81733タイプ3ポリスルフィドシーラント、MIL−C−83286)に適用し、そしてパネル上で放置した。炭酸プロピレン/過酸化水素/水の組成物はペイントおよびコーテイングの除去において驚異的に有効であった。表1において、過酸化水素または炭酸プロピレンが欠けている実験は本発明の代表例ではなく、そして比較目的だけのために示されている。発泡および膨張が肉眼検査により確認された。
組成物は低い毒性、ペイントおよびコーテイングの除去における高い効果、および中性pH(またはわずかに酸性もしくはわずかに塩基性のpH)を包含する数種の重要な属性を有する。さらに、炭酸プロピレンは無毒であるプロピレングリコールに分解し、そして過酸化水素は水に分解する。従って、本発明の炭酸プロピレン組成物は、特にペイントおよびコーテイングの除去用に一般的に使用される塩素化された炭化水素類などと比べて、環境に優しい。さらに、本発明の組成物は、例えば塩素化された炭化水素の蒸発を減ずる一般的に適用されるゲルとは対照的に、本発明の組成物を液体形態で適用できることが意図されるほどの短い時間で膨張および発泡を引き起こす。しかしながら、垂直表面上のコーテイングの除去の難しさのために、例えばクルセル(Klucel)H(ハーキュレス(Hercules)、アクアロン部門(Aqualon Division))、ダウ(Dow)のメトセルRF4MPRGまたはダウ実験重合体XCS41067.06の如き濃稠化剤が有効なコーテイング除去を得るために必要であるかもしれない。
実施例2:炭酸エチレン組成物
表2に示されているように、炭酸エチレンを含有する種々の組成物を製造した。表2においては、ベンジルアルコール、炭酸エチレン、蟻酸、過酸化水素、および水は重量百分率を基にしている。実施例1のように、組成物を軍事用途のペイントおよびコーテイングを有する標準的なアルミニウムパネル(サイエンティフィック・マテリアル・インターナショナル・インコーポレーテッドから得られる、ロット96046−A2 4”×5”、MIL−P−2337プライマー、MIL−S−81733タイプ3ポリスルフィドシーラント、MIL−C−83286)に適用した。炭酸エチレン/ベンジルアルコール/過酸化水素/水の組成物はペイントおよびコーテイングの除去において驚異的に有効であった。表2において、過酸化水素または炭酸エチレンが欠けている実験は本発明の代表例ではなく、そして比較目的だけのために示されている。
組成物は低い毒性、ペイントおよびコーテイングの除去における高い効果、および中性pH(またはわずかに酸性もしくはわずかに塩基性のpH)を包含する数種の重要な属性を有する。さらに、本発明の組成物は、例えば塩素化された炭化水素の蒸発を減ずる一般的に適用されるゲルとは対照的に、本発明の組成物を液体形態で適用できることが予測されるほどの短い時間で膨張および発泡を引き起こす。しかしながら、垂直表面上のコーテイングの除去の難しさのために、例えばクルセルH(ハーキュレス、アクアロン部門)、ダウのメトセルRF4MPRGまたはダウ実験重合体XCS41067.006の如き濃稠化剤が有効なコーテイング除去を得るために必要であるかもしれない。
実施例3:炭酸ジアルキル組成物
表3に示されているように、炭酸ジアルキル類である炭酸ジメチル(DMC)および炭酸ジエチル(DEC)を含有する種々の組成物を製造した。表3においては、ベンジルアルコール(BA)、炭酸プロピレン(PC)、プロピレングリコールn−ブチルエーテル(PNB)、およびジプロピレングリコールn−ブチルエーテル(DPNB)は重量百分率を基にしている。混和性の項で”†”がついて示されている表3中の組成物の一部に関しては、グリコールエーテルが混和性組成物を製造するために必要であった。実施例1のように、組成物を軍事用途のペイントおよびコーテイングを有する標準的なアルミニウムパネル(サイエンティフィック・マテリアル・インターナショナル・インコーポレーテッドから得られる、ロット96046−A2 4”×5”、MIL−P−2337プライマー、MIL−S−81733タイプ3ポリスルフィドシーラント、MIL−C−83286)に適用した。炭酸ジアルキル組成物はペイントおよびコーテイングの除去において驚異的に有効であった。表3において、組成物が混和性でない実験は本発明の代表例ではなく、そして比較目的だけのために示されている。
組成物は低い毒性、ペイントおよびコーテイングの除去における高い効果、および中性pH(またはわずかに酸性もしくはわずかに塩基性のpH)を包含する数種の重要な属性を有する。さらに、本発明の組成物は、例えば塩素化された炭化水素の蒸発を減ずる一般的に適用されるゲルとは対照的に、本発明の組成物を液体形態で適用できることが予測されるほどの短い時間で膨張および発泡を引き起こす。しかしながら、垂直表面上のコーテイングの除去の難しさのために、例えばクルセルH(ハーキュレス、アクアロン部門、ダウのメトセルRF4MPRGまたはダウ実験重合体XCS41067.06の如き濃稠化剤が有効なコーテイング除去を得るために必要であるかもしれない。
実施例4:炭酸プロピレン組成物の安定性
炭酸プロピレン(PC)、水、過酸化水素(H2O2)および変動量の安定剤を含有する多数の組成物を製造した。組成物を次に容器の中に入れそしてH2O2含有量を測定するために定期的に監視した。結果は表4に報告されている。
表4のデータは、驚くべきことに、炭酸エステル/水/H2O2組成物が安定であることを示している。それ故、過酸化水素の量は12週間の期間にわたり認識可能な程度まで減少しない。さらに、予期せぬことに、組成物は25%またはそれ以上の高いH2O充填量にもかかわらず単一相であったことも見いだされた。このことは、水4の相分離が過酸化水素の不存在下で起きるために、特に注目される。理論により拘束することは望まないが、過酸化水素が結合剤として機能して単一相溶液を与えることが考えられる。表4のデータは、安定な組成物を維持するためには安定剤の使用は特に重要でなくそしてそのまま本発明の実施において場合により使用してもよいことを示唆しているようである。それ故、15%もしくはそれ以上の過酸化物を有する組成物が安定であることが注目される。
表4の濃度における変動(すなわち、過酸化物の増加)は通常の実験誤差に帰因する。
実施例5:濃稠化された組成物
成分を撹拌しながら混合することにより多数の炭酸エステル組成物を製造した。種々の濃稠化剤が組成物中に含まれた。組成物は表5−Aに記載されている。表5−Aでは、”a”はメチルセルロース(ダウ・ケミカルのメトセルTM311)を示し、”b”はヒドロキシプロピルセルロース(アクアロンからのクルセルTMHセルロース)を示し、そして”c”はヒドロキシプロピルメチルセルロース(ダウ・ケミカルによるメトセルTMF4MPRG)を示す。
組成物5−A〜5−Uの全てが単一相であった。組成物を閉じられた容器の中に入れそして粘度安定性およびH2O2安定性に関して監視した。これらの試験の結果は表5−Bに示されている。”N/A”は示された項目に関してデータが集められなかったことを示す。
表5−Bのデータは、場合により濃稠化剤を含有していてもよい本発明の組成物が安定であることを示している。濃稠化剤の効果は濃稠化剤のタイプに依存して変動することがわかる。一部の場合(すなわち、5−R〜5−U)では濃稠化を行うのに必要な濃稠化剤の量が変動することもわかる。一般的には粘度は時間が経つにつれて減少するため、一部の場合には処理しようとする表面への先行する適用直後に濃稠化剤を加えることが好ましいかもしれない。
Claims (25)
- 炭酸アルキレン、過酸化水素、アルコール、および水を含んでなりエステルを含まない、ペイント除去剤として有用な組成物。
- 炭酸アルキレンが炭酸プロピレンまたは炭酸エチレンである、請求の範囲第1項記載の組成物。
- 炭酸アルキレンが炭酸プロピレンである、請求の範囲第2項記載の組成物。
- 過酸化水素の濃度が10〜50重量%である、請求の範囲第1〜3項の1つに記載の組成物。
- 組成物が10〜90重量%の炭酸アルキレン、0.1〜20重量%の過酸化水素、10〜90重量%のベンジルアルコール、および0.1〜30%の水を含有する、請求の範囲第1〜4項の1つに記載の組成物。
- 濃稠化剤をさらに含んでなる、前記の請求の範囲のいずれかに記載の組成物。
- 濃稠化剤がセルロース濃稠化剤でありそして組成物の10重量%までの量で存在する、請求の範囲第6項記載の組成物。
- 0〜90重量%のグリコールエーテルをさらに含有する、前記の請求の範囲のいずれかに記載の組成物。
- 有機共溶媒をさらに含んでなる、前記の請求の範囲のいずれかに記載の組成物。
- 過酸化水素が少なくとも4重量%の量で存在する、前記の請求の範囲のいずれかに記載の組成物。
- 過酸化水素が少なくとも10重量%の量で存在する、請求の範囲第10項記載の組成物。
- 過酸化水素が全組成物の少なくとも35重量%の量で存在する、請求の範囲第11項記載の組成物。
- 炭酸アルキレンが全組成物の少なくとも40重量%の量で存在する、前記の請求の範囲のいずれかに記載の組成物。
- 炭酸ジアルキル、過酸化水素、アルコール、および水を含んでなり、エステルを含まない、ペイント除去剤として有用な組成物。
- 10〜90重量%の炭酸ジアルキル、0.1〜20重量%の過酸化水素、90重量%までのアルコール、および0.1〜30重量%の水を含んでなる、請求の範囲第14項記載の組成物。
- 炭酸ジアルキルが炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、またはそれらの混合物である、請求の範囲第14および15項の1つに記載の組成物。
- グリコールエーテルをさらに含んでなる、請求の範囲第14〜16項のいずれかに記載の組成物。
- 10〜90重量%の炭酸ジメチルまたは炭酸ジエチル、90重量%までのベンジルアルコール、0〜90重量%のグリコールエーテル、0〜90重量%の炭酸アルキレン、0.1〜20重量%の過酸化水素、および0.1〜30%の水を含んでなる、請求の範囲第14〜17項のいずれかに記載の組成物。
- (a)炭酸アルキレン、炭酸ジアルキル、または両者、(b)過酸化水素水溶液、および(c)アルコールを組み合わせて組成物を生成することを含んでなる、前記の請求の範囲の1つに記載のペイント除去剤組成物の製造方法。
- 前記の請求の範囲の1つに記載の混和性混合物を準備し、
組成物をコーテイングされた表面にコーテイングの少なくとも一部を表面から分離するのに充分な時間にわたりそしてそのようにするのに有効な条件下で適用し、
そしてコーテイングされた組成物を表面から除去する
ことを含んでなる、コーテイングを表面から除去する方法。 - コーテイングがペイントである、請求の範囲第20項記載の方法。
- 濃稠化剤を混和性組成物に加えて混合して濃稠化された組成物を生成する請求の範囲第20または21項記載の方法。
- 炭酸アルキレンが炭酸プロピレンである、請求の範囲第20〜22項のいずれかに記載の方法。
- 10〜90重量%の炭酸プロピレン、90重量%までのアルコール、0.1〜20重量%の過酸化水素および0.1〜30重量%の水を含有する、請求の範囲第21〜23項のいずれかに記載の方法。
- 表面がアルミニウムである、請求の範囲第20〜24項のいずれかに記載の方法。
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