JP3929039B2 - スイング式油圧ショベルのスイング制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上部旋回体の前端部に、基端部を左右にスイング可能に取着された作業機を備えたスイング式油圧ショベルのスイング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、市街地における掘削工事が増えているが、壁際に沿った溝掘削や道路縁石工事等においては、車体幅中心から左右にオフセットした位置を掘削可能なスイングブーム式の作業機を備えた油圧ショベル等により作業が行なわれる。
【0003】
従来のスイングブーム式の作業機は、作業機基端部を支持するスイングブラケットをスイングシリンダによりスイング駆動することにより、作業機全体が左右にスイング駆動される。そして、この作業機のスイングと上部旋回体の旋回とを組み合わせることにより、作業機先端のバケット位置を左右にオフセット移動可能となっている(例えば、特許文献1参照。)。スイングブーム式の作業機の場合には、平行リンク機構を備えたオフセットブーム式の作業機に比べて軽いので、作業スピードが速く、車体安定性も良く、作業量が多いというメリットを有する。
【0004】
【特許文献1】
特開昭63−206535号公報(第2頁、第2図)
【特許文献2】
特開平10−18339号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術においては、以下に述べるような問題点がある。
すなわち、管工事等における溝掘削作業においては、間欠的に車両移動(通常後進)を交えながら、掘削と排土とを繰り返すので、バケットを頻繁に掘削位置に戻す必要がある。しかしながら、従来のスイング式油圧ショベルにおいては、目視で作業機先端のバケットを掘削位置に移動させるので、位置合わせが大雑把で溝の精度が粗雑となる。また、バケットを掘削位置に精度よく移動させても、作業機の駆動平面が溝の掘削計画線に対して傾斜していると、掘削計画線からずれて斜めに溝を掘削することになる。計画線に一致する掘削を行なうために作業機の駆動平面が車体走行方向と一致する姿勢(以後、「オフセット溝掘削姿勢」と呼ぶ)を取ることは熟練を要し、経験の少ないオペレータでは作業性が良くない。
【0006】
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、掘削位置への作業機の移動が容易に行なえ、オフセット溝掘削姿勢を容易に取ることができるスイング式油圧ショベルのスイング制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、下部走行体の上部に旋回可能に装着され、旋回操作手段の操作に応じて駆動する旋回駆動手段により旋回駆動される上部旋回体と、上部旋回体の前端部に基端部を左右にスイング可能に装着され、スイング操作手段の操作に応じて駆動するスイング駆動手段によりスイング駆動される作業機とを備えたスイング式油圧ショベルのスイング制御装置において、上部旋回体の旋回角度を検出する旋回角度検出器と、作業機のスイング角度を検出するスイング角度検出器と、旋回駆動及びスイング駆動の停止位置を設定する停止位置設定手段と、前記旋回角度検出器から入力する旋回角度信号、前記スイング角度検出器から入力するスイング角度信号及び前記停止位置設定手段により設定された設定値に基づき、設定値の停止位置で旋回駆動手段及びスイング駆動手段をそれぞれ停止する指令信号を演算し出力するコントローラとを備え、前記停止位置設定手段は表示器及び停止位置記憶を指示する入力器を有し、前記コントローラはさらに、前記旋回角度検出器から入力する旋回角度信号に基づき、作業機の基端の車体左右方向への現在のオフセット量を演算し、演算結果を前記表示器に表示させると共に、前記入力器が記憶指示したときの前記旋回角度検出器及び前記スイング角度検出器の検出値を前記設定値として記憶している。
【0012】
上記構成によれば、手動操作及び自動制御にかかわらず、旋回駆動及びスイング駆動の設定された停止位置にて旋回駆動及びスイング駆動をそれぞれ停止するので、所望の掘削位置又は排土位置を設定することにより、同じ位置での掘削又は排土作業が容易となる。また、オフセット溝掘削姿勢を上記停止位置として設定することにより、オフセットでの溝掘削作業の作業性を大幅に向上できる。
しかも上記構成によれば、オフセット溝掘削の作業性を向上できる。すなわち、表示内容の確認により所望のオフセット量に対応した掘削位置への精度のよい旋回移動操作が容易となることにより、所望のオフセット溝掘削姿勢を取り易くなる。よって、このオフセット溝掘削姿勢の旋回位置及びスイング位置を停止位置として記憶するのが容易となり、これにより、手動操作及び自動操作にかかわらず、所望のオフセット量に対応する掘削位置にて作業機が停止するので、オフセットでの溝掘削の操作が容易となり、作業性を向上できる。
【0013】
また第2発明は、下部走行体の上部に旋回可能に装着され、旋回操作手段の操作に応じて駆動する旋回駆動手段により旋回駆動される上部旋回体と、上部旋回体の前端部に基端部を左右にスイング可能に装着され、スイング操作手段の操作に応じて駆動するスイング駆動手段によりスイング駆動される作業機とを備えたスイング式油圧ショベルのスイング制御装置において、上部旋回体の旋回角度を検出する旋回角度検出器と、作業機のスイング角度を検出するスイング角度検出器と、旋回駆動及びスイング駆動の停止位置を設定する停止位置設定手段と、前記旋回角度検出器から入力する旋回角度信号、前記スイング角度検出器から入力するスイング角度信号及び前記停止位置設定手段により設定された設定値に基づき、設定値の停止位置で旋回駆動手段及びスイング駆動手段をそれぞれ停止する指令信号を演算し出力するコントローラとを備え、前記コントローラにより出力される旋回角度の指令信号は、旋回角度が予め定めた所定の角度から前記設定値に近づくに連れて漸減する特性を有している。
【0014】
これにより、停止時の衝撃が小さく、オペレータに不快感を与えず荷こぼれも生じず、作業性がよい。
【0015】
また第3発明は、下部走行体の上部に旋回可能に装着され、旋回操作手段の操作に応じて駆動する旋回駆動手段により旋回駆動される上部旋回体と、上部旋回体の前端部に基端部を左右にスイング可能に装着され、スイング操作手段の操作に応じて駆動するスイング駆動手段によりスイング駆動される作業機とを備えたスイング式油圧ショベルのスイング制御装置において、上部旋回体の旋回角度を検出する旋回角度検出器と、作業機のスイング角度を検出するスイング角度検出器と、旋回駆動及びスイング駆動の停止位置を設定する停止位置設定手段と、前記旋回角度検出器から入力する旋回角度信号、前記スイング角度検出器から入力するスイング角度信号及び前記停止位置設定手段により設定された設定値に基づき、設定値の停止位置で旋回駆動手段及びスイング駆動手段をそれぞれ停止する指令信号を演算し出力するコントローラとを備え、前記コントローラにより出力されるスイング角度の指令信号は、スイング角度が予め定めた所定の角度から前記設定値に近づくに連れて漸減する特性を有している。
【0016】
これにより、停止時の衝撃が小さく、オペレータに不快感を与えず荷こぼれも生じず、作業性がよい。
【0017】
また、第1〜3のいずれかの発明に基づく第4の発明は、前記スイング駆動手段は油圧アクチュエータで構成し、該油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を操作量に応じて制御する操作弁と、該操作弁を操作するパイロット圧を制御可能な比例電磁弁とを備えると共に、前記コントローラは、前記指令信号を前記比例電磁弁に出力することにより前記操作弁の流量を制御する構成としている。
さらに、第1〜3のいずれかの発明に基づく第5の発明は、前記旋回駆動手段は油圧アクチュエータで構成し該油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を操作量に応じて制御する操作弁と、該操作弁を操作するパイロット圧を制御可能な比例電磁弁とを備えると共に、前記コントローラは、前記指令信号を前記比例電磁弁に出力することにより前記操作弁の流量を制御する構成としている。
【0018】
上記構成によれば、制御システムを構成するのに特殊な装置を用いず、汎用性のある比例電磁弁を用いて油圧アクチュエータを駆動するように構成しているので、低コストの装置となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施形態について詳細に説明する。
なお、本明細書において、前後左右及び上下の各方向は、特に断らない限り、それぞれ、本発明のスイング制御装置を装着するスイング式油圧ショベルの前後左右及び上下の各方向を意味する。
まず、図1〜6を用いて、本発明の第1実施形態について説明する。
【0020】
図1及び図2に示すように、油圧ショベル1は、左右に履帯式走行装置を備えた下部走行体2と、この下部走行体2の上部に旋回自在に装着された上部旋回体3と、この上部旋回体3の前端部に装着された作業機4とを備えている。また、上部旋回体3の前部左側には運転室5が搭載されると共に、上部旋回体3の後端部にはカウンタウエイト6が搭載されている。後方小旋回型である油圧ショベル1の上部旋回体3の後部は、最大後端半径内で旋回可能となるように概略半円の円筒形状となっている。
【0021】
作業機4は、スイングブラケット10に基端部を起伏自在に装着されたブーム11と、ブーム11の先端部に基端部を回動自在に装着されたアーム12とを有しており、作業用のツールとしてバケット13がその基端部をアーム12の先端部に回動自在に装着されている。作業機4はさらに、スイングブラケット10とブーム11との間に介装されたブームシリンダ14と、ブーム11とアーム12との間に介装されたアームシリンダ15と、アーム12とバケット13との間に介装されたバケットシリンダ16とを有しており、これら油圧シリンダ14,15,16の伸縮駆動により作業機4は駆動される。
【0022】
作業機4の基端部となるブーム11を支持するスイングブラケット10は、図3に示すように、上部旋回体3の前端部に設けられた支持ブラケット8に上下方向のピン9により左右方向にスイング可能に装着されている。そして、スイングブラケット10の右側(図3の上側)に突設されたレバー10aの先端部と上部旋回体3との間に介装されたスイングシリンダ17の伸縮駆動により、作業機4はスイングブラケット10と共にスイング駆動される。
【0023】
上部旋回体3の前端部にはスイングブラケット10の揺動角度、すなわち作業機4の左右方向のスイング角度αを検出するスイング角度センサ18が装着されており、上部旋回体3の下部には上部旋回体3の旋回角度θを検出する旋回角度センサ19が装着されている(図1参照)。各角度センサ18,19は、例えばポテンショメータを主体に構成されている。なお、本実施形態においては、旋回角度θは下部走行体2の前方正面から時計回り(右旋回)を正の角度とし、スイング角度αは上部旋回体3の前方正面から反時計回り(左スイング)を正の角度とする。
【0024】
上記のように、油圧ショベル1はスイングブーム式の作業機4を備えたスイング式油圧ショベルであるので、例えば、図4に示すように、作業機4を左方向にスイング角度α0だけスイング駆動し、上部旋回体3をスイング方向とは逆の右方向の旋回角度θ0が略角度α0となるように旋回駆動することにより、作業機4の先端位置を車体幅中心から右側にオフセット移動でき、車体右側の壁際に沿った溝掘削を容易に行なうことが可能としている。
【0025】
図5に示すように、エンジン20を駆動源として回転する可変容量型の油圧ポンプ21及びパイロット圧を発生する油圧ポンプ22の吐出側は、管路23,24にそれぞれ接続されている。管路23は、スイング操作弁25、旋回操作弁26及び図示しない他の操作弁(例えば、ブーム操作弁やアーム操作弁等)に接続され、油圧ポンプ21から吐出される圧油をこれらの操作弁に供給している。スイング操作弁25は、2次側の管路27A,27Bを介してスイングシリンダ17に接続されている。旋回操作弁26は、2次側の管路28A,28Bを介して旋回モータ29に接続されている。
【0026】
前記管路24は、スイング操作ペダル30により操作されるパイロット弁31、旋回操作レバー32により操作されるパイロット弁33及び図示しない他のパイロット弁(例えば、ブーム操作用のパイロット弁やアーム操作用のパイロット弁等)に接続され、油圧ポンプ22から吐出されるパイロット圧をこれらのパイロット弁に供給している。パイロット弁31は、減圧部31a,31bを備えており、パイロット弁33は、減圧部33a,33bを備えている。
減圧部31aは、パイロット管路34Aを介してスイング操作弁25の操作部25aに接続され、供給されるパイロット圧を制御してスイング操作弁25を切り換え、スイングシリンダ17を伸長(左スイング)する。減圧部31bは、パイロット管路34Bを介してスイング操作弁25の操作部25bに接続され、供給されるパイロット圧を制御してスイング操作弁25を切り換え、スイングシリンダ17を縮小(右スイング)する。
減圧部33aは、パイロット管路35Aを介して旋回操作弁26の操作部26aに接続され、供給されるパイロット圧を制御して旋回操作弁26を切り換え、旋回モータ29を駆動し左旋回する。減圧部33bは、パイロット管路35Bを介して旋回操作弁26の操作部26bに接続され、供給されるパイロット圧を制御して旋回操作弁26を切り換え、旋回モータ29を駆動し右旋回する。
【0027】
パイロット管路34A,34B,35A,35Bには、コントローラ40からの指令信号iαA,iαB,iθA,iθBにより駆動する比例電磁弁41A,41B,42A,42Bがそれぞれ介装されている。コントローラ40にはスイング角度センサ18及び旋回角度センサ19が接続されており、コントローラ40はこのスイング角度センサ18からのスイング角度信号α及び旋回角度センサ19からの旋回角度信号θに基づいて、比例電磁弁41A,41B,42A,42Bへの指令信号iαA,iαB,iθA,iθBを演算し出力している。
【0028】
コントローラ40には、モニタパネル43が接続されており、コントローラ40との間で各種信号の授受を行なっている。モニタパネル43は、表示器44と入力器45とを備えている。表示器44には、旋回角度θに基づいて算出される作業機4の基端(スイング中心)の車体幅中心から左右方向へのオフセット量、旋回角度θとスイング角度αとの差(車体前後方向と作業機4の駆動平面とのなす角度)を始めとする車両の各種状態量や設定値等が表示される。入力器45には複数のスイッチ類が設けられており、表示器44の表示内容の切り換え、停止位置等の設定値の入力や変更、作業モード(手動モード、設定値停止モード、全自動制御モード等)の切り換え等が行われる。
【0029】
入力器45による設定値入力内容の例として、現在の旋回角度θn及びスイング角度αnを停止位置の設定値(θ0,α0)として記憶可能である。すなわち、予め「手動モード」で所望のオフセット量となるように旋回操作レバー32及びスイング操作ペダル30を操作して、上部旋回体3及び作業機4を位置決めし、その位置で入力器45に設けられた所定の設定スイッチ(図示せず)を操作することにより、現在の旋回角度θn及びスイング角度αnを設定値(θ0,α0)として記憶するようにしている。図4に示すようなオフセット掘削を行なうときの旋回角度θ0及びスイング角度α0を停止位置の設定値として記憶し、作業モードを「設定値停止モード」に切り換えた場合のコントローラ40の出力特性について、図6も参照して説明する。
【0030】
掘削位置とダンプトラックへの排土位置との間の作業機4の移動は、通常旋回駆動により行なわれる。作業機4を掘削位置に戻す場合、オペレータは旋回操作レバー32を介してパイロット弁33の減圧部33bを操作して、上部旋回体3を右に旋回駆動する。図6(a)に示すように、設定旋回角度θ0から所定角度dθ手前の位置を位置θ1とすると、右旋回のパイロット圧を制御可能な比例電磁弁42Bへの指令信号iθBは、旋回角度θが位置θ1より手前であれば、100%の出力信号(比例電磁弁42Bの開口量は全開)となり、位置θ1から設定旋回角度θ0に近づくにつれて、旋回角度θに応じて100%からm%に漸減し、設定旋回角度θ0においてm%から0%となる特性としている。ここで、m%は、旋回操作弁26を急に閉じて旋回急停止してもオペレータに不快感を与えない程度に遅い旋回速度ωθ0となる例えば10%程度の出力であり、所定角度dθは、旋回速度ωθが最大の場合であっても旋回速度ωθ0まで減速するのに十分な角度範囲が設定されている。
左旋回についても比例電磁弁42Aへの指令信号iθAが同様の特性にて設定されている(図示せず)。
【0031】
作業機4の移動は、スイング駆動により行なうことも可能であるので、図6(b)に示すように、設定スイング角度α0から所定角度dα手前の位置を位置α1とすると、右スイングのパイロット圧を制御可能な比例電磁弁41Bへの指令信号iαBは、スイング角度αが位置α1より手前であれば、100%の出力信号(比例電磁弁41Bの開口量は全開)となり、位置α1から設定スイング角度α0に近づくにつれて、スイング角度αに応じて100%からn%に漸減し、設定スイング角度α0においてn%から0%となる特性としている。ここで、n%は、スイング操作弁25を急に閉じてスイング急停止してもオペレータに不快感を与えず荷こぼれを生じない程度に遅いスイング速度ωα0となる例えば5%程度の出力であり、所定角度dαは、スイング速度ωαが最大の場合であってもスイング速度ωα0まで減速するのに十分な角度範囲が設定されている。
左スイングについても比例電磁弁41Aへの指令信号iαAが同様の特性にて設定されている(図示せず)。
【0032】
「設定値停止モード」でのコントローラ40からの指令信号iαA,iαB,iθA,iθBが上述の出力特性となるので、停止位置の設定値である旋回角度θ0の所定角度dθ手前からパイロット圧は徐々に絞られてゆき、旋回角度θ0にてパイロット圧は遮断される。これにより、オペレータが旋回操作レバー32を操作し続けても、旋回駆動は設定値である旋回角度θ0にて減速停止する。同様に、停止位置の設定値であるスイング角度α0の所定角度dα手前からパイロット圧は徐々に絞られてゆき、スイング角度α0にてパイロット圧は遮断される。これにより、オペレータがスイング操作ペダル30を操作し続けても、スイング駆動は設定値であるスイング角度α0にて減速停止する。
【0033】
本実施形態による効果を説明する。
「手動モード」でのオフセット位置決め操作が容易となる。すなわち、表示器44に作業機4の基端の現在の「オフセット量」を表示しており、これにより、オフセット量に対応した掘削位置への旋回移動量が目測によらず数値表示で確認できるようになり、「手動モード」での旋回移動が正確になると共に操作が容易となる。
また、表示器44に旋回角度θとスイング角度αとの「差」を表示しているので、この差がゼロとなるように旋回又はスイングすることにより、作業機4の駆動平面を車体走行方向に一致できる。すなわち、表示内容を確認して精度のよい「オフセット溝掘削姿勢」を取ることが容易となる。
そして、表示される「オフセット量」を所望量に一致させ、表示される「差」をゼロに一致させることにより、「オフセット溝掘削姿勢」にて作業機4のバケット13を掘削位置に一致(正確には、作業機4の駆動平面を掘削計画線上に一致)できる。これによると、精度が要求される溝掘削が容易に行なえるようになる。
また、制御システムを構成するのに特殊な装置を用いず、汎用性のある比例電磁弁41A,41B,42A,42B及びポテンショメータ(スイング角度センサ18、旋回角度センサ19)を用いて構成しているので、低コストの装置となる。
【0034】
また、作業モードを「設定値停止モード」に切り換えることにより、オペレータの操作が続いても旋回駆動及びスイング駆動をそれぞれ設定値(θ0,α0)にて停止できるので、土砂を排土した後、作業機4を毎回同じ作業機駆動平面に一致でき、同じ場所の掘削操作が容易となる。勿論、排土位置を設定可能で、この場合、同じ場所の排土操作が容易となる。また、掘削位置及び排土位置を共に設定可能としてもよい。
そして、所望の「オフセット溝掘削姿勢」での旋回角度θとスイング角度αとを停止位置の設定値として記憶することにより、毎回同じ「オフセット溝掘削姿勢」にて停止できるので、車体走行方向に一致する溝掘削作業が容易となり作業性を大幅に向上できる。
さらに、「設定値停止モード」による停止制御は、所定角度手前からの減速した後の停止であるので、停止時の衝撃が小さく、オペレータに不快感を与えず荷こぼれも生じず、作業性がよい。
【0035】
次に、図7及び図8を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第1実施形態と同一の構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0036】
第1実施形態においては、スイング操作ペダル30により操作されるパイロット弁31及び旋回操作レバー32により操作されるパイロット弁33を用いる油圧制御式の駆動系の例であったが、本第2実施形態においては、スイング操作ペダル30の操作量及び旋回操作レバー32の操作量をそれぞれ電気的に検出する検出器を用いる電気制御式の駆動系に本発明を適用している。
図7に示すように、コントローラ50は、スイング操作ペダル30の操作量を検出するペダル操作量センサ53からのペダル操作量信号δα及びスイング角度センサ18からのスイング角度信号αに基づいて、スイング操作弁25の操作部25a,25bと油圧ポンプ22とをそれぞれ接続するパイロット管路55A,55Bに設けられた比例電磁弁51A,51Bへの指令信号iαA,iαBを演算し出力するように構成されている。
また、コントローラ50は、旋回操作レバー32の操作量を検出するレバー操作量センサ54からのレバー操作量信号δθ及び旋回角度センサ19からの旋回角度信号θに基づいて、旋回操作弁26の操作部26a,26bと油圧ポンプ22とをそれぞれ接続するパイロット管路56A,56Bに設けられた比例電磁弁52A,52Bへの指令信号iθA,iθBを演算し出力するように構成されている。
【0037】
通常作業時には、コントローラ50は、スイングペダル操作量δαに略比例する指令信号iαA,iαB及び旋回レバー操作量δθに略比例する指令信号iθA,iθBを出力する。一方、「設定値停止モード」でのコントローラ50からの指令信号iαA,iαB,iθA,iθBは、停止位置の設定値(θ0,α0)に対して図8に示すような出力特性となる。すなわち、指令信号iαA,iαBは、スイングペダル操作量δαに略比例するスイング指令基準値sαA,sαBに、図6で説明した出力特性と同様の特性を有するゲイン特性καA,καBを乗じた値となり(図8(a)参照)、指令信号iθA,iθBは、旋回レバー操作量δθに略比例する旋回指令基準値sθA,sθBに、図6で説明した出力特性と同様の特性を有するゲイン特性κθA,κθBを乗じた値となる(図8(b)参照)。
【0038】
これにより、第2実施形態の電気制御式の駆動系においても、第1実施形態の油圧制御式の駆動系の場合と同様の作用効果が得られるほか、標準の電気制御式の駆動系にスイング角度センサ18及び旋回角度センサ19を追加することにより、オフセット量の表示や設定値での停止が制御可能なスイング制御装置を構成できるので、非常に低コストの制御装置が得られる。
【0039】
なお、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、本発明の範囲内において変更や修正を加えても構わない。
例えば、設定値近傍での出力特性としてリニアに減少する特性の例にて説明したが、リニアでなくても設定値に向けて漸減する特性であれば、曲線状や折れ線状の特性であってもよい。これによると、減速開始時等の変速時の衝撃を極めて小さなものすることができ、オペレータの居住性を向上できる。
【0040】
また、「設定値停止モード」で記憶する停止位置の設定値として、現在の旋回角度θn及びスイング角度αnを設定値(θ0,α0)として記憶する例にて説明したが、所望の旋回角度θ及びスイング角度α(オフセット溝掘削姿勢を望む場合にはθ=α)を入力器45から入力して記憶させてもよいし、所望のオフセット量を入力器45から入力してこのオフセット量に対応する旋回角度θ及びスイング角度αに変換してこれを記憶させても構わない。この場合、入力器45のスイッチとしてテンキー及びデータ記憶スイッチを設け、「データ設定モード」において、設定値(θ0,α0)のデータを記憶させるようにすればよい。または、所望のオフセット量のデータを記憶したら、旋回中心とスイング中心との距離に基づいて、該オフセット量に応じた旋回角度θ0及びスイング角度α0を求めて記憶すればよい。
【0041】
また、「設定値停止モード」で記憶する設定値として、図9に示すように、2つのオフセット位置h1,h2を記憶させ、排土した後に掘削位置に戻る際、位置h1,h2に交互に停止するように構成しても構わない。これによると、バケット13の幅よりも広い幅の溝を精度よく容易に掘削することが可能となる。
【0042】
また、第2実施形態においては、例えば「全自動制御モード」で、排土位置など任意の現在の旋回位置θn及びスイング位置αnから、設定値(θ0,α0)まで移動して停止する図10に示すような指令信号iαA,iαB,iθA,iθBをコントローラ50が自動生成して出力するように構成してもよい。この際、予め決められた速度で移動するようにすればよい。これによると、オペレータはスイング操作ペダル30及び旋回操作レバー32を操作することなく、入力器45に設けた起動スイッチ等(旋回操作レバー32又はスイング操作ペダル30の操作でトリガ信号としてもよい)のワンタッチ操作により任意の位置から所望の掘削位置に作業機4を移動することができ、操作が容易で作業性を向上できる。
【0043】
さらに、第2実施形態においては、旋回駆動及びスイング駆動のいずれか一方の駆動操作具(旋回操作レバー32又はスイング操作ペダル30)の操作により、いずれか一方の駆動を「主」とし、他方の駆動を「従」として、「旋回角度θ=スイング角度α」を常に維持して作業機4を移動可能な駆動制御である「オフセット溝掘削姿勢モード」機能を付加することができる。なお、この場合、「旋回角度θ≠スイング角度α」の状態からこの機能で作業機4を移動する際には、図11に示すように、旋回駆動及びスイング駆動のいずれか一方により「θ=α」に移動した後、「θ=α」を維持する駆動制御を行なえばよい。すなわち、作業機4を右に移動する場合には、図11(a)に示すように、例えば点P1のような「θ>α」の状態からは、まず左スイング駆動により「θ=α」に移動した後に「θ=α」を維持して移動すればよいし、また点P2のような「θ<α」の状態からは、まず右旋回駆動により「θ=α」に移動した後に「θ=α」を維持して移動すればよい。また、作業機4を左に移動する場合には、図11(b)に示すように、点P3のような「θ>α」の状態からは、まず左旋回駆動により「θ=α」に移動した後に「θ=α」を維持して移動すればよいし、点P4のような「θ<α」の状態からは、まず右スイング駆動により「θ=α」に移動した後に「θ=α」を維持して移動すればよい。
これによると、旋回しても作業機4の駆動平面は常に車体走行方向に一致する(「オフセット溝掘削姿勢」が常に維持される)ので、作業機4が車体の左右方向に大きく飛び出ることはなくなり、壁や通行車両に作業機4が接触する恐れがない。また、この「オフセット溝掘削姿勢モード」にて表示される「オフセット量」を所望量に一致させることにより、非常に容易に作業機4のバケット13を掘削位置に一致でき、作業性を向上できる。
【0044】
また、パイロット圧を発生する油圧ポンプ22を設ける代わりに、管路23に減圧弁を設けてパイロット圧を得るように構成しても構わない。
さらに、コントローラ40,50にスイッチやボリュームを備えた調整器を接続して、出力特性の角度dθ,dαやm%、n%等の値をオペレータの好みにより調整可能に構成してもよい。
角度センサ18,19はポテンショメータの例にて説明したが、ポテンショメータに限らず、エンコーダを用いてもよい。
スイング駆動手段は油圧シリンダ17に限定されず、油圧モータ、電動モータ、電動シリンダ等であってもよい。同様に、旋回駆動手段は油圧モータ29に限定されず、電動モータであってもよい。電動モータや電動シリンダの場合には、コントローラでサーボアンプを介して速度制御することができる。
【0045】
以上説明したように、本発明によれば、表示器に作業機の基端のオフセット量を表示するので、オフセット量に対応した溝掘削位置への旋回移動が表示内容の確認により正確にしかも容易に行なうことができる。また、表示器に旋回角度とスイング角度との差を表示するので、表示内容の確認により作業機の駆動平面が車体の前後方向と一致するオフセット溝掘削姿勢を容易に取ることができ、作業性を向上できる。
また、オペレータの操作が続いても旋回駆動及びスイング駆動をそれぞれ所望の位置にて停止可能であるので、同じ場所の掘削が容易となる。また、オフセット溝掘削姿勢を上記停止位置として設定することにより、作業機を排土位置からオフセット溝掘削姿勢に移動するのが非常に容易となり、オフセット位置の溝掘削作業の作業性を大幅に向上できる。さらにまた、上記停止位置への移動及び停止をワンタッチ操作で自動で行なうようにすれば、さらに操作が楽になり、作業性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係わるスイング式油圧ショベルの側面図である。
【図2】第1実施形態に係わるスイング式油圧ショベルの平面図である。
【図3】第1実施形態に係わるスイング機構の説明図である。
【図4】側溝掘り作業の説明図である。
【図5】第1実施形態に係わる旋回駆動系及びスイング駆動系のブロック図である。
【図6】第1実施形態に係わるコントローラの出力特性図である。
【図7】第2実施形態に係わる旋回駆動系及びスイング駆動系のブロック図である。
【図8】第2実施形態に係わるコントローラの出力特性の説明図である。
【図9】別態様の作動の説明図である。
【図10】別態様のコントローラの出力特性図である。
【図11】別態様の作動の説明図である。
【符号の説明】
1…スイング式油圧ショベル、2…下部走行体、3…上部旋回体、4…作業機、10…スイングブラケット、17…スイングシリンダ、18…スイング角度センサ、19…旋回角度センサ、20…エンジン、21,22…油圧ポンプ、25…スイング操作弁、26…旋回操作弁、29…旋回モータ、30…スイング操作ペダル、31,33…パイロット弁、32…旋回操作レバー、40,50…コントローラ、41A,41B,42A,42B,51A,51B,52A,52B…比例電磁弁、43…モニタパネル、44…表示器、45…入力器。
Claims (5)
- 下部走行体(2)の上部に旋回可能に装着され、旋回操作手段(32)の操作に応じて駆動する旋回駆動手段(29)により旋回駆動される上部旋回体(3)と、上部旋回体(3)の前端部に基端部を左右にスイング可能に装着され、スイング操作手段(30)の操作に応じて駆動するスイング駆動手段(17)によりスイング駆動される作業機(4)とを備えたスイング式油圧ショベルのスイング制御装置において、
上部旋回体(3)の旋回角度(θ)を検出する旋回角度検出器(19)と、
作業機(4)のスイング角度(α)を検出するスイング角度検出器(18)と、
旋回駆動及びスイング駆動の停止位置を設定する停止位置設定手段(43)と、
前記旋回角度検出器(19)から入力する旋回角度信号(θ)、前記スイング角度検出器(18)から入力するスイング角度信号(α)及び前記停止位置設定手段(43)により設定された設定値(θ0,α0)に基づき、設定値(θ0,α0)の停止位置で旋回駆動手段(29)及びスイング駆動手段(17)をそれぞれ停止する指令信号(iθ A,iθ B,iα A,iα B)を演算し出力するコントローラ(40)とを備え、
前記停止位置設定手段 (43) は表示器 (44) 及び停止位置記憶を指示する入力器 (45) を有し、
前記コントローラ (40) はさらに、前記旋回角度検出器 (19) から入力する旋回角度信号 ( θ ) に基づき、作業機 (4) の基端の車体左右方向への現在のオフセット量を演算し、演算結果を前記表示器 (44) に表示させると共に、前記入力器 (45) が記憶指示したときの前記旋回角度検出器 (19) 及び前記スイング角度検出器 (18) の検出値を前記設定値 ( θ 0 , α 0 ) として記憶する
ことを特徴とするスイング式油圧ショベルのスイング制御装置。 - 下部走行体 (2) の上部に旋回可能に装着され、旋回操作手段 (32) の操作に応じて駆動する旋回駆動手段 (29) により旋回駆動される上部旋回体 (3) と、上部旋回体 (3) の前端部に基端部を左右にスイング可能に装着され、スイング操作手段 (30) の操作に応じて駆動するスイング駆動手段 (17) によりスイング駆動される作業機 (4) とを備えたスイング式油圧ショベルのスイング制御装置において、
上部旋回体 (3) の旋回角度 ( θ ) を検出する旋回角度検出器 (19) と、
作業機 (4) のスイング角度 ( α ) を検出するスイング角度検出器 (18) と、
旋回駆動及びスイング駆動の停止位置を設定する停止位置設定手段 (43) と、
前記旋回角度検出器 (19) から入力する旋回角度信号 ( θ ) 、前記スイング角度検出器 (18) から入力するスイング角度信号 ( α ) 及び前記停止位置設定手段 (45) により設定された設定値 ( θ 0 , α 0 ) に基づき、設定値 ( θ 0 , α 0 ) の停止位置で旋回駆動手段 (29) 及びスイング駆動手段 (17) をそれぞれ停止する指令信号 (i θ A ,i θ B ,i α A ,i α B ) を演算し出力するコントローラ (40) とを備え、
前記コントローラ (40) により出力される旋回角度の指令信号 (i θ A ,i θ B ) は、旋回角度 ( θ ) が予め定めた所定の角度 ( θ 1 ) から前記設定値 ( θ 0 ) に近づくに連れて漸減する特性を有する
ことを特徴とするスイング式油圧ショベルのスイング制御装置。 - 下部走行体(2)の上部に旋回可能に装着され、旋回操作手段(32)の操作に応じて駆動する旋回駆動手段(29)により旋回駆動される上部旋回体(3)と、上部旋回体(3)の前端部に基端部を左右にスイング可能に装着され、スイング操作手段(30)の操作に応じて駆動するスイング駆動手段(17)によりスイング駆動される作業機(4)とを備えたスイング式油圧ショベルのスイング制御装置において、
上部旋回体(3)の旋回角度(θ)を検出する旋回角度検出器(19)と、
作業機(4)のスイング角度(α)を検出するスイング角度検出器(18)と、
旋回駆動及びスイング駆動の停止位置を設定する停止位置設定手段 (43) と、
前記旋回角度検出器 (19) から入力する旋回角度信号 ( θ ) 、前記スイング角度検出器 (18) から入力するスイング角度信号 ( α ) 及び前記停止位置設定手段 (45) により設定された設定値 ( θ 0 , α 0 ) に基づき、設定値 ( θ 0 , α 0 ) の停止位置で旋回駆動手段 (29) 及びスイング駆動 手段 (17) をそれぞれ停止する指令信号 (i θ A ,i θ B ,i α A ,i α B ) を演算し出力するコントローラ (40) とを備え、
前記コントローラ (40) により出力されるスイング角度の指令信号 (i α A ,i α B ) は、スイング角度 ( α ) が予め定めた所定の角度 ( α 1 ) から前記設定値 ( α 0 ) に近づくに連れて漸減する特性を有する
ことを特徴とするスイング式油圧ショベルのスイング制御装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のスイング式油圧ショベルのスイング制御装置において、
前記スイング駆動手段は油圧アクチュエータ(17)で構成し、
該油圧アクチュエータ(17)に供給される圧油の流量を操作量に応じて制御する操作弁(25)と、
該操作弁(25)を操作するパイロット圧を制御可能な比例電磁弁(41A,41B)とを備えると共に、
前記コントローラ(40)は、前記指令信号(iα A,iα B)を前記比例電磁弁(41A,41B)に出力することにより前記操作弁(25)の流量を制御する
ことを特徴とするスイング式油圧ショベルのスイング制御装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のスイング式油圧ショベルのスイング制御装置において、
前記旋回駆動手段は油圧アクチュエータ(29)で構成し、
該油圧アクチュエータ(29)に供給される圧油の流量を操作量に応じて制御する操作弁(26)と、
該操作弁(26)を操作するパイロット圧を制御可能な比例電磁弁(42A,42B)とを備えると共に、
前記コントローラ(40)は、前記指令信号(iθ A,iθ B)を前記比例電磁弁(42A,42B)に出力することにより前記操作弁(26)の流量を制御する
ことを特徴とするスイング式油圧ショベルのスイング制御装置。
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