JP3927277B2 - 氷雪路面走行用空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、氷雪路面走行用空気入りタイヤに関するもので、特に、トレッド・ショルダー部に設けられ、周方向またはほぼ周方向に延びるショルダー周方向溝とトレッド端との間に形成されたショルダー・ブロック上に、周方向に間隔を置いてサイプを配置した、氷雪路面走行用空気入りタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような、サイプが形成されたショルダー・ブロックを備えた氷雪路面走行用空気入りタイヤでは、氷雪路面上を走行したときに路面とタイヤとの間の水膜を除いて、氷上操縦安定性能を向上させるために、同一ブロック内でのサイプ本数を増加すること、換言すればサイプ間隔を狭くしてサイプ密度を増加することが効果的であることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような、サイプが形成されたショルダー・ブロックを備えた氷雪路面走行用空気入りタイヤでサイプ密度を増加すると、吸水性能が高くなり氷上操縦安定性能が向上するが、ブロック剛性が低下してサイプ割れ故障やブロックのチャンク・アウト故障が発生しやすくなる。
【0004】
本発明の目的は、上記のような従来技術の不具合を解消し、サイプが形成されたショルダー・ブロックを備えた氷雪路面走行用空気入りタイヤにおいて、サイプ割れ故障やブロックのチャンク・アウト故障の発生を抑制または防止しながら吸水性能したがって氷上操縦安定性能に優れた氷雪路面走行用空気入りタイヤを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による空気入りタイヤは、トレッド・ショルダー部に設けられ、周方向またはほぼ周方向に延びるショルダー周方向溝と、ショルダー周方向溝とトレッド端との間に形成されたショルダー・ブロックと、ショルダー・ブロックに周方向に間隔を置いて設けられたサイプとをトレッドに備えた氷雪路面走行用空気入りタイヤにおいて、
(1)該サイプは、一方の端部が該ショルダー周方向溝に開口し、該開口端からトレッド端に向けて延び、他方の端部がトレッド端に開口することなく該ショルダー・ブロック内で終端していて、
(2)該ショルダー・ブロックの内部に、該サイプの底部に連接してトレッドのバットレス部表面に開口する排水孔が掘鑿されている
ことを特徴とする氷雪路面走行用空気入りタイヤである。
上記目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、該サイプの周方向間隔は、該ショルダー・ブロックの周方向長さの1/5乃至1/3であることが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、該排水孔は、一方の端部がトレッドのバットレス部表面に開口し、他方の端部が該ショルダー周方向溝に開口していることが好ましい。
【0006】
従来のタイヤでは、氷上操縦安定性能を向上させるために、同一ブロック内でのサイプ本数を増加すると、ブロック剛性が低下してサイプ割れ故障やブロックのチャンク・アウト故障が発生しやすくなり、ブロックの耐久性能が低下することがあった。
本発明の空気入りタイヤは上記のような構成であって、特に、ショルダー・ブロックに設けられたサイプは、一方の端部がショルダー周方向溝に開口して、この開口端からトレッド端に向けて延び、他方の端部がトレッド端に開口することなくショルダー・ブロック内で終端していて、ショルダー・ブロック内部に、サイプの底部に連接してトレッド端に開口する排水孔が掘鑿されているので、サイプから吸水された水が、サイプの底部に連接してトレッド端に開口する排水孔によってトレッド端に排水される。すなわち、従来のサイプに比べると、サイプの底部に連接してトレッド端に開口する排水孔によって個々のサイプの吸水性能が向上しているので、従来のように氷上操縦安定性能を向上させるためにサイプ本数を増加する必要がなく、換言すれば、従来のタイヤと比べ相対的に少ないサイプ数で必要な吸水性能が確保される。
【0007】
また、タイヤが摩耗してサイプの体積が減少すると、従来のタイヤではサイプの吸水性能が低下する傾向にあったが、本発明の空気入りタイヤは上記のような構成であって、サイプの底部に連接してトレッド端に開口する排水孔の排水性能は低下しないので、タイヤが摩耗しても濡れた路面上を走行したときの操縦安定性能が低下することはない。
本発明の空気入りタイヤでは、サイプの底部に連接してトレッド端に開口する排水孔が掘鑿されているので、サイプから吸水された水が、サイプの底部に連接してトレッド端に開口する排水孔によってトレッド端に排水される。すなわち、従来のサイプに比べると、サイプの底部に連接してトレッド端に開口する排水孔によって個々のサイプの吸水性能が向上しているので、従来のように氷上操縦安定性能を向上させるためにサイプサイプの周方向間隔を極端に小さくする必要はなくなり、サイプサイプの周方向間隔をショルダー・ブロックの周方向長さの1/5乃至1/3として、ショルダー・ブロックの剛性を確保することが可能となる。
なお、本明細書では、「ブロック」とは、狭義のブロックの他にリブやラグを含めた広義のブロックを意味する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に従う実施例の空気入りタイヤについて、以下、図面を参照して説明する。図1は、本発明に従う実施例の氷雪路面走行乗用車用空気入りタイヤの左半分の断面図である。
【0009】
【実施例】
図1に示された本発明に基づく実施例のタイヤは、トレッド・ショルダー部に設けられ、周方向に延びるショルダー周方向溝1と、ショルダー周方向溝1とトレッド端Eとの間に形成されたショルダー・ブロック2と、ショルダー・ブロック2に周方向に間隔を置いて設けられたサイプ3とをトレッドに備えた氷雪路面走行用空気入りタイヤである。
サイプ3は、一方の端部がショルダー周方向溝1に開口し、開口端からトレッド端Eに向けて延び、他方の端部が、図示のごとく、トレッド端Eに開口することなくショルダー・ブロック2内で終端している。
ショルダー・ブロック2の内部に、サイプ3の底部に連接してバットレス部表面に開口する排水孔4が掘鑿されている。
本実施例では、サイプ3の周方向間隔は、ショルダー・ブロック2の周方向長さの約1/4であり、1/5乃至1/3であることが、ショルダー・ブロック2の剛性を確保するために好ましい。
排水孔4は、本実施例では図示のごとく、サイプ3の底部に連接してバットレス部表面に開口しているが、変形実施例として、一方の端部がバットレス部表面に開口し、他方の端部がショルダー周方向溝に開口していてもよい。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように、従来のタイヤに比べ、本発明のタイヤは氷上操縦安定性能とブロック耐久性能に優れたタイヤである。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタイヤの左半分の断面図である。
【符号の説明】
1 ショルダー周方向溝
2 ショルダー・ブロック
3 サイプ
4 排水孔
E トレッド端
Claims (3)
- トレッド・ショルダー部に設けられ、周方向またはほぼ周方向に延びるショルダー周方向溝と、該ショルダー周方向溝とトレッド端との間に形成されたショルダー・ブロックと、該ショルダー・ブロックに周方向に間隔を置いて設けられたサイプとをトレッドに備えた氷雪路面走行用空気入りタイヤにおいて、
(1)該サイプは、一方の端部が該ショルダー周方向溝に開口し、該開口端からトレッド端に向けて延び、他方の端部がトレッド端に開口することなく該ショルダー・ブロック内で終端していて、
(2)該ショルダー・ブロックの内部に、該サイプの底部に連接してトレッドのバットレス部表面に開口する排水孔が掘鑿されている
ことを特徴とする氷雪路面走行用空気入りタイヤ。 - 該サイプの周方向間隔は、該ショルダー・ブロックの周方向長さの1/5乃至1/3であることを特徴とする請求項1記載の氷雪路面走行用空気入りタイヤ。
- 該排水孔は、一方の端部がトレッドのバットレス部表面に開口し、他方の端部が該ショルダー周方向溝に開口していることを特徴とする請求項1乃至2記載の氷雪路面走行用空気入りタイヤ。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10323597A JP3927277B2 (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 氷雪路面走行用空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10323597A Expired - Fee Related JP3927277B2 (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 氷雪路面走行用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
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Families Citing this family (3)
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1997
- 1997-04-21 JP JP10323597A patent/JP3927277B2/ja not_active Expired - Fee Related
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