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JP3925607B2 - 合成樹脂製容器 - Google Patents

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JP3925607B2
JP3925607B2 JP2000364940A JP2000364940A JP3925607B2 JP 3925607 B2 JP3925607 B2 JP 3925607B2 JP 2000364940 A JP2000364940 A JP 2000364940A JP 2000364940 A JP2000364940 A JP 2000364940A JP 3925607 B2 JP3925607 B2 JP 3925607B2
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crushing
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和明 野瀬
茂雄 飯塚
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、使用後の廃棄処理を容易にできるように構成した、減容化可能な合成樹脂製容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、使用済みのチューブ容器、壜容器等の合成樹脂製容器は、その廃棄処理を容易にするために、横方向(幅方向)に偏平状に押し潰して減容化を容易に図ることができるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこれら減容化可能な合成樹脂製容器にあっては、胴部は比較的容易に押し潰すことができるが、肩部(壜容器の場合は肩部と底部)は容易に押し潰すことができないため、全体を充分に偏平状に減容化変形させることが困難であった。
【0004】
また、例え偏平状に押し潰しても、合成樹脂製容器には素材の弾性による原形復帰性があるため、押し潰しによる偏平形状が維持され難く、充分な減容化状態を維持することができない、と云う問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、減容化可能である合成樹脂製容器の廃棄時における、押し潰しによる偏平な減容化を容易にかつ確実に達成することを技術的課題とし、もって、その廃棄処理を容易にかつ円滑にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、
合成樹脂製容器において、
円筒状の胴部の上端に、平面形状が円形のテーパ筒状の肩部を介して、円筒状の口部を一体に起立連設すると共に、胴部の下端を偏平に押し潰して溶着したシール部に成形し、前記胴部全体を、偏平に押し潰して容易に減容化可能としたチューブ容器であること、胴部の上部に、細溝状に成形された横溝を周設すること、この横溝から上方の胴部上端部分の高さを、押し潰し方向に沿った胴部上端部径の略1/2に設定すること、にある。
【0007】
横溝から上方の胴部上端部分の高さを、押し潰し方向に沿った胴部上端部径の略1/2に設定したので、容器の胴部を前後から押し潰すと、胴部上端部分は横溝で折れ曲がって、その前後部分が庇状となると共に、その両側部分が下方に拡幅傾斜した姿勢となり、この胴部上端部分の前後部分および両側部分の変形が反転変形状となるので、胴部は偏平変形姿勢を自己保持する。
【0008】
次いで、横溝から上の部分全体を、前後いずれかの側に横溝で折り曲げて折り畳むことにより、容器全体を、庇状突出部分が無くなり、充分に偏平でコンパクトな減容化状態となる。
【0009】
また、胴部の上端に肩部を介して口部を設けると共に、胴部の底部を、偏平状に溶着したシール部で形成して、チューブ容器とすることにより、容器の底部が偏平に押し潰されたシール部となっているので、胴部上端部分の押し潰し方向を、シール部の偏平押し潰し方向と一致させるだけで、容器全体を偏平な減容化状態とすることができる。
【0010】
また、このチューブ容器にあっては、胴部押し潰しによる確実な偏平化とその自己保持性、さらには上部部分の折り畳みにより、内容物のほとんどを口部から押し出すことができるため、容器内の内容物残量を大幅に減らすことができる。
【0011】
なお、ここで胴部全体を、横溝での折り曲げが容易に達成できる程度に薄壁とすることにより、胴部の、横溝で折り曲げての偏平化がきわめて容易に達成することができるだけではなく、一つの容器を成形するのに要する合成樹脂材料の量を少なくすることができ、これにより大きな省資源化効果を得ることができる。
【0012】
なお、横溝は、容器の 内方に向かって陥没した溝構造に限定されることはなく、容器の外方に向かって突出した溝構造であっても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。図1〜図4は、本発明をチューブ容器に適用した第一実施例を示したもので、チューブ容器1aは、円筒状の胴部2の上端に、平面形状が円形のテーパ筒状の肩部3を介して、円筒状の口部4を一体に起立連設すると共に、胴部2の下端を、偏平に押し潰して溶着したシール部6に成形して構成されている。
【0014】
胴部2の上部の所定位置、すなわち、肩部3の周縁(胴部2の上端縁)から、容器押し潰し方向に沿った胴部上端部径A1の略1/2の長さ分、下方の位置には、内方へ細溝状に陥没湾曲成形された横溝5が周設されている。
【0015】
図2〜図4は、このチューブ容器1aの押し潰し状態を示すもので、胴部2を前後から押し潰すと、横溝5から上方の胴部上端部分2aの高さH1は、胴部上端部径A1の略1/2の長さ分に形成されているので、図3に示すように、前後の胴部上端部分2aが略庇状に屈曲変位し、前後の胴部2が横溝5部分で直角状に折れ曲がるため、前後の胴部主体部分2bは、互いに密着するほどに接近し、充分に偏平に潰れ変形する。
【0016】
次いで、図4に示すように、横溝5から上のヘッド部分7を、横溝5において前後方向のいずれかに折り曲げて折り畳むことにより、全体を充分に偏平かつコンパクトに減容することができる。
【0017】
なお、チューブ容器1aは、その肩部3の平面形状が楕円形であってもよく、その場合の胴部上端部分2aの高さH1は、押し潰し方向の胴部上端部径A1の略1/2、すなわち楕円形の場合は、短軸方向の径の略1/2に設定する。
【0018】
図5、図6は、本発明を壜容器に適用した第二実施例を示したもので、壜容器1bは、例えばブロー成形により、底壁8を有する円筒状の胴部2の上端に、テーパ筒状の肩部3を介して、円筒状の口部4を一体連設して構成されている。
【0019】
胴部2の上部と下部の所定位置、すなわち肩部3の周縁から、押し潰し方向に沿った胴部上端部径A1の略1/2の長さ分だけ下方の位置と、底壁8の下面から、押し潰し方向に沿った胴部下端部径A2の略1/2の長さ分だけ上方の位置とには、内方へ細溝状に陥没湾曲成形された横溝5がそれぞれ周設されている。
【0020】
このように、上部の横溝5から上方の胴部上端部分2aの高さH1と、下部の横溝5から下方の胴部下端部分2cの高さH2とは、押し潰し方向に沿った胴部上端部径A1と胴部下端部径A2とのそれぞれ略1/2の長さ分に形成されているので、壜容器1bの胴部2を前後から押し潰すと、前後の胴部上端部分2aと胴部下端部分2cとが、それぞれ略庇状に屈曲変位すると共に、前後の胴部2が上下の横溝5部分で直角状に折れ曲がるため、前後の胴部主体部分2bは互いに密着するほど接近し、充分に偏平に潰れ変形する。
【0021】
次いで、図6に示すように、上部の横溝5から上のヘッド部分7と、下部の横溝5から下の底部部分9とを、各横溝5において前後方向のいずれかに折り曲げて折り畳むことにより、全体を充分に偏平かつコンパクトに減容化することができる。
【0022】
なお、壜容器1bは、その肩部3の平面形状が、円形の他、楕円形、角形等、適宜の形状のものを使用することができる。
【0023】
図7〜図9は、本発明をカップ状容器に適用した第三実施例を示したもので、カップ状容器1cは、底壁8を有する円筒状の胴部2の上端を、周縁に鍔部11を設けた開口部10として構成したものである。
【0024】
この第三実施例における上下の横溝5の構成、位置設定、そしてその押し潰し形態は、第二実施例と同様である。
【0025】
図10および図11は、カップ状容器の他の形態を示す第四実施例を示したもので、このカップ状容器1cは、胴部2の下部にのみ、第三実施例と同様の横溝5を設けたものである。
【0026】
このカップ状容器1cの押し潰し過程においては、図11に示すように、胴部主体部分2bと共に、鍔部11を含む上端開口部10も偏平に潰れ変形し、前後の胴部下端部分2cが逆庇状に屈曲変位する。
【0027】
なお、細溝状となった横溝5の溝構造は、半円弧状に限定されることはなく、U字状さらにはV字状であっても良い。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。横溝から上方の胴部上端部分の高さを、押し潰し方向に沿った胴部上端部径の略1/2に設定したので、容器の胴部を前後から押し潰すと、前後の胴部上端部分が略庇状に屈曲変位すると共に、前後の胴部が横溝部分で直角状に折れ曲がるため、前後の胴部主体部分は互いに密着するほど接近し、充分に偏平に潰れ変形する。
【0029】
そして、横溝から上のヘッド部分を、横溝において前後方向のいずれかに折り曲げて折り畳むことにより、全体を充分に偏平かつコンパクトに減容化することができると共に、その偏平な減容化形状を確実に維持することができ、もって合成樹脂製容器の廃棄処理を好適にかつ円滑に達成することができる。
【0030】
また、容器がチューブ容器の場合には、胴部押し潰しによる確実な偏平化とその自己保持性、さらにはヘッド部分の折り畳みにより、内容物のほとんどを口部から押し出すことができるため、容器内の内容物残量を大幅に減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例を示す、全体斜視図。
【図2】 図1に示した実施例の、押し潰し状態を示す全体斜視図。
【図3】 図1に示した実施例の、押し潰し状態を示す全体側面図。
【図4】 図1に示した実施例の、ヘッド部分折り曲げ状態を示す全体側面図。
【図5】 本発明の第二実施例を示す、全体側面図。
【図6】 図5に示した実施例の、ヘッド部分および底部部分折り曲げ状態を示す全体側面図。
【図7】 本発明の第三実施例を示す、全体斜視図。
【図8】 図7に示した実施例の、押し潰し状態を示す全体斜視図。
【図9】 図7に示した実施例の、押し潰し状態を示す全体側面図。
【図10】 本発明の第四実施例を示す、全体斜視図。
【図11】 図10に示した実施例の、押し潰し状態を示す全体斜視図。
【符号の説明】
1a; チューブ容器
1b; 壜容器
1c; カップ状容器
2 ; 胴部
2a; 胴部上端部分
2b; 胴部主体部分
2c; 胴部下端部分
3 ; 肩部
4 ; 口部
5 ; 横溝
6 ; シール部
7 ; ヘッド部分
8 ; 底壁
9 ; 底部部分
10; 開口部
11; 鍔部
A1; 胴部上端部径
A2; 胴部下端部径
H1; 胴部上端部分の高さ
H2; 胴部下端部分の高さ

Claims (1)

  1. 円筒状の胴部(2)の上端に、平面形状が円形のテーパ筒状の肩部(3)を介して、円筒状の口部 (4) を一体に起立連設すると共に、胴部 (2) の下端を偏平に押し潰して溶着したシール部 (6) に成形し、前記胴部(2) 全体を、偏平に押し潰して容易に減容化可能としたチューブ容器であって、
    前記胴部(2) の上部に、細溝状に成形された横溝(5) を周設し、該横溝(5) から上方の胴部上端部分(2a)の高さ(H1)を、前記押し潰し方向に沿った胴部上端部径(A1)の略1/2に設定して成る合成樹脂製容器。
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