JP3925367B2 - 米飯保温器 - Google Patents
米飯保温器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3925367B2 JP3925367B2 JP2002269555A JP2002269555A JP3925367B2 JP 3925367 B2 JP3925367 B2 JP 3925367B2 JP 2002269555 A JP2002269555 A JP 2002269555A JP 2002269555 A JP2002269555 A JP 2002269555A JP 3925367 B2 JP3925367 B2 JP 3925367B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nitrogen
- inner pot
- cooked rice
- rice
- storage means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cookers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、米飯の黄変化や食味の際の物性低下を抑制し、保温してもおいしい米飯が得られる米飯保温器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の米飯保温器としては、内釜(炊飯釜)の空気を減圧する減圧装置と、空気中の酸素のみを通過させる気体分離膜とを備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
これは、減圧装置の前段に空気中の酸素のみを通過させる気体分離膜を備え、減圧装置を動作させることにより、内釜内の空気を、気体分離膜を通して外部に排出させ、内釜内の酸素の絶対量を減少させるものである。これにより、保温中の米飯の黄変化や保温臭の発生を防止していた。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−154039号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の米飯保温器では、内釜内の空気を減圧装置で排出させる構成であり、内釜内は高度な密閉性が要求され、また、長時間高度な密閉性を維持することは難しく、一般家庭用として適しているとは言い難い。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、窒素富化な空気により、米飯の黄変化や食味の際の物性低下を抑制し、保温してもおいしい米飯が得られる米飯保温器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の米飯保温器は、大気中に含まれる酸素を除去し窒素富化なガスを供給する窒素供給手段と、窒素富化なガスを貯蔵する窒素貯蔵手段と、窒素供給量を制御する制御手段とを備え、制御手段により窒素貯蔵手段から内釜への窒素富化なガスの供給量を制御するようにしたものである。
【0008】
これにより、窒素富化なガスの供給により内釜内に発生した不快な保温臭気を飛散させ、米飯の黄変化や食味の際の物性低下を抑制することができ、保温してもおいしい米飯を提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、米飯を収容する内釜と、前記内釜の上方に設けた開閉可能な蓋と、前記内釜の米飯を加熱する加熱手段と、前記内釜の温度を検出する温度検出手段と、大気中に含まれる酸素を除去し窒素富化なガスを内釜へ供給する窒素供給手段と、窒素富化なガスを運搬するガス輸送手段と、前記窒素供給手段からの窒素富化なガスを貯蔵する窒素貯蔵手段と、前記温度検出手段の検出値をもとに前記加熱手段を用いて前記米飯を所定温度に加熱制御するとともに、前記窒素貯蔵手段から内釜への窒素富化なガスの供給量を制御する制御手段とを備えてなる米飯保温器とすることにより、窒素富化なガスの供給により内釜内に発生した不快な保温臭気を飛散させ、米飯の黄変化や食味の際の物性低下を抑制することができ、保温してもおいしい米飯を提供することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、窒素供給手段、内釜、および窒素貯蔵手段間にバルブを備え、炊飯中は、前記バルブで窒素供給手段と窒素貯蔵手段を導通させ、炊飯終了後、前記バルブで窒素貯蔵手段と内釜を導通させる請求項1に記載の米飯保温器とすることにより、炊飯後に窒素貯蔵手段に貯蔵された窒素富化なガスを内釜内に供給し、内釜内の酸素濃度を速やかに低下させることができる。このため、内釜内の酸素濃度を低く保つことができ、かつ米飯の保温臭気や黄変化を防ぎ、食味の低下を防止することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1は本発明の実施例における米飯保温器を組み込んだジャー炊飯器を示している。図において、1は本体2内に装備した内釜であり、所定量の米飯と水とを収容して加熱調理を行う。内釜1の底には、内釜1の温度を検出する温度検出手段4が内釜1に接するように設けられており、また、内釜1を加熱する電磁誘導の加熱コイルからなる加熱手段5が設けられている。
【0013】
6は温度検出手段4の検出値をもとに加熱手段5を用いて米飯を所定温度に加熱制御するとともに、窒素貯蔵手段(後記)から内釜1への窒素富化なガスの供給量を制御する制御手段であり、加熱手段5に電力を供給する高周波電源も備えている。
【0014】
7は内釜1の側部の上部に設けた保温用の加熱手段である。
【0015】
8は内釜1の上方に設けた開閉可能な蓋で、その下部の放熱板9には、蓋用の加熱手段10、および内釜1の温度を検出する蓋用の温度検出手段11が設けられている。前記加熱手段7は制御手段6により加熱制御され、温度検出手段11による検出値は制御手段6に入力されるものである。
【0016】
また、蓋8には大気中に含まれる酸素を除去し窒素富化なガスを供給する窒素供給手段15と、ガスを運搬するポンプやファンなどから成るガス輸送手段16aおよび16bと、窒素富化なガスを貯蔵する窒素貯蔵手段17が設けられている。ガス輸送手段16aあるいは16bを動作させて内釜1あるいは窒素貯蔵手段17から内部ガスを矢印aのように排出することにより、外部空気は、蓋8の開口を介して矢印bのように窒素供給手段15へと導かれ、窒素供給手段15で窒素と酸素に分離され、酸素は窒素供給手段15を介して再び開口より矢印cのように外部へ放出される。
【0017】
一方、分離された窒素は、再び大気と混合され窒素富化なガスとなり、ガス輸送手段16aあるいは16bによりそれぞれ内釜1あるいは窒素貯蔵手段17内へと導かれる。内釜1内は窒素供給手段15あるいは窒素貯蔵手段17により速やかに窒素富化なガスに置換され、内釜1内に存在していた高濃度の酸素を含むガスは、ガス輸送手段16aにより開口を介して大気へと排出される。内釜1内のガスを大気へと排出する開口は、炊飯時には蒸気抜きとしても働くものである。
【0018】
また、内釜1から窒素供給手段15へ高濃度の酸素を含むガスが逆流しないように逆止弁が設けられ、さらに窒素供給手段15と窒素貯蔵手段17および内釜1の間にはバルブ18が設けられており、窒素供給手段15と内釜1を隔離できる構成となっている。
【0019】
したがって、炊飯により発生する水蒸気やおねばが窒素供給手段15やガス輸送手段16bなどに付着しないので、長期間窒素供給能力を維持することができ、配管や窒素供給手段15などに結露した水が溜まらず、腐敗などが起こりにくく、米飯保温器を長期間清潔に維持することができる。同時に、内釜1内の酸素濃度を効率よく常時低く保つことができる。
【0020】
また、蓋8の上部には操作パネル部12が設けられ、本体2と蓋8の接する場所には開閉検知手段19が設けられている。この開閉検知手段19はリードスイッチのようなもので構成されており、開閉検知手段19の情報より蓋8の開閉状態を制御手段6で検知している。
【0021】
なお、この図では電源線や信号線などの結線は省略されている。この米飯保温器では、炊飯後、保温中の米飯の温度を内釜1の底に接する温度検出手段4で検知する。この情報は制御手段6に送られ、米飯の温度が保温設定温度である72℃となるように加熱手段5に電力を供給して磁力を発生させ、ステンレスとアルミニウムから成るクラッド材で構成された内釜1のステンレス層を電磁誘導により加熱し、米飯を保温する。
【0022】
また、加熱手段7や10の入力を制御手段6が電子制御することにより、米飯の量に応じた加熱熱量を与え、保温設定温度72℃ に米飯温度を保つようになっている。
【0023】
さらに、制御手段6が窒素供給手段15と、バルブ18およびガス輸送手段16a、16bをコントロールし、窒素富化なガスを連続供給、あるいは一定時間毎に供給を繰り返す間欠供給により内釜1内の保温臭気を飛散させ、米飯の黄変化や食味の際の物性低下を抑制し、長時間蓋8を密閉していても、おいしい米飯を提供することができる。すなわち、炊飯中は、バルブ18で窒素供給手段15と内釜1を隔離する。
【0024】
また、炊飯中は、バルブ18で窒素供給手段15と窒素貯蔵手段17を導通させ、炊飯終了後、バルブ18で窒素貯蔵手段17と内釜1を導通させる。さらに、開閉検知手段19で蓋8が開となったことを検知したとき、バルブ18で窒素供給手段15と窒素貯蔵手段17を導通させ、開閉検知手段19で蓋8が閉となったことを検知したとき、バルブ18で窒素貯蔵手段17と内釜1を導通させるようにしている。
【0025】
なお、これらの動作中は、ガス輸送手段16a、16bは適宜コントロールされるものである。
【0026】
次に、窒素供給手段15について、図2を基に説明する。これは、酸素イオン導電性を有する固体電解質20と、前記固体電解質20の互いに異なる表面に形成された一対の電極21、22と、前記一対の電極21、22間に接続された電圧供給装置23と、前記固体電解質20を加熱するヒータ24と、前記ヒータ24に電圧を供給するヒータ電源25と、前記固体電解質20および前記ヒータ24の周囲に設けられた断熱材26とを備えており、外部空気中に含まれる酸素を除去して外部に排出し、残りの窒素富化なガスを内釜1に供給するものである。前記固体電解質20と一対の電極21、22とで酸素ポンプを構成している。この酸素ポンプの電圧−電流特性を図3に示している。
【0027】
また、断熱材26は、ヒータ24で固体電解質20を効率よく加熱するために設けられているもので、ヒータ24は断熱材26に埋設され、一体で形成され、窒素供給手段15の小型化をはかっている。
【0028】
また、断熱材26は、多孔性であり通気性を有するので、ガスは十分に流出入し、外部と一対の電極21、22の間で酸素の授受が滞ることなく行われ、効率よく窒素富化なガスを供給することができる。
【0029】
また、一対の電極21、22の形成された互いに異なる空間を気密よく分離するためにシール材27を有し、固体電解質20を気密よく断熱材26および金属製の筐体に固定し、一方の電極21(カソード)で分離した窒素富化の空気と、もう一方の電極22(アノード)から放出される酸素を混合することなく分離しており、効率よく窒素富化なガスを供給することができるようにしている。
【0030】
固体電解質20には酸素イオン導電性を有するランタンガリウム酸化物から成る直径約20mm厚さ1mmのディスクを用い、この両面に一対の電極21、22としてペロブスカイト酸化物から成るペーストを印刷し、乾燥後、さらにその上に集電体を積層し、金属箔からなるシール材27と、リード線を取り付け電気炉で焼成した。固体電解質20には他の酸素イオン導電性を有する安定化ジルコニア、安定化セリアなども使用することができ、実施例で用いたランタンガリウム酸化物の酸素イオン導電性を向上させるためにランタンサイトおよびガリウムサイトの一部に遷移金属やアルカリ土類金属など異種金属を置換してもよい。
【0031】
また、電圧供給装置23と、固体電解質20の間に固体電解質20に流れる電流を検出する電流検出手段28を接続した。落下や、耐久劣化などの原因により固体電解質20、一対の電極21、22あるいはヒータ24が劣化した場合、固体電解質20に流れる電流に変化が現れるため、電流検出手段28の検出値をもとに制御手段6が、窒素供給手段15の状態を自己診断し、電流検出手段28の検出値が予め設定した閾値を越えた場合、おいしい米飯を提供できる期間を判定し、窒素供給手段15の交換を促したり、寿命を報知させたりすることができる。
【0032】
外部より取り込まれ窒素供給手段15に供給された大気は、多孔質な断熱材26を介し、一方の電極21(カソード)に到達し、大気に含まれる酸素がカソード21上に吸着する。そして、電圧供給装置23により一対の電極21、22間に電圧が与えられると、吸着した酸素は電子を受け取り、電極21と固体電解質20と気相との間に形成される三相界面より固体電解質20中へ取り込まれ、酸素イオンとなり固体電解質20中を移動する。もう一方の電極22(アノード)に到達した酸素イオンは電極22と固体電解質20と気相との間に形成される三相界面で電子を放ち、再び酸素となり大気へ排出される。
【0033】
酸素が除去された窒素富化なガスは、ガス輸送手段16aあるいは16bの動作により、内釜1に供給され、高濃度な酸素を含むガスと置換され、高濃度な酸素を含むガスは外部へと排出される。その結果、内釜1内は低酸素濃度となり、米飯中の脂質、タンパク質および炭水化物が空気中の酸素と酸化反応したり、これらの物質が分解あるいは重合反応したりすることが抑制され、米飯の黄変化、保温臭の発生を低減することができる。また、細菌の活性を抑えることができ、米飯の腐敗を遅延させることができる。
【0034】
上記のように構成された米飯保温器を用いて米飯の保温状態について調べた。まず、内釜1内に米飯の原料である米と水を入れ、炊飯を行った。また、同時に炊飯する一方で、窒素供給手段15のヒータ24にヒータ電源25を用いて10〜20Wの電力を供給し、固体電解質20および一対の電極21、22で構成される酸素ポンプの動作温度が600〜700℃になるように加熱した。
【0035】
そして、一対の電極21、22間に電圧供給装置23で所定の電圧を供給し、さらにガス輸送手段16bを作動させ、窒素貯蔵手段17内に窒素富化なガスを取り込んだ。窒素供給量は、電圧供給装置23およびガス輸送手段16bを制御することで変化させることができる。炊飯直後の窒素貯蔵手段17内の酸素濃度は約2%であった。
【0036】
また、炊飯直後における内釜1内のガスの酸素濃度はほぼ0%であったが、内部が冷えて飽和蒸気圧が下がるとともに外部から空気が流入し、徐々に酸素濃度は上昇した。
【0037】
そこで、制御手段6により、内釜1を隔離していたバルブ18およびガス輸送手段16aを操作し、窒素貯蔵手段17に貯蔵された酸素濃度の十分に低い窒素富化なガスを内釜1内に速やかに導入した。
【0038】
図4は、窒素供給手段15および窒素貯蔵手段17で内釜1内の空気を窒素富化なガスに置換したときの保温時間と内釜1内の酸素濃度の関係を示した。酸素ポンプにより分離された酸素は毎分10〜30ccで外部へ排出され、分離された窒素は再び空気と混合され、窒素富化なガスとなり、連続して毎分40〜120ccで窒素貯蔵手段17に供給された。バルブ18で窒素貯蔵手段17と内釜1を導通すると、内釜1内の空気は速やかに窒素富化なガスに置換され、20〜60分で内釜1内の酸素濃度は2〜4%となったので、窒素供給量を減らし、そのまま保持した。しばらくして外部空気の流入により内釜1内の酸素濃度が増加したが、ある程度、低濃度の段階で再び窒素供給量を増加することにより、迅速に内釜1内の酸素濃度を低下させることができた。
【0039】
また、このとき内釜1の内部はほぼ大気圧であり、気密構成も簡単でよいことが判った。
【0040】
次に、炊飯直後、内釜1内の酸素濃度を2〜4%に保持したときの官能評価を行った。大気で保持した場合は、米飯の酸化がわずかに起こっており、保温臭と食味の評価が低かったのに対して、低酸素濃度で保持した場合は、保温臭も少なく、食味もよかった。
【0041】
さらに、この状態で12時間および24時間保温した米飯の官能評価を行ったところ、いずれも保温臭が少なく、炊き立ての匂いを有しており、黄変化も少なく、食味評価も粘り、弾力性など優れており、総合評価が高かった。これに対して、大気中で12時間および24時間保温した米飯は、いずれも保温臭がきつく、黄変化が発生しており、食味もまずく、総合評価が低かった。
【0042】
次に、蓋8を開閉させた場合の米飯の保温状態について調べた。蓋8が閉まっている間、窒素供給手段15は窒素貯蔵手段17に窒素富化なガスを供給しており、蓋8を開けた直後は、内釜1内の酸素濃度は大気中の酸素濃度と等しくなり20.8%となった。蓋8を閉めると開閉検知手段19が、蓋8が閉まったことを検知し、バルブ18およびガス輸送手段16aが動作した。
【0043】
内釜1内の空気は窒素貯蔵手段17に貯蔵された酸素濃度の十分に低い窒素富化なガスに速やかに置換され、20〜60分で内釜1内の酸素濃度は2〜4%となったので、窒素供給量を減らし、そのまま保持した。しばらくして外部空気の流入により内釜1内の酸素濃度が増加したが、ある程度、低濃度の段階で再び窒素供給量を増加することにより、迅速に内釜1内の酸素濃度を低下させることができた。
【0044】
蓋8を開閉した場合の米飯の官能評価も保温臭、米飯の黄変化および食味の物性など総合的によい結果が得られた。
【0045】
また、保温する米飯の量に応じて窒素富化なガスの供給量を変化させることにより、保温臭の少ないおいしい米飯を提供できることが判った。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明の米飯保温器によれば、大気中に含まれる酸素を除去し窒素富化なガスを供給する窒素供給手段と、窒素富化なガスを貯蔵する窒素貯蔵手段と、窒素供給量を制御する制御手段とを備え、制御手段により窒素貯蔵手段から内釜への窒素富化なガスの供給量を制御するようにしたものであり、窒素富化なガスの供給により内釜内に発生した不快な保温臭気を飛散させ、米飯の黄変化や食味の際の物性低下を抑制することができ、保温してもおいしい米飯を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における米飯保温器の概略構成を示す断面図
【図2】 同米飯保温器の窒素供給手段の断面図
【図3】 同窒素供給手段の電圧―電流の特性図
【図4】 同米飯保温器の保温時間と酸素濃度の関係を示す特性図
【符号の説明】
1 内釜
4、11 温度検出手段
5、7、10 加熱手段
6 制御手段
8 蓋
15 窒素供給手段
16a、16b ガス輸送手段
17 窒素貯蔵手段
18 バルブ
19 開閉検知手段
20 固体電解質
21、22 一対の電極
23 電圧供給装置
24 ヒータ
25 ヒータ電源
26 断熱材
27 シール材
28 電流検出手段
Claims (2)
- 米飯を収容する内釜と、前記内釜の上方に設けた開閉可能な蓋と、前記内釜の米飯を加熱する加熱手段と、前記内釜の温度を検出する温度検出手段と、大気中に含まれる酸素を除去し窒素富化なガスを内釜へ供給する窒素供給手段と、窒素富化なガスを運搬するガス輸送手段と、前記窒素供給手段からの窒素富化なガスを貯蔵する窒素貯蔵手段と、前記温度検出手段の検出値をもとに前記加熱手段を用いて前記米飯を所定温度に加熱制御するとともに、前記窒素貯蔵手段から内釜への窒素富化なガスの供給量を制御する制御手段とを備えてなる米飯保温器。
- 窒素供給手段、内釜、および窒素貯蔵手段間にバルブを備え、炊飯中は、前記バルブで窒素供給手段と窒素貯蔵手段を導通させ、炊飯終了後、前記バルブで窒素貯蔵手段と内釜を導通させる請求項1に記載の米飯保温器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002269555A JP3925367B2 (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 米飯保温器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002269555A JP3925367B2 (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 米飯保温器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004105332A JP2004105332A (ja) | 2004-04-08 |
JP3925367B2 true JP3925367B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=32267456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002269555A Expired - Fee Related JP3925367B2 (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 米飯保温器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3925367B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4135560B2 (ja) * | 2003-05-29 | 2008-08-20 | 松下電器産業株式会社 | 米飯保温器 |
-
2002
- 2002-09-17 JP JP2002269555A patent/JP3925367B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004105332A (ja) | 2004-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010243103A (ja) | 食品保存空間の酸素濃度調整方法 | |
JP3918693B2 (ja) | 米飯保温器 | |
JP3925367B2 (ja) | 米飯保温器 | |
WO1996028589A1 (en) | Gas-permselective pneumatic pump and incubator using the same | |
JP3900038B2 (ja) | 米飯保温器 | |
JPH04346774A (ja) | 雰囲気調整貯蔵装置 | |
JP3358125B2 (ja) | 炊飯器 | |
CN207118812U (zh) | 烹饪器具 | |
CN108618576A (zh) | 烹饪器具和杀菌控制方法 | |
JP4135560B2 (ja) | 米飯保温器 | |
JP3998214B2 (ja) | ヒーター一体型負電荷酸素原子発生装置 | |
JP2010144992A (ja) | 保管庫 | |
JPH11137424A (ja) | 米飯保温器 | |
CN116202290B (zh) | 一种具有异味净化功能的抽屉及冰箱 | |
JP2002253422A (ja) | 炊飯器 | |
JP2000152867A (ja) | 米飯保温器 | |
JP7433143B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP7229147B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP2502660B2 (ja) | 加熱調理装置 | |
JPH09276128A (ja) | 固体高分子電解質膜による酸素低減手段を用いた電気炊飯器 | |
WO2015054035A1 (en) | System, method, and apparatus for oxygen removal | |
JP3829763B2 (ja) | 米飯保温器 | |
JP2019080753A (ja) | 加熱調理器 | |
JPS602054B2 (ja) | 貯蔵庫 | |
JP2001070149A (ja) | 炊飯器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041122 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050707 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060718 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060906 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070219 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |