JP3921980B2 - 高周波信号受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯可能な高周波信号受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の高周波信号受信装置は図7に示すように、高周波信号を受信するロッドアンテナ1と、このロッドアンテナ1に接続されたチューナ部2と、このチューナ部2の出力に接続されたキャプチャ部3と、このキャプチャ部3の出力に接続されるとともに、チューナ部2に対して選局指令を出力するマイクロコンピュータ4とで構成されていた。
【0003】
以上のように構成された高周波信号受信装置について、以下にその動作を説明する。ロッドアンテナ1に入力されたTV信号は、チューナ部2で選局される。この選局はマイクロコンピュータ4からの指令に従って選局信号5が出力されて選局される。チューナ部2で選局された信号は復調された後、映像信号6と音声信号7に分離されて出力される。この映像信号6と音声信号7はキャプチャ部3でディジタル信号に変換されて、マイクロコンピュータ4のバスライン8に入力される。そして、マイクロコンピュータ4の表示画面10上にTV映像として写し出される。また同時に、スピーカからは音声が出力される。このとき、良好な受信状態を得るためには、1m程度の長さを有するロッドアンテナ1を動かして、最大感度の位置を探していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の構成では、図8に示すように、高周波信号受信装置9の側面に設けられたロッドアンテナ1を操作しなければならず、その取り扱いは不便なものであった。即ち、選局ごとに画面10の映像を見ながら、1m程度の長いロッドアンテナ1を色々の方向に動かして、最大感度が得られる位置を探して、その位置に固定する必要があった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決するもので、取り扱いが容易な高周波信号受信装置を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の高周波信号受信装置の同調アンテナには、比誘電率が1を超える材料で形成されたアンテナコアと、このアンテナコアに巻かれた導体と、回路基板に装着されるとともに前記導体の両端と並列接続された可変容量コンデンサと、前記並列接続された並列接続体の一方の端子が接続されたグランド端子と、前記並列接続体の他方の端子が接続された出力端子と、前記並列接続体の一方の端子と同調電圧供給端子との間に挿入されると共に、前記回路基板へリフロー半田付けで接続されたインピーダンス素子とを有し、前記アンテナコアの上面に前記アンテナコアと同じ大きさの前記回路基板が当接されて一体的に形成されるとともに、前記グランド端子と前記出力端子とが前記アンテナコア下面に導出され、前記マイクロコンピュータはチャンネルに応じた同調電圧を前記同調電圧供給端子へ供給するものである。
【0007】
これにより、高周波信号受信装置の取り扱いが容易になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、高周波信号を受信する同調アンテナと、この同調アンテナに接続されたチューナ部と、このチューナ部の出力に接続されたキャプチャ部と、このキャプチャ部の出力に接続されるとともに、前記チューナ部に対して選局指令を出力するマイクロコンピュータとを備え、前記同調アンテナは、比誘電率が1を超える材料で形成されたアンテナコアと、このアンテナコアに巻かれた導体と、回路基板に装着されるとともに前記導体の両端と並列接続された可変容量コンデンサと、前記並列接続された並列接続体の一方の端子が接続されたグランド端子と、前記並列接続体の他方の端子が接続された出力端子と、前記並列接続体の一方の端子と同調電圧供給端子との間に挿入されると共に、前記回路基板へリフロー半田付けで接続されたインピーダンス素子とを有し、前記アンテナコアの上面に前記アンテナコアと同じ大きさの前記回路基板が当接されて一体的に形成されるとともに、前記グランド端子と前記出力端子とが前記アンテナコア下面に導出され、前記マイクロコンピュータはチャンネルに応じた同調電圧を前記同調電圧供給端子へ供給する高周波信号受信装置であり、マイクロコンピュータで同調電圧を制御する同調アンテナを用いているので、アンテナを動かすことなく、高感度の受信ができる。従って、従来のようにロッドアンテナを動かして、最大感度位置を選ぶ必要がなく、取り扱いが容易となる。
【0009】
なお、アンテナコアと、このアンテナコアに巻かれた導体とで形成されるアンテナ本体と、このアンテナ本体に接続される電子部品が一体となってモジュール化されているので、各部品配置の適正化を考慮することなく充分なアンテナ性能を引き出すことができる。
【0010】
また、モジュール化しているので、小型化が実現できるとともに扱いも容易となる。
【0011】
更に、導体は比誘電率が1を超えたアンテナコアに巻かれているので、振動等に対して安定するとともに小型化が実現できる。
【0012】
さらにまた、リフロー時に溶融された半田によるセルフアライメント効果でインピーダンス素子の装着位置が一定となるので、可変容量コンデンサとインピーダンス素子との間のインダクタンスの変動が少なくなり、同調特性が安定する。
【0013】
さらに加えて、グランド端子や出力端子などの端子はアンテナコアの下面に導出されているので、クリーム半田でプリント基板に直接面実装することができるので、取り扱いが容易である。
【0014】
請求項2に記載の発明は、マイクロコンピュータ内には、同調アンテナの同調電圧データが格納されるメモリと、このメモリに接続されるとともに前記同調アンテナに接続されて前記同調アンテナに同調電圧を供給するD/Aコンバータとを設け、前記同調電圧データには前記同調アンテナの各チャンネルに対応する同調電圧データが格納された請求項1に記載の高周波信号受信装置であり、メモリとD/Aコンバータを有しているので、マイクロコンピュータの負担が少なくなる。また、メモリには各チャンネルに対応した同調電圧データが格納されているので、各チャンネル毎に最大の受信感度を得ることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、手操作による感度調整釦を設け、この感度調整釦で各チャンネル毎に格納された同調電圧データを独立して書替えることが可能な請求項2に記載の高周波信号受信装置であり、場所とか天候或いは時間等の違いによる受信状態の変化に微妙に調整して最良の受信状態を得ることができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、初期値釦を設け、この初期値釦によりメモリには同調電圧データの初期値が格納される請求項3に記載の高周波信号受信装置であり、初期釦の押下により、適宜初期の受信状態に戻すことができる。
【0017】
請求項5に記載の発明の同調アンテナは、マイクロコンピュータの筐体内に装着された請求項2に記載の高周波信号受信装置であり、同調アンテナが内蔵されているので、同調アンテナを操作する必要はなく扱いが容易となる。
【0018】
請求項6に記載の発明の同調アンテナを形成する導体は、パターンとスルーホールで形成された請求項1に記載の高周波信号受信装置であり、エッチング技術で形成できるので、低価格になるとともに量産化が容易となる。また、薄型化を図ることもできる。
【0019】
請求項7に記載の発明の同調アンテナを形成する導体は、線材で形成された請求項1に記載の高周波信号受信装置であり、線材を用いることにより、Qが大きくなり出力レベルが大きくなる。また、階層巻が簡単にできるので、小型化を図ることができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、同調アンテナを形成する並列接続体の他方の端子と出力端子との間にインピーダンス整合回路が挿入された請求項1に記載の高周波信号受信装置であり、効率良く受信電力を供給することができる。
【0021】
請求項9に記載の発明は、同調アンテナを形成する並列接続体の一方の端子はコンデンサを介してグランドに接続されるとともに、インピーダンス整合回路は前記並列回路の他方の端子からインダクタンス素子を介してグランドに接続されるとともにコンデンサを介して出力端子に接続した請求項1に記載の高周波信号受信装置であり、インダクタンス素子は、インピーダンス整合回路の一部として用いられるとともに、同調電圧供給端子に加えられる電圧のグランドへの接地素子として共用される。従って、部品点数が少なくなり小型化と低価格化に寄与する。
【0022】
請求項10に記載の発明は、同調アンテナを形成するインピーダンス素子の一端は、可変容量コンデンサのカソード端子の近傍に装着された請求項1に記載の高周波信号受信装置であり、可変容量コンデンサとインピーダンス素子との間のインダクタンスの変動が少なくなり、共振特性が安定する。
【0023】
請求項11に記載の発明は、同調アンテナを形成するインダクタンス素子は回路基板上にパターンで形成された請求項9に記載の高周波信号受信装置であり、インダクタンス素子を特別に設ける必要はなく、回路基板のエッチング時に他の配線と同時に作成することができるので、薄型化と低価格化に寄与する。
【0024】
請求項12に記載の発明は、同調アンテナを形成するアンテナコアの比誘電率は略10とした請求項1に記載の高周波信号受信装置であり、小型で高感度のアンテナモジュールが実現できる。
【0025】
請求項13に記載の発明は、同調アンテナを形成するアンテナコアはガラスエポキシ樹脂で形成された請求項1に記載の高周波信号受信装置であり、アンテナコアはガラスエポキシ樹脂で形成されているので、低価格のアンテナモジュールを提供することができる。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1に示すように、本発明の高周波信号受信装置は、高周波信号を受信する同調アンテナ21と、この同調アンテナ21に接続されたチューナ部22と、このチューナ部22の出力に接続されたキャプチャ部23と、このキャプチャ部23の出力に接続されるとともに、チューナ部22に対して選局信号30を出力するマイクロコンピュータ24と、このマイクロコンピュータ24に接続されるとともに同調アンテナ21の同調電圧データが格納されたメモリ25と、このメモリ25内の同調電圧データ(ディジタル信号)をアナログ信号に変換して同調アンテナ21に出力するD/Aコンバータ26と、マイクロコンピュータ24に接続されるとともに受信チャンネルを表示する表示部27とで構成されている。
【0027】
以上のように構成された高周波信号受信装置について、以下にその動作を説明する。同調アンテナ21に入力されたTV信号は、チューナ部22で選局される。この選局はマイクロコンピュータ24からの指令に従って選局信号30で選局される。チューナ部22で選局された信号は復調された後、映像信号28と音声信号29に分離されて出力される。この映像信号28と音声信号29はキャプチャ部23でディジタル信号に変換されて、マイクロコンピュータ24のバスライン36に出力される。そして、マイクロコンピュータ24の表示画面上にTV映像が写し出される。また、スピーカからは音声が出力される。
【0028】
なお、選局においては、マイクロコンピュータ24で選局信号30をチューナ部22に出力して選局するとともに、メモリ25内に格納された同調電圧データがD/Aコンバータ26を介して同調アンテナ21に供給される。この同調電圧データと選局チャンネルとは対応して格納されている。
【0029】
このようにして、選局信号30に対応して同調電圧を同調アンテナ21に加えるので、従来のようにロッドアンテナ1を制御することなく、各受信チャンネルに応じた最適の受信感度を得ることができる。また、その操作は容易である。
【0030】
図2は、高周波信号受信装置31の正面図である。図2において、35は主表示部であり、TV画面やデータ等が表示される。27は受信チャンネルの表示部である。32は感度調整釦であり、33はその格納釦である。また、34は初期値に再び設定する初期値釦である。また、この高周波信号受信装置31の筐体内には同調アンテナ21が実装されている。なおこの高周波信号受信装置31において、感度調整釦32、格納釦33、初期値釦34は主表示部35にソフトウェアで表示し、マウスでクリックして夫々を指定しても良い。このようにすれば、特別にハード的な釦を設ける必要はない。
【0031】
図3は、メモリ25の詳細図である。メモリ25内にはチャンネル1からチャンネル62までの各チャンネルに対応した同調電圧データの初期値が格納されている。受信状態に対応して、この同調電圧データを微妙に変更したい場合には、先ず、その変更すべきチャンネルを指定して、感度調整釦32を操作する。即ち、感度調整釦32の釦32aを押下すると、その度にそのチャンネルに該当するメモリの値は増加する。また、釦32bを押下すると、その度にそのチャンネルに該当するメモリの値は減少する。そして、最良の受信状態から得られた状態で格納釦33を押下することにより、そのときの同調電圧データの値がメモリ25に格納される。このようにして、夫々のチャンネルの受信状態を最適に設定することができる。なお、この感度調整釦32はボリュウムであっても良い。
【0032】
また、初期値釦34を押下することにより、メモリ25の値は最初の値に再設定される。
【0033】
図4は同調アンテナ21の回路図である。図4において、51はアンテナコア52に巻かれた導体であり、バリキャップダイオード53と並列に接続されて並列接続体54を形成している。
【0034】
そして、この並列接続体54の一方の端子55は、固定コンデンサ56を介してグランド端子57に接続されるとともに、固定抵抗(インピーダンス素子の一例として用いた)58を介して同調電圧供給端子59に接続されている。
【0035】
また、並列接続体54の他方の端子60はパターンで形成されたインピーダンス素子61を介してグランド端子57に接続されるとともに、固定コンデンサ62とトランジスタで形成された増幅器63を介して出力端子64に接続されている。
【0036】
この同調アンテナ21はUHF帯受信用であり、固定コンデンサ56は3PFのチップコンデンサ、固定コンデンサ62は2PFのチップコンデンサ、固定抵抗58は100キロオームのチップ抵抗を用いた。また、インピーダンス素子61と固定コンデンサ62とでインピーダンス整合回路65を形成している。このインピーダンス整合回路65は、並列接続体54とのインピーダンスの整合を行い、接続による損失を少なくするために挿入されたものである。
【0037】
なお、増幅器63を接続することなく、固定コンデンサ62の出力を直接出力端子64に接続しても良い。しかしながら、増幅器63を用いることにより、S/Nを向上させることができるとともに大信号を出力することができる。
【0038】
図5は、利得特性図であり、同調電圧供給端子59に加える電圧と、出力端子64から出力される信号出力との関係を示している。横軸71は周波数(MHz)であり、縦軸72は出力端子64から出力される信号出力の利得(dB)である。73は、同調電圧供給端子59に0.5ボルトを加えたときの利得特性曲線であり、そのピーク周波数73aは略500MHzである。また、74は、同調電圧供給端子59に2.5ボルトを加えたときの利得特性曲線であり、そのピーク周波数74aは略650MHzである。
【0039】
このように、同調電圧供給端子59に加える電圧により、希望する信号の近くに同調することができる。従って、高出力で妨害の少ない同調アンテナ21を得ることができる。
【0040】
図6は、同調アンテナ21の分解斜視図である。アンテナコア52は比誘電率が10であって、長さ81は4cm、その断面の縦82は3mm、横83は4mmのものを用いている。そして、その表面にパターン66とスルーホール67とで導体51を形成している。この導体51は、アンテナコア52の一方の端85から他方の端86に向かってらせん状に巻かれている。
【0041】
また、図6に示す70は、ガラスエポキシ樹脂で形成された回路基板であり、アンテナコア52の上面と同じ寸法にしている。このことにより、部品管理が容易となるとともに自動装着も可能となる。この回路基板70上には、バリキャップダイオード53と、固定コンデンサ56と、固定抵抗58と、パターンで形成されたインピーダンス素子61と、インピーダンス整合回路65が装着されている。なお、ここで、固定抵抗58はバリキャップダイオード53のカソード近傍に配置することが重要である。これは、固定抵抗58の半田付等により回路基板70上でのパターンによるインダクタンスの変動を少なくして同調特性を安定化させるためである。
【0042】
そして、これらの部品は全てリフロー半田で半田付される。リフロー半田付けされることにより、セルフアライメント効果により全ての部品は所定の位置に安定して装着されるので、パターン長等によるインダクタンスの変化は少なくなり安定した性能が得られる。特に固定抵抗58の装着においては、その効果が顕著に現れる。
【0043】
なお、上記部品で全ての部品を回路基板70内に装着する必要は必ずしもなく、バリキャップダイオード53と固定抵抗58以外の部品は回路基板70以外に設けることもできる。
【0044】
ここで、導体51としてポリウレタン銅線、錫メッキ線、半田メッキ線、アルミ線等を用いることもできる。これらの線材を用いることにより、Q(キュウ)を高くすることができる。また、絶縁被覆された線材を用いれば重ね巻をすることができ、インダクタンスを大きくすることができる。従って、アンテナコア52には比誘電率の小さいガラスエポキシ樹脂材料を用いることができ低価格化を図ることができる。また、重ね巻をすることにより小型化を図ることができる。
【0045】
また、同調アンテナ21は、グランド端子57と出力端子64が一方の端の近傍と他方の端の近傍に分かれて設けられたものであり、この同調アンテナ21を高周波信号受信装置の内部のプリント基板に直接半田接続することができる。この場合において、グランド端子57や出力端子64等全ての端子はアンテナコア52の下面に導出されているので、クリーム半田でプリント基板に直接面実装することができる。また、同調アンテナ21は高周波信号受信装置の内部に装着しているので、アンテナを動かして、最大感度を探る必要はなく(略無指向性である)、操作が簡単である。また、外部にアンテナが露出することはなく、デザイン的にも優れたものである。
【0046】
なお、同調アンテナ21のグランド端子57と出力端子64を同調アンテナ21の一方の端の近傍に設けることもできる。この場合、同調アンテナ21の一方の端近傍に支点を設け、高周波信号受信装置に回動自在に装着する。このように装着することにより、不使用のときは下方に下げて携帯に便利にするとともに、使用時においては上方に回動させてアンテナの受信感度を向上させることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、同調アンテナには、比誘電率が1を超える材料で形成されたアンテナコアと、このアンテナコアに巻かれた導体と、回路基板に装着されるとともに前記導体の両端と並列接続された可変容量コンデンサと、前記並列接続された並列接続体の一方の端子が接続されたグランド端子と、前記並列接続体の他方の端子が接続された出力端子と、前記並列接続体の一方の端子と同調電圧供給端子との間に挿入されると共に、前記回路基板へリフロー半田付けで接続されたインピーダンス素子とを有し、前記アンテナコアの上面に前記アンテナコアと同じ大きさの前記回路基板が当接されて一体的に形成されるとともに、前記グランド端子と前記出力端子とが前記アンテナコア下面に導出され、前記マイクロコンピュータはチャンネルに応じた同調電圧を前記同調電圧供給端子へ供給するので、アンテナを動かすことなく、高感度の受信ができる。従って、従来のようにロッドアンテナを動かして、最大感度位置を選ぶ必要がなく、取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態による高周波信号受信装置のブロック図
【図2】 同、高周波信号受信装置の正面図
【図3】 同、メモリの詳細図
【図4】 同、同調アンテナの回路図
【図5】 同、特性図
【図6】 同、組立斜視図
【図7】 従来の高周波信号受信装置のブロック図
【図8】 同、斜視図
【符号の説明】
21 同調アンテナ
22 チューナ部
23 キャプチャ部
24 マイクロコンピュータ
25 メモリ
26 D/Aコンバータ
Claims (13)
- 高周波信号を受信する同調アンテナと、この同調アンテナに接続されたチューナ部と、このチューナ部の出力に接続されたキャプチャ部と、このキャプチャ部の出力に接続されるとともに、前記チューナ部に対して選局指令を出力するマイクロコンピュータとを備え、前記同調アンテナは、比誘電率が1を超える材料で形成されたアンテナコアと、このアンテナコアに巻かれた導体と、回路基板に装着されるとともに前記導体の両端と並列接続された可変容量コンデンサと、前記並列接続された並列接続体の一方の端子が接続されたグランド端子と、前記並列接続体の他方の端子が接続された出力端子と、前記並列接続体の一方の端子と同調電圧供給端子との間に挿入されると共に、前記回路基板へリフロー半田付けで接続されたインピーダンス素子とを有し、前記アンテナコアの上面に前記アンテナコアと同じ大きさの前記回路基板が当接されて一体的に形成されるとともに、前記グランド端子と前記出力端子とが前記アンテナコア下面に導出され、前記マイクロコンピュータはチャンネルに応じた同調電圧を前記同調電圧供給端子へ供給する高周波信号受信装置。
- マイクロコンピュータ内には、同調アンテナの同調電圧データが格納されるメモリと、このメモリに接続されるとともに前記同調アンテナに接続されて前記同調アンテナに同調電圧を供給するD/Aコンバータとを設け、前記同調電圧データには前記同調アンテナの各チャンネルに対応する同調電圧データが格納された請求項1に記載の高周波信号受信装置。
- 手操作による感度調整釦を設け、この感度調整釦で各チャンネル毎に格納された同調電圧データを独立して書替えることが可能な請求項2に記載の高周波信号受信装置。
- 初期値釦を設け、この初期値釦によりメモリには同調電圧データの初期値が格納される請求項3に記載の高周波信号受信装置。
- 同調アンテナは、マイクロコンピュータの筐体内に装着された請求項2に記載の高周波信号受信装置。
- 同調アンテナを形成する導体は、パターンとスルーホールで形成された請求項1に記載の高周波信号受信装置。
- 同調アンテナを形成する導体は、線材で形成された請求項1に記載の高周波信号受信装置。
- 同調アンテナを形成する並列接続体の他方の端子と出力端子との間にインピーダンス整合回路が挿入された請求項1に記載の高周波信号受信装置。
- 同調アンテナを形成する並列接続体の一方の端子はコンデンサを介してグランドに接続されるとともに、インピーダンス整合回路は前記並列回路の他方の端子からインダクタンス素子を介してグランドに接続されるとともにコンデンサを介して出力端子に接続した請求項1に記載の高周波信号受信装置。
- 同調アンテナを形成するインピーダンス素子の一端は、可変容量コンデンサのカソード端子の近傍に装着された請求項1に記載の高周波信号受信装置。
- 同調アンテナを形成するインダクタンス素子は回路基板上にパターンで形成された請求項9に記載の高周波信号受信装置。
- 同調アンテナを形成するアンテナコアの比誘電率は略10とした請求項1に記載の高周波信号受信装置。
- 同調アンテナを形成するアンテナコアはガラスエポキシ樹脂で形成された請求項1に記載の高周波信号受信装置。
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