JP3919058B2 - 車輪支持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輪支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車輪支持構造を、図4の断面図に示す。図は車両において従動輪側の車輪支持構造50を示しており、ハブホイール51の軸心方向内端側に外装される複列転がり軸受(例えば玉軸受が用いられる)52と、ハブホイール51の軸心方向外端側に形成された取付けフランジ53にボルト54止めされるとともに車輪が取付けられるブレーキディスクロータ56と、前記複列転がり軸受52に、その外輪57とは別体でボルト58止めされるとともに外輪57を車体側へ取付けるためのナックル(キャリアともいう)59とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の車輪支持構造50において、ナックル59は転がり軸受52に、その外輪57とは別体でボルト58止めされ、ブレーキディスクロータ56はハブホイール51の取付けフランジ53にボルト54止めされた構成であるので、部品の加工に手間がかかり、部品点数が増加して全体の重量が増加していた。
【0004】
また、ブレーキディスクロータ56においては、所定の面振れ精度を必要とするが、ブレーキディスクロータ56はハブホイール51とは別体でボルト54止めされる構成であるため、所定の面振れ精度を得るのが難しかった。
【0005】
そこで本発明は、上記課題に鑑み、組み立てを容易にし得るとともに部品点数を削減して全体の重量を軽減し、所定の面振れ精度を容易に得る車輪支持構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明における課題解決手段は、車輪を取付けるための取付けフランジを備えたハブホイールと、このハブホイールの軸心方向内端側に外装される転がり軸受と、この転がり軸受の外輪にセレーション嵌合またはスプライン嵌合されて、この外輪を車体側に支持するための支持部材と、前記ハブホイールの軸心方向外端部に、中央に設けられた取付孔が嵌合されるブレーキディスクロータと、前記取付けフランジに取付けられブレーキディスクロータに挿通されるボルトとを備え、前記外輪における支持部材との嵌合部がかしめられて、外輪に支持部材が嵌着され、前記ハブホイールの軸心方向外端部がブレーキディスクロータにかしめられて、ハブホイールにブレーキディスクロータが嵌着されている。
【0007】
上記構成において、外輪における支持部材との嵌合部がかしめられて、外輪に支持部材が嵌着され、ハブホイールの軸心方向外端部がブレーキディスクロータにかしめられて、ハブホイールにブレーキディスクロータが嵌着されているので、それぞれを接合するためのボルトなどの部品を省略して、製品の製造が容易となり、装置が軽量化する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。まず、本発明の実施の第一形態を図1の断面図に基づいて説明する。
【0013】
本発明の実施の第一形態に係る車輪支持構造1は、例えば従動輪側に用いられるもので、車輪を回転自在に支持するためのハブホイール2と、このハブホイール2の軸心方向内端側に外装される複列転がり軸受3と、ハブホイール2の軸心方向外端側に形成された取付けフランジ4の外側面に、取付け穴7Aがハブホイール2の軸心方向外端部に嵌合するよう、中央の凹状取付け部5が当接する環状のディスクブレーキロータ7とを備えている。
【0014】
また、ハブホイール2の取付けフランジ4およびディスクブレーキロータ7の盤面には、車輪をディスクブレーキロータ7に取付けるためのボルト12が挿通され、このボルト12の拡大部12aが凹状取付け部5の挿通孔5aにわずかに入り込んで、ブレーキディスクロータ7の周方向のがたつきが防止されている。
【0015】
そして、前記ハブホイール2の、ブレーキディスクロータ7との嵌合部、すなわちハブホイール2の軸心方向外端部は凹状取付け部5に対してかしめられ、これによりハブホイール2とブレーキディスクロータ7とが確実に嵌着されている。
【0016】
前記複列転がり軸受3は、ハブホイール2の軸心方向内端に外嵌固定されて単一軌道を有した内輪8と、二列の軌道溝を有する単一の外輪9と、二列で配設される複数の玉10と、二つの冠形保持器11とを備えて、ハブホイール2の外周面を一方内輪とする構成である。
【0017】
前記外輪9の軸方向内端側の外周面部には、外輪9を車体側へ取付けるためのナックル15が、セレーション嵌合、スプライン嵌合などにより周方向のがたつきを防止された状態で嵌合され、かつ前記複列転がり軸受3の、外輪9におけるナックル15との嵌合部、すなわちハブホイール2の軸心方向内端部がナックル15に対してかしめられることで、外輪9に対してナックル15が確実に嵌着されている。
【0018】
上記構成において、ハブホイール2の、ブレーキディスクロータ7との嵌合部をかしめることでハブホイール2とブレーキディスクロータ7とを嵌着して一体化し、複列転がり軸受3の、外輪9におけるナックル15との嵌合部をかしめることで外輪9とナックル15とを嵌着して一体化しているので、従来のように、ハブホイール2とディスクブレーキロータ7とを別体で形成してボルトにより接合し、ナックル15と複列転がり軸受3の外輪9とを別体で形成してボルトにより接合するよう構成した場合に比べて、部品の加工が容易になり、装置の製作を容易に行うことができる。
【0019】
また、接合用のボルトが不要になるため、部品点数が減少して組立て作業の簡素化を図ることができ、装置全体の重量を軽量化することができる。
【0020】
さらに、ハブホイール2の、ブレーキディスクロータ7との嵌合部をかしめることでハブホイール2とブレーキディスクロータ7とを嵌着して一体化した構成によれば、一体化後のブレーキディスクロータ7の面振れ精度の確保のためにボルトによる調節を行う必要がなく、ブレーキディスクロータ7の制動面を研磨加工するだけで容易に行うことができ、かつ面振れ精度を向上させて、ブレーキキャリパでブレーキディスクロータ7を制動した場合のブレーキ性能を向上させることができる。
【0021】
次に、本発明の実施の第二形態を、図2の断面図に基づいて説明する。本発明の実施の第二形態に係る車輪支持構造1は、これを駆動輪側に用いたもので、車軸(駆動シャフト)30が、例えばツェッパタイプ(バーフィールド型)の等速ジョイント31を介してハブホイール2に連結され、等速ジョイント31の外輪31aと一体の軸部32が、ハブホイール2の中心穴2Aに対してスプライン嵌合されている。
【0022】
また、図3に示すように、ハブホイール2は、駆動シャフトアッセンブリ33を介して車両のデファレンシャル装置34に連結され、この駆動シャフトアッセンブリ33は、駆動シャフト30のアウトボード側に前記等速ジョイント31を取付け、車軸30のインボード側(デファレンシャル装置側)に別の等速ジョイント35を取付けた構成である。他の構成は、上記実施の第一形態と同様であるので省略する。
【0023】
本発明の実施の第二形態において、等速ジョイント31,35は、図3に示すような形態で駆動シャフト30を介してデファレンシャル装置34に対して連結し、これにより、駆動シャフト30の回転力が、ハブホイール2に取付けられている車輪に伝達される。
【0024】
そして、ハブホイール2の、ブレーキディスクロータ7との嵌合部をかしめて、ハブホイール2とブレーキディスクロータ7とを嵌着して一体的に構成し、複列転がり軸受3の、外輪9におけるナックル15との嵌合部をかしめることで外輪9とナックル15とを嵌着して一体的に構成しているので、従来のように、ナックル15と複列転がり軸受3の外輪9とを別体で形成してボルトにより接合し、ハブホイール2とディスクブレーキロータ7とを別体で形成してボルトにより接合するよう構成した場合に比べて、部品の加工を容易に行うことができる。
【0025】
また、接合用のボルトが不要になるため、部品点数を減らして組立て作業の簡素化を図ることができ、装置全体の重量を軽量化することができる。
【0026】
さらに、ハブホイール2の、ブレーキディスクロータ7との嵌合部をかしめることでハブホイール2とブレーキディスクロータ7とを嵌着して一体化した構成によれば、一体化後のブレーキディスクロータ7の面振れ精度の確保のためにボルト穴の位相換えによる調節を行うことなくブレーキディスクロータ7の制動面を研磨加工するだけで容易に行うことができ、かつ面振れ精度が向上して、ブレーキキャリパでブレーキディスクロータ7を制動した場合のブレーキ性能を向上させることができる。
【0027】
なお、上記各実施の形態では、複列転がり軸受3の、外輪9におけるナックル15との嵌合部をかしめることで外輪9とナックル15とを嵌着し、ハブホイール2の、ブレーキディスクロータ7との嵌合部をかしめて、ハブホイール2とブレーキディスクロータ7とを嵌着した例を示したがこれに限定されるものではなく、何れか一方にかしめを施すようにして、他方は従来と同様、ボルトで接合するように構成してもよく、この場合であっても一方のボルトを省略できる分だけ部品の加工が容易であり、また、接合用のボルトが不要になり、従って、部品点数を減らして装置全体の重量を軽量化することができる。他の作用効果は、上記実施の第一形態と同様である。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明は、外輪における支持部材との嵌合部がかしめられて外輪に支持部材が嵌着されるとともに、ハブホイールの軸心方向外端部がブレーキディスクロータにかしめられてハブホイールにブレーキディスクロータが嵌着されているので、部材どうしを接合するためのボルトなどの部品を省略して製品の製造が容易となり、装置を軽量化することができ、ブレーキディスクロータの面振れ精度の確保のためにボルトによる調節を行うことがないので、所定の面振れ精度が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態を示す車輪支持構造の断面図である。
【図2】本発明の実施の第二形態を示す車輪支持構造の断面図である。
【図3】同じく使用形態を示す模式図である。
【図4】従来の車輪支持構造の断面図である。
【符号の説明】
1 車輪支持構造
2 ハブホイール
3 複列転がり軸受
4 取付けフランジ
7 ディスクブレーキロータ
9 外輪
15 ナックル
Claims (1)
- 車輪を取付けるための取付けフランジを備えたハブホイールと、このハブホイールの軸心方向内端側に外装される転がり軸受と、この転がり軸受の外輪にセレーション嵌合またはスプライン嵌合されて、この外輪を車体側に支持するための支持部材と、前記ハブホイールの軸心方向外端部に、中央に設けられた取付孔が嵌合されるブレーキディスクロータと、前記取付けフランジに取付けられブレーキディスクロータに挿通されるボルトとを備え、
前記外輪における支持部材との嵌合部がかしめられて、外輪に支持部材が嵌着され、前記ハブホイールの軸心方向外端部がブレーキディスクロータにかしめられて、ハブホイールにブレーキディスクロータが嵌着されたことを特徴とする車輪支持構造。
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