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JP3915710B2 - 耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭差動歯車 - Google Patents

耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭差動歯車 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭差動歯車に関し、より詳しくは、特に低サイクル衝撃疲労強度が重視されるデファレンシャルピニオンギアやサイドギアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、エンジンの高出力化や部品の軽量化の目的から、自動車用部品に対して高強度化の要求が大きくなっている。特に、表面硬化のために浸炭処理が施される自動車の差動歯車装置に用いられるデファレンシャルピニオンギアやサイドギアにおいては、エンジンの高トルク化や自動車の急発進、急停止などによるトルク伝達時の急激で衝撃的な負荷の増加を背景として、浸炭焼入れ後に大きな耐疲労特性、なかでも数10〜数100回という非常に低い繰り返し回数での衝撃的な疲労破壊に対する抵抗性(以下、耐低サイクル衝撃疲労特性という)を有することが要求されている。
【0003】
従来、上記のデファレンシャルピニオンギアやサイドギアの多くは、例えばJIS規格鋼であるSCr420やSCM420などを機械加工で所定の形状にした後、浸炭焼入れ処理を施して製造されてきた。しかし、従来鋼を母材とした浸炭焼入れ後のデファレンシャルピニオンギアやサイドギアは、深い硬化層を有するにもかかわらず浸炭最表層部に不完全焼入れ層を伴った粒界酸化層が形成される場合があるため、最近の部品の小型化に際して、耐疲労特性、特に耐低サイクル衝撃疲労特性を保つことが難しい状況となってきており、低サイクル衝撃疲労強度を向上させることが求められている。
【0004】
耐疲労特性を高める技術として、特許文献1に介在物の形態を制御した「疲労特性および被削性に優れた肌焼鋼」が開示されている。しかし、この公報で提案された技術は107 回程度の高サイクル曲げ疲労強度を対象とするものであり、低サイクルでの衝撃疲労に対しての配慮がなされたものではない。このため、充分な耐低サイクル衝撃疲労特性が得られるというものではなかった。
【0005】
特許文献2には、良好な歯切り性と耐衝撃性を、疲労強度を低下させることなく付与することができる「歯切り性に優れた浸炭歯車用鋼」が開示されている。しかし、この公報で提案された浸炭歯車用鋼を母材としてもなお、低サイクル衝撃疲労の様な繰り返し荷重下での衝撃疲労強度を大幅に改善することは困難であった。
【0006】
特許文献3には、Si、Mn及びCrの含有量を低減することによってオーステナイト粒界の酸化を防止して粒界を強化した素材鋼を使用し、高周波誘導加熱による加工熱処理プロセスを用いる「衝撃疲労寿命に優れた歯車の製造方法」が開示されている。しかし、この公報で提案された技術は、Cr含有量の低い鋼を素材とするものであるため歯車の芯部硬さが低く、現状のエンジンの高出力化には必ずしも対応できなくなってきた。更に、浸炭処理後に特定の条件で高周波誘導加熱処理を行い、その後直ちに歯車に鍛造する技術であるため、従来の所定形状に加工した後、浸炭焼入れ処理を施す製造プロセスとは異なるので、新しい製造ラインを設ける必要があり、したがって、設備コスト面での問題もあった。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−176784号公報
【特許文献2】
特開平9−67644号公報
【特許文献3】
特開平6−172867号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状に鑑みてなされたもので、その目的は、浸炭焼入れ後の耐衝撃疲労特性に優れた浸炭差動歯車、とりわけ低サイクル衝撃疲労による破損に対して、後述の実施例で示す落錘型衝撃疲労試験を用いた低サイクル衝撃疲労試験における100回疲労強度が3300MPa以上に対応する優れた耐久性を有するデファレンシャルピニオンギアやサイドギアを提供することである。なお、本明細書においては、以下「浸炭差動歯車」を「浸炭部品」と記載して説明する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、下記(1)及び(2)に示す耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭部品にある。
【0010】
(1)質量%で、C:0.15〜0.30%、Si:0.03〜0.25%、Mn:0.5〜1.0%、P:0.02%以下、S:0.02%以下、Cr:0.9%を超えて2.0%まで、Al:0.015〜0.05%、Ti:0.015〜0.150%、B:0.0003〜0.005%及びN:0.002〜0.02%、並びに、Nb:0.001〜0.05%及びV:0.01〜0.3%のうちの1種以上を含み、残部はFe及び不純物からなり、下記(1)式で表されるScaseの値が1.2を超えるとともに、下記(2)式で表されるScoreの値が0.8以上である鋼材を素材とする浸炭部品であって、その部品を素材の圧延方向又は鍛錬軸に平行に切断した面におけるMnSの面積の平方根を極値統計処理し、予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RSが40μm以下で、且つ、浸炭層の表面のC濃度が質量%で、0.85%以下である耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭部品。
【0011】
Scase=Mo+Cr+(Ni/2)−(Si/5)−P0.5+{B/(Ti−3.4N)}・・・(1)
Score=C0.8+(Mn/20)1.25+(Cr/6)0.85+(Mo/5)0.74+B0.21・・・(2)
但し、(1)式及び(2)式における元素記号は、その元素の質量%での鋼中含有量を表す。
【0012】
(2)質量%で、C:0.15〜0.30%、Si:0.03〜0.25%、Mn:0.5〜1.0%、P:0.02%以下、S:0.02%以下、Cr:0.9%を超えて2.0%まで、Al:0.015〜0.05%、Ti:0.015〜0.150%、B:0.0003〜0.005%及びN:0.002〜0.02%、並びに、Nb:0.001〜0.05%及びV:0.01〜0.3%のうちの1種以上を含むとともに、Mo:1.5%以下及びNi:3.0%以下の1種以上を含有し、残部はFe及び不純物からなり、前記(1)式で表されるScaseの値が1.2を超えるとともに、前記(2)式で表されるScoreの値が0.8以上である鋼材を素材とする浸炭部品であって、その部品を素材の圧延方向又は鍛錬軸に平行に切断した面におけるMnSの面積の平方根を極値統計処理し、予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RSが40μm以下で、且つ、浸炭層の表面のC濃度が質量%で、0.85%以下である耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭部品。
【0013】
なお、上述の部品を素材の圧延方向又は鍛錬軸に平行に切断した面におけるMnSの面積の平方根を極値統計処理し、予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RS(以下、「極値統計処理によって予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RS」という)は次のようにして求めたものを指す。
【0014】
(イ)部品を素材の圧延方向又は鍛錬軸に平行に切断した面を鏡面研磨した後、その研磨面を被検面とする。その際一つの観察面を100mm2 とし、EPMAで観察面中の最大のMnSの像を撮影する。次いで、その像を画像解析して面積を算出し、その平方根を当該観察面における代表値とする。この操作を100観察面以上で実施する。なお、切断面の総面積が10000mm2 に満たない場合は、測定後の観察面を更に50μm鏡面研磨し、その研磨面を被検面として上記の観察を実施する。
【0015】
(ロ)上記(イ)で求めた100のMnSの面積の平方根の値を小さいものから順に並べ直してそれぞれRSj (ここで、j=1〜100)とし、それぞれのjについて累積分布関数Fj =100(j/101)(%)を計算する。
【0016】
(ハ)基準化変数yj =−loge (−loge (j/101) )を縦軸に、横軸にRSj を取ったグラフを書き、最小自乗法によって近似直線を求める。
【0017】
(ニ)上記(ハ)で求めた直線から、累積分布関数Fj が99%となる時(すなわち、基準化変数yj ≒4.6となる時)のRSj の値を読みとり、これをMnSの最大面積の平方根RSとする。
【0018】
以下、上記(1)及び(2)の耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭部品に係る発明を(1)及び(2)の発明という。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、前記した目的を達成するために、浸炭部品の低サイクル衝撃疲労強度に及ぼす要因について様々な角度から検討した。その結果、下記(a)〜(i)の知見を得た。
【0020】
(a)浸炭部品の低サイクル衝撃疲労破壊は浸炭層の粒界を起点とする破壊である。
【0021】
(b)上記の低サイクル衝撃疲労破壊には、疲労の過程で生じるラチェット型の歪が大きく関与している。
【0022】
(c)浸炭部品の芯部(つまり、浸炭処理を施しても浸炭されていない部分)は浸炭層よりも硬さが低く降伏点も低い。このため、急激で衝撃的な負荷が加わると、先ず最初に芯部で塑性変形が生じる。この時、応力分布の再配分が生じるため、芯部硬さが低い部品ほど表面に発生する局所的な歪であるラチェット型の歪の量が大きくなり、結果として浸炭層に亀裂が発生しやすくなる。
【0023】
(d)浸炭部品の耐低サイクル衝撃疲労特性を大きく高めるためには、 (1)上記の局所的に発生するラチェット型の歪の量を低減すること、に加えて (2)破壊の起点となる浸炭層を強靱化すること、及び (3)粒界三重点に見出される粗大なMnSを低減すること、が有効である。
【0024】
(e)上記の(1)〜(3)を達成するには、浸炭部品の素材となる鋼の化学組成を適正化して芯部硬さを高めるとともに浸炭層を強靱化し、更に浸炭層の表面C濃度を適正化することが重要である。
【0025】
(f)浸炭層の強靱性は前記(1)式で表されるScaseで整理できる。上記のScaseは生じたラチェット型の歪に対する亀裂発生抵抗の指標であり、SiとPの含有量が高い場合その値は小さくなって、浸炭層の強靱性が極めて低下してしまう。
【0026】
(g)浸炭部品の芯部硬さは前記(2)式で表されるScoreで整理でき、同じ大きさの衝撃的な負荷がかかる時、Scoreの値が高い場合ほど前記の局所的に発生するラチェット型の歪の量は小さくなる。
【0027】
(h)浸炭層の強靱性にはMnSの形態も影響を及ぼし、極値統計処理によって予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RSが40μm以下であれば、浸炭層の粒界三重点にMnSが存在して応力集中源として作用することがなく、したがって浸炭層に大きな強度を付与できる。
【0028】
(i)浸炭層の表面C濃度が大きくなれば粒界にセメンタイトが発生して浸炭層の強度は低下してしまう。
【0029】
前記の(1)及び(2)の本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものである。
【0030】
以下、本発明の各要件について詳しく説明する。なお、各元素の含有量の「%」表示は「質量%」を意味する。
(A)素材の化学組成
C:
Cは、鋼の焼入れ性を高めて芯部硬さを向上させる元素である。しかし、その含有量が0.15%未満では添加効果に乏しく、一方、0.30%を超えて含有させると被削性及び冷間鍛造性の低下を招く。したがって、Cの含有量を0.15〜0.30%とした。なお、より好ましいCの含有量は0.15〜0.23%である。
【0031】
Si:
Siは、脱酸作用を有する元素であるが過剰に添加すると加工性の低下をきたすほか、浸炭部品の表面部に粒界酸化層を生成させて疲労強度の低下を招く。特に、その含有量が0.25%を超えると浸炭層の強度低下が著しくなって耐低サイクル衝撃疲労特性が著しくなる。一方、Siの含有量を0.03%未満とするには、精錬に時間がかかり溶製コストが嵩んで経済的でない。したがって、Siの含有量を0.03〜0.25%とした。
【0032】
Mn:
Mnも浸炭部品の芯部硬さを高めるのに有効な元素である。そのためには、Mnは少なくとも0.5%以上含有させる必要がある。一方、Mnは浸炭時の表面C濃度を高めるので過剰に添加すると粒界強度が低下し、特にその含有量が1.0%を超えると浸炭層の粒界強度の低下が著しくなる。したがって、Mnの含有量を0.5〜1.0%とした。なお、より好ましいMnの含有量は0.6〜0.9%である。
【0033】
P:
Pは浸炭時にオ−ステナイト粒界に偏析し、浸炭層のオ−ステナイト粒界強度を著しく低下させる好ましくない不純物元素である。そこで、Pの粒界偏析による粒界脆化を少なくし、良好な耐低サイクル衝撃疲労特性を確保するためPの含有量は0.02%を上限とした。
【0034】
S:
Sは、結晶粒界に残存して粒界強度を著しく低下させ耐衝撃疲労特性の劣化をもたらすし、多すぎると粒界三重点に粗大なMnSを形成して、低サイクル衝撃疲労強度を著しく低下させてしまう好ましくない不純物元素である。このため、Sの含有量の上限を0.02%とした。なお、より好ましいS含有量の上限値は0.015%である。
【0035】
Cr:
Crは、鋼の焼入れ性を向上させる元素であり、芯部硬さを高めるのに有効である。しかし、その含有量が0.9%以下ではこの効果が得難い。一方、過剰に添加すると粒界にCr炭化物が析出して粒界強度が低下するため浸炭層が脆化する。したがって、Crの含有量を0.9%を超えて2.0%までとした。なお、より好ましいCrの含有量は0.9%を超えて1.7%までである。
【0036】
Al:
Alは溶製時に脱酸剤として作用し、更に、鋼中のNと結合してAlNを形成して結晶粒の粗大化を防止するのにも有効な元素である。こうした効果を発揮させるためには、Alは0.015%以上含有させる必要があるが、その効果は0.05%で飽和する。したがって、Alの含有量を0.015〜0.05%とした。
【0037】
Ti:
本発明に係る浸炭部品の素材はB添加鋼であり、後述するように固溶Bを確保することが重要である。すなわち、フリーのNが過剰に存在するとBと結合してBNを形成し、Bの効果がなくなるので、Tiを添加して少なくともフリーのNの一部をTiNとして固定し、固溶Bを確保する。このとき、Tiの含有量が0.015%未満では添加効果に乏しく、一方、0.150%を超えて含有させると靱性の劣化を招くこととなる。したがって、Tiの含有量を0.015〜0.150%とした。Tiの含有量は0.015〜0.050%とすることが好ましい。なお、フリーのNをTiNとして十分に固定するには、Ti(%)−3.4N(%)の値を0.015%以上とするのがよい。
【0038】
B:
Bは、浸炭層の強靱化作用及び焼入れ性を高めて芯部硬さを高める作用を有する。前記作用はBが固溶Bとして鋼中に存在するときに発揮される。しかし、Bの含有量が0.0003%未満では添加効果に乏しく、0.005%を超えて含有させても前記の効果は飽和し、コストが嵩むばかりである。したがって、Bの含有量を0.0003〜0.005%とした。なお、Bの含有量は0.0003〜0.004%とすることが一層好ましい。
【0039】
N:
Nは鋼中でTi、Al、VやNbと結合して窒化物を形成し、結晶粒の粗大化を抑制する作用を有する。又、炭窒化物を形成して、結晶粒の粗大化を抑制する作用もある。これらの効果を発揮させるには、Nの含有量は0.002%以上とする必要がある。しかし、Nを0.020%を超えて含有させても前記の効果が飽和するばかりか、冷間加工性が劣化するようになるし介在物も増加する。このため、Nの含有量を0.002〜0.02%とした。なお、N含有量のより好ましい上限値は0.010%である。
【0040】
Nb、V:
Nb及びVは鋼中のC及びNと結合して炭窒化物や窒化物を生成し、結晶粒の粗大化を抑制するのでこれらの合金元素を1種以上添加する。但し、NbとVはそれぞれ0.001%未満の含有量では上記効果が得難い。Nbを過剰に含有させても前記効果が飽和するばかりか被削性や冷間加工性の低下をきたし、特にNbの含有量が0.05%を超えると被削性や冷間加工性の低下が著しくなる。又、Vの場合には過剰に含有させると熱間加工性の低下をきたし、特にVの含有量が0.3%を超えると熱間加工性の低下が著しくなる。したがって、0.001〜0.05%のNbと0.001〜0.3%のVの1種以上を含有させることとした。なお、より好ましいNbの含有量は0.001〜0.04%である。
【0041】
前記(1)の発明に係る耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭部品の素材は、上記のCからNまで、並びに、Nb及びVの1種以上の元素と、残部がFe及び不純物の化学組成を有する鋼である。
【0042】
前記(2)の発明に係る耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭部品の素材は、浸炭層の靱性を高めることを目的として、上記(1)の発明の素材のFeの一部に代えて、Mo:1.5%以下及びNi:3.0%以下の1種以上を含有させた化学組成を有する鋼である。
【0043】
上記のMoとNiはいずれも浸炭層の靱性を高める作用を有するので、MoとNiは、以下に述べる範囲内でそれぞれを単独で含有させてもよいし、複合して含有させてもよい。
【0044】
Mo:
Moは、浸炭層の靱性を高める作用を有する。Moには、鋼の焼入れ性を高めて芯部硬さを上昇させる作用もある。こうした効果を確実に得るには、Moは0.10%以上の含有量とすることが望ましい。しかし、1.5%を超えて含有させても前記の効果が飽和して、コスト的に不利になるばかりである。したがって、Moを添加する場合には、その含有量を1.5%以下とするのがよい。なお、Moの含有量は1.0%以下とするのが一層よい。
【0045】
Ni:
Niは、組織を微細化して浸炭層の靱性を高める作用がある。この効果を確実に得るには、Niは0.5%以上含有させることが望ましい。しかし、Niを多量に添加すると、変態せずに残存するオーステナイト(いわゆる「残留オーステナイト」)の量が増加し、特に、その含有量が3.0%を超えると残留オーステナイトの量が極めて多くなる。したがって、Niを添加する場合には、その含有量を3.0%以下とするのがよい。なお、より加工性を向上させたい場合には、Ni含有量は2.0%以下とするのがよい。
【0046】
Scase:
浸炭層の強靱性は前記(1)式で表されるScaseで整理できこのScaseは生じたラチェット型の歪に対する亀裂発生抵抗の指標であり、Scaseの値が1.2を超える場合に、後述の実施例で示す落錘型衝撃疲労試験を用いた低サイクル衝撃疲労試験における100回疲労強度で3300MPa以上に対応する所望の優れた耐久性が確保できる。したがって、(1)式で表されるScaseの値が1.2を超えるように規定した。このScaseの値の上限は被削性を確保するために、2.5程度とするのがよい。
【0047】
Score:
浸炭部品の芯部硬さは前記(2)式で表されるScoreで整理でき、同じ大きさの衝撃的な負荷がかかる時、Scoreの値が高い場合ほど前記の局所的に発生するラチェット型の歪の量は小さくなり、特に、Scoreの値が0.8以上の場合に前記した落錘型衝撃疲労試験を用いた低サイクル衝撃疲労試験における100回疲労強度で3300MPa以上に対応する所望の優れた耐久性が確保できる。したがって、(2)式で表されるScoreの値を0.8以上と規定した。なお、被削性を重視する場合にはScoreの値は1.2以下とするのがよい。
(B)MnS
浸炭部品に優れた耐低サイクル衝撃疲労特性、特に、後述の実施例で示す落錘型衝撃疲労試験を用いた低サイクル衝撃疲労試験における100回疲労強度で3300MPa以上に対応する優れた耐久性を付与するためには、前記(A)項に記載した化学成分に加えて、MnSのサイズを制御することも重要である。
【0048】
すなわち、浸炭層の強靱性に対してはMnSの形態も影響を及ぼし、前記した極値統計処理によって予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RSが40μmを超えると、浸炭層の粒界三重点にMnSが存在して応力集中源として作用するため、浸炭層の強度が低下してしまう。
【0049】
したがって、極値統計処理によって予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RS(つまり、部品を素材の圧延方向又は鍛錬軸に平行に切断した面におけるMnSの面積の平方根を極値統計処理し、予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RS)を40μm以下と規定した。
(C)浸炭層の表面C濃度
浸炭層の表面C濃度が大きくなれば粒界にセメンタイトが発生して浸炭層の強度は低下してしまう。特に、浸炭層の表面C濃度が0.85%を超えると浸炭層の強度が低下し、前記した落錘型衝撃疲労試験を用いた低サイクル衝撃疲労試験における100回疲労強度が3300MPa以上という所望の優れた耐久性が確保できなくなる。したがって、浸炭層の表面C濃度を0.85%以下とした。なお、浸炭層の表面C濃度の下限値は0.75%程度であればよい。
【0050】
上記(A)〜(C)で述べた規定を満たす浸炭部品は、例えば、次のようにして製造すればよい。
【0051】
(1) 鋼を溶製した後、鋳込み時の冷却速度を0.05〜0.1℃/秒として鋼塊を製造する。ここで「鋼塊」にはJIS G 0203に記載されているように「鋳片」を含む。
【0052】
(2) 鋼塊の横断面の周長をm単位でLとしたとき、1250℃以上で3L時間以上保持してから、寸法に圧延又は鍛造する。
【0053】
(3) 次いで、必要に応じて熱処理と機械加工を施し、所定の浸炭部品の形状に加工する。
【0054】
(4) 粒界にセメンタイトを析出させないために浸炭時の炭素ポテンシャルをなるべく低くし、拡散時間はなるべく長くとるようにして浸炭焼入れする。
【0055】
(5) 低温で焼戻しを行うと表面硬度及び芯部硬度の大きな低下を伴わずに靱性を改善できるので、浸炭焼入れ後に必要に応じて焼戻しを行っても良い。焼戻しは、通常の方法によれば良いが、硬度確保のためその温度は150〜200℃であることが望ましい。
【0056】
【実施例】
表1〜3に示す化学組成を有する鋼を180kgの真空溶解炉を用いて溶製した。表1〜3において、鋼6、鋼7及び鋼9〜31は化学組成が本発明で規定する範囲内の本発明例の鋼、鋼1〜5及び鋼8は化学組成が本発明で規定する含有量の範囲から外れた比較例の鋼である。なお、鋼1〜3はそれぞれJIS規格鋼のSCM415、SCM420及びSCM822に相当する鋼である。
【0057】
上記の鋼のうち鋼1〜6、鋼8,鋼9及び鋼11〜31は、鋳込み時の冷却速度を0.05〜0.1℃/秒とした。一方、鋼7及び鋼10は、鋳込み時の冷却速度を0.01℃/秒とした。
【0058】
【表1】
Figure 0003915710
【0059】
【表2】
Figure 0003915710
【0060】
【表3】
Figure 0003915710
【0061】
次いで、上記の各鋼塊を1250℃で2時間保持してから熱間鍛造し、直径45mmの丸棒を得た。
【0062】
このようにして得た直径45mmの丸棒を、925℃で60分間焼ならしした後、常温まで空冷した。
【0063】
こうして得られた焼ならし後の各丸棒から、実歯車の歯元R部を模擬した図1に示す試験片を冷間鍛造によって作製し、この試験片に浸炭焼入れと焼戻しを施した。
【0064】
すなわち、鋼2、鋼6及び鋼9を素材とするものを除いて、図2に示すヒートパターンでの浸炭焼入れと焼戻し(940℃で、雰囲気の炭素ポテンシャル(図ではCPと表示)を1.0%にして60分浸炭後、雰囲気の炭素ポテンシャルを0.8%として45分間拡散処理し、その後850℃から130℃の油中に焼入れし、次いで、180℃で120分間焼戻しを施した。
【0065】
鋼2、鋼6及び鋼9を素材とするものは、930℃で、雰囲気の炭素ポテンシャルを1.2%にして70分浸炭後、雰囲気の炭素ポテンシャルを1.0%として35分間拡散処理し、その後850℃から130℃の油中に焼入れし、次いで、180℃で120分間焼戻しを施した。
【0066】
上記の処理を施した各試験片に、落錘型衝撃疲労試験機を用いて種々のレベルの衝撃負荷をかけた低サイクル衝撃疲労試験を行い、100回疲労強度すなわち100回で破断が生じる応力を求めた。なお、部品の小型化に対処する目的から、100回疲労強度で3300MPa以上が確保されておれば、耐低サイクル衝撃疲労特性は良好であるとした。
【0067】
試験片の浸炭層の表面C濃度測定はEPMAを用いて行った。
【0068】
又、焼ならし後の各丸棒から冷間鍛造して作製した図1に示す試験片について、素材の鍛錬軸に平行に切断した面におけるMnSの面積の平方根を極値統計処理し、予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RSを既に述べた方法によって求めた。
【0069】
すなわち、(イ)素材の鍛錬軸に平行に切断した面を鏡面研磨した後、その研磨面を被検面として観察する際に、一つの観察面を100mm2 としてEPMAで観察面中の最大のMnSの像を撮影し、次いで、その像を画像解析して面積を算出し、その平方根を当該観察面における代表値として、この操作を100観察面で実施した。なお、この測定は、切断面の総面積が10000mm2 に達するまで測定後の観察面を更に50μm鏡面研磨して行った。次に、(ロ)上記(イ)で求めた100のMnSの面積の平方根の値を小さいものから順に並べ直してそれぞれRSj (ここで、j=1〜100)とし、それぞれのjについて累積分布関数Fj =100(j/101)(%)を計算した。更に、(ハ)基準化変数yj =−loge (−loge (j/101) )を縦軸に、横軸にRSj を取ったグラフを書き、最小自乗法によって近似直線を求め、最後に、(ニ)上記(ハ)で求めた直線から、累積分布関数Fj が99%となる時(すなわち、基準化変数yj ≒4.6となる時)のRSj の値を読みとり、これをMnSの最大面積の平方根RSとした。
【0070】
表4に、各種の調査結果をまとめて示す。
【0071】
【表4】
Figure 0003915710
【0072】
表4から、素材の化学組成、極値統計処理によって予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RS及び浸炭層の表面のC濃度が本発明で規定する条件を満たす本発明例の試験番号11〜31の場合、100回疲労強度は大きく、目標の3300MPaを超えている。
【0073】
これに対して、化学組成が本発明で規定する含有量の範囲から外れた比較例の鋼である鋼1〜5及び鋼8を素材とする試験番号1〜5及び試験番号8の場合には、100回疲労強度は目標とする3300MPaに達していない。
【0074】
一方、素材はその化学組成が本発明で規定する範囲内にある鋼6、鋼7、鋼9及び鋼10であるものの、極値統計処理によって予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RS、又は浸炭層の表面のC濃度のいずれかが本発明で規定する条件から外れた試験番号6、試験番号7、試験番号9及び試験番号10の場合も、100回疲労強度は目標とする3300MPaに達していない。
【0075】
【発明の効果】
本発明の浸炭部品は、浸炭焼入れ後の耐低サイクル衝撃疲労特性に優れので、自動車のデファレンシャルピニオンギアやサイドギアとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の落錘型衝撃疲労試験機による低サイクル衝撃疲労試験で用いた試験片を示す図である。
【図2】 実施例において低サイクル衝撃疲労試験で用いた試験片に施した浸炭焼入れ、焼戻しのヒートパターンの一例を示す図である。

Claims (2)

  1. 質量%で、C:0.15〜0.30%、Si:0.03〜0.25%、Mn:0.5〜1.0%、P:0.02%以下、S:0.02%以下、Cr:0.9%を超えて2.0%まで、Al:0.015〜0.05%、Ti:0.015〜0.150%、B:0.0003〜0.005%及びN:0.002〜0.02%、並びに、Nb:0.001〜0.05%及びV:0.01〜0.3%のうちの1種以上を含み、残部はFe及び不純物からなり、下記(1)式で表されるScaseの値が1.2を超えるとともに、下記(2)式で表されるScoreの値が0.8以上である鋼材を素材とする浸炭差動歯車であって、その差動歯車を素材の圧延方向又は鍛錬軸に平行に切断した面におけるMnSの面積の平方根を極値統計処理し、予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RSが40μm以下で、且つ、浸炭層の表面のC濃度が質量%で、0.85%以下である耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭差動歯車
    Scase=Mo+Cr+(Ni/2)−(Si/5)−P0.5+{B/(Ti−3.4N)}・・・(1)
    Score=C0.8+(Mn/20)1.25+(Cr/6)0.85+(Mo/5)0.74+B0.21・・・(2)
    但し、(1)式及び(2)式における元素記号は、その元素の質量%での鋼中含有量を表す。
  2. 質量%で、C:0.15〜0.30%、Si:0.03〜0.25%、Mn:0.5〜1.0%、P:0.02%以下、S:0.02%以下、Cr:0.9%を超えて2.0%まで、Al:0.015〜0.05%、Ti:0.015〜0.150%、B:0.0003〜0.005%及びN:0.002〜0.02%、並びに、Nb:0.001〜0.05%及びV:0.01〜0.3%のうちの1種以上を含むとともに、Mo:1.5%以下及びNi:3.0%以下の1種以上を含有し、残部はFe及び不純物からなり、下記(1)式で表されるScaseの値が1.2を超えるとともに、下記(2)式で表されるScoreの値が0.8以上である鋼材を素材とする浸炭差動歯車であって、その差動歯車を素材の圧延方向又は鍛錬軸に平行に切断した面におけるMnSの面積の平方根を極値統計処理し、予測される累積分布関数が99%の時のMnSの最大面積の平方根RSが40μm以下で、且つ、浸炭層の表面のC濃度が質量%で、0.85%以下である耐低サイクル衝撃疲労特性に優れた浸炭差動歯車
    Scase=Mo+Cr+(Ni/2)−(Si/5)−P0.5+{B/(Ti−3.4N)}・・・(1)
    Score=C0.8+(Mn/20)1.25+(Cr/6)0.85+(Mo/5)0.74+B0.21・・・(2)
    但し、(1)式及び(2)式における元素記号は、その元素の質量%での鋼中含有量を表す。
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