JP3915102B2 - 放送受信装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、停電等の電源遮断時においてメモリ内容を低消費電力で保全する放送受信装置に関し、特に、ディジタルTV放送番組に条件付きアクセスを行うのに必須なキーデータのように秘匿性の高い情報を安全かつ低消費電力で保全するセキュリティデバイスとしての放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術におけるディジタル衛星放送テレビジョンは、1つの衛星を用いて、多数の放送局と多数の衛星放送受信者が利用することができる。この放送系は、システム、グループ、ステーションと階層化されており、衛星放送受信者はID番号を割り当てられている。
【0003】
1ステーション(送信局)当たりの構成は、図21に示すように、番組供給会社は、スタジオ1と送信局2とを有している。スタジオ1ではビデオ番組が製作され、それらの番組データはディスクやLMSに記憶して保存されている。送信局2では、スタジオ1から送られる番組データの映像信号及び音声信号はエンコーダ3に入力される。
【0004】
エンコーダ3は、複数の番組の各映像/音声のアナログ信号をディジタル符号化、データ圧縮、多重化、誤り訂正符号化、スクランブル、パケット化、暗号化する機能を有する。
【0005】
データ圧縮は、MPEG(動画符号化に関する国際標準)方式、例えば、動き予測/動き補償や動きベクトルの符号化等を使用し、映像の画素数、ビット数、伝送データ数等の削減を行っている。
【0006】
多重化は、マルチプレクサによって複数の映像/音声/補助信号を直列に並べることによって行われる。
【0007】
誤り訂正符号化は、多重化されたデータブロックに例えばリードソロモン符号のような誤り訂正符号を付ける。
【0008】
スクランブルは、エネルギー拡散のために行われる。パケット化は、上記多重化され、誤り訂正符号化され、スクランブルされたデータストリームの先頭にパケットヘッダを付けて1パケットとする。パケットヘッダには、同期ビットやサービスデータが含まれている。
【0009】
暗号化は、パケットのサービスデータの中に暗号を入れる。暗号は、セッションキー、ワークキー、個別キーの3階層で形成された階層構造をしており、セッションキーとワークキーは暗号解読用のキーであって送信局2から信号に含めて伝送し、また、個別キーは、後述する放送受信機/デコーダ(IRD)内に記憶される。
【0010】
エンコーダ3によって、上記高能率符号化及び暗号化されたTVデータは、変調/増幅部5に入力する。
変調/増幅部5は、12GHzの搬送波を多値ディジタル変調、例えば、QPSK(4相シフトキーイング)変調した後、高電力増幅(HPA)を行う。
【0011】
12GHzのTV信号は、アンテナ6から衛星7に向けて送信される。衛星7は、上記12GHzのディジタルTV信号を中継し、地上へ送信する。
【0012】
衛星7から地上へ送信されたディジタルTV信号は、衛星放送受信機8A及びCATV局9Aの各アンテナ8、9によって受信される。しかしながら、衛星放送受信機8Aを有する受信者やCATV局9Aを利用する受信者が放送番組を視聴するためには、IRD(統合受信機/デコーダ)10、10Aを備えていることが必要である。即ち、アンテナ8からの受信信号をIRD10を介してTV11、VCR12、ビデオディスク13等で再生する構成である。
【0013】
衛星放送受信機8Aを備えた受信者のIRD10によるディジタルTV信号の受信方式には、基本方式とICカード方式と電話モデム方式とがある。
【0014】
基本方式では、IRD10は、送信局2から送信されてくる暗号解読用のキーとIRD10に記憶されている個別キーとによって暗号を解読することによって映像/音声信号を取り出し(アクセス)、それをTV受像機11、VCR12、ビデオディスク13へ供給するようになっている。
【0015】
ICカード方式は、IRD10にICカード14を挿入することによって番組データへのアクセスを行うものである。また、電話モデム方式では、衛星放送受信者が電話15で管理センターを通して番組データにアクセスを行うことができる。
【0016】
一方、CATV局9Aは、衛星7から受信したテレビジョン信号をケーブルを介して、CATV局9Aと契約しているCATV受信機9Bを有する受信者のIRD10Aへ配送する。各CATV受信機9Bを有する受信者のIRD10Aの動作は衛星放送受信機8AのIRD10と同様である。
【0017】
この衛星放送受信機8AのIRD10、及びCATV受信機9BのIRD10Aを利用した課金方式としては、フラット、ティア、ペイ・パー・ビュー(PPV)が可能である。
【0018】
PPV方式には、番組に対して課金するペイ/プログラム方式と、時間に課金するペイ/タイム方式とが使用される。尚、上記基本方式、ICカード方式、電話モデム方式はPPV方式に対応する。
【0019】
尚、上記説明したディジタル衛星放送テレビジョンに限らず、各種の電子機器において、CPUとメモリ(RAMやROM)とを内蔵するマイコンが広く使用されているが、このメモリに記憶されているデータを停電時に保全する手段として、メモリの内容をマイコンの外部に設けられたNVM(Non Voltage Memory)へ外部バスを通じて退避させる方法が一般的である。
【0020】
また、メモリの内容をマイコンの外部へ退避させなくても済む方法としては、マイコンの電源を電池からなるバックアップ電源に切り替えることも周知である。
【0021】
一方、上記説明したディジタル衛星放送テレビジョンに限らず、最近急激な発達を見せている有料のディジタルTV放送システムでは、暗号化された番組データにアクセスして番組を視聴するには、受信機内のマイコンのメモリにキーデータを記憶しておく必要がある(条件付きアクセス、又はコンディショナルアクセス)。このキーデータは、極めて秘匿性が高いから外部から読み出すことができないようにしなければならない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のマイコンを搭載したコンディショナル・アクセス・システム(CAS)には下記のような問題点があった。
【0023】
(1)停電時等にメモリの内容をNVMに退避させる方法では、マイコンの外部から何らかの手段でNVMの内容を読み出すことができる。従って、上記キーデータのように極めて秘匿性が高いデータをNVMに退避させることはセキュリティの面から望ましくない。
【0024】
(2)停電時のバックアップ電源として電池を用いる方法では、バックアップ時の消費電力が大きいため停電数回分のバックアップ能力しかない。
【0025】
(3)通常のマスクROMでは、書き込まれるデータの様式は同一であるため、各受信機のキーデータを書き込むことは不可能である。
【0026】
従って、本発明は、上記問題点を解消し、秘匿性の高い情報を記憶するメモリを内蔵する放送受信装置が、停電時に、このメモリの内容を外部メモリへ退避させず、しかもバックアップ電源の消費電力が小さくて済むようにすることに解決しなければならない課題を有している。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る放送受信装置は、受信データに含まれているコンデショナルアクセス動作のために必要な暗号情報に基づいて前記受信データを復号する機能を備えた受信データ復号手段と、前記暗号情報や、該暗号情報を解読するための暗号解読情報を含むコンデショナルアクセス用データ、並びに前記暗号情報と非暗号情報からなり所定のデータフォーマットで構成された前記受信データの番組情報を記憶するためのメモリ空間を装置内のマイコンに内蔵されている複数のメモリによって形成し、該形成されたメモリ空間に記憶した前記暗号情報及び前記コンデショナルアクセス用データに基づいて前記受信データ復号手段とともに前記コンデショナルアクセス動作を制御する制御手段と、主電源とバックアップ用電源の電圧を検出する電源電圧検出手段と、
を具備した放送受信装置であって、前記制御手段は、前記電源電圧検出手段によって前記主電源の電圧低下を検出すると、前記バックアップ用電源で動作するスタンバイモードに移行するとともに、前記主電源を前記バックアップ用電源に切り替えて、少なくとも前記暗号情報及び前記コンデショナルアクセス用データ、並びに前記受信データの番組情報を、前記装置内のマイコンに内蔵されている複数のメモリで形成したメモリ空間に記憶した状態で保持しておくことができる放送受信装置である。
【0028】
又、前記制御手段は、前記暗号情報を解読するための暗号解読情報を前記メモリ空間の書き込み保護がなされる所定領域に記憶すること;前記暗号情報は、ディジタル衛星放送のコンディショナルアクセス動作で用いられる暗号構造に基づいた暗号情報であること;を特徴とする放送受信装置である。
【0029】
【作用】
上記構成にした放送受信装置は下記のような作用を奏する。
放送受信装置の制御手段により、装置内のマイコンに内蔵されている複数のメモリによってメモリ空間を形成し、この形成されたメモリ空間に暗号情報及びこの暗号情報を解読するための暗号解読情報を含むコンディショナルアクセス用データを記憶し、この暗号情報及びコンディショナルアクセス用データに基づいて受信データ復号手段とともにコンディショナルアクセス動作制御し、電源電圧検出手段が主電源の電圧低下を検出すると、バックアップ用電源で動作するスタンバイモードに移行するとともに、主電源をバックアップ用電源に切り替えて、このメモリ空間に記憶された暗号情報及びコンディショナルアクセス用データを記憶したままの状態で保持しておくことによって、秘匿性の高い情報を外部から読み出すことのできないメモリ空間に消費電力が極めて少ない状態でそのまま保持しておくことができる。
【0030】
暗号情報を解読するための暗号解読情報をメモリ空間の書き込み保護がなされる所定領域に記憶することによって、暗号解読情報の書き換えが制限できるようになる。
【0031】
削除
【0032】
削除
【0033】
削除
【0034】
削除
【0035】
【実施例】
以下、本発明に係る放送受信装置の実施例について説明する。本実施例は、従来技術で使用した図22に示したディジタル衛星放送テレビジョンで採用されている電波を通じたスクランブル/デスクランブル伝送システムの受信機におけるコンディショナル・アクセス・システム(CAS)のマイコンの構成、即ち統合受信機デコーダIRD(Integrated Receiver Decoder)に関するものである。
【0036】
即ち、有料放送において、送信側からデコード情報(暗号を解きデスクランブルする情報)が送られてきた場合に、デコード情報と利用者の持つ機器の情報(キーデータ)とが一致(課金においてOKの場合)した時、利用者は希望する情報、例えばTVを見ることができる。
【0037】
このデコード情報を構成するキーデータの暗号構造は3階層で、そのうちセッションキーとワークキーは電波で伝送される。
【0038】
上述した電波で伝送されてくる暗号解読用のキーに基づいて暗号を解読することによって映像/音声信号を取り出すためのキーデータである個別キーは、デコーダ(放送受信装置)内部に予め記憶しておく。また、電波で伝送されるコンディショナルアクセス情報は、伝送パケットに複数データ多重し配送される。
【0039】
本実施例では、利用者が使用するこれらのキーデータを外部メモリへ退避させずにデコーダ(放送受信装置)内のマイコンに保持しておくための構成を示す。
【0040】
以下、下記に示す項目、
[1]IRD(デコーダ)
(1)映像/音声部
(2)中央制御部
(3)CA部(コンディショナル・アクセス部)
[2]センターマイコン
(1)構成
(2)バックアップ用電源
[3]CAS(コンディショナル・アクセス・システム)
(1)概要
(2)CAメモリマップ
(3)NIF(ネットワークインターフェース)
(4)EEPROM
(5)CA動作(コンディショナル・アクセス動作)
[4]スタンバイモード機能
(1)概要
(2)スタンバイ回路
(3)スリープモード
(4)ストップモード
(5)スタンバイモードの解除
(a)スリープモードの解除
(b)ストップモードの解除
(c)スタンバイモード解除後の命令実行、
に従って説明する。
【0041】
[1]IRD(デコーダ)
IRD10(放送受信装置)は、図1に示すように、大別して、アンテナの入力信号から映像及び音声を取り出すための映像/音声部16Aと、中央制御部33Aと、条件付きアクセスを行うためのCA部(コンディショナル・アクセス部)41Aとから構成されている。
【0042】
(1)映像/音声部
映像/音声部16Aは、チューナ16と、QPSK復調器17と、ビタビデコーダ18と、NIF19と、MPEGオーディオデコーダ20と、同軸ドライバ21と、光ドライバ22と、ディジタル・オーディオ・インターフェース(以下、DAIと云う)23と、ディジタルフィルタ(以下、DFと云う)24と、D/A変換器25と、MPEGビデオデコーダ26と、マイコン27と、D/A変換器28と、混合器29と、OSD回路30と、OSD/EPG用マイコン31とから構成されている。
【0043】
チューナ16は、DTHアンテナ9で受信された12GHz信号から、中央制御部33Aから指定されたチャンネルの信号を選局しQPSK復調器17に送出する。
【0044】
QPSK復調器17は、チューナ16で選局した信号を復調した多重化データをビタビデコーダ18に送出する。
【0045】
ビタビデコーダ18は、QPSK復調器17によって復調された多重化データを、たたみ込み復号を行う。これは、送信側でたたみ込み符号化を行っているため、それを復元するものである。このたたみ込み復号された信号はNIF19に入力される。
【0046】
NIF19は、CA部41Aと協力して受信データ内に含まれている暗号を解読することによってパケット信号をMPEGオーディオデコーダ20とMPEGビデオデコーダ26へ出力する。
【0047】
又、このNIF19は、暗号化された6種類の情報、即ち、番組情報、拡張番組情報、個別情報、拡張個別情報、個別メッセージ情報、共通メッセージ情報を分離して後述するCAメモリ(コンディショナル・アクセス・メモリ)空間に書き込む機能を有する。このことについては後述する。
【0048】
このNIF19は、リードソロモン誤り訂正回路19aと、デ・マルチ・プレクサ(以下、DMPXと云う)19bと、デスクランブル回路19cと、DMPX19dとからなる。
【0049】
リードソロモン誤り訂正回路19aは、ビタビデコーダ18から出力されたパケットに付けられているリードソロモン符号によって誤り訂正を行う。
【0050】
DMPX19bは、パケットをブロックに分け、デスクランブル回路19cはスクランブルを解く。
【0051】
DMPX19dは、デスクランブル回路19cの出力データをさらに個々の映像/音声信号に分け、それぞれ上記MPEG音声デコーダ20及びMPEGビデオデコーダ26へ出力する。
【0052】
MPEGオーディオデコーダ20は、NIF19からの信号、即ちデータ圧縮されているディジタル音声信号を復元し、それを同軸ドライバ21と光ドライバ22とDAI23へ出力する。
【0053】
同軸ドライバ21は、同軸ケーブルを通じて音響機器を駆動させ、光ドライバ22は光ファイバーを通じてコンパクトディスク等の光学的音響機器を駆動させる。
【0054】
DAI23は、MPEGオーディオデコーダ20からのディジタル音声信号をDF24に送出する。
【0055】
DF24は、特定のディジタル信号のみ抽出するものであり、DAI23からのディジタル音声信号を濾過してD/A変換器25に送出する。
【0056】
D/A変換器25によって元のアナログ音声信号に変換され、例えばTV受像機のスピーカーに供給される。
【0057】
一方、MPEGビデオデコーダ26は、マイコン27の制御の下で映像信号をR、G、Bの各信号にデコードした後、その出力信号をD/A変換器28に供給する。D/A変換器28からのアナログRGB信号は混合器29へ供給される。
【0058】
混合器29は、D/A変換器28からのRGB信号とオン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)30からのRGB信号とを重畳したビデオ信号を、例えば受像機のCRTに供給する。
【0059】
尚、OSD30は、マイコン31の制御の下で、メモリ32に格納されているメッセージ情報を混合器29へ送り込む。その結果、映像画面上の所定の位置にメッセージ等がスーパーインポーズ表示されることになる。
【0060】
(2)中央制御部
中央制御部33Aは、センターマイコン33と、使用者によって操作されるリモコン34と、センターマイコン33に付属するリモコン受信器35と、前面パネルキー36と、LED表示器37と、後面パネル38と、電源回路40とからなる。
【0061】
センターマイコン33は、各種のプログラムを内蔵しており、リモコン34からのコマンドコードに対応するプログラムを実行し、上記映像/音声部16A、NIF19をバスラインを介して制御する。
【0062】
また、センターマイコン33は、MPEGビデオデコーダ26のMPEG用マイコン27、OSD/EPG用マイコン31、ならびにCA用マイコン41と相互通信を行うことによってそれらを全体的に制御するようになっている。尚、センターマイコンの構造及びバックアップ用電源の構造については後述する。
【0063】
リモコン34は、使用者によって操作され、各種のコマンドコードを赤外線に載せて送出する機能を有する。リモコン34から出力されたコマンドコードは受光器35で受信され、センターマイコン33へ送られる。
【0064】
(3)CA部(コンディショナル アクセス部)
CA部41Aは、センターマイコン33と相互通信するCA用マイコン41と、このCA用マイコン41に接続されたICカードリーダー42と、モデム43とから構成されている。このICカードリーダー42とモデム43は、従来技術で説明した図22に示したものと同じ構成となっている。即ち、ICカードリーダー42はICカードリーダー制御方式で使用する時にICカード14を読み取るためのものであり、モデム43は電話制御方式で使用する時に電話回線を介してCA用マイコン41と管理センターとの間の通信を行う。
【0065】
[2]センターマイコン
上記構成をしたIRD10は、センターマイコン33を介して相互通信をするMPEG用マイコン27、OSD/EPG用マイコン31、CA用マイコン41とインターフェースを介して種々のデータの送受信を行う。
以下(1)センターマイコンの構成、(2)センターマイコンのバックアップ用電源の構成について説明する。
【0066】
(1)センターマイコンの構成
センターマイコン33は、図2に示すように、中央演算処理(以下、CPUと云う)51と、このCPU51に接続されている同期/システムクロック回路57(以下、クロッ ク回路57)、RAM54、ROM55、電源供給回路52と、バスライン51Aを介してプリスケーラ62、タイムベースタイマ63、インターラプトコントローラ64、オンスクリーンディスプレイ64a、入出力回路64b、タイマ/カウンタ64c、リモコン回路64d、水平同期カウンタ64e、ACタイマ64f、A/D変換器64g、I2Cインターフェース64h、ウオッチドッグタイマ64i、14ビットPWM回路64j、6ビットPWM回路64k、ポートA〜Fの夫々と接続されている。
【0067】
ROM55は、データをいったんメモリに書き込んだら消すことができない読み出し専用メモリROMを有するワンタイム型(WO)である。
【0068】
インターラプトコントローラ64は、プリスケーラ62、タイムベースタイマ63、インターラプトコントローラ64、オンスクリーンディスプレイ64a、入出力回路64b、タイマ/カウンタ64c、リモコン回路64d、水平同期カウンタ64e、ACタイマ64f、A/D変換器64g、I2Cインターフェース64h、ウオッチドッグタイマ64i、14ビットPWM回路64j、6ビットPWM回路64kの夫々と接続されており、夫々が外部のマイコン例えばMPEG用マイコン27、OSD/EPG用マイコン31、CA用マイコン41との相互通信する際の割り込み制御をする。
【0069】
(2)バックアップ用電源
一方、センターマイコン33のバックアップ用電源の構成は、図2及び主として図3に示すように、外部に設けたバックアップ電源用45と、電源供給回路52と、クリスタルオシレータ(水晶発振器、以下XTALと云う)58と、外部に設けたダイオード59、60と、電源電圧検出回路61とから構成されている。
【0070】
バックアップ用電源45は、図1で示したセンターマイコン33に電源を供給している主電源である電源回路40から供給されており、電池又はコンデンサで構成されている。
【0071】
電源供給回路52の入力端子には、図3のA点に示すように、ダイオード59を介して電源回路40、及びバックアップ用電源45に接続し、その出力側はCPU51に接続されている。
【0072】
また、電源回路40とダイオード59との間と電源供給回路52との間には、図3のB点に示すように、ダイオード60を介して電源電圧検出回路61に接続されている。
【0073】
ダイオード59、60は、電圧シフト、例えば0.7ボルトの差ができるのを防止すること、及び通電されていない時にはバックアップ用電源45側から電気を供給するために設けられている。
【0074】
電源電圧検出回路61は、電源回路40から供給される主電源の電圧VA とバックアップ用電源45の電圧VB とを検出し、それを電源供給回路52を介してCPU51へ通報する機能を有する。
【0075】
このように構成されたセンターマイコン33にRAM54及びROM55を備え、このRAM54及びROM55で形成されるメモリ空間、即ちCA用メモリ空間を利用して、マイコン27、31、33、41で構築される条件付きアクセス、即ち、コンディショナルアクセスを動作させる機能、及びモード制御プログラムを動作させる機能(スタンバイ機能)を実現させることができる。以下、[3]CAS(コンディショナル・アクセス・システム)、[4]スタンバイモード機能の順に説明する。
【0076】
[3]CAS(コンディショナル・アクセス・システム)
(1)概要
CASは、上記説明したRAM、ROMで構成されているCA用メモリ空間の決められた領域に記憶されているデータを逐次利用して種々のマイコンを制御してプログラムを実行する。
【0077】
一方、CASは、有料で情報を提供する電波による伝送方式であり、情報を提供する際に課金されているか等を調べる所定の暗号構造からなるCAデータで構成されている。
【0078】
この暗号化されたCAデータは、CA用メモリ空間の所定の領域に保持され、所定のフォーマットにより構築されており、NIFにより読み出しされて適宜処理がなされる。ROMにはEEPROMを内在しており、このEEPROMには、一定のルールに従った方式によりルーチン化されている。
【0079】
暗号構造は、セッションキー、ワークキー、個別キーの3階層から構成され、そのうち、セッションキーとワークキーは電波で伝送されるCA情報(コンディショナルアクセス情報)に含まれており、個別キーはCA用メモリ空間の所定領域に予め記憶されている。
【0080】
このCA情報は、次の3種類に分類される。
即ち、1:セッションキー、課金方法、料金等からなる番組情報、拡張番組情報と、2:ワークキー、個別のIRD10に送る情報等からなる個別情報、拡張個別情報と、3:メッセージの情報からなる個別メッセージ、共通メッセージとに分類される。
【0081】
このように3種類に分類されているCA情報の伝送多重方法は、伝送パケットに複数データを多重し、伝送レートを約256Kbpsになる。又、最大16系統のCA情報を同時伝送できるようになっている。尚、これらのスピード及び数に限定されないことは勿論のことである。
【0082】
一方、課金方式としては、フラット、ティア、ペイ/ビュー(ペイ/プログラム、ペイ/タイム)が可能となっている。
ペイ/ビュー方式の制御は、ベーシック方式、ICカード方式、電話モデム方式に対応している。又、ペアレンタルレベルとして7レベルが設定可能になっている。
【0083】
その他、CASの一般的な特徴としては、メッセージ配送に関して、個別にIRDへの配送と、全IRDへの配送が可能である。
【0084】
さらに、ICカードを使ったセキュリティ(Renewable Security)にも対応している。
【0085】
また、システム、グループを単位としたIRD用のIDをIRD内に複数持つことができ、事業者毎の異なった制御を可能にしている。
【0086】
(2)CAメモリマップ
このような特徴を有するCASのセンターマイコン33は、図4に示すような、RAM54及びROM55で形成されるCA用メモリ空間にCAメモリマップを作成する。
【0087】
このCAメモリマップを作成するためのCA用メモリ空間は、用途別に分割されている。
例えば、アドレス0000Hより512バイトを256バイト単位の2ページに分割し0ページと、1ページと呼ぶ。
【0088】
これらの領域内のデータは、ダイレクト・ページ・アドレシングなどのアドレシング・モードによりアクセスできるようになっている。この0ページ、1ページには、それぞれRAM領域と周辺ハードウェア(I/O)機能レジスタ領域が確保されている。又、スタック領域は1ページのRAM内にとられる。
【0089】
内蔵するプログラム領域は、アドレスB000H/A000H〜FFFFHであり、次に示すように分割されている。
【0090】
アドレスC000H〜C07FHは、NIFバッファの領域である。アドレスC080H〜FAFFHは、各IRD10に共通のシステムコントロールプログラムが常駐する領域である。
【0091】
アドレスFB00H〜FBFFHは、EEPROMに相当する領域であり、各IRD10に個別に付与されたキーデータが記憶されている。この領域は、通常プロテクションがかかっており変更ができない構造となっている。特別なモードとして、書き込みができるのは、図2に示すセンターマイコン33のシリアルインターフェースに相当する入出力回路64bを介して外部からスーパーバイザーコマンドを指定した場合のみである。尚、EEPROMについては後述する。
【0092】
アドレスFF00H〜FFFFHの256バイトはUページと呼び、多様な用途に使われる。
【0093】
この内、アドレスFFC0H〜FFDFHの32バイトはテーブル・コール(TCALL)命令のサブルーチン・ベクタ・アドレスが入る。アドレスFFE0H〜FFFFHの32バイトには、リセット・ベクタを含む割り込みベクタ・アドレスが入る。
【0094】
次に、上記CA用メモリ空間を備えたCASにおけるコンディショナルアクセス動作(CA動作)はNIF19などにより制御される。
【0095】
即ち、IRD10の映像/音声部16Aにより、CA情報を受け取ったIRD10は、その選択により、6種類の暗号化されたCAデータを、CA用メモリ空間のCAメモリマップからNIF19により読み出しし、それぞれの処理を行う。
【0096】
6種類のCAデータは、番組情報、拡張番組情報、個別情報、拡張個別情報、個別メッセージ、共通メッセージで構成され、それぞれは所定のフォーマットにより体系化されている。
【0097】
(3)NIF(ネットワークインターフェース)
NIF19は、バッファとしてSRAMを内蔵しており、このSRAMの内容はCA用メモリ空間のC000H〜CO7FHにマッピングされている。
【0098】
このNIF19のバッファは、図4に示すCA用メモリ空間内を4ブロックに分け、6種類のCAデータを格納している。
ブロック0(C000H〜C01FH) 番組情報
ブロック1(C020H〜C03FH) 拡張番組情報
ブロック2(C040H〜C05FH) 個別情報、拡張個別情報
ブロック3(C060H〜C07FH) 個別メッセージ、共通メッセージ
【0099】
NIF19からのCAデータが各ブロック0〜3に書き込まれる都度、割り込み信号が出力されるので、プログラムはその都度読み出しを行い、それぞれの処理を行う。特に、ブロック0の割り込みは頻繁に起こり、約1秒に1回の読み出しを行うようになっている。
【0100】
NIFバッファへのデータの書き込みは、C000H〜C029Hの所定のアドレスを指定することによって可能である。それ以外のアドレスへの書き込みは無視される。又、読み出しのアドレスと一部重複しているが、NIF19内で読み出し/書き込みのバッフアが分離されているので、独立したアクセスが可能になっている。
【0101】
ここでCAデータを構成する番組情報、拡張番組情報、個別情報、拡張個別情報、共通メッセージ、個別メッセージの各フォーマットをそれぞれ、図5〜図10に示す。
【0102】
全てのフォーマットにおいて、非暗号化情報と暗号化情報とで構成されている。
非暗号化情報の最初の種類識別(8ビット)は、情報の種類を下記の数字で表す。
0:予約、1:番組情報、2:個別情報、3:共通メッセージ、4:個別メッセージ、5:拡張番組情報、6:拡張個別情報、7:予備
【0103】
また、番組情報、拡張番組情報、共通メッセージの各フォーマットの非暗号化情報は、種類識別の次にシステム番号(最大255システム)、グループ番号(最大65,535グループ)、プロトコル番号、ステーション番号(最大255ステーション)、ワークキー番号(KwNo)(最大255)、CAプログラム番号を入れる構成となっている。
【0104】
また、個別情報、拡張個別情報、個別メッセージの各フォーマットの非暗号化情報は、種類識別の後に、システム番号、グループ番号、デコーダのID番号(232台)を入れる構成になっている。
【0105】
上記各フォーマットの非暗号化情報の部分の後には暗号化情報の部分が続いているが、これらの内容は、各フォーマットについて下記のようになっている。
【0106】
番組情報のフォーマットの暗号化情報の部分は、図5に示すように、セッションキー(Ks)、番組構成(ビデオ、オーディオ、データの別を示す)、ブロックレベルの指定、ティア指定(ティアモード及びティアコード)、リアルタイムクロック(年、月、日、時、分)、番組管理(番組番号等)、料金情報(課金区分、課金方法、PPV度数)、予備、ならびに、改ざん検出からなる。この番組情報の暗号化部分はワークキーKwによって暗号解読される。
【0107】
拡張番組情報のフォーマットの暗号化情報の部分は、図6に示すように、予備、拡張種別、拡張指定、ならびに、改ざん検出からなる。この拡張番組情報の暗号化部分はワークキーKwによって暗号解読される。
【0108】
個別情報のフォーマットの暗号化情報の部分は、図7に示すように、ステーション番号、ワークキー番号及びワークキー情報、オーソライズ情報(全カテゴリの強制制御の方法とビデオ(主)、ビデオ(副)、オーディオ、データの別)、ブロックレベル情報及びティアコード情報、有効期限情報(年、月、日)、PPV料金(料金情報転送要求、前払い/後払い、度数加算情報)、予備、ならびに、改ざん検出からなる。この個別情報の暗号化部分は個別キーKmによって暗号解読される。
【0109】
拡張個別情報のフォーマットの暗号化情報の部分は、図8に示すように、ステーション番号、拡張種別、拡張情報、ならびに、改ざん検出からなる。これは、個別キーKmによって暗号解読される。
【0110】
共通メッセージのフォーマットの暗号化情報の部分は、図9に示すように、メッセージ情報、ならびに改ざん検出からなる。これは、ワークキーKwによって暗号解読される。
【0111】
個別メッセージのフォーマットの暗号化情報の部分は、図10に示すように、ステーション番号と、メッセージ情報と、改ざん検出とからなる。これは、個別キーKmによって暗号解読される。
【0112】
(4)EEPROM
図4に示したCA用メモリ空間のFB00H〜FF00H(ROM55内のEEPROM)には、図11に示すような、階層構造のデータが保持されている。
その中のシステム、グループ、ID番号、個別キーKmを記憶するメモリ領域には通常書き込み保護がなされており、内容の変更はできないようになっている。
【0113】
ステーションポインタによってステーション番号を指定することによって、ステーションに関するステーション番号、オーソライズ情報、有効期限情報、PPV料金情報が得られ、各ステーションについてワークキーポインタによってワークキー番号を指定することによってワークキー情報が得られるようになっている。
【0114】
(5)CA動作(コンディショナルアクセス動作)
上記図4に示したCA用メモリ空間、即ち、特にセッションキー、ワークキーに相当するCAデータを処理するNIF19、及び個別キーを格納してあるEEPROMを駆使して、図12に示すように、センターマイコン33はCA動作を行うことができる。
【0115】
先ず、チューナ16で選局された受信信号は、NIF19でデータブロックに含まれるサービス情報により、番組情報、個別情報、個別メッセージ情報、共通メッセージ情報に分けられる。
【0116】
番組情報の場合は、その非暗号化部分(システム、グループ、ステーション、ワークキーの各番号)から、ステーション番号とワークキー番号とがEEPROMのステーションポインタ及びワークキーポインタに入力する。
【0117】
これによって、EEPROMからワークキー情報が読み出しされ、このワークキー情報によって、番組情報の暗号化部分が非暗号化され、その結果、セッションキーKsとプログラム構成情報とがデスクランブラ48へ送られ、番組情報がデスクランブルされる。
【0118】
ここで、EEPROM内には、システム、グループ、ID、個別キーの各番号を書き込み不可能にして記憶している。
従って、個別情報の暗号化部分は、個別キーKmによって非暗号化され、EEPROMに記憶される。
【0119】
個別メッセージ情報の場合は、個別キーKmによって非暗号化され、OSD30へ送られ、映像画面にスーパーインポーズ表示される。
【0120】
共通メッセージ情報の場合は、ワークキーKwによって非暗号化され、OSD30へ送られ、映像画面にスーパーインポーズ表示される。
【0121】
例えば、停電等のため、図1に示した電源回路40の出力電圧VA が低下すると、図2に示したCPU51によって後述するスリープモードに移行すると共に、電源回路40から供給される主電源をバックアップ電源45に切り替える、所謂モード制御プログラムにより駆動させるスタンバイモード機能を有している。
【0122】
尚、後述するようにスリープモード(スタンバイモード)においては、RAM54、ROM55から構成されたCA用メモリ空間の内容はそのまま保存されるから、外部から読み出しされることはない。また、スリープモード(スタンバイモード)の間、消費電力は極めて少ないから、停電が長引いても心配ない。
【0123】
[4]スタンバイモード機能
(1)概要
スタンバイモード機能は、IRD10等のデバイスの消費電力を低減するために2つのモードが用意されている。この2つのモードをスリープモードと、ストップモードと呼び、両モードともプログラムの実行は停止されるので総称してスタンバイモードという。又、CPUクロック可変機能により、バッテリーバックアップ時に広い電源電圧範囲で動作させることができるようになっている。
【0124】
このようにして、スタンバイモード機能を司るモード制御プログラムは、電圧検出手段により、上記説明したCA動作中であっても常時IRD10の電源を監視し、異常を検出すると切り替え手段により、速やかにシステムとして最小限必要なデータをセーブするように動作する。
【0125】
即ち、図13に示すように、図2で示したCPU51が駆動している時は常時電源回路40の主電源用の電圧VA とバックアップ用電源45の電圧VB とを比較している(ST1)。
【0126】
もし、主電源用の電圧VA がバックアップ用の電圧VB より小さくなった時、図3に示した電源供給回路52の入力を電源回路40からバッテリー電源45へ切り替えさせると同時に、スリープ命令を出して、CA用マイコン41などをスリープモード(スタンバイモード)にするように制御する(ST2)。
【0127】
この状態、即ちスリープモード(スタンバイモード)の状態で主電源用の電圧VAとバックアップ用電源の電圧VBとを常時比較し、等しくなるのを待つ(ST3)。
【0128】
もし、主電源用の電圧VAとバックアップ用電源の電圧VBが等しくなった時、即ち主電源の電圧VAが回復した時は、図2に示したインターラプトコントローラ64に割り込み要求を発生させる(ST4)。
【0129】
そして、スリープモード(スタンバイモード)を解除して電源を主電源に切り替える(ST5)。
【0130】
停止の状態でなければ、再度主電源用の電圧VAとバックアップ用電源の電圧VBとの比較を行い、停止の状態であれば電圧の比較は終了する(ST6)。
【0131】
(2)スタンバイ回路
センターマイコン33には、動作モードとスタンバイモードとがある。動作モードは、図2及び図3に示したブロック図における回路群により動作する。
【0132】
スタンバイモードは、図14に示すように、図2及び図3に示したブロック図の他に設けてあるスタンバイ回路により動作する。
【0133】
このスタンバイモードには、スリープモードとストップモードとがあり、CPU51のスリープ命令、ストップ命令によってそれぞれのモードへ移行する。
【0134】
スタンバイ回路70Aは、図14に示すように、クリスタルオシレータ(以下、XTALと云う)58と、クロック回路57aと、プリスケーラ62と、タイムベースタイマ63と、オーバーフロー検知63aと、タイミングジェネレータ65と、セレクタ66と、オア回路67、70と、フリップフロップ68、69、69aとから構成され、その接続状態は下記のようになっている。
【0135】
クロック回路57aの入力側は、XTAL58に接続し、その出力側はプリスケーラ62、タイミングジェネレータ65に接続され、その制御端子はフリップフロップ68のプラス出力側に接続されている。
【0136】
プリスケーラ62は、接続されている周辺ハードウェアを停止させるものであり、その出力側はセレクタ66に接続し、その制御端子はフリップフロップ68のプラス出力側に接続されている。
【0137】
タイムベースタイマ63は、プリスケーラ62の条件に対応させて割り込みを発生させるものであり、その入力側はセレクタ66に接続し、その出力側はオーバーフロー検知63aに接続し、その制御端子はフリップフロップ68のプラス出力側に接続されている。
【0138】
タイミングジェネレータ65は、図4で示したCPUのクロックを作成するものであり、その出力側はCPUクロック65aに接続し、その制御端子はオア回路67の出力側に接続されている。尚、CPUクロック65aは、CPU51が動作するために必要なクロックである。
【0139】
オア回路67の出力側は、タイミングジェネレータ65の制御端子に接続し、その一方の入力端子はフリップフロップ69aのプラス出力側に接続し、他方の入力端子はフリップフロップ69のプラス出力側に接続されている。
【0140】
フリップフロップ68のセット側は、ストップ命令が入力され、そのリセット側はオア回路70の出力側に接続されている。
【0141】
フリップフロップ69のセット側は、スリープ命令が入力され、そのリセット側はオア回路70の出力側に接続されている。
【0142】
フリップフロップ69aのセット側は、フリップフロップ68のプラス出力側に接続し、リセット側はオーバーフロー検知63aの出力側に接続されている。
【0143】
オア回路70の出力側は、フリップフロップ68、69のリセット側に接続され、一方の入力端子はインターラプトコントローラ64からの解除信号を入力するようになっており、他方の入力端子はリセット信号を入力するようになっている。
【0144】
このように構成されたスタンバイ回路70Aは、スリープ命令、又はストップ命令により、下記に示すスリープモード、又はストップモードの状態にすることができる。以下(3)スリープモード、(4)ストップモード、(5)スタンバイモードの解除の順に説明する。
【0145】
(3)スリープモード
スリープモードは、プログラム中のスリープ命令によって移行できる。このモードは、XTAL58は動作させたままで、CPU51の動作のために供給されているCPUクロックを停止させることができる。
【0146】
即ち、スリープ命令によってフリップフロップ69のプラス側出力が”1”となり、その結果、オア回路67の出力が”1”となり、クロック回路57aが動作したままでタイミングジェネレータ65が停止させられる。
【0147】
その結果、CPUクロック(φ)65aを停止させる。この場合、フリップフロップ68の出力は”0”であるからプリスケーラ62から供給されているクロックは正常に動作しているため、タイムベースタイマ63、及び周辺ハードウェアの一部の動作は可能である。
【0148】
しかし、図15に示すように、図4で示したCA用メモリ空間のアドレス00FEHに存在するクロック・コントロール・レジスタを制御することにより、プリスケーラ62から供給されているクロックもプログラムにより停止させることができる。
従って、スリープモード時にタイムベースタイマ63以外の周辺ハードウェアを使用しない場合に余分な電流消費を防ぐことができる。
【0149】
この周辺ハードウェアに供給されているクロックを停止させるには、図15及び図16に示すように、プリスケーラ62はクロックコントロールレジスタ71に供給している周辺ハードウェアクロック制御ビット(PHON)を”0”にすることによって周辺ハードウェアを停止させる。
【0150】
このように、図17に示すようにスリープ命令により、クロック回路57aは発振させた状態にしてスリープモードに入ることができるのである。
【0151】
スリープモードに入ると、各回路の状態は、図18に示すようになる。即ち、動作状態を維持するのは、XTAL58、プリスケーラ62、タイムベースタイマ63、PWM64j、64kである。
【0152】
スリープモード時において動作状態を保持しているのは、各種のレジスタの内容、RAM54、I/OポートA〜Fである。
【0153】
又、スリープモード時に停止しているのは、クロック回路57、オンスクリーンデスプレイ64a、I2Cインターフェース64h、水平同期カウンタ64e、リモコン64d、A/D変換器64g、電源周波数カウンタ、シリアルI/O64b、タイマ/カウンタ64c、ウオッチドッグタイマ64iである。
【0154】
(4)ストップモード
ストップモードは、プログラム中のストップ命令によって実行される。このモードは、クロック回路57の発振をも停止させるので、全てのクロックは停止状態となり超低消費電力を実現できる。尚、全てのレジスタ、RAM、ROMのデータは保持された状態に維持される。
【0155】
即ち、図14に示すスタンバイ回路において、ストップ命令を受け取るとフリップフロップ68のプラス側出力は、”1”となり、クロック回路57aを停止させる。同時にフリップフロップ68のプラス側出力の”1”の状態はフリップフロップ69aのプラス側出力をも”1”にして、オア回路67の出力を”1”の状態にしてタイミングジェネレータ65の動作を停止させる。従って、図19に示すように、XTAL58の水晶発振器は作動しているがクロック信号は全て停止した状態となる。この時、保持されている状態は、図18に示すように、レジスタの内容と、RAMの内容、I/OポートA〜Fの状態を保持するのみである。
【0156】
(5)スタンバイモードの解除
スタンバイモードの解除は、3種類の解除要因によって行われる。即ち、1:図14に示すオア回路70へのリセット信号の入力、2:インターラプトコントローラ64からのスリープモード解除信号又はストップモード解除信号の入力、3:スリープモードの解除の場合は、図6に示すタイムベースタイマ63による割り込みによる解除の3種類の解除要因がある。 以下、(a)スリープモードの解除、(b)ストップモードの解除、(c)スタンバイモード解除後の命令実行の順に説明する
【0157】
(a)スリープモードの解除
スリープモードの解除は、図17に示すように、リセット信号の入力、及び割り込みによって行われる。リセット信号による場合は、図14に示すオア回路70の出力側が”1”となり、フリップフロップ68をリセットすることによりクロック回路57aが動作できる状態となる。尚、リセット信号による解除の場合には、デバイスは初期状態となり、レジスタ等はリセット時に定義されているものになる。
【0158】
割り込みによる場合は、所謂ハードウェアによる割り込みであり、スリープモード解除信号とタイムベースタイマ63とによる場合があり、通常はタイムベースタイマ63による割り込みを用いる。
【0159】
スリープモード解除信号による解除の場合は、外部からの割り込み要求があった時に発生する。
【0160】
タイムベースタイマ63による解除の場合は、長い周期の割り込みにより解除される。このタイムベースタイマ63は、スリープモードの解除の場合にのみ発生し、図14に示すプリスケーラ62のPHONビットが”0”の時(図15参照)、即ち周辺ハードウェアクロックが停止の状態の時に、割り込み許可フラグIEが”1”であれば、スリープモードを解除するための割り込みを行う。
【0161】
このようにしてスリープモードが解除されると、図17に示すように、割り込みによる信号の場合は、解除されると直ちに命令の実行を開始する。リセット信号の場合はプログラムの2命令サイクル以上の時間経過後に所定の命令が実行される。
【0162】
(b)ストップモードの解除
ストップモードの解除は、リセット信号の場合と、外部の割り込みによる解除信号の場合とがある。
【0163】
リセット信号の場合は、デバイスは初期状態となり、レジスタの値はリセット時に定義されているものになる。
【0164】
外部からの割り込みによる解除信号の場合は、図14に示すように、オア回路70の出力側が”1”となり、フリップフロップ68をリセットすることによりクロック回路57aが動作し、同時にフリップフロップ69をリセットすることによりタイミングジェネレータ65が動作できるようになる。
【0165】
このようにしてストップモードが解除されると、図19に示すように、割り込みによる解除信号及びリセット信号により、ストップしていたクロック回路57aが駆動して安定したパルス信号を発生する時間、即ち発振安定時間経過後に正常なクロックを発生させることができるようになる。
【0166】
即ち、割り込みによる解除信号の場合には、発振安定時間を、予めプログラムで設定しておく必要がある。
【0167】
リセット信号の場合は、発振安定時間以上の時間経過後に所定の命令が実行させるようにする必要がある。
【0168】
(c)スタンバイモード解除後の命令実行
スタンバイモード解除後の動作は、スタンバイモードに入る前の割り込み関係のレジスタの内容によって異なる。このことについて図20を参照にして説明する。先ず、スリープ命令、ストップ命令によりスタンバイモードに入っている場合に、割り込み要求が発生したとする(ST7、ST8、ST9)。
【0169】
ここで、個々の割り込み許可フラグ(IEフラグ)の状態を調べ、このIEフラグが”0”の場合は、割り込みを阻止し、”1”の場合は割り込みを許可する(ST10)。
【0170】
そして、上記説明したようにスタンバイモードが解除され、その時に割り込みマスタ許可フラグ(Iフラグ)の状態を調べる(ST11、ST12)。
【0171】
もし、Iフラグが”0”の場合は、スリープ命令、又はストップ命令の次の命令から実行する(ST13)。
【0172】
もし、Iフラグが”1”の場合は、割り込みサービスルーチンへプログラム実行は移る(ST14)。
【0173】
このようにして、スタンバイモードのスリープモード時においては、RAM、ROM等のデータはそのまま保持されると共に、消費電流は、通常時に流れる電流が10mAとした場合に、スリープモード時における電流は10μAに激減する。つまり、400mA/Hの容量のバックアップ用電源45を使用したとすると、通常モードでは(400mA/H)÷10mA=40時間しか持たないが、スリープモードでは、(400mA/H)÷10μA=40×103 時間=1666日=55カ月=4.6年間保持できることになる。
【0174】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る放送受信装置は下記の効果を奏する。
(1)停電時などに、装置内のマイコンに内蔵されている複数のメモリで形成したメモリ空間内に記憶している秘匿性の高いデータなどをそのままの状態で保持するので、秘匿性の高いデータを退避させる外部メモリが要らずに安価であり、しかも外部から読み出すことのできないように保管できるためセキュリティが向上すると云う極めて優れた効果を奏する。
【0175】
(2)有料ディジタルテレビジョンシステムのIRD(放送受信装置)に記憶しておくコンディショナルアクセスの暗号情報を解読するためのキーデータ(暗号解読情報)を、装置内のマイコンに内蔵されている複数のメモリで形成したメモリ空間内の書き込み保護がなされる領域に記憶するので、通常では変更できない状態でキーデータ(暗号解読情報)を記憶しておくことができると云う極めて優れた効果を奏する。
【0176】
(3)スタンバイモードに切り替わった時、主電源をバックアップ用電源に切り替え、秘匿性の高い情報などを装置内のマイコンに内蔵されている複数のメモリで形成したメモリ空間に記憶しているそのままの状態で保持することにより、メモリ空間の記憶状態を極めて少ない消費電力で保持することができるので、バックアップ電源の寿命を長時間保持 させることができると云う極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ディジタルTV衛星放送システムにおいて、本発明を適用したIRD(放送受信装置)の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すIRD(放送受信装置)のセンターマイコンの構成を示すブロック図である。
【図3】 同IRD(放送受信装置)のバックアップ用電源の構成を示した略示的ブロック図である。
【図4】 同IRD(放送受信装置)のコンディショナルアクセスメモリのマップ状態を示す説明図である。
【図5】 図1のIRD(放送受信装置)のNIFにおける番組拡張フォーマットのマップ状態を示す説明図である。
【図6】 同NIFにおける拡張番組情報フォーマットのマップ状態を示す説明図である。
【図7】 同NIFにおける個別情報フォーマットのマップ状態を示す説明図である。
【図8】 同NIFにおける拡張個別情報フォーマットのマップ状態を示す説明図である。
【図9】 同NIFにおける共通メッセージフォーマットのマップ状態を示す説明図である。
【図10】 同NIFにおける個別メッセージフォーマットのマップ状態を示す説明図である。
【図11】 図1のIRD(放送受信装置)におけるセンターマイコンのEEPROMデータ構造を示した説明図である。
【図12】 同IRD(放送受信装置)のコンディショナルアクセス動作を示す説明図である。
【図13】 同IRD(放送受信装置)がスリープモードに移行する状態を検出するためのフローチャート図である。
【図14】 同IRD(放送受信装置)がスタンバイモードを動作させるための略示的なスタンバイ回路図である。
【図15】 図14のスタンバイ回路のクロックをコントロールするレジスタの内容を示した説明図である。
【図16】 同スタンバイ回路の動作状態の一部をブロック図で示した説明図である。
【図17】 図1のIRD(放送受信装置)のスリープモードにおける状態をタイミングチャートで示した説明図である。
【図18】 同IRD(放送受信装置)のスリープモード時とストップモード時の状態を一覧表にして示した説明図である。
【図19】 同IRD(放送受信装置)のストップモードの状態をタイミングチャート図で示した説明図である。
【図20】 同IRD(放送受信装置)のスタンバイモードの解除を示したフローチャート図である。
【図21】 ディジタルTV衛星放送システムの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スタジオ
2 送信局
3 エンコーダ
4 コントローラ
5 変調/増幅
6、8、9 アンテナ
10 IRD
11 TV受像機
12 VCR
13 ビデオディスク
14 ICカード
15 電話機
16A 映像/音声部
16 チューナ
17 QPSK復調器
18 ビタビデコーダ
19 ネットワークインターフェース(NIF)
19a リードソロモン誤り訂正回路
19b デュアルマルチプレクサ
19c ディスクランブラ
19d ディジタルマルチプレクサ
20 MPEGオーディオデコーダ
21 同軸ドライバ
22 光ドライバ
23 ディジタルオーディオインターフェース(DAI)
24 ディジタルフィルタ(DF)
25 ディジタル/アナログ変換器(D/A)
26 MPEGビデオデコーダ
27 MPEG用マイコン
28 ディジタル/アナログ変換器(D/A)
29 混合器
30 OSD回路
31 OSD/EPG用マイコン
32 メモリ
33A 中央制御部
33 センターマイコン
34 リモコン
35 受光器
36 前面パネルキー
37 LED表示器
38 後面パネル
40 電源回路
41A CA部
41 CA用マイコン
42 ICカードリーダー
43 モデム
45 電池
50 極性制御回路
51 CPU
52 電源供給回路
54 RAM
55 ROM
57 同期/システムクロック
57a クロック回路
58 XTAL
59、60 ダイオード
61 電源電圧検出回路
62 プリスケーラ
63 タイムベースタイマ
64 インターラプトコントローラ
64a オンスクリーンディスプレイ
64b 入出力回路
64c タイマ/カウンタ
64d リモコン回路
64e 水平同期カウンタ
64f ACタイマ
64g A/D変換器
64h I2インターフェース
64i ウオッチドッグタイマ
65 タイミングジェネレータ
66 セレクタ
67、70 OR回路
68、69、69a フリップフロップ
71 レジスタ
Claims (3)
- 受信データに含まれているコンデショナルアクセス動作のために必要な暗号情報に基づいて前記受信データを復号する機能を備えた受信データ復号手段と、
前記暗号情報や、該暗号情報を解読するための暗号解読情報を含むコンデショナルアクセス用データ、並びに前記暗号情報と非暗号情報からなり所定のデータフォーマットで構成された前記受信データの番組情報を記憶するためのメモリ空間を装置内のマイコンに内蔵されている複数のメモリによって形成し、該形成されたメモリ空間に記憶した前記暗号情報及び前記コンデショナルアクセス用データに基づいて前記受信データ復号手段とともに前記コンデショナルアクセス動作を制御する制御手段と、
主電源とバックアップ用電源の電圧を検出する電源電圧検出手段と、
を具備した放送受信装置であって、
前記制御手段は、前記電源電圧検出手段によって前記主電源の電圧低下を検出すると、前記バックアップ用電源で動作するスタンバイモードに移行するとともに、
前記主電源を前記バックアップ用電源に切り替えて、
少なくとも前記暗号情報及び前記コンデショナルアクセス用データ、並びに前記受信データの番組情報を、前記装置内のマイコンに内蔵されている複数のメモリで形成したメモリ空間に記憶した状態で保持しておくこと
を特徴とする放送受信装置。 - 前記制御手段は、前記暗号情報を解読するための暗号解読情報を前記メモリ空間の書き込み保護がなされる所定領域に記憶すること
を特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。 - 前記暗号情報は、ディジタル衛星放送のコンデショナルアクセス動作で用いられる暗号構造に基づいた暗号情報であること
を特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
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