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JP3023161B2 - 放送受信制御方式 - Google Patents

放送受信制御方式

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Publication number
JP3023161B2
JP3023161B2 JP2301059A JP30105990A JP3023161B2 JP 3023161 B2 JP3023161 B2 JP 3023161B2 JP 2301059 A JP2301059 A JP 2301059A JP 30105990 A JP30105990 A JP 30105990A JP 3023161 B2 JP3023161 B2 JP 3023161B2
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誠一 難波
武史 木村
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Japan Broadcasting Corp
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Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Publication of JPH04175025A publication Critical patent/JPH04175025A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有料放送方式において、複数の放送事業者
が独自の課金方式等の営業形態をとることができ、安全
性が高く、秘密情報や鍵の管理の問題を解決し、かつ受
信者の操作の容易な受信制御方式を与えるものである。
〔発明の概要〕
本発明は、放送された信号が例えば受信の契約を行っ
た人のみが受信できるようにするために、信号をスクラ
ンブルして放送し、契約した人にはそれを復元するため
の鍵情報を送ることによって受信できるようにする有料
放送方式において、複数の放送事業者が独自の課金方式
等の営業形態をとることができ、安全性が高く、放送事
業者や受信機製造業者の間での秘密情報や鍵の管理の問
題を解決し、かつ受信者の操作の容易な受信制御方式を
与えるものである。
このような受信制御方式は、受信機での秘密の暗号ア
ルゴリズムや鍵に基づく処理の部分に取り外し可能なセ
キュリティモジュール、例えばCPU内蔵のICカードを用
いると実現できるが、その中に含まれる比較的短期間で
更新される鍵情報(例えば月ごとに変わる鍵)や各人の
契約内容を配付するためにICカードを交換したり内容を
書き替えたりすると、運用コストが高くなるという問題
も残されている。
本発明はこの問題も解決できる受信制御方式を与える
もので、CPU内蔵のICカード等の取り外し可能なセキュ
リティモジュールと、短期間で更新する秘密情報を配付
する媒体とを別個としたものである。
この方式を用いることにより、秘密情報の管理という
本質的な部分には安全性が高く管理の容易な方式を採用
でき、日常の運用の面ではコストの低い媒体を用いるこ
とができるという非常に有効な有料放送の受信制御方式
を実現することができる。なお、本方式はテレビジョ
ン,ハイビジョン(高精細度テレビジョン),各種デー
タ放送等のいずれの有料方式にも適用可能なものであ
り、特に、加入者の個別管理を行わない事業を行う場合
に好適なものである。
〔従来の技術〕
有料放送方式においては、契約者のみが放送を視聴で
きるようにするために、放送信号をスクランブルして放
送し、契約者にはこのスクランブルを元に戻す(デスク
ランブル)ための鍵を別途配付して復元を行う。信号を
スクランブルする方法としては種々あり、本発明とは直
接関係しないが、例えば、放送衛星によるテレビ放送や
高精細テレビジョン(ハイビジョン)放送では、映像信
号については画面を横方向に乱すラインローテーション
方式(走査線内信号切替方式)や縦方向に乱すラインパ
ーミュテーション方式(走査線転移方式),音声信号に
ついてはディジタル化された信号に擬似ランダム信号
(以下PN信号という)系列を加算する方式が用いられ
る。
このスクランブルの方法は長時間固定しておくと信号
を詳細に観測することにより解読されることがあるの
で、比較的短時間(例えば1秒程度)に変化させること
が必要である。この変化はスクランブル鍵(以下Ksと略
記する)で制御され、この情報がスクランブラへ伝えら
れる。送信側と受信側ではこのKsを基に同一のPN信号を
発生させ、放送信号のスクランブル及びデスクランブル
を行う。
上記Ksは放送信号を実時間で制御する必要があるの
で、通常は放送信号と同じ伝送路で送られる。従って、
第三者にも容易に知られることとなるので、別な鍵で暗
号化して送られる。この鍵はワーク鍵(以下Kwと略記す
る)と呼ばれる。このKwも固定しておくと破られること
があるので、例えば1ヶ月や1年などの間隔で変更する
ことが必要である。Kwを受信機へ伝える媒体としては放
送信号と同じ伝送路(電波など)もしくはICカード,磁
気カード等の物理媒体,電話線などの有線媒体が用いら
れる。
ここで、特に電波など第3者がアクセスしやすい伝送
路で送る場合は、契約者ごとに個有のマスタ鍵(以下Km
と略記する)で暗号化して伝送される。
以上のようなシステム構成の場合、契約者以外にはKw
を渡さないことにより受信を制御することができる。な
お、上記各種の鍵や、放送中の番組が各受信者の契約内
容と合致しているかを受信機で判定してデスクランブル
を行うための情報を総称して関連情報と呼ぶ。この中に
は、鍵Ksと放送中の番組の属性を示す情報等とによる
「番組情報」,特定の受信機のデスクランブル機能を放
送波により停止させたり、再起動させたりするための
「制御情報」,鍵Kwと各受信者の契約内容を表わす情報
等による「個別情報」などの種類がある。ここで、「番
組情報」と「制御情報」は鍵Kwで暗号化され、外からは
区別できない形にして送信される。
これらの関連情報を放送波で送る場合には、例えば、
衛星放送のテレビ放送やハイビジョン放送では、データ
チャンンルでパケット伝送される。
さらに、各種のディジタル信号を送ってサービスを行
うデータ放送も開発されている。データ放送では、文字
信号,ファクシミリ信号,各種ソフトウェア,コード化
した音楽演奏情報,その他各種のデータ信号を送ってサ
ービスを行う。この場合、各信号に適したスクランブル
方式が異なることも考えられ、また営業形態も異なると
想定されるので有料方式は統一するのが適当でない場合
も考えられる。しかし、受信機や受信者の操作は出来る
限り統一されることが望ましい。
ここで、各種データ放送サービスの信号はパケットの
形に統一して送信される(前記テレビ放送の有料方式の
関連情報のパケットと同じ構成である)。有料放送を行
う場合には、このデータ放送信号のパケットの一部がス
クランブル(暗号化)され、これを復元するための関連
情報がデータ信号の送信の前に予め送られるのが一般的
である。
次に、有料放送の事業者が料金を微収するために、い
くつかの料金設定方式があるが、これらについて述べ
る。すなわち、代表適な方式として以下のものがある。
(1)フラットフィー方式 例えば、月ぎめで料金を設定し微収するもので、一度
支払えばその事業者の(指定したサービスの)全番組が
視聴できる方式である。
(2)ティア方式 その事業者の(指定したサービスの)番組を、番組の
種類(例えば、スポーツ,映画,ドラマなど)や時間帯
などで複数の群(これをティアと呼ぶ)に分け、一部の
群の番組のみを視聴できるように契約する方式である。
特別番号を特別料金で見せる場合などはこの方式を用い
ることになる。
(3)ペイパービュー方式 上記(1)と(2)は、予め支払って契約すると実際
に番組を視聴するか否かによらず料金を微収される定額
制の料金設定方式であるが、ペイパービュー方式は実際
に視聴した場合のみ料金を支払う従量制の料金設定方式
である。
ペイパービュー方式では受信機の中に残金メモリを持
ち、視聴するごとにここから指定された料金を減額して
いく方法で残金がある期間視聴できるようにする。この
とき、1番組ごとに料金を設定し、1番組を視聴するご
とに減額する番組単位のペイパービュー方式と、単位時
間ごとに料金を設定し(あるいは単位料金で視聴できる
時間数を設定し)減額する時間単位のペイパービュー方
式がある。
各放送事業者が有料放送を行う場合には、種々の料金
設定方式のうちから特定の方式を採用し、それに基づい
て受信者との契約を行う。この契約内容(例えば料金設
定方式としてフラットフィー方式を用いる場合は契約期
限など,ティア方式を用いる場合では契約期限と契約テ
ィアなど、ペイパービュー方式を用いる場合では前払い
金など)と前記ワーク鍵Kwを受信機の有料デコーダに送
る。
放送を受信するときには、その放送が契約内容と合致
しているか否かを有料デコーダ内で判定し、ペイパービ
ュー方式では残金があり視聴希望の入力がなされたこと
を確認し、これらの条件が満足されたときにデスクラン
ブルを行い番組の視聴が可能になる。
上記契約内容とKwを受信機の有料デコーダに送る放送
として放送波を用いる場合には、有料デコーダ内に不揮
発性のメモリを持ち、当該有料デコーダと同じID番号を
持つ個別情報が送られたときに、その暗号を自分のマス
ク鍵Kmで復号して、その情報を不揮発性のメモリに書き
込む。
この場合、情報を送るときに契約者の受信機の電源が
入っていなければならないこと,大量の情報が集中する
と伝送に時間遅れを生じること(情報伝送に使用する伝
送路の容量によるが、1000万件程度が集中すると1日の
オーダの遅れ),確実に送るために何回かの再送が必要
であることなど管理運用面で問題を生じる可能性があ
る。
ICカード等のカードを用いて個別情報を配付する場合
には、契約内容とKwを書き込んだカードを郵送するか、
特定の端末で発行することになる。このとき、外部から
読み出し可能な媒体ではKmで暗号化する必要がある。
有料デコーダで関連情報を処理する部分はCPUを内蔵
した集積回路で構成されるが、暗号アルゴリズムや各種
の鍵情報が外部から読み出せないことが必要である。こ
の集積回路を有料デコーダ内部に埋め込む方式とする
と、外部とのインタフェース部分が不要となり有料デコ
ーダ本体としてのコストが下げられるので、利用される
ことが多い。しかも、暗号アルゴリズムや鍵のうちKm
どの秘密情報が有料デコーダの内部に埋め込まれるの
で、有料デコーダの製造や、個別情報の配付を放送事業
者側で管理する必要がある。このとき、放送事業者が複
数になる場合、受信者側では同一の有料デコーダで受信
できることが必要になるので、放送事業者間で秘密情報
の共通管理が必要となる。
このような問題を解決するため、有料方式の関連情報
を処理する集積回路の部分をCPU内蔵のICカード等に含
め、これを有料デコーダ本体から取り外し可能な形態す
なわち取り外し可能なセキュリティモジュールとするこ
とが検討されている。有料デコーダ本体にはICカードの
リーダライタ部分が追加されるが(これは単なる接点で
良い)、秘密に管理する部分がなくなるので、大量生産
が容易となり、また店頭で自由に販売することができ、
製造・流通の両面でコストの軽減が図れる大きな利点が
得られる。
放送事業者はそれぞれの営業形態による処理プログラ
ムを内蔵したICカードを発行することができ、事業者間
で秘密情報を共通管理する必要もなくすことができる。
また、万一暗号アルゴリズムが破られた場合にも、ICカ
ードに内蔵されている暗号アルゴリズムを変更したICカ
ードを契約更新時に発行することにより、容易に対策す
ることができる。
また、データ放送の受信機の一部としてCPU内蔵のIC
カードを用いる場合には、サービスごとの有料放送の受
信のための処理が行えるばかりでなく、ICカードの処理
速度が満たされればデータ信号のデスクランブル処理も
ICカードの内部で行うことも可能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、有料放送の受信機における関連情報の処理
をCPU内蔵のICカードで行う場合には、受信機への個別
情報の配付もICカードで行うのが基本的な運用形態であ
る。このとき、ICカードの中には、各加入者の契約内容
とKwと、関連情報の処理プログラムが含まれ、契約を更
新する場合には、契約内容とKwの部分が書き換えられた
カードが発行される。
この契約更新の方法としては、新たなカードを新規に
発行して配付する,放送事業者側の特定の装置に前のカ
ードを持参して契約内容とKwの部分を書き替えるなどが
ある。
勿論、電波アドレッシング(放送波で個別情報を各有
料デコーダに配付する)を用いる有料デコーダに埋め込
まれた処理プログラムをICカードに内蔵すれば、ICカー
ドを用いる方式で電波アドレッシングを併用することが
できる。しかし、これは特に離島の受信者等に対しては
有効であるが、前述のように個別情報を送るときに受信
機の電源が入り、そのチャンネルに同調がとれていなけ
ればならないという制約が解決できないので、ここでは
補助的機能として扱うことにする。
このようなICカードの発行あるいはICカードの記録内
容の書き替えで個別情報を配付する方式では、複数の放
送事業者の有料放送を単一の有料放送受信機(有料デコ
ーダ)で受信するときに、事業者毎に別カードとする
と、CPU内蔵のICカードが増えたり予約録画等の待受受
信がしにくくなるなどの問題や、複数の事業者の情報を
1枚のカードに記録するとすればカード発行あるいは更
新の運用方法が煩雑になるなどの問題が考えられ、これ
らを解決する必要があった。
この問題を解決する方法として、第6図や第7図に示
す構成が考えられる。
第6図および第7図に示した構成は、本出願人が平成
2年10月11日付けで出願した『放送受信制御方式』にお
ける一実施例である。いま、ある放送事業者とあるサー
ビスの受信の契約を行うと、当該放送事業者,当該サー
ビスの個別情報(契約内容とワーク鍵Kw)を含んだCPU
内蔵のICカード53が渡される。このICカードを有料デコ
ーダ本体54のリーダ部に挿入すると、ICカードインタフ
ェース回路22を介して関連情報の処理が行われる。すな
わち、番組情報がICカード53に渡され、ICカード53内で
処理された後復元されたKsがPN信号発生器17に出力され
る。
次に、契約を更新するときには新たな個別情報(契約
内容とKw)を含んだ個別情報配付手段52を受け取る。こ
の個別情報配付手段52はICカードあるいは磁気カードあ
るいは電話線で送られる情報などいずれでも良い。この
個別情報配付手段52に含まれる個別情報は、個別情報入
力インタフェース51を介して個別情報の中間記憶手段50
へ一旦記憶される。
ここで、個別情報入力インタフェース51は個別情報配
付手段52がICカードの場合はICカードリーダ,磁気カー
ドの場合は磁気カードリーダ、電話線で送られる情報の
場合には電話線用モデムとなる。
個別情報の中間記憶手段50へ一旦記憶された個別情報
は、適当な時にICカードインタフェース22を介してICカ
ード53へ転送される。ICカード53には以前の個別情報が
記憶されているので、これが不要の場合には書き替え、
まだ使用可能な場合に転送された個別情報を追加する。
ここで、ICカード53内には複数すなわち例えば1放送
事業者,1サービス当り今期の個別情報と来期の個別情報
の2個,さらにこれの通常の視聴者が契約する事業者,
サービス(同じ有料デコーダを使用するもの)数倍の個
別情報が記憶できるようになっている。
ところで、個別情報は外部からアクセス可能な場合に
は暗号化する必要があり、本発明のように有料デコーダ
本体内を転送される場合には暗号化する必要がある。従
って、個別情報の中間記憶手段50には暗号化した個別情
報が記憶され、暗号化されたままICカード53に転送され
る。この暗号の復号は外部からアクセスできないICカー
ド53の内部で行われ、復号された個別情報がICカード53
の中に記憶される。
このとき、個別情報配付手段52内の個別情報を暗号化
しているアルゴリズムはICカード53の内部にある復号処
理プログラムに対応している必要がある(ただし、ICカ
ード53にはその容量によるが複数の暗号復号処理プログ
ラムを含めることが可能である)。
また、この個別情報の暗号を復号する鍵もICカード53
の中に含まれている必要があり、通常は受信者個有のマ
スタ鍵Kmが用いられる。
なお、第6図では、個別情報入力インタフェース51と
ICカードインタフェース22は別個に設けられているの
で、それらを適当に制御することにより、個別情報の中
間記憶手段を省略することも可能である。
第7図は、第6図に示した個別情報入力インタフェー
ス51がICカードインタフェース22と同一とした場合であ
る。従って、前述の個別情報配付手段52はICカードとな
る。
ただし、このICカードはCPUを内蔵する必要はなく、
接点が共通であれば、単なるメモリカードで良い。
この第7図における操作手順と動作例は次の通りであ
る。
まず、第6図と同様、ある放送事業者とあるサービス
の受信の契約を行うと、その個別情報を含んだCPU内蔵
のICカード53を受け取り、有料デコーダ本体54のリーダ
部に挿入して受信する。契約更新時には、新たな個別情
報を含んだ個別情報配付手段52(以下、ICメモリカード
と記す)を得る。
有料デコーダ本体54から一度CPU内蔵のICカード53を
排出し、ICメモリカード52を挿入する。ICメモリカード
52内の個別情報は、一旦個別情報の中間記憶手段50に記
憶される。
次に、ICメモリカード52を有料デコーダ本体54から排
出し、再びCPU内蔵のICカード53を挿入する。第6図の
場合と同様、個別情報が中間記憶手段50からICカード53
内へ転送される。複数の放送事業者やサービスを受信す
る場合にはICメモリカード55を入手し、前と同様、一日
中間記憶手段50に記憶して、最終的にICカード53内へ転
送する。
このとき、複数枚のICメモリカードの個別情報を順次
中間記憶手段50に記憶したのち、全体をICカード53内へ
転送するのが操作上容易であるが、この場合には中間記
憶手段50に複数の個別情報が記憶できる容量を持つ必要
がある。この方式はICカードのリーダ部が1個で良く、
実際的である。
個別情報の中間記憶手段50の媒体としては、通常のRA
M(ランダムアクセスメモリ)やEEPROM(電気的消去可
能な書き替え可能なリードオンリメモリ)等が考えられ
る。ICメモリカードから個別情報を記憶したのちCPU内
蔵のICカードに転送するまでの間に電源を切らなければ
RAMで良いが、そのような点を受信者に意識させずに、I
Cメモリカードは適当なときに転送しておき、番組を受
信するときにCPU内蔵ICカードを挿入すると自動的に転
送されるようなシステムとするには、EEPROM,電源バッ
クアップを行ったRAM等を使用する必要がある。
なお、これらのメモリは、各図の中に含まれるRAM27
やROM26(書き替え可能の場合)を利用することも可能
であるが、これは回路設計上の問題であり、ここでは分
離したメモリで説明している。
また、個別情報の転送は、CPU25の管理の下に行われ
る。
このように、有料放送の受信を制御する関連情報の処
理を行う(少くとも1つの個別情報を含む)と取り外し
可能なセキュリティモジュール(代表的には、CPU内蔵
のICカードであり、以下CPU内蔵のICカードとして説明
する)と個別情報配付手段とを分け、受信機では個別情
報配付手段の情報内容を順次前記CPU内蔵のICカードに
転送して使用するものである。すなわち、第7図は個別
情報配付手段がCPU内蔵のICカードと同じインタフェー
スを共用できる場合の構成であり、第6図は個別情報配
付手段として磁気カード,電話線等の別な手段を用いる
場合の構成である。
いずれも、複数の放送事業者やサービスの個別情報が
最終的には1枚のCPU内蔵のICカードに含まれているの
で、受信者は情報の更新時以外は特別な操作をすること
なく受信が可能となる。また、個別情報の配付手段とし
てICカードを用いる場合は、情報内容が暗号化されてい
れば、単なるメモリカードで良く、コストの低減が可能
になる。
なお、この方式はCPU内蔵のICカードで行う処理プロ
グラムが同一のシステムや放送事業者間で用いるのが原
則的であるが、ICカードの容量が大きく、複数の処理プ
ログラムが内蔵できる場合には、容易に拡張が可能であ
る。
これら複数の処理プログラムは受信した関連情報[番
組情報]で自動的に切替えられるので、有料デコーダ本
体に手を加える必要はなく、加入している全てのサービ
ス,事業者の情報を含んだICカードを有料デコーダに挿
入しておくだけで受信できるようになる。
ところで、上に述べた技術は、CPU内蔵のICカードに
ついては個別管理がなされており、個別情報配付手段に
含まれる情報も個別管理され、前記CPU内蔵のICカード
と対応がとれている場合に有効な方法である(このと
き、前述のようにICカードが挿入される有料デコーダ本
体側は何ら個別管理を必要としない)。
すなわち、CUP内蔵のICカードには秘密のマスタ鍵が
内蔵されており、契約更新時に配付される個別情報配付
手段に含まれる情報はこのマスタ鍵で暗号化されてい
る。
もし、この暗号化が行われず、CPU内蔵のICカードと
1対1の対応がない場合には、個別情報配付手段の情報
を次々と別な有料デコーダのICに転写していくことが可
能になり、有料放送のシステムが成立しなくなる。
このようにICカードを個別管理する方式では、有料放
送の営業形態のうちで実現しにくいものが出る。その一
例は、プリペイドカードを用いたペイパービュー方式で
ある。有料放送でプリペイドカード的な運用を行うに
は、まず、契約時には何らかの前払い金を含んだCPU内
蔵のICカードを入手して受信し、残金がなくなる前に別
なプリペイドカードを購入して、その内容をCPU内蔵のI
Cカードに転送して受信を継続していくというような方
法が考えられる。
この場合、カードが個別管理されており、各受信者の
マスク鍵で暗号化された前払金を配付するのであれば、
他の受信機への転用の問題はなくなるが、一定の金額を
書込んだカードを自由に販売して営業するようなことが
できなくなる。
勿論、CPUを内蔵したICカード自体を(共通のマスタ
鍵として)発行すれば可能であるが、ICカードのコスト
の点で得策ではない。
なお、ここでCPUを内蔵したICカードは、CPUの働きで
その内容を外部へ読み出したり転写したりすることがで
きないようにしてあるものであり、前記個別情報配付媒
体に使用するICカードはその内容が外部へ転送できるよ
うにしてあるものである。
よって本発明の目的は、CPU内蔵のICカードと個別情
報配付媒体のICカードを別に設け、運用やコストの問題
を解決するとともに、カードの個別管理を必要としない
ようにした放送受信制御方式を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、スクランブルされた放送信号と、当該放送
信号とともに送られる前記スクランブルされた放送信号
をデスクランブルするための暗号化された情報と、別途
送られる少なくとも前記暗号化された情報を復号するた
めの鍵情報を含む個別情報とを受け取る手段と、前記個
別情報により前記暗号化された情報を処理して前記スク
ランブルされた放送信号をデスクランブルする手段とを
備えてなる放送受信制御方式において、前記暗号化され
た情報を処理すると共に、前記個別情報を記憶しうる取
り外し可能なセキュリティモジュールと、前記取り外し
可能なセキュリティーモジュールを装填して前記スクラ
ンブルされた放送信号をデスクランブルする有料放送方
式デコーダ本体と、契約更新時の内容の異なる前記個別
情報を含む媒体とを別個に設け、前記個別情報を含む媒
体の内容を前記有料放送方式デコーダ本体を介して前記
取り外し可能なセキュリティモジュールに転送して、前
記暗号化された情報を処理するに際し、前記個別情報を
含む媒体の内容を前記有料放送方式デコーダ本体に転送
した後、当該内容を変形する手段を付設したことを特徴
とするものである。
[作 用] 本発明では、有料放送の受信機における有料デコーダ
に、個別情報配付媒体の内容を転送した後に当該個別情
報配付媒体の内容を他の有料デコーダで再び使用するこ
とができないように変形する手段を設けることにより、
例えば有料放送の受信できるカードを自由に贈答したり
するような営業も可能になり、使用態様の幅が非常に広
がる。
[実施例] 次に、本発明の第1の実施例を第1図に示す。本実施
例は、第6図の構成において、個別情報入力インタフェ
ース51を個別情報用入出力インタフェース70に替え、こ
れに情報消去手段71を付加した構成である。個別情報配
付手段73で配付された個別情報の内容、例えばペイパー
ビュー方式における前払金の情報などが、CPU内蔵のIC
カード72に転送され、CPU内蔵のICカードの中でその正
当性が検査されると、情報消去手段71が起動され、個別
情報用入出力インタフェース70を通して個別情報配付手
段73の内容が消去される。
ここで、個別情報配付手段73がICカードあるいは磁気
カードである場合は、消去可能である必要がある。個別
情報を電話線で配付する場合は、情報を送出する放送局
側に当該の回線には二度と送出しないように制御する信
号を送り返すなどの方法で実施される。
第2図は、第7図の構成に対して本発明を実施した場
合の構成例を示している。ICカードインタフェース回路
75に情報消去手段76が付加され、個別情報配付手段78の
内容が個別情報の中間記憶手段79に転送されると、情報
消去手段76により個別情報配付手段78の内容が消去され
る。次に、ICカードインタフェース回路75にCPU内蔵のI
Cカード77を接続すると、個別情報の中間記憶手段79の
内容がCPU内蔵のICカード77に転送され、転送されたこ
とが確認されると、中間記憶手段79の内容が消去され
る。
なお、この第2の実施例では情報が確実に転送された
ことを確認することが必要であり、例えば個別情報の配
付手段78から情報が中間記憶手段79に転送された後、CP
U25で両者を再び読み出して照合するなどの方法を用い
て確認を行う。
第3図は本発明の第3の実施例を示しており、第7図
の受信機構成に識別番号(以下、ID番号という)記憶手
段80が付加された構成である。このID番号は有料デコー
ダ本体に固有な番号であり、個別情報の配付手段82から
情報が中間記憶手段79に転送された後、個別情報の配付
手段82に出力され、同配付手段82の定められた場所に記
憶されるものである。
ここで、個別情報の配付手段82の中でこのID番号を書
き込む場所には、予め何も書き込まれていないものとす
る(書き替えが可能な媒体の場合には特定の値が書き込
まれていても良い)。いま、個別情報の配付手段82から
情報を読み出す場合には前記のID番号を書き込むために
定められた場所の値をまず読み出し、何も書かれていな
いか上に述べた特定の値が書き込まれていることを確認
した後に、個別情報の内容を中間記憶手段79に転送す
る。このときIC番号として別な値が書かれている場合に
は、その値がID番号記憶手段80に記憶されている値と一
致しているかを照合し、一致している場合のみ個別情報
の内容を転送し、一致しない場合は一度他の受信機に使
用されたものと解釈して転送を中止する。
なお、ここで、一致している場合に転送するのは、以
前に転送した場合に何らかの異常があり、再度転送する
ことを許すためのものである。従って、例えばペイパー
ビューの前払金の情報を受信機に読み込ませる場合には
二重の加算にならないようにする必要があるが、これは
個別情報の中に更新番号の情報があり、元来これで管理
が行われているので、これを利用することとする。個別
情報の内容が転送されると、ID番号記憶手段80に記憶さ
れたID番号が個別情報の配付手段82に記録され、同配付
手段は受信機本体から切離される。
この第3の実施例において、ID番号は有料デコーダ本
体に固有な番号であるが、通常の製造番号のように互い
に異なっていれば良く、特に管理を必要とするものでは
ない。また、仮に複数のデコーダが同じ番号であって
も、受信者が互いに知ることが出来ない程度に分布され
ていれば問題はない。
また逆に、あるグループの有料デコーダには同じIC番
号を付し、まとめて支払いを行い、一枚の個別情報の配
付媒体を配付することにより情報の転送を能率化するよ
うな運用方法も可能である。ただし、この場合は支払い
金額に応じて転送回数を制限する機能が必要である。
ところで、この有料デコーダ内のID番号は予め製造時
に有料デコーダ本体内に書き込んでおく他に、CPU内蔵
のICカード81内に記録しておき、これをID番号記憶手段
80に転送して使用することも可能である。
ここで、個別情報の配付媒体82にID番号を書き込む場
合には、この情報の書き込まれた場所が知られると、そ
の部分を消去または元来ある特定の値に変更すること
で、同じカードの再利用が可能になる。そのため、ID番
号は他のデータとともに組み合わせるなどして暗号化し
た形で記録する,場所を分散して記録する,などの方法
を用いる必要がある。
第4図は本発明の第3の実施例の構成の受信機を用い
る第4の実施例におけるCPU内蔵のICカード内の個別情
報メモリ部分に記憶された情報内容の一例、第5図は同
じくその場合の個別情報の配付手段に記憶された情報内
容の例である。これらは、有料放送の課金方式としてフ
ラットフィー方式を用いる場合に、プリペイドカードの
ように予め払込んだ金額から例えば月ごとの料金を引い
ていくような営業形態を可能とするものである。
プリペイドカードを用いてフラットフィー方式を実現
する場合、例えば月ごとの課金を行うときには、その月
に一度料金を残金から引いたのちは月が変わるまで引か
ないようにする制御が必要である。従って、CPU内蔵のI
Cカード83の内部には事業者やサービスを識別する部分
と複数のKwおよびそれらの有効期限を記したワーク鍵メ
モリ部分,残金メモリ部分,特定の有料デコーダ本体と
1対1の対応を持たせる場合にはそのID番号のメモリ部
分,さらに前回の支払い年月を記憶する部分等が含まれ
ている。
いま、ある受信者がこのカードを用いてフラットフィ
ー方式の事業者の有料放送を受信する場合には、番組情
報の中の年月コードとカード内の前回の支払い年月を比
較し、異なる場合には残金から一ケ月当たりの料金を差
し引き、受信が可能になる。同じ年月の場合は、既に支
払われていることから、残金は変えずに受信可能とす
る。
第5図の個別情報の配付媒体84には、同様に、事業者
やサービスを識別する部分,複数のKwおよびそれらの有
効期限を記したワーク鍵メモリ部分,前払金メモリ部分
などが含まれ、さらにこれらの情報を有料デコーダ本体
やCPU内蔵のICカードに転送した後はこれらが再び使用
できないように、転送先の有料デコーダのID番号を記憶
する部分が含まれている。この個別情報の配付媒体84の
内容は、CPU内蔵のICカード83に転送されて使用される
が、このときワーク鍵メモリは有効期限や使用済みフラ
グ等を参照して、使用済みの領域を書き替えていく。
なお、カードに記録されるKwは前払金が使い切るまで
の分を予め含めておく必要がある。
ところで、第4図においてCPU内蔵のICカードにもID
番号のメモリ部分を設けている。これは、ICカードの発
行においては個別管理を行わないが、一度有料デコーダ
本体に挿入して受信した後は、その有料デコーダ本体と
1対1の対応を付け、他の有料デコーダに使い回しがで
きないようにするときに使用するものである。
なお、フラットフィー方式において、プリペイドカー
ドのように残金から料金を差し引いて行く場合には、そ
の額を受信機に伝える方法が問題になる。その方法とし
ては、例えば、番組に付随して送られる番組情報の中に
視聴料金の情報を含めて送る,個別情報の配付手段の中
にKwと対応させて月ごとの視聴料金の情報を含めるなど
があり、放送事業者が適当なものを選択して実施するこ
とになる。
上記では、課金方式がフラットフィー方式の場合につ
いて説明したが、ティア方式の場合も各テイアごとに必
要な情報を記憶する部分を設けて処理を行えば、技術的
にはフラットフィー方式の場合と同様であり、同じく実
施できる。
ところで、本発明を実施する場合、個別情報の配付媒
体73,78,82,84等に含まれる個別情報の暗号化について
注意する必要がある。媒体としてICカードを用いる場合
にもCPUを内蔵しないメモリカードを想定しているの
で、暗号化は不可欠である。このとき、1枚ごとに異な
る鍵を用いると個別管理を行うことになるので、本発明
で想定している用途では全てに共通の鍵を使用して暗号
化を行うことになる。
この点は安全性の点で将来問題になる場合も予想され
るが、本発明はCPU内蔵のICカード等の取り外し可能な
セキュリティーモジュールと組合せて実施するので、こ
れを更新することで解決される。
[発明の効果] 以上説明したとおり、テレビジョン放送,ハイビジョ
ン放送,データ放送等の有料方式における受信制御方式
として、CPU内蔵のICカード等の取り外し可能なセキュ
リティモジュールと、ICメモリカード等の個別情報の配
付手段を別個に設ける方式は、安全性や放送事業者間の
秘密情報の管理等の運用上の利点が大きく、契約更新時
のコストの問題や複数の事業者やサービスで受信機を共
用する場合の操作性の問題等を解決できる好適な方式で
ある。
この方式に本発明を適用することにより、一度使用さ
れた個別情報の配付手段が他の受信機で流用することが
できなくなるので、カードの個別管理を行わない営業形
態にも利用できるようになる。
その結果、有料放送の営業形態として種々の新たな方
法が可能になり、例えばプリペイドカードのような使い
方が実現できる。この方法をフラットフィー方式を用い
る有料方法に適用すると次のような操作になる。
まず、放送事業者はその放送サービスが受信できるカ
ードを店頭や自動販売機等で販売する。このカードは全
ての受信機に共通であり、受信を希望する人はそのカー
ドを自由に購入して有料デコーダに挿入し、情報を転送
すると受信できるようになる。このとき有効期限を変え
た複数種類のカードを設けることもできる。
また、ペイパービュー方式を用いる有料放送に本発明
を適用する場合には、一定額の前払金の情報を書き込ん
だカードを同じく店頭や自動販売機等で販売し、受信を
希望する人はそのカードを購入して受信する。このと
き、購入したカードの中の前払金情報は、CPU内蔵のIC
カード等の中に転送され、その内部の残金情報に加算さ
れる。放送を受信するときには視聴確認ボタンを押す
と、番組単位あるいは時間単位で視聴料金が残金情報か
ら減額され、受信できるようになる。
このような機能により、贈答用カードのような用途も
可能になる。贈答用カードの場合は、相手の受信デコー
ダを特定しない方式が利用しやすく、本発明の機能が必
要となる。この贈答用カードのような使用方法はペイパ
ービュー方式の場合には容易に適用可能であるが、第4
の実施例で説明したような方式を使用することによっ
て、フラットフィー方式による有料放送にも適用できる
ようになり、有料放送の営業形態がさらに広がる。
フラットフィー方式の場合、カードが贈られたときそ
の月の受信料が既に支払い済みである場合には必要なく
なるが、本発明によると翌月以降に使用できるようにす
ることができるので、贈答用として利用できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による受信機構成の第1の実施例を示す
図、 第2図は本発明による受信機構成の第2の実施例を示す
図、 第3図は本発明による受信機構成の第3の実施例を示す
図、 第4図は本発明の第4の実施例におけるCPU内蔵のICカ
ード内に記憶された個別情報関係の情報内容の一例を示
す図、 第5図は第4図に対応する個別情報の配付手段に記憶さ
れた情報内容の一例を示す図、 第6図は本発明の背景となる受信機構成の第1の例を示
す図、 第7図は本発明の背景となる受信機構成の第2の例を示
す図である。 1……放送信号、 2,3……分離回路、 4……映像デスクランブラ、 5……音声デスクランブラ、 17……PN信号発生器、 18……復元された映像信号、 19……復元された音声信号、 21……データチャンネルインタフェース回路、 22……ICカードインタフェース回路、 24……PN発生器インタフェース、 25……CPU、 26……ROM、 27……RAM、 50……中間記憶手段、 51……個別情報入力インタフェース、 52,55……個別情報配付手段、 53……CPU内蔵ICカード、 54……有料デコーダ本体、 70……個別情報入出力インタフェース、 71……情報消去手段、 72……CPU内蔵ICカード、 73……個別情報配付手段、 75……ICカードインタフェース回路、 76……情報消去手段、 77……CPU内蔵ICカード、 78……個別情報配付手段、 79……中間記憶手段、 80……ID番号記憶手段、 81……CPU内蔵ICカード、 82……個別情報配付手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−183888(JP,A) 特開 昭61−116486(JP,A) 特開 昭63−219244(JP,A) 特開 昭59−152746(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクランブルされた放送信号と、当該放送
    信号とともに送られる前記スクランブルされた放送信号
    をデスクランブルするための暗号化された情報と、別途
    送られる少なくとも前記暗号化された情報を復号するた
    めの鍵情報を含む個別情報とを受け取る手段と、 前記個別情報により前記暗号化された情報を処理して前
    記スクランブルされた放送信号をデスクランブルする手
    段とを備えてなる放送受信制御方式において、 前記暗号化された情報を処理すると共に、前記個別情報
    を記憶しうる取り外し可能なセキュリティモジュール
    と、 前記取り外し可能なセキュリティーモジュールを装填し
    て前記スクランブルされた放送信号をデスクランブルす
    る有料放送方式デコーダ本体と、 契約更新時の内容の異なる前記個別情報を含む媒体とを
    別個に設け、 前記個別情報を含む媒体の内容を前記有料放送方式デコ
    ーダ本体を介して前記取り外し可能なセキュリティモジ
    ュールに転送して、前記暗号化された情報を処理するに
    際し、 前記個別情報を含む媒体の内容を前記有料放送方式デコ
    ーダ本体に転送した後、当該内容を変形する手段を付設
    したことを特徴とする放送受信制御方式。
  2. 【請求項2】前記個別情報を含む媒体の内容を変形する
    手段は、当該内容の消去を行うことを特徴とする請求項
    第1項記載の放送受信制御方式。
  3. 【請求項3】前記個別情報を含む媒体の内容を変形する
    手段は、前記有料放送方式デコーダ本体に付与された識
    別番号を前記媒体の内容に付加することを特徴とする請
    求項第1項記載の放送受信制御方式。
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