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JP3908477B2 - データ処理端末、端末設計装置および方法、コンピュータプログラム、情報記憶媒体 - Google Patents

データ処理端末、端末設計装置および方法、コンピュータプログラム、情報記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の通信波長λで無線通信する無線通信回路の近傍でデータ処理を実行するデータ処理端末、このデータ処理端末の設計に利用される端末設計装置および方法、その端末設計装置のためのコンピュータプログラム、このコンピュータプログラムが格納されている情報記憶媒体、に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、各種のユーザ端末装置が一般ユーザに普及しており、例えば、PDA(Personal Digital Assistance)として各種のユーザサポートを実行するとともに、その処理データなどをPHS(Personal Handy-phone System:登録商標)機能により無線通信するデータ処理端末などもある。ここで、このようなデータ処理端末の第一の従来例を図40を参照して以下に説明する。
【0003】
まず、このデータ処理端末10では、中空の筐体(図示せず)を具備しており、この筐体(図示せず)の内部に親基板11が配置されている。この親基板11は、大型の長方形状の回路基板からなり、集積回路からなる各種のデータ処理回路(図示せず)が搭載されている。
【0004】
このデータ処理端末10は、筐体の表面にタッチパネルなどのユーザインターフェイス(図示せず)が形成されており、親基板11のデータ処理回路は、ユーザインターフェイスの入力データなどに対応して各種のデータ処理を実行する。
【0005】
また、筐体の一端にはカードスロットが形成されており(図示せず)、このカードスロットに別体のカード形状の無線通信ユニット12が着脱自在に装着されている。この無線通信ユニット12は、無線通信回路(図示せず)が内蔵されており、棒状のアンテナ13が突設されている。この無線通信ユニット12は、PHS機能を具備しており、外部と1.9(GHz)付近の周波数帯域で無線通信する。
【0006】
このデータ処理端末10では、上述のようにカード形状の無線通信ユニット12が筐体のカードスロットに装着されると、無線通信ユニット12の無線通信回路と親基板11のデータ処理回路とが接続されて有線通信できる状態となる。
【0007】
また、親基板11には、一対の接続コネクタ14の一方が装着されており、この一対の接続コネクタ14の他方は子基板15に装着されているので、この子基板15は、接続コネクタ14により親基板11に着脱自在に装着されている。なお、この子基板15は、小型の長方形状の回路基板からなり、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどのメモリ回路(図示せず)が搭載されている。
【0008】
親基板11は、金属製の第一グランドプレーンが略全領域に形成されており、子基板15も、金属製の第二グランドプレーンが略全領域に形成されており(図示せず)、これらのグランドプレーンでデータ処理端末10の電位基準が決定されている。
【0009】
また、接続コネクタ14には多数の信号端子と多数のグランド端子とが平行に配列されおり、例えば、三本の信号端子ごとに一本のグランド端子が挿入されている。
【0010】
このため、接続コネクタ14により親基板11に子基板15が装着されると、接続コネクタ14の信号端子によって、親基板11のデータ処理回路と子基板15のメモリ回路とが接続され、接続コネクタ14のグランド端子によって、親基板11の第一グランドプレーンと子基板15の第二グランドプレーンとが接続される。
【0011】
上述のような構成において、このデータ処理端末10は、例えば、ユーザインターフェイスの入力データなどに対応してデータ処理回路が各種のデータ処理を実行し、その処理データがユーザインターフェイスからデータ出力されるので、これでPDAとしてのユーザサポートが実行される。
【0012】
また、このデータ処理端末10は、必要により無線通信ユニット12で外部と無線通信するので、データ処理回路の処理データを無線で送信することや、無線で受信した処理データをデータ処理回路でデータ処理することもできる。さらに、データ処理回路の処理データは子基板15のメモリ回路でデータ記憶されるので、データ処理回路は大容量のデータ処理を実行することができる。
【0013】
なお、ここでは上下方向に着脱される一対の接続コネクタ14により子基板15が親基板11に装着されているデータ処理端末10を例示したが、図41に例示するデータ処理端末20のように、接続コネクタ21に子基板15が前後方向に着脱される製品もある。
【0014】
また、図42に例示するデータ処理端末30のように、第一グランドプレーンおよび第二グランドプレーンと各々導通したグランド端子31,32を親基板11および子基板15の表面や裏面に形成し、これらのグランド端子31,32を補助接続手段33の管状の金属柱34およびビス35で導通させた製品もある。なお、このような金属柱34およびビス35は、通常は子基板15の機械的な保持を目的とするため、図示するように、長方形状の子基板15の対角位置の一対の角部に配置されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したデータ処理端末10,20では、図43に示すように、接続コネクタ14,21により接続された親基板11の第一グランドプレーン17と子基板15の第二グランドプレーン18とが平行に位置することになり、親基板11の第一グランドプレーン17には、多数のLSI(Large Scale Integration)などの電子部品や信号配線からなるデータ処理回路19が搭載されている。
【0016】
このデータ処理回路19は、データ処理を実行するときに特定の周波数の繰り返し信号や非繰り返し信号を回路間で伝送するので、その近傍には伝送する信号の周波数成分や高調波成分の電磁界が発生する。この電磁界は親基板11の第一グランドプレーン17に高周波の電流を通電するだけでなく、近傍に位置する子基板15の第二グランドプレーン18にも高周波の電流を誘導する。
【0017】
本発明者は、図43に示すように、親基板11の第一グランドプレーン17と子基板15の第二グランドプレーン18と接続コネクタ14のグランド端子からなるグランド構造が、図44に示すように、逆Lアンテナや逆Fアンテナと呼称される1/4波長共振アンテナ(参考文献:“Small Antennas” K. Fujimoto, A. Henderson and J. R. James, Research Studies Press, Chapter 2.4)のアンテナ素子に似ていることを発見した。
【0018】
その場合、子基板15の第二グランドプレーン18の接続コネクタ14の側がアンテナ素子の短絡端、接続コネクタ14と対向する縁部がアンテナ素子の開放端に相当する。このように想定すると、データ処理回路19により第二グランドプレーン18に誘導された電流のうち、第二グランドプレーン18が1/4波長の共振が起こる周波数成分により、第二グランドプレーン18の周囲に強い電磁界が発生して無線通信ユニット12に影響することがある。
【0019】
例えば、メモリ回路が搭載された子基板15の場合、その縁部の長さは25〜75(mm)程度なので、1/4波長共振の周波数は1〜3(GHz)程度となる。一方、従来のデータ処理回路19は基本周波数が数MHzレベルであったため、その高調波も100(MHz)程度であった。このため、従来はデータ処理回路19の高調波成分が前述のグランド構造の1/4波長共振の周波数より大幅に下回っていたので、1/4波長共振が起こらなかった。
【0020】
しかし、最近は処理動作の高速化のためにデータ処理回路19の基本周波数が数百MHzレベルまで増大されており、その高調波も数GHz程度となっている。このため、前述のグランド構造が1/4波長共振を起こし、このグランド構造が発生する高強度の電磁界が近傍に位置する無線通信ユニット12と強力に結合し、その無線通信を阻害することがある。
【0021】
特に、通信に使用する周波数帯域はPHSで約1.9(GHz)、携帯電話機で約800(MHz)と約1.5(GHz)と約2.0(GHz)、無線LAN(Local Area Network)やブルートゥースで約2.4(GHz)であるため、前述のようにグランド構造の1/4波長共振の周波数は1〜3(GHz)程度であると、その無線通信が阻害されることになる。
【0022】
データ処理回路19で発生する電磁界が無線通信ユニット12に影響することは従来から予測されており対策されているが、親基板11のデータ処理回路19の動作に起因して子基板15などが共振アンテナとして作用し、その電磁界が無線通信ユニット12に影響することは予測できなかった。
【0023】
より具体的に現象を説明すると、無線通信ユニット12が所定の周波数で無線通信する場合、図40,41,43に示すように、子基板15の接続コネクタ14,21から他方の縁部までの距離yが通信電波の1/4波長に近いと、その第二グランドプレーン18は通信周波数で強力な電磁界を発生する。
【0024】
また、本発明者は、図45に示すように、子基板15の一つの縁部に接続コネクタ14,21が位置する場合、その接続コネクタ14,21の一端から他端までの第二グランドプレーン18の連続する複数の縁部の距離aが通信電波の1/2波長に近くとも、第二グランドプレーン18が通信周波数で強力な電磁界を発生することを確認した。
【0025】
その原因は、前述した距離yが1/4波長に近いことで通信周波数の電磁界が発生することの原因とは相違しており、接続コネクタ14,21の長手方向での子基板15の長さが“0”でも無限大でもないので、この方向の電磁界の強度が一定にならないためと予測される。
【0026】
このため、図40,41,43に示すように、矩形の子基板15の一つの縁部に接続コネクタ14,21が位置する構造では、子基板15の接続コネクタ14,21から他方の縁部までの距離yが通信電波の1/4波長に近くとも、接続コネクタ14,21の一端から他端までの第二グランドプレーン18の連続する複数の縁部の距離aが通信電波の1/2波長に近くとも、第二グランドプレーン18が通信周波数で強力な電磁界を発生する。
【0027】
一方、前述したデータ処理端末30では、図46に示すように、子基板15の一つの縁部に接続コネクタ14が位置するとともに、対角位置の一対の角部に補助接続手段33が位置する。このため、第二グランドプレーン18の連続する複数の縁部での接続コネクタ14から補助接続手段33までの間隔a1,a2のうち、特に、最長の間隔a2が通信電波の1/2波長に近い場合、第二グランドプレーン18が通信周波数で強力な電磁界を発生する。
【0028】
これは、接続コネクタ14と補助接続手段33との両方が短絡部として作用し、第二グランドプレーン18が通信電波の1/2波長付近で共振するためと予測される。この場合も、グランド構造が共振により通信波長で発生する電磁界が、近傍に位置する無線通信ユニット12の無線通信を阻害することになる。
【0029】
さらに、前述したデータ処理端末10,20,30では、着脱自在に接続される無線通信ユニット12の無線通信が阻害されるが、このような無線通信の阻害は、上述のグランド構造の近傍に無線通信ユニット12が位置すれば発生することになる。
【0030】
このため、例えば、上述のようなデータ処理端末に接続ケーブルなどで接続される無線通信回路でも同様に通信障害が発生し、上述のようなデータ処理端末に接続されることなく近傍で使用される別体の無線通信回路にも同様に通信障害が発生する(図示せず)。
【0031】
上述のような課題を解決するためには、通信波長に対して子基板15および第二グランドプレーン18を充分に小型か大型に形成すれば良いが、子基板15の寸法は搭載するメモリ回路のサイズに制約されており、現在でも可能な範囲で小型化されているので、無闇に小型化することはできない。また、当然ながら子基板15を大型化するとデータ処理端末10,20,30も大型化することになり、その携帯性などが阻害されることになる。
【0032】
また、子基板15を金属ケース(図示せず)の内部に配置し、子基板15で発生する強力な電磁界を無線通信ユニット12と切り離すことも可能である。しかし、このように子基板15の全体を金属ケースで遮蔽する構造でも、この金属ケースのためにデータ処理端末10,20,30が大型化することになる。
【0033】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、所定の周波数での無線通信を阻害する電磁界の発生が軽減されているデータ処理端末、このデータ処理端末の設計に利用される端末設計装置および方法、その端末設計装置のためのコンピュータプログラム、このコンピュータプログラムが格納されている情報記憶媒体、を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一のデータ処理端末は、第一グランドプレーンと第二グランドプレーンとの少なくとも一方にデータ処理回路が接続されており、このデータ処理回路と有線通信する無線通信回路が所定の通信波長λで外部と無線通信する。第二グランドプレーンは複数の縁部と複数の角部とを具備する所定形状に形成されており、第一グランドプレーンは第二グランドプレーンより大面積かつ大容量で略平行に位置しており、この第二グランドプレーンを複数のグランド接続手段が複数の位置で第一グランドプレーンに個々に接続している。ただし、第二グランドプレーンの連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”(αは“1”以上の係数)を満足していることにより、
第二グランドプレーンの連続する縁部でのグランド接続手段からグランド接続手段までの部分は、データ処理回路が発生する電磁界により1/2波長共振を起こす可能性があるが、その共振周波数は無線通信回路の通信周波数より充分に高いため、無線通信を阻害することはない。
【0035】
上述のようなデータ処理端末の他の形態としては、第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足していることにより、
第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段までの部分も、データ処理回路が発生する電磁界により1/4波長共振を起こす可能性があるが、その共振周波数は無線通信回路の通信周波数より充分に高いため、無線通信を阻害することはない。
【0036】
また、グランド接続手段が細長い接続コネクタと少なくとも一個の点状の補助接続手段とを具備しており、接続コネクタは第二グランドプレーンの一つの縁部の近傍に略平行に位置し、補助接続手段は接続コネクタと略平行な一つの縁部の近傍に位置することにより、
第二グランドプレーンの一つの縁部が線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と略平行な縁部が少なくとも一点で第一グランドプレーンに接続される。
【0037】
また、グランド接続手段が接続コネクタと線状の補助接続手段とを具備しており、接続コネクタは第二グランドプレーンの一つの縁部の近傍に略平行に位置し、補助接続手段は接続コネクタと略平行な一つの縁部の近傍に位置することにより、
第二グランドプレーンの相互に略平行な二つの縁部が線状に第一グランドプレーンに接続される。
【0038】
また、グランド接続手段が接続コネクタと少なくとも二個の点状の補助接続手段とを具備しており、接続コネクタは第二グランドプレーンの一つの縁部の近傍に略平行に位置し、補助接続手段は接続コネクタと略直交する二つの縁部の近傍に少なくとも一個ずつ位置することにより、
第二グランドプレーンの一つの縁部が線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と略直交する二つの縁部の各々が少なくとも一点で第一グランドプレーンに接続される。
【0039】
また、グランド接続手段が接続コネクタと二個の線状の補助接続手段とを具備しており、接続コネクタは第二グランドプレーンの一つの縁部の近傍に略平行に位置し、補助接続手段は接続コネクタと略直交する二つの縁部の近傍に略平行な線状に個々に位置することにより、
第二グランドプレーンの一つの縁部が線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と略直交する二つの縁部の各々が線状に第一グランドプレーンに接続される。
【0040】
また、グランド接続手段が接続コネクタと線状の第一の補助接続手段と点状の第二の補助接続手段とを具備しており、接続コネクタは第二グランドプレーンの一つの縁部の近傍に略平行に位置し、第一の補助接続手段は接続コネクタと略直交する一つの縁部の近傍に略平行に位置し、第二の補助接続手段は接続コネクタと第一の補助接続手段とが近傍に位置しない二つの縁部が交差する角部の近傍に位置することにより、
第二グランドプレーンが略直交する二つの縁部で第一グランドプレーンに接続されるとともに、これら二つの縁部とは相違する二つの縁部が交差する角部でも第一グランドプレーンに接続される。
【0041】
また、グランド接続手段が接続コネクタと少なくとも二個の線状の補助接続手段とを具備しており、接続コネクタは第二グランドプレーンの相互に対向する二つの縁部の中間に略平行に位置し、補助接続手段は接続コネクタと略平行な二つの縁部の近傍に略平行に個々に位置することにより、
第二グランドプレーンの相互に略平行な二つの縁部と中央部分とが略平行に線状に第一グランドプレーンに接続される。
【0042】
また、グランド接続手段が接続コネクタと少なくとも二個の点状の補助接続手段とを具備しており、接続コネクタは第二グランドプレーンの相互に対向する二つの縁部の中間に略平行に位置し、補助接続手段は接続コネクタと略直交する二つの縁部の近傍に少なくとも一個ずつ位置することにより、
第二グランドプレーンの中央部分が二つの縁部と略平行な線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と略直交する二つの縁部の各々が少なくとも一点で第一グランドプレーンに接続される。
【0043】
また、グランド接続手段が接続コネクタと少なくとも二個の線状の補助接続手段とを具備しており、接続コネクタは第二グランドプレーンの相互に対向する二つの縁部の中間に略平行に位置し、補助接続手段は接続コネクタと略直交する二つの縁部の近傍に略平行に個々に位置することにより、
第二グランドプレーンの中央部分が二つの縁部と略平行な線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と略直交する二つの縁部の各々が線状に第一グランドプレーンに接続される。
【0044】
本発明の第二のデータ処理端末では、第二グランドプレーンを相互に略平行に対向する二つの縁部と略平行な線状に中間の位置で接続コネクタが第一グランドプレーンに接続しており、第二グランドプレーンの連続する縁部での接続コネクタの一端から他端への最長の間隔aが“a<λ/2α”(αは“1”以上の係数)を満足していることにより、
第二グランドプレーンの連続する縁部でのグランド接続手段からグランド接続手段までの部分は、データ処理回路が発生する電磁界により1/2波長共振を起こす可能性があるが、その共振周波数は無線通信回路の通信周波数より充分に高いため、無線通信を阻害することはない。
【0045】
また、第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段の端部までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足していることにより、
第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段までの部分も、データ処理回路が発生する電磁界により1/4波長共振を起こす可能性があるが、その共振周波数は無線通信回路の通信周波数より充分に高いため、無線通信を阻害することはない。
【0046】
また、データ処理回路が搭載された親基板の第一グランドプレーンからなる第一グランドプレーンと、データ処理回路の処理データを一時記憶するメモリ回路が搭載された子基板の第一グランドプレーンからなる第二グランドプレーンとが、接続コネクタからなる接続コネクタで着脱自在に接続されていることにより、親基板に接続コネクタで子基板を接続すると、親基板のデータ処理回路が発生する電磁界に共振する共振アンテナとして子基板が作用するが、その共振周波数は無線通信回路の通信周波数より充分に高い。
【0047】
本発明の第三のデータ処理端末では、第二グランドプレーンを四つの縁部の近傍で略平行な線状にグランド接続手段が第一グランドプレーンに接続していることにより、
データ処理回路が発生する電磁界に共振するアンテナとして第二グランドプレーンが作用することがない。
【0048】
本発明の第一の端末設計装置による端末設計方法では、通信波長λが波長入力手段にデータ入力されると、このデータ入力された通信波長λを波長記憶手段がデータ記憶する。“1”以上の係数αが係数入力手段にデータ入力されると、このデータ入力された係数αを係数記憶手段がデータ記憶する。第二グランドプレーンの略直交する二つの縁部の長さが長さ入力手段にデータ入力されると、このデータ入力された二つの長さを長さ記憶手段がデータ記憶する。そして、第二グランドプレーンの連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足する、複数のグランド接続手段のレイアウトパターンを、パターン生成手段が各種の記憶データに基づいてデータ生成することにより、
このデータ生成されたレイアウトパターンに対応してデータ処理端末の第二グランドプレーンが第一グランドプレーンに複数のグランド接続手段で接続されると、その第二グランドプレーンの連続する縁部でのグランド接続手段からグランド接続手段までの部分は、データ処理回路が発生する電磁界により1/2波長共振を起こす可能性があるが、その共振周波数は無線通信回路の通信周波数より充分に高いため、無線通信を阻害することはない。
【0049】
また、パターン生成手段が、第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足するレイアウトパターンをデータ生成することにより、
このデータ生成されたレイアウトパターンに対応してデータ処理端末の第二グランドプレーンが第一グランドプレーンに複数のグランド接続手段で接続されると、その第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段までの部分も、データ処理回路が発生する電磁界により1/4波長共振を起こす可能性があるが、その共振周波数は無線通信回路の通信周波数より充分に高いため、無線通信を阻害することはない。
【0050】
また、上述のような端末設計装置による端末設計方法の他の形態としては、第二グランドプレーンの一つの縁部と略平行な接続コネクタのレイアウトパターンがパターン入力手段にデータ入力され、このデータ入力された接続コネクタのレイアウトパターンをパターン記憶手段がデータ記憶する。このデータ記憶された接続コネクタのレイアウトパターンに対応して補助生成手段が補助接続手段のレイアウトパターンをデータ生成することにより、
接続コネクタのレイアウトパターンに対応して補助接続手段のレイアウトパターンがデータ生成される。
【0051】
本発明の第二の端末設計装置による端末設計方法では、通信波長λが波長入力手段にデータ入力されると、このデータ入力された通信波長λを波長記憶手段がデータ記憶する。“1”以上の係数αが係数入力手段にデータ入力されると、このデータ入力された係数αを係数記憶手段がデータ記憶する。第二グランドプレーンの略直交する二つの縁部の長さが長さ入力手段にデータ入力されると、このデータ入力された二つの長さを長さ記憶手段がデータ記憶する。複数のグランド接続手段のレイアウトパターンがパターン入力手段にデータ入力されると、このデータ入力されたレイアウトパターンをパターン記憶手段がデータ記憶する。そして、第二グランドプレーンの連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足していることを、パターン確認手段が各種の記憶手段の記憶データに基づいて確認することにより、
この確認されたレイアウトパターンでデータ処理端末の第二グランドプレーンが第一グランドプレーンに複数のグランド接続手段で接続されると、その第二グランドプレーンの連続する縁部でのグランド接続手段からグランド接続手段までの部分は、データ処理回路が発生する電磁界により1/2波長共振を起こす可能性があるが、その共振周波数は無線通信回路の通信周波数より充分に高いため、無線通信を阻害することはない。
【0052】
また、パターン確認手段が、第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足していることも確認することにより、
この確認されたレイアウトパターンでデータ処理端末の第二グランドプレーンが第一グランドプレーンに複数のグランド接続手段で接続されると、その第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段までの部分も、データ処理回路が発生する電磁界により1/4波長共振を起こす可能性があるが、その共振周波数は無線通信回路の通信周波数より充分に高いため、無線通信を阻害することはない。
【0053】
なお、本発明で云う所定形状とは、複数の縁部と複数の角部とを具備するものであれば良く、例えば、四つの縁部と四つの角部とを具備した矩形形状などを許容する。第二グランドプレーンの連続する縁部とは、角部を介して連続する複数の縁部を想定しているが、その特殊解として一つの縁部を許容する。
【0054】
また、本発明で云う線状とは、全体的に細長い線形として認識できる形状であれば良く、例えば、所定の線幅を具備した二次元の形状や、複数の点が連続的に配列された形状などを許容する。点状とは、全体的に一点として認識できる形状であれば良く、例えば、所定の面積を具備した二次元の形状を許容する。
【0055】
また、本発明で云う各種手段は、その機能を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与された端末設計装置、コンピュータプログラムにより端末設計装置の内部に実現された所定の機能、これらの組み合わせ、等を許容する。また、本発明で言う各種手段は、個々に独立した存在である必要もなく、ある手段が他の手段の一部であるようなことも許容する。
【0056】
また、本発明で云う情報記憶媒体とは、端末設計装置に各種処理を実行させるためのコンピュータプログラムが事前に格納されたハードウェアであれば良く、例えば、端末設計装置を一部とする装置に固定されているROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disc Drive)、端末設計装置を一部とする装置に交換自在に装填されるCD(Compact Disc)−ROMやFD(Floppy Disc)、等を許容する。
【0057】
また、本発明で云う端末設計装置とは、コンピュータプログラムを読み取って対応する処理動作を実行できるハードウェアであれば良く、例えば、CPU(Central Processing Unit)を主体として、これにROMやRAMやI/F(Interface)ユニット等の各種デバイスが接続されたハードウェアなどを許容する。
【0058】
なお、本発明でコンピュータプログラムに対応した各種動作を端末設計装置に実行させることは、各種デバイスを端末設計装置に動作制御させることなども許容する。例えば、端末設計装置に各種データをデータ記憶させることは、端末設計装置が一部として具備しているRAM等の情報記憶媒体に各種データを格納すること、端末設計装置に交換自在に装填されているFD等の情報記憶媒体に各種データを格納すること、等を許容する。
【0059】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の第一の形態を図1ないし図6を参照して以下に説明する。ただし、これより以下の実施の形態に関して前述した従来例と同一の部分は、同一の名称および符号を使用して詳細な説明は省略する。
【0060】
まず、本実施の形態のデータ処理端末40は、図1および図2に示すように、第一から第三の従来例として前述したデータ処理端末10,20,30と同様に、大型の長方形状の親基板11に各種のデータ処理回路19が搭載されており、このデータ処理回路19と有線通信する無線通信ユニット12が1.9(GHz)付近の周波数帯域で外部と無線通信する。
【0061】
また、親基板11には、グランド接続手段の接続コネクタ14により小型の長方形状の子基板15が着脱自在に装着されており、この子基板15の第二グランドプレーン18と親基板11の第一グランドプレーン17とが接続コネクタ14により接続されている。
【0062】
このように接続コネクタ14により電気的かつ機械的に接続されて平行に位置している第一グランドプレーン17と第二グランドプレーン18は、さらにグランド接続手段の補助接続手段33によっても電気的かつ機械的に接続されており、この補助接続手段33では、第一グランドプレーン/プレーン17,18に各々導通したメイン/子基板11,15のグランド端子31,32が金属柱34およびビス35で導通されている。
【0063】
ただし、本形態のデータ処理端末40では、図1および図3に示すように、接続コネクタ14は長方形状の子基板15の一方の長辺の近傍に平行に位置しているが、前述のデータ処理端末30などとは相違して、点状の補助接続手段33は子基板15の他方の長辺の中央の近傍に位置している。
【0064】
本形態では、前述のように無線通信ユニット12の無線通信の周波数帯域は1.9(GHz)付近なので、その通信波長λは約159(mm)である。一方、長方形の第二グランドプレーン18の長辺xは40(mm)で短辺yは25(mm)である。また、設計上の安全係数であるαは、本形態では“1.5”として設定されている。
【0065】
このため、本形態のデータ処理端末40では、図2に示すように、第二グランドプレーン18の連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔である接続コネクタ14の一端と補助接続手段33との間隔aは“a=y+x/2=45(mm)”なので、“45<159/2×1.5=53(mm)”として“a<λ/2α”を満足している。
【0066】
同時に、第二グランドプレーン18の一つの縁部での角部からグランド接続手段までの最長の間隔bである角部から接続コネクタ14の一端までの間隔b1は“b1=y=25(mm)”なので、“25<159/4×1.5=26.5(mm)”として“b1<λ/4α”を満足している。
【0067】
なお、本形態のデータ処理端末40では、上述のように第二グランドプレーン18の角部の近傍に接続コネクタ14の端部が位置するとき、その位置を第二グランドプレーン18の角部と近似し、第二グランドプレーン18の縁部の近傍に補助接続手段33が位置するとき、その位置を第二グランドプレーン18の縁部と近似する。
【0068】
上述のような構成において、本形態のデータ処理端末40では、無線通信ユニット12が無線通信するときに親基板11のデータ処理回路19がデータ処理を実行して電磁界を発生するため、第一第二グランドプレーン17,18を接続コネクタ14のグランド端子で接続したグランド構造が共振アンテナとして作用する。
【0069】
しかし、無線通信ユニット12の通信波長λに対し、第二グランドプレーン18の連続する縁部での接続コネクタ14の一端から補助接続手段33までの最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足しており、第二グランドプレーン18の一つの縁部での角部から接続コネクタ14の一端までの最長の間隔b1が“b1<λ/4α”を満足している。
【0070】
このため、共振アンテナとして作用する前述のグランド構造の共振周波数が無線通信回路の通信周波数より充分に高いので、本形態のデータ処理端末40は、無線通信ユニット12の無線通信を阻害することを防止でき、無線通信を良好に実行することができる。
【0071】
しかも、本形態のデータ処理端末40では、接続コネクタ14の位置や構造は従来と同一であり、一個の補助接続手段33が新規に追加されているだけなので、その構造が簡単で組立性も良好である。さらに、この補助接続手段33が接続コネクタ14とは相反する子基板15の長辺の中央付近に位置するので、簡単な構造で子基板15を機械的にも良好に保持することができる。
【0072】
ここで、上述のような構造のデータ処理端末40の設計に利用される本実施の形態の端末設計装置50を以下に説明する。本形態の端末設計装置50は、図4に示すように、コンピュータの主体となるハードウェアとしてCPU51を具備しており、このCPU51には、バスライン52により、ROM53、RAM54、HDD55、FD56が交換自在に装填されるFDD(FD Drive)57、CD−ROM58が交換自在に装填されるCDドライブ59、キーボード60、マウス61、ディスプレイ62、I/Fユニット63、等のハードウェアが接続されている。
【0073】
本形態の端末設計装置50では、ROM53、RAM54、HDD55、交換自在なFD56、交換自在なCD−ROM58、等のハードウェアが情報記憶媒体に相当し、これらの少なくとも一個にCPU51のためのコンピュータプログラムや各種データがソフトウェアとして格納されている。
【0074】
例えば、CPU51に各種の処理動作を実行させるコンピュータプログラムは、FD56やCD−ROM58に事前に格納されている。このようなソフトウェアはHDD55に事前にインストールされており、端末設計装置50の起動時にRAM54に複写されてCPU51にデータ読取される。
【0075】
このようにCPU51が適正なコンピュータプログラムをデータ読取して各種の処理動作を実行することにより、本形態の端末設計装置50は、図5に示すように、波長入力手段71、波長記憶手段72、係数入力手段73、係数記憶手段74、長さ入力手段75、長さ記憶手段76、パターン生成手段77、等の各種手段を各種機能として論理的に具備しており、パターン生成手段77は、パターン入力手段78、パターン記憶手段79、補助生成手段80、を具備している。
【0076】
波長入力手段71は、RAM54に格納されているコンピュータプログラムに対応してCPU51がキーボード60の入力データをデータ認識する機能などに相当し、設計対象であるデータ処理端末40の無線通信ユニット12の通信波長λがデータ入力される。波長記憶手段72は、上述のコンピュータプログラムに対応してCPU51がデータ認識するようにHDD55に構築された記憶エリアなどに相当し、データ入力された通信波長λをデータ記憶する。
【0077】
係数入力手段73も、CPU51がコンピュータプログラムに対応してキーボード60の入力データをデータ認識する機能などに相当し、“1”以上の安全係数αがデータ入力される。係数記憶手段74も、CPU51がコンピュータプログラムに対応してデータ認識するようにHDD55に構築された記憶エリアなどに相当し、データ入力された係数αをデータ記憶する。
【0078】
以下同様に、長さ入力手段75は、第二グランドプレーン18の直交する二つの縁部の長さx,yがデータ入力され、長さ記憶手段76は、データ入力された二つの長さx,yをデータ記憶する。パターン入力手段78は、第二グランドプレーン18の一つの縁部と平行な接続コネクタ14のレイアウトパターンがデータ入力され、パターン記憶手段79は、データ入力された接続コネクタ14のレイアウトパターンをデータ記憶する。
【0079】
そして、補助生成手段80は、CPU51がコンピュータプログラムに対応して所定のデータ処理を実行する機能などに相当し、上述の各記憶手段72,74,76,79の記憶データに基づいて、補助接続手段33のレイアウトパターンをデータ生成する。
【0080】
このとき、端末設計装置50が所定のアルゴリズムでデータ処理を実行するのことにより、第二グランドプレーン18の連続する縁部での接続コネクタ14の一端と補助接続手段33との最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足するとともに、第二グランドプレーン18の一つの縁部での角部から接続コネクタ14の一端または補助接続手段33までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足するように、補助接続手段33のレイアウトパターンがデータ生成される。
【0081】
上述のような各種手段は、必要によりキーボード60やディスプレイ62等のハードウェアを利用して実現されるが、その主体はRAM54等の情報記憶媒体に格納されたソフトウェアに対応して、端末設計装置50のハードウェアであるCPU51が機能することにより実現されている。
【0082】
このようなソフトウェアは、例えば、通信波長λのキーボード60などによるデータ入力を受け付けること、このデータ入力された通信波長λをHDD55などによりデータ記憶すること、以下同様に、データ入力される係数αをデータ記憶すること、データ入力される二つの長さx,yをデータ記憶すること、データ入力される接続コネクタ14のレイアウトパターンをデータ記憶すること、各種の記憶データに基づいて補助接続手段33のレイアウトパターンをデータ生成すること、等の処理動作をCPU51等に実行させるためのコンピュータプログラムとしてRAM54等の情報記憶媒体に格納されている。
【0083】
上述のような構成において、本形態の端末設計装置50は、通信波長λと第二グランドプレーン18の形状と接続コネクタ14のレイアウトとが決定されているデータ処理端末40での、補助接続手段33のレイアウトをデータ生成することができる。
【0084】
その場合、図6に示すように、端末設計装置50のディスプレイ62には“以下のデータを入力して下さい。”などのガイダンステキストが“通信波長λ= (mm),安全係数α= ,第二グランドプレーンの長辺x= (mm),短辺y= (mm),…”などの入力項目とともに表示出力される(ステップS3)。
【0085】
そこで、データ処理端末40を設計する作業者(図示せず)が、上述の入力項目に所望の数値データをキーボード60などでデータ入力すると、端末設計装置50は、そのデータ入力された数値データをデータ記憶する(ステップS4,S5)。
【0086】
このようにデータ入力された数値データは上述の入力項目の位置に表示出力されるが、事前にデータ入力されてデータ記憶された数値データが存在するときは(ステップS1)、その数値データが変更自在なデフォルト数値として入力項目に表示される(ステップS2,S3)。なお、接続コネクタ14のレイアウトパターンは、例えば、第二グランドプレーン18の四つの角部の一つを原点としたときの、接続コネクタ14の両端のxy座標の数値データなどとしてデータ入力される。
【0087】
そして、本形態の端末設計装置50は、通信波長λ、安全係数α、第二グランドプレーン18の長辺x、短辺y、接続コネクタ14のレイアウトパターン、の全部をデータ記憶した状態で処理開始がデータ入力されると(ステップS6,S7)、上述の記憶データに基づいて所定のアルゴリズムにより補助接続手段33のレイアウトパターンをデータ生成する(ステップS8)。
【0088】
このように補助接続手段33のレイアウトパターンをデータ生成するアルゴリズムとしては各種が想定できるが、例えば、間隔aの最大値である最短間隔aMが“aM=λ/2α”として算出され、接続コネクタ14の一方の端部から他方の端部まで連続する第二グランドプレーン18の縁部の距離Lが“L=x+2y”として算出される。
【0089】
つぎに、距離Lが最大間隔aMで除算され、その結果の整数部分が補助接続手段33の個数の候補、整数部分に“1”を加算した結果が分割数の候補、として算出される。つぎに、この候補の分割数で距離Lが等分されて補助接続手段33の位置の候補が検出され、この位置に補助接続手段33が配置された状態で“b1<λ/4α”を満足するかが確認される。
【0090】
前述したデータ処理端末40の場合、最大間隔aMは“λ/2α=53(mm)”で距離Lは“x+2y=90(mm)”なので、補助接続手段33の個数の候補は“1”で、分割数の候補は“2”となる。従って、補助接続手段33の位置の候補は、接続コネクタ14の両端から45(mm)の距離の位置となり、これは接続コネクタ14と反対の長辺の中央となる。
【0091】
このように補助接続手段33が配置された状態で、図3に示すように、間隔b1,b2が算出されると、これらの両方が“b<λ/4α”を満足していることが確認される。なお、これで“b<λ/4α”を満足しないことが確認された場合、例えば、上述のように補助接続手段33の個数の候補が“1”ならば“1”が加算されてから距離Lが等分されて補助接続手段33の位置の候補が再度検出される。
【0092】
なお、“b<λ/4α”を満足しない補助接続手段33の候補の個数が複数の場合、例えば、補助接続手段33の候補の位置が“b<λ/4α”を満足する位置まで変位され、その位置で“a<λ/2α”を満足するかが確認される。これで“a<λ/2α”を満足しない場合には、補助接続手段33の候補の個数に“1”が加算されて候補の位置が再度検出され、以下は同様な処理動作が繰り返される。
【0093】
上述のようにデータ生成された補助接続手段33のレイアウトパターンは、例えば、座標の数値データおよび図形の画像データとしてディスプレイ62で表示出力されるので(ステップS9)、作業者は、データ生成された補助接続手段33のレイアウトパターンを確認することができる。
【0094】
このように端末設計装置50によりデータ生成されたレイアウトパターンでは、第二グランドプレーン18の連続する縁部での接続コネクタ14の一端と補助接続手段33との最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足するとともに、第二グランドプレーン18の一つの縁部での角部から補助接続手段33までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足するので、そのレイアウトパターンに対応して設計したデータ処理端末40は良好に無線通信することができる。
【0095】
なお、本発明は上記形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では接続コネクタ14のレイアウトパターンを内包した各種データに基づいて端末設計装置50が補助接続手段33のレイアウトパターンをデータ生成することを例示したが、接続コネクタ14のレイアウトパターンを内包しない各種データに基づいて接続コネクタ14と補助接続手段33とのレイアウトパターンをデータ生成することも可能である。
【0096】
さらに、上記形態では各種の入力データに基づいての端末設計装置50が補助接続手段33のレイアウトパターンをデータ生成することを例示したが、例えば、接続コネクタ14と補助接続手段33とのレイアウトパターンを内包した各種データに基づいて、そのレイアウトパターンが“a<λ/2α”と“b<λ/4α”とを満足しているかを端末設計装置(図示せず)が確認することなども可能である。
【0097】
さらに、上記形態の端末設計装置50では、RAM54等に格納されているコンピュータプログラムに対応してCPU51が動作することにより、端末設計装置50の各種機能として各種手段が論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各種手段の各々を固有のハードウェアとして形成することも可能であり、一部をソフトウェアとしてRAM54等に格納するとともに一部をハードウェアとして形成することも可能である。
【0098】
また、上記形態では子基板15の縁部が正確な直線状に形成されており、角部が正確な直角に形成されていることを例示したが、例えば、図7に示すように、長方形の縁部や角部に凹部41,42が形成されていても、その異形の縁部を直線の縁部として近似することが可能であり、異形の角部も直角な角部として近似することが可能である。さらに、上記形態では線状の接続コネクタ14が子基板15の長辺と平行に位置することを例示したが、これが短辺と平行に位置することも可能である。
【0099】
また、上記形態ではデータ処理端末40に無線通信ユニット12が着脱自在に装着されることを例示したが、例えば、無線通信ユニット12が一体に固定されていることも可能であり、無線通信ユニット12が接続ケーブル(図示せず)を介して接続されることも可能であり、別体の無線通信ユニット12が接続されることなく近傍で使用されることも可能である。
【0100】
同様に、上記形態では子基板15が親基板11に着脱自在に装着されることを例示したが、これが一体に固定されていることも可能である。また、上記形態では子基板15と無線通信ユニット12とが親基板11の同一面上に配置されていることを例示したが、例えば、子基板15が親基板11の表面上に位置して無線通信ユニット12が親基板11の裏面上に位置することも可能である。
【0101】
さらに、上記形態のデータ処理端末40では、子基板15が接続される親基板11にデータ処理回路19が搭載されていることを例示したが、このデータ処理回路19が子基板15のみに搭載されていることも可能であり、親基板11と子基板15との両方に分散されて搭載されていることも可能である。上述のようにデータ処理回路19が子基板15のみに搭載されている場合、回路基板としての親基板11は不要なので、大面積かつ大容量の第一グランドプレーン17は、独立した部材として形成することが好適である。
【0102】
また、上記形態ではデータ処理端末40が携帯用に形成されていることを例示したが、これが据置用に形成されていることも可能である。また、上記形態では無線通信ユニット12の通信周波数がPHS用の1.9(GHz)付近であることを例示したが、これが携帯電話用の800(MHz)、1.5(GHz)、2.0(GHz)、付近であることも可能であり、Bluetooth用の2.4(GHz)付近であることも可能である。
【0103】
通信周波数が携帯電話用の2.0(GHz)付近の場合、通信波長が“λ≒150(mm)”なので、間隔bが“b<38/α(mm)”を満足し、間隔aが“a<75/α(mm)”を満足することが好適である。一方、通信周波数がBluetooth用の2.4(GHz)付近の場合は“λ≒125(mm)”なので、“b<31/α(mm)”と“a<63/α(mm)”を満足することが好適である。
【0104】
さらに、上記形態のデータ処理端末40では、子基板15で“a<λ/2α”と“b<λ/4α”とを満足する構造として、接続コネクタ14とは反対の縁部の中央付近に一個の点状の補助接続手段33が位置することを例示したが、当然ながら上述のレイアウトパターンは各種に変形することが可能であり、間隔aのみ存在して間隔bは存在しないレイアウトパターンなども実現可能である。
【0105】
例えば、図8および図9に上記形態の第一の変形例として例示するデータ処理端末90では、長方形の子基板15の一方の長辺の近傍に接続コネクタ14が位置しており、他方の長辺の両側の角部に二個の補助接続手段33が一個ずつ位置している。
【0106】
このデータ処理端末90では、第二グランドプレーン18の連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔は二個の補助接続手段33の間隔a2であるが、第二グランドプレーン18の四つの角部の全部にグランド接続手段が位置するので間隔bは存在しない。より具体的には、このデータ処理端末90では、二個の補助接続手段33の間隔a2は“a2=x=40(mm)”なので、“40<53(mm)”として“a<λ/2α”を満足している。
【0107】
また、図10および図11に第二の変形例として例示するデータ処理端末91では、長方形の子基板15の接続コネクタ14とは反対の長辺の両側の角部と中央とに三個の補助接続手段33が一個ずつ位置している。このデータ処理端末91では、第二グランドプレーン18の連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔は接続コネクタ14の一端と角部の補助接続手段33との間隔a1であり、この間隔a1は“a1=y=25(mm)”なので“a<λ/2α”を満足している。
【0108】
さらに、図12および図13に第三の変形例として例示するデータ処理端末92では、さらに、長方形の子基板15の二つの短辺の各々の中央にも補助接続手段33が一個ずつ位置している。このデータ処理端末92では、第二グランドプレーン18の連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔は、長辺の角部と中央との補助接続手段33の間隔a2であり、この間隔a2は“a2=x/2=20(mm)”なので“a<λ/2α”を満足している。
【0109】
また、上記形態のデータ処理端末40等では、接続コネクタが上下方向に着脱自在な一対の接続コネクタ14からなり、補助接続手段33が金属柱34およびビス35からなることを例示した。しかし、図14に例示するデータ処理端末93〜95のように、接続コネクタが子基板15の一方の縁部が前後方向に着脱される接続コネクタ21からなることも可能であり、所定形状に曲折されて子基板15の他方の縁部を保持するバネ材96で補助接続手段が形成されていることも可能である。
【0110】
つぎに、本発明の実施の第二の形態を図15および図16を参照して以下に説明する。まず、本形態のデータ処理端末100では、子基板15の一方の長辺に平行に配置された接続コネクタ14からなり、補助接続手段が子基板15の他方の長辺に平行に配置された接続コネクタ14からなる。
【0111】
なお、本形態のデータ処理端末100では、子基板15の一方の長辺に配置された接続コネクタ14は、親基板11のデータ処理回路19と子基板15のメモリ回路とを接続するとともに、第一グランドプレーン17と第二グランドプレーン18とを接続している。
【0112】
しかし、補助接続手段として子基板15の他方の長辺に配置された接続コネクタ14は、親基板11のデータ処理回路19と子基板15のメモリ回路とは接続することなく、第一グランドプレーン17と第二グランドプレーン18とを接続している。
【0113】
上述のような構成において、本形態のデータ処理端末100では、第二グランドプレーン18の連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔である一対の接続コネクタ14の一端の間隔aは、“a=y=25(mm)”なので“25<53(mm)”として“a<λ/2α”を満足している。
【0114】
なお、上記形態では接続コネクタの接続コネクタ14のみ親基板11のデータ処理回路19と子基板15のメモリ回路とを接続し、補助接続手段の接続コネクタ14はデータ処理回路19とメモリ回路とを接続しないことを例示した。
【0115】
しかし、接続コネクタおよび補助接続手段として子基板15の両方の長辺に一個ずつ配置された一対の接続コネクタ14の両方で、親基板11のデータ処理回路19と子基板15のメモリ回路とを接続するとともに第一グランドプレーン17と第二グランドプレーン18とを接続することも可能である。
【0116】
また、図17および図18に上記形態の第一の変形例として例示するデータ処理端末101のように、さらに、子基板15の両方の短辺の中央に二個の補助接続手段33が一個ずつ位置していることも可能である。このデータ処理端末101では、第二グランドプレーン18の連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔である接続コネクタ14の一端と補助接続手段33との間隔aは、“a=y/2=12.5(mm)”なので“a<λ/2α”を満足している。
【0117】
さらに、上記形態のデータ処理端末100等では、接続コネクタおよび補助接続手段として一対の接続コネクタ14を子基板15の両方の長辺に一個ずつ配置することを例示した。しかし、図19(a)に例示するデータ処理端末102のように、子基板15の長辺と親基板11とに形成された線状のグランド端子103,104を接続する線状の金属部材105で補助接続手段が形成されていることも可能である。
【0118】
また、同図(b)に例示するデータ処理端末106のように、子基板15の一方の縁部が前後方向に着脱される接続コネクタ21で形成されており、子基板15と親基板11との線状のグランド端子103,104を接続する横長のバネ材107で補助接続手段が形成されていることも可能である。
【0119】
つぎに、本発明の実施の第三の形態を図20および図21を参照して以下に説明する。まず、本形態のデータ処理端末108では、子基板15の一方の長辺に平行に接続コネクタ14が配置されるとともに、一方の短辺にも平行に第一の補助接続手段である接続コネクタ109が配置されており、これらの接続コネクタ14,109が位置しない二辺が交差する角部に点状の第二の補助接続手段33が配置されている。
【0120】
上述のような構成において、本形態のデータ処理端末108では、第二グランドプレーン18の連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔a2は、“a2=X=40(mm)”なので“40<53(mm)”として“a<λ/2α”を満足している。
【0121】
つぎに、本発明の実施の第四の形態を図22および図23を参照して以下に説明する。本形態のデータ処理端末110では、子基板15の一対の長辺の中間に平行に接続コネクタ14が配置されており、子基板15の一対の長辺の各々の中央に二個の点状の補助接続手段33が一個ずつ配置されている。
【0122】
上述のような構成において、本形態のデータ処理端末110では、第二グランドプレーン18の連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔である接続コネクタ14の一端と補助接続手段33との間隔aは“a=x/2+y/2=32.5(mm)”として“a<λ/2α”を満足しており、第二グランドプレーン18の一つの縁部での角部からグランド接続手段までの最長の間隔bである角部から補助接続手段33までの間隔b2は“b2=x/2=20(mm)”として“b2<λ/4α”を満足している。
【0123】
なお、上記形態では子基板15の中央に接続コネクタ14が配置されるとともに一対の長辺の各々の中央に二個の補助接続手段33が一個ずつ配置されていることを例示したが、図24および図25に上記形態の第一の変形例として例示するデータ処理端末111のように、子基板15の四つの角部に四個の補助接続手段33が一個ずつ配置されていることも可能である。
【0124】
このデータ処理端末111では、第二グランドプレーン18の連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔である接続コネクタ14の一端と補助接続手段33との間隔a1は、“a1=y/2=12.5(mm)”なので“a<λ/2α”を満足している。
【0125】
つぎに、本発明の実施の第五の形態を図26および図27を参照して以下に説明する。本形態のデータ処理端末120では、子基板121が前述したデータ処理端末40等の子基板15より小型に形成されており、グランド接続手段である接続コネクタ14が、子基板121の一対の長辺の中間に平行に配置されている。
【0126】
上述のような構成において、本形態のデータ処理端末120では、前述したデータ処理端末40等よりも子基板121が小型に形成されており、例えば、長辺がx=30(mm)で短辺がy=15(mm)である。このため、第二グランドプレーン122の連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔である接続コネクタ14の両端の間隔aが、“a=x+y/2+y/2=45(mm)”として“a<λ/2α=53(mm)”を満足している。
【0127】
なお、当然ながら従来のデータ処理端末10等でも、子基板15が充分に小型化されれば通信障害を防止することが可能なので、例えば、上記サイズの子基板121を前述したデータ処理端末30の構造に適用すれば通信障害を防止することが可能である。
【0128】
しかし、この第三の従来例のデータ処理端末30は、上記サイズの子基板121で通信障害を防止するためには接続コネクタ14と補助接続手段33とが必要であり、接続コネクタ14が一個の従来のデータ処理端末10,20では、上記サイズの子基板121でも通信障害を防止することはできない。
【0129】
この点、本形態のデータ処理端末120では、子基板121が上記サイズならば一個の接続コネクタ14で通信障害を防止することができるので、従来の構造に比較して補助接続手段33などを追加する必要がなく、一個の接続コネクタ14の位置を変更する簡単な構造で良好に通信障害を防止することができる。
【0130】
つぎに、本発明の実施の第六の形態を図28および図29を参照して以下に説明する。本形態のデータ処理端末130では、図28に示すように、長方形状の子基板15の一方の長辺に接続コネクタ14が位置しており、他方の長辺と一対の短辺との位置にコ字型のグランド端子131が形成されており、これと同一形状のグランド端子132が親基板11にも形成されている。
【0131】
これらのグランド端子131,132が、子基板15の他方の長辺に平行な線状の一個の金属部材105と、一対の短辺に個々に平行な二個の線状の金属部材133とで接続されているので、第二グランドプレーン18が四つの縁部の近傍で平行な線状に第一グランドプレーン17に接続されている。
【0132】
より具体的には、図29に示すように、本形態のデータ処理端末130は、図中上側が開口したボックス状の筐体135を具備しており、この筐体135の開口に平板状の本体カバー136が配置されてビス137で固定されている。
【0133】
さらに、本体カバー136には子基板15の位置に長方形の開口孔が形成されており、この開口孔に着脱自在に装着された平板状の基板ハッチ138もビス137により固定されている。ただし、この基板ハッチ138の下面には弾性体139が装着されており、この弾性体139により子基板15が親基板11に弾発的に押圧されている。
【0134】
金属部材105,133は、例えば、親基板11のグランド端子132に事前に装着されているので、上述のように子基板15が弾性体139により弾発的に押圧されることで、金属部材105,133が子基板15のグランド端子131に圧接されて接続されている。
【0135】
上述のような構成において、本形態のデータ処理端末130では、子基板15の第二グランドプレーン18が四つの縁部の近傍で平行な線状に接続コネクタ14および金属部材105,133で親基板11の第一グランドプレーン17に接続されているので、データ処理回路19が発生する電磁界に共振するアンテナとして第二グランドプレーン18が作用することがない。
【0136】
このため、本形態のデータ処理端末130では、無線通信ユニット12の通信波長や第二グランドプレーン18のサイズなどに関係なく、無線通信を阻害する電磁界を第二グランドプレーン18が発生することを確実に防止でき、無線通信を良好に実行することができる。
【0137】
しかも、本形態のデータ処理端末130では、第二グランドプレーン18を四つの縁部で第一グランドプレーン17に個々に接続する四個のグランド接続手段の一個が接続コネクタ14であり、親基板11に装着されている金属部材105,133に子基板15を弾性体139で押圧して接続するので、一般ユーザにより子基板15が親基板11に装着されても第二グランドプレーン18の四辺を第一グランドプレーン17に良好に接続することができる。
【0138】
なお、上記形態では親基板11に装着されている金属部材105,133に子基板15を弾性体139で押圧して接続することを例示したが、図30に一変形例として例示するデータ処理端末140のように、第二グランドプレーン18の三辺を金属板141,142で第一グランドプレーン17に接続することも可能である。
【0139】
ただし、このデータ処理端末140を子基板15が一般ユーザにより装着される構造に適用することは困難であることが予想されるので、このデータ処理端末140は子基板15が装着された状態で出荷される製品に適用することが好適である。
【0140】
ここで、本発明者による実験結果を図31ないし図39に基づいて以下に説明する。まず、本発明者はFDTD(Finite Differential Time Domain)法に基づいた既存の電磁界シミュレーションのアプリケーションソフトを一般的なパーソナルコンピュータにインストールし、前述したデータ処理端末10,30,40,90,91,100が発生する電磁界を電磁界シミュレーションにより確認した。
【0141】
なお、この電磁界シミュレーションでは、第一グランドプレーン17は、左右長が160(mm)、前後幅が70(mm)、上下厚が無限小、の完全導体とし、第二グランドプレーン18は、左右長が40(mm)、前後幅が25(mm)、上下厚が無限小、の完全導体とした。
【0142】
さらに、接続コネクタ14は、左右長が20(mm)、前後幅が無限小、上下厚が4.0(mm)、の完全導体とし、第二グランドプレーン18の長辺に沿って位置するものとした。データ処理回路19は、完全導体と負荷1.0(Ω)の抵抗と内部インピーダンスが0(Ω)の電圧源とでモデル化し、前後長が5.0(mm)、左右幅が無限小、上下厚が2.0(mm)、とした。
【0143】
このデータ処理回路19は、長手方向が接続コネクタ14と直交する方向で、第二グランドプレーン18の中央付近の真下で第一グランドプレーン17に位置するものとした。データ処理回路19は、本来は親基板11の全体に搭載されているものであるが、わずか5.0(mm)の信号配線でも第二グランドプレーン18が共振することを示すため、このようなモデルとした。
【0144】
計算領域は、前後幅が170(mm)、左右長が260(mm)、上下幅が100(mm)とし、前後幅が5.0(mm)、左右幅が5.0(mm)、上下幅が2.0(mm)の均一メッシュを設定した。計算領域外壁の吸収境界条件は10層のPML(Perfectly Matched Layer)とし、計算対象の周波数はPHSに対応した1.9(GHz)とした。
【0145】
上述のような条件で、親基板11の第一グランドプレーン17から14(mm)の高さでの磁界強度を計算したところ、第一/第二の従来例のデータ処理端末10,20では、図31に示すように、特に第二グランドプレーン18の両端で磁界が強いことが判明した。
【0146】
なお、同図は磁界が強いほど濃い色で表現されており、1レンジは4.0(dB)である。磁界と電流とは直交するので、第二グランドプレーン18は接続コネクタ14と直交する前後方向に電流が発生していることになり、子基板15が1.9(GHz)の周波数で電磁界を発生していることになる。第三の従来例のデータ処理端末30では、図32に示すように、電磁界の強度は多少は低下するが、それでも低出力のPHS通信を充分に阻害する程度に高強度である。
【0147】
本発明の実施の第一の形態のデータ処理端末40では、図33に示すように、電磁界の強度が全体的に極度に低下し、例えば、親基板11の右後方の角部での電磁界の強度は、従来のデータ処理端末10,20の場合に比較して約29(dB)も低下している。
【0148】
第二グランドプレーン18は、前後方向の両端で第一グランドプレーン17に接続されているので、前後方向で1/4波長共振を起こすことはない。1/2波長共振が起こる可能性はあるが、接続コネクタ14と補助接続手段33との間隔が20(mm)とすると、その共振周波数は7.5(GHz)なのでPHS通信を阻害することはない。
【0149】
データ処理端末90でも、図34に示すように、上述のデータ処理端末40ほどではないが、電磁界の強度は全体的に低下している。これは二個の補助接続手段33の間隔が約70(mm)であり、その1/2波長共振の共振周波数が約2.1(GHz)とPHS通信の1.9(GHz)に近接したためと推測される。
【0150】
データ処理端末91では、図35に示すように、さらに良好に電磁界の強度が全体的に低下し、例えば、親基板11の右後方の角部での電磁界の強度は、従来のデータ処理端末10,20の場合に比較して約57(dB)も低下している。これは三個の補助接続手段33の間隔が約30(mm)であり、その1/2波長共振の共振周波数が約5(GHz)とPHS通信の1.9(GHz)から離れたためと推測する。データ処理端末100でも、図36に示すように、上述のデータ処理端末91と同等以上に電磁界の強度が全体的に低下している。
【0151】
さらに、本発明者は上述のデータ処理端末10,30,40,91の電磁界シミュレーションで、図37に示すように、遠方放射電界強度の周波数特性も算出した。この周波数特性の算出では、親基板11の中心を原点とし、XY平面、YZ平面、ZX平面、での遠方放射電界強度の最大値をプロットした。
【0152】
また、データ処理端末10の2.4(GHz)での数値で全部を正規化し、算出範囲は1.0〜3.0(GHz)とした。なお、同図ではデータ処理端末10の算出結果が四角、データ処理端末30の算出結果が丸、データ処理端末40の算出結果が三角、データ処理端末91の算出結果が逆三角、として記載している。
【0153】
同図から自明のように、第一の従来例のデータ処理端末10のみ2.4(GHz)に共振によるピークが存在し、他のデータ処理端末30,40,90は算出範囲にピークは存在しない。そして、電界強度はデータ処理端末10,30,40,90の順番で減少しており、本発明の実施の形態のデータ処理端末40,90は従来例のデータ処理端末10,30より電磁界が削減されることが確認できる。なお、遠方放射電界強度と近傍の電磁界による電磁干渉とは直接には関係ないが、遠方放射電界強度が高いほど近傍の電磁干渉も発生しやすいと想定できる。
【0154】
さらに、本発明者は上述のデータ処理端末10,90を実際に試作し、図38および図39に示すように、周波数1.9(GHz)での磁界強度を測定した。なお、同図の1レンジは2.0(dB)である。すると、従来例のデータ処理端末10では、図38に示すように、磁界強度は最大で約70(dB)であったのに対し、本発明のデータ処理端末90では、最大で約60(dB)と約10(dB)低くなることを確認した。
【0155】
さらに、上述の試作したデータ処理端末10,90の図中右端の位置にPHS通信するカード形状の無線通信ユニット12を配置し、その通信アンテナ13の給電部での誘導電圧を測定した。すると、本発明のデータ処理端末90は従来例のデータ処理端末10より誘導電圧が約10(dB)も低く、本発明のデータ処理端末90は従来例のデータ処理端末10より良好に無線通信できることが確認された。
【0156】
【発明の効果】
本発明の第一のデータ処理端末では、第二グランドプレーンを複数のグランド接続手段が複数の位置で第一グランドプレーンに個々に接続しており、第二グランドプレーンの連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”(αは“1”以上の係数)を満足していることにより、
第二グランドプレーンの共振アンテナとして作用する部分の共振周波数が無線通信回路の通信周波数より充分に高いので、第二グランドプレーンが発生する電磁界が無線通信を阻害することを防止できる。
【0157】
また、上述のようなデータ処理端末の他の形態では、第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足していることにより、
第二グランドプレーンの共振アンテナとして作用する部分の共振周波数が無線通信回路の通信周波数より充分に高いので、第二グランドプレーンが発生する電磁界が無線通信を阻害することを防止できる。
【0158】
また、第二グランドプレーンの一つの縁部が接続コネクタにより線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と略平行な縁部が補助接続手段により少なくとも一点で第一グランドプレーンに接続され、
また、第二グランドプレーンの相互に略平行な二つの縁部が接続コネクタおよび補助接続手段により線状に第一グランドプレーンに接続され、
また、第二グランドプレーンの一つの縁部が接続コネクタにより線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と略直交する二つの縁部の各々が補助接続手段により少なくとも一点で第一グランドプレーンに接続され、
また、第二グランドプレーンの一つの縁部が接続コネクタにより線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と略直交する二つの縁部の各々が補助接続手段により線状に第一グランドプレーンに接続され、
また、第二グランドプレーンの一つの縁部が接続コネクタにより線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と直交する一つの縁部が第一の補助接続手段により線状に第一グランドプレーンに接続され、第一の補助接続手段と接続コネクタとが位置しない二つの縁部の角部が第二の補助接続手段により点状に第一グランドプレーンに接続され、
また、第二グランドプレーンの中央部分が接続コネクタにより二つの縁部と略平行な線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その二つの縁部の各々が補助接続手段により少なくとも一点で第一グランドプレーンに接続され、
また、第二グランドプレーンの相互に略平行な二つの縁部と中央部分とが接続コネクタおよび補助接続手段により略平行に線状に第一グランドプレーンに接続され、
また、第二グランドプレーンの中央部分が接続コネクタにより二つの縁部と略平行な線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と略直交する二つの縁部の各々が補助接続手段により少なくとも一点で第一グランドプレーンに接続され、
また、第二グランドプレーンの中央部分が接続コネクタにより二つの縁部と略平行な線状に第一グランドプレーンに接続されるとともに、その縁部と略直交する二つの縁部の各々が補助接続手段により線状に第一グランドプレーンに接続されることにより、
第二グランドプレーンの連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足している構造や、一つの縁部での角部からグランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足している構造を、簡単かつ確実に実現することができる。
【0159】
本発明の第二のデータ処理端末では、第二グランドプレーンを相互に略平行に対向する二つの縁部と略平行な線状に中間の位置で接続コネクタが第一グランドプレーンに接続しており、第二グランドプレーンの連続する縁部での接続コネクタの一端から他端への最長の間隔aが“a<λ/2α”(αは“1”以上の係数)を満足していることにより、
第二グランドプレーンの共振アンテナとして作用する部分の共振周波数が無線通信回路の通信周波数より充分に高いので、第二グランドプレーンが発生する電磁界が無線通信を阻害することを防止できる。
【0160】
また、第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段の端部までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足していることにより、
第二グランドプレーンの共振アンテナとして作用する部分の共振周波数が無線通信回路の通信周波数より充分に高いので、第二グランドプレーンが発生する電磁界が無線通信を阻害することを防止できる。
【0161】
また、データ処理回路が搭載された親基板の第一グランドプレーンからなる第一グランドプレーンと、データ処理回路の処理データを一時記憶するメモリ回路が搭載された子基板の第一グランドプレーンからなる第二グランドプレーンとが、接続コネクタからなる接続コネクタで着脱自在に接続されていることにより、親基板に接続コネクタで子基板を接続すると、親基板のデータ処理回路が発生する電磁界に共振する共振アンテナとして子基板が作用するが、その共振周波数は無線通信回路の通信周波数より充分に高いので、第二グランドプレーンが発生する電磁界が無線通信を阻害することを防止できる。
【0162】
本発明の第三のデータ処理端末では、第二グランドプレーンを四つの縁部の近傍で略平行な線状にグランド接続手段が第一グランドプレーンに接続していることにより、
データ処理回路が発生する電磁界に共振するアンテナとして第二グランドプレーンが作用することがないので、無線通信を阻害する電磁界が第二グランドプレーンから発生することを防止できる。
【0163】
本発明の第一の端末設計装置による端末設計方法では、第二グランドプレーンの連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足する、複数のグランド接続手段のレイアウトパターンをパターン生成手段が各種の記憶データに基づいてデータ生成することにより、
無線通信を阻害しない複数のグランド接続手段のレイアウトパターンをデータ生成することができる。
【0164】
また、上述のような端末設計装置による端末設計方法の他の形態では、第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足するレイアウトパターンをパターン生成手段がデータ生成することにより、
無線通信を阻害しない複数のグランド接続手段のレイアウトパターンをデータ生成することができる。
【0165】
また、上述のような端末設計装置による端末設計方法の他の形態では、第二グランドプレーンの一つの縁部と略平行な接続コネクタのレイアウトパターンに対応して補助接続手段のレイアウトパターンをデータ生成することにより、
接続コネクタのレイアウトパターンに対応して補助接続手段のレイアウトパターンをデータ生成することができる。
【0166】
本発明の第二の端末設計装置による端末設計方法では、第二グランドプレーンの連続する縁部での複数のグランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足していることを、パターン確認手段が各種の記憶手段の記憶データに基づいて確認することにより、
複数のグランド接続手段のレイアウトパターンが無線通信を阻害しないものであるかを確認することができる。
【0167】
また、第二グランドプレーンの一つの縁部での角部からグランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足していることもパターン確認手段が確認することにより、
複数のグランド接続手段のレイアウトパターンが無線通信を阻害しないものであるかを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図2】第一グランドプレーンや第二グランドプレーンなどの電気的構造を示す模式図である。
【図3】第二グランドプレーンでの接続コネクタと補助接続手段とのレイアウトパターンを示す平面図である。
【図4】本発明の実施の一形態の端末設計装置の物理構造を示すブロック図である。
【図5】端末設計装置の論理構造を示す模式図である。
【図6】端末設計装置の端末設計方法を示すフローチャートである。
【図7】一変形例の第二グランドプレーンを示す平面図である。
【図8】第一の形態の第一の変形例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図9】第二グランドプレーンでの接続コネクタと補助接続手段とのレイアウトパターンを示す平面図である。
【図10】第二の変形例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図11】第二グランドプレーンでの接続コネクタと補助接続手段とのレイアウトパターンを示す平面図である。
【図12】第三の変形例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図13】第二グランドプレーンでの接続コネクタと補助接続手段とのレイアウトパターンを示す平面図である。
【図14】第四から第六の変形例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図15】実施の第二の形態のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図16】第二グランドプレーンでの接続コネクタおよび補助接続手段である二個の接続コネクタのレイアウトパターンを示す平面図である。
【図17】第二の形態の第一の変形例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図18】第二グランドプレーンでの接続コネクタと補助接続手段とのレイアウトパターンを示す平面図である。
【図19】第二および第三の変形例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図20】実施の第三の形態のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図21】第二グランドプレーンでの接続コネクタおよび第一第二の補助接続手段のレイアウトパターンを示す平面図である。
【図22】実施の第四の形態のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図23】第二グランドプレーンでの接続コネクタと補助接続手段とのレイアウトパターンを示す平面図である。
【図24】第四の形態の一変形例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図25】第二グランドプレーンでの接続コネクタと補助接続手段とのレイアウトパターンを示す平面図である。
【図26】実施の第五の形態のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図27】第二グランドプレーンでの接続コネクタのレイアウトパターンを示す平面図である。
【図28】実施の第六の形態のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図29】子基板の位置の内部構造を示す縦断側面図である。
【図30】第六の形態の一変形例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図31】第一および第二の従来例のデータ処理端末での磁界強度のシミュレーション結果を示す平面図である。
【図32】第三の従来例のデータ処理端末での磁界強度のシミュレーション結果を示す平面図である。
【図33】実施の第一の形態のデータ処理端末での磁界強度のシミュレーション結果を示す平面図である。
【図34】第一の形態の第一の変形例のデータ処理端末での磁界強度のシミュレーション結果を示す平面図である。
【図35】第一の形態の第二の変形例のデータ処理端末での磁界強度のシミュレーション結果を示す平面図である。
【図36】実施の第二の形態のデータ処理端末での磁界強度のシミュレーション結果を示す平面図である。
【図37】従来例および実施の形態のデータ処理端末での遠方放射電界強度のシミュレーション結果を示す特性図である。
【図38】試作した第一の従来例のデータ処理端末での磁界強度の測定結果を示す平面図である。
【図39】試作した第一の形態の第一の変形例のデータ処理端末での磁界強度の測定結果を示す平面図である。
【図40】第一の従来例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図41】第二の従来例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図42】第三の従来例のデータ処理端末の内部構造を示す斜視図である。
【図43】第一の従来例のデータ処理端末の第一グランドプレーンや第二グランドプレーンなどの電気的構造を示す模式図である。
【図44】逆Lアンテナと逆Fアンテナとの構造を示す模式図である。
【図45】第一および第二の従来例のデータ処理端末の第二グランドプレーンでの接続コネクタのレイアウトパターンを示す平面図である。
【図46】第三の従来例のデータ処理端末の第二グランドプレーンでの接続コネクタと補助接続手段とのレイアウトパターンを示す平面図である。
【符号の説明】
11 親基板
14 グランド接続手段の接続コネクタであり補助接続手段ともなる接続コネクタ
15 子基板
17 第一グランドプレーン
18,43 第二グランドプレーン
19 データ処理回路
33 補助接続手段
40,90〜95,100〜102,106,110,111,120,130,140 データ処理端末
50 端末設計装置
51 コンピュータの主体であるCPU
53 情報記憶媒体であるROM
54 情報記憶媒体であるRAM
55 情報記憶媒体であるHDD
56 情報記憶媒体であるFD
58 情報記憶媒体であるCD−ROM
71 波長入力手段
72 波長記憶手段
73 係数入力手段
74 係数記憶手段
75 長さ入力手段
76 長さ記憶手段
77 パターン生成手段
78 パターン入力手段
79 パターン記憶手段
80 補助生成手段
96,107 補助接続手段であるバネ材
105,133 グランド接続手段であり補助接続手段である金属部材
141,142 グランド接続手段である金属板

Claims (34)

  1. 所定の通信波長λで無線通信する無線通信回路の近傍でデータ処理を実行するデータ処理端末であって、
    電位基準を決定する導体からなる第一グランドプレーンと、
    複数の縁部と複数の角部とを具備する所定形状の導体からなり前記第一グランドプレーンと略平行に位置する第二グランドプレーンと、
    前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーンとの少なくとも一方に接続されているデータ処理回路と、
    前記第二グランドプレーンを前記縁部の近傍の複数の位置で前記第一グランドプレーンに個々に接続している複数のグランド接続手段と、を具備しており、
    前記第二グランドプレーンの連続する縁部での複数の前記グランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”(αは“1”以上の係数)を満足しているデータ処理端末。
  2. 前記第二グランドプレーンの一つの前記縁部での前記角部から前記グランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足している請求項1に記載のデータ処理端末。
  3. 前記第二グランドプレーンが略直角な四つの角部を具備した矩形に形成されており、
    前記グランド接続手段が、前記第二グランドプレーンの略平行な二つの前記縁部の一方の近傍に略平行に位置する細長い接続コネクタと他方の近傍に位置する少なくとも一個の点状の補助接続手段と、を具備している請求項1または2に記載のデータ処理端末。
  4. 前記第二グランドプレーンが略直角な四つの角部を具備した矩形に形成されており、
    前記グランド接続手段が、前記第二グランドプレーンの略平行な二つの前記縁部の一方の近傍に略平行に位置する細長い接続コネクタと他方の近傍に略平行に位置する線状の補助接続手段と、を具備している請求項1または2に記載のデータ処理端末。
  5. 前記第二グランドプレーンが略直角な四つの角部を具備した矩形に形成されており、
    前記グランド接続手段が、前記第二グランドプレーンの一つの前記縁部の近傍に略平行に位置する細長い接続コネクタと、この接続コネクタと略直交する二つの前記縁部の近傍に少なくとも一個ずつ位置する点状の補助接続手段と、を具備している請求項1または2に記載のデータ処理端末。
  6. 前記第二グランドプレーンが略直角な四つの角部を具備した矩形に形成されており、
    前記グランド接続手段が、前記第二グランドプレーンの一つの前記縁部の近傍に略平行に位置する細長い接続コネクタと、この接続コネクタと略直交する二つの前記縁部の各々の近傍に略平行に位置する線状の補助接続手段と、を具備している請求項1または2に記載のデータ処理端末。
  7. 前記第二グランドプレーンが略直角な四つの角部を具備した矩形に形成されており、
    前記グランド接続手段が、前記第二グランドプレーンの一つの前記縁部の近傍に略平行に位置する細長い接続コネクタと、この接続コネクタと略直交する一つの前記縁部の近傍に略平行に位置する線状の第一の補助接続手段と、この第一の補助接続手段と前記接続コネクタとが近傍に位置しない二つの前記縁部が交差する角部の近傍に位置する点状の第二の補助接続手段と、を具備している請求項1または2に記載のデータ処理端末。
  8. 前記第二グランドプレーンが略直角な四つの角部を具備した矩形に形成されており、
    前記グランド接続手段が、前記第二グランドプレーンの相互に対向する二つの前記縁部の中間に略平行に位置する細長い接続コネクタと、この接続コネクタと略平行な二つの前記縁部の近傍に少なくとも一個ずつ位置する点状の補助接続手段と、を具備している請求項1または2に記載のデータ処理端末。
  9. 前記第二グランドプレーンが略直角な四つの角部を具備した矩形に形成されており、
    前記グランド接続手段が、前記第二グランドプレーンの相互に対向する二つの前記縁部の中間に略平行に位置する細長い接続コネクタと、この接続コネクタと略平行な二つの前記縁部の近傍に略平行に一個ずつ位置する線状の補助接続手段と、を具備している請求項1または2に記載のデータ処理端末。
  10. 前記第二グランドプレーンが略直角な四つの角部を具備した矩形に形成されており、
    前記グランド接続手段が、前記第二グランドプレーンの相互に対向する二つの前記縁部の中間に略平行に位置する細長い接続コネクタと、この接続コネクタと略直交する二つの前記縁部の近傍に少なくとも一個ずつ位置する点状の補助接続手段と、を具備している請求項1,2,8,9の何れか一項に記載のデータ処理端末。
  11. 前記第二グランドプレーンが略直角な四つの角部を具備した矩形に形成されており、
    前記グランド接続手段が、前記第二グランドプレーンの相互に対向する二つの前記縁部の中間に略平行に位置する細長い接続コネクタと、この接続コネクタと略直交する二つの前記縁部の各々の近傍に略平行に位置する線状の補助接続手段と、を具備している請求項1,2,8,9の何れか一項に記載のデータ処理端末。
  12. 所定の通信波長λで無線通信する無線通信回路の近傍でデータ処理を実行するデータ処理端末であって、
    電位基準を決定する導体からなる第一グランドプレーンと、
    複数の縁部と複数の角部とを具備する所定形状の導体からなり前記第一グランドプレーンと略平行に位置する第二グランドプレーンと、
    前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーンとの少なくとも一方に接続されているデータ処理回路と、
    前記第二グランドプレーンを相互に略平行に対向する二つの前記縁部の中間で略平行に前記第一グランドプレーンに接続している接続コネクタと、を具備しており、
    前記第二グランドプレーンの連続する縁部での前記接続コネクタの一端から他端への最長の間隔aが“a<λ/2α”(αは“1”以上の係数)を満足しているデータ処理端末。
  13. 前記第二グランドプレーンの一つの前記縁部での前記角部から前記グランド接続手段の端部までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足している請求項12に記載のデータ処理端末。
  14. 前記第一グランドプレーンは、前記データ処理回路が搭載された親基板に形成されており、
    前記第二グランドプレーンは、前記データ処理回路の処理データを一時記憶するメモリ回路が搭載された子基板に形成されており、
    前記接続コネクタは、前記子基板を前記親基板に着脱自在に接続する請求項3ないし13の何れか一項に記載のデータ処理端末。
  15. 前記通信波長λが“λ≒159(mm)”であり、
    前記間隔bが“b<39/α(mm)”を満足しており、
    前記間隔aが“a<79/α(mm)”を満足している請求項1ないし14の何れか一項に記載のデータ処理端末。
  16. 前記通信波長λが“λ≒150(mm)”であり、
    前記間隔bが“b<38/α(mm)”を満足しており、
    前記間隔aが“a<75/α(mm)”を満足している請求項1ないし14の何れか一項に記載のデータ処理端末。
  17. 前記通信波長λが“λ≒125(mm)”であり、
    前記間隔bが“b<31/α(mm)”を満足しており、
    前記間隔aが“a<63/α(mm)”を満足している請求項1ないし14の何れか一項に記載のデータ処理端末。
  18. 所定の通信波長λで無線通信する無線通信回路の近傍でデータ処理を実行するデータ処理端末であって、
    電位基準を決定する導体からなる第一グランドプレーンと、
    複数の縁部と複数の角部とを具備する所定形状の導体からなり前記第一グランドプレーンと略平行に位置する第二グランドプレーンと、
    前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーンとの少なくとも一方に接続されているデータ処理回路と、
    前記第二グランドプレーンを複数の前記縁部の各々の近傍で略平行な線状に前記第一グランドプレーンに接続しているグランド接続手段と、
    を具備しているデータ処理端末。
  19. 前記無線通信回路が着脱自在に装着されており、
    前記無線通信回路と前記データ処理回路が有線通信する請求項1ないし18の何れか一項に記載のデータ処理端末。
  20. 前記無線通信回路が一体に形成されており、
    前記無線通信回路と前記データ処理回路が有線通信する請求項1ないし18の何れか一項に記載のデータ処理端末。
  21. 電位基準を決定する導体からなる第一グランドプレーンと、複数の縁部と複数の角部とを具備する所定形状の導体からなり前記第一グランドプレーンと略平行に位置する第二グランドプレーンと、前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーンとの少なくとも一方に接続されているデータ処理回路と、前記第二グランドプレーンを前記第一グランドプレーンに接続しているグランド接続手段と、を具備しており、所定の通信波長λで無線通信する無線通信回路の近傍で前記データ処理回路によりデータ処理を実行するデータ処理端末の設計に利用される端末設計装置であって、
    前記通信波長λがデータ入力される波長入力手段と、
    この波長入力手段にデータ入力された前記通信波長λをデータ記憶する波長記憶手段と、
    “1”以上の係数αがデータ入力される係数入力手段と、
    この係数入力手段にデータ入力された前記係数αをデータ記憶する係数記憶手段と、
    前記第二グランドプレーンの略直交する二つの前記縁部の長さがデータ入力される長さ入力手段と、
    この長さ入力手段にデータ入力された二つの前記長さをデータ記憶する長さ記憶手段と、
    前記第二グランドプレーンの連続する縁部での複数の前記グランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足する複数の前記グランド接続手段のレイアウトパターンを各種の前記記憶手段の記憶データに基づいてデータ生成するパターン生成手段と、
    を具備している端末設計装置。
  22. 前記パターン生成手段は、前記第二グランドプレーンの一つの前記縁部での前記角部から前記グランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足する前記レイアウトパターンをデータ生成する請求項21に記載の端末設計装置。
  23. 前記パターン生成手段は、
    前記グランド接続手段の一個である前記第二グランドプレーンの一つの前記縁部と略平行な接続コネクタのレイアウトパターンがデータ入力されるパターン入力手段と、
    このパターン入力手段にデータ入力された前記接続コネクタのレイアウトパターンをデータ記憶するパターン記憶手段と、
    このパターン記憶手段でデータ記憶された前記接続コネクタのレイアウトパターンに対応して前記グランド接続手段の一個である補助接続手段のレイアウトパターンをデータ生成する補助生成手段と、
    を具備している請求項21または22に記載の端末設計装置。
  24. 電位基準を決定する導体からなる第一グランドプレーンと、複数の縁部と複数の角部とを具備する所定形状の導体からなり前記第一グランドプレーンと略平行に位置する第二グランドプレーンと、前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーンとの少なくとも一方に接続されているデータ処理回路と、前記第二グランドプレーンを前記第一グランドプレーンに接続しているグランド接続手段と、を具備しており、所定の通信波長λで無線通信する無線通信回路の近傍で前記データ処理回路によりデータ処理を実行するデータ処理端末の設計に利用される端末設計装置であって、
    前記通信波長λがデータ入力される波長入力手段と、
    この波長入力手段にデータ入力された前記通信波長λをデータ記憶する波長記憶手段と、
    “1”以上の係数αがデータ入力される係数入力手段と、
    この係数入力手段にデータ入力された前記係数αをデータ記憶する係数記憶手段と、
    前記第二グランドプレーンの略直交する二つの前記縁部の長さがデータ入力される長さ入力手段と、
    この長さ入力手段にデータ入力された二つの前記長さをデータ記憶する長さ記憶手段と、
    複数の前記グランド接続手段のレイアウトパターンがデータ入力されるパターン入力手段と、
    このパターン入力手段にデータ入力された前記レイアウトパターンをデータ記憶するパターン記憶手段と、
    前記第二グランドプレーンの連続する縁部での複数の前記グランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足していることを各種の前記記憶手段の記憶データに基づいて確認するパターン確認手段と、
    を具備している端末設計装置。
  25. 前記パターン確認手段は、前記第二グランドプレーンの一つの前記縁部での前記角部から前記グランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足していることも確認する請求項24に記載の端末設計装置。
  26. 電位基準を決定する導体からなる第一グランドプレーンと、複数の縁部と複数の角部とを具備する所定形状の導体からなり前記第一グランドプレーンと略平行に位置する第二グランドプレーンと、前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーンとの少なくとも一方に接続されているデータ処理回路と、前記第二グランドプレーンを前記縁部の近傍の複数の位置で前記第一グランドプレーンに個々に接続している複数のグランド接続手段と、を具備しており、所定の通信波長λで無線通信する無線通信回路の近傍で前記データ処理回路によりデータ処理を実行するデータ処理端末の設計に利用される端末設計装置の端末設計方法であって、
    前記通信波長λのデータ入力を受け付け、
    このデータ入力された通信波長λをデータ記憶し、
    “1”以上の係数αのデータ入力を受け付け、
    このデータ入力された係数αをデータ記憶し、
    前記第二グランドプレーンの略直交する二つの前記縁部の長さのデータ入力を受け付け、
    このデータ入力された二つの長さをデータ記憶し、
    前記第二グランドプレーンの連続する縁部での複数の前記グランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足する複数の前記グランド接続手段のレイアウトパターンを各種の前記記憶データに基づいてデータ生成する端末設計方法。
  27. 前記第二グランドプレーンの一つの前記縁部での前記角部から前記グランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足する前記レイアウトパターンをデータ生成する請求項26に記載の端末設計方法。
  28. 電位基準を決定する導体からなる第一グランドプレーンと、複数の縁部と複数の角部とを具備する所定形状の導体からなり前記第一グランドプレーンと略平行に位置する第二グランドプレーンと、前記第一グランドプレーンと前記第二グランドプレーンとの少なくとも一方に接続されているデータ処理回路と、前記第二グランドプレーンを前記縁部の近傍の複数の位置で前記第一グランドプレーンに個々に接続している複数のグランド接続手段と、を具備しており、所定の通信波長λで無線通信する無線通信回路の近傍で前記データ処理回路によりデータ処理を実行するデータ処理端末の設計に利用される端末設計装置の端末設計方法であって、
    前記通信波長λのデータ入力を受け付け、
    このデータ入力された通信波長λをデータ記憶し、
    “1”以上の係数αのデータ入力を受け付け、
    このデータ入力された係数αをデータ記憶し、
    前記第二グランドプレーンの略直交する二つの前記縁部の長さのデータ入力を受け付け、
    このデータ入力された二つの長さをデータ記憶し、
    複数の前記グランド接続手段のレイアウトパターンのデータ入力を受け付け、
    このデータ入力されたレイアウトパターンをデータ記憶し、
    前記第二グランドプレーンの連続する縁部での複数の前記グランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足していることを各種の前記記憶データに基づいて確認する端末設計方法。
  29. 前記第二グランドプレーンの一つの前記縁部での前記角部から前記グランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足していることも確認する請求項28に記載の端末設計方法。
  30. 請求項21に記載の端末設計装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信波長λのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された通信波長λをデータ記憶すること、
    “1”以上の係数αのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された係数αをデータ記憶すること、
    前記第二グランドプレーンの略直交する二つの前記縁部の長さのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された二つの長さをデータ記憶すること、
    前記第二グランドプレーンの連続する縁部での複数の前記グランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足する複数の前記グランド接続手段のレイアウトパターンを各種の前記記憶データに基づいてデータ生成すること、
    を前記端末設計装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  31. 請求項22に記載の端末設計装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信波長λのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された通信波長λをデータ記憶すること、
    “1”以上の係数αのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された係数αをデータ記憶すること、
    前記第二グランドプレーンの略直交する二つの前記縁部の長さのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された二つの長さをデータ記憶すること、
    前記第二グランドプレーンの連続する縁部での複数の前記グランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足するとともに、一つの前記縁部での前記角部から前記グランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足する、複数の前記グランド接続手段のレイアウトパターンを各種の前記記憶データに基づいてデータ生成すること、
    を前記端末設計装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  32. 請求項24に記載の端末設計装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信波長λのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された通信波長λをデータ記憶すること、
    “1”以上の係数αのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された係数αをデータ記憶すること、
    前記第二グランドプレーンの略直交する二つの前記縁部の長さのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された二つの長さをデータ記憶すること、
    複数の前記グランド接続手段のレイアウトパターンのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力されたレイアウトパターンをデータ記憶すること、
    前記第二グランドプレーンの連続する縁部での複数の前記グランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足していることを各種の前記記憶データに基づいて確認すること、
    を前記端末設計装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  33. 請求項25に記載の端末設計装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信波長λのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された通信波長λをデータ記憶すること、
    “1”以上の係数αのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された係数αをデータ記憶すること、
    前記第二グランドプレーンの略直交する二つの前記縁部の長さのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力された二つの長さをデータ記憶すること、
    複数の前記グランド接続手段のレイアウトパターンのデータ入力を受け付けること、
    このデータ入力されたレイアウトパターンをデータ記憶すること、
    前記第二グランドプレーンの連続する縁部での複数の前記グランド接続手段の最長の間隔aが“a<λ/2α”を満足しているとともに、一つの前記縁部での前記角部から前記グランド接続手段までの最長の間隔bが“b<λ/4α”を満足していることを各種の前記記憶データに基づいて確認すること、
    を前記端末設計装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  34. 端末設計装置のためのコンピュータプログラムが格納されている情報記憶媒体であって、
    請求項30ないし33の何れか一項に記載のコンピュータプログラムが格納されている情報記憶媒体。
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