JP3905209B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に用いられ、非磁性トナーを含む現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に用いられる現像装置には、非磁性トナーを含む現像剤により像担持体上の静電潜像を現像するものがある。特開平9ー211981号公報には、非磁性トナーを含む現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像装置であって、該現像剤を収容する現像剤収容容器と、該現像剤を担持し現像領域に搬送すべく該現像剤収容容器の開口部に回転可能に設置された現像剤担持体と、該現像剤担持体の回転方向に対し該現像剤担持体と上記像担持体とが対向する位置より上流側で該現像剤担持体に対向し回転可能に配置された現像剤供給部材と、上記現像剤担持体と上記像担持体とが対向する位置より下流側で上記現像剤収容容器内に配置された現像剤回収部材とを有する現像装置において、上記現像剤供給部材及び現像剤回収部剤を上記現像剤担持体に非接触に配設し、該現像剤供給部材と上記現像剤担持体との間に設置された網状電極と、該網状電極及び上記現像剤供給部材並びに現像剤回収部材に電圧を印加するための電源とを有し、非接触にて現像剤を上記現像剤担持体にコートし回収することを特徴とする現像装置が記載されている。
【0003】
また、特開平9ー236979号公報には、必要に応じて補助剤を外添した一成分系現像剤を所望の極性に帯電させて担持し、現像器内に収容される側の周面が下方から上方に移動するように回転する現像剤担持体と、該現像剤担持体上の現像剤を所定の層厚に規制する弾性体ブレードとを有し、該弾性体ブレードで規制された該現像剤担持体上の現像剤を用いて、潜像担持体上の潜像を現像する現像装置において、該現像剤担持体よりも現像剤貯溜部側で該現像剤担持体と接触し、現像器下部の現像器壁と対向する面が現像剤貯蔵部側に移動するように回転する第一現像剤供給部材と、該第一現像剤供給部材よりも現像剤搬送方向下流側であって、かつ該弾性体ブレードよりも上流側に、該現像剤担持体と接触あるいは非接触で配置され、該第一現像剤供給部材とは異なる方向に回転する第二現像剤供給部材とを設けたことを特徴とする現像装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平9ー211981号公報記載の現像装置では、現像剤供給部材及び現像剤回収部材を現像剤担持体に非接触に配設して現像剤担持体への現像剤の供給及び掻き取りを非接触で行っているので、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることが困難である。
【0005】
また、上記特開平9ー236979号公報記載の現像装置では、現像剤担持体上の現像剤薄層形成の最終段階で弾性体ブレードを現像剤担持体上に当接させているので、ホッパ内に現像剤として所定の粒径分布を有したトナーが入っていると、比較的粒径の大きなトナーが弾性体ブレードにより現像剤担持体から掻き取られてホッパ内に戻るのに対して、現像剤担持体上の比較的粒径の小さなトナーが弾性体ブレードを通過するために、経時的にトナー補給前では粒径の大きなトナーで潜像担持体上の潜像を現像することになって潜像担持体上のトナー付着量が増加すると共にトナーの帯電量が低下して画像濃度が増加してしまう。
【0006】
また、新しいトナーを補給すると、残留していた比較的粒径の大きなトナーが逆帯電して地汚れが顕著となる。
各請求項に係る発明は、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができ、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる現像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、非磁性トナーを含む現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像装置であって、現像剤を収容する現像剤収容容器と、この現像剤収容容器の開口部に回転可能に設置され現像剤を担持して現像領域に搬送する現像剤担持体と、この現像剤担持体の回転方向に対してこの現像剤担持体と前記像担持体とが対向もしくは接触する位置より上流側で前記現像剤担持体に対向して配置され、前記現像剤担持体と対向する部分で前記現像剤担持体と同じ方向に回転して前記現像剤担持体に現像剤を供給する薄層形成兼現像剤供給部材と、前記現像剤担持体の回転方向に対して前記薄層形成兼現像剤供給部材より上流側で前記現像剤担持体と接触させて前記現像剤収容容器内に回転可能に配置され、現像剤を前記現像剤担持体に供給して担持させる現像剤供給部材と、前記薄層形成兼現像剤供給部材と前記現像剤担持体との間に電位差を与えて電界を形成させる電界形成手段とを備え、前記薄層形成兼現像剤供給部材は現像剤が供給補助部材により薄層に付着されて前記現像剤担持体に現像剤を供給し前記現像剤担持体上の現像剤を延ばしてならすものである。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の現像装置において、前記薄層形成兼現像剤供給部材を前記現像剤担持体に対して非接触で配設したものである。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項2記載の現像装置において、前記現像剤供給部材を非発泡弾性材料で形成したものである。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1記載の現像装置において、画像形成時に飽和現像を行うものである。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項2記載の現像装置において、画像形成時に飽和現像を行うものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施形態を示す。
この第1実施形態は、非磁性トナーを含む現像剤、例えば一成分トナーにより像担持体としての感光体ドラム1上の静電潜像を現像する現像装置であり、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に用いられる。この第1実施形態は、トナーを収容する現像剤収容容器2と、この現像剤収容容器2の開口部に回転可能に設置されトナーを担持して現像領域に搬送する現像ローラからなる現像剤担持体3と、この現像剤担持体3の回転方向に対して現像剤担持体3と像担持体1とが接触する位置より上流側で現像剤担持体3に対向して回転可能に配置された薄層形成兼現像剤供給ローラからなる薄層形成兼現像剤供給部材4と、現像剤担持体3の回転方向に対して薄層形成兼現像剤供給部材4より上流側で現像剤担持体3と接触させて現像剤収容容器2内に回転可能に配置された現像剤供給ローラからなる現像剤供給部材5と、駆動部により回転駆動されるアジテータ6と、現像剤担持体3の芯金に現像バイアスを印加する現像バイアス電源7と、現像剤供給部材5にバイアスを印加する供給バイアス電源8と、薄層形成兼現像剤供給部材4にバイアスを印加する薄層バイアス電源9とを有し、現像剤担持体3はトナーを担持して現像領域に搬送して像担持体1上の静電潜像を現像する。現像剤担持体3と像担持体1は、接触しているが、非接触で対向させてもよい。
【0015】
現像剤収容容器2の一部がホッパ2aを構成し、アジテータ6はホッパ2a内に回転可能に設けられる。トナーカートリッジ10は現像剤収容容器2に着脱可能に取り付けられ、トナーカートリッジ10からホッパ2aにトナーが補給される。ホッパ2a内のトナーはアジテータ6が回転することにより撹拌されて機械的に現像剤供給部材5に供給される。
【0016】
現像剤供給部材5は、発泡ポリウレタン、ゴム等で形成され、50〜500μmの径のセルでトナーを保持し易い構造を持っている。また、現像剤供給部材5は、可撓性を有するもので2〜10μmRZの範囲の表面粗さを有し、十分にトナーを搬送できる形状である。現像剤供給部材5の硬度はJIS Aで10度から40度程度で比較的硬度が低く、現像剤供給部材5は現像剤担持体3に均一に当接させることができる。像担持体1の線速は100mm/S、現像剤担持体3の線速は105mm/S〜200mm/Sであり、像担持体1の線速と現像剤担持体3の線速との比率は1:1.05〜2である。回転方向は像担持体1が現像剤担持体3に対して逆方向(当接部で同方向)であり、すなわち、像担持体1は現像剤担持体3に連れ廻りする。
【0017】
現像剤供給部材5は現像剤担持体3と同方向に回転し、現像剤供給部材5の線速と現像剤担持体3の線速との比率は0.9〜1.5が最適である。これは条件設定の組み合わせにより選択可能であり、現像剤供給部材5を現像剤担持体3と逆方向に回転させてもよい。現像剤供給部材5の現像剤担持体3への喰い込み量は0.5〜1.5mmである。しかし、これは、トナーの帯電特性、供給性に依存するので、更に広い範囲で最適条件を設定することが必要且つ可能である。
【0018】
現像剤供給部材5の現像剤担持体3への喰いこみ量は本実施形態の現像装置を駆動するモータの特性にも依存するので、像担持体1、現像剤担持体3、現像剤供給部材5を含めた検討を行うことが必要である。現像剤担持体3、薄層形成兼現像剤供給部材4及び現像剤供給部材5はモータによりそれぞれ伝達機構を介して回転駆動される。本実施形態の現像装置は必要トルクが1〜1.5kgfcmであれば作動に問題ないレベルである。トナーは、ポリエステル、ポリオール、スチレンアクリル等の樹脂に帯電制御剤(CCA)、色材を混合し、その周りにシリカ、酸化チタン等の物質を外添している。トナーの平均粒径は7.5μmであり、高解像力の需要と共に小粒化していっても十分に対応が取れるようになっている。
【0019】
現像剤担持体3は、ゴム材料等の弾性を有するものが最適で、表面粗さを適宜あらしてRZで1〜4[μm]としたものである。この値はトナー粒径に対して13〜80%となり、トナーが現像剤担持体3の表面に埋没することなく搬送される。ここで、現像剤担持体3を形成するゴム材料として使用できるものは、シリコン、ブタジエン、NBR、ヒドリン等を挙げることができる。
【0020】
更に、現像剤担持体3の表面に、特に経時品質を安定化させるための樹脂を被覆することがよく行われる。この樹脂の材料はシリコン系、テフロン系が良好であり、前者のシリコン系はトナー帯電が良好になり、後者のテフロン系は離型性が優れている。この場合も、これらの樹脂の表面粗さは現像剤担持体3がゴム材料一層で上記樹脂を被覆しない場合と同様である。
【0021】
現像剤供給部材5の上もしくは内部のトナーは、現像剤供給部材5の回転により現像剤担持体3へ供給され、現像剤供給部材5と現像剤担持体3との接触点で互いに反対方向に回転する現像剤供給部材5と現像剤担持体3とに挟まれることによって負に帯電して負の帯電電荷が得られ、現像剤担持体3上にその表面粗さによる効果により保持される。
【0022】
現像剤担持体3は、現像剤供給部材5との接触点より回転を続けて薄層形成兼現像剤供給部材4と当接する。この薄層形成兼現像剤供給部材4は、現像剤供給部材5と同一の材料かこれより更に表面性が滑らかなものが良好である。場合によっては、薄層形成兼現像剤供給部材4は、現像剤担持体3と同様の材質でもよい。薄層形成兼現像剤供給部材4の硬度は柔らかい方が当接余裕度が得られるが、精度を得る観点から10〜50°JIS Aの範囲が良好である。
【0023】
薄層形成兼現像剤供給部材4の現像剤担持体3に対する喰い込み量は、過剰になると、現像剤担持体3上のトナーを掻き取ってしまうので、0.5mm以下が良好である。薄層形成兼現像剤供給部材4は、回転方向が通常の薄層形成ローラ方式とは異なり、現像剤担持体3との接触点で順回転方向(同じ回転方向)であり、回転数が少なくとも現像剤担持体3と同速以上である。
【0024】
供給補助部材11は薄層形成兼現像剤供給部材4に近接して配設され、トナーが供給補助部材11と薄層形成兼現像剤供給部材4に挟まれて摩擦帯電して薄層形成兼現像剤供給部材4に付着すると共に薄層形成兼現像剤供給部材4上に均一な薄層が形成される。これは、従来の薄層形成ローラ方式では積極的に現像剤担持体に付着した余分なトナーを掻き取って均一な薄層を形成しようとするのに対して、本実施形態は現像剤担持体3に付着したトナーを伸ばしてならすことで均一な薄層を形成しようとするものであり、薄層形成時に積極的に摩擦帯電をさせようとするものではない。
【0025】
また、現像バイアス電源7から現像剤担持体3への現像バイアス電圧と薄層バイアス電源9から薄層形成兼現像剤供給部材4へのバイアス電圧とに所定の差を持たせることで、薄層形成兼現像剤供給部材4と現像剤担持体3との間に電位差を設けて薄層形成兼現像剤供給部材4と現像剤担持体3との間に電界を形成した場合、更に効率的にトナーを薄層形成兼現像剤供給部材4から現像剤担持体3へ供給することが可能である。これは、先に現像剤供給部材5から現像剤担持体3へ供給したトナーの粒径と異なる粒径のトナーを薄層形成兼現像剤供給部材4から現像剤担持体3へ供給することを主な狙いとしている。
【0026】
現像剤供給部材5から現像剤担持体3へ帯電させて付着させたトナーは現像剤担持体3上に薄層を形成するが、従来のように現像剤担持体に対してこれと逆方向に回転する薄層形成ローラを当接させる方式では、薄層形成ローラの現像剤担持体に対する喰い込み、薄層形成ローラ及び現像剤担持体の回転数の関係で、現像剤担持体上のトナーの多くが薄層形成ローラにより掻き取られてしまう。この場合、薄層形成ローラで現像剤担持体から掻き取られるトナーは、現像剤担持体に対する付着力が弱くて比較的粒径が大きいものであり、薄層形成ローラと現像剤担持体との間の通過を阻まれてしまう。
【0027】
ところが、本実施形態では、薄層形成兼現像剤供給部材4は、現像剤担持体3に対する喰い込み量が少なく、薄層形成兼現像剤供給部材4と現像剤担持体3の回転数比の影響で、現像剤担持体3上のトナーが薄層形成兼現像剤供給部材4で掻き落とされることがほとんど無い。特に、薄層形成兼現像剤供給部材4と現像剤担持体3との間に電位差を持たせた場合には、帯電量の低い比較的大粒径のトナーが薄層形成兼現像剤供給部材4から現像剤担持体3へ多く供給されることになる。この結果として、ホッパ2a内のトナーの消費がその粒径分布に対して偏ることなく均一のままになるので、経時でも現像特性に変化が少なく、また、新しいトナーを補給した時にも地汚れ等が発生しなくなる。図2は本実施形態におけるトナーの帯電量q/mの変化を示す。
【0028】
現像剤担持体3上のトナーは薄層形成兼現像剤供給部材4を通過した後には単位面積当り0.6〜0.8mg/cm2の均一な厚みを持った薄層になる。ちなみに、現像剤担持体3上のトナーは、その帯電量が本実施形態では最終的に−15〜−30μC/gの範囲であり、感光体ドラム1の静電潜像と接触して該静電潜像を現像する。また、本実施形態では、感光体ドラム1の直径を100mm、現像剤担持体3の直径を16mmとして感光体ドラム1と現像剤担持体3との当接しているニップ部の幅が約5〜10mmとなり、このニップ部の現像領域で現像工程が行われる。
【0029】
このように、第1実施形態は、非磁性トナーを含む現像剤としての一成分トナーにより像担持体1上の静電潜像を現像する現像装置であって、現像剤を収容する現像剤収容容器2と、この現像剤収容容器2の開口部に回転可能に設置され現像剤を担持して現像領域に搬送する現像剤担持体3と、この現像剤担持体3の回転方向に対してこの現像剤担持体3と前記像担持体1とが接触もしくは対向する位置より上流側で前記現像剤担持体3に対向して回転可能に配置された薄層形成兼現像剤供給部材4と、前記現像剤担持体3の回転方向に対して前記薄層形成兼現像剤供給部材4より上流側で前記現像剤担持体3と接触させて前記現像剤収容容器2内に回転可能に配置された現像剤供給部材5とを備えたので、現像剤担持体から薄層形成兼現像剤供給部材で掻き取られるトナーが少なくて広い粒径範囲のトナーを消費することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【0030】
図3は本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態では、上記第1実施形態において、薄層形成兼現像剤供給部材4は、現像剤担持体3と所定の間隔δをおいて配置され、上記第1実施形態と同様に回転可能である。この薄層形成兼現像剤供給部材4は、比較的硬くても使用できるので、最大60°JIS Aの表層をゴムで形成したローラ、樹脂ローラ、金属ローラ、発泡性弾性体(スポンジ)ローラでも問題ない。
【0031】
薄層形成兼現像剤供給部材4としてゴムローラを用いると、この薄層形成兼現像剤供給部材4の表面粗さが10μmRZ程度、薄層形成兼現像剤供給部材4の回転数が現像剤担持体3の回転数に対して同じ回転方向で0.9〜1.2の線速比である場合が良好である。但し、現像剤担持体3は、現像剤供給部材5により0.3〜0.5mg/cm2のトナーを担持しているので、薄層形成兼現像剤供給部材4で担持するトナーが0.2〜0.4mg/cm2と若干少なくてもよい。
【0032】
ちなみに、薄層形成兼現像剤供給部材4に近接して供給補助部材11が配設され、トナーが薄層形成兼現像剤供給部材4と供給補助部材11に挟まれて摩擦帯電して薄層形成兼現像剤供給部材4に付着すると共に薄層形成兼現像剤供給部材4上に均一な薄膜が形成される。薄層形成兼現像剤供給部材4にはAC電源12が接続されてAC電源12から薄層形成兼現像剤供給部材4にACバイアスが印加され、薄層形成兼現像剤供給部材4から現像剤担持体3へ効率的にトナーが供給される。
【0033】
ギャップδは100〜300μmであり、現像バイアス電源7から現像剤担持体3に印加される現像バイアスは直流のポテンシャルで100V程度である。AC電源12から薄層形成兼現像剤供給部材4に印加されるACバイアスは、波形がサイン波もしくは矩形波でVpp:1kV、周波数:1〜4kHzが良好な範囲である。この時、トナーは薄層形成兼現像剤供給部材4から現像剤担持体3へ比較的大粒径のものが多く供給されると共に、トナーが薄層形成兼現像剤供給部材4と現像剤担持体3との間を往復運動してその結果としてのならし効果により均一な薄層が薄層形成兼現像剤供給部材4上に形成される。
【0034】
この第2実施形態は、上記第1実施形態において、前記薄層形成兼現像剤供給部材4を前記現像剤担持体3に対して非接触で配設したので、現像剤供給部材及び薄層形成兼現像剤供給部材から現像剤担持体へ2回に分けて粒径の異なるトナーを供給することができて広い粒径範囲のトナーを消費することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【0035】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、上記第1実施形態において、現像剤供給部材5は発泡性弾性体の代りに非発泡性弾性体により構成される。この現像剤供給部材5の材料としては、現像剤担持体3に使用されるゴム材料が最適であり、シリコン、ブタジエン、NBR、ヒドリン等を挙げることができる。
【0036】
更に、現像剤担持体3の表面に特に経時品質を安定化させるための樹脂を被覆することがよく行われる。この樹脂の材料はシリコン系、テフロン系が良好であり、前者のシリコン系はトナー帯電が良好になり、後者のテフロン系は離型性が優れよく使用される。これらの材料で現像剤供給部材5を形成すると、基本的にはトナーを現像剤供給部材5の表面で担持することになる。
【0037】
ホッパ2a内のトナーはアジテータ6の回転により現像剤供給部材5とホッパ2aの内壁との間に挟まれて圧力を受ける。トナーは現像剤供給部材5との接触摩擦を経て帯電し、そのまま現像剤供給部材5に付着する。現像剤供給部材5は、回転を続けて現像剤担持体3と接触するが、その時の回転方向が現像剤担持体3の回転方向と同一であり、現像剤供給部材5上のトナーは接触圧を受けて均一に現像剤担持体3に付着する。
【0038】
この時はいわゆる現像剤担持体3、現像剤供給部材5相互による掻き取り効果があって、付着力の弱い比較的大粒径のトナーが多く掻き取られる。ところが、これは従来のローラ状薄層規制部材の当接と同等で薄層の均一性を容易に得ることができる。その後に現像剤担持体3は第2段として薄層形成兼現像剤供給部材4との対向で比較的大粒径のトナーが主に供給されることとAC電界によるトナー往復で均一な薄層が形成される。
【0039】
このように、第3実施形態は、上記第1実施形態において、前記現像剤供給部材5を非発泡弾性材料で形成したので、現像剤供給部材上に下層として均一な薄層を形成できてより均一な薄層を形成することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【0040】
次に本発明の第4実施形態について説明する。この第4実施形態では、上記第1実施形態において、現像剤担持体3は体積抵抗が105Ωcm以下となるように形成したもので、現像バイアス電源7から現像剤担持体3の芯金に印加された現像バイアスの効果が高くなり、図4に示すように高γ特性を有する現像を行うことが可能となる。画像形成には基本的に現像量が飽和する領域を使用するので、感光体ドラム1上の静電潜像は100%が現像されることになる。通常一般に行われている非飽和現像では、高帯電の比較的少粒径のトナーが残留することになるが、本実施形態の上記飽和現像では全領域に渡った粒径分のトナーを消費していくので、トナーの粒径分布の変動を少なくすることが可能である。
【0041】
このように、第4実施形態は、上記第1実施形態において、画像形成時に飽和現像を行うので、比較的大粒径のトナーも薄層形成兼現像剤供給部材を通過し易いから広い粒径範囲のトナーを消費することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【0042】
本発明の第5実施形態では、上記第2実施形態において、上記第4実施形態と同様に現像剤担持体3は体積抵抗が105Ωcm以下となるように形成したもので、上記第4実施形態と同様に飽和現像を行う。
このように、第5実施形態は、上記第2実施形態において、画像形成時に飽和現像を行うので、比較的大粒径のトナーも薄層形成兼現像剤供給部材を通過し易いから広い粒径範囲のトナーを消費することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【0043】
図7は本発明の第6実施形態を示す。この第6実施形態は、非磁性トナーを含む現像剤、例えば一成分トナーにより像担持体上の静電潜像を現像する現像装置であり、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に用いられ。この第6実施形態は、トナーを収容する現像剤収容容器21と、この現像剤収容容器21の開口部に回転可能に設置されトナーを担持して現像領域に搬送する現像ローラからなる現像剤担持体22と、この現像剤担持体22の回転方向に対して現像剤担持体22と像担持体23とが対向する位置より上流側で現像剤担持体22に接触する薄層規制部材24と、現像剤担持体22の回転方向に対して薄層規制部材24と像担持体23とが対向する位置より下流側で現像剤担持体22と接触させて現像剤収容容器21内に回転可能に配置された現像剤供給ローラからなる現像剤供給部材25と、駆動部により回転駆動されるアジテータ26とを有し、現像剤収容容器21の一部によりホッパ21aが形成される。
【0044】
像担持体23は、例えば感光体ドラムからなり、駆動部により回転駆動される。現像剤担持体22及び現像剤供給部材25はモータによりそれぞれ伝達機構を介して回転駆動される。ホッパ21a内のトナーはアジテータ26により撹拌されて現像剤供給部材25へ供給され、現像剤供給部材25は現像剤担持体22へトナーを供給する。現像剤担持体22は、現像剤供給部材25から供給されたトナーを担持して回転に伴って搬送し、薄層規制部材24によりトナーが規制されて薄層に形成される。この現像剤担持体22上のトナーは現像領域に搬送されて像担持体23上の静電潜像を現像する。
【0045】
平均粒径7.5μmの粉砕トナーの粒径分布は3〜15μm程度の広がりを持っている。この粉砕トナーは粒径をある範囲毎に分級を行うと極めて分布のシャープなトナーを作ることができる。但し、その為には極めて高いコストがかかることになり、現状では粉砕トナーを上記分布のままで使用している。
【0046】
図5は粉砕トナーを分級した場合の粒径と帯電量q/mの関係を示す。但し、これは表示の粒径が95%以上の場合である。従来例における現像剤担持体にブレードを当接して薄層を形成する方式では、先にも述べたように極めて顕著な粒径選択性を有している。そこで、本実施形態では、トナーを少なくとも中心に対して大きい方と小さい方に分級する。これは、粒径3〜9μmのトナーと粒径9〜15μmのトナーになる。前者の粒径3〜9μmのトナーはトナーAとし、後者の粒径9〜15μmのトナーはトナーBとする。
【0047】
一般にトナーに添加する添加剤の効果は、トナーの帯電特性、流動性を高め、薄層の均一性、現像特性、転写特性を向上させることにある。特に、一般的には添加剤としてシリカ、酸化チタン等が使用される。一般的に前者のシリカはトナーの帯電量を増加させ、且つトナーの流動性を高める。後者の酸化チタンはトナーの帯電量を減少させ、且つトナーの流動性を前者のシリカに比べて少ない流動性とする。シリカ、酸化チタンとも粒径はサブミクロンオーダーである。本実施形態では、トナーAには酸化チタンを添加し、トナーBには疎水性シリカを添加する。トナーA、Bの添加剤添加前後の平均帯電量は図6に示すようになり、その差が狭まっている。
【0048】
このため、現像剤担持体22上のトナーが薄層規制部材24を通過する条件が、トナーAでは厳しくなってトナーBでは反対に緩和されることになる。これにより、現像剤担持体22上に形成されるトナー層の粒径分布がホッパ21a内のトナーの粒径分布とほぼ同じになり、経時的にトナーが消費されてもトナーの粒径分布が安定して新しいトナーが補給された時にもトナー薄層特性(帯電量、付着量)の変化が無く画像濃度の変化が無くなる。
【0049】
このように、第6実施形態は、非磁性トナーを含む現像剤としての一成分トナーにより像担持体23上の静電潜像を現像する現像装置であって、現像剤を収容する現像剤収容容器21と、この現像剤収容容器21の開口部に回転可能に設置され現像剤を担持して現像領域に搬送する現像剤担持体22と、この現像剤担持体22の回転方向に対してこの現像剤担持体22と前記像担持体23とが対向する位置より上流側で前記現像剤担持体22に接触する薄層形成部材24と、前記現像剤担持体22の回転方向に対して前記薄層形成部材24と前記像担持体23とが対向する位置より下流側で前記現像剤担持体22と接触させて前記現像剤収容容器21内に回転可能に配置された現像剤供給部材25とを備え、前記トナーの母体粒子を少なくとも2つの粒径範囲に分級してこれらの母体粒子に対する添加剤の添加条件をそれぞれ変化させたので、異なった粒径のトナーでも薄層形成部材での通過条件を均一にできて広い粒径範囲のトナーを消費することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【0050】
次に本発明の第7実施形態について説明する。この第7実施形態では、上記第6実施形態において、トナーは、上記第6実施形態と同様に母体粒子を少なくとも2つの粒径範囲に分級してトナーA、トナーBとするが、上記第6実施形態ととは異なりトナーA、トナーBに対して同一の添加剤をその添加量を変化させて添加する。
【0051】
母体トナーは、流動性を向上させるためにサブミクロンのシリカ、チタン等の材料を混合し付着させている。本実施形態では、例えば、トナーA、トナーBにシリカを添加し、その添加量として重量%で0.5〜1%の範囲で最適値を求めることとなる。現状ではシリカは0.75%が最適値としてトナーに添加されている。しかし、本実施形態では、トナーAにシリカを0.5%添加し、トナーBにシリカを1%添加する。このようにすると、各トナーA、Bの母体トナーに対する添加剤の被覆率が変化することになり、特に薄層形成部での粒径選択を回避することができる。その結果は図8に示すようになり、従来例と比較して本実施形態では連続トナー消費時にも粒径分布の変動が少なくなる。
【0052】
このように、第7実施形態は、上記第6実施形態において、前記分級した2つの粒径範囲のトナーA、Bの母体粒子のうち大粒径の方の母体粒子に対する添加剤量を小粒径の方の母体粒子に対する添加剤量と比較して増加させたので、異なった粒径のトナーでも薄層形成部材での通過条件を均一にできて広い粒径範囲のトナーを消費することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。 なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば一成分以外の非磁性トナーを含む現像剤を用いる現像装置に同様に適用することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように請求項1に係る発明によれば、上記構成により、現像剤担持体から薄層形成兼現像剤供給部材で掻き取られるトナーが少なくて広い粒径範囲のトナーを消費することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【0054】
請求項2に係る発明によれば、上記構成により、現像剤供給部材及び薄層形成兼現像剤供給部材から現像剤担持体へ2回に分けて粒径の異なるトナーを供給することができて広い粒径範囲のトナーを消費することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【0055】
請求項3に係る発明によれば、上記構成により、現像剤供給部材上に下層として均一な薄層を形成できてより均一な薄層を形成することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【0056】
請求項4に係る発明によれば、上記構成により、比較的大粒径のトナーも薄層形成兼現像剤供給部材を通過し易いから広い粒径範囲のトナーを消費することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【0057】
請求項5に係る発明によれば、上記構成により、比較的大粒径のトナーも薄層形成兼現像剤供給部材を通過し易いから広い粒径範囲のトナーを消費することができ、現像剤担持体へ連続的に十分な量の現像剤を供給し続けることができると共に、経時の画像濃度変動及びトナー補給時の現像特性変動を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】同実施形態におけるトナーの帯電量q/mの変化を示す特性図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の第4実施形態における現像ポテンシャルと現像量との関係を示す特性図である。
【図5】粉砕トナーを分級した場合の粒径と帯電量q/mの関係を示す特性図である。
【図6】本発明の第6実施形態で使用するトナーA、Bの添加剤添加前後の平均帯電量を示す特性図である。
【図7】同第6実施形態を示す断面図である。
【図8】本発明の第7実施形態で使用するトナーA、Bの添加剤添加前後の平均帯電量を示す特性図である。
【符号の説明】
1、23 像担持体
2、21 現像剤収容容器
3、22 現像剤担持体
4 薄層形成兼現像剤供給部材
5、25 現像剤供給部材
24 薄層形成部材
Claims (5)
- 非磁性トナーを含む現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像装置であって、
現像剤を収容する現像剤収容容器と、
この現像剤収容容器の開口部に回転可能に設置され現像剤を担持して現像領域に搬送する現像剤担持体と、
この現像剤担持体の回転方向に対してこの現像剤担持体と前記像担持体とが対向もしくは接触する位置より上流側で前記現像剤担持体に対向して配置され、前記現像剤担持体と対向する部分で前記現像剤担持体と同じ方向に回転して前記現像剤担持体に現像剤を供給する薄層形成兼現像剤供給部材と、
前記現像剤担持体の回転方向に対して前記薄層形成兼現像剤供給部材より上流側で前記現像剤担持体と接触させて前記現像剤収容容器内に回転可能に配置され、現像剤を前記現像剤担持体に供給して担持させる現像剤供給部材と、
前記薄層形成兼現像剤供給部材と前記現像剤担持体との間に電位差を与えて電界を形成させる電界形成手段と
を備え、前記薄層形成兼現像剤供給部材は現像剤が供給補助部材により薄層に付着されて前記現像剤担持体に現像剤を供給し前記現像剤担持体上の現像剤を延ばしてならすことを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置において、前記薄層形成兼現像剤供給部材を前記現像剤担持体に対して非接触で配設したことを特徴とする現像装置。
- 請求項2記載の現像装置において、前記現像剤供給部材を非発泡弾性材料で形成したことを特徴とする現像装置。
- 請求項1記載の現像装置において、画像形成時に飽和現像を行うことを特徴とする現像装置。
- 請求項2記載の現像装置において、画像形成時に飽和現像を行うことを特徴とする現像装置。
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