JP3898969B2 - 調速機のラッチ自動解除方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、調速機が昇降路の頂部に設置されていても、その調速機のラッチ解除作業を遠隔から行うことができる調速機のラッチ自動解除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エレベータには、調速機が設けられている。図6は従来のエレベータの一例を示す構成図(特開2001−106454号公報参照)である。
【0003】
図6において、建物の昇降路1内の上部には、巻上機2が設置されている。巻上機2の綱車2aにはワイヤーロープ3が巻回されている。ワイヤーロープ3の一端にはエレベータかご4が設けられ、ワイヤーロープ3の他端には釣り合い重り5が設けられている。
【0004】
昇降路1の頂部にはエレベータかご4の過速度を検出する調速機6が設けられている。また、昇降路1の底部には、回転自在の張り車7が設けられている。調速機6及び張り車7には、調速機ロープ8の上端部及び下端部がそれぞれ巻き掛けられている。調速機ロープ8はエレベータかご4の昇降に伴って循環移動される。
【0005】
巻上機2は、図5に示すように、制御盤9によって制御される。また、巻上機2の回転量はエンコーダ10によって検出される。
【0006】
エレベータかご4は、各階で停止したときに電磁ブレーキ11によって静止される(停止状態が維持される)。また、エレベータかご4は最上階に位置していることを位置検出スイッチ12によって検出される。
【0007】
この位置検出スイッチ12は、エレベータかご4が最上階に位置しているときに、それ以上の上昇を禁止するために用いられ、その検出信号は制御盤9に出力される。
【0008】
これにより、制御盤9は、巻上機2に対してエレベータかご4のそれ以上の上昇方向への移動を禁止するための禁止信号を出力する。
【0009】
建物の各階の乗り場13a,13b・・13nには、ドア14が設けられている。
【0010】
次に、調速機6の具体的な構成の一例を図4の正面図に基づいて説明する。
【0011】
調速機ロープ8が巻かれた綱車21は、綱車軸22を中心に回転自在に基台23に支持されている。綱車21の側面には、ピン24を中心に回動自在な一対のフライウエイト25が取り付けられている。これら一対のフライウエイト25は、リンク26により互いに連結されている。
【0012】
一方のフライウエイト25の一端部には、作動爪37が固定されている。フライウエイト25は、綱車21の回転による遠心力により回動される。これにより、作動爪37は、綱車21の径方向外側へ変位される。一方のフライウエイト25の他端部と綱車21との間には、遠心力に対抗する平衡ばね27が設けられている。基台23には、巻上機2の電磁ブレーキ11を作動させるかご停止用スイッチ28が取り付けられている。かご停止用スイッチ28は、作動爪37により操作されるスイッチレバー28aを有している。
【0013】
一方のフライウエイト25の他端部には、ラッチ部29が設けられている。基台23には、綱車軸22を中心に回転可能なラチェット30が設けられている。ラチェット30の外周部には、綱車21が図の反時計方向へ回転しているときにフライウエイト25が予め設定された量だけ回動した場合にラッチ部29が係合する歯が設けられている。
【0014】
基台23に回動自在に取り付けられたアーム31には、調速機ロープ8に押し付けられるシュー32が回動自在に取り付けられている。アーム31のばね受け部31aには、ばね軸33が貫通されている。ばね軸33の一端部とラチェット30との間には、接続レバー34が接続されている。ばね軸33の他端部には、ばね受け部材35が設けられている。ばね受け部31aとばね受け部材35との間には、シュー32を調速機ロープ8に押し付けるためのロープ掴みばね36が設けられている。
【0015】
調速機6は、エレベータかご4の昇降に同期して調速機用ロープ8が循環移動することで綱車21が回転される。このとき、フライウエイト25は、綱車21とともに公転しながら、綱車21の回転速度(エレベータかご4の上昇・下降速度)に対応した遠心力を受ける。そして、エレベータかご4の速度が所定値以上となると、フライウエイト25は、平衡ばね27に逆らってピン24を中心に回動する。
【0016】
エレベータかご4の昇降速度が、ある速度以上(通常は定格速度の1.4倍程度)になると、遠心力によるフライウエイト25の回動によってラッチ部29が基台3に設けられたラチェット30にくい込み、接続レバー34及びアーム31が引かれることにより、シュー32が調速機ロープ8に押し付けられ、エレベータかご4の移動が停止される(ラッチされる)。
【0017】
一方、このような調速機6が不測にラッチ動作した場合には、エレベータかご4を強制的に上昇させることにより解除される(図4に開示したものに限定されない)が、特に、上述したような巻上機2や調速機6を配置する機械室が設置されておらず、しかも、エレベータかご4が最上階に位置しているときにエレベータかご4と調速機6との間に作業空間が確保されていない(トップクリアランスが設けられていない)場合、位置検出スイッチ12の位置検出によりエレベータかご4のそれ以上の上昇が禁止されていることから、ラッチ解除のためのエレベータかご4上の作業者がエレベータかご4と昇降路1の頂部(若しくは巻上機2や調速機6)に挟まれることは防止されているものの、ラッチ解除作業は危険を伴う上、非常に煩雑な作業を強いられるという問題がある。
【0018】
図3は、このような機械室が無く、昇降路1の上方に調速機6を設けたエレベータにおけるラッチ解除の一例の作業ルーチンのフロー図である。
【0019】
(ステップ1)
ステップ1では、作業者Pが一人の場合、先ず、昇降路1の下部へと作業者Pが行き、ステップ2へと移行する。尚、この昇降路1の下部に作業者Pが位置した際、作業者Pはエレベータかご4が最上階の乗り場13nに位置していることを釣り合い重り5の位置で確認する。
【0020】
(ステップ2)
ステップ2では、エレベータかご4とエレベータかご4内の乗客とを合わせた重さよりも釣り合い重り5側を重くするために、エレベータかご4の下方に移動用重り15を取り付けてステップ3へと移行する。
【0021】
(ステップ3)
ステップ3では、作業者Pが一人であることから、移動用重り15の取り付け状態を安全上の確認をした上で、最上階の乗り場13nへと移動し、ステップ4へと移行する。
【0022】
(ステップ4)
ステップ4では、ブレーキ開放治具16により電磁ブレーキ11を開放してステップ5へと移行する。この際、調速機6はラッチしたままであり且つ上述した移動用重り15を取付けていることから、エレベータかご4が不測に下降することがない。
【0023】
(ステップ5)
ステップ5では、エレベータかご4を人的作業により強制的に上昇させて調速機6のラッチ解除を行い、ステップ6へと移行する。この際、作業者Pは、エレベータかご4がどれくらい上昇すればラッチ解除が可能であるかは経験による。
【0024】
(ステップ6)
ステップ6では、実際に調速機6のラッチ解除が行われたかを確認し、ラッチ解除されていれば、ブレーキ開放治具16による電磁ブレーキ11の開放を解除した後、移動用重り15を取り外してラッチ解除作業が終了し、ラッチ解除がされていなければステップ4へとループして再びラッチ解除作業を行う。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の如く構成された調速機のラッチ解除方法にあっては、一人の作業者Pでラッチ解除作業を行うには、昇降路1の底部と最上階の乗り場13nとをラッチ解除作業開始時と完了時とで往復する必要があり、特に、エレベータが1基の場合、そのエレベータでの移動が不可能であることから、階段等による移動を強いられ、非常に煩雑で重労働な作業を強いられるという問題が生じていた。
【0026】
また、エレベータかご4内に乗客がいた場合、エレベータかご4内に閉じ込められた乗客を救出するまでに非常に時間が掛かるという問題が生じていた。
【0027】
しかも、ラッチ解除のためにエレベータかご4を上昇させる際、その上昇量は経験に依存していることから、熟練を要するという問題が生じていた。
【0028】
本発明は、上記問題を解決するため、経験を不要としたものでありながら、容易且つ迅速に調速機のラッチ解除を行うことができる調速機のラッチ自動解除方法を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
その目的を達成するため、本発明の調速機のラッチ自動解除方法は、エレベータ昇降路内の上部に設置された巻上機の回転量が回転量検出器により検出され、該回転量検出器の検出結果が前記巻上機の駆動状態を制御する制御盤に出力され、前記巻上機の駆動によってエレベータかごが前記エレベータ昇降路内で上下動され、前記エレベータかごが建物の最上階に位置していることを位置検出器によって検出され、該位置検出器からの検出結果が前記制御盤に出力されると共に前記エレベータかごが建物の最上階に位置しているときには前記制御盤から前記巻上機に前記エレベータかごをそれ以上上昇させない旨の禁止指令が出力されると共に、前記調速機にラッチ動作が発生した際に前記制御盤に保守用パソコンが接続され、該保守用パソコンにより前記エレベータかごが最上階に位置しているときには前記位置検出器からの検出信号をマスクして前記禁止指令が解除されると同時に前記巻上機を駆動させて前記エレベータかごを上昇させることにより前記調速機のラッチ動作を解除することを特徴とする。
【0030】
本発明によれば、エレベータかごが最上階に位置しているときにラッチ動作した場合、エレベータかごのそれ以上の上昇を禁止する禁止指令が保守用パソコンによって解除されると共に、エレベータかごが上昇されて自動的にラッチ解除される。
【0031】
また、本発明の調速機の自動解除方法は、前記保守用パソコンは、前記昇降路の頂部に前記調速機が設置され且つトップクリアランスが少ないエレベータ機種であるかを確認した後、前記エレベータかごが最上階に位置しているときにラッチ動作があった場合にのみ自動解除を実行することを特徴とする。
【0032】
本発明によれば、通常のメンテナンス作業時に誤って保守用パソコンによるラッチ自動解除メニューを実行しようとしても、その指令を解除することができ、エレベータかご上の作業者に危険を及ぼすことが防止される。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の調速機のラッチ自動解除方法の実施の形態を、昇降路の頂部に調速機が設置され且つトップクリアランスの少ないエレベータにおいてエレベータかごが最上階に位置しているときにラッチ動作した場合に適用し、図面に基づいて説明する。
【0034】
図1は調速機のラッチ解除作業の説明図である。
【0035】
図1において、建物の昇降路41内の上部には巻上機42が設置されている。この巻上機42の綱車42aにはワイヤーロープ43が巻回されている。ワイヤーロープ43の一端にはエレベータかご44が設けられ、ワイヤーロープ43の他端には釣り合い重り45が設けられている。
【0036】
巻上機42は制御盤46によって制御される。また、巻上機42の回転量はエンコーダ47によって検出され、その検出信号が制御盤46に出力される。
【0037】
エレベータかご44は、各階で停止したときに電磁ブレーキ48によって静止される(停止状態が維持される)。また、エレベータかご44は、最上階に位置していることが位置検出スイッチ49によって検出され、その検出信号は制御盤46に出力される。
【0038】
この位置検出スイッチ49は、エレベータかご44が最上階に位置しているときに、それ以上の上昇を禁止するために用いられている。
【0039】
一方、昇降路41の頂部にはエレベータかご44の過速度を検出するための調速機(図示せず)が設けられており、この調速機が不測にラッチ動作した場合には、エレベータかご44を強制的に所定量以上上昇させることによりラッチ解除される。
【0040】
この際、特に昇降路41の頂部に調速機が設置され且つトップクリアランスが少ないエレベータにおいてエレベータかご44が最上階に位置しているときにラッチ動作した場合には、制御盤46に保守用コンピュータである保守用パソコン50(保守用パーソナルコンピュータ50)が接続され、この保守用パソコン50によりラッチ解除される。
【0041】
保守用パソコン50は、常時はメンテナンス作業等を行う作業者Pが携帯しており、制御盤46をメンテナンス制御するためのエレベータの機種毎のデータ等が格納されている。
【0042】
次に、このようなトップクリアランスが少ないエレベータにおいて、エレベータかご44が最上階にあるときに調速機がラッチ動作した場合のラッチ自動解除方法を、その作業ルーチンを示す図2のフロー図に基づいて説明する。
【0043】
(ステップ11)
ステップ11では、昇降路41の頂部に調速機が設置され且つトップクリアランスが少ないエレベータにおいて、エレベータかご44が最上階にあるときにラッチ動作した場合、その最上階の乗り場13aに作業者Pが赴き、保守用パソコン50を制御盤46に接続してステップ12へと移行する。
【0044】
(ステップ12)
ステップ12では、保守用パソコン50を接続したエレベータとのラッチ解除に関する互換性を確認するため、制御盤46に格納されている機種データを保守用パソコン50にリードしてステップ13へと移行する。
【0045】
(ステップ13)
ステップ13では、ステップ12でリードしたデータに基づいて、保守用パソコン50に接続されたエレベータにおいて昇降路41の頂部に調速機が設置され且つトップクリアランスが少ない機種であるかを確認し、保守用パソコン50によるラッチ解除自動運転の対象機種であるか否かが判断され、対象の機種であると判断した場合にはステップ14へと移行し、対象の機種でない場合にはステップ20へとスキップする。
【0046】
(ステップ14)
ステップ14では、制御盤46からエレベータかご44が最上階に位置していることを確認するために、検出スイッチ12からの検出データを保守用パソコン50にリードし、ステップ15へと移行する。
【0047】
(ステップ15)
ステップ15では、エレベータかご44が最上階に位置しているかを確認し、最上階に位置している場合にはラッチ解除自動運転の実行を可能と判断してステップ16へと移行し、最上階に位置していない場合にはステップ20へと移行する。
【0048】
(ステップ16)
ステップ16では、ラッチ解除自動運転が実際に開始される。具体的には、保守用パソコン50から制御盤46に対して最上階で停止していることの位置検出スイッチ49からの検出信号をマスクする指令を出力すると同時に、エレベータかご44の上昇信号を出力してステップ17へと移行する。
【0049】
(ステップ17)
ステップ17では、ステップ16で位置検出スイッチ49により検出したエレベータかご44の位置情報、即ち、エレベータかご44が最上階に位置しているという情報がマスクされ、これによりエレベータかご44に対する上昇が理論的に可能となったことから、保守用パソコン50から出力された上昇信号に基づいて実際にエレベータかご44が上昇されてステップ18へと移行する。
【0050】
(ステップ18)
ステップ18では、ステップ17で上昇されたエレベータかご44の移動量が制御盤46から移動量データとして保守用パソコン50にリードされてステップ19へと移行する。
【0051】
(ステップ19)
ステップ19では、保守用パソコン50に設定してある調速機のラッチ解除までに必要な距離に実際の上昇量が達したかが比較され、移動量がラッチ解除までに必要な距離に達している場合には上昇処理を終了してステップ20へと移行し、移動量がラッチ解除までに必要な距離に達していない場合にはステップ16へとループされて以下、同様のルーチンが繰り返される。
【0052】
(ステップ20)
ステップ20では、ステップ19でラッチ解除に必要な距離までエレベータかご44が上昇して調速機のラッチ解除が実現され、作業が終了する。
【0053】
このように、昇降路41の頂部に調速機が設置され、トップクリアランスが少ないエレベータにおいて、エレベータかご44が最上階に位置しているときにラッチ動作した場合、その最上階の乗り場13nにおいて作業者Pが保守用パソコン50を制御盤46に接続し、その保守用パソコン50にてラッチ自動解除条件が確認された後に、ラッチ自動解除が実施されることから、エレベータかご44内での閉じ込め故障発生(ラッチ動作)時における乗客の救出時間を大幅に短縮することができるうえ、ラッチ解除作業も熟練を要することなく、容易に実施することができる。
【0054】
また、昇降路41の頂部に調速機が設置され且つトップクリアランスが少ないエレベータ機種のみラッチ自動解除の起動を可能とし、しかも、エレベータかご44が実際に最上階に位置しているときにラッチ動作があった場合にのみ自動解除の実行を可能とし、ラッチ解除自動運転が実行されたら、調速機のラッチ解除までに必要な距離に達すると自動的にエレベータかご44が停止するため、通常のメンテナンス作業時に誤って本メニューを起動及び実行させてしまった場合にあっても、かご上作業者に危険を及ぼすことが無く、非常に効果的である。
【0055】
【発明の効果】
本発明の調速機のラッチ自動解除方法にあっては、以上説明したように構成したことにより、経験を不要としたものでありながら、容易且つ迅速に調速機のラッチ解除を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる調速機のラッチ自動解除方法を適用したエレベータ周辺の概略説明図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係わるラッチ解除作業ルーチンのフロー図である。
【図3】 従来の調速機のラッチ解除作業ルーチンのフロー図である。
【図4】 調速機の正面図である。
【図5】 従来の調速機のラッチ自動解除方法を適用したエレベータ周辺の概略説明図である。
【図6】 昇降路とエレベータ主要機器との配置関係の説明図である。
【符号の説明】
41 昇降路(エレベータ昇降路)、42 巻上機、44 エレベータかご、46 制御盤、47 エンコーダ(回転量検出器)、49 位置検出スイッチ(位置検出器)、50 保守用パソコン。
Claims (2)
- エレベータ昇降路内の上部に設置された巻上機の回転量が回転量検出器により検出され、該回転量検出器の検出結果が前記巻上機の駆動状態を制御する制御盤に出力され、前記巻上機の駆動によってエレベータかごが前記エレベータ昇降路内で上下動され、前記エレベータかごが建物の最上階に位置していることを位置検出器によって検出され、該位置検出器からの検出結果が前記制御盤に出力されると共に前記エレベータかごが建物の最上階に位置しているときには前記制御盤から前記巻上機に前記エレベータかごをそれ以上上昇させない旨の禁止指令が出力されると共に、
調速機にラッチ動作が発生した際に前記制御盤に保守用コンピュータが接続され、該保守用コンピュータにより前記エレベータかごが最上階に位置しているときには前記位置検出器からの検出信号をマスクして前記禁止指令が解除されると同時に前記巻上機を駆動させて前記エレベータかごを上昇させることにより前記調速機のラッチ動作を解除することを特徴とする調速機のラッチ自動解除方法。 - 前記保守用コンピュータは、前記昇降路の頂部に前記調速機が設置され且つトップクリアランスが少ないエレベータ機種であるかを確認した後、前記エレベータかごが最上階に位置しているときにラッチ動作があった場合にのみ自動解除を実行することを特徴とする調速機のラッチ自動解除方法。
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