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JP3895793B2 - ディスクセンタリング機構 - Google Patents

ディスクセンタリング機構 Download PDF

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JP3895793B2
JP3895793B2 JP01580996A JP1580996A JP3895793B2 JP 3895793 B2 JP3895793 B2 JP 3895793B2 JP 01580996 A JP01580996 A JP 01580996A JP 1580996 A JP1580996 A JP 1580996A JP 3895793 B2 JP3895793 B2 JP 3895793B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDプレーヤ等のディスクプレーヤにおいてディスク挿入口より挿入されたディスクを、ディスクの大きさ(例えば8cm/12cm)に応じてターンテーブルに対し所定の位置関係となるように設定するディスクセンタリング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクプレーヤで再生するディスクには複数種類の異なった径のものが存在する。例えばコンパクトディスク(CD)プレーヤにおいては直径が8cmのディスクと12cmのディスクが存在する。このためCDプレーヤでは両方の径のディスクに対応する機構が必要で、特にディスクを所定位置、即ちターンテーブル上に位置決めするためのディスクセンタリング機構に工夫が必要である。
【0003】
以降に大きさの異なる2種類のディスク(8cm/12cm)を再生するCDプレーヤのディスクセンタリング機構を図7を用いて説明する。
図7は従来の8cm及び12cmディスクのセンタリング機構を示す上面視図である。
70はディスクセンタリング機構で、挿入検知レバー71、ディスクガイドレバー80及び天板等により構成されており、挿入検知レバー71の回動する角度に連動して、ディスクガイドレバー80がディスクのセンタリングを行う。
【0004】
挿入検知レバー71は板形状をしており、先端部(ディスク挿入方向)にはディスクの外周円弧部に当接し、ディスクをセンタ方向へ誘導する当接ピン73が下方向(ディスク側方向)へ立設されており、後端部には挿入検知レバー71の回動支点孔72が形成されている。挿入検知レバー71の板部はめっき鋼板が用いられプレス加工等により形成される。また、ピン部はステンレス鋼棒を旋削加工し板部にかしめ加工等により立設される。尚、当接ピン73には樹脂等の円筒が挿通され回転可能にかしめられているので、ディスクの外周円弧部との接触抵抗を小さくすることができる。
【0005】
ディスクガイドレバー80は板形状をしており、挿入検知レバー71の回動する角度に連動して作動するように、中間の係合レバー(図示省略)により連結されている。ディスクガイドレバー80の先端部には8cmディスク95、12cmディスク96の外周円弧部が当接し、8cmディスク95の中心点j又は12cmディスク96の中心点kとターンテーブル(図示省略)の中心rに位置決めする当接ピン83が下方向(ディスク側方向)へ立設されており、後端部には回動支点孔82が形成されている。
【0006】
天板90はCDデッキの蓋部で、検知レバー71とディスクガイドレバー80の回動支点孔72、82に係合する回動支点軸91及び92が下方向(ディスク側方向)へ立設されている。天板30の材料にはめっき鋼板等が用いられプレス加工等により形成される。
次にディスクの挿排動作を説明する。
【0007】
8cmディスク95又は12cmディスク96をディスク挿排口(図示省略)より矢印H方向へ挿入すると、ディスク挿排口の入口に設けられた左右の挿入検知レバー71の当接ピン73に8cmディスク95又は12cmディスク96の外周円弧部が当接する。そして、左右の挿入検知レバー71をそれぞれ矢印F方向へ押し開きながらm位置又はn位置まで回動させる。左右の挿入検知レバー71に連動して動くように設けられたディスクガイドレバー80が、回動支点孔82を中心にしてそれぞれ矢印G方向へ回動する。そして、ディスクガイドレバー80の当接ピン83がp位置又はq位置まで回動し、8cmディスク95又は12cmディスク96が当接した際に、ターンテーブルの中心rに8cmディスク95の中心点j又は12cmディスク96の中心点kが一致するように位置決めされる。
【0008】
一方、8cmディスク95又は12cmディスク96が挿入されると同時に、ディスク挿入センサ(図示省略)が働き開口ガイド上板(図示省略)に圧接させた状態の挿排ローラ(図示省略)を回転させる。そして、8cmディスク95又は12cmディスク96をターンテーブルの中心r方向へ搬送する。8cmディスク95の中心点j又は12cmディスク96の中心点kがターンテーブルの中心位置まで搬送されると、挿排ローラの回転が止まり挿排ローラが8cmディスク95又は12cmディスク96の下方に下がる。挿排ローラが下がると同時にターンテーブルの上部に設けられたクランパー(図示省略)が、8cmディスク95又は12cmディスク96をターンテーブルに圧接し、センタリング動作が完了する。そして、8cmディスク95又は12cmディスク96を回転させ、8cmディスク95又は12cmディスク96に記録された記号を読み取り再生する。
【0009】
次に、8cmディスク95又は12cmディスク96を排出するには機器の前面部に設けられた排出釦を押すと、8cmディスク95又は12cmディスク96を圧接していたクランパーが解除されると同時に挿排ローラが上昇し、8cmディスク95又は12cmディスク96を開口ガイド上板に圧接させた状態で挿排ローラを逆回転させる。そして、8cmディスク95又は12cmディスク96を挿排口へ搬送する。また、左右の挿入検知レバー71及びディスクガイドレバー80等は8cmディスク95又は12cmディスク96が挿入される前の状態に戻る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のディスクセンタリング機構70は、ディスク挿排口に設けられた検知レバー71の回動位置により8cmディスク95又は12cmディスク96のいずれのディスクが挿入されたかが検知される。そして、検知レバー71に連動して8cmディスク95又は12cmディスク96のセンタリングを行うディスクガイドレバー80が回動する機構となっている。しかし、ディスクセンタリング機構70が複雑でコスト高になっており改善の必要がある。
【0011】
そこで、本発明は上述の問題を解決するもので、ディスク挿入口より挿入されたディスクを、ディスクの大きさ(8cm/12cm)に応じてターンテーブルに対し、所定の位置関係となるように設定する単純構造のディスクセンタリング機構を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の目的を達成するもので、ディスクプレーヤのディスク挿入口より挿入されるディスクを、該ディスクの大きさに応じてターンテーブルに対し所定の位置関係となるように設定するディスクセンタリング機構に於いて、前記ディスクの外周円弧部に当接し該ディスクからの押圧力により回動支点を中心に回動可能なセンタリングレバーと、前記センタリングレバーに設けられ、挿入されるディスクの径に応じて移動する係合爪と、前記係合爪の位置に応じて該係合爪と選択的に係合し、前記ディスクがその径に応じた位置にセンタリングされるように、前記センタリングレバーを係止する複数の係合部とからなることを特徴とする。
【0013】
また、前記係合爪は前記センタリングレバーに軸支された軸部と該センタリングレバーの移動方向を規制する案内溝内を摺動する摺動部と位置決軸部からなり、前記係合部は該案内溝に設けられた該摺動部と係合する凹部からなることを特徴とする。
また、前記軸部を大径ディスクが挿入された時に該大径ディスクと最初に当接するように設けたことを特徴とする。
【0014】
また、前記位置決軸部を小径ディスクが挿入された時に、ターンテーブルに対し所定の位置関係となるように設けたことを特徴とする。
また、ディスクプレーヤのディスク挿入口より挿入されるディスクを、該ディスクの大きさに応じてターンテーブルに対し所定の位置関係となるように設定するディスクセンタリング機構に於いて、前記ディスクの外周円弧部に当接し前記ディスクからの押圧力により回動支点を中心に回動可能なセンタリングレバーと、前記センタリングレバーに設けられ、挿入されるディスクの径に応じて該センタリングレバーの回動を規制する係止レバーと、前記係止レバーに係合し、前記ディスクがその径に応じた位置にセンタリングされるように、前記センタリングレバーを係止する係合部とからなることを特徴とする。
【0015】
また、前記係止レバーは前記センタリングレバーに軸支された軸部と該センタリングレバーの移動方向を規制する案内溝内を摺動する摺動部と係止解除軸部からなり、前記係合部は該案内溝に設けられた該摺動部と係合する凹部からなることを特徴とする。
また、前記軸部と前記係止解除軸部を同時に押圧した時にのみ、前記係止レバーの係止状態が解除され移動するように設けたことを特徴とする。
【0016】
【実施例】
本発明の第1実施例を図1、図2及び図3を用いて説明する。尚、本実施例ではCDプレーヤを例に挙げ説明する。
図1は本発明の第1実施例のディスクセンタリング機構の構成を示す図で、(a)は上面視図、(b)はA矢視図である。
【0017】
図2は本発明の第1実施例のディスクセンタリング機構を示す図で、(a)は8cmディスクのセンタリング状態を示す上面視図、(b)はE部拡大図である。 図3は本発明の第1実施例の12cmディスクのセンタリング状態を示す上面視図である。
先ず、本発明の第1実施例のディスクセンタリング機構の構成を図1を用いて説明する。
【0018】
10はディスクセンタリング機構で、左センタリングレバー20、右センタリングレバー30、左補助レバー40、右補助レバー45、センタレバー50及びクランプアーム60等により構成されている。
左センタリングレバー20及び右センタリングレバー30はL字状の左右対象形状をしており、先端部には12cmディスク13の外周円弧部が当接し、12cmディスク13をセンタ方向へ誘導する左第1当接ピン24及び右第1当接ピン34が下方向(ディスク側方向)へ立設されている。他方後端部にはセンタレバー50の横方向ガイド孔52に係合する係合ピン23、33が左、右第1当接ピン24及び34と同じ方向へ立設されている。また、L字屈曲部には左、右センタリングレバー20、30の回動支点孔21、31が形成されている。左、右センタリングレバー20、30の板部はめっき鋼板等が用いられプレス加工により形成され、ピン部はステンレス鋼棒等を旋削加工し板部にかしめ加工等により立設される。尚、左、右第1当接ピン24、34には樹脂等の円筒が挿通され回転可能にかしめられているので、ディスクの外周円弧部との接触抵抗を小さくすることができる。
【0019】
左補助レバー40及び右補助レバー45は長方立方体形状をしており、一方の端部には8cmディスク12の外周円弧部が当接し、8cmディスク12の中心とターンテーブルの中心が一致するように、左第2当接ピン41及び右第2当接ピン46が下方向(ディスク側方向)へ立設されている。また、左、右第2当接ピン41、46と反対方向にはクランプアーム60のガイド孔61、63の中心方向の端部に形成された位置決部62、64に係合する位置決ピン42、47が立設されている。また、他方の端部には左、右センタリングレバー20、30の左、右第1当接ピン24、34に嵌挿する回動支点孔43、48が形成されている。左、右補助レバー40、45の材料には樹脂材が用いられ樹脂成形加工等により形成される。
【0020】
センタレバー50は凸字形状をした板で、凸字頂部にはクランプアーム60の前後方向(ディスク挿入方向)のガイド孔67に係合する係合ピン51が立設され、底辺部には左、右センタリングレバー20、30の係合ピン23、33が係合する横方向ガイド孔52が形成されている。センタレバー50の材料にはめっき鋼板等が用いられプレス加工等により形成される。
【0021】
クランプアーム60はターンテーブルの上部に設けられ、ディスクを回転させる時にディスクをターンテーブルに圧接する部品で、左、右センタリングレバー20、30の回動支点孔21、31に係合する回動支点軸65、66が下方向(ディスク方向)へ立設されている。また、左、右センタリングレバー20、30の先端に回動自在に保持された左、右補助レバー40、45の左、右第2当接ピン41、46をガイドするガイド孔61、63が形成されており、ガイド孔61、63の中心方向の端部には左、右第2当接ピン41、46が係合する位置決部62、64が形成されている。尚、左、右第2当接ピン41、46が位置決部62、64に係合した状態で、8cmディスク12の中心とターンテーブルの中心が一致するようになっている。また、回動支点軸65、66の中間(前後方向の中心線上)にはセンタレバー50の係合ピン51が係合するガイド孔67が形成されている。尚、ガイド孔67の途中にはディスクの偏り挿入を防止する欠円孔68が形成されている。クランプアーム60の材料にはめっき鋼板等が用いられプレス加工等により形成される。
【0022】
次に、8cmディスクの挿排動作を図2を用いて説明する。
8cmディスク12をディスク挿排口(図示省略)より矢印B方向へ挿入すると、開口ガイド上板(図示省略)に圧接させた状態の挿排ローラ(図示省略)を回転させ、8cmディスク12をターンテーブルの中心方向へ搬送する。そして、ターンテーブルの近傍に設けられた左、右センタリングレバー20、30の左、右第1当接ピン24と34を回動中心に回動する左、右補助レバー40、45に立設された左、右第2当接ピン41、46に8cmディスク12の外周円弧部が当接し、8cmディスク12の中心がターンテーブルの中心位置に位置決めされる。8cmディスク12が位置決めされると同時に挿排ローラの回転が止まり、挿排ローラが8cmディスク12の下方に下がる。挿排ローラが下方に下がると同時にターンテーブルの上部に設けられたクランプアーム60が、8cmディスク12をターンテーブルに圧接しセンタリング動作が完了する。そして、8cmディスク12を回転させ8cmディスク12に記録された記号を読み取り再生する。
【0023】
次に、8cmディスク12を排出するには機器の前面部に設けられた排出釦を押し、8cmディスク12をターンテーブルに圧接していたクランプアーム60の圧接力を解除させる。これと同時に挿排ローラが上昇し8cmディスク12を開口ガイド上板に圧接させた状態で挿排ローラを逆回転させる。そして、8cmディスク12を挿排口へ搬出する。尚、左、右センタリングレバー20、30等は8cmディスク12が挿入される前の状態に戻る。
【0024】
次に、12cmディスクの挿入動作を図3を用いて説明する。
12cmディスク13をディスク挿排口より矢印B方向へ挿入すると、開口ガイド上板(図示省略)に圧接させた状態の挿排ローラ(図示省略)を回転させ、12cmディスク13をターンテーブルの中心方向へ搬送する。そして、ターンテーブルの近傍に設けられた左、右センタリングレバー20、30の第1当接ピン24と34に12cmディスク13の外周円弧部が当接し、センタリング動作が始まり、左、右センタリングレバー20、30をそれぞれ矢印D方向へ押し開きながら回動させる。そして、12cmディスク13の中心がターンテーブルの中心位置まで搬送されると、挿排ローラの回転が止まり挿排ローラが12cmディスク13の下方へ下がる。挿排ローラが下方へ下がると同時にターンテーブルの上部に設けられたクランプアーム60が、12cmディスク13をターンテーブルに圧接しセンタリング動作が完了する。そして、12cmディスク13を回転させ12cmディスク13に記録された記号を読み取り再生する。
【0025】
次に、12cmディスク13を排出するには機器の前面部に設けられた排出釦を押し、12cmディスク13をターンテーブルに圧接していたクランプアーム60の圧接力を解除させる。これと同時に挿排ローラが上昇し12cmディスク13を開口ガイド上板に圧接させた状態で挿排ローラを逆転させる。そして、12cmディスク13を挿排口へ搬出する。尚、左、右センタリングレバー20、30等は12cmディスク13が挿入される前の状態に戻る。
【0026】
以上説明したように、本実施例によれば、8cmディスク12は左、右補助レバー40、45の左、右第2当接ピン41、46により8cmディスク12をセンタリングし、また、12cmディスク13は左、右センタリングレバー20、30の左、右第1当接ピン24、34により12cmディスク13をガイドしながらセンタリングする単純な構造のために、機器を構成する部品点数が削減され機器の小型化及びコスト低減が図れる。また、単純な構造のため品質上の信頼性も向上する。尚、本実施例では8cmディスク12と12cmディスク13のディスクについて説明したが、この大きさに限らず複数種類のディスクを位置決めすることができる。
【0027】
本発明の第2実施例を図4、図5及び図6を用いて説明する。
図4は本発明の第2実施例のディスクセンタリング機構の構成を示す図で、(a)は上面視図、(b)はP矢視図である。
図5は本発明の第2実施例のディスクセンタリング機構を示す図で、(a)は8cmディスクのセンタリング状態を示す上面視図、(b)はQ部拡大図である。 図5は本発明の第2実施例の12cmディスクのセンタリング状態を示す上面視図である。
【0028】
尚、本実施例は第1実施例と類似しているので、同じ構成部品については同じ符号を付し説明を省略する。
先ず、本発明の第2実施例のディスクセンタリング機構の構成を図4を用いて説明する。
100はディスクセンタリング機構で、左センタリングレバー20、右センタリングレバー30、センタレバー50、係止レバー110及びクランプアーム120等により構成されている。
【0029】
係止レバー110は左、右センタリングレバー20、30の回動状態を規制するレバーで、右センタリングレバー30の先端部に立設した右第1当接ピン34に軸支され回動する回動支点孔113と、クランプアーム120のガイド孔123を摺動する係止軸111が立設しており、係止軸111は常にガイド孔123に形成された係止凹部122に係止する方向へ弾性的に圧接した状態で摺動する。また、左、右センタリングレバー20、30の係止状態を解除する係止解除軸112がディスク側方向に立設されている。係止レバー110の材料には樹脂材が用いられ成形加工により形成される。
【0030】
クランプアーム120はターンテーブルの上部に設けられ、ディスクを回転させる時にディスクをターンテーブルに圧接する部品で、左、右センタリングレバー20、30の回動支点孔21、31に係合する回動支点軸125、126が上方向(ディスクと反対側方向)へ立設されている。また、右センタリングレバー20の先端に回動自在に保持された係止レバー110の係止軸111をガイドするガイド孔121、123が形成されており、ガイド孔123の中心方向の端部には係止レバー110の係止軸111が係合する係止凹部122が形成されている。尚、係止レバー110がクランプアーム120のガイド孔123に形成された係止凹部122に係止した状態で、8cmディスク12の中心とターンテーブルの中心が一致するようになっている。
【0031】
また、回動支点軸125、126の中間(前後方向の中心線上)にはセンタレバー50の係合ピン51が係合するガイド孔127が形成されている。尚、ガイド孔127の途中にはディスクの偏り挿入時に左、右センタリングレバー20、30が回動するのを防止する欠円孔128が形成されている。クランプアーム120の材料にはめっき鋼板等が用いられプレス加工等により形成される。
【0032】
次に、8cmディスクの挿排動作を図5を用いて説明する。
8cmディスク12をディスク挿排口(図示省略)より矢印B方向へ挿入すると、開口ガイド上板(図示省略)に圧接させた状態の挿排ローラ(図示省略)を回転させ、8cmディスク12をターンテーブルの中心方向へ搬送する。そして、ターンテーブルの近傍に設けられた左、右センタリングレバー20、30の左、右第1当接ピン24、34に8cmディスク12の外周円弧部が当接し、8cmディスク12の中心がターンテーブルの中心位置に位置決めされる。8cmディスク12が位置決めされると同時に挿排ローラの回転が止まり、挿排ローラが8cmディスク12の下方に下がる。挿排ローラが下方に下がると同時にターンテーブルの上部に設けられたクランプアーム120が、8cmディスク12をターンテーブルに圧接しセンタリング動作が完了する。そして、8cmディスク12を回転させ8cmディスク12に記録された記号を読み取り再生する。
【0033】
次に、8cmディスク12を排出するには機器の前面部に設けられた排出釦を押し、8cmディスク12をターンテーブルに圧接していたクランプアーム120の圧接力を解除させる。これと同時に挿排ローラが上昇し8cmディスク12を開口ガイド上板に圧接させた状態で挿排ローラを逆回転させる。そして、8cmディスク12を挿排口へ搬出する。
【0034】
次に、8cmディスク12が中心より偏った位置から挿入された場合のセンタリング動作について説明する。
先ず最初に係止レバー110から遠い側(左センタリングレバー20側)から挿入された場合は係止レバー110の係止状態が解除されないので、左センタリングレバー20が回動しないので、左センタリングレバー20の第1位置決めピン24を起点にして8cmディスク12がターンテーブルの中心方向へ移動し、8cmディスク12の外周円弧部が、右センタリングレバー30の右第1位置決めピン34と左センタリングレバー20の左第1位置決めピン24に当接しセンタリングされる。
【0035】
次に、係止レバー110に近い側(右センタリングレバー30側)から挿入された場合は、係止レバー110の係止解除軸112に8cmディスク12の外周円弧部が当接し係止状態が解除され、右センタリングレバー30がS方向へ僅かに回動する。右センタリングレバー30がS方向へ回動すると右センタリングレバー30の係合ピン33に係合しているセンタレバー50が左センタリングレバー20の係合ピン23を中心にしてT方向へ僅かに回動する。センタレバー50がT方向へ回動するとセンタレバー50に立設された係合ピン51がクランプアーム120の前後方向ガイド孔127に形成された欠円孔128に係止する。そして、左、右センタリングレバー20、30が回動しないので8cmディスク12が右センタリングレバー30の右第1位置決めピン34を起点にしてターンテーブルの中心方向へ移動し、8cmディスク12の外周円弧部が右センタリングレバー30の右第1位置決めピン34と左センタリングレバー20の左第1位置決めピン24に当接しセンタリングされる。尚、8cmディスク12が係止レバー110の係止解除軸112から離れるので係止レバー110は元の係止状態に戻る。
【0036】
次に、12cmディスクの挿入動作を図6を用いて説明する。
12cmディスク13をディスク挿排口より矢印B方向へ挿入すると、開口ガイド上板(図示省略)に圧接させた状態の挿排ローラ(図示省略)を回転させ、12cmディスク13をターンテーブルの中心方向へ搬送する。そして、ターンテーブルの近傍に設けられた左、右センタリングレバー20、30の左第1当接ピン24と右第1当接ピン34及び係止レバー110の係止解除軸112に12cmディスク13の外周円弧部が当接し、左、右センタリングレバー20、30の係止状態が解除されセンタリング動作が始まり、左、右センタリングレバー20、30をそれぞれ矢印S方向へ押し開きながら回動させる。そして、12cmディスク13の中心がターンテーブルの中心位置まで搬送されると、挿排ローラの回転が止まり挿排ローラが12cmディスク13の下方へ下がる。挿排ローラが下方へ下がると同時にターンテーブルの上部に設けられたクランプアーム120が、12cmディスク13をターンテーブルに圧接しセンタリング動作が完了する。そして、12cmディスク13を回転させ12cmディスク13に記録された記号を読み取り再生する。
【0037】
次に、12cmディスク13を排出するには機器の前面部に設けられた排出釦を押し、12cmディスク13をターンテーブルに圧接していたクランプアーム120の圧接力を解除させる。これと同時に挿排ローラが上昇し12cmディスク13を開口ガイド上板に圧接させた状態で挿排ローラを逆転させる。そして、12cmディスク13を挿排口へ搬出する。尚、左、右センタリングレバー20、30及び係止レバー110等は12cmディスク13が挿入される前の状態に戻る。
【0038】
次に、12cmディスク13が中心より偏った位置から挿入された場合のセンタリング動作について説明する。
先ず最初に係止レバー110から遠い側(左センタリングレバー20側)から挿入された場合は係止レバー110の係止状態が解除されないので、左センタリングレバー20が回動しないので、左センタリングレバー20の左第1位置決めピン24を起点にして12cmディスク13がターンテーブルの中心方向へ移動する。そして係止レバー110の係止解除軸112に当接し係止状態を解除し、さらに右センタリングレバー30の右第1位置決めピン34に当接するので、左、右センタリングレバー20、30が回動し12cmディスク13がセンタリングされる。
【0039】
次に、係止レバー110に近い側(右センタリングレバー30側)から挿入された場合は係止レバー110の係止解除軸112に12cmディスク13の外周円弧部が当接し係止状態が解除され、さらに右センタリングレバー30の右第1位置決めピン34に当接する。そして、右センタリングレバー30がS方向へ僅かに回動する。右センタリングレバー30がS方向へ回動すると右センタリングレバー30の係合ピン33に係合しているセンタレバー50が左センタリングレバー20の係合ピン23を中心にしてT方向へ僅かに回動する。センタレバー50がT方向へ回動するとセンタレバー50に立設された係合ピン51がクランプアーム120の前後方向ガイド孔127に形成された欠円孔128に係止する。この状態から右センタリングレバー30の右第1位置決めピン34を起点にして12cmディスク13がターンテーブルの中心方向へ移動する。そして左センタリングレバー20の左第1位置決めピン24に当接するので、左、右センタリングレバー20、30がS方向へ回動し12cmディスク13がセンタリングされる。
【0040】
以上説明したように、本実施例によれば第1実施例よりもさらに構成部品点数が削減されるので、第1実施例以上に機器の小型化、コスト低減及び品質上の信頼性を向上させることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、機器を構成する部品点数が削減され単純な構造となる。従って、機器の小型化及びコスト低減が図れ、また品質上の信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のディスクセンタリング機構の構成を示す図で、(a)は上面視図、(b)はA矢視図である。
【図2】本発明の第1実施例のディスクセンタリング機構を示す図で、(a)は8cmディスクのセンタリング状態を示す上面視図、(b)はE部拡大図である。
【図3】本発明の第1実施例の12cmディスクのセンタリング状態を示す上面視図である。
【図4】本発明の第2実施例のディスクセンタリング機構の構成を示す図で、(a)は上面視図、(b)はP矢視図である。
【図5】本発明の第2実施例のディスクセンタリング機構を示す図で、(a)は8cmディスクのセンタリング状態を示す上面視図、(b)はQ部拡大図である。
【図6】本発明の第2実施例の12cmディスクのセンタリング状態を示す上面視図である。
【図7】従来の8cm及び12cmディスクのセンタリング機構を示す上面視図である。
【符号の説明】
10、100・ディスクセンタリング機構
12・・・・・8cmディスク
13・・・・・12cmディスク
20・・・・・左センタリングレバー
21、31、43、48、113・・回動支点孔
23、33、51・・係合ピン
24・・・・・左第1当接ピン
30・・・・・右センタリングレバー
34・・・・・右第1当接ピン
40・・・・・左補助レバー
41・・・・・左第2当接ピン
42、47・・位置決ピン
45・・・・・右補助レバー
46・・・・・右第2当接ピン
50・・・・・センタレバー
52・・・・・横方向ガイド孔
60、120・クランプアーム
61、63、121、123・・ガイド孔
62、64・・位置決部
65、66、125、126・・回動支点軸
67、127・前後方向ガイド孔
68、128・欠円孔
110・・・・係止レバー
111・・・・係止軸
112・・・・係止解除軸
122・・・・係止凹部

Claims (2)

  1. ディスクプレーヤのディスク挿入口より挿入されるディスクを、該ディスクの大きさに応じてターンテーブルに対し所定の位置関係となるように設定するディスクセンタリング機構に於いて、
    前記ディスクの外周円弧部に当接し、前記ディスクからの押圧力により回動支点を中心に、回動可能な左右一対のセンタリングレバーと、
    前記左右センタリングレバーのいずれか一方の端部に設けられ、前記センタリングレバーを係止する係合部と、挿入されるディスクの径に応じて前記センタリングレバーの回動を規制する係止レバーと、
    前記左右センタリングレバーを連結するセンタレバーと、
    該センタレバーに設けられた係合ピンと、
    該係合ピンが移動するガイド孔に対し、略直交して設けられた欠円孔とからなることを特徴とするディスクセンタリング機構。
  2. 前記係止レバーは前記センタリングレバーに軸支された軸部と該センタリングレバーの移動方向を規制する案内溝内を摺動する摺動部と係止解除軸部からなり、
    前記係合部は前記案内溝に設けられた該摺動部と係合する凹部からなることを特徴とする請求項 1 に記載のディスクセンタリング機構。
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