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JPH073486Y2 - ディスク再生装置のディスクガイド機構 - Google Patents

ディスク再生装置のディスクガイド機構

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Publication number
JPH073486Y2
JPH073486Y2 JP12890490U JP12890490U JPH073486Y2 JP H073486 Y2 JPH073486 Y2 JP H073486Y2 JP 12890490 U JP12890490 U JP 12890490U JP 12890490 U JP12890490 U JP 12890490U JP H073486 Y2 JPH073486 Y2 JP H073486Y2
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JP
Japan
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disc
lever
guide
slide lever
slide
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP12890490U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0486247U (ja
Inventor
俊夫 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP12890490U priority Critical patent/JPH073486Y2/ja
Publication of JPH0486247U publication Critical patent/JPH0486247U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH073486Y2 publication Critical patent/JPH073486Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 CDディスクデッキ等において、挿入されたディスクを装
置内部側において受けるガイドピンと、ディスクの挿入
方向に移動可能な第1のスライドレバーと、挿入された
ディスクがガイドピンに当たった位置よりも内部側の位
置で該第1のスライドレバーを停止せしめるストッパ
と、ディスクにより横方向に移動可能な第2のスライド
レバーと、挿入されたディスクの種類に応じて該ガイド
レバーを回転させるように該ガイドレバーと該第2のス
ライドレバーとを設け、ディスクの挿入完了を検出する
とともに、ディスクを所定のクランプ位置で停止させる
ようにした。
〔産業上の利用分野〕
本考案はCDディスクデッキ等のディスク再生装置のディ
スクガイド機構に関する。
〔従来の技術〕
CDディスクデッキは既に公知であり、広く利用されるよ
うになっている。直径12cmのCDディスクが一般的に使用
されているが、最近では直径8cmのCDディスクが使用さ
れるようになってきている。このため、1台のCDディス
クデッキにおいて、12cmのCDディスクと8cmのCDディス
クを共に使用できるようにすることが求められている。
この場合、使用者が12cmのCDディスクと8cmのCDディス
クを区別することなくCDディスクデッキに挿入すれば、
CDディスクデッキ内で12cmのCDディスクと8cmのCDディ
スクを区別して再生が開始されるようにすることが求め
られる。この要求を達成するために、12cmのCDディスク
または8cmのCDディスクのいずれがデッキ内に挿入され
ても、ディスクが所定のクランプ位置で停止し、それか
らクランプされ、再生が開始されるようにするのが必要
である。ディスクを所定のクランプ位置で停止させるた
めには、ディスクがクランプ位置に来たときにディスク
を受けるディスクガイド機構が必要である。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案の先願である実願平第1-71185号は、このような
要求に答えるために、ディスクを受けるガイドピンを備
えたディスクガイド機構を提案したものである。2本の
ガイドピンが装置内部においてディスクの挿入運動平面
内に立ち、ディスクがクランプ位置に来たときにディス
クの先行周辺部を受けるようになっている。8cmのCDデ
ィスクを受けるためには、ガイドピンはクランプ中心に
対して半径4cmの円周上に位置することが必要であり、
また、12cmのCDディスクを受けるためには、ガイドピン
はクランプ中心に対して半径6cmの円周上に位置するこ
とが必要である。このように、それぞれ8cmのCDディス
クと12cmのCDディスクのために2組のガイドピンを設
け、12cmのCDディスクが挿入されたときには、8cmのCD
ディスク用のガイドピンを半径6cmの円周より外側に動
かすようにしていた。
さらに、ディスクはモータにより駆動されるローディン
グローラによりクランプ位置に運ばれるが、ディスクが
クランプ位置に来たらモータを停止させなければならな
い。そのために、ディスクがクランプ位置に来たこと、
すなわちディスクの挿入完了を検出することが必要であ
る。このために、上記ガイドピンと同様の挿入完了検出
ピンを設けていた。従って、従来のディスクガイド機構
は全体としてかなり複雑であった。
本考案の目的は、比較的に簡単な構成で確実に作動する
ディスク再生装置のディスクガイド機構を提供すること
である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるディスク再生装置のディスクガイド機構
は、挿入されたディスクと接触可能なディスク係合部を
有しディスクと該ディスク係合部との接触により移動可
能な入口部レバーと、挿入されたディスクをクランプ位
置よりも手前側の位置で受けるガイドピンと該ガイドピ
ンを支持する旋回可能なガイドレバーと、該ガイドレバ
ーを支持し挿入されるディスクが該ガイドピンを押すこ
とによりディスクの挿入方向に移動可能な第1のスライ
ドレバーと、該第1のスライドレバーとともに移動し且
つディスクのクランプ位置に相当する位置で該第1のス
ライドレバーを停止せしめるストッパと、該第1のスラ
イドレバーの運動方向とは別の方向に移動可能に該第1
のスライドレバーに連結された第2のスライドレバー
と、該ガイドレバーと該第2のスライドレバーとを連結
する連結手段とからなり、該連結手段が該第2のスライ
ドレバーに設けたラックと、該ガイドレバーに設けた歯
車とからなり、該第2のスライドレバーの該入口部レバ
ーに従った運動により、該ガイドレバーが挿入されたデ
ィスクの種類に応じて回転して共通のガイドピンにより
異なったディスクの位置決めを行うことができるととも
に、該ストッパの運動によりディスクの挿入完了を検出
するようにしたことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成においては、ガイドピンは例えば8cmのCDディ
スクのクランプ位置よりもわずかに手前で待機してい
る。8cmのCDディスクが挿入されたときには、そのディ
スクがガイドピンを押し、ガイドレバーを介して第1の
スライドレバーを押す。その後で第1のスライドレバー
はストッパにより停止せしめられ、そのときにディスク
がクランプ位置で停止せしめられるようになっている。
従って、ガイドピンはクランプ位置よりもわずかに手前
の位置からクランプ位置へ移動し、この間にディスクの
挿入完了を検出して、音楽演奏等の再生を開始するのに
必要な処理を行う。
8cmのCDディスクが挿入されたときには、第2のスライ
ドレバーは第1のスライドレバーとほぼ一体的に移動す
る。次に12cmのCDディスクが挿入されたときには、上記
第1のスライドレバーの移動とともに、第2のスライド
レバーが入口部レバーと連動してディスクの挿入方向と
は別の方向(横方向)に移動し、それによってガイドレ
バーを回転させる。従って、ガイドレバーに支持された
ガイドピンは8cmのCDディスクが挿入されたときよりも
大きい円周上の位置にもたらされ、この位置が12cmのCD
ディスクのクランプに適した位置に設定される。従っ
て、この場合にも、8cmのCDディスクの場合と同様にデ
ィスクをクランプ位置で停止させ、かつ挿入完了の検出
を行う。
〔実施例〕
以下本考案の実施例について説明する。
第1図は第2図の一部を示す分解図、第2図は本考案の
実施例のCDディスクデッキのケースの内部の平面図、第
3図は第2図の矢印IIIから見た正面図、第4図は第2
図の矢印IVから見た側面図である。
第2図に示されるように、ケース10のほぼ中心部にはク
ランパ12があり、クランパ12の下方にはターンテーブル
ユニット(図示せず)がある。CDディスクは第2図の手
前側の入口から矢印IIIの方向に差し込まれる。CDディ
スクが差し込まれると、図示しない挿入センサの出力に
よりモータが始動し、例えば第3図に示されるようなロ
ーディングローラ14によりクランパ12の下方のクランプ
位置へ運ばれる。ローディングローラ14は枢動可能な支
持レバー16に取りつけられており、CDディスクがクラン
プ位置に達したら支持レバー16を動かしてローディング
ローラ14を下降させ、CDディスクとローディングローラ
14から自由にしてターンテーブルユニット上に支持させ
る。なお、第3図には、ローディングローラ14を回転さ
せるためにモータに連結されるローラ駆動歯車18が示さ
れている。
第2図には、クランプ位置にある8cmのCDディスク100、
及び12cmのCDディスク102の輪郭がそれぞれ示されてい
る。
クランパ12は板状のクランパレバー20に取りつけられ
る。クランパレバー20はケース10の内部側のほぼ半分の
スペースを占め、ケース10の内端部の支点(図示せず)
に枢着され、ターンテーブルユニットに向かって枢動可
能である。クランパレバー20にはディスクガイド機構の
主要部品が取りつけられる。また、ケース10の入口側に
は、挿入されたCDディスクの種類に応じて作動する部品
が取りつけられる。
第2図に示されるように、一対の入口部レバー22がケー
ス10の上壁部分となるメインホルダの下面側に配置さ
れ、それぞれ支点ピン22aによりメインホルダに回転可
能に取りつけられる。入口部レバー22の一端部にはそれ
ぞれ下向きのディスク係合ピン24が取り付けられる。デ
ィスク係合ピン24は第3図にも示されているように、挿
入時のディスクと係合可能である。両ディスク係合ピン
24はばね25によって相互に向かって付勢され、その間隔
はCDディスクの直径よりも小さく維持され、よってCDデ
ィスクがこれらのディスク係合ピン24の間を通って挿入
されるときにCDディスクの外周部が両ディスク係合ピン
24を押し開けながら通過する。入口部レバー22はさらに
上向きのピン22bを有する。
入口部レバー22とメインホルダとの間の層には中間スラ
イドレバー26が設けられる。中間スライドレバー26はデ
ィスク挿入方向とは直角方向に延びるまっすぐなガイド
溝26aを有し、入口部レバー22をメインホルダに取りつ
けた支点ピン22aが各ガイド溝26aに通される。従って、
中間スライドレバー26は支点ピン22aとガイド溝26aとの
係合によりCDディスクの挿入方向に対して横方向に移動
可能である。中間スライドレバー26は当接面26bを有す
る開口部を有し、ディスクの挿入時に入口部レバー22が
開くときに入口部レバー22のピン22bが各当接面26bを第
2図で右側に向かって押すようになっている。ばね28が
中間スライドレバー26とメインホルダとの間に配置さ
れ、中間スライドレバー26を第2図で左方向に付勢して
いる。第2図の状態では、中間スライドレバー26が右側
に移動された位置にあり、このときにガイド溝26aの右
端部が支点ピン22aに当たっているので、中間スライド
レバー26はそれ以上移動しない。
さらに、中間スライドレバー26はL字形状に形成され、
L字の垂直辺に相当する左上方のアーム部の先端が中間
係合部30になっている。
第1図及び第2図に示されるように、一対のガイドレバ
ー32、第1のスライドレバー34、及び第2のスライドレ
バー36がクランパレバー20に取りつけられる。各レバー
は平板状のレバーであり、ガイドレバー32がクランパレ
バー20の直ぐ上の層に位置し、第2のスライドレバー36
が次の層になり、第1のスライドレバー34が最上層にな
る。第1のスライドレバー34と第2のスライドレバー36
とは概略同じ形状を有し、ばね38によって一体化され
る。
第1のスライドレバー34はディスクの挿入方向に延びる
まっすぐなガイド溝34aを有し、クランパレバー20に取
りつけた支点ピン20aが各ガイド溝34aに通される。従っ
て、第1のスライドレバー34はディスクの挿入方向に移
動可能であり、支点ピン20aが各ガイド溝33aの端部壁に
当接した図示の位置が、第1のスライドレバー34の初期
位置になる。
また、第1のスライドレバー34はディスクの挿入方向に
対して直角方向に延びるまっすぐなガイド溝34bを有
し、第2のスライドレバー36に取りつけた支点ピン36a
が各ガイド溝34bに通される。従って、第2のスライド
レバー36はばね38に抗して第1のスライドレバー34に対
して横方向に、図示の状態では右方向に移動可能であ
る。
第2のスライドレバー36の両端部はコの字形状になって
おり、左端側のコの字の下辺部の上面にはラック40が形
成され、同様に、右端側の(逆に開いた)コの字の上辺
部の下面にもラック40が形成される。また、第2のスラ
イドレバー36の左端部から下方に係合部42が延び、この
係合部42は、中間スライドレバー26の左上方に延びる中
間係合部30と係合可能である。ただし、この係合部42は
中間係合部30に対して間隔が開いた位置に設けられてい
る。従って、8cmのCDディスク100が挿入されたときに
は、中間スライドレバー26の左方向への移動量が少ない
ので、中間係合部30はこの係合部42に接触せず、第2の
スライドレバー36は第1のスライドレバー34に対して横
方向に移動しない。12cmのCDディスク102が挿入された
ときには、中間スライドレバー26の左方向への移動量が
大きくなるので、中間係合部30はこの係合部42を押し、
第2のスライドレバー36が第1のスライドレバー34に対
して右方向に移動する。
ガイドレバー32は第1のスライドレバー34から下向きに
延びる支点ピン32aに回転可能に取りつけられる。ガイ
ドレバー32は支点ピン32aから第1図で下方側の先端部
にガイドピン44を支持している。このガイドピン44は、
クランパレバー20に設けた開口部(図示せず)を通って
下向きに延び、入口部レバー22のディスク係合ピン24と
同様にディスクの挿入通路に達している。さらに、各ガ
イドレバー32は支点ピン32aから第1図で上方側の先端
部に歯車46を一体的に支持している。各歯車46は第2の
スライドレバー36の各端部のコの字状の空間内に位置し
て、各ラック40と係合する。従って、第2のスライドレ
バー36が第1のスライドレバー34に対して静止している
ときには、各ガイドレバー32は第1のスライドレバー34
に対して回転しない。第2のスライドレバー36が右方向
に移動するときに、左側のガイドレバー32は時計回り方
向に回転し、右側のガイドレバー32は反時計回り方向に
回転し、ガイドピン44が12cmのCDディスク102のクラン
プ位置へ移動する。
さらに、第1のスライドレバー34の上方にはケース10の
上壁部分となるメインホルダがあり、このメインホルダ
にはストッパレバー48が取りつけられている。ストッパ
レバー48はメインホルダから下向きに延びる支点ピン48
aに回転可能に取りつけられ、一端部に下向きのストッ
パピン50を有し、かつ他端部に下向きの連結ピン52を有
する。さらに、挿入完了作動レバー54がケース10の右側
壁の上面に沿ってディスクの挿入方向に設けられる。挿
入完了作動レバー54はガイドピン44による挿入完了の検
出に応じて、実施例ではガイドピン44による挿入完了動
作に従って、ディスクの挿入完了に伴う作動を制御する
ものである。挿入完了作動レバー54は連結ピン52と係合
する長穴54aを有し、ばね56によって第2図で上方に付
勢され、かつ下方に向かって移動することができるが、
下方に向かうときに所定のストロークの位置で停止せし
められるようになっている。
ストッパレバー48のストッパピン50は、第1のスライド
レバー34の壁面に当接し、第1のスライドレバー34がデ
ィスクによって第2図の位置よりも上方に移動せしめら
れた所定位置で第1のスライドレバー34を停止せしめる
ものである。
第1のスライドレバー34の停止位置は次のようになって
いる。第2図においては、ガイドピン44はクランプ位置
にある8cmのCDディスク100を示す円よりもわずかに内側
に位置している。従って、8cmのCDディスク100がクラン
プ位置に向かって挿入されるときに、CDディスク100の
外周先行縁部がガイドピン44を押し、ガイドピン44は回
転しないガイドレバー32を介して第1のスライドレバー
34を押しながら進む。このときに、ストッパレバー48及
び挿入完了作動レバー54が従動する。そして、挿入完了
作動レバー54が所定のストロークの位置で停止すると、
ストッパレバー48が停止して本当の意味でのストッパに
なり、第1のスライドレバー34を停止せしめる。このと
きに、ガイドピン44は第2図の8cmのCDディスク100を示
す円のちょうど外側の位置で停止している。従って、8c
mのCDディスク100が挿入されるときに、8cmのCDディス
ク100はガイドピン44をわずかな距離だけ押しながら進
み、所定のクランプ位置で停止したガイドピン44によっ
て位置決めされることになる。
また、12cmのCDディスク102が挿入されるときには、最
初に中間スライドレバー26がディスク係合ピン24及び入
口部レバー22を介して12cmのCDディスク102によって左
方向へ大きく移動せしめられ、よって中間係合部30が係
合部42を押し、第2のスライドレバー36が右方向に移動
し、ガイドレバー32を回転させて相互に開いた位置にも
たらす。このときのガイドピン44の位置は、上記8cmのC
Dディスク100が挿入された場合と同様に第2図で12cmの
CDディスク102を示す円よりもわずかに内側になる。そ
こで、12cmのCDディスク102がガイドピン44に接触する
ようになるときに、中間スライドレバー26は元の位置へ
戻るが、ガイドレバー32及びガイドピン44は回転した位
置にあり、それから8cmのCDディスク100の場合と同様に
12cmのCDディスク102がガイドピン44を押す。ガイドピ
ン44は第1のスライドレバー34を押しながら進み、第1
のスライドレバー34はストッパレバー48によって所定の
位置で停止せしめられ、ガイドピン44は第2図の12cmの
CDディスク102を示す円のちょうど外の位置で停止す
る。
このようにして、本考案によれば、1組のガイドピン44
によって、例えば8cmのCDディスク100、及び12cmのCDデ
ィスク102をともにそれぞれのクランプ位置で停止させ
ることができ、そして、ガイドピン44がクランプ位置よ
りもわずかに手前の位置からクランプ位置へ移動する間
にディスクの挿入完了を検出して、音楽演奏等の再生を
開始するのに必要な処理を行う。
次に第4図から第8図を参照して、挿入完了の検出にと
もなう装置の構成及び動作について説明する。第4図は
第2図の矢印IVから見た側面図、第5図はケースの側面
に設けられるメーンスライドレバーの正面図、第6図は
ケースの側面に設けられる歯車列を示す図、第7図はこ
の歯車列の一部の遊星歯車装置が別の位置になってとこ
ろを示す図である。
第4図を参照すると、ストッパレバー48に連結された挿
入完了作動レバー54は、下方に開いたコの字状の係合部
54aを有する。ケース10の側壁に沿ってメーンスライド
レバー60が設けられる。メーンスライドレバー60はガイ
ド溝60aを有し、ケース10の側壁から延びる支点ピン10a
がガイド溝60aに通され、よってメーンスライドレバー6
0はディスクの挿入方向に移動可能である。トリガーレ
バー62が挿入完了作動レバー54の係合部54aと一方の支
点ピン10aとの間にほぼ垂直方向に設けられる。トリガ
ーレバー62は支点ピン10aに回転可能に取りつけられ、
上端部の連結ピン62aが係合部54aに係合する。さらに、
トリガーレバー62の中間部には切り欠き62bが設けられ
る。
さらに、ケース10の側壁の内部側には第6図に示される
ような歯車列が設けられる。第4図には、第2図に簡単
に示したローディングローラ14の支持レバー16、及び遊
星キャリヤ64が示されており、これらのレバーは第6図
の歯車のいずれかを支持するものである。また、トリガ
ーレバー62の中間部の切り欠き部62bには遊星キャリヤ6
4の連結ピン64xが係合する。
支持レバー16は支点軸16aに回転可能に取りつけられ、
先端部にローディングローラ14と同軸にローラ駆動歯車
18(第6図)を支持している。支持レバー16の中間部に
は連結ピン16bがあり、これはメーンスライドレバー60
の斜め溝60bに通される。従って、メーンスライドレバ
ー60が平行移動すると、支持レバー16が支点軸16aの回
りで回転し、ローディングローラ14及びローラ駆動歯車
18を下降(又は上昇)させる。
第4図、第6図及び第7図に示されるように、遊星キャ
リヤ64は支点軸64aの回りで回転可能に取りつけられ、
この支点軸64aには太陽歯車66が取りつけられる。太陽
歯車66は中間駆動歯車68,70を介して図示しないモータ
に連結される。遊星キャリヤ64の連結ピン64xとは反対
側の端部に第1の遊星歯車72が取りつけられ、この第1
の遊星歯車72は太陽歯車66と常時係合し、かつローラ駆
動歯車18と選択的に係合可能である。また、連結ピン64
xと支点軸64aとの間に第2の遊星歯車74aが取りつけら
れ、第2の遊星歯車74aは一体的な小歯車74bを含む。
第4図及び第5図に示されるように、メーンスライドレ
バー60の中間部には開口部60cが設けられ、開口部60cの
底壁にはラック76が形成されている。第2の遊星歯車74
aは太陽歯車66と常時係合し、第2の遊星歯車74aと一体
的な小歯車74bは開口部60c内に臨んで、ラック76と選択
的に係合可能である。さらに、メーンスライドレバー60
の開口部60cの右側には直角な溝60dが設けられ、遊星キ
ャリヤ64の連結ピン64xはこの直角な溝60dを通されてト
リガーレバー62の中間部の切り欠き62bに係合されるよ
うになっている。
挿入完了の検出にともなう装置の作動において、各部品
はディスクの挿入時には第4図の状態になっている。デ
ィスクが挿入されると、モータが起動されて太陽歯車66
及び第1の遊星歯車72を介してローラ駆動歯車18が駆動
される。このとき、遊星キャリヤ64の連結ピン64xはト
リガーレバー62の切り欠き62bに係合し、遊星キャリヤ6
4はほぼ水平な位置にある(第6図)。従って、第2の
遊星歯車74aと一体的な小歯車74bはラック76から浮いた
位置にある。
上記したように、ディスクが進むにつれて、ディスクが
ケース10の内部のガイドピン44に接触し、ガイドピン44
及び第1のスライドレバー34を押し、同時にストッパレ
バー48及び挿入完了作動レバー54が移動する。挿入完了
作動レバー54が第4図で左側へ移動すると、トリガーレ
バー62が反時計回りに回転する。その結果、遊星キャリ
ヤ64の連結ピン64xがトリガーレバー62の切り欠き62bか
ら外れ、遊星キャリヤ64が時計回りに回転する。遊星キ
ャリヤ64の運動は、連結ピン64xがメーンスライドレバ
ー60の直角な溝60dを通ることによって規制される。連
結ピン64xが直角な溝60dの底部に落ちるとき、第1の遊
星歯車72はローラ駆動歯車18から離れ、第2の遊星歯車
74aと一体的な小歯車74bはラック76に係合する(第7
図)。
第2の遊星歯車74aと一体的な小歯車74bがラック76に係
合すると、太陽歯車66の駆動力は第2の遊星歯車74a及
び小歯車74bを介してラック76に伝達され、メーンスラ
イドレバー60が第4図で右方向に移動せしめられる。そ
のため、支持レバー16が支点軸16aの回りで回転し、ロ
ーディングローラ14及びローラ駆動歯車18を下降させ
る。また、メーンスライドレバー60にはクランパレバー
20との係合部60e(第5図)も設けられており、メーン
スライドレバー60の移動によってクランパレバー20も下
降させる。最後に、上記したように、ガイドピン44及び
第1のスライドレバー34がクランプ位置で停止する。な
お、ディスクの排出時には、モータが逆方向に駆動さ
れ、各レバー及び歯車は上記したのと逆の手順で作用す
る。
このように、上記構成では、まず第1の遊星歯車72をロ
ーラ駆動歯車18から離れさせてローラ駆動歯車18の駆動
を停止し、それからメーンスライドレバー60を移動させ
てローディングローラ14を下降させ、ローディングロー
ラ14が下降している間にディスクをガイドピン44で位置
決めする。それによってディスクが積極的な駆動力を受
けたままでガイドピン44に無理に止められることがな
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によるディスク再生装置の
ディスクガイド機構は、挿入されたディスクと接触可能
なディスク係合部を有しディスクと該ディスク係合部と
の接触により移動可能な入口部レバーと、挿入されたデ
ィスクをクランプ位置よりも手前側の位置で受けるガイ
ドピンと、該ガイドピンを支持する旋回可能なガイドレ
バーと、該ガイドレバーを支持し挿入されるディスクが
該ガイドピンを押すことによりディスクの挿入方向に移
動可能な第1のスライドレバーと、該第1のスライドレ
バーとともに移動し且つディスクのクランプ位置に相当
する位置で該第1のスライドレバーを停止せしめるスト
ッパと、該第1のスライドレバーの運動方向とは別の方
向に移動可能に該第1のスライドレバーに連結された第
2のスライドレバーと、該ガイドレバーと該第2のスラ
イドレバーとを連結する連結手段とからなり、該連結手
段が該第2のスライドレバーに設けたラックと、該ガイ
ドレバーに設けた歯車とからなり、該第2のスライドレ
バーの該入口部レバーに従った運動により、該ガイドレ
バーが挿入されたディスクの種類に応じて回転して共通
のガイドピンにより異なったディスクの位置決めを行う
ことができるとともに、該ストッパの運動によりディス
クの挿入完了を検出するようにした構成としたので、1
組のガイドピンによって、例えば8cmのCDディスク及び1
2cmのCDディスクをともにそれぞれのクランプ位置で停
止させることができ、そして、ガイドピンがクランプ位
置よりもわずかに手前の位置からクランプ位置へ移動す
る間にディスクの挿入完了を検出することができ、全体
的な構造を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の一部を示す分解図、第2図は本考案の
実施例のCDディスクデッキのケースの内部の平面図、第
3図は第2図の矢印IIIから見た正面図、第4図は第2
図の矢印IVから見た側面図、第5図はケースの側面に設
けられるメーンスライドレバーの正面図、第6図はケー
スの側面に設けられる歯車列を示す図、第7図は遊星歯
車装置が別の位置にあるところを示す図である。 10……ケース、12……クランパ、14……ローディングロ
ーラ、16……支持レバー、18……ローラ駆動歯車、20…
…クランパレバー、22……入口部レバー、24……ディス
ク係合ピン、26……中間スライドレバー、32……ガイド
レバー、34……第1のスライドレバー、36……第2のス
ライドレバー、40……ラック、44……ガイドピン、46…
…歯車、48……ストッパレバー、54……挿入完了作動レ
バー、60……メーンスライドレバー、62……トリガーレ
バー、64……遊星キャリヤ、66……太陽歯車、72……第
1の遊星歯車、74a,74b……第2の遊星歯車、76……ラ
ック。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入されたディスクと接触可能なディスク
    係合部(24)を有しディスクと該ディスク係合部との接
    触により移動可能な入口部レバー(22)と、挿入された
    ディスクをクランプ位置よりも手前側の位置で受けるガ
    イドピン(44)と、該ガイドピンを支持する旋回可能な
    ガイドレバー(32)と、該ガイドレバーを支持し挿入さ
    れるディスクが該ガイドピンを押すことによりディスク
    の挿入方向に移動可能な第1のスライドレバー(34)
    と、該第1のスライドレバーとともに移動し且つディス
    クのクランプ位置に相当する位置で該第1のスライドレ
    バーを停止せしめるストッパ(48,50)と、該第1のス
    ライドレバーの運動方向とは別の方向に移動可能に該第
    1のスライドレバーに連結された第2のスライドレバー
    (36)と、該ガイドレバーと該第2のスライドレバーと
    を連結する連結手段とからなり、該連結手段が該第2の
    スライドレバーに設けたラック(40)と、該ガイドレバ
    ーに設けた歯車(46)とからなり、該第2のスライドレ
    バーの該入口部レバーに従った運動により、該ガイドレ
    バーが挿入されたディスクの種類に応じて回転して共通
    のガイドピンにより異なったディスクの位置決めを行う
    ことができるとともに、該ストッパの運動によりディス
    クの挿入完了を検出するようにしたことを特徴とするデ
    ィスク再生装置のディスクガイド機構。
JP12890490U 1990-11-30 1990-11-30 ディスク再生装置のディスクガイド機構 Expired - Lifetime JPH073486Y2 (ja)

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