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JP3894007B2 - アンテナおよびそれを搭載した通信機器 - Google Patents

アンテナおよびそれを搭載した通信機器 Download PDF

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JP3894007B2
JP3894007B2 JP2002071877A JP2002071877A JP3894007B2 JP 3894007 B2 JP3894007 B2 JP 3894007B2 JP 2002071877 A JP2002071877 A JP 2002071877A JP 2002071877 A JP2002071877 A JP 2002071877A JP 3894007 B2 JP3894007 B2 JP 3894007B2
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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器内部に配される内蔵タイプのアンテナおよびそれを搭載した通信機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話を始めとする通信機器の普及が目覚しく、その通信機器に搭載されるアンテナとしても、様々な形態のものが搭載されるようになり、特に機器の筐体内に配される内蔵タイプのアンテナが好まれて使用されるようになっている。
【0003】
このような従来の内蔵タイプのアンテナが搭載された通信機器について、図7〜図9を用いて説明する。
【0004】
図7は従来の内蔵タイプのアンテナが搭載されている通信機器の外観斜視図、図8は同要部である配線板へのアンテナの搭載状態を示す断面図である。
【0005】
同図において、1は外形が略直方体形状で内部が中空となった筐体であり、この筐体1の操作面側となる正面には、上方から受話部2、表示部3、操作キー部4、送話部5が配置されている。
【0006】
そして、上記の受話部2から送話部5までの機能を果たす各種部品及び電子部品などは、筐体1内に位置決め保持された配線板6(図8参照)などに各々装着されている。
【0007】
尚、上記各種部品および電子部品などを制御するマイクロコンピュータなどの制御部品も同様に配線板6に配され、これらが情報伝達を行いつつ受話部2、表示部3、操作キー部4、送話部5は機能するようになっている。
【0008】
そして、この配線板6には、図8に示すように、電波の送受信をする際に機能する内蔵タイプのアンテナ7(以下内蔵アンテナ7と記載)も装着されており、この内蔵アンテナ7は、筺体1内に内包されている。
【0009】
この内蔵アンテナ7の構造は、図9の外観斜視図に示すように、外形が略直方体形状の樹脂製の基体部8の上面に、アンテナ素子として機能する導電金属板9が固定されて構成され、その基体部8および導電金属板9の形状は、特定の周波数帯域に整合をとった形状に決定されている。
【0010】
そして、この内蔵アンテナ7は、基体部8の底面から下方側に向けて一体に延出形成された弾性爪8Aを、配線板6の切り欠き部6Aを介して挿通させ裏面で係止させることにより、所定位置に装着されている。
【0011】
また、上記内蔵アンテナ7の導電金属板9には、給電端子9Aとアース端子9Bが一体に延出形成されており、その給電端子9Aとアース端子9Bは、各々、基体部8の上面位置から所定幅寸法で基体部8側面を沿うように底面側に向けて延出され、基体部8の底面高さ位置に合わせて先端部分がL字状に折り曲げられている。
【0012】
そして、上記に説明したように内蔵アンテナ7が配線板6に装着された状態では、導電金属板9から延出された弾性アーム状の給電端子9Aとアース端子9Bは、各々L字状に折り曲げられた先端下面が、配線板6上に配された配線パターン6Bと6Cに弾接している(図8参照)。
【0013】
内蔵アンテナ7は、これらの配線パターン6B、6Cおよび給電端子9A、アース端子9Bを介して、所定情報が入出力され、配線パターン6B、6Cを介して接続状態となる上記制御部品により制御されると共に、上記入出力情報に基づき制御部品は、他の部品や電子部品を機能させる。
【0014】
なお、上記制御部品の制御状態や他の部品および電子部品が機能する状態の説明は省略する。
【0015】
従来の内蔵アンテナ7は、以上のように構成され、かつ装着されるものであった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の内蔵アンテナ7においては、配線板6の配線パターン6B,6Cに弾接する給電端子9Aとアース端子9Bが、各々基体部8の側面に沿って延出された弾性金属板からなる長尺の弾性アーム状のものであったため、位置精度の管理が難しく、配線板6の配線パターン6B,6Cとしても、その弾接部分の範囲を寸法的に大きくとらなければならないという課題があった。
【0017】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、配線板上の配線パターンに対する電気的接続部分の管理が容易で、少ない面積で電気的に接続できる内蔵タイプのアンテナおよびそれを搭載した通信機器を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
【0019】
本発明の請求項1に記載の発明は、側面部分に側方および上方が開口した2ヶ所の溝部を並べて備え、その各溝部の底部に上下に貫通する貫通孔がそれぞれ設けられた基体部と、その各貫通孔内にそれぞれ上下方向に移動可能に配された上部に鍔を有する導電ピンと、弾性を備えた導電金属板から形成され、上記基体部の上面に固定されたアンテナ素子部とを有し、上記アンテナ素子部には、上記各溝部の側方開口部の上方部分を覆う側板部が一体に延設され、さらに上記側板部には、上記それぞれの溝部内に収容されて配される側方側が開口するU字状の弾性アームが設けられており、その各弾性アームの自由端側で上記各導電ピンが下方側に付勢されていると共に、上記基体部における上記2ヶ所の溝部間の壁部に上記側板部に設けた係合部を係合させたアンテナとしたものである。当該アンテナは、基体部の上面に固定されたアンテナ素子部から側板部を延設させ、その側板部に設けたU字状の弾性アームの自由端側で各導電ピンを下方側に付勢させた構成であるため、通信機器の配線板の配線パターンに対し、各弾性アームによって下方に付勢されたそれぞれの導電ピンを配線板で押し上げるようにして装着することにより、各導電ピンと配線板上の配線パターンを所定圧力で弾接状態にして装着できて位置精度高く、かつ、接続面積少なく電気的に接続させることができ、その接続部分として導電ピンを用いているため、管理も容易で、使用時および輸送・保管中などの当該部分の変形なども低減でき、導電ピンの下端と接触する配線板の配線パターンの細線化をすることも可能となるという作用を有する。また、弾性アームを設けた側板部を基体部に係合させているため、弾性アームの付勢力などの影響による側板部などの上方への変形を防止できて、上記配線板上の配線パターンへの電気的接続状態が安定したものにできるという作用も有する。
【0025】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、基体部の上部に当接用突起部を設け、機器の筐体の内面で、上記当接用突起部を上方から押さえ込んで、上下方向の位置規制がなされるものであり、導電ピンの移動方向に相当するアンテナの上下方向に対して強固な位置規制ができるため、例えば機器の不用意な落下などによって発生する力がアンテナに加わっても、基体部の上下方向への移動が防止できるので、導電ピンと配線板上の配線パターンとの接続部分への影響も少なくなるという作用を有する。
【0026】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、基体部に配線板への保持手段を設け、その保持手段は、配線板の配線パターンに当接している導電ピンの弾接力よりも大きい保持力で上記配線板を保持するものであり、アンテナ単体で配線板などに強固に機械的に装着でき、その保持手段の保持力を、導電ピンの弾接力よりも大きく設定してあるので、その力の影響を吸収できてアンテナの装着状態が安定的に維持され、導電ピンと配線板上の配線パターンとの電気的接続状態も安定したものとなるという作用を有する。
【0027】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載のアンテナが配線板上に搭載された通信機器であって、上記アンテナは、基体部に配された導電ピンにより、上記配線板上の配線パターンとの電気的接続が図られている通信機器としたものであり、アンテナが導電ピンで電気的に接続されているため、アンテナとの電気的接続部分が少ない面積ですむという作用を有する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。
【0029】
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による内蔵タイプのアンテナの外観斜視図、図2は同分解斜視図、図3は同要部である導電ピンとアンテナ素子部との接続状態を示す断面図である。
【0030】
同図において、11は、外形が略直方体状に形成された樹脂製の基体部で、その上面には、導電金属板からなるアンテナ素子部12が固定されている。
【0031】
その固定方法は、図2に示すように、アンテナ素子部12の所定位置に設けた固定用孔部12Aに、基体部11上面の凸部11Aを挿通させ、アンテナ素子部12の上方からこの凸部11Aをカシメることにより、基体部11にアンテナ素子部12は固定されている。
【0032】
そして、基体部11の一側部には、上面と外方側の側面が開口した溝部11Bが二箇所並べて設けられ、その底部11Cには各々貫通孔11Dが設けられている。
【0033】
そして、この貫通孔11Dには、各々、上下動可能に金属製などの導電性を持った導電ピン13が挿入されている。
【0034】
この導電ピン13は、下端13Aが球面状に加工された略円柱状の中間部13Bの上端に、貫通孔11Dよりも大きい径の鍔部13Cを有している。
【0035】
この鍔部13Cを備えたものであるため、導電ピン13は、基体部11に対して位置決めされ、自動機などによって導電ピン13を基体部11の貫通孔11Dに沿わせつつ落下させて配することも可能となる。
【0036】
一方、アンテナ素子部12は、基体部11の二つの溝部11Bの側方開口部の上方部分を覆う側板部14を有している。
【0037】
そして、この側板部14の下方部分には、各溝部11Bの位置に対応させて弾性アーム15が並べて設けられている。
【0038】
各々の弾性アーム15は同形状に形成されており、各溝部11Bの位置に対応する側板部14下端から、基体部11の内方に向けて伸びた延出部が、中間位置で略U字状に曲げられて基体部11の外方側に延出され、その延出部の先端が、各導電ピン13の鍔部13C上に弾接している。
【0039】
つまり、各弾性アーム15は、各々の導電ピン13に下方への付勢力を与えている。
【0040】
また、各弾性アーム15は、基体部11の各溝部11B内に収容状態に配されていると共に、導電ピン13が介在している分、上下方向の寸法が短くでき、管理も容易なものである。
【0041】
このように各弾性アーム15に付勢された各導電ピン13は、鍔部13Cの下面が基体部11の溝部11Bの底部11C上面に当接状態となると共に、その下端13Aが、基体部11の底面位置よりも突出している。
【0042】
なお、この二つの導電ピン13は、各々がアンテナ素子部12の給電端子とアース端子として機能するものである。
【0043】
そして、上記側板部14には、係合部として機能する孔部14Aが設けられており、基体部11に配設された二つの溝部11B間の壁部16に設けられた突起16Aに係合している。
【0044】
これは、弾性アーム15の弾接力などの影響によって側板部14などが上方に持ち上げられることを防止するために設けられている。
【0045】
また、基体部11は、上面角部に当接用突起部11Eを有しており、この当接用突起部11Eは、カシメ固定された後の基体部11の凸部11A高さよりも高い寸法に設定されている。
【0046】
そして、以上の基体部11およびアンテナ素子部12などの形状は、導電ピン13ほかを含めて所望の周波数帯域に整合がとれた形状に決定してある。
【0047】
本実施の形態による内蔵タイプのアンテナ(以下、内蔵アンテナと記載)は、以上のように構成され、次に、この内蔵アンテナを搭載した通信機器について、内蔵アンテナの搭載状態を含めて説明する。
【0048】
図4は、本実施の形態による内蔵タイプのアンテナを搭載した通信機器の外観斜視図、図5は同要部であるアンテナの搭載状態を示す断面図である。
【0049】
同図に示すように、本通信機器は、外形が略直方体形状で中空の筐体21で覆われ、この筐体21正面の上方から受話部22、表示部23、操作キー部24、送話部25が配設されている。
【0050】
そして、この筐体21内には、図5に示すように、配線板26が精度よく位置決め保持されており、上記の受話部22、表示部23、操作キー部24、送話部25などの各部位などを機能させる部品や電子部品、ならびにそれらを制御する制御部品も、図示していないが、この配線板26などに配されている。
【0051】
そして、この配線板26には、上記に説明した本実施の形態による内蔵アンテナも装着されている。
【0052】
その装着状態は、筐体21の第一ケース21Aの内面に設けられたアンテナ保持用突起27で基体部11の側面上部を保持させ、これを第二ケース21Bに精度高く組み合わせることにより、本実施の形態によるアンテナは、第一ケース21Aの内面と配線板26とにより、上下方向で挟持されている。
【0053】
このとき、配線板26には基体部11の底部が当接し、第一ケース21Aの内面には、基体部11の上面角部に設けた当接用突起部11Eが当接している。
【0054】
なお、第一ケース21Aのアンテナ保持用突起27は、基体部11の前後左右に応じた位置に各々設けられており、本実施の形態による内蔵アンテナは、このアンテナ保持用突起27で規制されて第一ケース21Aの前後左右方向にも移動しないように保持されている。
【0055】
そして、上記のように装着された内蔵アンテナは、基体部11に配された各導電ピン13の下端13Aが、配線板26上に配された所定の配線パターン26Aに各々弾接した状態となっている。
【0056】
なお、符号区分はしていないが、この配線パターン26Aは、二つの導電ピン13が各々給電端子とアース端子として機能するものであるため、各々の機能に対応できるものとなっている。
【0057】
そして、このとき、アンテナ素子部12の各弾性アーム15によって下方への付勢力が加わっている各導電ピン13は、その付勢力に抗して配線板26で強制的に上方に移動させられ、従前からの付勢力とこの導電ピン13の上方向への移動量に伴う弾性アーム15からの下方に向かう付勢力を受けるようになり、これら合計の下方への付勢力で、その下端13Aが配線パターン26Aに各々所定圧力で弾接され、安定した電気的接続状態に接続されている。
【0058】
このとき、弾性アーム15は、導電ピン13の大径の鍔部13Cで安定的に押し上げられるようにできる。
【0059】
なお、アンテナ装着前に、導電ピン13に弾性アーム15による付勢力が加わっていない構成であっても、導電ピン13が上方に移動させられることにより弾性アーム15が撓み、導電ピン13を下方に向けて付製する付勢力を発生させるようになるため、当構成であっても導電ピン13が弾接状態で装着できる。
【0060】
そして、基体部11の貫通孔11D内に上下動可能に配されている導電ピン13は、貫通孔11Dの内壁に規制されるため、大きな傾倒などは発生せず、また、その移動方向は配線板26面に対して略垂直方向に対応し、その下端13Aの位置ずれが大きく発生することはなく確実な位置に導電ピン13の下端13Aを位置させるようにできるので、当該接触箇所の配線パターン26Aの細線化なども可能となる。
【0061】
また、その下端13Aは、略球面状に形成されているため、上記アンテナ装着状態では、定まった位置で安定して、しかも弾接部分の接触圧が高く電気的に接続された状態となる。
【0062】
このように本実施の形態による内蔵アンテナは、上下動可能な導電ピン13の下端13Aを配線パターン26Aに上方から押し当てて電気的な接続を図れるものであるから、位置精度高く、かつ、少ない面積で電気的に接続できるものである。
【0063】
さらに、本内蔵アンテナは、基体部11の上下位置を第一ケース21Aと配線板26で挟み込んで装着することができるため、例えば機器の不用意な落下などによって発生する力がアンテナに加わっても、基体部11の上下方向への移動が防止でき、導電ピン13と配線板26上の配線パターン26Aとの接続部分への影響も少なくなる。
【0064】
このように本アンテナが搭載された通信機器は、アンテナとの電気的接続部分の省スペース化が可能となると共に、その電気的接続状態も安定したものとなる。
【0065】
さらに、本実施の形態による内蔵アンテナは、導電ピン13の中間部13Bが、基体部11に内包状態のものであるため、導電ピン13の変形等も防止でき、アンテナの輸送保管中などを含んで管理が容易であると共に、その変形に起因する不良なども低減でき、機器としても信頼性の高いものが得られる。
【0066】
なお、本通信機器の内蔵アンテナの動作および、受話部22、表示部23、操作キー部24、送話部25などの各部位の動作や、それらを制御する配線板26に装着された制御部の動作の説明などは省略する。
【0067】
なお、上記には、配線板26などに未装着状態であるときに、下方に付勢された導電ピン13の下端13Aが基体部11底面から突出している内蔵アンテナおよびそれを搭載した通信機器について説明したが、内蔵アンテナとして、配線板などに未装着状態であるときに、導電ピンの下端が基体部内に内包状態であるものの場合でも、配線板の所定の配線パターンに突起ピンを電気的に接続し、この突起ピンを、基体部の底面側から貫通孔内に挿入していくようにして、導電ピンを押し上げるようにすれば、同様なものにできる。
【0068】
また、上記にはアンテナ素子部12に設けた弾性アーム15で導電ピン13を下方に付勢しているものを説明したが、上記構成以外としてもよい。
【0069】
たとえば、図6に示す内蔵タイプのアンテナの外観斜視図に示すように、導電ピン31自体に弾性部を持たせた場合でも同様な効果が得られる。
【0070】
すなわち、この導電ピン31は、上部が弾性ばね部31Aとなり、その上端は、基体部11の溝部11B上面位置に配されたアンテナ素子部32の庇状部分32Aに弾接しており、アンテナ装着時には、導電ピン31の上方への移動により弾性ばね部31Aが撓まされ、それにより発生する力で導電ピン31の下端31Bを、図示しない配線パターン26Aに弾接させるようにできるため、安定した電気的接続状態にできるものである。
【0071】
なお、この導電ピン31の弾性ばね部31Aは、図示したコイル状であっても、側面視くの字状他であってもよいが、特にコイル状のものを使用する場合には、この弾性ばね部31Aもアンテナ特性に影響を与えるため、アンテナ装着状態で径や長さなどを決定することが好ましい。
【0072】
なお、弾性ピン31の弾性ばね部31A上を、上記に詳述した弾性アーム15で押さえるようにしても良い。
【0073】
以上のように本発明による内蔵アンテナは、基体部に上下動可能に配された導電ピンを介在させてアンテナ素子部と配線板の配線パターンとを電気的に接続させるものであるため、上記に説明した以外の他の構成であっても良い。
【0074】
たとえば、他の押圧部材などで、基体部に配された上下動可能な導電ピンを下方に押圧して、配線板の配線パターンに押し当て、アンテナ素子部と上記配線パターン間の電気的接続を図る構成も本発明の実施の範疇となる。
【0075】
また、配線板への保持手段としても、従来のものと同様に基体部に弾性爪部を設けて配線板に引っ掛けて係止させるように構成したり、またはねじ止めやテープ止めなどであってもよい。
【0076】
この構成の場合には、その保持手段の保持力を、配線板装着時の導電ピンと配線パターン間の弾接力よりも大きい力に設定しておき、上記弾接力の影響が吸収できるものとすると、アンテナ単体で装着安定性高く配線板に機械的に装着できるものとなり、このとき導電ピンと配線板上の配線パターンとの電気的接続状態も安定したものにできる。
【0077】
【発明の効果】
以上のように本発明によるアンテナは、側面部分に側方および上方が開口した2ヶ所の溝部を並べて備え、その各溝部の底部に上下に貫通する貫通孔がそれぞれ設けられた基体部と、その各貫通孔内にそれぞれ上下方向に移動可能に配された上部に鍔を有する導電ピンと、弾性を備えた導電金属板から形成され、上記基体部の上面に固定されたアンテナ素子部とを有し、上記アンテナ素子部には、上記各溝部の側方開口部の上方部分を覆う側板部が一体に延設され、さらに上記側板部には、上記それぞれの溝部内に収容されて配される側方側が開口するU字状の弾性アームが設けられており、その各弾性アームの自由端側で上記各導電ピンが下方側に付勢されていると共に、上記基体部における上記2ヶ所の溝部間の壁部に上記側板部に設けた係合部を係合させたものとしたため、配線板上の配線パターンに対する電気的接続部分の管理が容易で、少ない面積で電気的に接続できる内蔵アンテナを実現できるという有利な効果が得られる。
【0078】
さらに、機器の配線板上の配線パターンに対し、上記のように基体部に係合された側板部に設けられた弾性アームにより下方に付勢された導電ピンの下端を弾接させる構造にすると、安定した電気的接続状態のものが容易に実現できる。
【0079】
そして、導電ピンは変形などが少ないために、本内蔵アンテナは、輸送保管中などの管理も容易で、これを搭載した通信機器も高信頼性のものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による内蔵タイプのアンテナの外観斜視図
【図2】同分解斜視図
【図3】同要部である導電ピンとアンテナ素子部との接続状態を示す断面図
【図4】同内蔵タイプのアンテナを搭載した通信機器の外観斜視図
【図5】同要部であるアンテナの搭載状態を示す断面図
【図6】同他の構成の内蔵タイプのアンテナの外観斜視図
【図7】従来の内蔵タイプのアンテナが搭載されている通信機器の外観斜視図
【図8】同要部である配線板へのアンテナの搭載状態を示す断面図
【図9】同要部であるアンテナの外観斜視図
【符号の説明】
11 基体部
11A 凸部
11B 溝部
11C 底部
11D 貫通孔
11E 当接用突起部
12,32 アンテナ素子部
12A 固定用孔部
13,31 導電ピン
13A,31B 下端
13B 中間部
13C 鍔部
14 側板部
14A 孔部
15 弾性アーム
16 壁部
16A 突起
21 筐体
21A 第一ケース
21B 第二ケース
22 受話部
23 表示部
24 操作キー部
25 送話部
26 配線板
26A 配線パターン
27 アンテナ保持用突起
31A 弾性ばね部
32A 庇状部分

Claims (4)

  1. 側面部分に側方および上方が開口した2ヶ所の溝部を並べて備え、その各溝部の底部に上下に貫通する貫通孔がそれぞれ設けられた基体部と、その各貫通孔内にそれぞれ上下方向に移動可能に配された上部に鍔を有する導電ピンと、弾性を備えた導電金属板から形成され、上記基体部の上面に固定されたアンテナ素子部とを有し、上記アンテナ素子部には、上記各溝部の側方開口部の上方部分を覆う側板部が一体に延設され、さらに上記側板部には、上記それぞれの溝部内に収容されて配される側方側が開口するU字状の弾性アームが設けられており、その各弾性アームの自由端側で上記各導電ピンが下方側に付勢されていると共に、上記基体部における上記2ヶ所の溝部間の壁部に上記側板部に設けた係合部を係合させたアンテナ。
  2. 基体部の上部に当接用突起部を設け、機器の筐体の内面で、上記当接用突起部を上方から押さえ込んで、上下方向の位置規制がなされる請求項1記載のアンテナ。
  3. 基体部に配線板への保持手段を設け、その保持手段は、配線板の配線パターンに当接している導電ピンの弾接力よりも大きい保持力で上記配線板を保持する請求項1記載のアンテナ。
  4. 請求項1記載のアンテナが配線板上に搭載された通信機器であって、上記アンテナは、基体部に配された導電ピンにより、上記配線板上の配線パターンとの電気的接続が図られている通信機器。
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