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JP3888425B2 - 画像処理システム、画像表示装置、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法 - Google Patents

画像処理システム、画像表示装置、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エッジ強調処理に用いられる画像処理システム、画像表示装置、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
例えば、液晶表示装置が、黒色の背景画像に白色画像を表示し、当該白色画像を画面内で移動させた場合、移動によって白色から黒色に変化する部分が、白色から黒色に変化するのではなく、グラデーションのようになだらかに変化してしまい、動体部分に本来ない輝度ムラが知覚される場合がある。
【0003】
このような問題を解決するため、画像のエッジ部分を表示する際に液晶の駆動電圧をより高める(またはより低下させる)ことにより、いわゆるぼけ(blur)を低減し、よりメリハリのある画像を表示する手法が提案されている。
【0004】
しかし、従来の手法では、電圧の高低の両側または白黒の両側に対してエッジ強調処理がなされていたため、エッジ部分が強調されすぎてしまい、例えば、エッジ部分が太くなるなどの本来の画像とは異なる画像が表示されてしまう場合があった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、エッジ強調処理を行う場合に、過度のエッジ強調を防止することの可能な画像処理システム、画像表示装置、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理システムは、フレーム間における所定の画素の移動方向を把握する移動方向把握手段と、
前記移動方向把握手段によって把握された移動方向に基づき、当該移動方向と所定の位置関係にある側のエッジをより強調するように、エッジ強調処理を行うエッジ強調手段と、
を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る画像表示装置は、前記画像処理システムを有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
フレーム間における所定の画素の移動方向を把握する移動方向把握手段と、
前記移動方向把握手段によって把握された移動方向に基づき、当該移動方向と所定の位置関係にある側のエッジをより強調するように、エッジ強調処理を行うエッジ強調手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、動体の移動方向と所定の位置関係にある側のエッジをより強調することにより、過度のエッジ強調を防止し、適切な画像を表示することができる。
【0011】
なお、前記所定の位置関係にある側としては、例えば、移動元の側、移動先の側等が該当する。
【0012】
また、人間の目はエッジ部分を注視するため、動体の移動方向を考慮することにより、人間の目の動きに合わせた適切なエッジ強調を行うことができる。
【0013】
また、前記画像処理システム、前記画像表示装置、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記エッジ強調手段は、
所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、当該処理対象画素の近隣にある近隣画素の輝度との差異を把握する手段と、
把握された差異を示す情報と、前記移動方向を示す情報とに基づき、前記処理対象画素の輝度を補正する手段と、
補正された処理対象画素の輝度と、前記所定フレームの次のフレームにおける前記処理対象画素の輝度とに基づき、前記画像を表示する液晶表示手段の駆動電圧を制御する手段と、
を含んでもよい。
【0014】
これによれば、空間軸における輝度の変化に加えて時間軸における輝度の変化も考慮して液晶表示手段の駆動電圧を制御することにより、エッジ部分の輝度変化に合わせて適切に液晶駆動することが可能となる。
【0015】
特に、液晶表示手段を用いて画像を表示する場合、液晶の応答速度が十分でないために、動体の動きによっていわゆるぼけを生じることがあるが、本発明によれば、ぼけを低減し、液晶表示手段を用いて画像を表示する場合でも、適切な画像を表示することができる。
【0016】
また、前記画像処理システム、前記画像表示装置、前記プログラムおよび前記情報記憶媒体において、前記エッジ強調手段は、
所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、前記所定フレームの次のフレームにおける前記処理対象画素の輝度との差分を求める差分処理手段と、
前記所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、当該処理対象画素の近隣にある近隣画素の輝度との差異を把握する手段と、
当該差異を示す情報と、前記移動方向を示す情報とに基づき、前記差分を示す差分情報を補正する手段と、
補正された前記差分情報と、前記所定フレームにおける処理対象画素の輝度とに基づき、前記画像を表示する液晶表示手段の駆動電圧を制御する手段と、
を含んでもよい。
【0017】
これによれば、空間軸における輝度の変化に加えて時間軸における輝度の変化も考慮して差分情報を補正し、当該差分情報に基づいて液晶表示手段の駆動電圧を制御することにより、エッジ部分の輝度変化に合わせて適切に液晶駆動することが可能となる。
【0018】
特に、差分情報を用いることにより、動体のエッジ部分を把握することができる。例えば、動体のエッジ部分に選択的にエッジ強調を行えば、ぼけをより効果的に低減することができる。
【0019】
また、本発明に係る画像処理方法は、動画像のエッジ強調処理を行う画像処理手段による画像処理方法において、
所定の画素の移動方向を把握する移動方向把握工程と、
前記移動方向把握工程において把握された移動方向に基づき、当該移動方向と所定の位置関係にある側のエッジをより強調するように、前記エッジ強調処理を行うエッジ強調工程と、
を含むことを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、当該移動方向と所定の位置関係にある側のエッジをより強調することにより、過度のエッジ強調を防止し、適切な画像を表示することができる。
【0021】
また、本発明に係る画像処理方法は、動画像のエッジ強調処理を行う画像処理手段による画像処理方法において、
所定の画素の移動方向を把握する移動方向把握工程と、
時間軸における輝度変化を把握する輝度変化把握工程と、
前記移動方向把握工程において把握された移動方向に基づき、当該移動方向と所定の位置関係にある側のエッジをより強調するように、前記輝度変化把握工程において把握された輝度変化を示す情報に対してエッジ強調処理を行うエッジ強調工程と、
を含むことを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、当該移動方向と所定の位置関係にある側のエッジをより強調することにより、過度のエッジ強調を防止し、適切な画像を表示することができる。
【0023】
特に、空間軸における輝度の変化に加えて時間軸における輝度の変化も考慮してエッジ強調処理を行うことにより、ぼけをより効果的に低減することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、画像表示装置の一種である液晶プロジェクタを用いた画像処理システムに適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定するものではない。また、以下の実施形態に示す構成の全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段として必須であるとは限らない。
【0025】
図1は、画像表示パターンと視線経路を示す模式図である。
【0026】
液晶プロジェクタは、1フレームごとに画像を更新し、1秒間に数フレーム(例えば、30フレーム)の画像を投写することにより、動画像を表示する。
【0027】
ここでは、液晶プロジェクタは、図1に示すように、Nフレームにおいて黒色の背景画像12内のやや左側に白色の動体画像10を表示し、N+1フレームにおいて背景画像12内のほぼ中央に動体画像10を表示する。
【0028】
このように、動体画像10が左から右に移動している場合、動体画像10を見ている者は、Nフレームにおいて、動体画像10の左端の中心付近の動体画像10におけるA点を注視し、N+1フレームにおいて、動体画像10の左端の中心付近の動体画像10におけるA’点を注視することになる。
【0029】
この場合、動体画像10を見ている者の視線経路は、図1の模式図に示すように、左から右に平行移動するものとなる。
【0030】
液晶プロジェクタは、Nフレームにおいて、A点の画像部分を白色として表示し、N+1フレームにおいて、A点の画像部分を黒色として表示する必要がある。
【0031】
液晶プロジェクタが、液晶の駆動電圧が0に近い場合には白を表示し、液晶の駆動電圧が高い場合には黒を表示するものである場合(ノーマリーホワイト型と呼ばれるものである場合)、NフレームからN+1フレームになった際に液晶駆動電圧が一気に高まることになる。
【0032】
しかし、短時間の間に駆動電圧が変わっても液晶の応答には時間がかかるため、注視していたA点はN+1フレームになった時点で白から黒に変わるのではなく白、グレー、黒となだらかに変化するものとなる。
【0033】
このように、画像がなだらかに変化すると、画像を見ている者は、いわゆるぼけを感じることになる。
【0034】
液晶(以下「LCD」という。)の応答速度やぼけ感の防止を考慮してLCDを駆動する必要がある。
【0035】
図2は、画像の水平成分のLCD駆動階調波形を示す模式図である。なお、ここで、LCD駆動階調波形とは、LCDを駆動するための階調情報の変化を示すものである。
【0036】
例えば、階調補正をしない場合、図1に示すNフレームの画像では、波形20のように、画像の左から右に行くと黒から白に変わる部分(A点)で高階調となり、白から黒に変わる部分で低階調となる。同様に、階調補正をしない場合、図1に示すN+1フレームの画像では、波形22のように、画像の左から右に行くと黒から白に変わる部分(A’点)で高階調となり、白から黒に変わる部分で低階調となる。
【0037】
また、黒から白に変わる場合、LCDの輝度も高くなるが、時間軸(時間方向)における輝度の変化のみを考慮して階調補正を行う場合には、前フレームと比べて輝度の変化があった領域に対してより大きく輝度を変化させるように階調情報を強調するため、波形24のように、変化部分をより強調した形となる。
【0038】
また、空間軸(空間方向)における輝度の変化のみを考慮して階調補正を行う場合には、エッジ領域に対してより大きく輝度を変化させるように階調情報を強調するため、波形26のように、エッジ部分の変化をより強調した形となる。このように、エッジ部分の変化をより強調することにより、ぼけ感を低減することができる。
【0039】
一方、本実施形態の階調補正は、波形24に対して動体の移動方向に対して左側を強調した形となり、波形28のようになる。
【0040】
ここで、LCDの応答について、視線上のLCD応答波形を用いて説明する。
【0041】
図3は、視線上のLCD応答波形を示す模式図である。
【0042】
図3に示す例では、図1に示すA点のように、白から黒に輝度変化するまでの液晶応答時間を2フレーム時間とし、視線移動速度は一定であり、N+1フレームに切り替わった直後には視線はA点にあり、その1フレーム時間後に視線はA’点にあるものとする。図3は、この1フレーム時間後でのLCD応答波形を示す。
【0043】
理想的なLCD応答の波形、つまり応答時間が0である場合の波形は、波形32である。N+1フレームに切り替わった直後の視線位置Aを含め、A−A’点間の輝度は、いずれも目標輝度である黒レベルとなっている。
【0044】
補正しない場合には、波形30となり、A−A’点間の輝度が目標輝度である黒レベルとなっていない。
【0045】
また、時間方向の補正のみを行った場合、波形34のように、A’点の輝度は目標輝度に到達するが、A−A’間のすべてにおいて、輝度は白と黒の中間調であり、応答は十分ではない。
【0046】
また、空間方向の補正のみを行った場合、波形36のように、非補正時よりも若干応答性はよいが、改善効果は低い。
【0047】
これらに対し、本実施形態によれば、波形38に示すように、LCD応答性により輝度変化しない領域であるA点に近い部分に対して波形34よりもさらに補正をかけることにより、応答性を改善し、より理想的な波形32に近づけることができる。
【0048】
次に、このような応答性能を得るための液晶プロジェクタ内の画像処理部の機能ブロックについて説明する。
【0049】
図4は、本実施形態の一例に係る液晶プロジェクタ内の画像処理部の機能ブロック図である。
【0050】
画像処理部は、1フレーム分の輝度情報を保持するフレームメモリ110と、フレーム間における所定の画素の移動方向を把握する移動方向把握部130と、移動方向把握部130によって把握された移動方向に基づき、当該移動方向の移動元側のエッジをより強調するように、エッジ強調処理を行うエッジ強調部120とを含む。
【0051】
また、エッジ強調部120は、所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、当該処理対象画素の近隣にある近隣画素の輝度との差異を把握する手段として機能する近隣画素差分処理部122と、把握された差異を示す差分情報と、上記の移動方向を示す情報とに基づき、処理対象画素の輝度を補正する輝度補正部124と、補正された処理対象画素の輝度と、上記所定フレームの次のフレームにおける上記処理対象画素の輝度とに基づき、LCDの駆動電圧を制御する駆動制御部126とを含む。
【0052】
ここで、処理対象画素について説明する。
【0053】
図5は、画像における処理対象画素を示す模式図である。
【0054】
例えば、図5に示すように、1画像内に均等に12個の処理対象画素を設定する。
【0055】
移動方向把握部130は、これらの12個の処理対象画素の移動方向の平均を各画素の移動方向として処理する。なお、移動方向の把握としては、例えば、ブロックパターンマッチング法等を用いることができる。
【0056】
また、近隣画素差分処理部122は、処理対象画素の輝度とその近隣の1つまたは複数の画素の輝度との差分を求め、例えばラプラシアンフィルタ等を用いたフィルタリング処理を行う。
【0057】
輝度補正部124は、移動方向把握部130によって把握された移動方向が画像の左から右である場合には、近隣画素差分処理部122によって求められた値のうち、右方向の隣接画素差分成分を用いてNフレームの輝度情報を補正する。一方、移動方向が右から左であった場合には、輝度補正部124は、近隣画素差分処理部122によって求められた値のうち、左方向の隣接画素差分成分を用いてNフレームの輝度情報を補正する。
【0058】
このように、移動方向に基づいて輝度情報の補正を行うことにより、図2および図3に示すように、移動方向の移動元の側のエッジをより強調したエッジ強調を行うことができる。
【0059】
そして、駆動制御部126は、輝度補正部124によって補正されたNフレームにおける処理対象画素の輝度と、N+1フレームにおける処理対象画素の輝度とに基づき、LCDの駆動電圧を制御する。より具体的には、駆動制御部126は、Nフレームにおける処理対象画素の輝度およびN+1フレームにおける処理対象画素の輝度と、駆動電圧とが対応付けられたルックアップテーブルを用いたり、所定の演算式を用いたりして駆動電圧を求める。なお、駆動制御部126は、ガンマ処理機能を併有してもよい。
【0060】
以上のように、本実施の形態によれば、動体の移動方向と移動元にある側のエッジをより強調することにより、過度のエッジ強調を防止し、適切な画像を表示することができる。
【0061】
また、人間の目はエッジ部分を注視するため、動体の移動方向を考慮することにより、人間の目の動きに合わせた適切なエッジ強調を行うことができる。
【0062】
また、本実施形態によれば、空間軸における輝度の変化に加えて時間軸における輝度の変化も考慮してLCDの駆動電圧を制御することにより、エッジ部分の輝度変化に合わせて適切に液晶駆動することが可能となる。
【0063】
特に、LCDを用いて画像を表示する場合、LCDの応答速度が十分でないために、動体の動きによっていわゆるぼけを生じることがあるが、本実施形態によれば、ぼけを低減し、LCDを用いて画像を表示する場合でも、適切な画像を表示することができる。
【0064】
次に、液晶プロジェクタ内の画像処理部のハードウェアのブロック図について説明する。
【0065】
図6は、本実施形態の一例に係る液晶プロジェクタ内の画像処理部のハードウェアのブロック図である。
【0066】
図6に示す装置では、CPU1000、ROM1002、RAM1004、情報記憶媒体1006、画像生成IC1010、I/O(入出力ポート)1020が、システムバス1016により相互にデータ送受信可能に接続されている。そして、I/O1020を介してPC等の機器に接続されている。
【0067】
図4に示すフレームメモリ110の機能は、例えば、RAM1004を用いて実現でき、エッジ強調部120の機能は、例えば、CPU1000と画像生成IC1010とRAM1004とを用いて実現でき、移動方向把握部130の機能は、例えば、CPU1000と画像生成IC1010とを用いて実現できる。
【0068】
なお、エッジ強調部120や移動方向把握部130の機能を情報記憶媒体1006からコンピュータにプログラムを読み取らせて実現することも可能である。
【0069】
また、情報記憶媒体1006としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、ROM、RAM等を適用でき、そのプログラムの読み取り方式は接触方式であっても、非接触方式であってもよい。
【0070】
また、情報記憶媒体1006に代えて、上述した各機能を実現するためのプログラムを、伝送路を介してホスト装置等からダウンロードすることによって上述した各機能を実現することも可能である。すなわち、上述した各機能を実現するための情報は、搬送波に具現化される(embodied)ものであってもよい。
【0071】
(変形例)
なお、本発明の適用は上述した実施例に限定されず、各種の変形例に対して適用可能である。
【0072】
例えば、画像処理の手法は、上述した手法に限定されず、種々の変形が可能であり、例えば、以下の手法を採用できる。
【0073】
所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、次フレームにおける処理対象画素の輝度との差分を求め、所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、当該処理対象画素の近隣にある近隣画素の輝度との差異を把握する。
【0074】
そして、当該差異を示す情報と画素の移動方向を示す情報とに基づき、前記差分を示す差分情報を補正し、補正された差分情報と、所定フレームにおける処理対象画素の輝度とに基づき、LCDの駆動電圧を制御してもよい。
【0075】
次に、この手法を実現するための機能ブロックについて説明する。
【0076】
図7は、本実施形態の他の一例に係る液晶プロジェクタ内の画像処理部の機能ブロック図である。
【0077】
図7に示す画像処理部は、エッジ強調部120がフレーム間差分処理部128を含んでおり、フレーム間の輝度の差分を求めることにより時間軸の輝度変化を把握し、当該差分情報に対して近隣画素差分処理部122を用いて空間軸の輝度変化(所定フレームにおける処理対象画素の輝度と当該処理対象画素の近隣にある近隣画素の輝度との差異)を把握する。
【0078】
輝度補正部124は、当該差異を示す情報と移動方向把握部130からの画素の移動方向を示す情報とに基づき、差分情報を補正する。
【0079】
そして、駆動制御部126は、輝度補正部124からの補正された輝度の差分情報と、所定フレームにおける処理対象画素の輝度とに基づき、LCDの駆動電圧を制御する。
【0080】
これによれば、空間軸における輝度の変化に加えて時間軸における輝度の変化も考慮して差分情報を補正し、当該差分情報に基づいて液晶表示手段の駆動電圧を制御することにより、エッジ部分の輝度変化に合わせて適切に液晶駆動することが可能となる。
【0081】
特に、差分情報を用いることにより、より明確にエッジ部分を把握することができ、適切なエッジ強調を行うことができる。
【0082】
さらに、駆動制御部126を、現在のフレームの輝度情報と、次フレームの輝度情報と、空間軸における輝度変化の情報とに基づいてLCD駆動電圧を制御するように構成してもよい。この場合、駆動制御部126は、例えば、現在のフレームの輝度情報、次フレームの輝度情報および空間軸における輝度変化の情報と駆動電圧とが対応付けられた3次元のルックアップテーブルを用いて実現できる。
【0083】
また、上述した液晶プロジェクタ以外の画像表示装置等の有する画像処理システムにも本発明を適用できる。このような画像表示装置としては、例えば、液晶プロジェクタ、直視型液晶表示装置、液晶ディスプレイ等の液晶表示装置以外にも、有機EL素子を用いた表示装置、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたプロジェクタ等の各種の画像表示装置が該当する。なお、DMDは米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。また、プロジェクタは前面投写型のものに限られず、背面投写型のものであってもよい。
【0084】
なお、上述した液晶プロジェクタの画像処理部の機能は、単体の画像表示装置(例えば、液晶プロジェクタ)で実現してもよいし、複数の処理装置で分散して(例えば、液晶プロジェクタとPC(Personal Computer)とで分散処理)実現してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像表示パターンと視線経路を示す模式図である。
【図2】画像の水平成分のLCD駆動階調波形を示す模式図である。
【図3】視線上のLCD応答波形を示す模式図である。
【図4】本実施形態の一例に係る液晶プロジェクタ内の画像処理部の機能ブロック図である。
【図5】画像における処理対象画素を示す模式図である。
【図6】本実施形態の一例に係る液晶プロジェクタ内の画像処理部のハードウェアのブロック図である。
【図7】本実施形態の他の一例に係る液晶プロジェクタ内の画像処理部の機能ブロック図である。
【符号の説明】
110 フレームメモリ
120 エッジ強調部
122 近隣画素差分処理部
124 輝度補正部
126 駆動制御部
128 フレーム間差分処理部
130 移動方向把握部
1006 情報記憶媒体

Claims (10)

  1. フレーム間における所定の画素の移動方向を把握する移動方向把握手段と、
    前記移動方向把握手段によって把握された移動方向に基づき、当該移動方向の移動元の側または移動先の側のエッジをより強調するように、エッジ強調処理を行うエッジ強調手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1において、
    前記エッジ強調手段は、
    所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、当該処理対象画素の近隣にある近隣画素の輝度との差異を把握する手段と、
    把握された差異を示す情報と、前記移動方向を示す情報とに基づき、前記処理対象画素の輝度を補正する手段と、
    補正された処理対象画素の輝度と、前記所定フレームの次のフレームにおける前記処理対象画素の輝度とに基づき、前記画像を表示する液晶表示手段の駆動電圧を制御する手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1において、
    前記エッジ強調手段は、
    所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、前記所定フレームの次のフレームにおける前記処理対象画素の輝度との差分を求める差分処理手段と、
    前記所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、当該処理対象画素の近隣にある近隣画素の輝度との差異を把握する手段と、
    当該差異を示す情報と、前記移動方向を示す情報とに基づき、前記差分を示す差分情報を補正する手段と、
    補正された前記差分情報と、前記所定フレームにおける処理対象画素の輝度とに基づき、前記画像を表示する液晶表示手段の駆動電圧を制御する手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかの画像処理システムを有することを特徴とする画像表示装置。
  5. コンピュータにより読み取り可能なプログラムであって、
    フレーム間における所定の画素の移動方向を把握する移動方向把握手段と、
    前記移動方向把握手段によって把握された移動方向に基づき、当該移動方向の移動元の側または移動先の側のエッジをより強調するように、エッジ強調処理を行うエッジ強調手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項5において、
    前記エッジ強調手段は、
    所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、当該処理対象画素の近隣にある近隣画素の輝度との差異を把握する手段と、
    把握された差異を示す情報と、前記移動方向を示す情報とに基づき、前記処理対象画素の輝度を補正する手段と、
    補正された処理対象画素の輝度と、前記所定フレームの次のフレームにおける前記処理対象画素の輝度とに基づき、前記画像を表示する液晶表示手段の駆動電圧を制御する手段と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項5において、
    前記エッジ強調手段は、
    所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、前記所定フレームの次のフレームにおける前記処理対象画素の輝度との差分を求める差分処理手段と、
    前記所定フレームにおける処理対象画素の輝度と、当該処理対象画素の近隣にある近隣画素の輝度との差異を把握する手段と、
    当該差異を示す情報と、前記移動方向を示す情報とに基づき、前記差分を示す差分情報を補正する手段と、
    補正された前記差分情報と、前記所定フレームにおける処理対象画素の輝度とに基づき、前記画像を表示する液晶表示手段の駆動電圧を制御する手段と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータにより読み取り可能な情報記憶媒体であって、
    請求項5〜7のいずれかのプログラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
  9. 動画像のエッジ強調処理を行う画像処理手段による画像処理方法において、
    所定の画素の移動方向を把握する移動方向把握工程と、
    前記移動方向把握工程において把握された移動方向に基づき、当該移動方向の移動元の側または移動先の側のエッジをより強調するように、前記エッジ強調処理を行うエッジ強調工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  10. 動画像のエッジ強調処理を行う画像処理手段による画像処理方法において、
    所定の画素の移動方向を把握する移動方向把握工程と、
    時間軸における輝度変化を把握する輝度変化把握工程と、
    前記移動方向把握工程において把握された移動方向に基づき、当該移動方向の移動元の側または移動先の側のエッジをより強調するように、前記輝度変化把握工程において把握された輝度変化を示す情報に対してエッジ強調処理を行うエッジ強調工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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