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JP3887890B2 - 映像信号再生方法および映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生方法および映像信号再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は映像信号再生方法および映像信号再生装置に関する。詳しくは、記録媒体に記録されているデータ量の圧縮された映像信号を再生する際に、記録媒体から読み出す映像信号のデータ量を変更し、記録媒体から読み出された映像信号を所定の速度で伸長処理し、伸長処理して得られた映像信号をメモリ手段に記憶させて、メモリ手段から映像信号を間引きあるいは2度読みすることにより、伸長処理の速度を変更することなく再生速度が変更された映像信号を得ることができるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば磁気ディスクを用いたハードディスク装置等に記録された映像信号を再生できる映像信号再生装置が知られている。ここで、映像信号再生装置の構成を図4に示す。なお、図4では、ハードディスク装置に映像信号を記録する記録系の回路も図示している。
【0003】
図4において、デジタルの映像入力信号Dinは、エンコード部11でデータ量が圧縮されて映像信号Daとされてメモリ部12に書き込まれる。このメモリ部12に書き込まれた映像信号Daは、CPU(Central Processing Unit)を用いて構成された制御部50からの制御信号CTWに基づきメモリ部12から読み出されて、映像信号Dbとしてインタフェース部13に供給されると共に、インターフェース部13では、制御信号CTWに基づき、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス20を介して映像信号Dbがハード・ディスク装置30に供給されて記録される。なお、映像入力信号Dinの記録は基準映像信号Drefを基準として処理が行われる。
【0004】
ハード・ディスク装置30に記録された映像信号Dbを再生する場合は、所望の映像信号を読み出すための命令が制御部50からインタフェース部41およびPCIバス20を介してハード・ディスク装置30に供給される。この命令に従い、ハード・ディスク装置30から所望の映像信号Dcが読み出される。この映像信号Dcは、PCIバス20およびインタフェース部41を介してメモリ部42に書き込まれる。
【0005】
メモリに書き込まれた映像信号Dcは制御信号CTBに基づいて読み出されて映像信号Ddとしてデコード部43に供給される。デコード部43では、圧縮されている映像信号Ddが伸長処理されて、映像信号Deとしてメモリ部44に書き込まれ、このメモリ部44から記憶されている映像信号が読み出されてディジタルの映像出力信号Doutとして出力される。
【0006】
ここで、基準映像信号Drefは、メモリ部44に供給されると共に再生速度可変部60に供給される。再生速度可変部60では、制御部50からの再生速度を制御するための制御信号PCに基づいて基準映像信号Drefの周波数を可変して新たな再生基準映像信号Dvrが生成される。この再生基準映像信号Dvrは、制御部50等に供給されて、再生基準映像信号Dvrに基づいて、ハード・ディスク装置30からの映像信号Dcの読み出し処理や、インタフェース部41の制御あるいはメモリ部42での映像信号の書き込みや読み出し処理が行われる。また、デコード部43ではメモリ部42から供給される映像信号Ddに同期した基準信号が生成されて、この基準信号に基づいて映像信号Ddの伸長処理が行われる。
【0007】
次に、再生速度の可変動作について図5を用いて説明する。図5Aは標準再生速度の場合の映像出力信号Doutのフレームを示しており、再生速度を標準再生速度に対して20%速める場合には、制御部50からの命令によって、図5Bに示すように、ハード・ディスク装置30から映像信号Dcが20%多く読み出される。例えば、標準再生速度で「0」フレームから「9」フレームまでの映像信号の読み出しに対して、「0」フレームから「11」フレームまでの映像信号がハード・ディスク装置30から読み出される。また、制御部50からの制御信号PCに基づいて、再生基準映像信号Dvrの周波数が基準映像信号Drefよりも20%高められる。
【0008】
制御部50では、再生基準映像信号Dvrに基づいて制御信号CTBの生成が行われて、メモリ部42での映像信号の書き込みや読み出しが20%早められる。このため、デコード部43では伸長処理を行うための基準信号の周波数も20%高められることから伸長処理動作が20%速められて、メモリ部44には、図5Cに示すように映像信号Deが20%多く書き込まれる。
【0009】
ここで、ディジタルの映像出力信号Doutは、基準映像信号Drefに基づいてメモリ部44から映像信号が読み出されることにより生成されるため、図5Dに示すように例えば「4」フレーム、「9」フレーム、「14」フレーム・・・が間引きされて、再生速度を20%速めた映像出力信号Doutを出力させることができる。すなわち標準再生速度での「0」フレームから「9」フレームの期間中に、「0」フレームから「11」フレームの画像を表示することができる。
【0010】
再生速度を標準再生速度に対して20%遅める場合には、制御部50からの命令によって、図5Eに示すように、ハード・ディスク装置30から映像信号Dcが20%少なく読み出される。例えば、標準再生速度での「0」フレームから「9」フレームまでの映像信号の読み出しに対して、「0」フレームから「7」フレームまでの映像信号がハード・ディスク装置30から読み出される。また、制御部50からの制御信号PCに基づいて、再生基準映像信号Dvrの周波数が基準映像信号Drefよりも20%低められる。
【0011】
また、メモリ部42での映像信号の書き込みや読み出しが20%遅められるため、デコード部43では伸長処理を行うための基準信号の周波数も20%低められることから伸長処理動作が20%遅められて、メモリ部44には、図5Fに示すように映像信号Deが20%少なく書き込まれる。
【0012】
ここで、ディジタルの映像出力信号Doutは、基準映像信号Drefに基づいてメモリ部44から映像信号が読み出されることにより生成されるため、図5Gに示すように例えば「0」フレーム、「5」フレーム・・・が2度読みされて、再生速度を20%遅めた映像出力信号Doutを得ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、メモリ部42からの映像信号Ddに同期する基準信号を生成して、この基準信号に基づいて伸長処理を行うデコード部では、再生速度に応じて映像信号Ddの周波数も大きく可変されることから、この映像信号Ddに同期した基準信号を生成するためには、基準信号を生成するための回路が複雑となってしまう。
【0014】
そこで、この発明では、簡単な構成で容易に再生速度を可変することができる映像信号再生方法および映像信号再生装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る映像信号再生方法は、記録媒体に記録されているデータ量の圧縮された映像信号を再生する映像信号再生装置で、所定時間を1つのサイクルとし、この1つのサイクルを分割してタイムスロットが設定され、このタイムスロット単位で再生が行われる映像信号再生方法であって、再生速度が所定の基準信号に応じた標準再生速度よりも速い場合は、この再生速度に基づいて生成された再生基準信号に応じて、記録媒体から標準再生速度の場合よりも映像信号を多く読み出して第1のメモリ手段に記憶すると共に、再生速度が標準再生速度よりも遅い場合は、この再生速度に基づいて生成された再生基準信号に応じて、記録媒体から標準再生速度の場合よりも映像信号を少なく読み出して第1のメモリ手段に記憶し、記録媒体から読み出され第1のメモリ手段に記憶された映像信号を、再生速度が標準再生速度よりも速い場合は、標準再生速度の場合と同じデータ量の映像信号は、複数のデコード部を有したデコード手段の一のデコード部で所定の基準信号に応じて伸長処理すると共に、標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた映像信号は、他のデコード部で所定の基準信号に応じて伸長処理し、再生速度が標準再生速度よりも遅い場合は、一のデコード部で所定の基準信号に応じて伸長処理し、伸長処理して得られた映像信号を、再生速度が標準再生速度よりも速い場合は、標準再生速度の場合と同じデータ量の映像信号は、複数のメモリ部を有した第2のメモリ手段の一のメモリ部に所定の基準信号に応じて記憶すると共に、標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた映像信号は、所定の基準信号に応じて他のメモリ部に記憶し、再生速度が標準再生速度よりも遅い場合は、所定の基準信号に応じて一のメモリ部に記憶し、再生速度に応じて第2のメモリ手段の単一のメモリ部または複数のメモリ部に記憶された映像信号を間引きあるいは2度読みすることにより、再生速度が変更された映像信号を得るものである。
【0016】
また、この発明に係る映像信号再生装置は、所定時間を1つのサイクルとし、この1つのサイクルを分割してタイムスロットが設定され、このタイムスロット単位で映像信号の再生が行われる映像信号再生装置であって、データ量の圧縮された映像信号が記録されている記録媒体から映像信号を読み出す信号読出手段と、信号読出手段で読み出された映像信号を記憶する第1のメモリ手段と、第1のメモリ手段に記憶されている映像信号を伸長処理する複数のデコード部を有したデコード手段と、デコード手段で伸長処理して得られた映像信号を記憶する複数のメモリ部を有した第2のメモリ手段と、信号読出手段と第1のメモリ手段とデコード手段と第2のメモリ手段を制御する制御手段とを有し、制御手段では、再生速度が所定の基準信号に応じた標準再生速度よりも速い場合は、この再生速度に基づいて生成された再生基準信号に応じて、信号読出手段を制御して記録媒体から標準再生速度の場合よりも映像信号を多く読み出し、第1のメモリ手段を制御して信号読出手段により読み出した映像信号を第1のメモリ手段に記憶すると共に、再生速度が標準再生速度よりも遅い場合は、この再生速度に基づいて生成された再生基準信号に応じて、信号読出手段を制御して記録媒体から標準再生速度の場合よりも映像信号を少なく読み出し、第1のメモリ手段を制御して第1のメモリ手段に記憶し、所定の基準信号に応じて、第1のメモリ手段とデコード手段を制御して第1のメモリ手段に記憶された映像信号を、再生速度が標準再生速度よりも速い場合は、標準再生速度の場合と同じデータ量の映像信号は、デコード手段の一のデコード部で伸長処理すると共に、標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた映像信号は、他のデコード部で伸長処理し、再生速度が標準再生速度よりも遅い場合は、一のデコード部で伸長処理し、所定の基準信号に応じて、第2のメモリ手段を制御してデコード手段で伸長処理して得られた映像信号を、再生速度が標準再生速度よりも速い場合は、標準再生速度の場合と同じデータ量の映像信号は、第2のメモリ手段の一のメモリ部に記憶すると共に、標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた映像信号は、他のメモリ部に記憶し、再生速度が標準再生速度よりも遅い場合は、一のメモリ部に記憶しこの記憶された映像信号を間引きあるいは2度読みすることにより、再生速度が変更された映像信号を得るものである。
【0017】
制御手段では、再生速度が標準再生速度よりも遅い場合には、第2のメモリ手段の一のメモリ部に記憶された映像信号を2度読みすることにより、再生速度が標準再生速度よりも遅いものとされた映像信号を得る。また、再生速度が標準再生速度よりも速い場合には、複数のメモリ部に記憶された映像信号を間引きして読み出すと共に、複数のメモリ部から読み出された映像信号を信号選択部で選択することにより、再生速度が標準再生速度よりも速いものとされた映像信号を得る。
【0018】
この発明においては、記録媒体に記録されているデータ量の圧縮された映像信号を再生する際に、再生速度が例えば標準再生速度に対して変更されたときには、変更された再生速度に基づいて生成された再生基準信号に応じて、記録媒体から映像信号が読み出される。即ち、記録媒体から読み出される映像信号のデータ量が再生速度に応じて変更され、再生速度が所定の基準信号に応じた標準再生速度よりも速い場合は、標準再生速度の場合よりも映像信号が多く読み出されて、第1のメモリ手段に記憶される共に、再生速度が標準再生速度よりも遅い場合は、標準再生速度の場合よりも映像信号が少なく読み出されて、第1のメモリ手段に記憶される。このときデコード手段では読み出された映像信号の伸長処理が、再生速度に係わらず、所定の基準信号に応じて所定の速度で行われる。即ち、再生速度が標準再生速度よりも速い場合は、標準再生速度の場合と同じデータ量の映像信号が、デコード手段の一のデコード部で所定の基準信号に応じて伸長処理されると共に、標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた映像信号が、他のデコード部で所定の基準信号に応じて伸長処理される。また、再生速度が標準再生速度よりも遅い場合は、一のデコード部で所定の基準信号に応じて伸長処理される。
伸長処理で得られた映像信号は、再生速度に応じて第2のメモリ手段の単一のメモリ部または複数のメモリ部に記憶される。この第2のメモリ手段から映像信号が間引きあるいは2度読みされることにより、変更された再生速度に応じた映像信号が出力される。
【0019】
ここで、再生速度が例えば標準再生速度よりも速いものとされた場合には、読み出される映像信号のデータ量が標準再生速度よりも多いものとされるので、複数のデコード部で読み出された映像信号の伸長処理が行われて、得られた映像信号が複数のメモリ部に記憶される。このメモリ部に記憶された映像信号が間引きして読み出されると共に、複数のメモリ部から間引きして読み出された映像信号が信号選択部で選択されて標準再生速度よりも再生速度が速い映像信号を得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の一形態について図を用いて説明する。図1はこの発明に係る映像信号再生装置の構成を示している。ここで、ハード・ディスク装置30には、ディジタルの映像信号のデータ量が圧縮されて記録されている。
【0021】
このハード・ディスク装置30は、例えばPCIバス20を介してインタフェース部71に接続される。このインタフェース部71には第1のメモリ手段であるメモリ部72と制御部80が接続されており、制御部80から所望の映像信号を読み出すための命令が出力されたときには、この命令がインタフェース部71とPCIバス20を介してハード・ディスク装置30に供給される。
【0022】
ハード・ディスク装置30では、この命令に基づいて所望の映像信号Dcが読み出されて、PCIバス20およびインタフェース部71を介して、メモリ部72に供給される。
【0023】
メモリ部72には、デコード手段である2つのデコード部73,74と、制御部80が接続されており、制御部80からの制御信号CTCに基づいて映像信号Dcがメモリ部72に書き込まれる。また、制御信号CTDに基づいて標準再生速度での再生動作と等しい速度で映像信号が読み出されて映像信号Dfとしてデコード部73に供給されると共に、再生速度が速められてハード・ディスク装置30から標準再生速度での再生動作時よりも多く記録されている映像信号も、標準再生速度での再生動作と等しい速度で読み出されて映像信号Dgとしてメモリ部72からデコード部74に供給される。
【0024】
デコード部73には、第2のメモリ手段を構成するメモリ部75と、制御部80が接続されており、制御部80からの制御信号CTDによって、標準再生速度での再生動作と等しい速度で映像信号Dfの伸長処理が行われ、得られた映像信号Dhはメモリ部75に供給される。
【0025】
デコード部74もデコード部73と同様に、制御部80からの制御信号CTDによって、標準再生速度での再生動作と等しい速度で映像信号Dgの伸長処理が行われ、得られた映像信号Djは第2のメモリ手段であるメモリ部76に供給される。
【0026】
メモリ部75,76には、信号選択部77および制御部80が接続されていると共に、信号選択部77には制御部80が接続されており、制御部80からの制御信号CTDに基づいてメモリ部75に記憶されている映像信号が順次読み出されて信号選択部77で選択されて映像出力信号Doutとして出力されると共に、メモリ部75に記憶されている標準再生時のデータ量と等しいデータ量の映像信号の読み出しが終了したときには、メモリ部76に記憶されている映像信号が順次読み出されて信号選択部77で選択されて映像出力信号Doutとして出力される。
【0027】
ここで、基準映像信号Drefは、制御部80と再生速度制御部90に供給されており、再生速度制御部90では、制御部80からの再生速度を制御するための制御信号PCに基づいて基準映像信号Drefの周波数を可変して新たな再生基準映像信号Dvrが生成される。この再生基準映像信号Dvrは、制御部80に供給される。
【0028】
制御部80では、再生基準映像信号Dvrに基づいて、ハード・ディスク装置30からの映像信号Dcが読み出し処理や、インタフェース部71あるいはメモリ部72の書き込み処理を行うための制御信号CTCが生成される。また基準映像信号Drefに基づいて、メモリ部72での映像信号の読み出し処理やデコード部73,74での伸長処理、メモリ部75,76での映像信号の書き込みや読み出し処理、更に信号選択部77での信号選択処理を制御するための制御信号CTDが生成される。
【0029】
このように構成された映像信号再生装置では、所定時間(例えば1秒)を1つのサイクルとし、この1つのサイクルを分割してタイムスロットが設定され、このタイムスロット単位で再生が行われる。例えば、図2に示すように1つのサイクルが4つのタイムスロット「T1」〜「T4」に分割されている場合には、1つのタイムスロット、例えばタイムスロット「T2」の期間中にハード・ディスク装置から1サイクル分の映像信号に対応する映像信号が読み出されて、この読み出された映像信号が伸長されて1サイクル分の映像出力信号とされる。
【0030】
次に、図3を使用して動作について説明する。図3Aは標準再生速度の場合の映像出力信号Doutのフレームを示しており、再生速度を標準再生速度に対して20%速める場合には、制御部80からの命令によって、図3Bに示すように、ハード・ディスク装置30から映像信号Dcが20%多く読み出される。例えば、標準再生速度で「0」フレームから「9」フレームまでの映像信号の読み出しに対して、「0」フレームから「11」フレームまでの映像信号がハード・ディスク装置30から読み出される。また、制御部80からの制御信号PCに基づいて、再生基準映像信号Dvrの周波数が基準映像信号Drefよりも20%高められる。
【0031】
制御部80では、再生基準映像信号Dvrに基づいて制御信号CTCの生成が行われて、この制御信号CTCに基づきメモリ部72での映像信号の書き込みが20%早められて、メモリ部72には、標準再生速度の場合よりも20%多くの映像信号Dcが記憶される。
【0032】
メモリ部72に記憶された映像信号は、制御信号CTDに基づいて読み出される。ここで、標準再生速度の場合と等しいデータ量の映像信号がデコード部73に供給されると共に、標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた映像信号はデコード部74に供給される。
【0033】
このデコード部73,74は、制御信号CTDに基づいて標準再生速度と等しい速度で伸長処理が行われる。このため、デコード部73からは図3Cに示すように「0」フレームから「9」フレームに対応する映像信号Dhがメモリ部75に書き込まれる。また、デコード部74からは図3Dに示すように、標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた「10」フレームおよび「11」フレームに対応する映像信号Djがメモリ部76に書き込まれる。
【0034】
ここで、メモリ部75に記憶された映像信号の読み出しは、例えば「4」フレームと「9」フレームの映像信号を間引いて行われ、このメモリ部75から読み出された映像信号が信号選択部77で選択されて映像出力信号Doutとして出力される。メモリ部75に記憶された映像信号の読み出しが完了したときには、メモリ部76に記憶された映像信号が引き続き読み出されて、信号選択部77で選択されて映像出力信号Doutとして出力される。
【0035】
このため、図3Eに示すように、再生速度を20%速めた映像出力信号Doutを出力させることができる。すなわち標準再生速度での「0」フレームから「9」フレームの期間中に、「0」フレームから「11」フレームの画像を表示することができる。
【0036】
また、再生速度を標準再生速度に対して20%遅める場合には、制御部80からの命令によって、図3Fに示すように、ハード・ディスク装置30から映像信号Dcが20%少なく読み出される。例えば、標準再生速度での「0」フレームから「9」フレームまでの映像信号の読み出しに対して、「0」フレームから「7」フレームまでの映像信号がハード・ディスク装置30から読み出される。このとき、制御部80からの制御信号PCに基づいて、再生基準映像信号Dvrの周波数が基準映像信号Drefよりも20%低められる。
【0037】
このため、メモリ部72での映像信号の書き込みが20%遅められてメモリ部72には、標準再生速度の場合よりも20%少ない映像信号Dcが記憶される。
【0038】
メモリ部72に記憶された映像信号は、制御信号CTDに基づいて読み出されてデコード部73に供給され、デコード部73では制御信号CTDに基づいて標準再生速度と等しい速度で伸長処理が行われる。このため、デコード部73からは図3Gに示すように「0」フレームから「7」フレームに対応する映像信号Dhがメモリ部75に書き込まれる。
【0039】
ここで、メモリ部75に記憶された映像信号の読み出しは、例えば「0」フレームと「5」フレームの映像信号が2度読みされて、再生速度を20%遅めた映像出力信号Doutを得ることができる。
【0040】
このように、上述の実施の形態よれば、デコード部やメモリ部の書き込みを再生速度に係らず所定の速度で行うことができるため、構成が簡単で制御を容易とすることができる。なお、上述の実施の形態では、1フレームの映像信号をまとめずに圧縮する場合について説明したが、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式のように映像をGOP(Group of Pictures)にまとめて圧縮する場合についても容易に適用することが可能である。また、映像信号はデジタル映像信号としたが、アナログ映像信号も、それをA/D、D/A変換して入出力することにより扱うことが可能となる。さらに、ここでは、PCIバスを介してハード・ディスク装置に映像信号を記録するものとしたが、他のインタフェースバス、例えばSCSI等のインタフェースバスを用いることもできる。また、ハード・ディスク装置の磁気ディスクに記録されている映像信号を再生する場合に限らず、例えば光ディスク装置の光ディスクに記録されている映像信号を再生する場合であっても良いことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
この発明によれば、データ量の圧縮された映像信号を再生する場合、変更された再生速度に応じて記録媒体から読み出される映像信号のデータ量が変更される。このときデコード手段では読み出された映像信号の伸長処理が再生速度に係わらず所定の速度で行われて、得られた映像信号は第2のメモリ手段に記憶される。この第2のメモリ手段から映像信号が間引きあるいは2度読みされることにより、変更された再生速度に応じた映像信号が出力される。
【0042】
このように、本発明によれば、再生速度によらず、デコード部での映像信号の伸長処理を常に所定の速度で行うことが可能となる。これにより、再生速度に応じてデコード部での映像信号の伸長処理を変更するものに比べて構成が簡単となり、容易に再生速度が変更された映像信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る映像信号再生装置の構成を示す図である。
【図2】タイムスロットを説明するための図である。
【図3】映像信号再生装置の動作を説明するための図である。
【図4】従来の映像信号再生装置の構成を示す図である。
【図5】従来の映像信号再生装置の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
20・・・PCIバス、30・・・ハード・ディスク装置、60 ・・・再生速度可変部、71・・・インタフェース部、72,75,76・・・メモリ部、73,74・・・デコード部、77・・・信号選択部、80・・・制御部

Claims (4)

  1. 記録媒体に記録されているデータ量の圧縮された映像信号を再生する映像信号再生装置で、所定時間を1つのサイクルとし、この1つのサイクルを分割してタイムスロットが設定され、このタイムスロット単位で再生が行われる映像信号再生方法であって、
    再生速度が所定の基準信号に応じた標準再生速度よりも速い場合は、上記再生速度に基づいて生成された再生基準信号に応じて、上記記録媒体から上記標準再生速度の場合よりも映像信号を多く読み出して第1のメモリ手段に記憶すると共に、再生速度が上記標準再生速度よりも遅い場合は、上記再生速度に基づいて生成された再生基準信号に応じて、上記記録媒体から上記標準再生速度の場合よりも映像信号を少なく読み出して上記第1のメモリ手段に記憶し、
    上記記録媒体から読み出され上記第1のメモリ手段に記憶された映像信号を、再生速度が上記標準再生速度よりも速い場合は、上記標準再生速度の場合と同じデータ量の映像信号は、複数のデコード部を有したデコード手段の一のデコード部で上記所定の基準信号に応じて伸長処理すると共に、上記標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた映像信号は、他のデコード部で上記所定の基準信号に応じて伸長処理し、再生速度が上記標準再生速度よりも遅い場合は、上記一のデコード部で上記所定の基準信号に応じて伸長処理し、
    上記伸長処理して得られた映像信号を、再生速度が上記標準再生速度よりも速い場合は、上記標準再生速度の場合と同じデータ量の映像信号は、複数のメモリ部を有した第2のメモリ手段の一のメモリ部に上記所定の基準信号に応じて記憶すると共に、上記標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた映像信号は、上記所定の基準信号に応じて他のメモリ部に記憶し、再生速度が上記標準再生速度よりも遅い場合は、上記所定の基準信号に応じて上記一のメモリ部に記憶し、
    再生速度に応じて上記第2のメモリ手段の単一のメモリ部または複数のメモリ部に記憶された映像信号を間引きあるいは2度読みすることにより、再生速度が変更された映像信号を得ることを特徴とする映像信号再生方法。
  2. 所定時間を1つのサイクルとし、この1つのサイクルを分割してタイムスロットが設定され、このタイムスロット単位で映像信号の再生が行われる映像信号再生装置であって、
    データ量の圧縮された映像信号が記録されている記録媒体から映像信号を読み出す信号読出手段と、
    上記信号読出手段で読み出された映像信号を記憶する第1のメモリ手段と、
    上記第1のメモリ手段に記憶されている映像信号を伸長処理する複数のデコード部を有したデコード手段と、
    上記デコード手段で伸長処理して得られた映像信号を記憶する複数のメモリ部を有した第2のメモリ手段と、
    上記信号読出手段と第1のメモリ手段と上記デコード手段と上記第2のメモリ手段を制御する制御手段とを有し、
    上記制御手段では、
    再生速度が所定の基準信号に応じた標準再生速度よりも速い場合は、上記再生速度に基づいて生成された再生基準信号に応じて、上記信号読出手段を制御して上記記録媒体から上記標準再生速度の場合よりも映像信号を多く読み出し、上記第1のメモリ手段を制御して上記信号読出手段により読み出した映像信号を上記第1のメモリ手段に記憶すると共に、再生速度が上記標準再生速度よりも遅い場合は、上記再生速度に基づいて生成された再生基準信号に応じて、上記信号読出手段を制御して上記記録媒体から上記標準再生速度の場合よりも映像信号を少なく読み出し、上記第1のメモリ手段を制御して上記第1のメモリ手段に記憶し、
    上記所定の基準信号に応じて、上記第1のメモリ手段と上記デコード手段を制御して上記第1のメモリ手段に記憶された映像信号を、再生速度が上記標準再生速度よりも速い場合は、上記標準再生速度の場合と同じデータ量の映像信号は、上記デコード手段の一の デコード部で伸長処理すると共に、上記標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた映像信号は、他のデコード部で伸長処理し、再生速度が上記標準再生速度よりも遅い場合は、上記一のデコード部で伸長処理し、
    上記所定の基準信号に応じて、上記第2のメモリ手段を制御して上記デコード手段で伸長処理して得られた映像信号を、再生速度が上記標準再生速度よりも速い場合は、上記標準再生速度の場合と同じデータ量の映像信号は、上記第2のメモリ手段の一のメモリ部に記憶すると共に、上記標準再生速度の場合よりも多く読み込まれた映像信号は、他のメモリ部に記憶し、再生速度が上記標準再生速度よりも遅い場合は、上記一のメモリ部に記憶し
    この記憶された映像信号を間引きあるいは2度読みすることにより、再生速度が変更された映像信号を得ることを特徴とする映像信号再生装置。
  3. 上記制御手段では、再生速度が上記標準再生速度よりも遅い場合には上記第2のメモリ手段の上記一のメモリ部に記憶された映像信号を2度読みすることにより、再生速度が上記標準再生速度よりも遅いものとされた映像信号を得る
    ことを特徴とする請求項2記載の映像信号再生装置。
  4. 記第2のメモリ手段は、上記複数のメモリ部から読み出された映像信号を選択する信号選択部を有し、
    上記制御手段では、再生速度が上記標準再生速度よりも速い場合には上記複数のメモリ部に記憶された映像信号を間引きして読み出すと共に、上記複数のメモリ部から読み出された映像信号を信号選択部で選択することにより、再生速度が上記標準再生速度よりも速いものとされた映像信号を得る
    ことを特徴とする請求項2記載の映像信号再生装置。
JP17480897A 1997-06-30 1997-06-30 映像信号再生方法および映像信号再生装置 Expired - Fee Related JP3887890B2 (ja)

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