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JP3887174B2 - 半導体発光装置 - Google Patents

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JP3887174B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、半導体レ−ザ装置に関するものである。本願発明は、特に、光情報システムにおける、発振波長が600nm以上、700nm以下の高出力半導体レ−ザ装置、若しくは光通信システムに於ける発振波長1.47μm以上、1.62μm以下の半導体レ−ザ装置に適用して極めて好適である。
【0002】
【従来の技術】
現在、光ディスクや光磁気ディスクの書き込み用として、高出力高信頼半導体レ−ザが求められている。これらの半導体レ−ザ装置には、長時間、安定に基本モ−ドで動作することが要求される。これら半導体レ−ザ装置の光出射面を形成する半導体表面上には、絶縁膜からなるコ−ティング膜が形成されている。これは適正な反射率を得ることにより光取り出し効率を大きくすると共に、閾値キャリア密度の増加による最大出力の低下を防ぐ為である。このコ−ティング膜としては従来、多くのレ−ザにおいて共振器面の一方に低反射率膜として酸化硅素薄膜、他方に高反射率膜として酸化硅素薄膜と水素化非晶質硅素薄膜からなる積層膜が用いられている。こうしたコ−ティング膜に関しては、例えばアプライド・フィジックス・レタ−ズ34巻、685ペ−ジ(Applied Physics Letters、Vol.34、pp.685)に記載のT. Uasaらによる報告等がある。
【0003】
また、光通信システムにおいては、更なる大容量伝送に対応するために、波長多重光通信が実用化されつつある。波長多重光通信では光変調器と光源である半導体レ−ザ装置とをワンチップ化した変調器集積化光源が用いられる。変調器集積化光源の光出射面には反射防止膜がコ−ティングされる。こうしたコ−ティング膜に関しては、例えばエレクトロニクス レタ−ズ 34巻、20号、1946頁(Electronics Letters、Vol.34、no.20、pp.1946)に記載のK.Kudoらによる報告などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
多くの半導体レ−ザ装置で従来用いられてきた高反射率コ−ティング膜は、酸化硅素膜と水素化非晶質硅素薄膜からなる周期構造を有する膜であり、反射率が所要の値となる様に設計されている。ところが、出射光の密度が数MW/cm2と高い光出力を有し、且つ発振波長1μm以下のレ−ザの場合、このようなコ−ティング膜では定光出力連続駆動させると、動作時間に伴って急速に高反射率膜での光吸収が増加し、定出力動作できなくなるという問題が生じた。
【0005】
レ−ザ動作に伴う光の吸収により水素化非晶質硅素膜が加熱され、膜中の水素原子が硅素原子との結合から外れる。このため光学的バンドギャップが狭くなり、非晶質硅素膜での光吸収が増大する。これにより実効的な量子効率が低下し、動作電流が増加する。このため高出力レ−ザには不適であった。
【0006】
これ等の問題を解決するために窒化硅素薄膜が用いられることもあるが、窒化硅素薄膜の屈折率は、概ね1.95以下であり、酸化硅素薄膜の屈折率との差は小さい。このため半導体レ−ザ装置の端面保護膜に用いた時、5周期以上と2倍の層数を必要とする。これに対して、これまでの水素化非晶質硅素薄膜を用いた場合では、2周期より3周期の周期構造を有する膜で所定の反射率が得られていた。また、窒化硅素薄膜の膜厚のばらつきの許容度も±6%と極めて小さくなる。
【0007】
本願発明の第1の目的は、発振波長600nm以上、1μm以下で出射光密度が数MW/cm2以上の高出力発光に対しても、安定動作を長期間確保することが出来る半導体発光装置を提供するものである。本願発明によれば、作製が容易で長時間動作後にも動作電流の増加が少ない。従って、本願発明は、長寿命で信頼性の高い半導体発光を提供することが出来る。
【0008】
更に、波長多重光通信に用いられる変調器集積化光源では、その光出射面の反射防止膜の反射率は通例0.1%以下が要求される。波長多重度が高くなり波長範囲が広くなると全波長範囲で反射率0.1%以下を満たす反射防止膜を満たすことは困難になる。
【0009】
本願発明は、更に、波長多重光通信に用いられる発振波長1.47μmから1.62μmの波長範囲において、反射率0.1%以下を満たす反射防止膜を容易に提供することに有る。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明の主な諸形態を列挙すれば次の通りである。
【0011】
本願発明の第1の形態は、光共振器端面の少なくとも一方に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜が硅素と水素と窒素を有してなる非晶質誘電体膜なることを特徴とする半導体発光装置である。
【0012】
本願発明の第2の形態は、光共振器端面の少なくとも一方に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜は、硅素と水素と窒素を有してなり、且つ当該半導体発光装置の発振波長の光に対する屈折率が2.5以上の非晶質誘電体膜なることを特徴とする半導体発光装置である。
【0013】
本願発明の第3の形態は、光共振器端面の少なくとも一方に、屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜は、硅素と水素と窒素を有してなり、且つ当該半導体発光装置の発振波長の光に対する屈折率が2.5以上、消衰係数が0.005以下の非晶質誘電体膜なることを特徴とする半導体発光装置である。
【0014】
このように、本願発明の係わる硅素と水素と窒素を有してなる非晶質誘電体膜を、HR(High−Referection)膜あるいはAR(Anti−Refrection)膜の構成部材として用いるものである。HR膜あるいはAR膜としての設計法は通例の方法に従って十分である。
【0015】
HR膜を形成する為、高い屈折率と低い屈折率の膜を積層するが、本願発明に係わる非晶質誘電体膜がより高屈折率を確保することが出来、極めて好ましいのである。積層の周期は、反射率の要求及び光の吸収の程度を勘案して設計される。実用的には、2周期より5周期程度が多用され、その代表例は、例えば3周期である。
【0016】
ここで、本願発明の諸非晶質誘電体膜を用いた積層被覆膜は、発振波長が600nm以上の化合物半導体発光装置に好適である。即ち、この積層被覆膜は、600nmより680nm程度のいわゆる650nm帯の短波長帯の半導体発光装置のHR膜として好適である。当該諸非晶質誘電体膜は、高反射率を維持しつつ、且つ当該半導体発光の発振波長の光に対する光吸収が小さい。従って、半導体発光装置の定出力動作を可能とする。
【0017】
他方、1.3μmより1.55μmにかけてのいわゆる長波長帯の半導体発光装置においては、当該誘電体膜はAR膜(いわゆる、無反射膜)としての膜厚の制御が容易となる。即ち、このことは、誘電体膜の膜厚の許容範囲が大きくなることである。
【0018】
又、前記非晶質誘電体膜が酸素非含有の非晶質誘電体膜なることが、わけても好ましい。尚、当該非晶質誘電体膜を形成する過程で、この非晶質誘電体膜微量の酸素、例えば、0.1%程度が残留することもある。この程度の酸素は、本願発明の実施に当っては問題ない。しかし、出来る限り酸素の混入あるいは残存を避けることが好ましい。それは、酸素の存在が、屈折率の低下を招くからである。
【0019】
【発明の実施の形態】
本願発明の具体的な実施の形態を説明するに先立って、本願発明の主な諸形態を列挙すると共に、本願発明の基本的事項について説明する。
【0020】
本願発明の代表的な形態は、前述した通り、半導体基板の上部に形成された、半導体結晶を有してなる光共振器を有し、この共振器の少なくとも一方の端面に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜が硅素と水素と窒素を有してなる非晶質誘電体膜なることを特徴とする半導体発光装置である。ここで、半導体発光装置は、半導体レーザ装置が典型的な形態である。しかし、後述するように、レーザ発振部に対して、例えば、光変調器部などを一つの基板に集積した光発光装置などに対しても、同様に本願発明は有用である。
【0021】
又、前記低屈折率の第1の誘電体膜は、半導体レーザ装置、半導体発光装置の分野で用いられる通例の材料を用いて十分である。その代表的な例は、二酸化硅素(SiO2)である。その他の材料例として、例えば、MgF、Al23を挙げることが出来る。
【0022】
上述の基本形態を踏まえて、本願の実施の諸形態を以下に列挙する。
【0023】
本願の実施の形態の代表的な第1の形態は、光出射面に所定の反射率を得るために、低屈折率膜と高屈折率膜の積層から成るコ−ティング膜を用いる半導体レ−ザ装置において、高屈折率膜として、少なくとも硅素と水素と窒素からなり、且つ酸素を含まない非晶質膜が用いられ、且つ発振波長の光に対する屈折率が2.5以上、且つ消衰係数が0.005以下であることを特徴とする半導体レ−ザ装置である。
【0024】
本願の代表的な第2の形態は、前記高屈折率膜として用いられる該非晶質膜が気相反応により形成されている形態である。
【0025】
本願の代表的な第3の形態は、前記各半導体レ−ザ装置の発振波長が600nm以上であり、光出力が1×106W/cm2以上であることを特徴とする半導体レ−ザ装置である。
【0026】
本願の代表的な第4の形態は、前記半導体レ−ザ装置において、高屈折率膜として用いられる該非晶質膜の水素と硅素の原子数比が1/5±10%の範囲に制御され、且つ、窒素と硅素の原子数比が1/8以下に、より望ましくは1/10以下に制御されていることを特徴とする半導体レ−ザ装置である。水素の含有量は、前記の範囲外では、光の吸収が増大する。一方、窒素の含有量は、前記の範囲外では屈折率が減少する。
【0027】
尚、一般に当該非晶質シリコン膜には、原子%で、窒素は4%より40%程度、水素は10%より20%程度含有している。
【0028】
本願の代表的な第5の形態は、前記各半導体レ−ザ装置において、発振波長が1.55μm±80nmであり、且つ高屈折率膜として用いられる該非晶質膜の発振波長の光に対する屈折率の2乗の値が、低屈折率膜の屈折率の2乗と半導体レ−ザの発光領域の実効屈折率との積に等しく、高屈折率膜が半導体レ−ザの表面に接し、低屈折率膜が大気に接し、且つ該高屈折率膜と該低屈折率膜が何れも四分の一波長の光学長を有することを特徴とする半導体レ−ザ装置である。
【0029】
本願の代表的な第6の形態は、前記第5の形態において、前記低屈折率膜として二酸化硅素膜を用い、且つ高屈折率膜として用いられる前記非晶質膜の発振波長の光に対する屈折率が、2.575±0.01であることを特徴とする半導体レ−ザ装置である。
【0030】
これまで、本願発明の代表的な諸形態を列挙してきたが、以下に本願発明に係わる非晶質硅素薄膜について説明する。
【0031】
本願発明の目的に対して、当該非晶質硅素薄膜を、スパッタ法、蒸着法、或いは化学気相蒸着法等を用いて形成する際に、少量の窒素分子、窒素原子、窒素ラジカル、窒素イオン、或いは窒素を含み、且つ酸素を含まない分子、ラジカル若しくはイオンを原料中に、若しくは雰囲気中に添加することが肝要である。気相反応を用いて水素化非晶質硅素膜を形成する際、一般に水素濃度が高くなるほど光の吸収端波長が短くなる。しかし一定濃度以上に水素濃度が高くなると、Si−Hn(n≧2)結合が増加し、Si−H結合の密度は飽和する。ところで、水素化非晶質硅素薄膜の光学的バンドギャップの大きさはSi−H結合の密度に依存する。そのため吸収端波長は、概ね900nmで飽和する。非晶質硅素膜の吸収端波長を短くするためには、非晶質硅素膜の光学的バンドギャップを広げる効果を有する水素以外の元素を添加することが必要である。この時、非晶質硅素膜の屈折率が小さくならないように留意する必要がある。
窒素を他の原料ガスと同時に供給すれば、Si−H結合と共にSi−N結合が生成し、屈折率の低下を抑制しながら、光の吸収を減少させることが可能となる。尚、本願発明の水素化非晶質硅素膜は、Si−Si結合が主たる結合を形成し、この中にH原子およびN原子が導入された形態を呈すると目される。
【0032】
図1に、波長650nmの光に対する、窒素を添加した非晶質水素化硅素膜の屈折率と消衰係数の窒素供給量依存性の一例を示す。横軸は膜の形成時の雰囲気への窒素の供給量、縦軸は当該誘電体膜の屈折率及び消衰係数である。この例より、窒素の少量の添加により、光の吸収が大幅に低減することが可能となることが判る。即ち、屈折率の低下を抑えつつ、光の吸収が大幅に低下するのである。このような事実を利用し、本願発明によれば、例えば、波長0.68μm、または0.65μmのレーザ光を1MW/cm2以上の出力で発振する光記録装置用レ−ザ素子のみならず、例えば波長0.98μmの光を2MW/cm2以上の出力で発振するレ−ザ素子においても、動作時間に伴い素子特性が劣化する問題を解決することができる。
同様に、水素化非晶質硅素膜に窒素を添加することにより、屈折率を2から3の範囲で任意に制御することが可能となり、広い波長範囲で反射率を0.1%以下に制御することが可能となる。前記反射率を0.1%以下に制御することで、光射出面からLD側へ反射された光により生ずる伝送信号の乱れを抑制することが出来る。即ち、前記反射率の範囲で、実効的に信号の乱れを無視することが出来る。
<実施例1>
本願発明の第1の実施例を図2及び図3を用いて説明する。本実施例は、光ディスクや光磁気ディスクの書き込み用として用いられる680nm帯高出力半導体レ−ザ(LD)に適用したものである。図2は半導体レ−ザ装置の光の進行方向に交差する面での断面図である。図3は半導体レ−ザ装置の平面構造図である。
【0033】
素子作製手順に従って、本例の構造を説明する。n−GaAs基板1上に、GaAsバッファ層2、GaAsに格子整合したn−(AlxGa1-x)InPクラッド層(x=0.7)3、GaAsに格子整合した(AlyGa1-y)InP障壁層(y=0.45、障壁層厚4nm)とInzGa1-zP歪量子井戸層(z=0.6、井戸層厚:8nm)、及び(AlsGa1-s)InPになるSCH(Separate Confinmente Heterostructure)層(s=0.55、障壁層厚:4nm)とから構成される歪量子井戸活性層4、GaAsに格子整合したp−(AltGa1-t)InPクラッド層(t=0.7)5、GaAsに格子整合したp−InGaPになるエッチストップ層6、GaAsに格子整合したp−(AluGa1-u)InPクラッド層(u=0.7)7、p−AlvGa1-vAsキャップ層(v=0.7)8を順次形成する。半導体膜の形成は、MOVPE法、CBE法、またはMBE法による。
【0034】
次に、酸化膜をマスク領域として、通例のエッチング工程により、図2の符号7及び8に示されるようなリッジ形状を形成する。このときのエッチングは湿式法、RIE、RIBE、イオンミリング等、方法を問わない。エッチングはp−InGaPになるエッチストップ層6で止め、歪量子井戸活性層4に達しないようにする。
【0035】
次に、エッチングマスクとして用いた酸化膜を選択成長用のマスクとして、n−GaAs電流狭窄層9をMOVPE法により選択成長する。n−GaAs電流狭窄層9は図2に示される。その後、成長炉からウエハを取りだし、選択成長用マスクとして用いた酸化膜を、エッチングにより除去する。その後、p−GaAsコンタクト層10をMOVPE法またはMBE法により形成する。
【0036】
更に、p側オ−ミック電極11、n側オ−ミック電極12を形成した後、劈開法により共振器長約600μmのレ−ザ素子の基本構造を得た。
【0037】
この後、反応性スパッタ法を用いて、こうして準備したレーザ素子の前面に、厚さλ/4(λ:発振波長)の光学長を有する酸化アルミニウム(Al2O3)膜を順次形成して低反射率(AR)膜13を形成した。この膜形成の位置は、光の出力面より共振器長に向かってz軸をとると、z=0の位置に相当する。この座標軸は図3に示される。
【0038】
一方、レーザ素子の後面(座標は、z=Lに相当する)に、厚さλ/4の光学長の酸化硅素(SiO2)膜14と本発明による厚さλ/4の光学長の窒素添加水素化非晶質硅素(以下、a−Si:H(N)と略記する)膜15の6層膜とからなる高反射率(HR)膜16を形成した。
【0039】
a−Si:H(N)膜はECRスパッタ法により成膜した。この方法は、通例の製膜装置内に、Arガスを20sccm、水素ガスを6sccm、及び窒素ガスを0.5sccm導入し、電子サイクロトロン共鳴(ECR)出力500Wでプラズマを発生させ、Siタ−ゲットに500Wの高周波(RF)出力を印加するものである。これにより波長0.68μmの光に対する屈折率が2.5で吸収のない膜が形成できた。窒素と水素と硅素の原子数比は1/2/10であった。その後、素子を接合面を上にして、ヒ−トシンク上にボンディングした。試作した素子は、しきい値電流約14mAで室温連続発振し、その発振波長は約0.68μmであった。また、素子は150mWまで安定に横単一モ−ド発振した。また、最大光出力として300mW以上の光出力を得た。また、30個の素子について環境温度摂氏80度の条件下で50mWの定光出力連続駆動させたところ、初期駆動電流は約200mAであり、全ての素子で、HR膜の劣化なしに5万時間以上安定に動作した。
【0040】
本実施例では薄膜形成法としてECRスパッタリング法を用いたが、他の薄膜形成法、例えばプラズマ支援化学気相蒸着(p−CVD)法、電子線(EB)蒸着法、イオンビ−ム(IB)蒸着法、ヘリコン波プラズマ励起反応性蒸着法、RFプラズマスパッタ法、マグネトロンスパッタ法等を用いてもよい。窒素源として窒素ガスを用いたが、窒素を含み、酸素を含まない分子、例えば、アンモニア(NH3)、無水ヒドラジン(N2H4)、アジ化水素(HN3)等を用いても良い。また、窒素を水素、アルゴンと共にガスとして供給したが、ECRプラズマ、RFプラズマ、ヘリコン波プラズマ、或いは熱励起法や電子線励起法、グロ−放電法等を用いて活性ラジカル線或いはイオン線、原子線として供給しても良い事はいう迄もない。
【0041】
図7に、650nm帯の本願発明の半導体レーザ装置における、窒素含有非晶質水素化シリコン膜と二酸化シリコン膜の積層膜の反射率の特性例を示す。前記積層膜は前記2つの膜の3周期の積層の例である。合わせて、SiN/SiO2積層の3周期の積層膜の反射率の特性を例示する。横軸は波長、縦軸は反射率(%)である。曲線1が本願発明に係わる窒素含有非晶質水素化シリコン膜を用いた積層膜、曲線2がSiN/SiO2積層膜の例である。この比較によって、本願発明に係わる積層膜はより広い波長範囲で、より高い反射率を得ることが出来る旨が理解されるであろう。
<実施例2>
本願発明の第2の実施例を図4及び図5を用いて説明する。本実施例は、本願発明を光伝送システムで中継器あるいは受信器に用いられる希土類添加光ファイバ増幅器励起用0.98μm帯高出力半導体レ−ザに適用したものである。図4は半導体レーザ装置の光の進行方向に交差する面での断面を示す断面図、図5はファブリ・ペロ−型共振器を有する半導体レ−ザの平面図である。
【0042】
次に、素子作製の手順に従って、本例の構造を説明する。n−GaAs基板1上にGaAsバッファ層2、GaAsに格子整合したn−InGaPクラッド層17、In1-xGaxAsy1-y障壁層(x=0.82、y=0.63、障壁層厚35nm)とInzGa1-zAs歪量子井戸層(z=0.16、井戸層厚7nm)から構成される歪量子井戸活性層18、GaAs基板に格子整合したp−InGaPクラッド層19、p−GaAs光導波路層20、GaAsに格子整合したp−InGaPクラッド層21、p−GaAsキャップ層22を順次形成する。その形成方法は、例えば、MOVPE法、またはガスソ−スMBE法、またはCBE法などによる。
【0043】
次に、酸化膜をマスク領域に、通例のホトエッチング工程により図4に示すようなリッジ21を形成する。このときのエッチングは湿式法、RIE、RIBE、イオンミリング等、方法を問わない。エッチングはP−GaAs光導波路層22を完全に除去し、且つ歪量子井戸活性層18に達しないようにp−InGaPクラッド層19の途中で止まるようにする。
【0044】
次に、エッチングマスクとして用いた酸化膜を選択成長のマスクとして、図4に示すようにn−InGaP電流狭窄層23をMOVPE法により選択成長する。その後、成長炉からウエハを取り出し、選択成長マスクとして用いた酸化膜をエッチングにより除去する。その後、p−GaAsコンタクト層10をMOVPE法またはMBE法により形成する。p側オ−ミック電極11、n側オ−ミック電極12を形成した後、劈開法により共振器長約900μmのレ−ザ素子を得る。
【0045】
この後、素子の前面(先に、説明した座標軸を取ると、z=0の位置である)にECRスパッタリング法により、厚さλ/4(λ:発振波長)の光学長を有するAl2O3薄膜からなるAR膜24を、素子の後面(z=L)に厚さλ/4の光学長のSiO2薄膜25と厚さλ/4の光学長の窒素を導入したa−Si:H薄膜(以下、a−Si:H(N)と略記する)26とからなる6層膜による高反射(HR)膜27を形成した。
【0046】
a−Si:H(N)薄膜は、Ar流量20sccm、ECR出力500W、RF出力500Wでプラズマを発生し、プラズマ中にECR出力500W、水素流量6sccm、窒素流量0.2sccmのラジカル線を導入して成膜した。これにより波長0.98μmの光に対する屈折率3.0、吸収のない膜が得られた。その後、素子を接合面を下にして、ヒ−トシンク上にボンディングした。試作した素子は、しきい値電流約10mAで室温連続発振し、その発振波長は約0.98μmであった。また、素子は580mWまで安定に横単一モ−ド発振した。また、光出力を増加させても端面劣化は起こらず、最大光出力800mWは熱飽和により制限された。また、30個の素子について環境温度が、摂氏80度の条件下で200mWの定光出力にて連続駆動させたところ、初期の駆動電流は約250mAであり、全ての素子で端面劣化することなく、10万時間以上安定に動作した。
【0047】
本実施例では保護膜形成法として、ECRスパッタ法を用いたが、他の薄膜形成法、例えばプラズマ支援化学気相蒸着(p−CVD)法、電子線(EB)蒸着法、イオンビ−ム(IB)蒸着法、ヘリコン波プラズマ励起反応性蒸着法、RFプラズマスパッタ法、マグネトロンスパッタ法を用いてもよい。窒素源として窒素ガスを用いたが、窒素を含み、酸素を含まない分子、例えば、アンモニア(NH3)、無水ヒドラジン(N2H4)、アジ化水素(HN3)等を用いても良い。また、窒素を水素、アルゴンと共にガスとして供給したが、ECRプラズマ、RFプラズマ、ヘリコン波プラズマ、或いは熱励起法や電子線励起法、グロ−放電法等を用いて活性ラジカル線或いはイオン線、原子線として供給しても良い事はいう迄もない。
【0048】
なお、上述した実施例の活性層をSCH層の組成を段階的に変化させたGRIN−SCH(Graded Index−Separate Confinement Hetero-structure)活性層としてもよい。また、本発明は導波路構造によらないので、たとえば、上述した実施例のほかに導波路構造としてBH(Buried Hetero-structure)構造を用いても良く、面発光レ−ザに適用しても良い。
【0049】
また、本発明は材料系にもよらない。即ち、上述したGaAs基板上のInGaAsP系、GaAs基板上のAlGaAs系のみでなく、InP基板上のAlInGaAsP系、GaAs基板上のInAlGaP系、GaAs基板或いはZnSe基板上のII−VI族化合物半導体レ−ザ等にも適用できる。さらに、発振波長として上述した0.98μm帯、0.68μm帯のほか、1.55μm帯、1.48μm帯、0.65μm帯、0.63μm帯の半導体レ−ザに適用できることは言うまでもない。
<実施例3>
本発明の第3の実施例を図6を用いて説明する。本例は光集積回路装置に関するものである。図6はレーザ部と光変調器とを集積した光集積回路装置の、光の進行方向と平行な面での断面図である。
【0050】
n型InP基板28上に、分布帰還型(DFB)半導体レ−ザ部29と電界吸収型(EA)光変調器30を集積した電界吸収型の光変調器を集積した分布帰還型半導体レ−ザ(以下、光変調器集積分布帰還型半導体レ−ザと略称する)を形成する。分布帰還型半導体レ−ザの発振波長が1537nmから1562nmの範囲で0.8nm間隔に32チャンネルが得られるように、1枚のウェハ−上に32種類の回折格子が形成される。また、電界吸収型光変調器の前面(z=0)にはInPからなる端面窓部31が形成される。光変調器の前面の位置は、図6に示した座標によれば、z=0の位置である。
【0051】
反応性スパッタ法により分布帰還型半導体レ−ザの端面に、酸化硅素(SiO2)膜から成る低屈折率膜32と水素化非晶質硅素(a−Si:H)膜からなる高屈折率膜33の2周期膜からなる高反射率(HR)膜34を作製し、光出射面である電界吸収型(EA)光変調器30の端面に、本発明による窒素添加水素化非晶質硅素(a−Si:H(N))膜35と二酸化硅素(SiO2)膜32からなる反射防止(AR)膜36を形成する。それぞれの膜は波長1.55μmの光に対し、4分の1波長の光学長を有する。
【0052】
以下に反射防止膜36の作成方法について述べる。初めにスパッタ装置内にArガスを20sccm、水素ガスを6sccm、窒素ガスを0.4sccm導入し、電子サイクロトロン共鳴(ECR)出力500Wでプラズマを発生させ、Siタ−ゲットに500Wの高周波(RF)出力を印加して厚さ150.2nmの窒素添加水素化非晶質硅素膜35を形成する。波長1.55μmの光に対する窒素添加水素化非晶質硅素膜35の屈折率は2.58となった。引き続いて、Arガスを20sccm、酸素ガスを7.7sccm導入し、電子サイクロトロン共鳴(ECR)出力500Wでプラズマを発生させ、Siタ−ゲットに500Wの高周波(RF)出力を印加して、厚さ267.2nmの二酸化硅素膜32を形成する。二酸化硅素膜32の屈折率は波長1.55μmの光に対し、1.45であった。これにより、全波長範囲に対し、反射率0.01%以下の反射防止(AR)膜36が得られた。この反射防止膜36は波長1.47μmから1.62μmの全範囲において、実用的の有用な反射率0.1%以下を満たした。
【0053】
本実施例では保護膜形成法としてECRスパッタ法を用いたが、他の薄膜形成法、例えばプラズマ支援化学気相蒸着(p−CVD)法、電子線(EB)蒸着法、イオンビ−ム(IB)蒸着法、ヘリコン波プラズマ励起反応性蒸着法、RFプラズマスパッタ法、マグネトロンスパッタ法を用いてもよい。窒素源として窒素ガスを用いたが、窒素を含み、酸素を含まない分子、例えば、アンモニア(NH3)、無水ヒドラジン(N2H4)、アジ化水素(HN3)等を用いても良い。また、窒素を水素、アルゴンと共にガスとして供給したが、ECRプラズマ、RFプラズマ、ヘリコン波プラズマ、或いは熱励起法や電子線励起法、グロ−放電法等を用いて活性ラジカル線或いはイオン線、原子線として供給しても良い事はいうまでもない。
【0054】
本願発明により、高出力半導体レ−ザにおいて端面保護膜の高信頼化を容易な方法で実現し、歩留まり向上、低コスト化を実現した。また、波長多重光通信に対応する光変調器集積化光源用反射防止膜も容易な方法で実現し、歩留まり向上、低コスト化を実現した。
【0055】
【発明の効果】
本願発明は、高出力且つ安定動作を長期間確保することが出来る半導体レーザ装置を提供することが出来る。例えば、本願発明によれば、発振波長600nm以上、1μm以下で出射光密度が数MW/cm2以上の高出力レ−ザに対しても、安定動作を長期間確保することが出来る半導体レーザ装置を提供する。
【0056】
更に、本願発明は、発振波長1.47μmから1.62μmの波長範囲において、良好な反射防止膜を有する半導体レーザ装置を容易に提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の窒素添加水素化非晶質硅素膜における、屈折率と消衰係数の窒素供給量依存性の例を示した図である。
【図2】図2は、本願発明による第1の実施例によるレーザ装置の光の進行方向と交差する面での断面図である。
【図3】図3は、本願発明による第1の実施例によるレーザ装置の平面構造を示した図である。
【図4】図4は、本願発明による第2の実施例によるレーザ装置の光の進行方向と交差する面での断面図である。
【図5】図5は、本願発明による第2の実施例によるレーザ装置の平面構造を示した図である。
【図6】図6は、本発明による第3の実施例になる光装置の光の進行方向と平行な面での断面図である。
【図7】図7は、各種積層膜の反射率特性を比較する図である。
【符号の説明】
1:半導体基板、2:バッファ層、3:半導体基板に格子整合したクラッド層、4:歪量子井戸活性層領域、5:半導体基板に格子整合したクラッド層、6:GaAsに格子整合したエッチストップ層、7:半導体基板に格子整合したクラッド層、8:キャップ層、9:電流狭窄層、10:コンタクト層、11:p側オ−ミック電極、12:n側オ−ミック電極、13:低反射率(AR)膜、14:低屈折率膜、15:本発明に係わる高屈折率膜、16:高反射率(HR)膜、17:半導体基板に格子整合したクラッド層、18:歪量子井戸活性層領域、19:半導体基板に格子整合したクラッド層、20:光導波路層、21:半導体基板に格子整合したクラッド層、22:キャップ層、23:電流狭窄層、24:AR膜、25:誘電体薄膜、26:a−Si:H(N)薄膜、27:高反射(HR)膜、28:半導体基板、29:分布帰還型(DFB)半導体レ−ザ、30:電界吸収型(EA)光変調器、31:端面窓部、32:低屈折率膜、33:水素化非晶質硅素膜(a−Si:H(N))、34:高反射率(HR)膜、35:窒素添加水素化非晶質硅素膜、36:反射防止(AR)膜。

Claims (9)

  1. 光共振器端面の少なくとも一方に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜が含窒素水素化硅素なる非晶質誘電体膜なることを特徴とする半導体発光装置。
  2. 光共振器端面の少なくとも一方に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜は、含窒素水素化硅素なる非晶質誘電体膜を有してなり、且つ当該半導体レーザ装置の発振波長の光に対する屈折率が2.5以上の非晶質誘電体膜なることを特徴とする半導体発光装置。
  3. 光共振器端面の少なくとも一方に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜は、含窒素水素化硅素なる非晶質誘電体膜を有してなり、且つ当該半導体レーザ装置の発振波長の光に対する屈折率が2.5以上、消衰係数が0.005以下の非晶質誘電体膜なることを特徴とする半導体発光装置。
  4. 光共振器端面の少なくとも一方に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜が含窒素水素化硅素硅素なる非晶質誘電体膜であり、且つ発振波長が600nm以上なることを特徴とする半導体発光装置。
  5. 光共振器端面の少なくとも一方に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜は、含窒素水素化硅素硅素であり、且つ当該半導体発光装置の発振波長の光に対する屈折率が2.5以上の非晶質誘電体膜であり、且つ発振波長が600nm以上なることを特徴とする半導体発光装置。
  6. 光共振器端面の少なくとも一方に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜は、含窒素水素化硅素であり、且つ当該半導体発光装置の発振波長の光に対する屈折率が2.5以上、消衰係数が0.005以下の非晶質誘電体膜であり、且つ発振波長が600nm以上なることを特徴とする半導体発光装置。
  7. 前記非晶質誘電体膜は酸素非含有の非晶質誘電体膜なることを特徴とする請求項1より請求項6のいずれかに記載の半導体発光装置。
  8. 半導体基板の上部に形成された、半導体結晶を有してなる光共振器を有し、この共振器の少なくとも一方の端面に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有する高反射膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜が含窒素水素化硅素硅素なる非晶質誘電体膜であり、且つ前記共振器の他方の端面に前記高反射膜と比較し低い反射率を有する誘電体膜を有することを特徴とする半導体発光装置。
  9. 半導体基板の上部に形成された、半導体結晶を有してなる光共振器を有し、この共振器の少なくとも一方の端面に、低屈折率の第1の誘電体膜とこれより高い屈折率を有する高屈折率の第2の誘電体膜の積層膜を有する低反射膜を有し、前記高屈折率の第2の誘電体膜が含窒素水素化硅素硅素硅素なる非晶質誘電体膜であり、且つ前記共振器の他方の端面に前記低反射膜と比較し高い反射率を有する誘電体膜を有することを特徴とする半導体発光装置。
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