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JP3887146B2 - 情報記録装置 - Google Patents

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JP3887146B2
JP3887146B2 JP2000160201A JP2000160201A JP3887146B2 JP 3887146 B2 JP3887146 B2 JP 3887146B2 JP 2000160201 A JP2000160201 A JP 2000160201A JP 2000160201 A JP2000160201 A JP 2000160201A JP 3887146 B2 JP3887146 B2 JP 3887146B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相変化型記録媒体のような書換え可能な記録媒体に対する情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
書換え可能な記録媒体の一つとして、記録材料に相変化材料を用いたCD−RW(Compact Disc−Rewritable)光ディスクがある。この相変化材料は可逆変化特性を有しており、急速に熱を与えた後で急速に冷やすことで低反射率のアモルファス状態となり、徐々に熱を与えた後で徐々に冷やすことで高反射率の結晶状態となる。
【0003】
CD−RW光ディスクでは、例えば、図8に示すようなEFM(Eight-Fourteen Modulation)記録情報に対してマルチパルスに従ったレーザ発光波形(ライトストラテジ)の照射により、これらの反射率の異なる2つの状態を作り出すことにより、情報の記録が行われる。CD−RW光ディスクでは、図8中のAでアモルファス状態に、Bで結晶状態になる。図8中のAは、ライトパワーPwとリードパワーPrとの繰返しマルチパルス波形であり、この繰返しマルチパルスのパルス長(パルス数)により3T〜11Tの幅のピット列をグルーブ上に形成する。ピットとピットとの間の結晶状態は、イレースパワーPeのレーザ光で形成される。これにより、CDと同様なEFMピットが形成され、図8中に示すリード信号に従い情報の再生が可能となる。また、可逆変化特性を有するため、繰返し記録(WRITE)が可能である。
【0004】
繰返し記録を行うには、CD−RW光ディスク上の記録管理情報のみを消去することで擬似的にブランクディスクと見倣してから記録済みデータ領域上に直接上書きを行う記録方法と、CD−RW光ディスク全面の情報を消去(イレース)してから記録する記録方法とがある。何れの記録方法を用いて繰返し記録を行わせるかは、ユーザが記録用のアプリケーションから選択することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般的にCD−RW光ディスク上の全面をイレースしてから記録する方がCD−RW光ディスク上の旧データ上に新規データをそのまま上書き(オーバーライト)する場合より記録品質が高いことが知られており、特に高速記録において顕著である(オーバーライト時の消え残りに関しては、例えば、特開平5−94621号公報、特開平5−334674号公報等参照)。
【0006】
しかし、データを書換える前に、必ず、消去モード設定により、一旦CD−RW光ディスク上を全面消去することはユーザにとって面倒で負担となることが多い。
【0007】
そこで、本発明は、これらの問題を解決し、ユーザに面倒をかけることなく、かつ、必要以上に処理時間をかけることなく、信頼のおける記録情報品質が得られる情報記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、書換え可能な記録媒体に対して記録又は消去用の光を照射する光源と、前記記録媒体の記録済み領域に対して前記光源により記録用の光を照射させて上書き記録を行わせる上書き記録手段と、前記記録媒体の記録済み領域に対して前記光源により消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせる消去後記録手段と、前記上書き記録手段による記録と前記消去後記録手段による記録との何れかを選択する記録モード選択手段と、記録するデータ容量を測定するデータ量測定手段と有し、前記消去後記録手段は前記データ量測定手段により測定された前記データ容量分の記録済み領域のデータを消去した後にそのデータ容量分の記録を行わせる手段である
【0009】
従って、上書き記録手段と消去後記録手段とを選択自在に併有し、記録モード選択手段により何れかを選択して記録させるようにしたので、必要に応じて消去後記録手段を選択して記録媒体の記録済み領域に対して光源により消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせることにより、信頼性の高い記録情報品質を得ることができ、特に記録品質の劣化を生じないケースでは上書き記録手段を選択して上書き記録を行わせることにより、必要以上に処理時間をかけることなく記録を行わせることができる。また、消去後記録手段による記録を行う上で、記録するデータ容量を測定し、そのデータ容量分だけ記録済み領域のデータを消去した後にそのデータ容量分の記録を行わせることで、消去に要する時間を必要最少限にして信頼のおける記録情報品質を得ることができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報記録装置において、2段階以上の記録速度を選択自在に有し、前記記録モード選択手段は低速記録速度が選択された場合には前記上書き記録手段による記録を選択し、高速記録速度が選択された場合には前記消去後記録手段による記録を選択する手段である。
【0011】
従って、特に記録品質が低下しやすい高速記録速度による記録時には消去後記録手段による記録を自動的に選択することで、記録品質を確保することができる一方、特に記録品質の劣化を生じない低速記録速度による記録時には上書き記録手段を選択して上書き記録を行わせることにより、必要以上に処理時間をかけることなく記録を行わせることができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の情報記録装置において、CLV記録モードとCAV記録モードとを選択自在に有し、前記記録モード選択手段はCLV記録モードが選択された場合には前記上書き記録手段による記録を選択し、CAV記録モードが選択された場合には前記消去後記録手段による記録を選択する手段である。
【0013】
従って、線速度が速くなり特に記録品質が低下しやすいCAV記録モードによる記録時には消去後記録手段による記録を自動的に選択することで、記録品質を確保することができる一方、線速度が一定で特に記録品質の劣化を生じないCLV記録モードによる記録時には上書き記録手段を選択して上書き記録を行わせることにより、必要以上に処理時間をかけることなく記録を行わせることができる。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか一に記載の情報記録装置において、前記消去後記録手段はその記録速度より消去速度の方が高速に設定されている。
【0017】
従って、消去後記録手段による記録を行う上で、消去速度の方が記録速度よりも速いので、処理時間を短縮させることができる。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか一に記載の情報記録装置において、前記記録媒体が、相変化型記録媒体である。
【0019】
従って、書換え可能な記録媒体として典型的な相変化型記録媒体を用いた場合に請求項1ないし記載の情報記録装置の作用・効果を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は本実施の形態の光情報記録装置であるCD−RW用ドライブ装置の構成例を示す概略ブロック図である。
【0021】
まず、ドライブ装置に装填された記録媒体である相変化型光ディスクによる光ディスク1を回転駆動されるスピンドルモータ2が設けられている。このスピンドルモータ2はCLV/CAVコントローラ3により線速度一定(CLV)又は角速度一定(CAV)となるように回転制御される。また、光源である半導体レーザ、対物レンズ、受光素子等を備えて光ディスク1に対して記録用、再生用又は消去用の光ビームを集光照射させるための光ピックアップ4が光ディスク1の半径方向にシーク移動自在に設けられている。この光ピックアップ4の半導体レーザに対してはLDドライバ5が接続されており、書き込み情報がEFM(Eight-Fourteen Modulation)エンコーダ6を介して入力されることにより半導体レーザを変調駆動させて書き込み動作を行わせる。ここに、光ピックアップ4、LDドライバ5及びEFMエンコーダ6により記録手段7が構成されている。
【0022】
また、光ピックアップ4中の受光素子から得られるフォーカシング/トラッキング用のサーボ信号を用いて対物レンズに対するサーボ制御を行うサーボコントローラ8が設けられている。
【0023】
一方、光ディスク1に対して再生動作を行い光ピックアップ4中の受光素子に基づきRF信号を出力するRF回路9が設けられている。RF回路9にはそのRF信号をデコードするEFMデコーダ10が接続されている。
【0024】
そして、これらの各部7〜10を制御するCPU等を備えたシステムコントローラ11が設けられている。このシステムコントローラ11には各種モード設定等を行うための操作部12が接続されている。
【0025】
ここに、本実施の形態では、システムコントローラ11による制御の下に、記録手段7の動作を切換えることにより、上書き記録手段と消去後記録手段との機能が選択的に実行されるように構成されている。上書き記録手段は、光ディスク1の記録済み領域に対して半導体レーザにより記録用の光を照射させて上書き記録を行わせる手段であり、消去後記録手段は、光ディスク1の記録済み領域(全面)に対して半導体レーザにより消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせる手段である。また、本実施の形態では、操作部12が上書き記録手段による上書きモードと、消去後記録手段による消去後記録モードとの記録モード選択手段として機能する。
【0026】
このような構成において、記録済みの光ディスク1に対する記録時の動作制御例を図2に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、記録指令が出されて処理が開始されると、操作部12により上書きモードが選択されているか否かを判断する(ステップS1)。上書きモードが選択されている場合には(S1のY)、上書きモードに設定し(S2)、上書きモードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S5)。即ち、光ディスク1の記録済み領域に対して半導体レーザにより記録用の光を照射させてそのまま上書き記録を行わせる。これらのステップS2及びS5の処理が上書き記録手段の機能として実行される。
【0027】
一方、操作部12により上書きモードが選択されていない場合には(S1のN)、消去後記録モードに設定し(S3)、光ディスク1の全面をDC消去した後(S4)、消去後記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S5)。即ち、光ディスク1の記録済み領域(全面)に対して半導体レーザによりイレースパワーPeによる消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせる。これらのステップS3ないしS5の処理が消去後記録手段の機能として実行される。この消去後記録モードによる場合、上書きモードよりも処理時間がかかるが、高い記録品質が得られる。
【0028】
このように、本実施の形態によれば、上書き記録手段による上書き記録モードと消去後記録手段による消去後記録モードとを選択自在に併有し、記録モード選択手段により何れかのモードを選択して記録させるようにしたので、必要に応じて消去後記録モードを選択して光ディスク1の記録済み領域に対して半導体レーザにより消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせることにより、信頼性の高い記録情報品質を得ることができる一方、特に記録品質の劣化を生じないケースでは上書き記録モードを選択して上書き記録を行わせることにより、必要以上に処理時間をかけることなく記録を行わせることができる。
【0029】
本発明の第二の実施の形態を図3に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の各実施の形態でも同様とする)。本実施の形態は、複数段階の記録速度が選択自在なCD−RW用ドライブ装置への適用例を示す。
【0030】
本実施の形態の場合の記録済みの光ディスク1に対する記録時の動作制御例を図3に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、記録指令が出されて処理が開始されると、操作部12により選択された記録速度に従い記録速度の設定を行う(S11)。記録速度が設定されたら、それが高速記録速度であるか否かを判断する(S12)。高速記録速度による記録モードが選択設定されている場合には(S12のY)、高速記録速度の設定を行った後(S13)、消去後記録モードに設定し(S14)、光ディスク1の全面をDC消去した後(S15)、消去後記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S18)。即ち、相変化型記録媒体による光ディスク1の場合、記録速度が速い程、記録品質が低下する傾向にあるので、光ディスク1の記録済み領域(全面)に対して半導体レーザによりイレースパワーPeによる消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせる。ステップS12の処理が、記録モード選択手段の機能として実行される。また、ステップS14ないしS15及びS18の処理が消去後記録手段の機能として実行される。この消去後記録モードによれば、上書きモードよりも処理時間がかかるが、高い記録品質が得られる。
【0031】
一方、高速記録速度による記録モードが選択設定されていない場合には(S12のN)、低速記録速度の設定を行った後(S16)、上書きモードに設定し(S17)、上書き記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S18)。即ち、光ディスク1の記録済み領域に対して半導体レーザにより記録用の光を照射させてそのまま上書き記録を行わせる。これらのステップS17及びS18の処理が上書き記録手段の機能として実行される。低速記録速度の場合には、上書き記録モードにより記録しても、特別な記録品質の低下がみられないので、記録品質を維持しつつ、処理時間を短縮させることができる。
【0032】
このように、本実施の形態によれば、特に記録品質が低下しやすい高速記録速度による記録時には消去後記録モードによる記録を自動的に選択することで、記録品質を確保することができる一方、特に記録品質の劣化を生じない低速記録速度による記録時には上書き記録モードを選択して上書き記録を行わせることにより、必要以上に処理時間をかけることなく記録を行わせることができる。
【0033】
本発明の第三の実施の形態を図4に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する。本実施の形態は、記録モードとしてCLV記録方式とCAV記録方式とが選択自在なCD−RW用ドライブ装置への適用例を示す。
【0034】
CLV(Constant Linear Velocity)記録方式とは、データ記録時に光ディスク1の線速度が一定となるようにCLV/CAVコントローラ3を制御しながら書込みを行うモードである。CAV(Constant Angular Velocity)記録方式とは、データ記録時に光ディスク1の角速度(回転数)が一定となるようにCLV/CAVコントローラ3を制御しながら書込みを行うモードであり、記録領域が光ディスク1の外周にいくほど線速度が速くなる。結果として、CAV記録方式の方がCLV記録方式による場合よりも光ディスク1に対する記録処理時間が短くて済む反面、記録品質の低下を生じ得る。
【0035】
このような前提の下、本実施の形態の場合の記録済みの光ディスク1に対する記録時の動作制御例を図4に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、記録指令が出されて処理が開始されると、記録モードの選択を待つ(S21)。そして、選択された記録モードがCAV記録モードであるか否かを判断する(S22)。CAV記録モードであれば(S22のY)、記録方式としてCAV記録モードに設定し(S23)、かつ、消去後記録モードに設定し(S24)、光ディスク1の全面をDC消去した後(S25)、消去後記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S28)。即ち、CAV記録モードによる記録の場合、記録速度が速くなることに伴い、記録品質が低下する傾向にあるので、光ディスク1の記録済み領域(全面)に対して半導体レーザによりイレースパワーPeによる消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせる。ステップS22の処理が、記録モード選択手段の機能として実行される。また、ステップS24ないしS25及びS28の処理が消去後記録手段の機能として実行される。この消去後記録モードによれば、上書きモードよりも処理時間がかかるが、高い記録品質が得られる。
【0036】
一方、CAV記録モードが選択設定されていない場合には(S22のN)、記録方式としてCLV記録方式の設定を行った後(S26)、上書きモードに設定し(S27)、上書き記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S28)。即ち、光ディスク1の記録済み領域に対して半導体レーザにより記録用の光を照射させてそのまま上書き記録を行わせる。これらのステップS27及びS28の処理が上書き記録手段の機能として実行される。CLV記録方式の場合には、線速度が常に一定であるので、上書き記録モードにより記録しても、特別な記録品質の低下がみられないので、記録品質を維持しつつ、処理時間を短縮させることができる。
【0037】
本発明の第四の実施の形態を図5に基づいて説明する。本実施の形態は、複数段階の記録速度が選択自在な上に、記録モードとしてCLV記録方式とCAV記録方式とが選択自在なCD−RW用ドライブ装置への適用例を示す。
【0038】
本実施の形態の場合の記録済みの光ディスク1に対する記録時の動作制御例を図5に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、記録指令が出されて処理が開始されると、操作部12により選択された記録速度に従い記録速度の設定を行う(S31)。記録速度が設定されたら、それが高速記録速度であるか否かを判断する(S32)。高速記録速度による記録モードが選択設定されている場合には(S32のY)、高速記録速度の設定を行った後(S33)、選択された記録モードがCAV記録モードであるか否かを判断する(S34)。CAV記録モードであれば(S34のY)、消去後記録モードに設定し(S35)、光ディスク1の全面をDC消去した後(S36)、消去後記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S43)。即ち、高速記録速度による記録であってCAV記録モードによる場合、記録速度が特に速くなることに伴い、記録品質が低下する傾向にあるので、光ディスク1の記録済み領域(全面)に対して半導体レーザによりイレースパワーPeによる消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせる。ステップS34の処理が、記録モード選択手段の機能として実行される。また、ステップS35ないしS36及びS43の処理が消去後記録手段の機能として実行される。この消去後記録モードによれば、上書きモードよりも処理時間がかかるが、高い記録品質が得られる。
【0039】
また、CAV記録モードが選択設定されていない場合には(S34のN)、CLV記録モードに従い、上書きモードに設定し(S37)、上書き記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S43)。即ち、光ディスク1の記録済み領域に対して半導体レーザにより記録用の光を照射させてそのまま上書き記録を行わせる。これらのステップS37及びS43の処理が上書き記録手段の機能として実行される。
【0040】
一方、ステップS32の判断において、高速記録速度による記録モードが選択設定されていない場合には、低速記録速度の設定を行った後(S38)、選択された記録モードがCAV記録モードであるか否かを判断する(S39)。CAV記録モードであれば(S39のY)、消去後記録モードに設定し(S40)、光ディスク1の全面をDC消去した後(S41)、消去後記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S43)。即ち、低速記録速度による記録であってCAV記録モードによる場合、記録速度が特に速くなることに伴い、記録品質が低下する傾向にあるので、光ディスク1の記録済み領域(全面)に対して半導体レーザによりイレースパワーPeによる消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせる。ステップS39の処理が、記録モード選択手段の機能として実行される。また、ステップS40ないしS41及びS43の処理が消去後記録手段の機能として実行される。この消去後記録モードによれば、上書きモードよりも処理時間がかかるが、高い記録品質が得られる。
【0041】
また、CAV記録モードが選択設定されていない場合には(S39のN)、CLV記録モードに従い、上書きモードに設定し(S42)、上書き記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S43)。即ち、光ディスク1の記録済み領域に対して半導体レーザにより記録用の光を照射させてそのまま上書き記録を行わせる。これらのステップS42及びS43の処理が上書き記録手段の機能として実行される。低速記録速度であってCLV記録モードの場合には、上書き記録モードにより記録しても、特別な記録品質の低下がみられないので、記録品質を維持しつつ、処理時間を短縮させることができる。
【0042】
本発明の第五の実施の形態を図6に基づいて説明する。本実施の形態は、記録するデータ容量を測定するデータ容量測定手段の機能を備えたCD−RW用ドライブ装置への適用例を示し、その一例として、第三の実施の形態のような記録モードとしてCLV記録方式とCAV記録方式とが選択自在なCD−RW用ドライブ装置への適用例を示す。
【0043】
本実施の形態の場合の記録済みの光ディスク1に対する記録時の動作制御例を図6に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、記録指令が出されて処理が開始されると、記録モードの選択を待つ(S51)。そして、選択された記録モードがCAV記録モードであるか否かを判断する(S52)。CAV記録モードであれば(S52のY)、記録方式としてCAV記録モードに設定し(S53)、かつ、消去後記録モードに設定する(S54)。ここで、本実施の形態では、新たに書き込もうとするデータ容量をデータビット数の計数等に基づき測定する(S55)。このステップS55の処理がデータ量測定手段の機能として実行される。この後、光ディスク1の全面ではなく、書き込もうとするデータ容量分の記録済み領域のデータをDC消去した後(S56)、消去後記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S59)。即ち、前述した第三の実施の形態等の場合には、記録後記録モードの処理として、光ディスク1の記録済み領域(全面)に対して半導体レーザによりイレースパワーPeによる消去用の光を照射させて消去するようにしたが、本実施の形態によれば、新たに書き込もうとするデータ容量分だけを消去するので、高い記録品質を得る機能を損なうことなく、消去処理に要する時間、従って、記録処理に要する時間を短縮させることができる。
【0044】
なお、CAV記録モードでない場合には(S52のN)、上書きモードに設定される(S57,S58)。
【0045】
本発明の第六の実施の形態を図7に基づいて説明する。本実施の形態は、記録するデータ容量を測定するデータ容量測定手段の機能を備えたCD−RW用ドライブ装置への適用例を示し、その一例として、第四の実施の形態のような複数段階の記録速度が選択自在な上に、記録モードとしてCLV記録方式とCAV記録方式とが選択自在なCD−RW用ドライブ装置への適用例を示す。
【0046】
本実施の形態の場合の記録済みの光ディスク1に対する記録時の動作制御例を図7に示す概略フローチャートを参照して説明する。まず、記録指令が出されて処理が開始されると、操作部12により選択された記録速度に従い記録速度の設定を行う(S61)。記録速度が設定されたら、それが高速記録速度であるか否かを判断する(S62)。高速記録速度による記録モードが選択設定されている場合には(S62のY)、高速記録速度の設定を行った後(S63)、選択された記録モードがCAV記録モードであるか否かを判断する(S64)。CAV記録モードであれば(S64のY)、消去後記録モードに設定する(S65)。ここで、本実施の形態では、新たに書き込もうとするデータ容量をデータビット数の計数等に基づき測定する(S66)。このステップS66の処理がデータ量測定手段の機能として実行される。この後、光ディスク1の全面ではなく、書き込もうとするデータ容量分の記録済み領域のデータをDC消去した後(S67)、消去後記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S75)。即ち、前述した第四の実施の形態の場合には、記録後記録モードの処理として、光ディスク1の記録済み領域(全面)に対して半導体レーザによりイレースパワーPeによる消去用の光を照射させて消去するようにしたが、本実施の形態によれば、新たに書き込もうとするデータ容量分だけを消去するので、高い記録品質を得る機能を損なうことなく、消去処理に要する時間、従って、記録処理に要する時間を必要最少限に短縮させることができる。
【0047】
一方、ステップS62の判断において、高速記録速度による記録モードが選択設定されていない場合には、低速記録速度の設定を行った後(S69)、選択された記録モードがCAV記録モードであるか否かを判断する(S70)。CAV記録モードであれば(S70のY)、消去後記録モードに設定する(S71)。ここで、本実施の形態では、新たに書き込もうとするデータ容量をデータビット数の計数等に基づき測定する(S72)。このステップS72の処理がデータ量測定手段の機能として実行される。この後、光ディスク1の全面ではなく、書き込もうとするデータ容量分の記録済み領域のデータをDC消去した後(S73)、消去後記録モードに従い光ディスク1に対する記録処理を行う(S75)。即ち、前述した第四の実施の形態の場合には、記録後記録モードの処理として、光ディスク1の記録済み領域(全面)に対して半導体レーザによりイレースパワーPeによる消去用の光を照射させて消去するようにしたが、本実施の形態によれば、新たに書き込もうとするデータ容量分だけを消去するので、高い記録品質を得る機能を損なうことなく、消去処理に要する時間、従って、記録処理に要する時間を必要最少限に短縮させることができる。
【0048】
なお、何れの場合もCAV記録モードでない場合には(S64のN,S70のN)、上書きモードに設定される(S68,S74)。
【0049】
なお、特に図示しないが、何れの実施の形態の場合も、消去後記録モードによる記録処理を行う上で、そのときの記録速度よりも消去速度の方が高速になるように速度制御させれば、元々上書き記録モードよりも処理時間のかかる消去後記録モードの処理時間を短縮させることができる。
【0050】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、上書き記録手段と消去後記録手段とを選択自在に併有し、記録モード選択手段により何れかを選択して記録させるようにしたので、必要に応じて消去後記録手段を選択して記録媒体の記録済み領域に対して光源により消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせることにより、信頼性の高い記録情報品質を得ることができ、特に記録品質の劣化を生じないケースでは上書き記録手段を選択して上書き記録を行わせることにより、必要以上に処理時間をかけることなく記録を行わせることができる。また、消去後記録手段による記録を行う上で、記録するデータ容量を測定し、そのデータ容量分だけ記録済み領域のデータを消去した後にそのデータ容量分の記録を行わせることで、消去に要する時間を必要最少限にして信頼のおける記録情報品質を得ることができる。
【0051】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の情報記録装置において、特に記録品質が低下しやすい高速記録速度による記録時には消去後記録手段による記録を自動的に選択することで、記録品質を確保することができる一方、特に記録品質の劣化を生じない低速記録速度による記録時には上書き記録手段を選択して上書き記録を行わせることにより、必要以上に処理時間をかけることなく記録を行わせることができる。
【0052】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の情報記録装置において、線速度が速くなり特に記録品質が低下しやすいCAV記録モードによる記録時には消去後記録手段による記録を自動的に選択することで、記録品質を確保することができる一方、線速度が一定で特に記録品質の劣化を生じないCLV記録モードによる記録時には上書き記録手段を選択して上書き記録を行わせることにより、必要以上に処理時間をかけることなく記録を行わせることができる。
【0054】
請求項記載の発明によれば、請求項1ないしの何れか一に記載の情報記録装置において、消去後記録手段による記録を行う上で、消去速度の方が記録速度よりも速いので、処理時間を短縮させることができる。
【0055】
請求項記載の発明によれば、書換え可能な記録媒体として典型的な相変化型記録媒体を用いた場合に請求項1ないし記載の発明の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の情報記録装置の構成を示すブロック図である。
【図2】その記録処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図3】本発明の第二の実施の形態の記録処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図4】本発明の第三の実施の形態の記録処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図5】本発明の第四の実施の形態の記録処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図6】本発明の第五の実施の形態の記録処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図7】本発明の第六の実施の形態の記録処理制御例を示す概略フローチャートである。
【図8】CD−RW光ディスクに対する記録波形例、記録状態等を示す説明図である。
【符号の説明】
1 書換え可能な記録媒体
S1 記録モード選択手段
S2,S5 上書き記録手段
S3〜S5 消去後記録手段
S12 記録モード選択手段
S14,S15,S18 消去後記録手段
S17,S18 上書き記録手段
S22 記録モード選択手段
S24,S25,S28 消去後記録手段
S27,S28 上書き記録手段
S32,S34 記録モード選択手段
S35,S36,S43 消去後記録手段
S37,S43 上書き記録手段
S39 記録モード選択手段
S40,S41,S43 消去後記録手段
S42,S43 上書き記録手段
S52 記録モード選択手段
S54,S56,S59 消去後記録手段
S55 データ量測定手段
S58,S59 上書き記録手段
S62,S64 記録モード選択手段
S65,S67,S75 消去後記録手段
S66 データ量測定手段
S68,S75 上書き記録手段
S70 記録モード選択手段
S71,S73,S75 消去後記録手段
S72 データ量測定手段
S74,S75 上書き記録手段

Claims (5)

  1. 書換え可能な記録媒体に対して記録又は消去用の光を照射する光源と、
    前記記録媒体の記録済み領域に対して前記光源により記録用の光を照射させて上書き記録を行わせる上書き記録手段と、
    前記記録媒体の記録済み領域に対して前記光源により消去用の光を照射させて消去した後に記録用の光を照射させて記録を行わせる消去後記録手段と、
    前記上書き記録手段による記録と前記消去後記録手段による記録との何れかを選択する記録モード選択手段と、
    記録するデータ容量を測定するデータ量測定手段と有し、
    前記消去後記録手段は前記データ量測定手段により測定された前記データ容量分の記録済み領域のデータを消去した後にそのデータ容量分の記録を行わせる手段である情報記録装置。
  2. 2段階以上の記録速度を選択自在に有し、
    前記記録モード選択手段は低速記録速度が選択された場合には前記上書き記録手段による記録を選択し、高速記録速度が選択された場合には前記消去後記録手段による記録を選択する手段である請求項1記載の情報記録装置。
  3. CLV記録モードとCAV記録モードとを選択自在に有し、前記記録モード選択手段はCLV記録モードが選択された場合には前記上書き記録手段による記録を選択し、CAV記録モードが選択された場合には前記消去後記録手段による記録を選択する手段である請求項1記載の情報記録装置。
  4. 前記消去後記録手段はその記録速度より消去速度の方が高速に設定されている請求項1ないしの何れか一に記載の情報記録装置。
  5. 前記記録媒体が、相変化型記録媒体である請求項1ないしの何れか一に記載の情報記録装置。
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