JP3884312B2 - 磁気記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気記憶装置に係り、特にトンネル型磁気抵抗素子を具備する磁気記憶装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気記憶装置には、トンネル効果型磁気抵抗素子(Tunneling Magneto Resistance element: TMR)を記憶素子として用いるものがある。しかし、従来のTMR素子は、記憶素子の形状が矩形平面として形成されていたため、矩形平面の周辺部分で不規則な磁区が発生し、磁気抵抗比(MR比)が減少するという問題があった。
【0003】
また、反磁場の影響を回避して不規則な磁区の発生を抑制し、MR比の改善を図るため、TMR素子の長辺が短辺に対してとくに大きくなるように形成し、さらにTMRの長辺方向と磁化の方向が平行になるように加工されていたため、磁気記憶装置の微細化の妨げになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来の長辺が大きい矩形平面からなるTMR素子を用いた磁気記憶装置は、微細化又は高集積化に適しないという問題があった。本発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、微細化及び高集積化に適したTMR素子を具備する磁気記憶装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気記憶装置は、筒型に形成された磁気固定層と、筒型をなす磁気固定層の外部表面又は内部表面のいずれかを覆うように形成されたトンネル絶縁膜と、トンネル絶縁膜を介して磁気固定層に対向しトンネル絶縁膜の表面を覆うように形成された磁気自由層とを含み、かつ、磁気固定層の磁化の方向が筒型の中心軸方向に対して並行なトンネル型磁気抵抗素子を具備することを特徴とする。また、本発明の磁気記憶装置の製造方法は、磁気固定層又は磁気自由層を筒型に形成する工程と、磁気固定層又は磁気自由層上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、トンネル絶縁膜を介して磁気固定層に対向する磁気自由層、又は磁気自由層に対向する磁気固定層を形成する工程と、磁気固定層の磁化の方向を筒型の中心軸方向に対して並行にする工程を含むことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0007】
はじめに、従来の磁気記憶装置と対比して本発明の特徴を示すため、図13、図14を用いて従来の矩形平面型TMR素子を用いた磁気記憶装置の構成例について説明する。
【0008】
図13は、従来の1トランジスタ/1TMR型の磁気記憶装置の構成を示す図である。図13に示す磁気記憶装置は、磁気固定層1、トンネル絶縁膜2、磁気自由層3からなる矩形平面型TMR素子と、TMR素子の磁気自由層3に電気的に接続された書き込み/読み出し共通配線(ビット線)6aと、TMR素子の磁気固定層に電気的に接続された読み出し電極10と、TMR素子の外側近傍に配置された書き込み配線(ワード線)7と、読み出し電極10及び書き込み/読み出し選択トランジスタ13の一方の電流電極(ソース又はドレイン領域)の間に接続されたコンタクトプラグ11と、書き込み/読み出し選択トランジスタ13の他方の電流電極(ドレイン又はソース領域)に接続されたコンタクトプラグ16と、このコンタクトプラグ16に接続された書き込み/読み出し電流を供給する配線17から構成される。
【0009】
ここで、磁気固定層1はTMR素子の基準層をなすものであり、トンネル絶縁膜2を介して磁気固定層1と対向する磁気自由層3の磁化の方向を矩形平面型TMR素子の長辺方向に揃える役割を果たすものである。このように、磁気固定層1により磁気自由層3の磁化の方向を長辺方向に揃え、書き込み配線の電流による磁界を用いて磁気自由層3の磁化を反転し、この磁化の反転がトンネル絶縁膜2を流れるトンネル電流の変化、すなわちTMR素子のMR比として読み出される。
【0010】
先に述べたように、従来の矩形平面型TMR素子は、その周辺部に不規則な磁区が発生し、また、TMR素子を微細化するほど全面積に対する周辺部の面積比率が増加するので、TMR素子を微細化するほどMR比が大きく低下し、磁気記憶装置の読み出しマージンが減少するという欠点があった。また、反磁場の影響による不規則な磁区の発生を低減するため、長辺が大きい矩形平面型TMR素子を用いれば、長辺の大きさに合わせて配線や電極を形成する必要があるので、磁気記憶装置の高密度化、高集積化の大きな制約となっていた。
【0011】
図14には、矩形平面型TMR素子を用いてクロスポイント型に構成された従来の磁気記憶装置の主要部が示されている。図14に示す磁気記憶装置の主要部は、磁気固定層1、トンネル絶縁膜2、磁気自由層3からなる矩形平面型TMR素子と、TMR素子の磁気自由層3に電気的に接続された書き込み/読み出し共通配線6aと、TMR素子の磁気固定層1に電気的に接続された書き込み/読み出し共通配線7aから構成される。
【0012】
このように、書き込み配線及び読み出し配線を全て共通化することで配線構成を単純化し、ある程度TMR素子アレイを高密度化することは可能であるが、矩形平面型TMR素子の長辺の大きさに合わせて太い配線を用いる必要があるので、磁気記憶装置の十分な高密度化を達成することができなかった。
【0013】
<第1の実施形態>
次に図1、図2を用いて、本発明の第1の実施形態に係るTMR素子の構造と製造方法について説明する。図1は第1の実施形態に係るTMR素子の主要部を示す鳥瞰図である。図1に示すTMR素子は、筒型の磁気固定層1の上にトンネル絶縁膜2を介して磁気自由層3を積層することにより、TMR素子が筒型に形成される。
【0014】
図の矢印は、磁気固定層1を用いて基板表面に対して垂直な筒型の軸方向(Z軸方向)に固定された、磁気自由層の磁化Mzを示しており、書き込み配線の電流による磁界を用いて磁気自由層の磁化Mzを反転することにより2値の情報を記憶することができる。このように、軸方向に長い筒型TMR素子は、長辺が大きい従来の矩形平面型TMR素子に比べて長辺の周辺部における不規則な磁区が発生がないのでMR比を大幅に向上することができる。
【0015】
また、本発明の筒型TMR素子は軸方向に長く形成されるので、反磁場の影響を最小にし、筒型の終端部近傍における不規則な磁区の発生もまた最小となり、MR比をさらに改善することが可能になる。なお、図1では本発明の筒型TMR素子の断面構造を見やすくするため軸方向を短縮し、筒型の中心部における内部構造を省略した図が示されている。
【0016】
次に、図2を用いて本発明の筒型TMR素子の断面構造と製造方法を具体的に説明する。図2(a)に示す筒型TMR素子は、筒の中心軸をなす円形断面のプラグ5と、プラグ5の表面上に形成された層間絶縁膜4と、層間絶縁膜4上に形成された磁気固定層1と、磁気固定層1上に形成されたトンネル絶縁膜2と、トンネル絶縁膜2上に形成された磁気自由層3とを用いて円筒型に形成される。後に示すように、プラグ5は磁気自由層3への書き込みに用いられる。
【0017】
図2(b)に示す筒型TMR素子は、層間絶縁膜4が矩形断面に近い形状に加工され、その上に矩形断面に近い形状の磁気固定層1と、トンネル絶縁膜2と、磁気自由層3が積層される他は図2(a)と同様に構成される。このとき、プラグ5を矩形断面に近い形状とし、その上に層間絶縁膜4と、磁気固定層1と、トンネル絶縁膜2と、磁気自由層3を積層してもほぼ同様の書き込み機能が示される。
【0018】
図2(a)、図2(b)に示す筒型TMR素子において、プラグ5と磁気固定層1を電気的に絶縁することができれば単に両者の間にギャップを設け、層間絶縁膜4を省略してもよい。
【0019】
図2(c)に示す筒型TMR素子は、図2(a)に比べてプラグ5aと磁気固定層1の間の層間絶縁膜4が存在しないことが相違する。すなわち、図2(c)に示す筒型TMR素子では、プラグ5aと磁気固定層1とが電気的に接続されている。後に示すように、プラグ5aは書き込み/読み出しの機能を兼ねるので、図2(c)では図2(a)、図2(b)のプラグ5と区別して、書き込み/読み出し共通のプラグ5aとして表示されている。
【0020】
図2(d)に示す筒型TMR素子は、図2(b)と異なりプラグ5aを矩形断面に近い形状とし、さらに層間絶縁膜4を省略してプラグ5aと磁気固定層1とを電気的に接続し、書き込み/読み出し共通のプラグ5aとしている。
【0021】
図1、図2に示す筒型TMR素子では、筒型トンネル絶縁膜2の内部表面に磁気固定層1を形成し、トンネル絶縁膜2を介して磁気固定層1と対向し前記トンネル絶縁膜2の外部表面を覆うように磁気自由層3を形成していたが、積層順を逆にして筒型トンネル絶縁膜2の内部表面に磁気自由層3を形成し、トンネル絶縁膜2を介して磁気自由層3と対向しトンネル絶縁膜2の外部表面を覆うように磁気固定層1を形成してもよい。
【0022】
このように、素子の内側に磁気自由層3を形成した筒型TMR素子において、図2(c)、図2(d)に示すように、書き込み/読み出し共通のプラグ5aと磁気自由層3を電気的に接続すれば、書き込み電流が磁気自由層3に流れるため、磁化の反転に用いる電流による磁界が多少弱められることになるが、磁気自由層3の電気伝導度は書き込みプラグ用金属の電気伝導度に比べて十分小さいので、書き込み電流が磁気自由層3に流れることから生じる書き込みマージンの低下は無視することができる。
【0023】
このため、図2(c)、図2(d)に示すように、書き込み/読み出し共通のプラグ5aと磁気自由層3を電気的に接続すれば、書き込み電流と磁気自由層との距離が最小となるので書き込み効率が向上し、書き込み電流密度と配線の断面積を小さくすることができる。また、磁気記憶装置の製造に際し自己整合工程の導入が容易になるという利点がある。
【0024】
<第2の実施形態>
次に、図3を用いて、シリコン基板上に筒型TMR素子を集積化した本発明の第2の実施形態に係る磁気記憶装置について説明する。
【0025】
図3に示す磁気記憶装置は、磁気固定層1及びトンネル絶縁膜2及び磁気自由層3からなる筒型TMR素子と、層間絶縁膜4(図示せず)と、筒型TMR素子の内側に設けた書き込みプラグ5と、書き込みプラグ5の一方の終端部に接続された書き込み配線(ビット線)6と、筒型TMR素子の外側に設けられ、シリコン基板に平行な書き込み配線(ワード線)7と、磁気固定層1の側面の形状に合わせて削り込むように電気的に接続されたシリコン基板15に平行な読み出し電極9と、読み出し電極9に接続された読み出し配線8と、磁気自由層3の側面の形状に合わせて削り込むように電気的に接続されたシリコン基板15に平行な読み出し電極10と、一方の終端部が読み出し電極10に接続された読み出しプラグ11と、シリコン基板15に形成された書き込み選択トランジスタ12と、読み出し選択トランジスタ13から構成される。
【0026】
このように、読み出し電極9を磁気固定層1の側面の形状に合わせて削り込むように、また読み出し電極10を磁気自由層3の側面の形状に合わせて削り込むように電気的に接続すれば、自己整合的な製造工程を用いることができるので磁気記憶装置の製造が容易になる。
【0027】
書き込みプラグ5の他方の終端部は書き込み選択トランジスタ12の電流端子の1つ(ソース又はドレイン領域)に接続され、読み出しプラグ11の他方の終端部は読み出し選択トランジスタ13の電流端子の1つ(ソース又はドレイン領域)に接続される。
【0028】
なお、書き込み/読み出し電流が確保できる配線系が形成できれば、必ずしも書き込みプラグ5及び読み出しプラグ11の他方の終端部を図3に示す書き込み選択トランジスタ12及び読み出し選択トランジスタ13に接続する構成に限定されない。このことは、以下の全ての実施形態に共通する事項である。
【0029】
ここで、磁気固定層1は筒型TMR素子の基準層をなすものであり、トンネル絶縁膜2を介して磁気固定層1と対向するように形成された磁気自由層3の磁化の方向を筒型TMR素子の軸方向に揃える役割を果たしている。このように磁気固定層1により磁気自由層3の磁化の方向を筒型の軸方向に揃え、書き込み配線6に接続された書き込みプラグ5及び書き込み配線7の電流による磁界を用いて磁気自由層3の磁化の方向を反転し、この磁化の反転がトンネル絶縁膜2を流れるトンネル電流の変化、すなわち筒型TMR素子のMR比が読み出し配線8、読み出し電極9及び読み出し電極10、読み出しプラグ11、読み出し選択トランジスタ13を通じて読み出される。
【0030】
本発明の軸方向に長い筒型TMR素子を用いれば、従来の矩形平面型TMR素子に比べて素子の長手方向がシリコン基板表面に対して垂直に配置されるので、面積効率が大幅に向上すると同時に周辺部における不規則な磁区の発生が少なく、TMR素子を微細化しても高いMR比を維持することが可能となり、高集積化された磁気記憶装置として十分な書き込み/読み出し動作マージンを確保することができる。
【0031】
なお、図3において層間絶縁膜4が省略されているが、図3に示す磁気記憶装置は集積回路技術を用いて製造されるので、層間絶縁膜4はシリコン基板上の配線構造全体を埋め込むように形成される。また、本発明の筒型TMR素子は、プラグの形成工程を変形することにより容易に磁気記憶装置に導入することができる。
【0032】
<第3の実施形態>
次に、図4を用いて第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の磁気記憶装置は、筒型TMR素子の内側に設けられ、磁気固定層1に電気的に接続された書き込み/読み出し共通プラグ5aと、プラグ5aの一方の終端部に接続された書き込み/読み出し共通配線6aと、筒型TMR素子の外側に設けられ、シリコン基板15に平行な書き込み配線7と、磁気自由層3の側面の形状に合わせて削り込まれるように電気的に接続された、シリコン基板15に平行な読み出し電極10と、一方の終端部が読み出し電極10に接続された読み出しプラグ11と、シリコン基板15に形成された書き込み選択トランジスタ12及び読み出し選択トランジスタ13から構成される。
【0033】
なお、書き込み/読み出し共通プラグ5aの他方の終端部は書き込み選択トランジスタの電流端子の1つに接続され、読み出しプラグ11の他方の終端部は読み出し選択トランジスタの電流端子の1つに接続される。
【0034】
ここで、書き込み/読み出し共通配線6aに接続されたプラグ5a及び書き込み配線7の電流による磁界を用いて磁気自由層3の磁化を反転し、この磁化の反転によるトンネル絶縁膜2のトンネル電流の変化が書き込み/読み出し共通配線6aに接続されたプラグ5a、読み出し電極10、読み出しプラグ11、読み出し選択トランジスタ13を通じて読み出される。
【0035】
第3の実施形態では、プラグ5aが磁気固定層1に接続されるので、磁気固定層1に書き込み電流が流れるが、磁化が反転する磁気自由層3には書き込み電流が流れないので磁気記憶装置の書き込みマージンには何等の影響も及ぼさない。このように、プラグ5aを磁気固定層1と電気的に接続し、書き込み/読み出し共通電極として用いれば、磁気記憶装置の製造工程が簡略化されると同時に配線数が減少するので、第2の実施形態に比べてさらに高集積化を図ることができる。
【0036】
<第4の実施形態>
次に、図5を用いて第4の実施形態について説明する。第4の実施形態の磁気記憶装置は、筒型TMR素子の内側に設けられ、磁気固定層1と電気的に接続された書き込み/読み出し共通プラグ5aと、プラグ5aの一方の終端部に接続された書き込み/読み出し共通配線6aと、筒型TMR素子の外側に設けられ、磁気自由層3の側面の形状に合わせて削り込まれるように磁気自由層3と電気的に接続されたシリコン基板15に平行な書き込み/読み出し共通配線7aと、同様に筒型TMR素子の外側に設けられ、磁気自由層3の側面の形状に合わせて削り込まれるように磁気自由層3と電気的に接続されたシリコン基板15に平行な書き込み/読み出し配線10aと、シリコン基板15に形成された書き込み選択トランジスタ12から構成される。
【0037】
なお、書き込み/読み出し共通プラグ5aの他方の端子は書き込み選択トランジスタ12の電流端子の1つに接続される。
【0038】
ここで、書き込み/読み出し共通配線6aに接続されたプラグ5a及び書き込み/読み出し共通配線7a、10aの電流による磁界を用いて磁気自由層3の磁化を反転し、この磁化の反転によるトンネル絶縁膜2のトンネル電流の変化が書き込み/読み出し共通配線6aに接続されたプラグ5a、書き込み/読み出し共通配線7a、10aを通じて読み出される。
【0039】
なお、第4の実施形態では、筒型TMR素子の磁気自由層3への書き込みに際し、互いに平行な1対の書き込み/読み出し共通配線7a、10aに逆方向の電流が流されるので電流による磁界が互いに強め合い、磁気自由層3への書き込み磁界を均一化する効果がある。また、トンネル電流の変化も書き込み/読み出し共通配線7a、10aを用いて磁気自由層3の両側面から読み出されるので、第4の実施形態によれば、書き込み/読み出しマージンの大きい1トランジスタ/1TMR型の高集積化された磁気記憶装置を得ることができる。
【0040】
<第5の実施形態>
次に、図6を用いて第5の実施形態について説明する。第5の実施形態の磁気記憶装置は、筒型TMR素子の内側に設けられ、磁気固定層1に電気的に接続された書き込み/読み出し共通プラグ5aと、プラグ5aの一方の終端部に接続された書き込み/読み出し共通配線6aと、筒型TMR素子の外側に設けられ、磁気自由層3の側面の形状に合わせて削り込むように、磁気自由層3と電気的に接続されたシリコン基板15に平行な書き込み/読み出し共通配線7aと、シリコン基板15に形成された書き込み選択トランジスタ12から構成される。なお、書き込み/読み出し共通プラグ5aの他方の端子は書き込み選択トランジスタ12の電流端子の1つに接続される。
【0041】
ここで、書き込み/読み出し共通配線6aに接続されたプラグ5a及び書き込み/読み出し共通配線7aの電流による磁界を用いて磁気自由層3の磁化を反転し、この磁化の反転によるトンネル絶縁膜2のトンネル電流の変化が書き込み/読み出し共通配線7a、プラグ5a、書き込み/読み出し共通配線10aを通じて読み出される。
【0042】
第5の実施形態の磁気記憶装置は、図12を用いて説明したクロスポイント型に相当し、配線構成を単純化することで1トランジスタ/1TMR型の高集積化された磁気記憶装置を実現することが可能になる。
【0043】
<第6の実施形態>
次に、図7乃至図10を用いて第6の実施形態について説明する。第6の実施形態では、図3乃至図6に示す第2乃至第5の実施形態における書き込み配線7及び書き込み/読み出し配線7aの変形例について説明する。
【0044】
図7を用いて図3に示す第2の実施の形態における書き込み配線7の変形例について説明する。図7に示す書き込み配線7は、層間絶縁膜20で覆われた筒型TMR素子の外部表面の形状に合わせて回り込むように層間絶縁膜20の外部表面に接続される。その他の配線構成は、図3に示す第2の実施形態に係る磁気記憶装置と同様に、読み出し電極9が磁気固定層1と電気的に接続され、読み出し電極10が磁気自由層3と電気的に接続される。、
図7に示すように、シリコン基板と平行なループ状の書き込み配線7を配置し、図7の矢印に示すように書き込み電流を流せば、図3に示す直線状の書き込み配線7に比べて書き込み電流によるZ軸方向の磁界が均一化し、磁気自由層3との磁気的結合が増加するので書き込みマージンの大きい磁気記憶装置を実現することができる。
【0045】
次に、図8を用いて図4に示す第3の実施の形態における書き込み配線7の変形例について説明する。図8に示す書き込み配線7は、層間絶縁膜20で覆われた筒型TMR素子の外部表面の形状に合わせて回り込むように層間絶縁膜20の外部表面に接続される。その他の配線構成は、図4に示す第3の実施形態に係る磁気記憶装置と同様に読み出し電極10が磁気自由層3と電気的に接続され、書き込み/読み出し共通のプラグ5aが磁気固定層1と電気的に接続される。
【0046】
図7と同様に、シリコン基板と平行なループ状の書き込み配線7を配置し、図8の矢印に示すように書き込み電流を流せば、書き込みマージンの大きい磁気記憶装置を実現することができる。
【0047】
次に、図9を用いて図5に示す第4の実施の形態における書き込み/読み出し共通配線7a、10aの変形例について説明する。図9に示す書き込み/読み出し共通配線7a、10aは、磁気自由層3からなる筒型TMR素子の外部表面の形状に合わせて回り込むように磁気自由層3外部表面に電気的に接続される。その他の配線構成は、図5に示す第4の実施形態における磁気記憶装置と同様に、書き込み/読み出し共通のプラグ5aが磁気固定層1と電気的に接続される。
【0048】
図9に示すように、シリコン基板の表面と平行に1対のループ状書き込み配線7a、10aを配置し、図9の矢印に示すように互いに逆方向の書き込み電流を流せば、図5に示す1対の直線状の書き込み配線7a、10aに互いに逆方向の書き込み電流を流す場合に比べて書き込み電流によるZ軸方向の磁界が均一化し、磁気自由層3との磁気的結合が増加するので書き込みマージンの大きい磁気記憶装置を実現することができる。
【0049】
図9に示す書き込み/読み出し共通配線7a、10aは磁気自由層3と電気的に接続されるので、書き込み電流が磁気自由層3に流れ磁化の反転に用いる電流による磁界が多少弱められることになるが、磁気自由層3の電気伝導度は書き込み/読み出し共通配線7a、10aに用いる金属の電気伝導度に比べて十分小さいので、書き込み電流が磁気自由層3に流れることから生じる磁気記憶装置の書き込みマージンの低下は無視することができる。
【0050】
なお、書き込み/読み出し共通配線7a、10aの抵抗によりギャップDに電位差を生じ、この電位差がギャップDにおける磁気自由層3に逆方向の電流を流すことになるが、磁気自由層3の電気伝導度が十分小さいので、この逆方向電流による磁気記憶装置の書き込みマージンの低下は無視することができる。
【0051】
したがって、一般にギャップDを小さくするほど書き込み電流によるZ軸方向の磁界が均一化して磁気自由層3との磁気的結合が増加し、書き込みマージンの大きい1トランジスタ/1TMR型の高集積化された磁気記憶装置を実現することが可能になる。
【0052】
次に、図10を用いて図6に示す第5の実施の形態における書き込み/読み出し共通配線7aの変形例について説明する。図10に示す書き込み/読み出し共通配線7aは、磁気自由層3からなる筒型TMR素子の外部表面の形状に合わせて回り込むように磁気自由層3外部表面に電気的に接続される。その他の配線構成は、図6に示す第5の実施形態に係る磁気記憶装置と同様に、書き込み/読み出し共通のプラグ5aが磁気固定層1と電気的に接続される。
【0053】
図10に示すように、シリコン基板の表面と平行なループ状の書き込み/読み出し共通配線7aを配置し、矢印に示すように書き込み電流を流せば、書き込みマージンの大きい1トランジスタ/1TMR型の高集積化された磁気記憶装置を実現することができる。なお、書き込み/読み出し共通配線7aが磁気自由層3と電気的に接続されることで磁気自由層3にリーク電流を発生し、リークした書き込み電流による磁気記憶装置の書き込みマージンの低下は、図9を用いて説明した理由により無視することができる。
【0054】
<第7の実施形態>
次に、図11及び図12を用いて第7の実施形態について説明する。第7の実施形態では、TMR素子を備える磁気記憶装置において、本発明の筒型TMR素子が従来の1トランジスタ/1TMR型又はクロスポイント型のセルアレイ構成に組み込まれたときの書き込み/読み出し動作の概要と、特に筒型TMR素子の読み出し動作において、センスアンプと筒型TMR素子との接続上、生じる利点を詳細に説明する。
【0055】
図11に1トランジスタ/1TMR型のセルアレイの構成を示す。点線て囲まれた領域23において、第1のセルは抵抗で表示されたTMR素子21と、直列に接続されたセルトランジスタQ1から構成される。第2のセルはTMR素子22と、直列に接続されたセルトランジスタQ2から構成される。第1、第2のセルは、読み出しワード線WL1と1対のカラム線(ビット線)SL1、/SL1との間に接続される。セルアレイには、ロウ選択回路24と、カラム選択回路25と、カラム選択トランジスタQ3、Q4と、センスアンプ26が接続される。
【0056】
ここで、TMR素子21、22の一方の端子(例えば図4のプラグ5a)は、カラム選択線SL1、SL2に接続され、TMR素子21、22の他方の端子(例えば図4の電極10)はセルトランジスタQ1、Q2を介して接地される。
【0057】
はじめに、TMR素子21、22への書き込み動作について説明する。書き込み動作は、破線の書き込みワード線WL1と、カラム選択トランジスタQ3、Q4で選択された1対のカラム線SL1、/SL1に書き込み電流を流すことにより行われる。
【0058】
破線の書き込みワード線WL1は、図4の書き込み配線7に対応し、カラム選択トランジスタQ3、Q4の1つは、図4の書き込み選択トランジスタ12に相当する。したがって、図11において書き込みワード線WL1と直交するカラム選択線SL1は、図4におけるTMR素子のカラム5aと接続される。
【0059】
書き込み動作時には、ロウ選択回路24で選択された書き込みワード線WL1、及びカラム選択回路25で選択された1対のカラム線SL1、/SL1に書き込み電流を流し、1対のTMR素子の磁化を誘起する。このときセンスアンプ26は、入力部の切り替えスイッチ(図示せず)により切り離される。
【0060】
読み出し動作時には、1対のカラム線SL1、/SL1に微小な読み出し電流を流し、1対のTMR素子の間に生じた抵抗の変化がセンスアンプ26を用いて読み出される。このとき、TMR素子の内部表面の全面に電気的に接続された図4のカラム5aは、図11のセンスアンプ26に接続される。
【0061】
次に、図12を用いて本発明のTMR素子によるクロスポイント型TMR素子のセルアレイ構成について説明する。図12ではロウ及びカラムの選択は、一方の端子が接地されたスイッチの開閉で示される。センスアンプ37は、入力バッファ35、36を備えている。
【0062】
はじめに、書き込み動作について説明する。TMR素子27に記憶データを書き込む場合、TMR素子27はセンスアンプから切り離され、ロウ側スイッチ28をオンにして、スイッチ28に接続されたワード線の1つに書き込み電流IRを流す。また、カラム側スイッチ29をオンにして、スイッチ29に接続されたビット線の1つに書き込み電流ICを流す。このようにして、TMR素子27に記憶データが書き込まれる。
【0063】
次に、TMR素子30の記憶データを読み出す場合には、スイッチ31をオフとして、TMR素子30の一方の端子に接続されたワード線を接地から切り離し、スイッチ32をオフとして、TMR素子30の他方の端子に接続されたビット線を接地から切り離し、スイッチ33、34を用いてこれらのワード線及びビット線をセンスアンプ37に接続し、TMR素子30に微小な読み出し電流を流すことにより磁化の反転により生じたTMR素子30の抵抗変化を検出する。センスアンプ37とワード線及びビット線との接続や切り離しは図示しない切り替えスイッチを用いて行われる。
【0064】
ここで、内部表面の全面に電気的に接続されたTMR素子のカラム5aは、ワード線又はビット線のいずれかに接続されるので、図12のクロスポイント型回路でも、図11と同様にTMR素子のカラム5aはセンスアンプと接続される。
【0065】
このように、本発明の筒型TMR素子のカラム5aは、TMR素子の微小な読み出し電流をセンスアンプに伝える電流端子として電気的接続面積が大きく、かつ占有面積が小さいという優れた特徴を有する。
【0066】
本発明の筒型TMR素子においては、素子の外部表面は筒形の両端部にのみに合わせマージンをとれば、ほぼ前面をトンネル絶縁膜を介して内部表面に対向する電流端子とすることができるので、高いMR比で高感度の読み出し電流の検出を行うことができる。
【0067】
しかし、従来の矩形平面型TMR素子では、例えば一方の電流端子を広い接続面積でセンスアンプに接続しても、他方の電流端子に対しては、素子の周辺部全体に亘って電流端子形成の合わせマージンをとる必要があるので接続面積が減少し、本発明の筒型TMR素子のように高いMR比で高感度の読み出し電流の検出を行うことができない。
【0068】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されることはない。例えば、第1の実施形態において、円形及び矩形断面に近い筒型TMR素子について説明したが、筒型TMR素子の断面形状については種々の変形例が考えられる。また、磁気固定層1、磁気自由層3を含む筒型TMR素子の構造と積層方法についても多くの変形例が存在する。
【0069】
第2乃至第7の実施形態において、筒型TMR素子の磁気固定層とその内側におけるプラグとの接続方法、筒型TMR素子の磁気自由層とその外側における電極及び配線との接続方法は、互いに役割を入れ替えることで種々の変形例を構成することができる。さらに筒型TMR素子の内側に磁気自由層を配置し、外側に磁気固定層を配置することもできる。本発明は、これら全ての変形例に対して適用可能であり、これらは全て本発明の範囲内に含まれる。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0070】
【発明の効果】
上述したように本発明の筒型TMR素子によれば、周辺部における不規則な磁区の発生が最小となり、MR比が向上すると同時にTMR素子の面積効率を高めることができるので、書き込み/読み出しマージンの大きい高集積化された磁気記憶装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る筒型TMR素子の鳥瞰図。
【図2】第1の実施形態に係るTMR素子の種々の断面図。
【図3】第2の実施形態に係る磁気記憶装置の鳥瞰図。
【図4】第3の実施形態に係る磁気記憶装置の鳥瞰図。
【図5】第4の実施形態に係る磁気記憶装置の鳥瞰図。
【図6】第5の実施形態に係る磁気記憶装置の鳥瞰図。
【図7】第6の実施形態に係るTMR素子のループ状書き込み配線の構成図。
【図8】第6の実施形態に係るTMR素子のループ状書き込み配線の他の構成図。
【図9】第6の実施形態に係るTMR素子のループ状書き込み配線の他の構成図。
【図10】第6の実施形態に係るTMR素子のループ状書き込み配線の他の構成図。
【図11】第7の実施形態に係るTMR素子のセルアレイの構成図。
【図12】第7の実施形態に係るTMR素子の他のセルアレイの構成図。
【図13】従来の磁気記憶装置の鳥瞰図。
【図14】従来の他の磁気記憶装置の鳥瞰図。
【符号の説明】
1…磁気固定層
2…トンネル絶縁膜
3…磁気自由層
4…層間絶縁膜
5…書き込みプラグ
5a…書き込み/読み出し共通プラグ
6、7…書き込み配線
8、17…読み出し配線
6a、7a、10a…書き込み/読み出し共通配線
9、10…読み出し電極
11、16…読み出しプラグ
12…書き込み選択トランジスタ
13…読み出し選択トランジスタ
15…シリコン基板
20…層間絶縁膜
21、22、…TMR素子
23…1対のセル
24…ロウ選択回路
25…カラム選択回路
26、37…センスアンプ
27…書き込みTMR素子
28、31…ロウ選択スイッチ
29、32…カラム選択スイッチ
33、34…センスアンプとの接続スイッチ
35、36…入力バッファ
Claims (13)
- 筒状の磁気固定層と、
前記磁気固定層の外部表面を覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜を介して前記磁気固定層と対向し前記絶縁膜の表面を覆う磁気自由層とを含み、かつ、前記磁気固定層の磁化の方向が前記筒状の中心軸方向に対して並行であることを特徴とする磁気抵抗素子を具備する磁気記憶装置。 - 前記磁気記憶装置は半導体基板上に形成されており、前記磁気抵抗素子は、前記筒状の中心軸方向が前記半導体基板表面に対して垂直となるように配置されることを特徴とする請求項1記載の磁気記憶装置。
- 前記磁気記憶装置は、前記筒状の磁気抵抗素子の中心軸方向に沿って内側に配置されたプラグを具備することを特徴とする請求項1記載の磁気記憶装置。
- 前記プラグが前記磁気抵抗素子の内部表面と電気的に絶縁される場合には、前記プラグは前記磁気抵抗素子の書き込みプラグとなり、前記プラグが前記磁気抵抗素子の内部表面と電気的に接続される場合には、前記プラグは前記磁気抵抗素子の書き込み/読み出し共通プラグとなることを特徴とする請求項3記載の磁気記憶装置。
- 前記プラグが前記磁気抵抗素子の内部表面と電気的に接続される場合には、前記プラグの一方の端は前記磁気抵抗素子のセンスアンプの入力部と電気的に接続されることを特徴とする請求項4記載の磁気記憶装置。
- 前記磁気記憶装置は半導体基板上に形成されており、前記磁気記憶装置は、前記筒状の磁気抵抗素子の外側近傍に前記半導体基板表面と並行に配置された配線又は電極を具備することを特徴とする請求項1記載の磁気記憶装置。
- 前記磁気抵抗素子の表面は前記配線と電気的に絶縁されることを特徴とする請求項6記載の磁気記憶装置。
- 前記配線が前記磁気抵抗素子の外部表面と電気的に絶縁される場合には、前記配線は前記磁気抵抗素子の書き込み配線となり、前記配線及び前記電極の1つが前記磁気抵抗素子の外部表面と電気的に接続される場合には、前記配線は前記磁気抵抗素子の書き込み/読み出し共通配線となり、前記電極は前記磁気抵抗素子の読み出し電極となることを特徴とする請求項6記載の磁気記憶装置。
- 前記配線は前記磁気抵抗素子を挟むように形成された第1、第2の配線からなり、前記第1、第2の配線は前記磁気抵抗素子の外部表面と電気的に接続されており、かつ前記第1、第2の配線は前記磁気抵抗素子の1対の書き込み/読み出し共通配線となることを特徴とする請求項6に記載の磁気記憶装置。
- 前記配線又は前記電極が前記磁気抵抗素子の外部表面と電気的に接続される場合には、前記配線又は前記電極は前記磁気抵抗素子の外部表面の形状に合わせて除去され、前記外部表面と電気的に接続されることを特徴とする請求項6記載の磁気記憶装置。
- 前記配線又は前記電極は絶縁膜で覆われた前記磁気抵抗素子の外部表面の形状に合わせて除去され、前記絶縁膜の外部表面と接続されることを特徴とする請求項7記載の磁気記憶装置。
- 前記配線が前記磁気抵抗素子の外部表面と電気的に接続される場合には、前記配線は前記磁気抵抗素子の外部表面の形状に合わせて回り込むように前記外部表面と接続され、前記配線が前記磁気抵抗素子の外部表面と電気的に絶縁される場合には、前記配線は絶縁膜で覆われた前記磁気抵抗素子の外部表面の形状に合わせて回り込むように前記絶縁膜の外部表面と接続されることを特徴とする請求項6記載の磁気記憶装置。
- 前記磁気記憶装置は半導体基板上に形成されており、前記磁気記憶装置は、前記筒状の磁気抵抗素子の外側近傍に前記半導体基板表面と並行に前記磁気抵抗素子を挟むように形成された配線及び電極を具備し、前記配線は前記磁気抵抗素子の外部表面と電気的に絶縁された前記磁気抵抗素子の書き込み配線をなし、前記電極は前記磁気抵抗素子の外部表面と電気的に接続された前記磁気抵抗素子の読み出し電極をなすことを特徴とする請求項1記載の磁気記憶装置。
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