JP3882255B2 - 自動車用クーラント液の再生方法およびそれに用いる装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車から取り出されたクーラント液を再生して利用する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車から取り出された使用済みクーラント液(以下、廃LLCとする)液中に含まれる有害物質(硫酸イオンなど)をイオン交換樹脂などのイオン物質除去手段によって吸着することで除去し、クーラント液を再生する自動車用クーラント液再生装置として、特開平8−71554号公報に示された自動車用クーラント液再生装置が知られている。
【0003】
ところで、イオン物質の吸着量が増大し、飽和すると、イオン交換樹脂の吸着能力が低下する。そのため、上記公報では、飽和したイオン交換樹脂に吸着した有害物質を除去する再生剤を加えることによりイオン交換樹脂の吸着能力を回復させることができ、イオン交換樹脂を交換することなく、繰り返し使用することができるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したイオン交換樹脂の再生のために用いる再生剤には、一般的に強アルカリまたは強酸が含まれており、イオン交換樹脂の再生を行う工程の前後にイオン交換樹脂を水道水などによって水洗する工程が必要となる。そのため、イオン交換樹脂を再生した後、再び廃LLC液をイオン交換樹脂を通過させ、クーラント液の再生を行う際に、イオン交換樹脂中に残存した水洗水と再生されたクーラント液とが混合してしまう。その結果、回収される、再生されたクーラント液の濃度が低下してしまい、クーラント液の回収効率が低下してしまうといった問題点があった。
【0005】
〔発明の目的〕
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、イオン物質除去手段に残存した水洗水によるクーラント液の回収効率の低下を防止した自動車用クーラント液再生装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1ないし4の発明によれば、水洗工程の後に、いったん廃クーラント液をイオン物質除去手段(5、6)に流入させることにより、水洗工程後にイオン物質除去手段(5、6)の内部に残存した水洗水は、廃クーラント液によってイオン物質除去手段(5、6)から押し出され、廃液槽(12)へと排出される。そのため、イオン物質除去手段(5、6)は平衡化された状態となり、続いて行われる廃クーラント液再生工程において、イオン物質除去手段(5、6)を通過し、再生されたクーラント液と水洗工程後にイオン物質除去手段(5、6)の内部に残存している水洗水とが混合してしまうことを防止することができる。その結果、再生されたクーラント液の濃度の低下を防止することができ、処理済クーラント液の回収効率の低下を防止することができる。また、イオン物質除去手段(5、6)を平衡化することにより、廃クーラント液再生工程の再開直後から良質な処理済クーラント液を回収することができる。さらに、平衡化工程においてイオン物質除去手段(5、6)から排出された、水洗水を含むクーラント液は廃液槽(12)に排出されるので、回収槽(8)に回収される再生されたクーラント液の濃度が低下してしまうことを防止することができる。
【0007】
また、請求項2の発明によれば、水洗水の比重はクーラント液の比重に比べて小さいので、平衡化工程において、イオン物質除去手段(5、6)をクーラント液が通過する向きを鉛直方向上方とすることによって、より確実に、クーラント液によって水洗水をイオン物質除去手段(5、6)から排出させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の自動車用クーラント液再生装置を、図1ないし10に基づき説明する。なお、図2ないし図9中の実線矢印はクーラント液、再生剤または水洗水の流れを示し、点線矢印は空気の流れを示す。
自動車用クーラント液再生装置は、自動車より取り出されたクーラント液(以下、廃LLC)が投入される廃LLCタンク1と、この廃LLCタンク1内の廃LLCを圧送するポンプ2と、このポンプ2によって圧送される廃LLC中の不溶性物質を濾過によって除去する第1濾過手段3と、この第1濾過手段3を通過した廃LLC中に含まれる有機成分を吸着によって除去する第2濾過手段4と、この第2濾過手段4を通過した廃LLC中に含まれる金属イオンを吸着することにより除去するキレート吸着塔5と、このキレート吸着塔5を通過した廃LLC中に含まれるイオン物質を吸着によって除去するイオン交換塔6と、このイオン交換塔6を通過し、後述する廃LLC再生工程において再生されたクーラント液(以下、処理済LLCとする)を濾過する第3濾過手段7と、第3濾過手段7において濾過された処理済LLCを蓄える処理済LLCタンク8とを備え、それぞれ配管9によって接続されている。なお、処理済LLCタンク8に回収された処理済LLCが自動車に戻されて再利用される。なお、本実施の形態では、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6によって本発明のイオン物質除去手段が構成される。
【0009】
第1濾過手段3は、内部に、例えば不織布からなるフィルタを備えた濾過装置で、通過する廃LLC中に含まれる難溶性金属塩や、錆、塵などの不溶性物質を濾過によって取り除く装置である。なお、内蔵されたフィルタは、交換可能なカートリッジ式となっており、定期的、あるいは使用回数等によって交換するものである。第2濾過手段は内部に活性炭からなるフィルタが納められた濾過装置であり、通過する廃LLC中に含まれるSMBT(ソジウムメルカプトベンゾチアゾール)やBTA(ベンゾトリアゾール)、安息香酸といった有機成分を吸着によって取り除く装置である。
【0010】
キレート吸着塔5は、通過する廃LLC中に含まれる金属イオンを吸着させることにより取り除くキレート樹脂(例えば、住友化学社製MC−700)が充填されたものである。
イオン交換塔6は、通過する廃LLC中に含まれる陰イオンを吸着するイオン交換樹脂が充填されたものであり、廃LLCが通過する際に上流側となる部位には強塩基性アニオン交換樹脂(例えば、住友化学社製A−162)が、廃LLCが通過する際に下流側となる部位には弱塩基性アニオン交換樹脂(例えば、住友化学社製A−368)が充填されている。
【0011】
イオン交換塔6から処理済LLCタンク8(本発明の回収槽に相当する)へ処理済LLCを導く配管9には、イオン交換塔6を通過した処理済LLCの電導度を検出する電導度計10(本発明の電導度検出手段に相当する)が設けられている。
廃LLCタンク1とポンプ2との間の配管9には、ポンプ2を介して第1濾過手段3に廃LLCを供給、停止する電磁弁V1が設けられている。また、ポンプ2と第1濾過手段3との間の配管6には電磁弁V2が設けられており、配管9の、電磁弁V2とポンプ2との間には第1濾過手段3をバイパスするバイパス管11が接続されている。このバイパス管11には電磁弁V3が設けられており、電磁弁V2、V3の開閉を切替えることによって廃LLCが第1濾過手段3を通過するかしないかが切替えられる。
【0012】
第1濾過手段3よりも下流側において配管9は、イオン交換塔6の上方を通過するように配される配管9aと、キレート吸着塔5の下方に配される配管9bとに分岐する。配管9aからは分岐管9c、9dが分岐しており、キレート吸着塔5、イオン交換塔6の上面にそれぞれ接続される。また、配管9aにはバイパス管11が接続され、バイパス管11が接続される部位と分岐管9cとの間には電磁弁V4が設けられる。また、電磁弁V4と分岐管9dとの間の配管9aには電磁弁V5が設けられる。
【0013】
分岐管9cと電磁弁V5との間において、下流端が廃液タンク12に接続された配管9eが配管9aから分岐している。配管9eには電磁弁V6が設けられており、配管9aから分岐した部位と電磁弁V6との間において配管9fと交差している。配管9fの一端はイオン交換塔6の下面に接続され、他端は廃LLCタンク1に接続されている。配管9aから分岐した部位とイオン交換塔6との間の配管9fには電磁弁V7が設けられており、廃LLCタンク1とイオン交換塔6との間の配管9fには電磁弁V8が設けられている。
【0014】
配管9bの下流端は廃液タンク12に接続されており、電磁弁V9が設けられている。第1濾過手段3と電磁弁V9との間において配管9bは配管9gと交差している。配管9gの一端はキレート吸着塔5の下面に接続されており、他端は廃LLCタンク1に接続されている。第2濾過手段4とキレート吸着塔5との間の配管9bには電磁弁V10が設けられている。廃LLCタンク1とキレート吸着塔5との間の配管9gには電磁弁V11が設けられている。
【0015】
配管9aに設けられた電磁弁V4と配管9bに設けられた電磁弁V5の開閉を切替えることによって廃LLCや水、再生剤などがキレート吸着塔5を通過する方向は切替えられる。また、配管9aに設けられた電磁弁V5と配管9eに設けられた電磁弁V7の開閉を切替えることによって廃LLCや水、再生剤などの流体がイオン交換塔6を通過する方向は切替えられる。
【0016】
イオン交換塔6と電導度計10との間の配管9aには電磁弁V12が設けられている。電導度計10の下流側において配管9aは、配管9hと配管9’zとに分岐する。配管9hの下流端は処理済LLCタンク8に接続されており、第1濾過手段3と同様の構成を有する第3濾過手段7が設けられている。電導度計10と第3濾過手段7との間の配管9hには電磁弁V13が設けられている。一方、配管9’zの下流端は廃液タンク12に接続されており、電導度計10と廃液タンク12との間の配管9’zには電磁弁V14が設けられている。電磁弁V13と電磁弁V14の開閉を切替えることによって、イオン交換塔6を通過した流体は処理済LLCタンク8または廃液タンク12のどちらか一方に導かれる。
【0017】
一方、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6の上方には、水槽13、第1再生剤供給タンク14、第2再生剤供給タンク15が設けられている。第1再生剤供給タンク14にはキレート樹脂に吸着した物質を取り除き、キレート樹脂を再生するための第1再生剤(例えば、10%水酸化ナトリウム水溶液)が貯蓄されている。第2再生剤供給タンク15にはイオン交換樹脂に吸着した物質を取り除き、イオン交換樹脂を再生するための第2再生剤(例えば、10%塩酸または硫酸など)が貯蓄されている。また、水槽13には、キレート樹脂およびイオン交換樹脂の再生を行う前後にキレート樹脂およびイオン交換樹脂の水洗を行うのに用いる洗浄水が貯蓄されている。
【0018】
水槽13には洗浄水をキレート吸着塔5およびイオン交換塔6へ供給、あるいは停止する電磁弁V15が設けられている。第1再生剤供給タンク14には第1再生剤をキレート吸着塔5へ供給、あるいは停止する電磁弁V16が設けられている。第2再生剤供給タンク15には第2再生剤をイオン交換塔6へ供給、あるいは停止する電磁弁V17が、それぞれ設けられている。なお、本実施の形態において、本発明の水洗水供給手段は水槽13、電磁弁V15によって構成され、本発明の再生剤供給手段は第1再生剤供給タンク14、第2再生剤供給タンク15、電磁弁V16、V17によって構成される。
【0019】
廃液タンク12(本発明の廃液槽に相当する)は、イオン交換塔6を通過した再生廃液が導かれる容器で、再生廃液中には、キレート樹脂に吸着していた吸着物質およびイオン交換樹脂が吸着していた吸着物質(金属イオン、陰イオン等)が溶解している。また、廃液タンク12は、図示しない攪拌装置を備え、再生廃液中に溶解しているイオン物質を不溶性物質化して凝集させるための凝集剤(例えば、硫黄を主成分とする凝集剤を添加した後、再生廃液中で難溶性金属塩などの不溶性物質を成長、大型化させるように設けられている。
【0020】
キレート吸着塔5およびイオン交換塔6の上面には、図示しないエアポンプによって加圧された空気をキレート吸着塔5、イオン交換塔6に供給するための空気配管16、17がそれぞれ接続されている。キレート吸着塔5に接続された空気配管16には電磁弁V18が、イオン交換塔6に接続された空気配管17には電磁弁V19がそれぞれ設けられている。
【0021】
上述した電磁弁V1〜V19は通電されると開弁され、通電が停止されると閉弁される。これらの電磁弁V1〜V19は図示しない制御手段によって制御されており、以下に述べる各工程に応じて各電磁弁への通電状態は切替えられる。
続いて、本実施の形態の作動について、図2ないし図9を用いて説明する。
LLC再生装置の作動は電導度計10によって検出される電導度に応じて切替えられ、この電導度が所定の電導度よりも低い場合、廃LLCの再生が行われ、この電導度が所定の電導度に達した場合、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6の再生が行われる。
【0022】
まず、廃LLCの再生を行う廃LLC再生工程(本発明における廃クーラント再生工程)について述べる。
電導度計10によって検出される電導度が所定の電導度(例えば、1000μS/cm)よりも低い場合、電磁弁V1、V2、V7、V10、V12、V13への通電が行われ、これらの電磁弁は開弁される。一方、電磁弁V3〜V6、V8、V9、V11、V14〜V19への通電は停止され、これらの電磁弁は閉弁された状態となっている。
【0023】
図示しない起動スイッチがオンされるとポンプ2が作動し、自動車から取出され、廃LLCタンク1内に注入された廃LLCは、第1濾過手段3、第2濾過手段4、キレート吸着塔5、イオン交換塔6、第3濾過手段7を介して処理済LLCタンク8へと送られる。
廃LLC中に含まれる難溶性金属塩、錆、塵などの不溶性物質は、第1濾過手段3のフィルタに捕捉され、取り除かれる。続いて、第2濾過手段4において、廃LLC中に含まれるSMBT(ソジウムメルカプトベンゾチアゾール)やBTA(ベンゾトリアゾール)、安息香酸といった有機成分は活性炭に吸着されることによって取り除かれる。さらに、キレート吸着塔5を通過する際に、廃LLCに含まれる金属イオンがキレート樹脂に吸着されることにより取り除かれる。続いて、イオン交換塔6を通過する際に、廃LLC中に含まれる陰イオン(例えば蟻酸、グリコール酸)がイオン交換樹脂に吸着され、取り除かれる。
【0024】
イオン交換塔6を通過した廃LLCは、処理済LLCとなって処理済LLCタンク8に回収される。なお、処理済LLCタンク8に回収された処理済LLCは、再び自動車に戻され、再利用される。
ところで、自動車用クーラント液再生装置を繰り返して使用すると、キレート吸着塔5内のキレート吸着樹脂、およびイオン交換塔6内のイオン交換樹脂のほぼ全体にイオン物質が吸着し、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂の吸着能力が飽和してくる。キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂の飽和が始まると、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6から処理済LLCタンク8へ供給される処理済LLC中のイオン物質が増加し始める。処理済LLC中のイオン物質が増加し始めると、電導度計10の検出する電導度も上昇する。
【0025】
そのため、電導度計10の検出する電導度が、所定電導度に達すると、制御装置はイオン交換樹脂の再生処理時期に達したと判断し、廃LLCの再生処理を中止し、キレート樹脂およびイオン交換樹脂の再生処理を行う。
続いて、キレート樹脂およびイオン交換樹脂の再生処理について述べる。キレート樹脂およびイオン交換樹脂の再生処理は、以下に述べる各工程によって行われる。
【0026】
電導度計10の検出する電導度が所定電導度に達すると、まず、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂内に残存する未処理LLCをキレート吸着塔5およびイオン交換塔6から排出させるLLC液抜き工程が行われる。
電導度計10の検出する電導度が、所定の電導度に達すると、電磁弁V8、V11、V18、V19への通電が開始され、これらの電磁弁は開弁された状態となる。一方、残りの電磁弁V1〜V7、V9、V10、V12〜V17への通電は停止され、これらの電磁弁は閉弁された状態となる。また、ポンプ2の作動は停止し、送気ポンプが作動を開始する。そのため、加圧された空気が空気配管16、17を介してキレート吸着塔5およびイオン交換塔6に流入し、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂内に残存する未処理LLCはキレート吸着塔6およびイオン交換塔6から排出される。排出された未処理LLCはそれぞれ配管9f、9gを経て、廃LLCタンク1へと戻される。
【0027】
所定時間経過し、未処理LLCがキレート吸着塔5およびイオン交換塔6から排出されると、ポンプ2の作動が開始され、続いて、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6に水洗水を注入し、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂に残存する廃LLC液を排出する第1水洗工程が行われる。この際、電磁弁V3、V7、V10、V12、V14、V15への通電が開始され、これらの電磁弁は開弁された状態となる。一方、残りの電磁弁V1、V2、V4〜V6、V8、V9、V11、V13、V16〜V19への通電は停止され、これらの電磁弁は閉弁された状態となる。
【0028】
第1水洗工程が開始されると、水槽13に貯蓄された水洗水がキレート吸着塔5およびイオン交換塔6に所定量(例えば、15リットル)供給される。この際、電磁弁V10、V7は開弁し、電磁弁V4、V5は閉弁しているので、洗浄水はキレート吸着塔5およびイオン交換塔6を鉛直方向下方から上方へと通過する。水洗水がキレート吸着塔5およびイオン交換塔6を上方流として通過することによって、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂に残存していた廃LLCが排出される。キレート吸着塔5およびイオン交換塔6から排出された廃LLCを含む水洗水は配管9’zを経て廃液タンク12へと排出される。
【0029】
所定量の洗浄水が水槽13から供給され、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂に残存していた廃LLCの排出が終了すると、続いて、キレート吸着樹脂の再生を行うキレート吸着樹脂再生工程が行われる。キレート吸着樹脂再生工程が開始されると、電磁弁V3、V4、V9、V16への通電が開始され、これらの電磁弁は開弁された状態となる。一方、残りの電磁弁V1、V2、V5〜V8、V10〜V15、V17〜V19への通電は停止され、これらの電磁弁は閉弁された状態となっている。
【0030】
第1再生剤供給タンク14に貯蓄された第1再生剤はキレート吸着塔5に所定量(例えば、5リットル)供給され、キレート吸着剤に吸着されていた金属イオンが取り除かれる。この際、電磁弁V4は開弁しており、電磁弁V10は閉弁しているので、第1再生剤はキレート吸着塔5を鉛直方向上方から下方へと通過する。電磁弁V9は開弁し、電磁弁V11は閉弁しているので、キレート吸着塔5を通過した第1再生廃液は配管9bを経て廃液タンク12へと排出される。第1再生廃液にはキレート吸着剤に吸着されていた金属イオンが溶解しているため、第1再生剤に比べてその比重は大きい。そのため、第1再生剤をキレート吸着塔5を鉛直方向上方から下方へと通過させることにより、第1再生廃液をキレート吸着塔5から押し出すことができ、効率よくキレート吸着剤の再生を行うことができる。
【0031】
所定量の第1再生剤がキレート吸着塔5に供給されると、キレート吸着塔5の水洗を行い、キレート吸着樹脂中に残存した第1再生剤をキレート吸着塔5から排出させる第2水洗工程が行われる。第2水洗工程が開始されると、電磁弁V3、V4、V9、V15への通電が開始され、これらの電磁弁は開弁された状態となる。一方、残りの電磁弁V1、V2、V5〜V8、V10〜V14、V16〜V19っへの通電は停止されており、閉弁された状態となっている。そのため、水槽13から供給された所定量(例えば、15リットル)の水洗水は、上面からキレート吸着塔5に流入し、キレート吸着塔5を鉛直方向下方にむけて通過する。キレート吸着塔5を通過した水洗水は配管9bを経て廃液タンク12へと排出される。
【0032】
所定量の水洗水がキレート吸着塔5に供給され、再生されたキレート吸着塔5の水洗が終了すると、続いて、イオン交換樹脂の再生を行うイオン交換樹脂再生工程が行われる。イオン交換樹脂再生工程が開始されると、電磁弁V3〜V6、V17への通電が開始され、これらの電磁弁は開弁される。一方、残りの電磁弁V1、V2、V7〜V16、V18、V19への通電は停止されており、閉弁された状態となっている。第2再生剤供給タンク15に貯蓄された第2再生剤がイオン交換塔6に供給され、イオン交換樹脂に吸着されていた陰イオンが取り除かれる。この際、電磁弁V5は開弁し、電磁弁V7は閉弁しているので、第1再生剤はイオン交換塔6を鉛直方向上方から下方へと通過する。イオン交換塔6を通過した第2再生廃液は、配管9eを経て廃液タンク12へと排出される。第2再生廃液にはイオン交換樹脂に吸着されていた陰イオンが溶解しているため、第2再生剤に比べてその比重は大きい。そのため、第2再生剤をイオン交換塔6を鉛直方向上方から下方へと通過させることにより、第2再生廃液をイオン交換塔6から押し出すことができ、効率よくイオン交換樹脂の再生を行うことができる。
【0033】
上述した工程によりキレート樹脂およびイオン交換樹脂の再生が行われると、電導度計10によって検出される電導度は徐々に低下していき、所定値以下となる。この電導度が所定値以下となると、キレート樹脂およびイオン交換樹脂の再生が終了したと判断され、続いて、イオン交換塔6の水洗を行い、イオン交換樹脂中に残存した第2再生剤をイオン交換塔6から排出させる第3水洗工程が行われる。
【0034】
第3水洗工程が開始されると、電磁弁V3〜V6、V15への通電が開始され、これらの電磁弁は開弁される。一方、残りの電磁弁V1、V2、V7〜V14、V16〜V19への通電は停止されており、閉弁された状態となっている。そのため、水槽13から供給された所定量(例えば、15リットル)の水洗水は、上面からイオン交換塔6に流入し、イオン交換塔6を下方にむけて通過する。イオン交換塔6を通過した洗浄水は配管9eを経て廃液タンク12へと排出される。
【0035】
なお、本実施の形態において、キレート吸着樹脂再生工程およびイオン交換樹脂再生工程はイオン物質除去手段再生工程に相当し、第2水洗工程および第3水洗工程はイオン物質除去手段水洗工程に相当する。
第3水洗工程において所定量の洗浄水がイオン交換塔6に供給されると、続いて、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂の内部に残存する水洗水を押し出し、LLCで平衡化する平衡化工程が行われる。この平衡化工程が開始されると、電磁弁V1、V2、V7、V10、V12、V14への通電が開始され、開弁された状態となる。一方、残りの電磁弁V3〜V6、V8、V9、V11、V13、V15〜V19への通電は停止され、これらの電磁弁は閉弁された状態となる。所定量(例えば、30リットル)の廃LLCタンク1内の廃LLCがポンプ2によって、第1濾過手段3、第2濾過手段4を介して、キレート吸着塔5、イオン交換塔6へと送られる。
【0036】
この際、電磁弁V10は開弁し、電磁弁V4は閉弁しているので、廃LLCは下面からキレート吸着塔5に流入し、キレート吸着塔5を上方流として通過する。また、電磁弁V7は開弁し、電磁弁V5は閉弁しているので、キレート吸着塔5を通過したLLCは配管9eを経て、下面からイオン交換塔6に流入し、上方流としてイオン交換塔6を通過する。
【0037】
ところで、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂の内部には、前述したキレート吸着樹脂を水洗する第2水洗工程、およびイオン交換樹脂の水洗を行う第3水洗工程において、キレート吸着塔5、イオン交換塔6にそれぞれ流入した水洗水が残存している。しかしながら、廃LLCタンク1からキレート吸着塔5およびイオン交換塔6に送られた廃LLCによって、これらの水洗水はキレート吸着塔5およびイオン交換塔6から押し出される。この際、電磁弁V14は開弁し、電磁弁V13は閉弁しているので、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6から押し出された水洗水は配管9’zを経て廃液タンク12へと排出される。
【0038】
所定量の廃LLCによってキレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂の内部に残存していた水洗水がキレート吸着塔5およびイオン交換塔6から押し出され、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6が平衡化されると、電磁弁V1、V2、V7、V10、V12、V13への通電が行われ、電磁弁V3〜V6、V8、V9、V11、V14〜V19への通電は停止され、上述した廃LLC再生工程を再び開始する。
【0039】
以上述べたように、本実施の形態によれば、第2水洗工程および第3水洗工程において水洗水により再生剤を洗浄した後、所定量の廃LLCをキレート吸着塔5およびイオン交換塔6に送り、廃液タンク12へと排出させる。そのため、キレート樹脂およびイオン交換樹脂内部に残存していた水洗水は、廃LLCによってキレート吸着塔5およびイオン交換塔6から押し出され、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6は平衡化される。したがって、キレート樹脂およびイオン交換樹脂の再生処理を行った後、再び廃LLCの再生を行う際に、LLCと、キレート樹脂およびイオン交換樹脂内部に残存していた水洗水とが混合してしまうことを防止することができ、廃LLC再生工程において再生されるLLCの濃度低下を防止することができる。
【0040】
また、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6を平衡化させた後、電磁弁V13、V14の開閉を切替え、廃LLC再生工程、つまり処理済LLCの回収を再開するので、廃LLC再生工程の再開直後から良質な処理済LLCを回収することができ、廃LLCを効率良く処理できる。
さらに、平衡化工程においてキレート吸着塔5およびイオン交換塔6から排出された、水洗水を含むLLCは廃液タンク12に排出されるので、水洗水を含むLLCが処理済LLCタンク8に回収された処理済LLCと混合し、処理済LLCの濃度が低下してしまうことを防止することができる。
【0041】
ところで、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂の内部に残存する水洗水はLLCに比べて比重が小さい。そのため、本実施の形態において示したように、平衡化工程において廃LLCをキレート吸着塔5およびイオン交換塔6の下面から流入させ、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6をそれぞれ鉛直方向上方に向けて通過させることによって、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂の内部に残存する水洗水をキレート吸着塔5およびイオン交換塔6から押し出すことができ、効率よくキレート吸着塔5およびイオン交換塔6の平衡化を行うことができる。
【0042】
一方、廃LLC再生工程において、廃LLCを、鉛直方向上方に向けてキレート吸着塔5およびイオン交換塔6を通過させるため、重力が働き、鉛直方向下方に向けてキレート吸着塔5およびイオン交換塔6を通過させる場合に比べて、廃LLCがキレート吸着塔5およびイオン交換塔6を通過する速度は低下する。そのため、廃LLC中に含まれる吸着成分(金属イオンおよび陰イオン)がキレート樹脂およびイオン交換樹脂に吸着する量を増大させることができる。
【0043】
さらに、本実施の形態では、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂再生工程の前に、加圧された空気によってキレート吸着塔5およびイオン交換塔6からキレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂中に残存した廃LLCを排出させ、廃LLCタンク1に戻すことによって、キレート吸着樹脂再生工程およびイオン交換樹脂再生工程において必要とされる再生剤の量を低減させることができる。また、各樹脂の再生工程において産出される再生廃液の処理の負荷を低減させることができる。
【0044】
また、電導度計10は、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6よりも下流側に配されているので、キレート樹脂およびイオン交換樹脂の再生の必要性および、キレート吸着塔5とイオン交換塔6の平衡化の終了について確実に検知することができる。
さらに、本実施の形態では、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6の上流側に活性炭フィルタが設けられているので、廃LLC中に含まれるSMTB、BTAや安息香酸といった有機成分がキレート吸着樹脂またはイオン交換樹脂に付着し、キレート吸着樹脂の吸着能力またはイオン交換能力が低下してしまうことを防止することができる。
【0045】
また、本実施例では、再生廃液に凝集剤を添加して、再生廃液中に含まれるイオン物質を凝集させ、第3濾過手段7で凝集された不溶性物質を取り除いて排水するため、排水によって環境の破壊を招かない。
なお、本実施の形態では、廃LLC、再生剤または水洗水を、廃LLC再生工程、第1水洗工程、平衡化工程では鉛直方向上方に向けてキレート吸着塔5およびイオン交換塔6を通過させ、キレート吸着樹脂再生工程、第2水洗工程、イオン交換樹脂再生工程、第3水洗工程では鉛直方向下方に向けて通過させる実施の形態について述べたが、キレート吸着塔5およびイオン交換塔6を通過する廃LLC、再生剤または水洗水の流れる方向は特にこのような方向に限定されるものではない。
【0046】
また、本実施の形態では、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂の再生を行う実施の形態について述べたが、イオン交換樹脂のみの再生を行う形態について本発明を適用してもよい。
また、本実施の形態において述べた、具体的な数値や薬品名などはあくまでも一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用クーラント液再生装置の概略図である。
【図2】廃LLC再生工程における廃LLCの流れを示す図である。
【図3】液抜き工程における空気および未処理LLCの流れを示す図である。
【図4】第1水洗工程における水洗水の流れを示す図である。
【図5】キレート吸着樹脂再生工程における第1再生剤の流れを示す図である。
【図6】第2水洗工程における水洗水の流れを示す図である。
【図7】イオン交換樹脂再生工程における第2再生剤の流れを示す図である。
【図8】第3水洗工程における水の流れを示す図である。
【図9】キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂の内部に残存する水洗水を排出する平衡化工程における廃LLCの流れを示す図である。
【図10】各工程における電磁弁V1〜V19の状態を示す表である。
【符号の説明】
5 キレート吸着塔(イオン物質除去手段)
6 イオン交換塔(イオン物質除去手段)
8 処理済LLCタンク(回収槽)
10 電導度計(電導度検出手段)
12 廃液タンク(廃液槽)
13 水槽(水洗水供給手段)
14 第1再生剤供給タンク(再生剤供給手段)
15 第2再生剤供給タンク(再生剤供給手段)
V13 電磁弁(切替手段)
V14 電磁弁(切替手段)
V15 電磁弁(水洗水供給手段)
V16 電磁弁(再生剤供給手段)
V17 電磁弁(再生剤供給手段)
Claims (4)
- 自動車から取り出された廃クーラント液に含まれるイオン物質をイオン物質除去手段(5、6)に吸着させて除去することによって再生処理し、この再生処理された処理済クーラント液を処理槽(8)に回収する廃クーラント液再生工程と、
前記イオン物質除去手段(5、6)を通過したクーラント液の電導度を検出する電導度検出手段(10)によって検出される電導度が所定の電導度に達すると、前記イオン物質除去手段(5、6)に吸着したイオン物質を取り除く再生剤を供給し、前記イオン物質除去手段(5、6)の再生を行うイオン物質除去手段再生工程と、
このイオン物質除去手段再生工程により前記イオン物質除去手段(5、6)からイオン物質が取り除かれ、前記電導度検出手段(10)によって検出される電導度が所定の電導度よりも低くなると、前記イオン物質除去手段(5、6)に所定量の水洗水を供給し、前記イオン物質除去手段(5、6)の水洗を行うイオン物質除去手段水洗工程と、
このイオン物質除去手段水洗工程の後、前記イオン物質除去手段(5、6)に廃クーラント液を流入させ、前記イオン物質除去手段(5、6)を通過したクーラント液を廃液槽(12)へと排出し、前記イオン物質除去手段(5、6)を平衡化させる平衡化工程とを備え、
この平衡化工程の後、前記廃クーラント液再生工程を再び行うことを特徴とする自動車用クーラント液の再生方法。 - 前記平衡化工程において、廃クーラント液を鉛直方向上方に向けて前記イオン物質除去手段(5、6)を通過させることを特徴とする請求項1記載の自動車用クーラント液の再生方法。
- 自動車から取り出された廃クーラント液に含まれるイオン物質を吸着することにより除去するイオン物質除去手段(5、6)と、
このイオン物質除去手段(5、6)によってイオン物質が除去された処理済クーラント液を回収する回収槽(8)と、
前記イオン物質除去手段(5、6)を通過したクーラント液の電導度を検出する電導度検出手段(10)と、
この電導度検出手段(10)によって検出される電導度が所定の電導度に達すると、前記イオン物質除去手段(5、6)に吸着したイオン物質を取り除く再生剤をこのイオン物質除去手段(5、6)に供給する再生剤供給手段(14、15、V16、V17)と、
この再生剤供給手段(14、15、V16、V17)によって前記イオン物質除去手段(5、6)に再生剤が供給され、前記電導度検出手段(10)によって検出される電導度が所定の電導度よりも低くなると、前記イオン物質除去手段(5、6)を水洗する水洗水を前記イオン物質除去手段(5、6)に供給する水洗水供給手段(13、V15)と、
この水洗水供給手段(13、V15)により前記イオン物質除去手段(5、6)を水洗した後、このイオン物質除去手段(5、6)に流入させた所定量の廃クーラント液が排出される廃液槽(12)と、
前記イオン物質除去手段(5、6)を通過したクーラント液を前記回収槽(8)または前記廃液槽(12)のどちらに流入させるかを切替える切替手段(V13、V14)とを備えることを特徴とする自動車用クーラント液再生装置。 - 前記イオン物質除去手段(5、6)は、キレート吸着樹脂およびイオン交換樹脂に廃クーラント液に含まれるイオン物質を吸着させることにより廃クーラント液から除去することを特徴とする請求項3記載の自動車用クーラント液再生装置。
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