JP3880265B2

JP3880265B2 - Aqueous solution of fat-soluble substances

Info

Publication number: JP3880265B2
Application number: JP32519299A
Authority: JP
Inventors: 孝一渋沢; 一久佐村; 徹鈴木; 高子岩田
Original assignee: Eisai R&D Management Co Ltd
Current assignee: Eisai R&D Management Co Ltd
Priority date: 1998-11-16
Filing date: 1999-11-16
Publication date: 2007-02-14
Anticipated expiration: 2019-11-16
Also published as: JP2000212066A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は脂溶性物質の含水水性液剤、およびその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に脂溶性物質は水に対して不溶性であり、食品や医薬品に添加する際に分離し不均一になりやすいという欠点がある。この点を解決するために、種々の試みがなされている。
例えば、特開昭62-250941号公報には、天然または合成の精油、色素、ビタミン、香料より選ばれる１種または２種以上よりなる非水溶性物質１〜70重量部に水酸基価970以下のポリグリセリンをモノ、ジ、トリエステル化して得られるポリグリセリン脂肪酸エステル１〜90重量部と水0.1〜50重量部および多価アルコール１〜90重量部を混合し可溶化することを特徴とする可溶化液の製造法が記載されている。
また、特開昭63-23811号公報には、乳化剤を含有する油相中に薬物を分散させ、注射用水を用いて乳化し、高圧ホモジナイザーを用いて均質化して得られる医薬製剤について開示されている。
さらに、特許2734520号公報には、脂溶性の薬理活性物質、全量の0.1〜3.0w/v％の油相成分並びにリン脂質および非イオン性界面活性剤を必須成分とする0.1〜20w/v％の乳化剤を2000kg/cm²以上の能力を有する高圧乳化機を用いて乳化することを特徴とする、平均粒子径が10nm以上40nm未満である微粒子脂肪乳剤の製造方法が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにして得られた製剤は、安定性や均一性、透明度の面から見ると未だ十分ではなく、さらに技術的に改良する必要があるものと考えられる。
したがって、本発明は長期間に渡って均一性が保たれ安定性が高く、しかも透明度の高い脂溶性物質の水性液剤およびその製造方法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
これらの状況から本発明者らは、鋭意研究を進めた結果、脂溶性物質に乳化剤、多価アルコールを加え均一化した後、高圧処理することによって上記の課題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は脂溶性物質を乳化剤、多価アルコールおよび水を攪拌混合した後、高圧処理することを特徴とする脂溶性物質水性液剤、およびその製造方法である。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明では、脂溶性物質にステアリン酸デカグリセリル、レシチン、リゾレシチン等の乳化剤、プロピレングリコール、ソルビトール等の多価アルコールおよび水を加え、ホモミキサー、コロイドミル等で均一化した後に、高圧ホモジナイザーを用いて高圧処理して水性液剤を調製する。
【０００６】
本発明における脂溶性物質は医薬品、化粧品、食品等の原料物質として使用されるものであればいずれでもよく、特に限定されない。好ましくはテプレノン、ユビデカレノン、クロタミトン、ジフェンヒドラミン、リドカイン、ヒノキチオール等の薬剤として使用される脂溶性化合物、ビタミン類、エステル油、鉱物油、ＤＨＡ、肝油、魚油、大豆油、ゴマ油、オリーブ油、月見草油、スクワラン、ヒマワリ油、しそ油等の油脂、カロチン、アナトー色素等の油溶性色素、ビタミンＥ、ＢＨＴ、γ−オリザノール等の酸化防止剤、メントール、シオネール、ローズ油等の着香料、食品や健康食品、化粧品、医薬品等に使用される物質である。さらに好ましくはビタミンＡ、Ｄ、Ｅ、Ｋ等の脂溶性ビタミン、またはこれらの混合物である。
脂溶性物質の含有量は通常１〜40％、好ましくは5〜30％である。
【０００７】
本発明において乳化剤とは、ラウリン酸デカグリセリル、ミリスチン酸デカグリセリル、パルミチン酸デカグリセリル、ステアリン酸デカグリセリル、アラキン酸デカグリセリル、ベヘン酸デカグリセリル、カプロレイン酸デカグリセリル、ラウロレイン酸デカグリセリル、ミリストレイン酸デカグリセリル、パルミトレイン酸デカグリセリル、オレイン酸デカグリセリル、バクセン酸デカグリセリル、リシノレイン酸デカグリセリル、ガドレイン酸デカグリセリル、リノール酸デカグリセリル、リノレン酸デカグリセリル、アラキドン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル、レシチン、リゾレシチン、ヒドロキシル化レシチン、ケファリン、リゾケファリン、プラスマローゲン等のグリセロリン脂質、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のポリオール系界面活性剤、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレン系界面活性剤、サポニン、シニグリン、ヘスペリジン、セレブロシド等の配糖体等を意味する。好ましくはステアリン酸デカグリセリル、オレイン酸デカグリセリル、レシチンおよびリゾレシチンである。なお、上記のポリグリセリン脂肪酸エステルは、モノエステル、ジエステル、トリエステルのうち１〜３種の混合物が好ましく、モノエステルにジエステル及び／又はトリエステルを混合したものがさらに好ましい。
これら乳化剤の含有量は、通常3〜50％、好ましくは5〜30％である。
【０００８】
また、多価アルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、ポリエチレグリコール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、マンニトール、キシロース、グルコース、ラクトース、マンノース等を使用することができる。好ましくは糖アルコールである。これら多価アルコールの含有量は、通常10〜90％、好ましくは30〜85％である。
これら多価アルコールは市販されている物を使用すればよい。例えば、本発明において使用したD-ソルビトール液、還元麦芽糖糖水飴液は約60〜80％の固形物と約20〜40％の水を含む液である。
【０００９】
均一化する際に使用できるミキサーとしては、ホモミキサー、ホモジェッター、ポリトロンホモジナイザー、クレアミックス、ヒスコトロン等の高速攪拌機、プロペラ攪拌機、タービン攪拌機、コロイドミル、加圧乳化機等が挙げられる。均一化および高圧処理する際の温度範囲は、通常は常温から約90℃であり、好ましくは60〜80℃である。
また、高圧処理時の圧力範囲は限定されないが、通常は100〜5000kg/cm²であり、好ましくは500〜2000kg/cm²、さらに好ましくは750〜1800kg/cm²である。
【００１０】
本発明に係る脂溶性物質の水性液剤は、医薬品、動物用医薬品、食品、健康食品、特定保険用食品、家畜用飼料、水産用飼料、ペットフード、ドリンク剤、抗酸化剤、化粧品配合剤、またはこれらに対する添加物として使用することができる。その際、水性液剤をそのまま用いることもでき、また公知の賦形剤を加えて、固形化することもできる。
医薬品として用いる場合には、エアゾル剤、チンキ剤、エキス剤、含漱剤、洗口液、エリキシル剤、ローション剤、点眼剤、点鼻剤、点耳剤、造影剤、経膣剤、経腸剤、軟膏剤、錠剤、チュアブル剤、顆粒剤、カプセル剤、液剤、シロップ剤、ゼリー剤、注射剤等とすることもできる。
また、食品の例としては、清涼飲料水、炭酸飲料、乳飲料、果実飲料、スポーツドリンク等の飲料、菓子、パン類、ハム、ベーコン、ソーセージ等の食肉加工製品、マーガリン等の油脂加工製品、こんぶ、素干品、煮干品等の水産加工品、ちくわ、かまぼこ等の水産ねり製品、麺類、食酢、みそ、しょうゆ等の発酵食品、さとう、はちみつ、でんぷん糖の糖類、冷蔵・冷凍食品、半調理・調理済食品、酒類、アイスクリーム類、経腸栄養食品などが挙げられる。
化粧品としては、香水、オーデコロン、浴用剤、制汗剤、歯磨剤、洗口液、化粧水、乳液、クリーム等の基礎化粧品、石鹸、皮膚洗浄料、毛髪用化粧品、ボディケア製品等を例示することができる。
【００１１】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例１各種ビタミンＥ水性液剤
表１に示した処方で、各成分を混合し、約70℃に加温しながら、ホモミキサーで10000rpm×５分間攪拌混合して、均一な水性液剤を調製した。この水性液剤を高圧乳化機を使用して、1000kg/cm²で高圧処理を行い、ミックストコフェロール水性液剤を得た。ミックストコフェロールとして、E mix A40（商品名、エーザイ(株)製、以下ミックストコフェロールと表記）、その他の成分は市販のものを用いた。
これらの高圧乳化処理液を、精製水または酸溶液（0.75％酒石酸-酒石酸ナトリウム緩衝液、pH3）で、ビタミンＥとして0.01％の濃度になるように希釈し、640nmにおける透過率を測定した。また、それぞれの希釈液について、90℃で３分間の加熱処理を行った後の透過率、45℃で１カ月間静置した後の透過率も測定した。
その結果、いずれの処方においても良好な透過率を示した（表１）。
【００１２】
【表１】

【００１３】
次に、高圧処理を実施せず作製したビタミンＥ水性液剤の透過率を、比較例として以下に掲げる。
比較例１
表２に示した処方で、各成分を混合し、約70℃に加温しながら、ホモミキサーで10000rpm×５分間攪拌混合して、均一な水性液剤を調製した。
これらの水性液剤を、精製水または酸溶液（0.75％酒石酸-酒石酸ナトリウム緩衝液、pH3）でビタミンＥとして0.01％の濃度になるように希釈し、640nmにおける透過率を測定した。また、それぞれの希釈液について、90℃で３分間の加熱処理を行った後の透過率も測定した。その結果、いずれの処方においても実施例１の処方と比較して、透過率は低くなる傾向を示した（表２）。
【００１４】
【表２】

【００１５】
以下に各種脂溶性薬物を使用した際の水性液剤の例と、組成成分や作製条件の違いによる影響等の例を掲げる。
実施例２各種ビタミン水性液剤
表３に示した処方で実施例１と同様の方法を用いて、各種ビタミンの水性液剤を得た。これらの液剤について、精製水または酸溶液（0.75％酒石酸-酒石酸ナトリウム緩衝液、pH3）で、それぞれのビタミンとして0.01％の濃度になるように希釈し、640nmにおける透過率を測定した。また、それぞれの希釈液について、90℃で３分間の加熱処理を行った後の透過率も測定した。
その結果、各種ビタミン水性液剤の透過率は、いずれの処方においても良好であった（表３）。
【００１６】
【表３】

【００１７】
実施例３各種脂溶性薬物の水性液剤
表４に示した処方で実施例１と同様の方法を用いて、各種脂溶性薬物の水性液剤を得た。これらの液剤について、精製水または酸溶液（0.75％酒石酸-酒石酸ナトリウム緩衝液、pH3）でそれぞれの薬物（処方13は大豆油）として0.01％の濃度になるように希釈し、640nmにおける透過率を測定した。また、それぞれの希釈液について、90℃で３分間の加熱処理を行った後の透過率も測定した。
その結果、各種脂溶性薬物水性液剤の透過率は、いずれの処方の場合にも良好であった（表４）。
【００１８】
【表４】

【００１９】
実施例４処理圧力の違いによる透過率への影響
表５に示した処方で実施例１と同様の方法を用いて、ミックストコフェロールの水性液剤を得た。これらの液剤について、精製水でトコフェロールとして0.01％の濃度になるように希釈し、640nmにおける透過率を測定した。処理圧力は300、500、750、1000、1500および1800kg/cm²とした。その結果、500kg/cm²以上の圧力で処理すると好ましい結果が得られ、特に750kg/cm²以上の圧力で処理したものは、透過率が極めて良好であった。
【００２０】
【表５】

【００２１】
実施例５脂肪酸鎖種の違いによる透過率への影響
表６に示した処方で実施例１と同様の方法を用いて、ミックストコフェロールの水性液剤を得た。これらの液剤について、精製水または酸溶液（0.75％酒石酸-酒石酸ナトリウム緩衝液、pH3）でそれぞれビタミンＥとして0.01％の濃度になるように希釈し、640nmにおける透過率を測定した。また、それぞれの希釈液について、90℃で３分間の加熱処理を行った後の透過率も測定した。
その結果、脂肪酸鎖としてステアリン酸またはオレイン酸を使用したときには、液性、加熱処理に関係なく透過率は良好であった。ミリスチン酸またはラウリン酸を使用したときには、精製水で希釈したとき（加熱処理時を含む）および酸溶液で希釈した直後の透過率は良好であったが、酸溶液で希釈し、90℃で加熱処理をした場合には透過率は低下する傾向を示した（表６）。
【００２２】
【表６】

【００２３】
実施例６レシチンまたはリゾレシチンを用いたビタミンＥ水性液剤
表７に示した処方で実施例１と同様の方法を用いて、ミックストコフェロールの水性液剤を得た。これらの液剤について、精製水または酸溶液（0.75％酒石酸-酒石酸ナトリウム緩衝液、pH3）でそれぞれビタミンＥとして0.01％の濃度になるように希釈し、640nmにおける透過率を測定した。また、それぞれの希釈液について、90℃で３分間の加熱処理を行った後の透過率も測定した。
その結果、いずれの処方においても透過率は良好であった（表７）。
【００２４】
【表７】

【００２５】
実施例７多価アルコールの違いによる透過率への影響
表８に示した処方で実施例１と同様の方法を用いて、ミックストコフェロールの水性液剤を得た。これらの液剤について、精製水または酸溶液（0.75％酒石酸-酒石酸ナトリウム緩衝液、pH3）でそれぞれビタミンＥとして0.01％の濃度になるように希釈し、640nmにおける透過率を測定した。また、それぞれの希釈液について、90℃で３分間の加熱処理を行った後の透過率も測定した。
その結果、いずれの処方においても透過率は良好であった（表８）。
【００２６】
【表８】

【００２７】
実施例８官能試験
表９および10に示した処方で実施例１と同様の方法を用いて、ミックストコフェロールの水性液剤を得た。また、表11に示した処方の市販品のビタミンＥ製剤を用意した。これらの液剤を、精製水または市販のドリンク剤で、それぞれビタミンＥとして0.01％の濃度になるように希釈し、官能試験に供した。
４人の熟練したパネラーが、約20mlの各希釈液を約５秒間口に含んで吐き出し、味と香りを以下の４段階で評価した。◎：製品の風味に影響を与えない。○：製品の風味に対する影響は少ない。△：製品の風味に影響を与える。×：製品の風味に影響を与え、飲料用として適さない。
その結果を表９、10および11に示した。
【００２８】
【表９】

【００２９】
【表１０】

【００３０】
【表１１】

[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water-containing aqueous solution of a fat-soluble substance and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
In general, fat-soluble substances are insoluble in water and have a drawback that they are easily separated and become non-uniform when added to foods and pharmaceuticals. Various attempts have been made to solve this problem.
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 62-250941 discloses that 1 to 70 parts by weight of a water-insoluble substance consisting of one or more selected from natural or synthetic essential oils, pigments, vitamins and fragrances has a hydroxyl value of 970 or less. 1 to 90 parts by weight of polyglycerol fatty acid ester obtained by mono-, di- and triesterization of polyglycerol, 0.1 to 50 parts by weight of water and 1 to 90 parts by weight of polyhydric alcohol are mixed and solubilized. A method for producing a lysate is described.
JP-A-63-23811 discloses a pharmaceutical preparation obtained by dispersing a drug in an oil phase containing an emulsifier, emulsifying with water for injection, and homogenizing with a high-pressure homogenizer. Yes.
Further, Japanese Patent No. 2734520 discloses a fat-soluble pharmacologically active substance, 0.1 to 3.0 w / v% of the total amount of oil phase component, and 0.1 to 20 w / v% of phospholipid and nonionic surfactant as essential components. A method for producing a fine particle fat emulsion having an average particle diameter of 10 nm or more and less than 40 nm, characterized in that the emulsifier is emulsified using a high-pressure emulsifier having a capacity of 2000 kg / cm ² or more is disclosed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the preparation thus obtained is still not sufficient from the viewpoint of stability, uniformity and transparency, and it is considered that further technical improvement is required.
Accordingly, an object of the present invention is to provide an aqueous liquid agent of a fat-soluble substance having a high degree of stability and a high degree of uniformity, and a method for producing the same, over a long period of time.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent research, the present inventors have found that the above problems can be solved by high-pressure treatment after adding an emulsifier and a polyhydric alcohol to a fat-soluble substance and homogenizing it. Completed.
That is, the present invention is a fat-soluble substance aqueous liquid preparation characterized by subjecting a fat-soluble substance to high-pressure treatment after stirring and mixing an emulsifier, a polyhydric alcohol and water, and a method for producing the same.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, an emulsifier such as decaglyceryl stearate, lecithin and lysolecithin, a polyhydric alcohol such as propylene glycol and sorbitol, and water are added to the fat-soluble substance, and the mixture is homogenized with a homomixer, a colloid mill, etc., and then a high-pressure homogenizer is used. To prepare an aqueous liquid.
[0006]
The fat-soluble substance in the present invention is not particularly limited as long as it is used as a raw material substance for pharmaceuticals, cosmetics, foods and the like. Preferably fat-soluble compounds used as drugs such as teprenone, ubidecalenone, crotamiton, diphenhydramine, lidocaine, hinokitiol, vitamins, ester oil, mineral oil, DHA, liver oil, fish oil, soybean oil, sesame oil, olive oil, evening primrose oil, squalane , Oils and fats such as sunflower oil and perilla oil, oil-soluble pigments such as carotene and anato pigments, antioxidants such as vitamin E, BHT, and γ-oryzanol, flavoring agents such as menthol, thionel, and rose oil, foods and health foods, It is a substance used in cosmetics and pharmaceuticals. More preferred are fat-soluble vitamins such as vitamins A, D, E, and K, or a mixture thereof.
The content of the fat-soluble substance is usually 1 to 40%, preferably 5 to 30%.
[0007]
In the present invention, the emulsifier is decaglyceryl laurate, decaglyceryl myristate, decaglyceryl palmitate, decaglyceryl stearate, decaglyceryl arachiate, decaglyceryl behenate, decaglyceryl caproleate, lacaureate decaglyceryl, myristoleic acid Decaglyceryl, decaglyceryl palmitoleate, decaglyceryl oleate, decaglyceryl bacsenate, decaglyceryl ricinoleate, decaglyceryl gadoleate, decaglyceryl linoleate, decaglyceryl linolenate, decaglyceryl arachidonic acid, lecithin Glycerophospholipids such as lysolecithin, hydroxylated lecithin, kephalin, lysokephalin, plasmalogen, sucrose fatty acid ester Polyol based surfactants such as polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, refers to polyoxyethylene-based surfactants such as polyoxyethylene hydrogenated castor oil, saponins, sinigrin, hesperidin, a glycoside such as cerebrosides and the like. Preferred are decaglyceryl stearate, decaglyceryl oleate, lecithin and lysolecithin. In addition, said polyglyceryl fatty acid ester has preferable 1-3 types of mixtures among monoester, diester, and triester, and what mixed diester and / or triester in monoester is still more preferable.
The content of these emulsifiers is usually 3 to 50%, preferably 5 to 30%.
[0008]
In addition, as polyhydric alcohol, glycerin, diglycerin, triglycerin, polyglycerin, propylene glycol, dipropylene glycol, 1,3-butylene glycol, ethylene glycol, polyethylene glycol, sorbitol, xylitol, maltitol, erythritol, mannitol, Xylose, glucose, lactose, mannose and the like can be used. A sugar alcohol is preferred. The content of these polyhydric alcohols is usually 10 to 90%, preferably 30 to 85%.
These polyhydric alcohols may be commercially available. For example, the D-sorbitol solution and the reduced maltose syrup solution used in the present invention are solutions containing about 60 to 80% solids and about 20 to 40% water.
[0009]
Examples of the mixer that can be used for homogenization include a high speed stirrer such as a homomixer, a homojetter, a polytron homogenizer, Claremix, and Hiscotron, a propeller stirrer, a turbine stirrer, a colloid mill, and a pressure emulsifier. The temperature range during homogenization and high-pressure treatment is usually from room temperature to about 90 ° C, preferably 60 to 80 ° C.
Also, the pressure range during the high pressure treatment is not limited, is usually in 100~5000kg / cm ^2, preferably not 500~2000kg / cm ^2, more preferably a 750~1800kg / cm ^2.
[0010]
Aqueous solutions of fat-soluble substances according to the present invention are pharmaceuticals, veterinary drugs, foods, health foods, foods for specified insurance, livestock feeds, marine feeds, pet foods, drinks, antioxidants, cosmetic ingredients, Or it can use as an additive with respect to these. At that time, the aqueous liquid agent can be used as it is, or it can be solidified by adding a known excipient.
When used as pharmaceuticals, aerosols, tinctures, extracts, mouthwashes, mouthwashes, elixirs, lotions, eye drops, nasal drops, ear drops, contrast agents, vaginal agents, enteral , Ointment, tablet, chewable, granule, capsule, liquid, syrup, jelly, injection and the like.
Examples of food include soft drinks, carbonated drinks, milk drinks, fruit drinks, sports drinks and other beverages, confectionery, breads, ham, bacon, sausage and other meat processed products, margarine and other fat and oil processed products, Seafood processed products such as kombu, dried fish, boiled and dried products, fishery products such as chikuwa, kamaboko, fermented foods such as noodles, vinegar, miso, soy sauce, sugar cane, honey, starch sugar, refrigerated / frozen foods, half Examples include cooked and cooked foods, alcoholic beverages, ice creams, and enteral nutrition foods.
Examples of cosmetics include perfumes, eau de cologne, bath preparations, antiperspirants, dentifrices, mouthwashes, lotions, emulsions, creams, and other basic cosmetics, soaps, skin cleansers, hair cosmetics, body care products, etc. be able to.
[0011]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example is given and this invention is demonstrated, this invention is not limited to these.
Example 1 Various Vitamin E Aqueous Solutions In the formulation shown in Table 1, each component was mixed and stirred and mixed with a homomixer at 10,000 rpm × 5 minutes while heating to about 70 ° C. to prepare a uniform aqueous solution. . This aqueous solution was subjected to a high-pressure treatment at 1000 kg / cm ² using a high-pressure emulsifier to obtain a mixed tocopherol aqueous solution. As the mixed tocopherol, E mix A40 (trade name, manufactured by Eisai Co., Ltd., hereinafter referred to as mixed tocopherol) and other components were used commercially.
These high-pressure emulsified solutions were diluted with purified water or acid solution (0.75% tartaric acid-sodium tartrate buffer, pH 3) to a concentration of 0.01% as vitamin E, and the transmittance at 640 nm was measured. For each diluted solution, the transmittance after heat treatment at 90 ° C. for 3 minutes and the transmittance after standing at 45 ° C. for 1 month were also measured.
As a result, good transmittance was shown in all formulations (Table 1).
[0012]
[Table 1]

[0013]
Next, the transmittance | permeability of the vitamin E aqueous solution produced without implementing a high pressure process is hung up over as a comparative example below.
Comparative Example 1
With the formulation shown in Table 2, each component was mixed and stirred and mixed with a homomixer at 10000 rpm × 5 minutes while heating to about 70 ° C. to prepare a uniform aqueous solution.
These aqueous solutions were diluted with purified water or acid solution (0.75% tartaric acid-sodium tartrate buffer, pH 3) to a concentration of 0.01% as vitamin E, and the transmittance at 640 nm was measured. Moreover, the transmittance | permeability after performing the heat processing for 3 minutes at 90 degreeC about each diluted solution was also measured. As a result, the transmittance tended to be lower in any formulation compared to the formulation of Example 1 (Table 2).
[0014]
[Table 2]

[0015]
Examples of aqueous liquids when various fat-soluble drugs are used and examples of effects due to differences in composition components and production conditions are listed below.
Example 2 Various Vitamin Aqueous Solutions Using the same methods as in Example 1 with the formulations shown in Table 3, aqueous solutions of various vitamins were obtained. These solutions were diluted with purified water or acid solution (0.75% tartaric acid-sodium tartrate buffer, pH 3) to a concentration of 0.01% as each vitamin, and the transmittance at 640 nm was measured. Moreover, the transmittance | permeability after performing the heat processing for 3 minutes at 90 degreeC about each diluted solution was also measured.
As a result, the transmittance of various vitamin aqueous solutions was good in any formulation (Table 3).
[0016]
[Table 3]

[0017]
Example 3 Aqueous solutions of various fat-soluble drugs Using the same method as in Example 1 with the formulation shown in Table 4, aqueous solutions of various fat-soluble drugs were obtained. These solutions are diluted with purified water or acid solution (0.75% tartaric acid-sodium tartrate buffer, pH 3) to a concentration of 0.01% for each drug (formulation 13 is soybean oil), and the transmittance at 640 nm is increased. It was measured. Moreover, the transmittance | permeability after performing the heat processing for 3 minutes at 90 degreeC about each diluted solution was also measured.
As a result, the permeability of various fat-soluble drug aqueous solutions was good in any formulation (Table 4).
[0018]
[Table 4]

[0019]
Example 4 Effect on transmittance due to difference in treatment pressure Using the same method as in Example 1 with the formulation shown in Table 5, an aqueous mixed tocopherol solution was obtained. These solutions were diluted with purified water to a concentration of 0.01% as tocopherol, and the transmittance at 640 nm was measured. The processing pressure was 300, 500, 750, 1000, 1500 and 1800 kg / cm ² . As a result, a favorable result was obtained when the treatment was performed at a pressure of 500 kg / cm ² or more, and the transmittance was particularly good when the treatment was performed at a pressure of 750 kg / cm ² or more.
[0020]
[Table 5]

[0021]
Example 5 Effect on transmittance due to difference in fatty acid chain species Using the same method as Example 1 with the formulation shown in Table 6, an aqueous mixed tocopherol solution was obtained. These solutions were diluted with purified water or acid solution (0.75% tartaric acid-sodium tartrate buffer, pH 3) to a concentration of 0.01% as vitamin E, and the transmittance at 640 nm was measured. Moreover, the transmittance | permeability after performing the heat processing for 3 minutes at 90 degreeC about each diluted solution was also measured.
As a result, when stearic acid or oleic acid was used as the fatty acid chain, the transmittance was good regardless of liquidity and heat treatment. When myristic acid or lauric acid was used, the transmittance was good when diluted with purified water (including during heat treatment) and immediately after dilution with acid solution, but diluted with acid solution and heated at 90 ° C. When the treatment was performed, the transmittance tended to decrease (Table 6).
[0022]
[Table 6]

[0023]
Example 6 Vitamin E aqueous solution using lecithin or lysolecithin An aqueous solution of mixed tocopherol was obtained using the same method as in Example 1 with the formulation shown in Table 7. These solutions were diluted with purified water or acid solution (0.75% tartaric acid-sodium tartrate buffer, pH 3) to a concentration of 0.01% as vitamin E, and the transmittance at 640 nm was measured. Moreover, the transmittance | permeability after performing the heat processing for 3 minutes at 90 degreeC about each diluted solution was also measured.
As a result, the transmittance was good in all formulations (Table 7).
[0024]
[Table 7]

[0025]
Example 7 Influence on transmittance due to difference in polyhydric alcohol Using the same method as in Example 1 with the formulation shown in Table 8, an aqueous mixed tocopherol solution was obtained. These solutions were diluted with purified water or acid solution (0.75% tartaric acid-sodium tartrate buffer, pH 3) to a concentration of 0.01% as vitamin E, and the transmittance at 640 nm was measured. Moreover, the transmittance | permeability after performing the heat processing for 3 minutes at 90 degreeC about each diluted solution was also measured.
As a result, the transmittance was good in all formulations (Table 8).
[0026]
[Table 8]

[0027]
Example 8 Sensory test Using the same method as in Example 1 with the formulation shown in Tables 9 and 10, an aqueous mixed tocopherol solution was obtained. In addition, commercially available vitamin E preparations having the formulations shown in Table 11 were prepared. These solutions were diluted with purified water or a commercially available drink to a concentration of 0.01% as vitamin E, respectively, and subjected to a sensory test.
Four skilled panelists spit out about 20 ml of each diluted solution in their mouths for about 5 seconds, and evaluated the taste and aroma in the following four stages. A: Does not affect the flavor of the product. ○: There is little effect on the flavor of the product. Δ: Affects the flavor of the product. X: It affects the flavor of the product and is not suitable for drinks.
The results are shown in Tables 9, 10 and 11.
[0028]
[Table 9]

[0029]
[Table 10]

[0030]
[Table 11]

Claims

5-30% by weight of a fat-soluble substance, 5-30% by weight of an emulsifier, 30-85% by weight of a polyhydric alcohol and water were stirred and mixed at 60-80 ° C. with a mixer, and then a high-pressure homogenizer was used. A fat-soluble substance aqueous solution substantially free of fats and oils, characterized by being obtained by treating at 60 to 80 ° C. and 500 to 2000 kg / cm ² ,
The fat-soluble substance is vitamins and / or fat-soluble drugs,
The vitamins are one or more selected from vitamins A, E and K, or derivatives thereof;
The fat-soluble drug is teprenone or coenzyme Q10,
The emulsifier is decaglyceryl stearate and / or lysolecithin,
The blending ratio of the emulsifier to the fat-soluble substance is 0.5 to 1.5.
Fat-soluble substance aqueous solution.

10-20% by weight of fat-soluble substance, 5-20% by weight of emulsifier, 45-80% by weight of polyhydric alcohol and water were stirred and mixed at 60-80 ° C. with a mixer, and then a high-pressure homogenizer was used. The aqueous solution of a fat-soluble substance according to claim 1, which is treated at 60 to 80 ° C and 500 to 2000 kg / cm ² .

The fat-soluble substance aqueous solution according to claim 1 or 2, wherein the polyhydric alcohol is at least one of glycerin, sorbitol and maltitol.

Fat-soluble substance aqueous liquid preparation according to one of claims 1 to claim 3 treatment with high-pressure homogenizer is 750~1800kg / cm ^2.

When a fat-soluble substance aqueous solution is diluted with 0.75% tartaric acid and sodium tartrate buffer, the transmittance at a wavelength of 640 nm of the diluted solution having a fat-soluble drug and / or vitamin concentration of 0.01% is 90%. It is the above, The fat-soluble substance aqueous solution of one of Claims 1 thru | or 4 characterized by the above-mentioned.

6. The fat-soluble substance aqueous solution according to claim 5, wherein a transmittance at a wavelength of 640 nm after heat-treating the diluted solution at 90 ° C. is 90% or more.

A liquid, syrup or drink comprising the fat-soluble substance aqueous liquid of claim 1 to 4 and having a transmittance of 90% or more when measured at a wavelength of 640 nm.

A beverage comprising the fat-soluble substance aqueous liquid preparation according to any one of claims 1 to 4 and having a transmittance of 90% or more when measured at a wavelength of 640 nm.