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JP3879523B2 - マイクロコンピュータ - Google Patents

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JP3879523B2
JP3879523B2 JP2002024057A JP2002024057A JP3879523B2 JP 3879523 B2 JP3879523 B2 JP 3879523B2 JP 2002024057 A JP2002024057 A JP 2002024057A JP 2002024057 A JP2002024057 A JP 2002024057A JP 3879523 B2 JP3879523 B2 JP 3879523B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロコンピュータに関し、特にマイクロコンピュータでの消費電力を低減するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子制御装置に搭載されるマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)においては、周辺回路に供給するクロック信号や制御対象をオン/オフ制御するための制御信号等として、任意の周期及びデューティ比のパルス信号を繰り返し出力するようにプログラムが設定されることが多々ある。
【0003】
そして、例えば車両に搭載される電子制御装置では、バッテリへの充電が行われないエンジン停止時に、マイコンが上記のパルス信号を繰り返し出力しなければならない場合がある。
このため、マイコンにおいては、より少ない消費電力(消費電流)で任意の周期及びデューティ比のパルス信号を出力可能にしたいという要望がある。
【0004】
そこで、本発明者は、本発明に至る前に下記の[従来例1]〜[従来例3]の構成及び方法を考えた。
[従来例1]
まず、図5(A)に示す従来例1のマイコン101は、プログラムに従い動作するCPU(即ち、命令解読部や演算部等からなる中央演算装置)103及びI/Oポート105に加えて、CPU103を間欠的に動作させるための制御を行う間欠動作制御部107を備えている。
【0005】
そして、このマイコン101においては、CPU103が、所定の動作停止命令を実行して、自分の動作(即ち、マイコンの本来の動作であるプログラム実行動作)を停止する共に、間欠動作制御部107へ動作要求を出すと、間欠動作制御部107が、事前にCPU103によってセットされているタイマ時間の計時を開始して、そのタイマ時間が経過すると、CPU103を停止状態から動作状態へと起床させる。
【0006】
よって、このマイコン101では、CPU103が、動作しなくても良い状態になったと判断すると、上記動作停止命令を実行して、自分の動作を停止すると共に間欠動作制御部107へ動作要求を出力する、といった具合にプログラムを設定すれば、CPU103は、図5(B)の上段に示すように、動作を停止してから間欠動作制御部107で計時されるタイマ時間(図5(B)における「間欠動作の間隔」)が経過すると動作を再開し、動作しなくても良い状態であると判断すると再び動作を停止する、といった具合に、動作と非動作(動作停止)とを繰り返す間欠動作を行うこととなる。
【0007】
そこで、このマイコン101において、出力端子(出力ポート)Pから、ある周期及びデューティ比のパルス信号を低消費電力で繰り返し出力する際には、図5(B)に示すように、上記の間欠動作機能を利用して、CPU103を間欠動作させると共に、CPU103が、動作を再開する毎に出力端子Pの出力レベルを反転させるようにすれば良い。
【0008】
つまり、図5(B)に示すように、CPU103が間欠動作している場合の該CPU103の一時動作時間をTaとし、上記タイマ時間によって決まるCPU103の非動作時間(図5(B)における「間欠動作の間隔」)をTbとすると、出力端子Pの出力レベルは「Ta+Tb」毎に反転することとなるため、TbをソフトウェアによってTb1とTb2とに交互に変えることにより、周期Tが「2×Ta+Tb1+Tb2」で、デューティ比Dが「100×(Ta+Tb1)/T」パーセントのパルス信号が出力端子Pから出力されることとなる。
【0009】
尚、図5(B)は、出力端子Pからのパルス信号の出力開始レベル(最初の出力レベル)がハイレベル(Hi)であると共に、出力端子Pの出力レベルが「Ta+Tb1」の期間にハイレベルとなる場合を例示している。
そして、この従来例1のマイコン101によれば、マイコンの構成要素の中でも特に消費電力が大きいCPU103を、常時動作させるのではなく、間欠的に動作させることとなるため、その分、マイコンでの消費電力を小さく抑えることができ、延いては、当該マイコン101が搭載される電子制御装置での消費電力を抑えることができる。尚、このマイコン101において、CPU103が継続して動作する場合には、CPU103がプログラムに従って出力端子Pの出力レベルを制御する。
【0010】
[従来例2]
次に、図6(A)は、従来例2のマイコン201を表す構成図である。尚、図6(A)において、図5(A)のマイコン101と同じものについては、同一の符号を付しているため、詳細な説明は省略する。
【0011】
図6(A)に示すように、従来例2のマイコン201は、従来例1のマイコン101に対して、CPU103の動作停止中に出力端子Pの出力レベルを反転させるための出力変更機能部203を追加して備えている。
そして、この出力変更機能部203は、CPU103からの計時開始指令を受けると、該CPU103によって事前にセットされている待ち時間の計時を開始して、その待ち時間が経過した時に出力端子Pの出力レベルを反転させる。
【0012】
そこで、このマイコン201において、出力端子Pから、ある周期及びデューティ比のパルス信号を低消費電力で繰り返し出力する際には、図6(B)に示すように、前述の間欠動作機能を利用して、CPU103を間欠動作させると共に、CPU103が、動作を再開する毎に、出力端子Pの出力レベルを一方のレベル(この例ではハイレベル)にし、更に動作を停止する直前毎に、出力変更機能部203へ、当該CPU103の動作停止中に出力端子Pの出力レベルを反転させるための待ち時間Twのセットと計時開始指令とを行うようにすれば良い。
【0013】
つまり、このようにすれば、図6(B)に示すように、CPU103が間欠動作している場合の該CPU103の一時動作時間をTaとし、CPU103の非動作時間(図6(B)における「間欠動作の間隔」)をTbとすると、周期Tが「Ta+Tb」で、デューティ比Dが「100×(Ta+Tw)/T」パーセントのパルス信号が出力端子Pから出力されることとなる。尚、出力変更機能部203への計時開始指令は、CPU103が動作を再開する時毎に行っても良く、この場合には、出力変更機能部203に計時させる待ち時間を、図6(B)におけるTwよりもTaだけ長い時間に設定すれば良い。
【0014】
そして、このマイコン201によっても、CPU103を間欠的に動作させることとなるため、消費電力を小さく抑えることができる。尚、このマイコン201においても、CPU103が継続して動作する場合には、CPU103がプログラムに従って出力端子Pの出力レベルを制御する。
【0015】
[従来例3]
次に、図7(A)は、従来例3のマイコン301を表す構成図である。尚、図7(A)において、図5(A)のマイコン101と同じものについては、同一の符号を付しているため、詳細な説明は省略する。
【0016】
図7(A)に示すように、従来例3のマイコン301は、従来例1のマイコン101と比較すると、間欠動作制御部107に代えて、周波数制御部303を備えている。そして、周波数制御部303は、CPU103により指示された周波数のクロックを生成して、そのクロックをCPU103の動作クロックとして出力する。つまり、このマイコン301は、CPU103の動作速度を変えることができるものである。
【0017】
そして、このマイコン301において、出力端子Pから、ある周期及びデューティ比のパルス信号を低消費電力で繰り返し出力する際には、図7(B)に示すように、CPU103が、周波数制御部303から出力される動作クロックの周波数を通常動作時の周波数(例えば数十MHz)よりも低い周波数(例えば数MHz)に設定して、低速で動作することにより消費電力低減状態となり、その状態で出力端子Pの出力レベルを制御すれば良い。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、まず、上記従来例3のマイコン301では、CPU103が常時動作することとなるため、大幅な消費電力の低減は困難である。
また、上記従来例1,2のマイコン101,201では、CPU103の動作が停止する時間を設けることができるため、従来例3のマイコン301よりも有利であるが、出力端子Pから出力するパルス信号の1周期中にCPU103を少なくとも1回は起床させる必要があるため、消費電力を一層低減するのには限度がある。
【0019】
尚、従来例1のマイコン101では、パルス信号の1周期当たりにCPU103を2回起床させる必要があるのに対して、従来例2のマイコン201によれば、パルス信号の1周期当たりにCPU103を1回起床させるだけで良いため、有利である。しかし、その従来例2のマイコン201でも、パルス信号の1周期毎にCPU103を1回起床させる必要があるため、パルス信号の周期が短い場合には、効果が薄れてくる。
【0020】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、任意の周期及びデューティ比のパルス信号を、より少ない消費電力で出力可能なマイコンを提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のマイコン(マイクロコンピュータ)は、プログラムに従い動作するCPUと、CPUを動作させるためのメインクロック(即ち、CPUの動作クロック)を生成するメインクロック生成手段とを備えている。そして、このマイコンでは、CPUが動作状態と停止状態とを遷移させることができるようになっている。また、CPUの動作停止中にはメインクロック生成手段の動作も停止する。
【0022】
そして更に、このマイコンは、CPUが動作を停止している際に任意の信号を出力できるようにするための手段として、メインクロック生成手段とは別に設けられ、上記メインクロックよりも周波数が低いサブクロックを常時生成するサブクロック生成手段と、そのサブクロックを受けて動作する任意信号出力手段とを備えている。そして、その任意信号出力手段は、CPUからの出力開始指令を受けると、該CPUからの出力停止指令を受けるまでの間、CPUにより設定された周期及びデューティ比のパルス信号を、CPUが動作を停止していても、当該マイコンの特定の出力端子から出力する。
【0023】
よって、このマイコンによれば、CPUの動作を停止させた状態で、任意の周期及びデューティ比のパルス信号を当該マイコンの出力端子から繰り返し出力することができ、延いては、任意の周期及びデューティ比のパルス信号を、より少ない消費電力で出力することができるようになる。つまり、CPUが、自らの動作を停止する前に、上記特定の出力端子から出力したいパルス信号の周期及びデューティ比を任意信号出力手段に設定しておくと共に、該任意信号出力手段に出力開始指令を出力すれば、その後は、当該CPUが動作を停止していても、低速のサブクロックで動作する任意信号出力手段により、CPUによって設定された周期及びデューティ比のパルス信号が上記特定の出力端子から繰り返し出力されるからである。
【0024】
また、このマイコンによれば、CPUが動作している場合でも、任意信号出力手段により所望の周期及びデューティ比のパルス信号を上記特定の出力端子から出力させることができるため、CPUの動作時における処理負荷を低減することもできる。つまり、ソフトウェアによるパルス信号の出力制御が不要となるからである。
【0025】
に、請求項に記載のマイコンは、上記低速のサブクロックを受けて動作すると共に、CPUを間欠的に動作させるための制御を行う間欠動作制御手段を備えている。
そして、このマイコンでは、「CPUが、動作を停止する際に間欠動作制御手段へ動作要求を出力し、間欠動作制御手段が、CPUからの動作要求を受けると、メインクロック生成手段の動作を停止させると共に、事前に設定されている設定時間の計時を開始し、その設定時間の経過後に、メインクロック生成手段の動作を再開させCPUを停止状態から動作状態へと起床させるためのRUN信号を出力して該CPUを起床させる」という動作が行われることにより、図3の上段に示すようなCPUの間欠動作が実施される。更に、RUN信号は、間欠動作制御手段が次にメインクロック生成手段の動作を停止させるまで継続して出力されるようになっている。尚、図3において「間欠動作の間隔(間欠時間)」と記している期間は、CPUが停止状態となっている期間であり、当該マイコンの実質的な動作であるプログラムの実行動作が停止されている期間である。
【0026】
このような請求項のマイコンによれば、CPUの動作停止中には、該CPUの動作クロックである高周波数のメインクロックを生成するメインクロック生成手段の動作も停止することとなるため、任意の周期及びデューティ比のパルス信号を、より一層少ない消費電力で出力することができる。
【0027】
ところで、請求項のマイコンにおいて、間欠動作制御手段が計時する上記設定時間は、固定値であっても良いが、請求項に記載のように、CPUによって(換言すればプログラムによって)設定されるように構成すれば、高い汎用性が得られ非常に有利である。
【0028】
次に、請求項に記載のマイコンでは、請求項1,2のマイコンにおいて、任意信号出力手段は、CPUからの出力開始指令を受けてパルス信号の出力動作を開始する時の該パルス信号の最初の出力レベル(即ち、パルス信号の出力開始レベルであり、逆に言えば、パルス信号を出力していない時の出力端子のレベル)が、CPUによって(換言すればプログラムによって)設定されるように構成されている。
【0029】
このような請求項のマイコンによれば、パルス信号の出力開始レベルをハイレベルとローレベルとの何れかに任意に設定できるようになり、汎用性を高めることができる。
また、請求項に記載のマイコンでは、請求項1〜のマイコンにおいて、任意信号出力手段がパルス信号を出力させる出力端子は、CPUによって(換言すればプログラムによって)、当該マイコンの複数の端子のうちの何れかに設定されるようになっている。そして、このマイコンによれば、パルス信号の出力端子を複数の端子の中から任意に選択することができるため、便利である。例えば、当該マイコンが搭載されるプリント配線基板のパターン設計時において、上記パルス信号の配線パターンの経路を容易に変えることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施形態のシングルチップマイコンについて、図面を用いて説明する。
まず図1は、本実施形態のマイコン1の構成を表すブロック図である。
【0031】
図1に示すように、本実施形態のマイコン1は、基本的な構成要素として、プログラムに従い動作するCPU3と、プログラムや固定データが予め格納されるROM5と、CPU3による演算結果を一時記憶するためのRAM6と、当該マイコン1の端子を介して外部との信号の入出力を行うためのI/Oポート7とを備えている。
【0032】
そして更に、マイコン1は、当該マイコン1の外部に設けられる発振素子8と協同してCPU3の動作クロックであるメインクロック(本実施形態では数MHz〜数十MHz)を生成するメイン発振回路9及び該メイン発振回路9を制御する発振制御部11からなるメインクロック発生部13と、上記発振制御部11と協同して、CPU3を間欠的に動作(間欠動作)させるための制御を行う間欠動作制御部15と、CPU3からの出力開始指令を受けると、CPU3からの出力停止指令を受けるまでの間、CPU3により設定された周期及びデューティ比のパルス信号を、CPU3の動作状態に拘わらず、上記I/Oポート7を介して当該マイコン1の出力端子から出力する任意信号出力制御部17と、当該マイコン1の外部に設けられる発振素子18と協同して上記メインクロックよりも周波数が低いサブクロック(本実施形態では数十KHz)を生成するサブ発振回路19とを備えている。
【0033】
そして、本実施形態のマイコン1において、上記発振制御部11と、間欠動作制御部15と、任意信号出力制御部17との各々は、サブ発振回路19で常時生成されるサブクロックを受けて動作する。
尚、本実施形態では、メイン発振回路9が、メインクロック生成手段に相当し、発振制御部11と間欠動作制御部15とが、間欠動作制御手段に相当し、任意信号出力制御部17が、任意信号出力手段に相当している。また、サブ発振回路19が、サブクロック生成手段に相当している。
【0034】
ここで、CPU3は、前述した従来例1のCPU103と同様に、特定の動作停止命令を実行することによって自己の動作を停止することができるようになっている。そして、CPU3は、自ら動作を停止する時に(つまり、上記動作停止命令の実行時に)、間欠動作制御部15へ動作要求を出力するようになっている。また、CPU3は、所定の命令を実行することによって、上記任意信号出力制御部17へ出力開始指令と出力停止指令との各々を出力するようになっている。
【0035】
一方、間欠動作制御部15は、計時すべきタイマ時間(設定時間に相当)がCPU3によってセットされる(書き込まれる)レジスタ15aを備えている。
そして、間欠動作制御部15は、通常時には、メインクロック発生部13の発振制御部11に動作指示を与えて、該発振制御部11にメイン発振回路9を動作させているが、CPU3からの上記動作要求を受けると(即ち、CPU3が動作を停止すると)、発振制御部11に停止指示を出力して、該発振制御部11にメイン発振回路9の動作を停止させると共に、CPU3により事前に上記レジスタ15aへセットされているタイマ時間の計時を開始し、そのタイマ時間が経過すると、発振制御部11に再び動作指示を出力して、該発振制御部11にメイン発振回路9の動作を再開させる。
【0036】
また、メインクロック発生部13の発振制御部11は、上記間欠動作制御部15からの動作指示と停止指示とに応じて、メイン発振回路9の動作と非動作とを切り替えるが、特に、間欠動作制御部15からの動作指示を受けてメイン発振回路9の動作を開始させた際には、その時点からメインクロックの周波数が安定すると見なされる所定の発振安定待ち時間が経過した時に、CPU3へ、該CPU3を停止状態から動作状態へと起床させるためのRUN信号を出力する。
【0037】
尚、上記発振安定待ち時間は、メインクロックの周波数が確実に安定してからCPU3を起床させるために設けられており、サブクロックの数に基づいて計時される。そして、発振制御部11は、上記発振安定待ち時間がCPU3によってセットされる(書き込まれる)レジスタ11aを備えている。また、本実施形態において、発振制御部11は、上記RUN信号を、間欠動作制御部15から次に停止指示を受けるまで(つまり、CPU3の動作が停止してメイン発振回路9の動作を次に停止させる時まで)継続して出力するようになっている。
【0038】
このような発振制御部11及び間欠動作制御部15を備えたマイコン1では、CPU3が、間欠動作制御部15のレジスタ15aへ事前にタイマ時間をセットしておくと共に、実行すべき処理がなくて動作を停止しても良いと判断すると、上記動作停止命令を実行して、自己の動作を停止すると共に間欠動作制御部15へ動作要求を出力する、といった具合にプログラムを設定すれば、図3及び図4の上段に示すようなCPU3の間欠動作(動作と非動作とを繰り返す動作)が実現されることとなる。
【0039】
即ち、CPU3が、動作を停止しても良いと判断して、自らの動作を停止すると共に間欠動作制御部15へ動作要求を出力すると、間欠動作制御部15が、発振制御部11に停止指示を出力してメイン発振回路9の動作を停止させると共に、レジスタ15aにセットされているタイマ時間(設定時間)の計時を開始し、そのタイマ時間が経過すると、発振制御部11に再び動作指示を出力してメイン発振回路9の動作を再開させることとなる。そして、その時点から、前述の発振安定待ち時間が経過すると、発振制御部11からCPU3へRUN信号が出力されて、CPU3が停止状態から動作状態へと起床することとなり、以後は、こうした動作が繰り返されることとにより、CPU3の間欠動作が実施される。
【0040】
次に、任意信号出力制御部17について説明する。
図2に示すように、任意信号出力制御部17は、出力すべきパルス信号の周期がCPU3によって書き込まれる記憶部17aと、出力すべきパルス信号のデューティ比がCPU3によって書き込まれる記憶部17bと、パルス信号の出力開始レベルがCPU3によって書き込まれる記憶部17cと、マイコン1の複数の出力端子P1〜Pnの内でパルス信号を出力すべき出力端子(以下、パルス信号出力対象端子という)を示す出力端子情報が、CPU3によって書き込まれる記憶部17dとを備えている。
【0041】
そして、図4の下段に示すように、任意信号出力制御部17は、CPU3からの出力開始指令を受けるまでは、記憶部17dに書き込まれている出力端子情報に該当するパルス信号出力対象端子(ここでは、P1〜Pnの内のP1であるものとする)の出力レベルを、記憶部17cに書き込まれている出力開始レベルとは反対のレベル(ここでは、ローレベルであるものとする)にし、CPU3からの出力開始指令を受けると、パルス信号出力対象端子P1からのパルス信号の出力を開始する。
【0042】
ここで、この例では、記憶部17cに書き込まれている出力開始レベルがハイレベルであるため、任意信号出力制御部17は、CPU3からの出力開始指令を受けると、パルス信号出力対象端子P1のレベルをローレベルからハイレベルにし、以後は、CPU3からの出力停止指令を受けるまでの間、パルス信号出力対象端子P1から、記憶部17a,17bの各々に書き込まれている周期及びデューティ比のパルス信号を繰り返し出力する。そして、任意信号出力制御部17は、CPU3からの出力停止指令を受けると、パルス信号出力対象端子P1のレベルを保持する。また、任意信号出力制御部17は、出力停止指令を受けた場合に、パルス信号出力対象端子P1のレベルを、CPU3から指定されたレベルで止めることもできる。
【0043】
尚、パルス信号の1周期中におけるハイレベル時間Thは、記憶部17aに書き込まれている周期をTとし、記憶部17bに書き込まれているデューティ比をD[%]とすると、「T×D/100」となる。
以上のような本実施形態のマイコン1によれば、図4に例示するように、CPU3の動作を停止させた状態で、任意の周期及びデューティ比のパルス信号をパルス信号出力対象端子から繰り返し出力することができ、延いては、任意の周期及びデューティ比のパルス信号を、より少ない消費電力で出力することができる。
【0044】
具体的には、図4のように、CPU3が、間欠動作制御部15に動作要求を出力して自らの動作を停止する前に、パルス信号出力対象端子P1から出力したいパルス信号の周期Tとデューティ比Dと出力開始レベルとを任意信号出力制御部17の記憶部17a〜17cに書き込んでおくと共に、その任意信号出力制御部17に出力開始指令を出力すれば(即ち、出力開始指令用の命令を実行すれば)、その後は、CPU3が動作を停止していても、任意信号出力制御部17により、CPU3によって設定された周期T及びデューティ比Dのパルス信号がパルス信号出力対象端子P1から繰り返し出力されるからである。尚、パルス信号の出力を停止したい場合には、CPU3が動作している際に、出力停止指令用の命令を実行して、任意信号出力制御部17へ出力停止指令を出力すれば良い。
【0045】
そして、このような本実施形態のマイコン1によれば、例えば、周辺回路へのクロック信号や、制御対象をオン/オフ制御するための制御信号等を、非常に少ない消費電力で出力することができるようになる。
しかも、本実施形態のマイコン1によれば、CPU3の動作停止中には、CPU3の動作クロックであるメインクロックも停止することとなるため、任意の周期及びデューティ比のパルス信号を、より一層少ない消費電力で出力することができる。
【0046】
また、このマイコン1によれば、CPU3が動作している場合でも、任意信号出力制御部17により所望の周期及びデューティ比のパルス信号をパルス信号出力対象端子から出力させることができるため、CPU3の動作時における処理負荷を低減することもできる。ソフトウェアによるパルス信号の出力制御が不要となるからである。
【0047】
そして更に、本実施形態のマイコン1によれば、プログラムにより、パルス信号の出力開始レベルをハイレベルとローレベルとの何れかに任意に設定でき、また、パルス信号出力対象端子も複数の端子の中から任意に選択することができるため、非常に高い汎用性が得られる。
【0048】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、間欠動作制御部15が計時するタイマ時間は、CPU3によってセットされる(プログラマブルである)のではなく、固定値であっても良い。但し、そのタイマ時間を任意に設定できる上記実施形態の構成を採用した方が、汎用性が高く有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のマイコンの構成を表すブロック図である。
【図2】 実施形態のマイコン内の任意信号出力制御部を説明するブロック図である。
【図3】 実施形態のマイコンにおけるCPUの間欠動作を表すタイムチャートである。
【図4】 実施形態のマイコンの作用を表すタイムチャートである。
【図5】 従来例1を説明する説明図である。
【図6】 従来例2を説明する説明図である。
【図7】 従来例3を説明する説明図である。
【符号の説明】
1……マイコン(マイクロコンピュータ) 3…CPU 5…ROM
6…RAM 7…I/Oポート 8,18…発振素子
9…メイン発振回路 11…発振制御部 13…メインクロック発生部
15…間欠動作制御部 11a,15a…レジスタ
17…任意信号出力制御部 19…サブ発振回路 P1〜Pn…出力端子

Claims (4)

  1. プログラムに従い動作するCPUと、
    該CPUを動作させるためのメインクロックを生成するメインクロック生成手段と、
    を備え、前記CPUが動作状態と停止状態とを遷移させることが可能であると共に、前記CPUの動作停止中には前記メインクロック生成手段の動作も停止するマイクロコンピュータであって、
    前記メインクロック生成手段とは別に設けられ、前記メインクロックよりも周波数が低いサブクロックを常時生成するサブクロック生成手段と、
    前記サブクロックを受けて動作し、前記CPUからの出力開始指令を受けると、該CPUからの出力停止指令を受けるまでの間、前記CPUにより設定された周期及びデューティ比のパルス信号を、前記CPUが動作を停止していても、当該マイクロコンピュータの特定の出力端子から出力する任意信号出力手段と
    記サブクロックを受けて動作し、前記CPUを間欠的に動作させるための制御を行う間欠動作制御手段を備え、
    前記CPUが、動作を停止する際に前記間欠動作制御手段へ動作要求を出力し、前記間欠動作制御手段が、前記動作要求を受けると、前記メインクロック生成手段の動作を停止させると共に、事前に設定されている設定時間の計時を開始し、その設定時間の経過後に、前記メインクロック生成手段の動作を再開させ前記CPUを停止状態から動作状態へと起床させるためのRUN信号を出力して該CPUを起床させることにより、前記CPUの間欠動作が実施されるようになっており、
    更に、前記RUN信号は、前記間欠動作制御手段が次に前記メインクロック生成手段の動作を停止させるまで継続して出力されるようになっていること、
    を特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. 請求項に記載のマイクロコンピュータにおいて、
    前記間欠動作制御手段は、
    前記設定時間が前記CPUによって設定されるように構成されていること、
    を特徴とするマイクロコンピュータ。
  3. 請求項1又は請求項に記載のマイクロコンピュータにおいて、
    前記任意信号出力手段は、
    前記CPUからの出力開始指令を受けて前記パルス信号の出力動作を開始する時の該パルス信号の最初の出力レベルが、前記CPUによって設定されるように構成されていること、
    を特徴とするマイクロコンピュータ。
  4. 請求項1ないし請求項の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、
    前記任意信号出力手段が前記パルス信号を出力させる出力端子は、前記CPUによって、当該マイクロコンピュータの複数の端子のうちの何れかに設定されること、
    を特徴とするマイクロコンピュータ。
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