JP3879454B2 - 液晶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の基板間に液晶を挟持した液晶の配向を制御することによって、文字、数字、図形などの各種の像を表示する液晶装置、特に、タッチパネルなどの入力パネルを備えた液晶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、パームトップ・コンピュータ等の小型情報電子機器の普及に伴い、液晶パネルに透明な入力部としてのタッチパネルを重ねあわせることにより構成された入力操作可能な液晶装置が広く使用されるようになっている。
【0003】
この液晶装置においては、タッチパネルの入力領域と液晶パネルの表示領域とはほぼ同じ大きさを有し、これらが平面的に重ね合わさった構造となっている。液晶装置においては、透明なタッチパネルを通して液晶パネルによって表示される画像を視認できるように構成されており、例えば液晶パネルに表示されたモードを入力器具(ペン形状或いは尖った先端を有する棒)などで選択することができる。また、タッチパネルと液晶パネルとの間には入力用シートが配置される。この入力用シートには、アイコンや手書き文字認識領域を識別するための枠が印刷されており、入力器具などを用いてアイコンの選択や手書き文字の入力を行うことができる。入力器具による選択及び入力は、タッチパネルの表面を入力器具などで押圧することによって、その押圧部位の位置情報が入力されることにより行われる。
【0004】
また、タッチパネルは、一対のフィルム基板、あるいは、フィルム基板とガラス基板とを有しており、液晶装置の軽量化を実現する場合には、一対のフィルム基板を用いることが望ましい。一対のフィルム基板からタッチパネルが構成される場合には、タッチパネルは変形しやすいため、液晶パネルとタッチパネルとを重ね合わせることにより液晶パネルがタッチパネルを支持する形状となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の液晶装置においては、入力用シートに対応する領域のように液晶パネルによる表示が必要ない領域にも液晶パネルが配置されるため、液晶パネルは、実際に液晶表示を行うために必要な大きさ以上の装置形状となってしまう。従って、液晶パネルの製造工程時において、一対の母基板から複数の液晶パネルを製造する多面取りを採用する場合、液晶パネルの取り分が少なくなってしまい、製造効率が悪いという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、このような問題に鑑みてなされたものであり、液晶パネルと一対のフィルム基板を有するタッチパネルとを備えた液晶装置において、液晶パネルを小型化することができる液晶装置の構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため、本発明は以下のような構成を採用している。
【0008】
本発明の液晶装置は、表示用第1基板と、前記表示用第1基板に対向して配置された表示用第2基板と、前記表示用第1基板および前記表示用第2基板によって挟持された液晶とを備えた液晶パネルと、前記液晶パネル上に配置され、入力用第1基板と、前記入力用第1基板に対向して配置された入力用第2基板とを備えた入力パネルと、前記入力パネルを支持する支持部材とを有し、前記表示用第1基板、前記表示用第2基板及び前記入力パネルは、ほぼ矩形状を有し、前記入力用第1基板は前記表示用第2基板と対向しない前記表示用第1基板の面上に配置され、前記入力パネルは前記表示用第1基板および前記表示用第2基板から突出した第1張出し部を有し、前記表示用第1基板は前記表示用第2基板の一端部から突出した第2張出し部を有し、前記第1張出し部は、前記第2張出し部から突出しており、前記支持部材は前記第1張出し部下に配置されていることを特徴とする
【0009】
本発明のこのような構成によれば、入力パネルが、第1基板、第2基板及び液晶層からなる液晶パネルよりも大きい構造を有する液晶装置において、入力パネルと液晶パネルとを重ね合わせたときに液晶パネルから突出する入力パネルの第1張出し部を支持する支持部が設けられているので、第1張出し部に対応する領域の入力パネルは支持部によりその変形が防止され、入力操作を良好に行うことができる。従って、従来のようにほぼ同じ大きさの液晶パネルと入力パネルとを重ね合わせた構造の液晶装置においては、液晶パネルにより入力パネルを支持して変形を防止していたが、本発明では液晶パネルと支持部とにより入力パネルを支持するため、従来と比較して、液晶パネルを小型化することができる。
【0010】
また、前記表示用第1基板、前記表示用第2基板及び前記入力パネルは、ほぼ矩形状を有し、前記表示用第1基板は前記表示用第2基板の一端部から突出した第2張出し部を有し、前記第1張出し部は、前記第2張出し部から突出していることを特徴とする。このような構成によれば、第1張出し部と第2張出し部それぞれの張出し方向を同じ方向とすることにより、支持部と同じ側に第2張出し部が位置する構造となる。これにより、第2張出し部と第1張出し部それぞれの張出し方向を異なる方向にした場合と比較して、液晶装置をより小型化することが可能となる。従って、携帯機器として主に用いられる小型情報機器にこのような構造の液晶装置を用いることにより、携帯性の良い携帯機器を得ることができる。また、液晶装置の小型化が可能となることにより、小型情報機器自体の設計範囲の自由度を広くすることができる。
【0011】
また、前記入力用第2基板の前記入力用第1基板と対向しない面上に配置されたシートを具備することを特徴とする。このような構成によれば、従来のように液晶パネルと入力パネルとの間に例えば入力用のシートを配置する場合と比較して、表示を行うために用いられる光の利用効率が良い。従来においては、シートを配置するため液晶パネルと入力パネルとの間にはシート分の間隙が設けられていたため、液晶装置を通過する光はこの間隙分ロスしていた。これに対し、シートを入力パネルの第1面に配置する場合では、液晶パネルと入力用パネルとの間に間隙を設ける必要がないので、光のロスがなくなり、光の利用効率がよくなり、液晶パネルによる表示をより明るくすることができる。
【0012】
また、前記シートは、前記第1張出し部と重なりあって配置されていることを特徴とする。このような構成によれば、シートに、予め入力補助手段、例えばアイコンや手書き文字入力領域を規定する枠などが印刷されている場合、用シートに対応する領域には液晶パネルによる表示が特に必要がないため、液晶パネルが配置されない第1張出し部にシートを配置することにより、液晶パネルによる表示領域画面を有効に用いることができる。
【0013】
また、前記入力パネルの面内における前記シートが配置される領域と前記シートが配置されない領域との境界付近を非入力領域とすることを特徴とする。このような構成によれば、シートが貼り付けられる領域と貼り付けられない領域との境界部付近における入力操作時の誤入力の発生を防止することができる。すなわち、入力パネルの入力面である第1面にシートが貼り付けられるため、シートが貼り付けられる領域と貼り付けられない領域との境界で、入力パネルの第1面に入力用シートの厚み分の段差が生じ、この段差部分で誤入力が生じてしまうことがあるが、この段差部分付近を入力操作が不可能な非入力領域とすることにより誤入力の発生を防止することができる。
【0014】
また、前記入力用第1基板と前記入力用第2基板との間に配置された第1スペーサを具備し、前記第1スペーサは前記入力パネルの面内における前記シートが配置される領域と前記シートが配置されない領域との境界付近に配置されていることを特徴とする。このような構成によれば、入力用シートが貼り付けられる領域と貼り付けられない領域との境界部付近における入力操作時の誤入力の発生を防止することができる。すなわち、入力パネルの入力面である第1面に用シートが貼り付けられるため、用シートが貼り付けられる領域と貼り付けられない領域との境界で、入力パネルの第1面にシートの厚み分の段差が生じ、この段差部分で誤入力が生じてしまうことがあるが、この段差部分付近に対応して第1スペーサを配置することにより、第1スペーサが配置される領域で入力操作が不可能となり、誤入力の発生を防止することができる。
【0015】
また、前記入力用第1基板と前記入力用第2基板との間に配置された第2スペーサを具備し、前記第2スペーサは前記入力パネルの面内における前記境界付近以外の領域に配置されていることを特徴とする。このような構成によれば、入力パネルの入力が可能な入力領域における一対のフィルム基板間の間隙を面内均一に第2スペーサにより保持することができる。更に、第1スペーサと第2スペーサとを同一製造工程で製造することにより、別々に第1スペーサと第2スペーサとを製造する必要がなく、製造効率が良い。尚、入力領域に配置される第2スペーサは、例えば直径0.3mmの円柱状のスペーサを、隣り合うスペーサとの間隔が2.7〜3.0mmとなるように配置することにより、一対の入力用基板それぞれに形成される電極同士の接触を妨げることなく、かつ一対の入力用基板の間隙を均一に保持することができる。
【0016】
また、前記入力用第1基板と前記入力用第2基板との間に配置された前記第1スペーサの密度は、前記入力用第1基板と前記入力用第2基板との間に配置された前記第2スペーサの密度よりも高いことを特徴とする。このような構成によれば、シートが貼り付けられる領域と貼り付けられない領域との境界部付近における入力操作時の誤入力の発生を複数の第1スペーサを設けることにより防止することができ、更に入力パネルの入力が可能な入力領域における一対のフィルム基板間の間隙を面内均一に第2スペーサにより保持することができる。すなわち、入力パネルの入力面である第1面にシートが貼り付けられるため、シートが貼り付けられる領域と貼り付けられない領域との境界で、入力パネルの第1面にシートの厚み分の段差が生じ、この段差部分で誤入力が生じてしまうことがあるが、この段差部分付近に対応して複数の第1スペーサを配置することにより、第1スペーサが配置される領域で一対のフィルム基板それぞれに形成された電極同士が接触することがなく入力操作が不可能となり、誤入力の発生を防止することができる。ここで、入力操作が不可能となるためには、例えば、直径0.3mmの円柱状の第1スペーサを形成する場合には、隣り合うスペーサとの間隔が1.0mm以下、望ましくは0.7mm以下となるように形成すればよく、入力パネルの第1面から入力操作を行っても一対のフィルム基板それぞれに形成される電極同士が接触しなければよい。尚、入力領域に配置される第2スペーサは、例えば直径0.3mmの円柱状のスペーサを、隣り合うスペーサとの間隔が2.7〜3.0mmとなるように配置することにより、一対の入力用基板それぞれに形成される電極同士の接触を妨げることなく、かつ一対の入力用基板の間隙を均一に保持することができる。
【0017】
また、前記入力用第1基板上および前記入力用第2基板上にそれぞれ配置された電極を有し、前記入力用第1基板および前記入力用第2基板のうち少なくとも一方は、前記入力パネルの面内における前記シートが配置される領域と前記シートが配置されない領域との境界付近に前記電極が配置されてないことを特徴とする。このような構成によれば、シートが貼り付けられる領域と貼り付けられない領域との境界部付近における入力操作時の誤入力の発生を防止することができる。すなわち、入力パネルの入力面である第1面にシートが貼り付けられるため、シートが貼り付けられる領域と貼り付けられない領域との境界で入力パネルの第1面に入力用シートの厚み分の段差が生じ、この段差部分で誤入力が生じてしまうことがあるが、この段差部分付近に対応した領域の一対の入力用基板のうち少なくとも一方の入力用基板に電極を形成しない構造とすることにより、入力操作が不可能となり、誤入力の発生を防止することができる。
【0018】
また、前記支持部材は、前記液晶パネルおよび前記入力パネルのうち少なくとも一方を駆動するための電源を搭載した電源収容器であることを特徴とする。このような構成によれば、支持部材が電池などの電源を収容する電源収容器を兼ねるので、支持部と電源収容器とを別に設ける場合と比較して液晶装置を小型化することが可能となる。
【0019】
また、前記支持部材は、前記液晶パネルを収容する容器の一部であることを特徴とする。このように液晶パネルを収容する容器に支持部材を設ける構造とすることもできる。
【0020】
また、前記表示用第1基板上に配置された偏光板を具備し、前記偏光板は、前記表示用第1基板から突出して前記第1張出し部に沿って延在した第1延在部を有し、該第1延在部は前記支持部材と前記入力用第1基板との間に配置されてなることを特徴とする。このような構成によれば、第1張出し部に対応してシートが貼り付けられる構造の場合、シートに対応する入力領域での入力操作に誤入力が生じない。液晶パネルとシートの一部とが重なり合う液晶装置構造の場合、従来のように、偏光板を液晶パネルに対応した領域のみに配置し、液晶パネルと入力パネルとの間にシートを配置すると、シート面内で、偏光板とシートとが重なり合う領域とシートのみの領域とが存在することになり、シートが配置される領域内で段差が生じてしまい、用シートに対して入力操作を行う際に、誤入力が生じる場合がある。これに対し、本発明においては、偏光板を第1張出し部まで延在させることにより、シートが配置される領域内で段差が生じることがなく、誤入力の発生を防止することができる。
【0021】
また、前記偏光板は、前記第1延在部が更に延在し前記第1張出し部から突出した第2延在部と、前記第1基板及び前記入力パネルから突出し前記第2延在部と反対方向に延びている第3延在部とを有し、前記支持部材は、前記第2延在部及び前記第3延在部を支持することを特徴とする。このような構成によれば、偏光板は、支持部及び液晶パネルに支持されるのに加えて、支持部材により向かい合う端部が支持されるので、偏光板はほぼ確実に平坦に配置されることとなる。従って、この平坦性の良好な偏光板上に入力パネルが配置されることにより、入力パネルの入力が可能な入力領域全面において入力操作が安定かつ良好となる。
【0022】
また、前記表示用第2基板は前記表示用第1基板よりも可撓性を有することを特徴とする。このような構成によれば、表示用第2基板は表示用第1基板の撓みに追随して容易に撓むことができる。従って、入力パネルに押圧操作が加えられたとき、その押圧操作によって表示用第1基板が局所的に撓む際に、表示用第2基板は表示用第1基板の撓みに追従して撓み、液晶パネルのセルギャップの局所的な変化が抑制される。
【0023】
また、前記表示用第1基板は材質がガラスもしくは硬質プラスチックであり、前記表示用第2基板は材質が軟質プラスチックであることを特徴とする。このように、表示用第1基板の材質としてガラスもしくは硬質プラスチック、表示用第2基板の材質として軟質プラスチックを用いることができる。これにより、表示用第2基板は表示用第1基板よりも可撓性を有し、表示用第2基板は表示用第1基板の撓みに追随して容易に撓むことができる。従って、入力パネルに押圧操作が加えられたとき、その押圧操作によって表示用第1基板が局所的に撓む際に、表示用第2基板は表示用第1基板の撓みに追従して撓み、液晶パネルのセルギャップの局所的な変化が抑制される。また、入力パネル側に位置する表示用第1基板がガラスもしくは硬質プラスチックであることにより、入力パネルに加えられた押圧操作による圧力を表示用第1基板がある程度受け止めることができ、表示用第1基板の撓みをある程度抑制し、液晶パネルのセルギャップが局所的な変化を抑制される。
【0024】
また、前記表示用第1基板は前記表示用第2基板と材質が同一であり、前記表示用第1基板は前記表示用第2基板よりも厚いことを特徴とする。このように、厚みを異ならせてもよい。これにより表示用第2基板は表示用第1基板よりも可撓性を有し、表示用第2基板は表示用第1基板の撓みに追随して容易に撓むことができる。従って、入力パネルに押圧操作が加えられたとき、その押圧操作によって表示用第1基板が局所的に撓む際に、表示用第2基板は表示用第1基板の撓みに追従して撓み、液晶パネルのセルギャップの局所的な変化が抑制される。
【0025】
また、前記表示用第1基板は材質がガラスもしくは硬質プラスチックであることを特徴とする。このような構成によれば、入力パネル側に位置する表示用第1基板がガラスもしくは硬質プラスチックであることにより、入力パネルに加えられた押圧操作による圧力を表示用第1基板がある程度受け止めることができ、表示用第1基板の撓みをある程度抑制し、液晶パネルのセルギャップが局所的な変化を抑制される。
【0026】
また、前記入力用第1基板および前記入力用第2基板は、材質がプラスチックであることを特徴とする。このように、本発明は、可撓性の高い入力パネルに適用することができ、安定した入力操作を行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第一実施形態)
以下、図1〜図5を用いて、本発明の第一実施形態である液晶装置について説明する。
【0028】
図1は第一実施形態における液晶装置が搭載された小型情報電子機器である。図2は液晶装置の概略斜視図であり、ここでは後述するシートとしての入力用シートの図示を省略している。図3は液晶装置の概略断面図である。図4は液晶装置における液晶表示領域とタッチパネルの入力領域及び非入力領域との位置関係を説明するための概略平面図である。
【0029】
図1において、小型情報電子機器101は液晶装置1を搭載しており、液晶装置1の一部を構成する液晶パネルにより表示が行われる液晶表示領域106と、図面上この表示部106の下部に位置する入力用シート37が配置された第1入力領域237とを有している。詳細については後述するが、液晶装置1は矩形状の液晶パネルと矩形状の入力パネルとしてのタッチパネルとが平面的に重なり合う構造を有しており、タッチパネルが液晶パネルよりも大きく、タッチパネルは液晶パネルの一端部から突き出した形状となっている。
【0030】
液晶表示領域106及び第1入力領域237にはタッチパネルが配置されており、液晶表示領域106に対応する領域も、第1入力領域237と同様に入力操作可能な第2入力領域337として機能する。
【0031】
タッチパネルは、液晶パネル側に位置する第2面とこれと対向する第1面とを有しており、第1面の第1入力領域237に相当する位置には入力用シート37が貼られている。入力用シート37にはアイコン138及び手書き文字認識領域137を識別するための枠が印刷されており、第1入力領域237においては、アイコン138の選択や文字認識部137での文字入力を、入力用シート37を介してタッチパネルの第1面を指やペンなどの入力手段で荷重をかけることにより行い、データ入力などを実施することができる。一方、第2入力領域337においては、液晶パネルの像を観察することができるほか、後述する液晶パネルに例えばモードを表示させ、この表示されるモードの選択をタッチパネルの第1面を指やペンで荷重をかけることによってデータ入力などを実施することができる。
【0032】
次に、液晶装置1の構造について図2〜図4を用いて説明する。
【0033】
図2及び図3に示すように、液晶装置1は、文字、数字などの可視像を表示するための液晶パネル2と、液晶パネル2を挟むように配置された一対の第1偏光板6a及び第2偏光板6bと、第2偏光板6bと隣り合って配置された光反射板7と、入力手段としての入力器具3を接触させることによってデータを入力するための入力パネルとしてのタッチパネル4と、光反射板7を支持する凹部34bを有する矩形状の容器としての支持材34と、支持材34に接着固定され、タッチパネル4の一部を支持する支持部材35とを有する。尚、光反射板7は、第2偏光板6bと一体に構成することも可能である。また、第1偏光板6a及び第2偏光板6bそれぞれは約0.8mmの厚みを有し、第1偏光板6aの偏光軸と第2偏光板6bの偏光軸とは、可視像を表示するのに必要となる偏光透過性を得るために互いに所定の角度差を有する方向を向く。
【0034】
タッチパネル4、第1偏光板6a、液晶パネル2、第2偏光板6b及び光反射板7の各要素は、互いに重なり合うもの同士が粘着剤や粘着剤によって固着される。前述したように、タッチパネル4の第2入力領域に相当する領域は、液晶パネル2に対して、液晶パネル2の像を観察する領域であって、しかもタッチパネル4に対する入力操作を行う領域でもある。また、タッチパネル4の第1入力領域237に相当する領域では、液晶パネル2とタッチパネル4とが重なり合う部分が部分的に存在しているが、本実施形態においては、第1入力領域237では液晶パネル2の像は観察できない構造となっており、第1入力領域237ではタッチパネル4に対する入力操作のみが行われる。
【0035】
液晶パネル2は、相互に対向する矩形状の第1面123aと第2面122aとを有する表示用第1基板としての第1基板22a及び矩形状の第1面122bと第2面123bとを有する表示用第2基板としての第2基板22bと、これら基板同士を接着する基板周縁部に沿って配置されたシール剤3と、第1基板22aと第2基板22bとの間隙を保持する液晶パネル用スペーサ43と、第1基板22aと第2基板22bとシール剤3とにより区画形成された空間内に挟持された液晶層44とを有する。第1基板22a及び第2基板22bは、互いの第1面123a及び第1面122bとが対向するように配置されている。シール剤3は液晶注入口23a部分が途切れた開曲線状を有しており、この液晶注入口23aから液晶を注入することにより液晶層44が形成され、液晶注入口23aは封止剤により封止されている。また、第1基板22aと第2基板22bとは、液晶パネル用スペーサ43によって例えば5μmの間隙で保持されている。
【0036】
第1基板22aは、第1基板素材24aと、該第1基板素材24aの液晶層側表面、すなわち第2基板22bに対向する第1面123aに形成された複数のストライプ状の第1電極26aと、この第1電極26aを覆って形成された配向膜(図示せず)とを有する。更に、第1基板22aは、第2基板22bの一端部より突出した第2張出し部300を有し、第2張出し部300の第1面123a上には、液晶層を駆動するために第1電極26aおよび後述する第2電極26bに対して信号を供給する表示駆動回路を内蔵したICチップ36が実装されている。第2張出し部300の第1面123a上には、第1電極26aが第2張出し部300まで延在してなる第1配線と、この第1配線とほぼ平行に形成され、第2基板22b上の第2電極26bとシール材3の内部に分散した導通材を介して電気的に接続された第2配線とが配置されており、これら第1配線及び第2配線は、ICチップ36に電気的に接続されている。更に、第2張出し部300の第1面123a上には、ICチップ36に電気的に接続され、外部回路から入力される電源などをICチップ36に対して供給するための外部回路との接続端子33が配置されている。尚、実際には基板上には極めて狭い間隔で電極及び端子などが形成されているが、図においては、構造を理解しやすく示すために、これら電極及び端子を実際の間隔よりも広い間隔となるように模式的に図示している。
【0037】
第2基板22bは、第2基板素材24bと、第2基板素材24bの液晶層側表面、すなわち第1基板22aに対向する第1面122bに第1電極26aと交差して形成された複数のストライプ状の第2電極26bと、この第2電極26bを覆って形成された配向膜(図示せず)とを有する。液晶パネル2においては、第1電極26a及び第2電極26bとがドットマトリクス状に交差する複数の領域が、可視像を表示するための画素を構成する。そして、それら複数の画素の集まりによって区画形成される領域が文字などの可視像を表示するための液晶表示領域となる。
【0038】
第1電極26a及び第2電極26bは、例えばITOなどの透明導電材料によって形成される。これら電極の厚さは通常1000nm程度である。また、配向膜は例えばポリイミド系樹脂によって形成され、膜厚は通常800nm程度である。
【0039】
本実施形態において、第1基板22aを構成する第1素材基板24aは、硬質の材料、具体的には、比較的厚い(例えば0.7mm以上の厚さを有する)ガラスや硬質プラスチックなどによって形成される。一方、第2基板22bを構成する第2基板素材24bは、可撓性材料、具体的には、比較的薄い(例えば0.5mm以下の厚さを有する)硬質プラスチック、軟質プラスチック、比較的薄い(例えば0.5mm以下の厚さを有する)ガラスなどによって形成される。
【0040】
液晶装置1においては、外光がタッチパネル4及び液晶パネル2を通過して光反射板7で反射し、この反射した光が液晶パネル2の液晶層44を通過して外部の観察者によって観察される。また、接続端子33に電気的に接続するICチップ36によって第1電極26aまたは第2電極26bのいずれか一方に対してドットマトリクスの行ライン毎に走査電圧が印加され、さらに他方の電極に対して表示画像に基づいたデータ電圧が印加される。光反射板7で反射した光であって両電圧の印加によって選択された各画素部分を通過する光は、液晶44への電圧印加状態に応じて変調されるので、これにより第1基板22aの外側から文字、数字などの可視像を見るこが出来るようになる。
【0041】
タッチパネル4は、第1面108aと第2面108bとを有しており、タッチパネル4の第1面108a上には入力用シート37が貼り付けられ、タッチパネル4の第2面108b側には、液晶パネル2の第1基板22aの第2面122aが位置するように配置されている。タッチパネル4は、液晶パネル2の一端部から突出した第1張出し部301を有しており、この第1張出し部301の突出方向は、液晶パネル2を構成する第1基板22aの第2張出し部300の突出方向と同じである。
【0042】
タッチパネル4は、一対の入力用第1基板としての第1フィルム基板8b及び入力用第2基板としての第2フィルム基板8aを備えている。第1フィルム基板8bと第2フィルム基板8aとは、これら基板の周縁部に沿って配置されたシール材9によって貼りあわされている。
【0043】
第2フィルム基板8aは、板状の透明樹脂材料などからなる第2フィルム基板素材11aと、この第2フィルム基板素材11aの内側表面の上、すなわち第1フィルム基板8bに対向する表面の上に、液晶パネル2の液晶表示領域106に対応する範囲及び入力用シート37に対応する範囲を覆うように形成された平板状の面電極12aと、この面電極12aのY方向両端に形成された一対の低抵抗電極13とからなる。一方、第1フィルム基板8bは、板状の透明樹脂材料などからなる第1フィルム基板素材11bと、この第1フィルム基板素材11bの内側表面の上、すなわち第2フィルム基板8aに対向する表面の上に、液晶パネル2の液晶表示領域に対応する範囲及び入力用シート37に対応する範囲を覆うように形成された平板状の面電極12bと、この面電極12bのX方向両端に形成された一対の低抵抗電極14とからなる。第2フィルム基板8a上に形成された低抵抗電極13は、導通材17を介して第1フィルム基板8b上に形成された補助電極18に導電接続され、さらにその補助電極18を介して端子部16に導電接続される。
【0044】
シール材9によって貼りあわされた第2フィルム基板8aと第1フィルム基板8bとの間隙には、第2フィルム基板上に配置された第1スペーサ41及び第2スペーサ42が配置されている。第1スペーサ41及び第2スペーサ42は、シール材9を形成する際に同時に形成することができる。第2フィルム基板8a及び第1フィルム基板8bとの間には屈折率調整用の液体21が封入されている。
【0045】
ここで、図4を用いて、液晶装置における液晶表示領域とタッチパネルの入力領域及び非入力領域との位置関係を説明する。図4において、タッチパネルが配置されている領域104は実線で図示され、液晶パネル2が配置される領域106は一点鎖線で図示されている。平面的に観察したときのタッチパネルが配置される領域104、すなわち入力パネルの面内は、入力用シート37が貼り付けられ、入力用シート37を介してタッチパネルに対して入力器具によって入力操作可能な第1入力領域136(右上がりの斜線でうめられた領域)と、液晶表示領域であってタッチパネルに対して入力器具によって入力操作可能な第2入力領域126(右下がりの斜線でうめられた領域)と、入力用シート37が配置される領域と入力用シート37が配置されない領域との境界付近に設けられた非入力領域116(右上がりの二重斜線でうめられた領域)とに区分けされる。非入力領域116は、入力操作が不可能な構造となっている。本実施形態においては、このように非入力領域116を設けることにより、入力用シート37が貼り付けられる領域と貼り付けられない領域との境界部付近における誤入力の発生を防止することができる。すなわち、本実施形態においては、タッチパネル4の入力面側に入力用シート37が貼り付けられるため、入力操作が行われるタッチパネルの入力面に入力用シート37の厚み分、段差が生じる箇所が存在し、この段差部分で誤入力が生じてしまうことがあるが、この段差部分付近を入力操作が不可能な非入力領域116とすることにより誤入力の発生を防止することができる。具体的には、本実施形態においては、図3に示すように、非入力領域116に相当するタッチパネル4の一対のフィルム基板8a及び8b間に第1スペーサ41を設けている。この第1スペーサ41が一対のフィルム基板8a及び8b間に存在することにより、非入力領域116にて入力器具などによって入力が行われようとしても、一対のフィルム基板それぞれに形成されている電極同士が接触しないため入力が不可能となっている。一方、第1入力領域136と第2入力領域126には、直径0.3mmの円柱状の第2スペーサ42が隣り合うスペーサと2.7〜3.0mmの間隔をあけて配置されている。タッチパネル4においては、第1入力領域136及び第2入力領域126は、第2スペーサ42によって一対のフィルム基板8a及び8bは一定の間隙に維持される。一対のフィルム基板8a及び8bとの間隙は、非入力操作時において0.5mmとなっている。
【0046】
第2フィルム基板素材11a及び第1フィルム基板素材11bは、共に、可撓性材料、例えばポリカーボネート(PC)、ポリアクリレート(PAr)、ポリエーテルサルフォン(PES)などからなるプラスチックフィルムによって刑しえされる。また、面電極12a及び12bは、例えばITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電材料によって形成され、その面内全域でほぼ均一な面抵抗を備えている。さらに、低抵抗電極13、低抵抗電極14、補助電極18及び端子部16は、例えば銀ペーストによって形成される。
【0047】
第2フィルム基板8aの内側表面に形成される面電極12a及び第1フィルム基板8bの内側表面に形成される面電極12bの両方の材料であるITOの屈折率n1は、通常1.7〜1.9の範囲にある。今、第2フィルム基板8aと第1フィルム基板8bとの間に空気層が存在する場合を考えると、空気の屈折率n0は1.0であるので、面電極12a及び12bと空気層との屈折率の差が大きいことから、両者の界面で光が大きく屈折し、その結果、液晶パネル2によって表示される像を第2フィルム基板8aの外側から見たときに、上記界面において光の反射が生じ、表示像が暗くなってしまうことが考えられる。
【0048】
本実施形態において、第2フィルム基板8aと第1フィルム基板8bとの間に封入する液体21としては、その屈折率nが1.0〜1.9の範囲内にあるものを選定すれば、面電極12a、12bの材料であるITOとの屈折率差が、空気層のITOに対する屈折率差よりも小さくなるので、液晶パネル2に表示される像を第2フィルム基板8aの外側から見たときの基板界面の反射を低減することができ、これにより像を明るく表示することができる。
【0049】
タッチパネル4においては、端子部16に入力制御回路(図示せず)が接続され、その入力制御回路によって、ある時点では、第1フィルム基板8bのX方向の両縁部に位置する低抵抗電極14、14の間に所定の電圧を印加し、第2フィルム基板8aのY方向の両縁部に位置する低抵抗電極13、13の間には入力制御回路内の電圧測定手段(電圧測定回路若しくは電圧測定素子、図示せず)が導電接続される。
【0050】
この時点においては、第1フィルム基板8bの面電極12bには、X方向に沿って直線的に電圧が変化する均一な電圧降下が発生し、X方向の位置座標位置が等しい部位同士はほぼ同じ電位となるように電圧分布が構成される。このとき、第1入力領域136及び第2入力領域126に対応する領域内において、第2フィルム基板8aのある部位が入力器具3の先端で押圧されると、第2フィルム基板8aの面電極12aと第1フィルム基板8bの面電極12bとが接触するため、第2フィルム基板8a上の面電極12aを通して、入力器具3によって押圧された上記の部位に対応する位置における面電極12bの電圧を入力制御回路によって測定することができる。この測定された電圧の値は、押圧された部位のX方向の位置座標と相関しているため、入力制御回路は入力器具3で押圧された部位のX方向の位置を検出できる。
【0051】
これに対して、他のある時点では、入力制御回路によって第2フィルム基板8a上のY方向の両縁部に位置する低抵抗電極13、13の間に所定の電圧が印加され、第1フィルム基板8bのY方向の両縁部に位置する低抵抗電極14、14には、上記の電圧測定手段が接続された状態となる。
【0052】
この時点においては、第2フィルム基板8aの面電極12aには、Y方向に沿って均一な電圧降下が発生し、直線的に電圧が変化する電圧分布が形成される。上記の入力制御回路は、入力器具3で押圧された部位に対応する位置における第2フィルム基板8aの面電極12aの電圧を、第1フィルム基板8bの面電極12bを通して検出することによって、上述したX方向に関する位置の場合と同様に、押圧部位のY方向の位置を検出できる。
【0053】
入力制御回路に対する上記2つの接続状態の切り替えを短時間のうちに繰り返すことによって、入力制御回路は、入力器具3によって押圧された部位のX方向の位置座標値及びY方向の位置座標値を検出することができる。
【0054】
矩形状の支持材34は、光反射板7の周縁部に当接して支持する矩形状の支持枠34aを有し、この支持枠34aの内側に設けられた凹部34b構造によって、液晶パネル2の背面側、言い換えれば第2基板22bの第2面123b側に間隙が確保されるようになっている。この間隙は、液晶パネル2の第2基板22bが背面側に変形することを許容する。
【0055】
支持枠34aは、液晶パネル2の液晶表示装置の外周側において液晶パネル2を第2偏光板6b及び光反射板7を介して間接的に支持している。具体的には、支持枠34aによる支持部位は、液晶パネル2におけるシール材23が設けられた領域に相当する平面位置に位置している。更に、支持枠34aは、第1張出し部301に対応する辺の枠幅が他の辺の枠幅よりも広い形状を有しており、第1張出し部301に対応する辺の枠部分には、支持部材35が配置されている。この支持部材35は、タッチパネル4の第1張出し部301と第1偏光板6aの第1延在部302を介して当接している。支持部材35は、液晶装置1として組み立てられたときに、液晶パネル2が存在しないタッチパネル4と支持材34との間の空間に配置されて、タッチパネル4を支持する。支持部材35は、図3におけるZ軸方向に沿って、ほぼ液晶パネル4と同じ厚みを有しており、液晶装置1としたときに、一対のフィルム基板からなるタッチパネル4が撓むことなく、タッチパネルをほぼ平坦に配置することができる。従って、液晶パネルが存在しない第1入力領域においても、入力器具によりタッチパネル4の表面を押圧しても、支持部材35によって支えられ、補強されているため、入力操作に支障をきたさない。
【0056】
本実施形態においては、入力用シート37をタッチパネル4の表面に配置しているが、一般的なタッチパネルを備えた液晶装置のように、入力用シート37を液晶パネル2とタッチパネル4との間に配置しても良い。
【0057】
また、第1偏光板6aは、その役割においては少なくとも液晶パネル2の液晶表示領域に対応する部分にのみ配置されれば良いが、本実施形態においては、第1偏光板6aは、液晶パネル2から突き出してタッチパネル4の第1張出し部301に沿って延在した第1延在部302を有している。本実施形態のように液晶パネル2と入力用シート37の一部とが重なり合う液晶装置構造においては、従来のように、偏光板を液晶パネルに対応した領域のみに配置し、液晶パネルとタッチパネルとの間に入力用シートを配置すると、入力用シート面内で、偏光板と入力用シートとが重なり合う領域と入力用シートのみの領域とが存在することになり、入力用シートが配置される領域内で段差が生じてしまい、入力用シートに対する入力の際に、誤入力が生じる場合がある。これに対し、本実施形態においては、第1偏光板6aを第1張出し部301まで延在させた第1延在部302を設けているので、入力用シート37が配置される領域内で段差が生じることがなく、誤入力の発生を防止することができる。
【0058】
また、本実施形態においては、第1偏光板6aは、液晶パネル2から突き出して、タッチパネル4の第1張出し部301まで延在させているが、第1偏光板6aを液晶パネル2から突出させずに液晶パネル2に対応した大きさとし、第1偏光板6aを延在させていた部分、言い換えればタッチパネル4と液晶パネル2との間の第1張出し部301に対応した部分に、第1偏光板6aとほぼ同じ厚みの基板を配置させても良い。しかし、この基板及び第1偏光板6aの組み立て時の位置合わせなどを考慮すると、本実施形態のように第1偏光板6aを延在させた1枚の基板のみを用いた方が製造工程上好ましい。また、基板及び第1偏光板6aが別の材質であると、基板と第1偏光板それぞれにおける面内厚さ分布のばらつきが異なって、液晶装置1として組み立てた場合にタッチパネルの平坦性が損なわれる場合があるため、本実施形態のように第1偏光板6aを延在させた1枚の基板のみを用いた方が好ましい。
【0059】
また、本実施形態においては、液晶パネル2の第2張出し部301の張出し方向とタッチパネル4の第1張出し部300の張出し方向とを同様の方向にしている。この第2張出し部301は第2入力領域に位置しており、第2張出し部301に対応する領域には支持部材35は配置されないが、第1基板22aは硬質の材料、例えば比較的厚い(例えば0.7mm以上の厚さを有する)ガラスで形成されているので、第1基板22aの第2張出し部301で一対のフィルム基板からなるタッチパネル4を十分支持することができ、タッチパネル4の撓みを防止して、液晶装置として組み立てた場合にタッチパネル4をほぼ平坦に配置することができる。更に、本実施形態においては、第2張出し部301は、ドライブIC36が実装された実装部になっており、タッチパネル4と支持材34との間に形成される空間内に実装部が位置する構造となっているので、液晶パネル2の第2張出し部301の張出し方向とタッチパネル4の第1張出し部300の張出し方向とを異なる方向にした構造にする場合と比較して、液晶装置をより小型化することが可能となる。従って、携帯機器として主に用いられる小型情報機器にこのような構造の液晶装置を用いることにより、携帯性の良い携帯機器を得ることができる。また、液晶装置の小型化が可能となることにより、携帯機器自体の設計範囲の自由度を広くすることができる。
【0060】
本実施形態では、タッチパネル4と液晶パネル2とは、それぞれ別個に独立して成立し得るように、共に2枚の基板を機能層(タッチパネルにおいては面電極12a、12bを含む位置検出要素、液晶パネルにおいては第1電極26a、第2電極26b及び液晶44)を挟んで貼りあわせた構造を備えている。従って、タッチパネル4と液晶パネル2とをそれぞれ別個に作成した後に、それらを相互に粘着剤、接着剤などによる貼り合わせその他の手段によって積層することによって、本実施形態の入力操作可能な液晶装置を製造することができる。これによって、良品のタッチパネル4と液晶パネル2とをそれぞれ選別した上で液晶装置を製造できることから、装置の製造効率を向上させることができるとともに、装置製造時の歩留まりを高めることができる。
【0061】
本実施形態においては、液晶パネル2が配置される第2入力領域に適宜の入力用画像、例えば複数の選択可能な領域を示した画像を表示させる。オペレータは、当該入力用画像における所望の画像部位、例えば上記選択可能な領域のうちの一つに対応するタッチパネル4の第2フィルム基板8aの表面部位を入力器具3によって押圧する。すると、タッチパネル4に接続された入力制御回路によって、その押圧された部位のX方向及びY方向の位置座標が読み取られ、これにより、入力用画像に表示された複数の選択可能な領域のうちいずれをオペレータが選択したのかが認識される。
【0062】
また、入力用シート37が配置される第1入力領域においては、オペレータは、入力用シート37に印刷されているアイコン138に対応するタッチパネル4の第2フィルム基板8aの表面部位を入力用シート37を介して入力器具3によって押圧する。すると、タッチパネル4に接続された入力制御回路によって、その押圧された部位のX方向及びY方向の位置座標が読み取られ、これにより、複数(本実施形態においては4つ)のアイコン138のうちいずれをオペレータが選択したのかが認識される。更に、第1入力領域においては、オペレータは、入力用シート37に印刷されている手書き文字認識領域137を識別するための枠内に、タッチパネル4の第2フィルム基板8aの表面部位を入力用シート37を介して入力器具3によって押圧しながら文字を描く。すると、タッチパネル4に接続された入力制御回路によって、その押圧された部位のX方向及びY方向の位置座標が読み取られ、これにより、手書き文字認識領域137に描かれた文字が認識される。
【0063】
(第二実施形態)
次に、第二実施形態における液晶装置について図5を用いて説明する。本実施形態においては、第一実施形態における液晶装置と同一の構造については同じ符号を付し、主に異なる構造についてのみ以下に説明する。
【0064】
第二実施形態では、矩形状の第1偏光板6aは、第1延在部302が更に延在し第1張出し部301から突出した第2延在部303と、第1基板22a及びタッチパネル4から突出した第2延在部303と反対方向に延びている第3延材部304とを有している。そして、これら第2延在部303及び第3延在部304を支持し、かつ液晶パネル2を収容するように支持材134が形成されている。このように、第一実施形態と比較して、第1偏光板6aは、支持部材35及び液晶パネル2に支持されるのに加えて、支持材134により向かい合う端部が支持されているので、第1偏光板6aはほぼ確実に平坦に配置されることとなる。従って、この平坦性の良好な第1偏光板6a上にタッチパネル4が配置されることにより、タッチパネル4の入力領域において入力操作が安定かつ良好となる。
【0065】
また、本実施形態においては、支持部材135は、第一実施形態における支持部材35と比較して、液晶パネルと前記入力パネルのうち少なくとも一方を駆動するための電源としての電池を搭載した電源収容器としての電池ボックスを兼ねている点で相違する。このように、支持部材135が電池ボックスを兼ねることにより、支持部と電源収容器とを別に設ける場合と比較して液晶装置をより小型化することが可能となる。尚、第一実施形態の支持部材35においても電池ボックスを兼ねる構造とすることもできることは言うまでもない。
【0066】
(第三実施形態)
次に、第三実施形態における液晶装置について図6を用いて説明する。第三実施形態における液晶装置は、第二実施形態と比較して、支持部の構造が異なり、他の構造については同じため、同じ構造については同じ符号を付し、異なる構造についてのみ以下に説明する。
【0067】
第一実施形態及び第二実施形態においては、それぞれ支持部材35として直方体状の板、支持部材135として直方体状の電池ボックスを用いているが、本実施形態においては、直方体状の板または電池ボックスを用いるかわりに、支持材234が第1突出部301を支持する支持部材235を有する形状となっている。本実施形態においては、矩形状の第1偏光板6aは、第1張出し部301側に位置する端部と対向する端部においてはタッチパネル4から突出するように延在された第3延在部304を有している。一方、第3延在部304と対向する端部、すなわち第1張出し部301側に位置する端部はタッチパネル4とほぼ面一となるように第1偏光板6aが配置される。支持材234は、第1偏光板6aの第3延在部304を支持し、第1延在部302をタッチパネル4と共に支持部材235により支持し、かつ液晶パネル2を収容する形状となっている。
【0068】
以上説明したように、本発明の液晶装置は、一対のフィルム基板を備えるタッチパネルが液晶パネルよりも大きく、タッチパネルと液晶パネルとを重ね合わせたときに液晶パネルから張出すタッチパネル部分(実施形態上の第1張出し部)を支持する支持部が設けられることにより、タッチパネルの変形を防止することができる。更に、第1張出し部に対応する領域のタッチパネル表面を入力器具などにより押圧した場合、支持部によりタッチパネルの必要以上の撓みが防止され、入力操作を良好に行うことができる。また、支持部を設けることにより、タッチパネルは、液晶パネル及び支持部によりタッチパネル面内においてほぼ平坦に配置されることとなり、タッチパネル面内で入力操作を良好に行うことができる。
【0069】
また、上述の本実施形態のように入力用シートを備えた液晶装置においては、入力用シートが配置される領域には液晶パネルによる表示が必要とされないため、液晶パネルの形状を入力用シートが配置される領域まで延在させる必要がない。従来では、入力用シートを備えた液晶装置において、ほぼ同じ大きさの液晶パネルとタッチパネルとが重ね合わされた構造を有していたので、液晶パネルによる表示が必要とされない領域まで液晶パネルが延在するように液晶パネルが配置されていた。従って、タッチパネルの大きさが同じ液晶装置を製造する場合、上述の実施形態における液晶パネルは、従来の液晶パネルよりも小さい形状につくることができる。従って、液晶パネルの製造工程で一対の母基板から複数の液晶パネルを製造する多面取りを採用した場合、上述の実施形態の液晶パネルの製造においては、同じ大きさの一対の母基板から従来と比較してより多くの液晶パネルを製造することができ、製造効率が良い。
【0070】
また、従来、入力用シートは第1偏光板と液晶パネルとの間に配置されていたため、入力用シートが配置されない領域では第1偏光板と液晶パネルとの間に入力用シート分の厚みの隙間を設ける必要があった。このため、外光が液晶装置に入射し、反射板により反射して液晶装置から出射する際に、入射時と出射時それぞれで上述の隙間を通過する分の光のロスが生じていた。これに対し、上述の上述の実施形態においては、入力用シートはタッチパネルの表面(第1面)に配置されるため、液晶装置として組み立てた時に、タッチパネルと第1偏光板とを隙間をあけることなく接着することができるので、光のロスがなくなるので、反射光を明るくすることができる。
【0071】
上述の実施形態においては、第1スペーサ41は、いずれも非入力領域に対応した一対のフィルム基板8a及び8b間を埋める直方体形状に形成しているが、入力領域に配置された第2スペーサ42と同じ径及び高さを有する円柱状のスペーサで、フィルム基板8a及びフィルム基板8bのそれぞれに形成された面電極同士が接触しないように、第2スペーサ42の面内分布密度よりも高い分布密度、例えば直径0.3mmの円柱状のスペーサを形成する場合には、隣り合うスペーサとの間隔が1.0mm以下、望ましくは0.7mm以下となるように非入力領域にスペーサを設けてもよい。あるいは、非入力領域に対応するフィルム基板8a及び8bの少なくともいずれか一方のフィルム基板上の非入力領域に対応する面電極を除去した構造とすることにより、フィルム基板8a及びフィルム基板8bのそれぞれに形成された面電極同士が接触しないようにしてもよい。
【0072】
また、上述の実施形態においては、液晶駆動用の表示駆動回路を内蔵したICチップを直接実装したCOG(Chip On Glass)方式を例にあげたが、FPC(Flexible Printed Circuit)等の導電接続部材を介して液晶駆動用の表示制御回路に接続するCOB(Chip On Board)方式やCOF(Chip On Flexible Printed Circuit)方式を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態にかかわる小型情報機器の外観を示す概略斜視図である。
【図2】 第一実施形態にかかわる液晶装置の構成を示す分解斜視図である。
【図3】 第一実施形態にかかわる液晶装置の断面図である。
【図4】 第一実施形態にかかわる液晶装置の液晶パネル、入力用シート、入力領域、非入力領域の位置関係を説明するための平面図である。
【図5】 第二実施形態にかかわる液晶装置の断面図である。
【図6】 第三実施形態にかかわる液晶装置の断面図である。
【符号の説明】
1、401、501・・・液晶装置
2・・・液晶パネル
4・・・タッチパネル
6a…第1偏光板
6b…第2偏光板
8a…第2フィルム基板
8b…第1フィルム基板
22a…第1基板
22b…第2基板
33…接続端子
44…液晶層
35、135、235…支持部材
37…入力用シート
41…第1スペーサ
42…第2スペーサ
108a、122b、123a…第1面
108b、122a、123b…第2面
116…非入力領域
34、134、234…支持材
300…第2張出し部
301…第1張出し部
302…第1延在部
303…第2延在部
304…第3延在部
Claims (16)
- 表示用第1基板と、前記表示用第1基板に対向して配置された表示用第2基板と、前記表示用第1基板および前記表示用第2基板によって挟持された液晶とを備えた液晶パネルと、
前記液晶パネル上に配置され、入力用第1基板と、前記入力用第1基板に対向して配置された入力用第2基板とを備えた入力パネルと、
前記入力パネルを支持する支持部材とを有し、
前記表示用第1基板、前記表示用第2基板及び前記入力パネルは、ほぼ矩形状を有し、
前記入力用第1基板は前記表示用第2基板と対向しない前記表示用第1基板の面上に配置され、
前記入力パネルは前記表示用第1基板および前記表示用第2基板から突出した第1張出し部を有し、
前記表示用第1基板は前記表示用第2基板の一端部から突出した第2張出し部を有し、
前記第1張出し部は、前記第2張出し部から突出しており、
前記支持部材は前記第1張出し部下に配置されていることを特徴とする液晶装置。 - 前記入力用第2基板の前記入力用第1基板と対向しない面上に配置されたシートを具備することを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
- 前記シートは、前記第1張出し部と重なりあって配置されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
- 前記入力パネルの面内における前記シートが配置される領域と前記シートが配置されない領域との境界付近を非入力領域とすることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液晶装置。
- 前記入力用第1基板と前記入力用第2基板との間に配置された第1スペーサを具備し、前記第1スペーサは前記入力パネルの面内における前記シートが配置される領域と前記シートが配置されない領域との境界付近に配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の液晶装置。
- 前記入力用第1基板と前記入力用第2基板との間に配置された第2スペーサを具備し、前記第2スペーサは前記入力パネルの面内における前記境界付近以外の領域に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の液晶装置。
- 前記入力用第1基板と前記入力用第2基板との間に配置された前記第1スペーサの密度は、前記入力用第1基板と前記入力用第2基板との間に配置された前記第2スペーサの密度よりも高いことを特徴とする請求項6に記載の液晶装置。
- 前記入力用第1基板上および前記入力用第2基板上にそれぞれ配置された電極を有し、
前記入力用第1基板および前記入力用第2基板のうち少なくとも一方は、前記入力パネルの面内における前記シートが配置される領域と前記シートが配置されない領域との境界付近に前記電極が配置されてないことを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の液晶装置。 - 前記支持部材は、前記液晶パネルおよび前記入力パネルのうち少なくとも一方を駆動するための電源を搭載した電源収容器であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の液晶装置。
- 前記支持部材は、前記液晶パネルを収容する容器の一部であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の液晶装置。
- 前記表示用第1基板上に配置された偏光板を具備し、
前記偏光板は、前記表示用第1基板から突出して前記第1張出し部に沿って延在した第1延在部を有し、該第1延在部は前記支持部材と前記入力用第1基板との間に配置されてなることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の液晶装置。 - 前記偏光板は、前記第1延在部が更に延在し前記第1張出し部から突出した第2延在部と、前記第1基板及び前記入力パネルから突出し
前記第2延在部と反対方向に延びている第3延在部とを有し、
前記支持部材は、前記第2延在部及び前記第3延在部を支持することを特徴とする請求項11に記載の液晶装置。 - 前記表示用第2基板は前記表示用第1基板よりも可撓性を有することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の液晶装置。
- 前記表示用第1基板は材質がガラスもしくは硬質プラスチックであり、前記表示用第2基板は材質が軟質プラスチックであることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の液晶装置。
- 前記表示用第1基板は前記表示用第2基板と材質が同一であり、前記表示用第1基板は前記表示用第2基板よりも厚いことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の液晶装置。
- 前記入力用第1基板および前記入力用第2基板は、材質がプラスチックであることを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の液晶装置。
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