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JP3876805B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

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JP3876805B2
JP3876805B2 JP2002281327A JP2002281327A JP3876805B2 JP 3876805 B2 JP3876805 B2 JP 3876805B2 JP 2002281327 A JP2002281327 A JP 2002281327A JP 2002281327 A JP2002281327 A JP 2002281327A JP 3876805 B2 JP3876805 B2 JP 3876805B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2002/14306Flow passage between manifold and chamber

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に印刷を行うための、インクジェットヘッドに関し、更に詳細には、インクに圧力を加える各インク圧力室にインクを供給するマニホールドを備えるインクジェットヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、種々のインクジェットヘッドが提案されており、例えば、下記特許文献1乃至特許文献3のインクジェットヘッドにおいては、マニホールドから供給されたインクをインク圧力室に貯留し、前記インク圧力室に隣接した圧電素子を駆動することにより、前記インクに圧力変動を与えて、ノズルからインクを記録媒体に向かって吐出させることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平9ー314832号公報(図5、第4頁)
【特許文献2】
特開平2000ー234170号公報(図3、第2頁及び第3頁)
【特許文献3】
特許2718010号公報(図1、第2頁及び第3頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、共通のインク室としてのマニホールドにインクを供給した際に、マニホールドの下流側に向かう圧力波と、その圧力波がマニホールドの下流側の終端部で衝突して反射する反射波とが重畳する箇所で、マニホールドからインク圧力室へのインクの供給が不十分になりやすく、ノズルからのインクの吐出が悪くなるいう問題があった。
この点、特許文献1のインクジェットヘッドには、共通液室の他端が大気開口となる連通路が形成されているが、マニホールド流路を閉ループ状に形成することにより、マニホールドの下流側の終端部で反射するインクの反射波を無くすものではない。また、特許文献2及び特許文献3のインクジェットヘッドは、マニホールドの下流側に終端部があって、終端部で反射するインクの反射波と終端部に向かう圧力波とが重畳して、マニホールドからインク圧力室へのインクの供給が不十分になりやすく、ノズルからのインクの吐出が悪くなるいう問題があった。
また、特許文献1乃至特許文献3のインクジェットヘッドにおいて、閉ループ状のマニホールド流路で囲まれる島部をマニホールド流路を遮らない連結部で支持する構成は記載されていない。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題を解決するべく、マニホールドの下流側に向かう圧力波に対するインクの反射波を無くして、ノズルからのインクの吐出を良好とする優れたインクジェットヘッドを提供することを目的する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る発明によれば、インクを吐出するノズルと、前記ノズルに連通するインク圧力室と、前記インク圧力室にインクを供給するマニホールドとを備えるインクジェットヘッドにおいて、前記マニホールドは、複数のプレートを積層することによって構成され、且つそのマニホールド流路が閉ループ状に形成されるとともに、その閉ループ状のマニホールド流路で囲まれる島部は、マニホールド流路を遮らない連結部で支持されているとともに、前記連結部は、複数のプレートのうちの一部のプレートに形成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載のインクジェットヘッドによれば、インクを流すマニホールド流路を閉ループ状に形成することにより、マニホールドの下流側の終端部で反射するインクの反射波が無くなるので、従来技術のように、マニホールドにインクを供給した際に、マニホールドの下流側に向かう圧力波と、下流側の終端部で反射するインクの反射波とが重畳する現象が生じないため、マニホールドからインク圧力室へのインクの供給が不十分になる現象が生じない。
【0008】
【0009】
請求項に記載のインクジェットヘッドによれば、マニホールドは、複数のプレートを積層して形成されるので、エッチング等により所定の大きさのマニホールドの一部を各プレートに容易に形成することができる。また、連結部は、複数のプレートのうちの一部のプレートに形成されているので、連結部を形成しないマニホールドプレートと、連結部を形成するマニホールドプレートとを積層して形成するマニホールドの場合、連結部を形成しないマニホールドプレートでもって、インク流路を確保する一方、連結部を形成するマニホールドプレートでもって、インク流路を閉ループ状に形成できる。それにより、インク流路を閉ループ状に形成するため、ハーフエッチング等の手間の要する工程が不要となる。
【0010】
請求項に係る発明によれば、請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記連結部は、複数のプレートのうちの少なくとも一部のプレートにおいて積層方向の一部に流路を形成するように形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項に記載のインクジェットヘッドによれば、マニホールドプレートは、複数のプレートを積層して形成されるので、エッチング等により、所定の大きさのマニホールドの一部を各プレートに容易に形成することができる。また、連結部は、例えばハーフエッチング等の工程でもって、複数のプレートのうちの少なくとも一部のプレートにおいて積層方向の一部に流路を形成するので、請求項2に記載した連結部を形成しないマニホールドプレートと、連結部を形成するマニホールドプレートとを積層して形成する工程が不要となる。
【0012】
請求項に係る発明によれば、請求項に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記連結部は、ハーフエッチングによって形成されていることを特徴とする。ハーフエッチングとは、プレートの一部を残すようにエッチングすることをいう。
【0013】
請求項に記載のインクジェットヘッドによれば、連結部がハーフエッチングにより形成されているので、請求項2に記載した連結部を形成しないマニホールドプレートと、連結部を形成するマニホールドプレートとを積層して形成する工程が不要となる。
【0014】
請求項に係る発明によれば、請求項乃至請求項のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、前記連結部は、複数のプレートに形成され、プレート毎に異なる位置に配置されていることを特徴とする。
【0015】
請求項に記載のインクジェットヘッドによれば、連結部は、複数のプレートに形成され、プレート毎に異なる位置に配置されているので、マニホールドをインクが流れる際に、マニホールドにおけるインク流路の流路抵抗は小さくなる。
【0015】
請求項5に記載のインクジェットヘッドよれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、インク供給源からインクを導入するインク導入口を有し、前記マニホールド流路は、前記各プレートの長手方向に延在し、この長手方向の両端部で前記インク導入口とそれぞれ連通していることを特徴とする。
請求項6に記載のインクジェットヘッドよれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、インク供給源からインクを導入するインク導入口と、前記インク導入口に連通するとともに前記マニホールドに形成されたインク導入部と、を有し、前記インク導入部の一端が前記マニホールド流路の長手方向の一端部とそれぞれ 連通していることを特徴とする。
請求項7に記載のインクジェットヘッドよれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、長手方向に分割されるとともに千鳥状に配列された複数の印字領域を有し、前記各印字領域に対応して前記マニホールド流路の複数がそれぞれ配設されており、前記各印字領域の隣接間では、前記各マニホールド流路の長手方向の一端部及びこれに連通するインク導入部が、互いに隣接する前記印字領域にそれぞれ対応した2つの前記マニホールド流路の端部として共有されていることを特徴とする。
請求項8に記載のインクジェットヘッドよれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、台形状の外形形状をした複数の印字領域と、前記各印字領域内で縦横に配設された多数のインク圧力室と、前記各印字領域にそれぞれ貼り付けられるとともに台形形状の外形形状をしたシート状の複数の圧電素子ユニットと、を有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るインクジェットヘッドにつき具体化した実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本実施の形態のインクジェットヘッド1を分解して示す斜視図である。図2は、本実施の形態のインクジェットヘッド1を構成する積層体の一部を拡大して示す分解斜視図である。図3は、本実施の形態のインクジェットヘッド1を構成する積層体の一部を拡大して示す断面図である。図4は、本実施の形態のインクジェットヘッド1のインク流路を説明するため概念的に示す拡大斜視図である。
図5は、本実施の形態のインクジェットヘッド1の積層した第一、第二、第三マニホールドプレート11、12、13を第三マニホールドプレート13側から見た平面図である。図6は、第一、第二、第三マニホールドプレート11、12、13を分解して示す拡大斜視図である。図7は、積層した第一、第二、第三マニホールドプレート11、12、13の一部を拡大して示す平面図である。
図8は、本実施の形態のインクジェットヘッド1のインク流路に形成されるフィルタ部を拡大して示す斜視図であって、(A)はフィルタ部14c、(B)はフィルタ部15e、(C)はフィルタ部16cを示す。図9は、本実施の形態のインクジェットヘッド1のインク流路に形成されるフィルタ部F1を拡大して示す平面図である。図10は、本実施の形態のインクジェットヘッド1のインク流路に形成されるフィルタ部F1の貫通部F2を拡大して示す平面図である。
【0017】
最初に、図1及び図2を参照して、ヘッド本体8について説明する。ヘッド本体8は、略長方形の金属板を9枚積層した9層構造になっている。具体的には、ヘッド本体8は、下層から、ノズルプレート9、カバープレート10、第一マニホールドプレート11、第二マニホールドプレート12、第三マニホールドプレート13、サプライプレート14、アパーチャプレート15、ベースプレート16及びキャビティプレート17の9枚の薄い金属板を積層した構造となっている。これら9枚の薄い金属板は、接着材により相互に張り付けられる。キャビティプレート17の上方には、図1に示す台形形状の4個の圧電素子ユニット18が接着材により張り付けられている。各圧電素子ユニット18には、4個のフレキシブルプリント基板19の先端部が固着される。尚、これらフレキシブルプリント基板19には、図示しない駆動用集積回路(駆動用IC)を搭載している。4個の圧電素子ユニット18(18a、18b、18c、18d)は、ヘッド本体8の長手方向を第1乃至第4の印字領域に分割して割り当てるためのものである。
【0018】
ノズルプレート9には、図2及び図3に示すように、微小径のインク噴出用のノズル9aが、多数個穿設されている。ノズル9aのピッチ間隔は、600(dpi)程度の印刷密度に対応する基本ピッチで形成されている。ノズルプレート9のノズル9aは、ノズルプレート9をエッチングすることにより安価且つ容易に形成される。
また、カバープレート10には、前記ノズル9aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔10aが多数穿設されている。カバープレート10の貫通孔10aはカバープレート10をエッチングすることにより安価且つ容易に形成される。
【0019】
また、第一マニホールドプレート11には、前記貫通孔10aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔11aが多数穿設されている。また、第一マニホールドプレート11には、インクを供給する第一マニホールド流路11bが第1乃至第4の印字領域毎に長手方向に4本形成されており、2本の第一マニホールド流路11bで囲まれるところには、第一島部11cが形成され、第一島部11cを支持する第一連結部11dが設けられている。第一マニホールドプレート11の貫通孔11a及びマニホールド流路11bは、第一マニホールドプレート11をフルエッチングすることにより、第一連結部11dはハーフエッチングにより、安価に形成される。ハーフエッチングとは、プレートの積層方向にプレートの一部を残すようにエッチングすることをいい、通常のエッチングに比べて、マスクする作業が複雑である。第一連結部11dはハーフエッチングに形成されるため、薄くなって第一連結部11d以外の厚さ方向の流路が確保される。
【0020】
また、第二マニホールドプレート12には、前記貫通孔11aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔12aが多数穿設されている。また、第二マニホールドプレート12における上記第二マニホールド流路11bと対応する位置には、第二マニホールド流路12bが形成されている。第二マニホールド流路12bは、第1乃至第4の印字領域毎に長手方向に4本形成されており、2本の第二マニホールド流路12bで囲まれるところには、第二島部12cが形成され、島部12cを支持する第二連結部12dが設けられている。第二マニホールドプレート12の貫通孔12a及びマニホールド流路12bは、第二マニホールドプレート12をフルエッチングすることにより、第二連結部12dはハーフエッチングにより、安価に形成される。第二連結部12dはハーフエッチングに形成されるため、薄くなって第二連結部12d以外の厚さ方向の流路が確保される。
【0021】
また、第三マニホールドプレート13には、前記貫通孔12aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔13aが多数穿設されている。また、第三マニホールドプレート13における上記マニホールド流路12bと対応する位置には、第三マニホールド流路13bが形成されている。第三マニホールド流路13bは、第1乃至第4の印字領域毎に長手方向に4本形成されており、2本のマニホールド流路13bで囲まれるところには、第三島部13cが形成され、第三島部13cを支持する第三連結部13dが設けられている。第三マニホールドプレート13の貫通孔13a及びマニホールド流路13bは、第三マニホールドプレート13をフルエッチングすることにより、第三連結部13dはハーフエッチングにより、安価に形成される。第三連結部13dはハーフエッチングに形成されるため、薄くなって第三連結部13d以外の厚さ方向の流路が確保される。
【0022】
第一、第二、第三マニホールドプレート11、12、13が積層されると、図5に示すように、第一マニホールド流路11b、第二マニホールド流路12b及び第三マニホールド流路13bから構成されるマニホールド流路MN2(マニホールド流路11b、12b、13bを総称していう)を形成するが、所定量のインクを確保するため、マニホールド流路MN2は、所定の深さ及び幅となるように形成される。閉ループ状のマニホールド流路MN2で囲まれる第一島部11c、第二島部12c及び第三島部13cは、同一の形状であって、所定の厚さの島部MN3となる。マニホールド流路MN2の両端部には、インクが導入されるマニホールド口MN1が形成される。
【0023】
第一連結部11d、第二連結部12d及び第三連結部13dからなる連結部MN4は、第一、第二、第三マニホールドプレート11、12、13において積層方向の一部に流路を形成するようにハーフエッチングにより形成され、図5及び図7に示すように、第一、第二、第三マニホールドプレート11、12、13毎に異なる位置に配置されている。このように第一連結部11d、第二連結部12d及び第三連結部13dの位置が、第一、第二、第三マニホールドプレート11、12、13毎にプレートの積層方向に異なるので、積層方向に同じ位置にある場合に比べて、マニホールドにおけるインク流路の流路抵抗は小さくなる。
【0024】
また、サプライプレート14には、前記貫通孔13aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔14aが多数穿設されている。また、サプライプレート14には、上記マニホールド流路13bと対応する位置に、貫通孔14bが形成されている。更に、サプライプレート14には、前記マニホールド口MN1と対応する位置に、フィルタ部14cが形成されている。サプライプレート14の貫通孔14a、貫通孔14b及びフィルタ部14cは、サプライプレート14をエッチングすることにより安価且つ容易に形成される。フィルタ部14cには、図8(A)に示すように、長手方向に延びる複数の長溝X1が所定間隔(L1=50ミクロン)毎に平行となるように形成されている。
【0025】
また、アパーチャプレート15には、貫通孔14aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔15aが多数穿設されている。また、アパーチャプレート15には、貫通孔14bに対応する位置に貫通孔15bが形成されている。このアパーチャプレート15の貫通孔15bは、流路抵抗を大きくするためのしぼり流路15cと連通し、しぼり流路15cの貫通孔15bの反対側には、貫通孔15dが形成されている。更に、アパーチャプレート15には、前記フィルタ部14cに対応する位置に、フィルタ部15eが形成されている。
アパーチャプレート15の貫通孔15a、貫通孔15b、しぼり流路15c、貫通孔15d及びフィルタ部15eは、アパーチャプレート15をエッチングすることにより安価且つ容易に形成される。フィルタ部15eには、図8(B)に示すように、長手方向に延びる複数の長溝X2が所定間隔(L1=50ミクロン)毎に平行となるように形成されている。
【0026】
また、ベースプレート16には、前記貫通孔15aに連通した微小径のインクの通路である貫通孔16aが複数形成されている。ベースプレート16には、しぼり流路15cからインクを供給するため、貫通孔15dと対応する位置に貫通孔16bが複数形成されている。更に、ベースプレート16には、前記フィルタ部15eに対応する位置に、フィルタ部16cが形成されている。ベースプレート16の貫通孔16a、貫通孔16b及びフィルタ部16cは、ベースプレート16をエッチングすることにより安価且つ容易に形成される。フィルタ部16cには、図8(C)に示すように、長手方向に延びる複数の長溝X3が所定間隔(L1=50ミクロン)毎に平行となるように形成されている。
【0027】
さらに、キャビティプレート17には、図4に示すように、ほぼ菱形のインク圧力室17aが縦横に多数配列され、インク圧力室17aの一方の鋭角部17a1は、インク圧力室17aにインクを供給するため、貫通孔16bと連設し、また、インク圧力室17aの他方の鋭角部17a2は、前記ノズル9aにインクを送り出すための、貫通孔16aと連設している。この場合、縦横に多数配置されるインク圧力室17aの鋭角部17a1、17a2を、隣接するインク圧力室17a間に入り込ませて配置するので、ほぼ菱形のインク圧力室17aを高密度に配列することができる。キャビティプレート17には、フィルタ孔16cに対応する位置に、インク供給源(図示せず)からインクを導入するインク導入口17bが形成されている(図1参照)。キャビティプレート17のインク圧力室17a及びインク導入口17bは、キャビティプレート17をエッチングすることにより安価且つ容易に形成される。
【0028】
キャビティプレート17の上方には、図1に示す台形形状の圧電素子ユニット18が接着材により張り付けられるが、圧電素子ユニット1は4枚の圧電シート(図示せず)が積層され、最上層に表面電極が形成され、4枚の圧電シートの内の第1層及び第2層間、第3層及び第4層間に内部電極が形成されている。そして、圧電素子ユニット18に設けられる複数の圧電素子単位構造18a(図2参照)は、インクの圧力室17aの形状と対応している。
【0029】
この場合、圧電素子単位構造18aの上面には、表面電極である駆動電極18bが形成されており、インク圧力室17aの形状に比べて少し小さくなっている。そして、フレキシブルプリント基板19から圧電素子単位構造18aの駆動電極18bに駆動信号を送出すると、1個の圧電素子単位構造18aは、1個のインク圧力室17aと対応することにより、インク圧力室17a内のインクに噴射圧力を与えることができる。
【0030】
次に、ヘッド本体8の前記フィルタ部16c、フィルタ部15e及びフィルタ部14cを相互に重ねることにより形成されるフィルタF1(図9参照)について説明する。フィルタ部16c、フィルタ部15e及びフィルタ部14cは、長手方向に延びる複数の長溝X1、X2、X3が各フィルタ部16c、15e、14c毎に異なる方向に延設されている。
この場合、長溝X1、X2、X3が各フィルタ部16c、15e、14c毎に相互に60度ずれるように重なることにより、長溝X1、X2、X3の重なる部分が、フィルタF1における異物を除去するための正三角形状の貫通部F2となる。この貫通部F2は、図10に示すように、正三角形となり、長溝X1、X2、X3のスリット幅が50ミクロンの場合、その正三角形の一辺L2は28.9ミクロンとなり、正三角形の貫通部F2内を通る異物の大きさ(正三角形の内径L3)は、16.7ミクロン以下となる。
【0031】
このような小さな正三角形の貫通部F2を、例えば一枚のプレートをエッチングまたはプレス加工により形成することは、精度の点で困難で安定性に欠けるという欠点があるが、長溝X1、X2、X3をサプライプレート14、アパーチャプレート15及びベースプレート16毎に相互に重ねることにより、フィルタF1における異物を除去するための貫通部F2を形成した。それにより、長溝X1、X2、X3をプレート14、15、16毎に相互に重ねる際の位置決めを高精度にする必要がなくなる。
【0032】
そして、ヘッド本体8においては、図1、図3及び図4に示すように、圧電素子単位構造18aの配設位置に対応して形成された複数のインク圧力室17aにインクを供給するべく、インク供給源よりインク導入口17b、16c、15e、14cを介して供給されたインクは、マニホールドMN、貫通孔14b、貫通孔15b、しぼり流路15c、貫通孔15d及び貫通孔16bを経て、インク圧力室17aに供給される。そして、圧電素子単位構造18aにフレキシブルプリント基板19を介して駆動電圧が印加されると、圧電素子単位構造18aが変形して、インク圧力室17a内のインクは、貫通孔16a、15a、14a、13a、12a、11a、10aを経て、ノズル9aから噴射され、そのインクでもって印刷媒体に印刷可能となる。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態による発明によれば、インクを吐出するノズル9aと、前記ノズル9aに連通するインク圧力室17aと、前記インク圧力室17aにインクを供給するマニホールドMNとを備えるインクジェットヘッド1において、前記マニホールドMNは、そのマニホールド流路MN2が閉ループ状に形成されるとともに、その閉ループ状のマニホールド流路MN2で囲まれる島部MN3は、マニホールド流路MN2を遮らない連結部MN4で支持されているので、インクを流すマニホールド流路MN2を閉ループ状に形成することにより、マニホールドMNの下流側の終端部で反射するインクの反射波が無くなる。
【0034】
また、本発明の実施の形態は上述した例に限らず、様々な形態に応用が可能である。例えば、マニホールドMNを、第一、第二、第三マニホールドプレート11、12、13を積層して形成する際に、第一、第二、第三マニホールドプレート11、12、13のうちの一部のプレート(例えば、第一、第三マニホールドプレート11、13)に連結部11d、13d及び第一島部11c、第三島部13cを形成し、他のプレートに連結部(例えば、第二マニホールドプレート12の第二連結部12d)を形成しないという構成を採用してもよい。
その場合、第二マニホールドプレート12の第二島部12cについては、別部材とし、第一及び第三マニホールドプレート11、13の間に挟み込むように積層して形成するので、連結部を形成しない第二マニホールドプレート12でもって、インク流路を確保する一方、積層される第一島部11c、第二島部12c及び第三島部13cでもって、インク流路を閉ループ状に形成できる。それにより、インク流路を閉ループ状に形成するため、ハーフエッチング等の手間の要する工程が不要となる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1に係るインクジェットヘッドによれば、インクを吐出するノズルと、前記ノズルに連通するインク圧力室と、前記インク圧力室にインクを供給するマニホールドとを備えるインクジェットヘッドにおいて、前記マニホールドは、そのマニホールド流路が閉ループ状に形成されるとともに、その閉ループ状のマニホールド流路で囲まれる島部は、マニホールド流路を遮らない連結部で支持されているので、インクを流すマニホールド流路を閉ループ状に形成することにより、マニホールドの下流側の終端部で反射するインクの反射波が無くなる。それにより、従来技術のように、マニホールドにインクを供給した際に、マニホールドの下流側に向かう圧力波と、下流側の終端部で反射するインクの反射波とが重畳する現象が生じないため、マニホールドからインク圧力室へのインクの供給が不十分になる現象が生じない。
【0036】
また、請求項に係るインクジェットヘッドによれば、マニホールドは、複数のプレートを積層することによって構成され、前記連結部は、複数のプレートのうちの一部のプレートに形成されているので、エッチング等により所定の大きさのマニホールドの一部を各プレートに容易に形成することができる。また、連結部は、複数のプレートのうちの一部のプレートに形成されているので、連結部を形成しないマニホールドプレートと、連結部を形成するマニホールドプレートとを積層して形成するマニホールドの場合、連結部を形成しないマニホールドプレートでもって、インク流路を確保する一方、連結部を形成するマニホールドプレートでもって、インク流路を閉ループ状に形成できる。それにより、インク流路を閉ループ状に形成するため、ハーフエッチング等の手間の要する工程が不要となる。
【0037】
また、請求項に係るインクジェットヘッドによれば、マニホールドは、複数のプレートを積層することによって構成され、前記連結部は、複数のプレートのうちの少なくとも一部のプレートにおいて積層方向の一部に流路を形成するように形成されているので、エッチング等により、所定の大きさのマニホールドの一部を各プレートに容易に形成することができる。また、連結部は、例えばハーフエッチング等の工程でもって、複数のプレートのうちの少なくとも一部のプレートにおいて積層方向の一部に流路を形成するので、請求項2に記載した連結部を形成しないマニホールドプレートと、連結部を形成するマニホールドプレートとを積層して形成する工程が不要となる。
【0038】
また、請求項に係るインクジェットヘッドによれば、連結部は、ハーフエッチングによって形成されているので、請求項2に記載した連結部を形成しないマニホールドプレートと、連結部を形成するマニホールドプレートとを積層して形成する工程が不要となる。
【0039】
請求項に係る発明によれば、連結部は、複数のプレートに形成され、プレート毎に異なる位置に配置されているので、マニホールドをインクが流れる際に、マニホールドにおけるインク流路の流路抵抗は小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態のインクジェットヘッドを分解して示す斜視図である。
【図2】 本実施の形態のインクジェットヘッドを構成する積層体の一部を拡大して示す分解斜視図である。
【図3】 本実施の形態のインクジェットヘッドを構成する積層体の一部を拡大して示す断面図である。
【図4】 本実施の形態のインクジェットヘッドのインク流路を説明するため概念的に示す拡大斜視図である。
【図5】 本実施の形態のインクジェットヘッドの積層した第一、第二、第三マニホールドプレートを第三マニホールドプレート側から見た平面図である。
【図6】 本実施の形態のインクジェットヘッドの第一、第二、第三マニホールドプレートを分解して示す拡大斜視図である。
【図7】 本実施の形態のインクジェットヘッドの積層した第一、第二、第三マニホールドプレートの一部を拡大して示す平面図である。
【図8】 本実施の形態のインクジェットヘッドのインク流路に形成されるフィルタ部を拡大して示す斜視図であって、(A)は、サプライプレートのフィルタ部、(B)は、アパーチャプレートのフィルタ部、(C)はベースプレートのフィルタ部である。
【図9】 本実施の形態のインクジェットヘッドのインク流路に形成されるフィルタ部を拡大して示す平面図である。
【図10】 本実施の形態のインクジェットヘッドのインク流路に形成されるフィルタ部の貫通部を拡大して示す平面図である。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド
9 ノズルプレート
10 カバープレート
11 第1マニホールドプレート
11b 第一マニホールド流路
11c 第一島部
11d 第一連結部
12 第2マニホールドプレート
12b 第二マニホールド流路
12c 第二島部
12d 第二連結部
13 第3マニホールドプレート
13b 第三マニホールド流路
13c 第三島部
13d 第三連結部
14 サプライプレート
15 アパーチャプレート
16 ベースプレート
17 キャビティプレート
17a インク圧力室
18 圧電素子ユニット
F1 フィルタ
MN マニホールド
MN2 マニホールド流路
MN3 島部
MN4 連結部

Claims (8)

  1. インクを吐出するノズルと、前記ノズルに連通するインク圧力室と、前記インク圧力室にインクを供給するマニホールドとを備えるインクジェットヘッドにおいて、
    前記マニホールドは、複数のプレートを積層することによって構成され、且つそのマニホールド流路が閉ループ状に形成されるとともに、その閉ループ状のマニホールド流路で囲まれる島部は、マニホールド流路を遮らない連結部で支持されているとともに、前記連結部は、複数のプレートのうちの一部のプレートに形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    記連結部は、複数のプレートのうちの少なくとも一部のプレートにおいて積層方向の一部に流路を形成するように形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 請求項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    記連結部は、ハーフエッチングによって形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記連結部は、複数のプレートに形成され、プレート毎に異なる位置に配置されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 請求項乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、
    インク供給源からインクを導入するインク導入口を有し、
    前記マニホールド流路は、前記各プレートの長手方向に延在し、この長手方向の両端部で前記インク導入口とそれぞれ連通していることを特徴とするインクジェットヘッド。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、
    インク供給源からインクを導入するインク導入口と、
    前記インク導入口に連通するとともに前記マニホールドに形成されたインク導入部と、を有し、
    前記インク導入部の一端が前記マニホールド流路の長手方向の一端部とそれぞれ連通していることを特徴とするインクジェットヘッド。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、
    長手方向に分割されるとともに千鳥状に配列された複数の印字領域を有し、
    前記各印字領域に対応して前記マニホールド流路の複数がそれぞれ配設されており、
    前記各印字領域の隣接間では、前記各マニホールド流路の長手方向の一端部及びこれに連通するインク導入部が、互いに隣接する前記印字領域にそれぞれ対応した2つの前記マニホールド流路の端部として共有されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  8. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、
    台形状の外形形状をした複数の印字領域と、
    前記各印字領域内で縦横に配設された多数のインク圧力室と、
    前記各印字領域にそれぞれ貼り付けられるとともに台形形状の外形形状をしたシート状の複数の圧電素子ユニットと、を有することを特徴とするインクジェットヘッド。
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