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JP3874330B2 - 多色画像形成方法及びそれに用いられるトナー - Google Patents

多色画像形成方法及びそれに用いられるトナー Download PDF

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JP3874330B2 JP2000133980A JP2000133980A JP3874330B2 JP 3874330 B2 JP3874330 B2 JP 3874330B2 JP 2000133980 A JP2000133980 A JP 2000133980A JP 2000133980 A JP2000133980 A JP 2000133980A JP 3874330 B2 JP3874330 B2 JP 3874330B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーブン等の非接触加熱によってイエロー、マゼンタ、シアントナーを定着させる電子写真式多色画像形成方法及びそれに使用されるトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記多色画像形成方法に使用されるカラートナーとして、特開平9−171268号公報には、シアントナーがβフタロシアニン、マゼンタトナーがローダミン6Gのキサンテンシリコモリブデン塩、イエロートナーがベンジジン系顔料、黒トナーがカーボンブラックを含有することを特徴とする組み合わせが、また特開平9−171269号公報には、シアントナーがβフタロシアニン、マゼンタトナーがモノアゾリトールルビン、イエロートナーがベンジジン系顔料、黒トナーがカーボンブラックを含有する組み合わせが開示されている。さらに特開平2−66562号公報、特開平3−107869号公報には、マゼンタ色材としてキナクリドン系顔料を使用する例が開示されている。
【0003】
しかし、シアントナーがβフタロシアニン、マゼンタトナーがローダミン6Gのキサンテンシリコモリブデン塩、イエロートナーがベンジジン系顔料、黒トナーがカーボンブラックを含有する組み合わせやシアントナーがβフタロシアニン、マゼンタトナーがモノアゾリトールルビン、イエロートナーがベンジジン系顔料、黒トナーがカーボンブラックを含有する組み合わせでは、赤の再現性は良好なものの青紫領域での再現性が必ずしもよくなく、また、マゼンタトナーにキナクリドン顔料を用いた場合は、青紫領域での再現性は極めて良好なものの、赤の再現性が必ずしもよくないなどの問題があった。さらに、イエロートナーにおいてベンジジン系顔料として色調や透明性がよいことから、しばしばPigment Yellow 17が使用されるが、耐光性、特に太陽光暴露には必ずしも強くなく、長期暴露により緑色が青っぽくなるなどの色変化が観察されている。
【0004】
上述のように従来のカラートナーによる画像形成においては、全体にバランスがとれた再現性のよいトナー像を得ることは難しく、特に赤領域と青領域をバランスよく再現することはできなかった。これらは、定着ローラ方式に比べて、オーブン等の非接触加熱定着方式で、より顕著にその傾向が現れた。また、光による色変化も問題であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたもので、非接触加熱定着方式を用いる画像形成方法においても、全体の色再現性が良好で、色再現範囲が広く、特に赤領域と青紫領域をバランスよく再現する多色画像形成方法とそれに用いられるトナーを提供すること、さらにまた形成された画像の安定性、特に光に暴露しても画像の変化がない多色画像形成方法とそれに用いられるトナーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、(1)「非接触加熱定着方式を用いる多色画像形成方法において、定着直前の像保持体上の多色層の内、第一層がイエロートナーであり、かつ使用される各トナーが少なくとも結着樹脂と顔料からなり、イエロートナーがベンズイミダゾロン系の顔料を含有し、シアントナーがβ銅フタロシアニンを含有し、マゼンタトナーがナフトールカーミンF6BもしくはナフトールカーミンF6BとナフトールカーミンFBBとを含有することを特徴とする多色画像形成方法」、(2)「各トナーが8g/mのトナー薄層を形成したときに、ヘイズ度が20%以下であることを特徴とする前記第(1)項に記載の多色画像形成方法」、(3)「各トナーの140℃での溶融粘度が120mPas・sec以下であることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載の多色画像形成用方法」、(4)「各トナーが下記一般式(1)で示される芳香族ヒドロキシカルボン酸金属塩を含有することを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項の何れか1に記載の多色画像形成方法、
【0007】
【化3】
Figure 0003874330
(ここで、Q及びQ’はアルキル基及び/またはアラルキル基で置換されてもよい芳香族ヒドロキシカルボン酸残基を、Xは対イオンを示し、Mは金属元素を示す。nは0又は1を示す。)」、(5)前記一般式(1)で示される芳香族ヒドロキシカルボン酸金属塩の金属元素が亜鉛であることを特徴とする前記第(4)項に記載の多色画像形成方法」、(6)「前記一般式(1)で示される芳香族ヒドロキシカルボン酸金属塩が、下記一般式(1’)で示されるものであることを特徴とする前記第(5)項に記載の多色が像形成方法、
【0008】
【化4】
Figure 0003874330
(ここで、Mは亜鉛を示す。)」が提供される。
また、本発明によれば、(7)「前記多色画像形成方法に使用されることを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項の何れか1に記載の多色画像形成方法用トナー」が提供される。
【0009】
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明によれば、定着ローラ方式であれば、各トナーが少なくとも結着樹脂と顔料からなり、イエロートナーがベンズイミダゾロン系の顔料を含有し、シアントナーがβ銅フタロシアニンを含有し、マゼンタトナーがナフトールカーミンF6BもしくはナフトールカーミンF6BとナフトールカーミンFBBとを含有することにより、良好な色再現性が得られ、特に赤領域と青紫領域をバランスよく再現できること、さらにまた形成された画像の安定性、特に光に暴露しても画像変化がなかったが、非接触加熱定着方式では、従来に比べては明らかに良好なものの、定着ローラに比べると見劣りした画像であることが分かった。そこで、本発明者らが鋭意研究した結果、非接触加熱定着方式でも、定着直前の像保持体上の多色層の内、第一層をイエロートナーにすることにより、定着ローラ並みの画像が得られることを見出した。
【0010】
本発明においてイエロートナーに使用されるベンズイミダゾロン系の具体例としては、下記構造式(2)で示される顔料が挙げられる。
【0011】
【化5】
Figure 0003874330
また、β銅フタロシアニンは下記構造式(3)で示される。
【0012】
【化6】
Figure 0003874330
ナフトールカーミンF6BとナフトールカーミンFBBは、各々下記構造式(4)(混合物)、構造式(5)でそれぞれ示される。
【0013】
【化7】
Figure 0003874330
【0014】
【化8】
Figure 0003874330
ここで、ナフトールカーミンF6BとナフトールカーミンFBBの比率は100/0から40/60の間が好ましい。ナフトールカーミンFBBの比率が多くなると、青紫領域の色再現性が悪化する。
ブラックトナーに関しては、カーボンブラックを顔料として用いることが好適である。
【0015】
得られたトナーは、平滑な表面を持つ薄層に加工したときにヘイズ度が低いことが色再現性を高める上で好ましい。本発明のトナーの組合せにおいては、各々のトナーを8g/m2にトナー薄層に加工したときのヘイズ度が20%以下であることが好ましく、さらには15%以下が好ましいことがわかった。ここで、トナー薄層はトナーをTHFに溶解させ、ワイヤーバーでポリエステルフィルム上に塗工、乾燥させて得た。またヘイズ度の測定はスガ試験機株式会社製直読式ヘイズコンピューターを用いた。
ヘイズ度を小さくするには、顔料をあらかじめ高濃度で分散させる、いわゆるマスターバッチを作成することにより得ることができる。マスターバッチの作成方法としては顔料の含水ケーキをフラッシャーで混合する、いわゆるフラッシング法や顔料を高濃度で2本ロールミルや3本ロールミルで混練する方法がある。
【0016】
また、色再現性を高める上では、定着時に各々のトナーが融解してお互いに均一に混ざり合うことが肝要で、トナーの溶融粘度特性も大きく影響を与える。本発明のトナーの組合せにおいては、トナーの140℃での溶融粘度が120mPas・sec以下であることが好ましい。ここで、トナーの溶融粘度は、高架式フローテスター(CFT−500:島津製作所製)を用い、ダイスの細孔の径1mm、加圧20Kg/cm2の条件で定温法で測定した。
【0017】
ここで、本発明に用いられるトナーは、製法や顔料以外の材料に関しては公知のものが使用可能である。
結着樹脂としては、ポリスチレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の重合体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族叉は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂などが挙げられ、単独あるいは混合して使用できる。
【0018】
さらに、色再現性を高める上では、少なくとも、a)エポキシ樹脂、b)2価フェノール、およびc)2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物あるいはそのグリシジルエーテルを反応して合成された、主鎖にポリオキシアルキレン部を有するポリオール樹脂を結着樹脂として用いることが好適である。ここで、エポキシ樹脂は、好ましくはビスフェノールAやビスフェノールF等のビスフェノールとエピクロロヒドリンを反応させて得られたものであり、2価フェノールはビスフェノールAやビスフェノールFが挙げられる。また、2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物あるいはそのグリシジルエーテルはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド及びこれらの混合物とビスフェノールAやビスフェノールF等のビスフェノールとの反応生成物が挙げられる。得られた生成物をエピクロロヒドリンやβメチルエピクロロヒドリンでグリシジルエーテルにしてもよい。また、フェノール、クレゾール、イソプロピルフェノール、アミノフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、ドデシルフェノール、pクミルフェノール等の一価フェノールを反応させてもよい。
【0019】
本発明のトナーは、必要に応じて帯電制御剤を含有してもよい。帯電制御剤としては公知のものが全て使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤などが挙げられるが、下記一般式(1)で示される芳香族ヒドロキシカルボン酸金属塩が好適である。さらに、色調や帯電特性の点から芳香族ヒドロキシカルボン酸亜鉛塩がもっとも好適である。
【0020】
【化9】
Figure 0003874330
(ここで、Q及びQ’はアルキル基及び/またはアラルキル基で置換されてもよい芳香族オキシカルボン酸残基を、Xは対イオンを示し、Mは金属元素を示す。nは0又は1を示す。
具体例を下記構造式(6)、(7)に示す
【0021】
【化10】
Figure 0003874330
【0022】
【化11】
Figure 0003874330
本発明において電制御剤の使用量は、バインダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではないが、好ましくはバインダー樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲で用いられる。好ましくは、2〜5重量部の範囲がよい。0.1重量部未満では、トナーの負帯電が不足し実用的でない。10重量部を越える場合にはトナーの帯電性が大きすぎ、キャリアとの静電的吸引力の増大のため、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。また、請求項に示される電制御剤は、必要に応じて複数の電制御剤と併用してもよい。
【0023】
またその他の添加物として例えばコロイド状シリカ、疎水性シリカ、脂肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムなど)、金属酸化物(酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化錫、酸化アンチモンなど)、フルオロポリマー等を含有してもよい。特に好適な添加剤としては、疎水化されたシリカ、チタニア、アルミナ微粒子が挙げられる。シリカ微粒子としては、HDK H 2000、HDK H 2000/4、HDK H 2050EP、HVK21(以上、クラリアント社製)やR972、R974、RX200、RY200、R202、R805、R812(以上、日本アエロジル社製)がある。また、チタニア微粒子としては、P−25(日本アエロジル社製)やSTT−30、STT−65C−S(以上、チタン工業社製)、TAF−140(富士チタン工業社製)、MT−150W、MT−500B、MT−600B(以上、テイカ社製)などがある。特に疎水化処理された酸化チタン微粒子としては、T−805(日本アエロジル社製)やSTT−30A、STT−65S−S(以上、チタン工業社製)、TAF−500T、TAF−1500T(以上、富士チタン工業社製)、MT−100S、MT−100T(以上、テイカ社製)、IT−S(石原産業社製)などがある。疎水化処理されたシリカ微粒子、チタニア微粒子及びアルミナ微粒子を得るためには、親水性の微粒子をメチルトリメトキシシランやメチルトリエトキシシラン、オクチルトリメトキシシランなどのシランカップリング剤やシリコンオイルで処理しても得ることができる。
【0024】
本発明においてはトナー単独で現像剤となし、静電潜像を顕像化する、いわゆる一成分現像法で現像してもよいし、トナーとキャリアを混合してなる二成分現像剤を用いて静電潜像を顕像化する二成分現像法で現像してもよい。
二成分現像法で使用されるキャリアとしては鉄粉、フェライト、ガラスビーズ等、従来と同様である。なおこれらキャリアは樹脂を被覆したものでもよい。この場合使用される樹脂は、ポリ弗化炭素、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、フェノール樹脂、ポリビニルアセタール、シリコーン樹脂等である。いずれにしてもトナーとキャリアとの混合割合は、一般にキャリア100重量部に対し、トナー0.5〜6.0重量部程度が適当である。
【0025】
【実施例】
以下に本発明を下記の実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、部数はすべて重量部である。
【0026】
[トナー製造例1]
(ブラックトナー)
水 1200部
フタロシアニングリーン含水ケーキ(固形分30%) 200部
カーボンブラック(MA60 三菱化学社製) 540部
をフラッシャーでよく撹拌する。ここに、ポリエステル樹脂(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、Mw/Mn;4.0、Tg;60℃)1200部を加え、150℃で30分混練後、キシレン1000部を加え、さらに1時間混練、水とキシレンを除去後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0027】
ポリエステル樹脂 100部
(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、
Mw/Mn;4.0、Tg;60℃)
マスターバッチ 5部
前記構造式(6)の化合物 4部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、ブラックトナー1を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は16%、トナーの140℃での溶融粘度は96mPas・secであった。
【0028】
(イエロートナー)
水 600部
前記構造式(2)の顔料の含水ケーキ(固形分50%) 1200部
をフラッシャーでよく撹拌する。ここに、ポリエステル樹脂(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、Mw/Mn;4.0、Tg;60℃)1200部を加え、150℃で30分混練後、キシレン1000部を加えさらに1時間混練、水とキシレンを除去後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、さらに3本ロールで2パスし、マスターバッチ顔料を得た。
【0029】
ポリエステル樹脂 100部
(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000
Mw/Mn;4.0、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 5部
前記構造式(6)の化合物 4部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、イエロートナー1を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は17%、トナーの140℃での溶融粘度は98mPas・secであった。
【0030】
(マゼンタトナー)
水 600部
前記構造式(4)の顔料の含水ケーキ(固形分50%) 1200部
をフラッシャーでよく撹拌する。ここに、ポリエステル樹脂(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、Mw/Mn;4.0、Tg;60℃)1200部を加え、150℃で30分混練後、キシレン1000部を加えさらに1時間混練、水とキシレンを除去後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、さらに3本ロールミルで2パスしマスターバッチ顔料を得た。
【0031】
ポリエステル樹脂 100部
(酸価;3、水酸基価;25、
Mn;45000、Mw/Mn;4.0、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 5部
前記構造式(6)の化合物 4部
【0032】
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、マゼンタトナー1を得た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成したときのヘイズ度は18%、トナーの140℃での溶融粘度は17mPas・secであった。
【0033】
(シアントナー)
水 600部
前記構造式(3)の顔料の含水ケーキ(固形分50%) 1200部
をフラッシャーでよく撹拌する。ここに、 ポリエステル樹脂(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、Mw/Mn;4.0、Tg;60℃)1200部を加え、150℃で30分混練後、キシレン1000部を加え、さらに1時間混練、水とキシレンを除去後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、さらに3本ロールミルで2パスしマスターバッチ顔料を得た。
【0034】
ポリエステル樹脂 100部
(酸価;3、水酸基価;25、Mn;45000、
Mw/Mn;4.0、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 3部
前記構造式(6)の化合物 4部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、シアントナー1を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は15%、トナーの140℃での溶融粘度は34mPas・secであった。
【0035】
[トナー製造例2]
(ブラックトナー)
カーボンブラック(MA60 三菱化学社製) 800部
ポリオール樹脂 1200部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
これをミキサーで混合後3本ロールミル5パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0036】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 6部
前記構造式(7)の化合物 3部
【0037】
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加しミキサーで混合、ブラックトナー2を得た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成したときのヘイズ度は14%、トナーの140℃での溶融粘度は88mPas・secであった。
【0038】
(イエロートナー)
前記構造式(2)の顔料 800部
ポリオール樹脂 1200部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
これをミキサーで混合後3本ロールミル5パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0039】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 6部
前記構造式(7)の化合物 3部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、イエロートナー2を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は15%、トナーの140℃での溶融粘度は91mPas・secであった。
【0040】
(マゼンタトナー)
前記構造式(4)の顔料 400部
前記構造式(5)の顔料 400部
ポリオール樹脂 1200部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
これをミキサーで混合後3本ロールミル5パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0041】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 6部
前記構造式(7)の化合物 3部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、マゼンタトナー2を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は14%、トナーの140℃での溶融粘度は86mPas/secであった。
【0042】
(シアントナー)
前記構造式(3)の顔料 800部
ポリオール樹脂 1200部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
これをミキサーで混合後3本ロールミル5パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0043】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 5部
前記構造式(7)の化合物 4部
【0044】
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、シアントナー2を得た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成したときのヘイズ度は12%、トナーの140℃での溶融粘度は87mPas・secであった。
【0045】
[トナー製造例3]
(ブラックトナー)
カーボンブラック(MA60 三菱化学社製) 800部
ポリオール樹脂 1200部
(Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃)
これをミキサーで混合後3本ロールミル5パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0046】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃)
上記マスターバッチ 6部
前記構造式(7)の化合物 3部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加しミキサーで混合、ブラックトナー3を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は19%、トナーの140℃での溶融粘度は125mPas・secであった。
【0047】
(イエロートナー)
前記構造式(2)の顔料 800部
ポリオール樹脂 1200部
(Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃)
これをミキサーで混合後3本ロールミル5パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0048】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃)
上記マスターバッチ 6部
前記構造式(7)の化合物 3部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、イエロートナー3を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は19%、トナーの140℃での溶融粘度は121mPas・secであった。
【0049】
(マゼンタトナー)
前記構造式(4)の顔料 400部
前記構造式(5)の顔料 400部
ポリオール樹脂
(Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃) 1200部
これをミキサーで混合後3本ロールミル5パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0050】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃)
上記マスターバッチ 6部
前記構造式(7)の化合物 3部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、マゼンタトナー3を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は18%、トナーの140℃での溶融粘度は123mPas・secであった。
【0051】
(シアントナー)
前記構造式(3)の顔料 800部
ポリオール樹脂 1200部
(Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃)
これをミキサーで混合後3本ロールミル5パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0052】
ポリオール樹脂 100部
(Mn Mn;5600、Mw/Mn;5.8、Tg;63℃)
上記マスターバッチ 5部
前記構造式(7)の化合物 4部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、シアントナー3を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は16%、トナーの140℃での溶融粘度は122mPas・secであった。
【0053】
[トナー製造例4]
(ブラックトナー)
カーボンブラック(MA60 三菱化学社製) 800部
ポリオール樹脂 1200部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
これをミキサーで混合後3本ロールミル2パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0054】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 6部
前記構造式(7)の化合物 3部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径7.5μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加しミキサーで混合、ブラックトナー4を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は21%、トナーの140℃での溶融粘度は88mPas・secであった。
【0055】
(イエロートナー)
前記構造式(2)の顔料 800部
ポリオール樹脂 1200部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
これをミキサーで混合後3本ロールミル2パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0056】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 6部
前記構造式(7)の化合物 3部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、イエロートナー4を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は23%、トナーの140℃での溶融粘度は91mPas・secであった。
【0057】
(マゼンタトナー)
前記構造式(4)の顔料 600部
前記構造式(5)の顔料 200部
ポリオール樹脂
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃) 1200部
これをミキサーで混合後3本ロールミル2パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0058】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 6部
前記構造式(7)の化合物 3部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、マゼンタトナー4を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は22%、トナーの140℃での溶融粘度は89mPas・secであった。
【0059】
(シアントナー)
前記構造式(3)の顔料 800部
ポリオール樹脂 1200部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
これをミキサーで混合後3本ロールミル2パス混練後圧延冷却し、パルペライザーで粉砕、マスターバッチ顔料を得た。
【0060】
ポリオール樹脂 100部
(Mn;3800、Mw/Mn;4.2、Tg;60℃)
上記マスターバッチ 5部
前記構造式(7)の化合物 4部
上記材料をミキサーで混合後2本ロールミルで溶融混練し、混練物を圧延冷却した。その後粉砕分級を行ない、体積平均粒径10μmのトナーを得た。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン製)を0.5wt%添加し、ミキサーで混合、シアントナー4を得た。ここで、8g/mにトナー薄層を形成したときのヘイズ度は19%、トナーの140℃での溶融粘度は87mPas・secであった。
【0061】
[トナー製造例5]
イエロー顔料を「Pigment Yellow 17 含水ケーキ(固形分50%)1200部」とした以外はトナー製造例1と同様に作製し、イエロートナー5を得た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成したときのヘイズ度は13%、トナーの140℃での溶融粘度は96mPas・secであった。
また、マゼンタ顔料を「Pigment Red 57含水ケーキ(固形分50%)1200部」とした以外はトナー製造例1と同様に作成し、マゼンタトナー5を得た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成したときのヘイズ度は16%、トナーの140℃での溶融粘度は96mPas・secであった。
【0062】
[トナー製造例6]
イエロー顔料を「Pigment Yellow 17 600部」とした以外はトナー製造例2と同様に作成し、イエロートナー6を得た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成したときのヘイズ度は12%、トナーの140℃での溶融粘度は84mPas・secであった。マゼンタ顔料を「Pigmnet Red 122 600部」とした以外はトナー製造例2と同様に作成し、マゼンタトナー6を得た。ここで、8g/m2にトナー薄層を形成したときのヘイズ度は16%、トナーの140℃での溶融粘度は89mPas・secであった。
【0063】
[キャリア製造例1]
シリコン樹脂溶液(信越化学社製、KR50) 100部
カーボンブラック(キャボット社製、BP2000) 3部
トルエン 100部
上記処方をホモミキサーで30分間分散して被覆層形成液を調整した。この被覆層形成液を平均粒径50μmの球状フェライト1000部の表面に流動床型塗布装置を用いて被覆層を形成したキャリアAを得た。
【0064】
[実施例1〜4]
トナー製造例1〜4の各々のトナー5部をキャリアA95部と混合して現像剤を作成、IBM3170機にて、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の各画像を出し測色をした。その結果を図1に示す。RG画像はイエロートナーを第一層として、その上にマゼンタトナー、シアントナーをのせた。
【0065】
[比較例1]
RG画像の第2層をイエロートナーにする以外は、実施例1と同様にして測色した。その結果を図1に示す。
【0066】
[比較例2]
トナー製造例1の黒及びシアントナー、トナー製造例5のイエロートナー、マゼンタトナー各々5部をキャリアA95部と混合して現像剤を作成、IBM3170機にて、Y,M,C,R,G,Bの各画像を出し測色をした。結果を図1に示す。
【0067】
[比較例3]
トナー製造例2の黒及びシアントナー、トナー製造例6のイエロートナー、マゼンタトナー各々5部をキャリアA95部と混合して現像剤を作製、IBM3170機にて、Y,M,C,R,G,Bの各画像を出し測色をした。結果を図1に示す。
【0068】
さらに、得られた画像を実質15日間の太陽暴露を行なったところ、比較例2のイエロー、マゼンタ及び比較例3のイエローに褪色が観察された。また、比較例2の緑、青、比較例3の緑に変色が観察された。
【0069】
【発明の効果】
以上、詳細かつ具体的な説明から明らかなように、本発明の請求項1の非接触加熱方式を用いる多色画像形成方法は、定着直前の像保持体上の多色層の内、第一層がイエロートナーであり、かつ使用される各トナーが少なくとも結着樹脂と顔料からなり、イエロートナーがベンズイミダゾロン系の顔料を含有し、シアントナーがβ銅フタロシアニンを含有し、マゼンタトナーがナフトールカーミンF6BもしくはナフトールカーミンF6BとナフトールカーミンFBBとを含有する多色画像形成方法であり、このような顔料の組合わせに加えて、定着直前の像保持体上の多色層の内、第一層をイエロートナーにすることにより、良好な色再現性が得られ、特に赤領域と青領域をバランスよく再現でき、さらにまた形成された画像の安定性、特に光に暴露しても画像変化がない多色画像形成方法を得ることができる。また、請求項2の非接触加熱方式を用いる多色画像形成方法は、請求項1の多色画像形成方法において、各トナーが8g/mのトナー薄層を形成したときに、ヘイズ度が20%以下である多色画像形成方法であり、これにより、色再現性をさらに高めることができる。また、請求項3の非接触加熱方式を用いる多色画像形成方法は、請求項1の多色画像形成方法において、各トナーの140℃での溶融粘度が120mPas・sec以下である多色画像形成用方法であり、これによれば定着に各々のトナーが融解して互いに均一に混ざり合うことができ、色再現性をさらに高めることができる。さらに、請求項の非接触加熱方式を用いる多色画像形成方法は、請求項1〜請求項3の多色画像形成方法において、各トナーが前記一般式(1)で示される芳香族ヒドロキシカルボン酸金属塩を含有する多色画像形成方法であり、これによれば上記各トナーの帯電特性を良好に保持することができる。そしてまた、請求項5〜請求項6の非接触加熱方式を用いる多色画像形成方法は、請求項に記載の多色画像形成方法における芳香族ヒドロキシカルボン酸金属塩の金属元素を亜鉛に特定するもので、これによれば帯電特性のみでなく色調の点においても良好な多色画像形成方法を得ることができる。さらにまた、請求項7の多色画像形成方法用トナーは、請求項1〜請求項6記載の非接触加熱方式を用いる多色画像形成方法に使用される多色画像形成方法用トナーであり、これにより全体の色再現性が良好で、色再現範囲が広く、特に赤領域と青領域をバランスよく再現することができ、さらには、形成された画像の安定性、特に光に暴露しても画像の変化がない画像を得ることができるという極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例及び比較例で得たカラートナーの色度図である。

Claims (7)

  1. 非接触加熱定着方式を用いる多色画像形成方法において、定着直前の像保持体上の多色層の内、第一層がイエロートナーであり、かつ使用される各トナーが少なくとも結着樹脂と顔料からなり、イエロートナーがベンズイミダゾロン系の顔料を含有し、シアントナーがβ銅フタロシアニンを含有し、マゼンタトナーがナフトールカーミンF6BもしくはナフトールカーミンF6BとナフトールカーミンFBBとを含有することを特徴とする多色画像形成方法。
  2. 各トナーが8g/mのトナー薄層を形成したときに、ヘイズ度が20%以下であることを特徴とする請求項1に記載の多色画像形成方法。
  3. 各トナーの140℃での溶融粘度が120mPas・sec以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の多色画像形成方法。
  4. 各トナーが、下記一般式(1)で示される芳香族ヒドロキシカルボン酸金属塩を含有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1に記載の多色画像形成方法。
    Figure 0003874330
    (ここで、Q及びQ’はアルキル基及び/またはアラルキル基で置換されてもよい芳香族ヒドロキシカルボン酸残基を、Xは対イオンを示し、Mは金属元素を示す。nは0又は1を示す。
  5. 前記一般式(1)で示される芳香族ヒドロキシカルボン酸金属塩の金属元素が亜鉛であることを特徴とする請求項に記載の多色画像形成方法。
  6. 前記一般式(1)で示される芳香族ヒドロキシカルボン酸金属塩が、下記一般式(1’)で示されるものであることを特徴とする請求項5に記載の多色画像形成方法。
    Figure 0003874330
    (ここで、Mは亜鉛を示す。)
  7. 前記多色画像形成方法に使用されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1に記載の多色画像形成方法用トナー。
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