[go: up one dir, main page]

JP3871781B2 - 金属質粉成形素材及びその製造方法 - Google Patents

金属質粉成形素材及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3871781B2
JP3871781B2 JP29637797A JP29637797A JP3871781B2 JP 3871781 B2 JP3871781 B2 JP 3871781B2 JP 29637797 A JP29637797 A JP 29637797A JP 29637797 A JP29637797 A JP 29637797A JP 3871781 B2 JP3871781 B2 JP 3871781B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal powder
molding
molding material
graphite
preform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29637797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11117002A (ja
Inventor
吉村  隆志
安間  裕之
政志 藤長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
JFE Steel Corp
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP29637797A priority Critical patent/JP3871781B2/ja
Application filed by JFE Steel Corp, Hitachi Ltd filed Critical JFE Steel Corp
Priority to US09/308,711 priority patent/US6159266A/en
Priority to AU92842/98A priority patent/AU9284298A/en
Priority to EP98945632A priority patent/EP1027468B1/en
Priority to PCT/JP1998/004508 priority patent/WO1999019524A1/en
Priority to CA002305136A priority patent/CA2305136A1/en
Priority to KR1020007003917A priority patent/KR20010024478A/ko
Priority to CN98810169A priority patent/CN1276023A/zh
Priority to DE69814131T priority patent/DE69814131T2/de
Publication of JPH11117002A publication Critical patent/JPH11117002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3871781B2 publication Critical patent/JP3871781B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C33/00Making ferrous alloys
    • C22C33/02Making ferrous alloys by powder metallurgy
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/02Compacting only
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/02Compacting only
    • B22F3/03Press-moulding apparatus therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/12Both compacting and sintering
    • B22F3/14Both compacting and sintering simultaneously
    • B22F2003/145Both compacting and sintering simultaneously by warm compacting, below debindering temperature
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F2998/00Supplementary information concerning processes or compositions relating to powder metallurgy
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F2998/00Supplementary information concerning processes or compositions relating to powder metallurgy
    • B22F2998/10Processes characterised by the sequence of their steps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、焼結金属による各種構造用機械部品を得るために好適な、金属質粉成形素材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
焼結金属を得る工程の基本は、原料粉末の混合−圧粉成形−焼結−後処理(熱処理等)である。前記工程のみで製品が得られる場合もあるが、多くの場合、各工程の間または後に、目的に応じて追加加工や各種処理が施される。
【0003】
例えば、特開平1−123005号公報には、焼結金属による機械的強度の高い機械部品を得るために、混合した粉末を圧粉成形して予備成形体を形成し、この予備成形体を仮焼結して成形素材を形成した後、この成形素材を再圧縮成形(冷間鍛造)し、焼結(本焼結)する製造方法が開示してある。
【0004】
詳しくは、前記成形素材の再圧縮成形(冷間鍛造)工程を仮圧縮成形工程と本圧縮成形工程とから構成してなり、成形素材の表面には液状潤滑剤を塗布して仮圧縮成形した後、成形素材に負圧を作用させて潤滑剤を吸引除去し、その後成形素材を本圧縮成形するようにしてある。
【0005】
これによって、前記予備成形体の内部に残留する潤滑剤が予備成形体内部の微小空隙の圧潰消滅を妨げてポーラス状となることを防止することにより、製品の密度を7.4〜7.5g/cm 3 に高め、従来に比較して機械的強度の高い製品が得られるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来例にあっては、成形素材の再圧縮成形工程に着目して、この再圧縮成形での密度を高めることによって、比較的に機械的強度の高い製品を得るようにしているのであるが、これによって得られる製品の機械的強度には限界がある。
【0007】
そこで、更に製品の機械的強度を高めるためには、製品の炭素量、即ち金属粉に添加する黒鉛の量を増加させることが効果的であると考えられるけれども、一般には、黒鉛の量を増加させると成形素材の伸びが小さくなると共に、硬さが増すから、成形素材を再圧縮成形する場合の変形能が低下し、再圧縮成形が困難となる問題が招来することになる。
【0008】
例えば、第2回粉末冶金開発事例発表会講演テキスト(昭和60年11月15日、日本粉末冶金工業会発行)90頁の記載によれば、炭素量が0.05〜0.5%の成形素材において、伸びは最大でも10%であり、この場合の硬さはHRB83となることが示されている。しかしながら、前記成形素材の伸びが10%以下で、硬さがHRB60を超えると、成形素材の再圧縮成形が困難となることは経験が教えるところであり、このため、更に伸びが大きく、硬さが低い性質を有し、優れた変形能を有する成形素材を得ることが望まれていた。
【0009】
発明者等は、焼結金属による機械的強度の高い構造用各種機械部品を得るための研究を重ねており、それによれば、予備成形体を仮焼結して成形素材を形成して、この成形素材を再圧縮成形し、本焼結するとによって機械部品を得る場合に、成形素材は、再圧縮成形の容易さと、得られる機械部品の機械的性質を決定する重要な因子を担っており、このためには、所定量の黒鉛を含有し、伸びが大きく、硬さが低い性質を有し、優れた変形能を有する成形素材を得ることが必要であることを認め、研究を進めた。
【0010】
研究の結果、前記所定量の黒鉛を含有した成形素材の性質、とりわけ成形素材の再圧縮成形の容易さのために重要な性質である伸び及び硬さは、この成形素材を形成する前の予備成形体の密度と、この予備成形体を焼結して得られる成形素材の組織、とりわけ成形素材中に含まれる黒鉛の形態によって決定されることを知見した。
【0011】
本発明は前記従来の実情に鑑みて案出されたもので、焼結金属による機械的強度の高い機械部品を得るために好適な、所定量の黒鉛が含まれ、伸びが大きく、かつ硬さが低い性質を有し、優れた変形能を有する金属質粉成形素材及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1記載の発明は、鉄を主成分とする金属粉に0.3重量%以上の黒鉛を混合してなる金属質粉を圧粉成形して得られた、密度が7.3g/cm 3 以上の予備成形体を800〜1000℃の温度で仮焼結してなり、金属粉の粒界に黒鉛が残留している状態の組織を有して、伸びが10%以上で且つ硬さがHRB60以下である構成にしてある。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、鉄を主成分とする金属粉に0.3重量%以上の黒鉛を混合してなる金属質粉を成形ダイスの成形空間内に充填する工程と成形ダイスの成形空間が、上パンチが挿入される大径部と、下パンチが挿入される小径部と、これら大径部と小径部とを繋ぐテーパ部と、上パンチ及び下パンチの一方または両方が、成形ダイスの成形空間に臨む端面の外周端部に、成形空間の容積を増大させる切欠きを備え、上パンチおよび下パンチで加圧する工程と、成形工程で得られた予備成形体を800〜1000℃の温度で仮焼結して、金属粉の粒界に黒鉛が残留している状態の組織を得る工程と、からなる構成にしてある。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、鉄を主成分とする金属粉に0.3重量%以上の黒鉛を混合してなる金属質粉を圧粉成形して得られた、密度が7.3g/cm3以上の予備成形体を800〜1000℃の温度で仮焼結してなり、金属粉の組織は全体がフェライト組織又は黒鉛の近傍にパーライトが析出している組織を有する構成にしてある。
【0015】
請求項1記載の発明において、本発明の金属質粉成形素材(以下、成形素材という)は、金属質粉を圧粉成形して得られる予備成形体を、800〜1000℃の温度で仮焼結して得られる。
【0016】
前記金属質粉は、鉄を主成分とする金属粉体に0.3重量%以上の黒鉛を混合して形成される。前記金属粉に添加する黒鉛の量を0.3重量%以上とすることによって、成形素材を再圧縮成形、再焼結して得られる機械部品の機械的強度を、鋳鍛造材と同程度に高めることができるのである。
【0017】
前記予備成形体の密度は7.3g/cm3以上とされる。前記予備成形体の密度を7.3g/cm3以上とすることによって、この予備成形体を仮焼結して得られる成形素材の伸びを大きく、かつ硬さを低くすることができ、請求項1記載の発明においては、成形素材の伸びは10%以上とされ、硬さはHRB60以下とされる。
【0018】
前記密度が7.3g/cm3以上の予備成形体を仮焼結して得られる成形素材の組織は、金属粉の粒界に黒鉛が残留している組織とされる。これは、前記金属粉の結晶内部に炭素が殆ど拡散しておらず、少なくとも結晶粒界に黒鉛が析出していない状態を示している。具体的には、前記金属粉の組織は全体がフェライト組織か或いは黒鉛の近傍にパーライトが析出した組織を呈している。このため、前記成形素材は伸びが大きく、かつ硬さが低い性質を有し、優れた変形能を有することになる。
【0019】
加えて、前記密度が7.3g/cm3以上の予備成形体では、金属粉の粒子間の空隙が連続せず、孤立した状態となっており、これによって、仮焼結後の伸びが大きい成形素材が得られる。即ち、前記金属粉の粒子間の空隙が連続している場合には、仮焼結時の炉内の雰囲気ガスが予備成形体の内部に侵入して浸炭が促進されることになるけれども、空隙が孤立しているから、これが有利に防止されることによって、大きな伸びが得られることになる。このことは、前記成形素材の伸びは、密度を7.3g/cm3以上とすることにより、予備成形体を仮焼結するときに炭素の拡散が殆ど生じないことになるから、黒鉛の量の影響を殆ど受けないことを示していると共に、炭素の拡散が殆ど生じないのであるから、仮焼結して得られる成形素材の硬さも低く抑えられることを示している。
【0020】
また、前記仮焼結によって金属粉の粒子同士の接触面における表面拡散または溶融による焼結が広範囲に亘って生じることにより、大きな伸びが得られることになるのである。
【0021】
したがって、請求項1記載の発明によれば、焼結金属による機械的強度の高い機械部品を得るために好適な、所定量の黒鉛が含まれ、伸びが大きく、かつ硬さが低い性質を有し、優れた変形能を有する成形素材が得られる。
【0022】
また、請求項1記載の発明によれば、成形素材の伸びは10%以上とされ、硬さはHRB60以下とされるから、従来よりも優れた変形能を有する成形素材が得られる。
【0023】
請求項2記載の発明において、前記予備成形体は成形工程によって得られ、成形素材は成形工程で得られた予備成形体を焼結工程で仮焼結して得られる。
【0024】
前記成形工程で圧粉成形する金属質粉は、鉄を主成分とする金属粉体に0.3重量%以上の黒鉛を混合して形成される。前記金属粉に添加する黒鉛の量を0.3重量%以上とすることによって、成形素材を再圧縮成形、再焼結して得られる機械部品の機械的強度を鋳鍛造材と同程度に高めることができる。
【0025】
前記成形工程で形成される予備成形体の密度は7.3g/cm3以上とされる。前記予備成形体の密度を7.3g/cm3以上とすることによって、この予備成形体を焼結工程で仮焼結して得られる成形素材の伸びを大きく、かつ硬さを低くすることができる。
【0026】
前記密度が7.3g/cm3以上の予備成形体を焼結工程で仮焼結することによって、金属粉の粒界に黒鉛が残留している組織をもった成形素材が得られる。前記金属粉の粒界に黒鉛が残留している状態では、金属粉の結晶内部に炭素が殆ど拡散しておらず、少なくとも結晶粒界に黒鉛が析出していない状態となる。具体的には、前記金属粉の組織は全体がフェライト組織か或いは黒鉛の近傍にパーライトが析出した組織を呈している。このため、前記焼結工程で仮焼結された成形素材は伸びが大きく、かつ硬さが低い性質を有し、優れた変形能を有することになる。
【0027】
加えて、前記密度が7.3g/cm3以上の予備成形体では、金属粉の粒子間の空隙が連続せず、孤立した状態となっており、これによって、焼結工程での仮焼結後の伸びが大きい成形素材が得られる。即ち、前記金属粉の粒子間の空隙が連続している場合には、仮焼結時の炉内の雰囲気ガスが予備成形体の内部に侵入して浸炭が促進されることになるけれども、空隙が孤立しているから、これが有利に防止されることによって、大きな伸びが得られることになる。このことは、前記成形素材の伸びは、密度を7.3g/cm3以上とすることにより、予備成形体を仮焼結するときに炭素の拡散が殆ど生じないことになるから、黒鉛の量の影響を殆ど受けないことを示していると共に、炭素の拡散が殆ど生じないのであるから、仮焼結して得られる成形素材の硬さも低く抑えられることを示している。
【0028】
また、前記焼結工程の仮焼結によって金属粉の粒子同士の接触面における表面拡散または溶融による焼結が広範囲に亘って生じることにより、大きな伸びが得られることになるのである。
【0029】
また、前記予備成形体の成形工程は、請求項2記載の発明にあっては、成形ダイスの成形空間内に充填した金属質粉を上パンチ及び下パンチで加圧して行われる。この場合に、前記予備成形体は全体として7.3g/cm3以上の高密度となり、予備成形体と成形ダイスとの摩擦が大きくなるけれども、上パンチ及び下パンチの一方または両方に設けた切欠き部分で、予備成形体の密度が局部的に低密度となって摩擦が低下することになる。このため、前記予備成形体は成形ダイスの成形空間に形成されたテーパ部の作用と相俟って、成形ダイスから容易に離型され、密度が7.3g/cm3以上の予備成形体が容易に得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳述する。
【0031】
図1は本発明の実施の形態を示す金属質粉成形素材の製造工程説明図、図2は予備成形体の製造工程を、成形ダイスの成形空間内に金属質粉を充填した状態(a)、金属質粉を上パンチ及び下パンチで加圧した状態(b)、加圧完了後予備成形体の取り出しのために成形ダイスを下降させ始めた状態(c)、予備成形体を取り出す状態(d)で示す説明図、図3は黒鉛を0.5重量%混合した金属質粉から形成した予備成形体を800℃で仮焼結して得られた成形素材の密度と伸びとの関係を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面、図4は成形素材の組織を示す図面、図5は密度が7.3g/cm3の成形素材について、黒鉛量と仮焼結温度とを変化させた場合の伸びの変化を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面、図6は密度が7.5g/cm3の成形素材について、黒鉛量と仮焼結温度とを変化させた場合の伸びの変化を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面、図7は密度が7.3g/cm3の成形素材について、黒鉛量と仮焼結温度とを変化させた場合の硬さの変化を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面、図8は密度が7.5g/cm3の成形素材について、黒鉛量と仮焼結温度とを変化させた場合の硬さの変化を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面、図9は粒径が20μmの黒鉛を0.5重量%混合した金属質粉から形成した、密度が7.3g/cm3及び7.5g/cm3の成形素材について、仮焼結温度と降伏応力との関係を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面、図10は粒径が5μmの黒鉛を0.5重量%混合した金属質粉から形成した、密度が7.3g/cm3及び7.5g/cm3の成形素材について、仮焼結温度と降伏応力との関係を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面、図11は試験片を、平面図(a)及び側面図(b)で示す図面である。
【0032】
図において1は成形工程、2は焼結工程で、本発明の成形素材Sは、これら成形工程1と焼結工程2とを経て得られる。前記成形素材Sは再圧縮成形(例えば冷間鍛造)された後、再焼結され、所定の機械部品が得られることになる。
【0033】
先ず、前記成形工程1では、この実施の形態において図2(a)〜(d)に示すように、金属質粉3を成形ダイス4の成形空間5内に充填し、上パンチ6及び下パンチ7で加圧して、予備成形体8を得る。この場合に、前記金属質粉3及び成形ダイス4は常温状態にある。
【0034】
詳しくは、前記金属質粉3は、鉄を主成分とする金属粉3aに0.3重量%以上の黒鉛3bを混合して形成される。前記金属質粉3に添加する黒鉛3bの量を0.3重量%以上とすることによって、成形素材Sを再圧縮成形、再焼結して得られる機械部品の機械的強度を、鋳鍛造材と同程度に高めることができるのである。
【0035】
前記金属質粉3が充填される成形ダイス4の成形空間5は、上パンチ6が挿入される大径部9と、下パンチ7が挿入される小径部10と、これら大径部9と小径部10とを繋ぐテーパ部11とを備えている。
【0036】
前記成形ダイス4の成形空間5内に挿入される上パンチ6及び下パンチ7の一方または両方、この実施の形態においては上パンチ6には、成形ダイス4の成形空間5に臨む端面12の外周端部に、成形空間5の容積を増大させる切欠き13が形成してある。前記切欠き13はこの実施の形態において断面が鉤形で環状に形成してある。
【0037】
14は前記成形ダイス4の成形空間5内に挿入されるコアで、このコア14によって、成形空間5内で形成される予備成形体8は略円筒状に形成されることになる。
【0038】
前記成形工程1は、先ず、成形ダイス4の成形空間5内に鉄を主成分とする金属粉3aに0.3重量%以上の黒鉛3bを混合してなる金属質粉3を充填する(図2(a)参照)。
【0039】
次に、前記成形ダイス4の成形空間5内に上パンチ6及び下パンチ7を挿入して金属質粉3を加圧する。詳しくは、前記上パンチ6が成形空間5の大径部9内に挿入され、下パンチ7が成形空間5の小径部10内に挿入されて加圧される。このとき、前記切欠き13が形成された上パンチ6は大径部9内で停止するようになっている(図2(b)参照)。
【0040】
前記金属質粉3が加圧され、圧粉成形された後、上パンチ6を後退(上昇)させると共に、成形ダイス4を下降させ(図2(c)参照)、圧粉成形された予備成形体8を成形空間5内から取り出す(図2(d)参照)。
【0041】
ところで、一般に、金属質粉を圧粉成形する場合には、圧粉成形品の密度が高くなるにつれて、圧粉成形品と成形型との間の摩擦が増大することや、圧粉成形品のスプリングバック等によって、成形型内から圧粉成形品を取り出すことが困難となる。このため、高密度の圧粉成形品を得ることが困難であるとされているところ、前記成形工程1においてはこれが有利に解決される。
【0042】
即ち、前記成形ダイス4の成形空間5はテーパ部11を備えているから、このテーパ部11が所謂抜き勾配となって、圧粉成形された予備成形体8の取り出しが容易に行える。また、前記上パンチ6には、成形ダイス4の成形空間5に臨む端面12の外周端部に、成形空間5の容積を増大させる切欠き13が形成してあるから、この切欠き13の部分で局部的に予備成形体8の密度が低くなり、予備成形体8と成形ダイス4との間の摩擦や、予備成形体8のスプリングバック等が低く抑えられ、予備成形体8の取り出しが容易になる。
【0043】
これによって、前記密度が7.3g/cm3以上の予備成形体8を容易に得ることができる。
【0044】
前記予備成形体8の密度を7.3g/cm3以上とすることによって、この予備成形体8を焼結工程2で仮焼結して得られる成形素材S(後に詳述する)の伸びを大きくすることができる。即ち、図3に示すように、前記予備成形体8の密度を7.3g/cm3以上とすることによって、成形素材Sの伸びを10%以上とすることができるのである。
【0045】
次に、前記成形工程1で得られた予備成形体8を焼結工程2で仮焼結する。これによって、図4に示すように、金属粉3aの粒界に黒鉛3bが残留している組織を持った成形素材Sが得られる。前記金属粉3aの粒界に黒鉛3bの全部が残留している場合には、金属粉3aの組織は全体がフェライト(F)組織であり、黒鉛3bの一部が残留している場合には、金属粉3aの組織は、フェライト地に、黒鉛3bの近傍にパーライト(P)が析出した組織を呈する。少なくとも、前記金属粉3aの全体がパーライト組織であったり、金属粉3aの結晶粒界に黒鉛3bが析出した組織とはなっていない。このため、前記成形素材Sは伸びが大きく、かつ硬さが低い性質を有し、優れた変形能を有することになる。
【0046】
加えて、前記密度が7.3g/cm3 以上の予備成形体8では金属粉3a粒子間の空隙が連続せず、孤立した状態となっており、これによって、仮焼結後に伸びが大きな成形素材Sが得られる。即ち、前記金属粉3aの粒子間の空隙が連続している場合には、仮焼結時の炉内の雰囲気ガスが空隙を介して予備成形体8の内部に深く侵入して浸炭が促進されることになるけれども、空隙が孤立しているから、これが有利に防止されることによって大きな伸びが得られる。このことは、前記成形素材Sの伸びは、密度を7.3g/cm3以上とすることにより、黒鉛3bの量の影響を殆ど受けないことを示している。これは、前記予備成形体8を仮焼結するときに、炭素の拡散が殆ど生じないからである。また、前記予備成形体8を仮焼結するときに炭素の拡散が殆ど生じないのであるから、仮焼結して得られる成形素材Sの硬さも低く抑えられることになる。
【0047】
また、前記焼結工程2によって、金属粉3aの粒子同士の接触面における表面拡散または溶融による焼結が広範囲に亘って生じることにより、大きな伸び、好ましくは10%以上の伸びが得られることになるのである。
【0048】
前記焼結工程2の仮焼結温度は、好ましくは800〜1000℃の温度が選択される。前記焼結工程2の仮焼結温度を800〜1000℃とすることにより、この焼結工程2を経て得られる成形素材Sを再圧縮成形(例えば冷間鍛造)して所定形状の製品を得る場合に、この再圧縮成形での変形抵抗を小さくして成形加工を容易にするために、成形素材Sに優れた変形能が付与される。即ち、図5及び図6に示すように、前記予備成形体8を800〜1000℃の温度で仮焼結することによって、伸びが10%以上の成形素材Sが得られる。また、図7及び図8に示すように、800〜1000℃の温度で仮焼結することによって、硬さがHRB60以下の成形素材Sが得られる。前記成形素材SのHRB60以下の硬さは、炭素量が0.2%程度の低炭素鋼を焼鈍して得られる硬さよりも軟らかいものである。
【0049】
また、前記成形素材Sの降伏応力は、図9及び図10に示すように、仮焼結温度が800〜1000℃の範囲において202〜272MPaとなり、この値は、炭素量が0.2%程度の低炭素鋼の降伏応力よりも小さな値となる。
【0050】
したがって、所定量の黒鉛3bが含まれ、伸びが大きく、かつ硬さが低い性質を有し、優れた変形能を有する成形素材S及びその製造方法が得られる。
【0051】
また、前記成形工程1の成形ダイス4にテーパ部11を形成すると共に、上パンチ6に切欠き13を形成したことにより、密度が7.3g/cm3以上の予備成形体8を容易に得ることができる。
【0052】
また、前記焼結工程2の仮焼結温度を800〜1000℃とすることにより、金属粉3aの粒界に黒鉛3bが残留している状態の組織を有し、伸びが10%以上で、硬さがHRB60以下となり、従来よりも優れた変形能を有する成形素材Sが得られる。
【0053】
以上、実施の形態を図面に基づいて説明したが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、前記予備成形体8は、金属質粉3及び成形型を所定温度に加熱して、金属質粉3の降伏点を低下させた状態で行う、所謂温間成形によって形成するようにしてもよい。
【0054】
また、前記上パンチ6に、成形空間5の容積を拡大させる切欠き13を形成した実施の形態について述べたが、この切欠き13は下パンチ7に設けてもよく、また、上パンチ6及び下パンチ7の両方に設けてもよい。
【0055】
【実施例】
具体的に次のような条件で実験した結果、次のような結果が得られた。
【0056】
実験例1:鉄を主成分とする、平均粒径が80μmの金属粉末に、0.5重量%の、平均粒径が20μmの黒鉛を混合して金属質粉を形成し、この金属質粉を圧粉成形して、密度が7.3g/cm3の予備成形体を形成した。前記予備成形体を窒素ガス雰囲気のステンレスメッシュ炉内で、900℃で60分間仮焼結して成形素材を得た。その結果、前記成形素材の伸びは16.2%、硬さはHRB48.8であった。なお、仮焼結時間を60〜120分の範囲で変化させて実験したが、成形素材の伸び及び硬さへの影響は殆どなかった。
【0057】
また、前記成形素材を冷間鍛造し、1100℃で再焼結した状態の製品から図11に示す試験片を作成して引張り試験をした結果、引張り強度は637N/mm2であった。また、再焼結後に更に熱処理を加えた製品の引張り強度は1000N/mm2であった。なお、前記試験片の密度は炭素鋼の密度と同じ7.87g/cm3 であった。
【0058】
実験例2:鉄を主成分とする、平均粒径が80μmの金属粉末に、0.5重量%の、平均粒径が20μmの黒鉛を混合して金属質粉を形成し、この金属質粉を圧粉成形して、密度が7.5g/cm3の予備成形体を形成した。前記予備成形体を窒素ガス雰囲気のステンレスメッシュ炉内で、900℃で60分間仮焼結して成形素材を得た。その結果、前記成形素材の伸びは16.9%、硬さはHRB50.6であった。なお、仮焼結時間を60〜120分の範囲で変化させて実験したが、成形素材の伸び及び硬さへの影響は殆どなかった。
【0059】
また、前記成形素材を冷間鍛造し、1100℃で再焼結した状態の製品から図11に示す試験片を作成して引張り試験をした結果、引張り強度は637N/mm2であった。また、再焼結後に更に熱処理を加えた製品の引張り強度は1000N/mm2であった。なお、前記試験片の密度は炭素鋼の密度と同じ7.87g/cm3であった。
【0060】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、焼結金属による機械的強度の高い機械部品を得るために好適な、所定量の黒鉛が含まれ、伸びが大きく、かつ硬さが低い性質を有し、優れた変形能を有する金属質粉成形素材及びその製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す金属質粉成形素材の製造工程説明図である。
【図2】 予備成形体の製造工程を、成形ダイスの成形空間内に金属質粉を充填した状態(a)、金属質粉を上パンチ及び下パンチで加圧した状態(b)、加圧完了後予備成形体の取り出しのために成形ダイスを下降させ始めた状態(c)、予備成形体を取り出す状態(d)で示す説明図である。
【図3】 黒鉛を0.5重量%混合した金属質粉から形成した予備成形体を800℃で仮焼結して得られた成形素材の密度と伸びとの関係を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面である。
【図4】 成形素材の組織を示す図面である。
【図5】 密度が7.3g/cm3の成形素材について、黒鉛量と仮焼結温度とを変化させた場合の伸びの変化を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面である。
【図6】 密度が7.5g/cm3の成形素材について、黒鉛量と仮焼結温度とを変化させた場合の伸びの変化を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面である。
【図7】 密度が7.3g/cm3の成形素材について、黒鉛量と仮焼結温度とを変化させた場合の硬さの変化を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面である。
【図8】 密度が7.5g/cm3の成形素材について、黒鉛量と仮焼結温度とを変化させた場合の硬さの変化を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面である。
【図9】 粒径が20μmの黒鉛を0.5重量%混合した金属質粉から形成した、密度が7.3g/cm3及び7.5g/cm3の成形素材について、仮焼結温度と降伏応力との関係を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面である。
【図10】 粒径が5μmの黒鉛を0.5重量%混合した金属質粉から形成した、密度が7.3g/cm3及び7.5g/cm3の成形素材について、仮焼結温度と降伏応力との関係を、データ(a)及びグラフ(b)で示す図面である。
【図11】 試験片を、平面図(a)及び側面図(b)で示す図面である。
【符号の説明】
1 成形工程
2 焼結工程
3 金属質粉
3a 金属粉
3b 黒鉛
8 予備成形体

Claims (3)

  1. 鉄を主成分とする金属粉に0.3重量%以上の黒鉛を混合してなる金属質粉を圧粉成形して得られた、密度が7.3g/cm 3 以上の予備成形体を800〜1000℃の温度で仮焼結してなり、金属粉の粒界に黒鉛が残留している状態の組織を有して、伸びが10%以上で且つ硬さがHRB60以下であることを特徴とする、金属質粉成形素材。
  2. 鉄を主成分とする金属粉に0.3重量%以上の黒鉛を混合してなる金属質粉を成形ダイスの成形空間内に充填する工程と
    成形ダイスの成形空間が、上パンチが挿入される大径部と、下パンチが挿入される小径部と、これら大径部と小径部とを繋ぐテーパ部と、上パンチ及び下パンチの一方または両方が、成形ダイスの成形空間に臨む端面の外周端部に、成形空間の容積を増大させる切欠きを備え、上パンチおよび下パンチで加圧する工程と、
    成形工程で得られた予備成形体を800〜1000℃の温度で仮焼結して、金属粉の粒界に黒鉛が残留している状態の組織を得る工程と、
    を有することを特徴とする属質粉成形素材の製造方法
  3. 鉄を主成分とする金属粉に0.3重量%以上の黒鉛を混合してなる金属質粉を圧粉成形して得られた、密度が7.3g/cm 3 以上の予備成形体を800〜1000℃の温度で仮焼結してなり、金属粉の組織は全体がフェライト組織又は黒鉛の近傍にパーライトが析出している組織を有することを特徴とする、金属質粉成形素
JP29637797A 1997-10-14 1997-10-14 金属質粉成形素材及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3871781B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29637797A JP3871781B2 (ja) 1997-10-14 1997-10-14 金属質粉成形素材及びその製造方法
AU92842/98A AU9284298A (en) 1997-10-14 1998-10-06 Sintered powder metal bodies and process for producing the same
EP98945632A EP1027468B1 (en) 1997-10-14 1998-10-06 Sintered powder metal bodies and process for producing the same
PCT/JP1998/004508 WO1999019524A1 (en) 1997-10-14 1998-10-06 Sintered powder metal bodies and process for producing the same
US09/308,711 US6159266A (en) 1997-10-14 1998-10-06 Sintered powder metal bodies and process for producing the same
CA002305136A CA2305136A1 (en) 1997-10-14 1998-10-06 Sintered powder metal bodies and process for producing the same
KR1020007003917A KR20010024478A (ko) 1997-10-14 1998-10-06 소결 분말 금속체 및 그 제조 방법
CN98810169A CN1276023A (zh) 1997-10-14 1998-10-06 粉末金属烧结体及其制备方法
DE69814131T DE69814131T2 (de) 1997-10-14 1998-10-06 Metallpulversinterformkörper und verfahren ihrer herstellung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29637797A JP3871781B2 (ja) 1997-10-14 1997-10-14 金属質粉成形素材及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11117002A JPH11117002A (ja) 1999-04-27
JP3871781B2 true JP3871781B2 (ja) 2007-01-24

Family

ID=17832770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29637797A Expired - Lifetime JP3871781B2 (ja) 1997-10-14 1997-10-14 金属質粉成形素材及びその製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6159266A (ja)
EP (1) EP1027468B1 (ja)
JP (1) JP3871781B2 (ja)
KR (1) KR20010024478A (ja)
CN (1) CN1276023A (ja)
AU (1) AU9284298A (ja)
CA (1) CA2305136A1 (ja)
DE (1) DE69814131T2 (ja)
WO (1) WO1999019524A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6503443B1 (en) * 1999-04-16 2003-01-07 Unisia Jecs Corporation Metallic powder molding material and its re-compression molded body and sintered body obtained from the re-compression molded body and production methods thereof
US6514307B2 (en) * 2000-08-31 2003-02-04 Kawasaki Steel Corporation Iron-based sintered powder metal body, manufacturing method thereof and manufacturing method of iron-based sintered component with high strength and high density
CA2372780C (en) * 2001-05-17 2007-02-13 Kawasaki Steel Corporation Iron-based mixed powder for powder metallurgy and iron-based sintered compact
JP3741654B2 (ja) * 2002-02-28 2006-02-01 Jfeスチール株式会社 高密度鉄基鍛造部品の製造方法
JP4407134B2 (ja) * 2003-03-11 2010-02-03 Jfeスチール株式会社 鉄基焼結体の製造方法および焼結用圧縮成形体
US20060086207A1 (en) * 2004-10-25 2006-04-27 David Swenson Method for manufacturing counterweights
US7722803B2 (en) * 2006-07-27 2010-05-25 Pmg Indiana Corp. High carbon surface densified sintered steel products and method of production therefor
JP5384014B2 (ja) * 2008-02-21 2014-01-08 Ntn株式会社 焼結軸受
US8257462B2 (en) 2009-10-15 2012-09-04 Federal-Mogul Corporation Iron-based sintered powder metal for wear resistant applications
CN203253929U (zh) * 2012-04-12 2013-10-30 会田工程技术有限公司 混合粉末的高密度成形装置
KR20150011810A (ko) * 2012-04-23 2015-02-02 아이다 엔지니어링, 엘티디. 혼합분말의 고밀도 성형방법 및 고밀도 성형장치
CN113459574B (zh) * 2021-06-30 2022-09-13 湖南嘉恒制药有限公司 一种用于粉末药片的压合取出机构

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE508993A (ja) *
CH352352A (de) * 1955-12-31 1961-02-28 Cosid Werke Veb Verfahren zur Herstellung eines Eisen-Graphit-Verbundwerkstoffes
GB1402660A (en) * 1973-08-17 1975-08-13 Toyo Kohan Co Ltd Alloy steels
JPS62202046A (ja) * 1986-03-03 1987-09-05 Toyota Motor Corp 高強度焼結体の製造方法
JPH01123005A (ja) * 1987-11-09 1989-05-16 Mazda Motor Corp 焼結冷間鍛造方法
JPH01165702A (ja) * 1987-12-23 1989-06-29 Kawasaki Steel Corp 高密度および高強度の合金鋼焼結体の製造方法
GB8921260D0 (en) * 1989-09-20 1989-11-08 Brico Engineering Company Sintered materials
US5108493A (en) * 1991-05-03 1992-04-28 Hoeganaes Corporation Steel powder admixture having distinct prealloyed powder of iron alloys
US5154881A (en) * 1992-02-14 1992-10-13 Hoeganaes Corporation Method of making a sintered metal component
US5368630A (en) * 1993-04-13 1994-11-29 Hoeganaes Corporation Metal powder compositions containing binding agents for elevated temperature compaction
US5571305A (en) * 1993-09-01 1996-11-05 Kawasaki Steel Corporation Atomized steel powder excellent machinability and sintered steel manufactured therefrom
JP3347451B2 (ja) * 1993-10-27 2002-11-20 株式会社ユニシアジェックス 圧粉成形用金型装置及び成形品成形方法
US5552109A (en) * 1995-06-29 1996-09-03 Shivanath; Rohith Hi-density sintered alloy and spheroidization method for pre-alloyed powders
JP3499370B2 (ja) * 1996-04-22 2004-02-23 株式会社日立ユニシアオートモティブ 焼結冷間鍛造方法
US5872322A (en) * 1997-02-03 1999-02-16 Ford Global Technologies, Inc. Liquid phase sintered powder metal articles

Also Published As

Publication number Publication date
DE69814131T2 (de) 2003-10-23
JPH11117002A (ja) 1999-04-27
CA2305136A1 (en) 1999-04-22
CN1276023A (zh) 2000-12-06
DE69814131D1 (de) 2003-06-05
WO1999019524A1 (en) 1999-04-22
EP1027468B1 (en) 2003-05-02
KR20010024478A (ko) 2001-03-26
US6159266A (en) 2000-12-12
EP1027468A1 (en) 2000-08-16
AU9284298A (en) 1999-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3871781B2 (ja) 金属質粉成形素材及びその製造方法
TW436345B (en) Metallic powder molding material and its re-compression molded body and sintered body obtained from the re-compression molded body and production methods thereof
JPH0689365B2 (ja) 粉末冶金用アトマイズ予合金鋼粉
CN110653371B (zh) 一种金刚石绳锯串珠高冷压成型的工艺
KR20030071540A (ko) 고밀도 철기 단조 부품 생산 방법
US6126894A (en) Method of producing high density sintered articles from iron-silicon alloys
US3978744A (en) Diamond wire drawing die blanks and methods of making the same
JP3774625B2 (ja) 焼結部材の鍛造方法
JP3871825B2 (ja) 金属質粉成形素材の再圧縮成形体及びその再圧縮成形体から得られる焼結体並びにそれらの製造方法
JP3499370B2 (ja) 焼結冷間鍛造方法
JP3621377B2 (ja) 傘歯車の製造方法、傘歯車のギアブランクの製造方法、傘歯車のギアブランクおよび傘歯車のギアブランク製造用の金型本体
JPS596301A (ja) 粉末金属製の部品の高密度化法
JP3780438B2 (ja) 歯付き部材及びその製造方法
JP2932538B2 (ja) 成形弾用合金素材の製造方法
JP2002275572A (ja) 金属粉成形素材とその再圧縮成形体及び圧縮成形体から得られる焼結体とその製造方法
JP3788559B2 (ja) 焼結部品の製造方法
KR101776428B1 (ko) 이종 재질 스프로켓의 제조방법
US20030063992A1 (en) Methods of filling a die cavity with multiple materials for powder metal compaction
JP2000017307A (ja) 焼結部材の製造方法
JP3232685B2 (ja) アルミニウム粉末鍛造品の製造方法
JP6810883B2 (ja) 鉄−炭素系焼結部材およびその製造方法
JPH1030136A (ja) 焼結チタン合金の製造方法
JP5339770B2 (ja) 焼結体の製造方法
JP2819844B2 (ja) アルミニウム合金部材の製造方法
JPS6070139A (ja) 合金の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 3

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091027

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101027

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111027

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121027

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131027

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term