[go: up one dir, main page]

JP3869306B2 - 現像処理方法および現像液塗布装置 - Google Patents

現像処理方法および現像液塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3869306B2
JP3869306B2 JP2002146594A JP2002146594A JP3869306B2 JP 3869306 B2 JP3869306 B2 JP 3869306B2 JP 2002146594 A JP2002146594 A JP 2002146594A JP 2002146594 A JP2002146594 A JP 2002146594A JP 3869306 B2 JP3869306 B2 JP 3869306B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
liquid
wafer
storage chamber
mixing chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002146594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003151895A (ja
Inventor
孝介 吉原
啓一 田中
太郎 山本
秀治 京田
博史 竹口
厚 大河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2002146594A priority Critical patent/JP3869306B2/ja
Priority to KR1020020050805A priority patent/KR100876128B1/ko
Priority to US10/227,814 priority patent/US6811962B2/en
Priority to CN 200510099555 priority patent/CN1743963B/zh
Priority to CNB021437564A priority patent/CN1289970C/zh
Publication of JP2003151895A publication Critical patent/JP2003151895A/ja
Priority to US10/943,840 priority patent/US6991385B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3869306B2 publication Critical patent/JP3869306B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/6715Apparatus for applying a liquid, a resin, an ink or the like
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D3/00Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion
    • G03D3/02Details of liquid circulation
    • G03D3/06Liquid supply; Liquid circulation outside tanks
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
    • G03F7/3021Imagewise removal using liquid means from a wafer supported on a rotating chuck

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光処理された半導体ウエハ等の基板に現像処理を施す現像処理方法および現像液塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスの製造プロセスにおいては、いわゆるフォトリソグラフィー技術を用いて、半導体ウエハの表面に所定の回路パターンを形成している。このフォトリソグラフィー工程では、例えば、洗浄処理された半導体ウエハにフォトレジスト液を塗布してレジスト膜を形成し、所定のパターンでレジスト膜を露光し、これを現像処理するという一連の処理が行われている。
【0003】
このうち現像処理工程においては、最初に露光処理がされた半導体ウエハを回転自在なスピンチャックに保持させる。次いで静止状態に保持された半導体ウエハの表面に現像液を液盛りして現像液のパドルを形成し、所定時間放置して現像反応を進行させる。続いて半導体ウエハ上へ純水等のリンス液を供給しながら半導体ウエハを回転させて半導体ウエハをリンス処理し、最後に半導体ウエハへのリンス液の供給を停止して半導体ウエハを高速回転させることにより半導体ウエハをスピン乾燥させる。このとき使用される現像液としては、ほぼ全てのレジスト材料に対して、固定濃度、例えば2.38wt%、のTMAH溶液が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、厳密には各レジスト材料に対して適切な現像液濃度は異なる。また、現像反応が進行している過程で適切な現像液濃度は反応時間とともに変化する。従来は、一定濃度の現像液を複数のレジスト材料に対して用いても、必要とされる回路パターンの形状精度等を得ることが可能であったが、近年、現像液に対する反応性の高いレジスト材料が使用されるようになっていることや、レジスト膜がより薄く形成されるようになっていること、露光に用いられる光の短波長化と露光されるパターンの細線化が進んでいること等に起因して、従来の一定濃度の現像液を用いる現像処理方法では、良好な回路パターンを形成することが困難となっている。
【0005】
また、半導体ウエハを静止させた状態で行う従来の現像処理方法では、レジスト膜が溶解する現像反応によって生成した溶解生成物が高濃度で滞留している部分がある。このため、現像処理の後期において、これら高濃度で滞留する溶解生成物と現像液の平衡状態が崩れ、溶解生成物が現像液側に拡散する。これに伴う現像液の移動によって、ウエハ面内において部分的なCD(critical dimension)、すなわち、パターンの線幅の変動が起こる可能性がある。さらに現像処理後にリンス液の供給を開始すると同時にウエハを回転させて現像液および溶解生成物を除去すると、高濃度の溶解生成物が遠心力によって拡がる際にウエハの表面に痕跡を残し、この痕跡が品質を低下させている。
【0006】
このようにレジストの溶解生成物は現像後期でCDに影響を与えるが、開口率により溶解生成物の発生量が異なるために、同一パターンであるにもかかわらずマスクの開口率によってウエハ面内のCD分布が異なる結果となる。また、1ショット内においては、その中央部と外周部のCDも異なる結果となる。このように、従来の現像処理方法では基板の面内におけるCDの均一性は必ずしもよいものではない。このような問題を解決するために、従来は所定の現像処理条件においてマスクのパターンを補正する等の対策を採ることで対処していたが、このような条件決めに多大な労力を必要とする問題がある。
【0007】
さらにまた、現像反応が終了した後に半導体ウエハに純水を供給すると、半導体ウエハ上の現像液のpHが急激に低下するために、これによって溶解生成物が固体析出して現像パターンに付着し、欠陥を生ずる場合がある。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、レジスト材料の現像液に対する特性に応じた適切な現像処理方法を提供することを目的とする。また本発明は、CD均一性を高めた現像処理方法を提供することを目的とする。さらに本発明は現像処理時における溶解生成物の固体析出による欠陥の発生を抑制する現像処理方法を提供することを目的とする。これらに加えて本発明は、このような現像処理方法に用いられる現像液塗布装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点によれば、基板に現像液を塗布する現像液塗布装置であって、
一方向に長い形状を有し、その長手方向に沿って略帯状に現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、
前記現像液吐出ノズルに所定濃度の現像液を送液する第1の送液装置と、
前記現像液吐出ノズルに純水または前記第1の送液装置から送液される現像液とは異なる濃度の現像液を送液する第2の送液装置と、
を具備し、
前記現像液吐出ノズルは、
前記第1の送液装置から送液される現像液を貯留する第1の液貯留室と、
前記第2の送液装置から送液される純水または現像液を貯留する第2の液貯留室と、
下端に現像液または純水を吐出する現像液吐出口を有し、かつ、前記第1の液貯留室および前記第2の液貯留室と連通する液混合室と、
前記第1の液貯留室と前記液混合室とを連通させる第1の連通路と、
前記第2の液貯留室と前記液混合室とを連通させる第2の連通路と、
前記液混合室内に設けられ、そこに流れ込む液を均一に混合する緩衝棒と、
を有し、
前記液混合室において前記第1の液貯留室に貯留された現像液と前記第2の液貯留室に貯留された純水または前記異濃度の現像液とを混合させて所定濃度の現像液を調製し前記現像液吐出口から吐出することを特徴とする現像液塗布装置が提供される。
0010
本発明の第2の観点によれば、基板に現像液を塗布する現像液塗布装置であって、
一方向に長い形状を有し、その長手方向に沿って略帯状に現像液を吐出する現像液吐出 ノズルと、
前記現像液吐出ノズルに所定濃度の現像液を送液する現像液送液装置と、
前記現像液吐出ノズルに複数種の液体を別々に送液する複数の送液装置と、
を具備し、
前記現像液吐出ノズルは、
前記現像液送液装置から送液される現像液を貯留する現像液貯留室と、
前記複数の送液装置から送液される複数種の液体を別々に貯留する複数の液貯留室と、
下端に現像液または前記複数種の液体を吐出する液吐出口を有し、かつ、前記現像液貯留室および前記複数の液貯留室と連通する液混合室と、
前記現像液貯留室と前記液混合室とを連通させる第1の連通路と、
前記複数の液貯留室と前記液混合室とをそれぞれ連通させる第2の連通路と、
前記液混合室内に設けられ、そこに流れ込む液を均一に混合する緩衝棒と、
を有し、
前記液混合室において前記複数種の液体から選ばれた少なくとも2種類の液体を混合することによって調整される所定の液体を前記液吐出口から吐出することを特徴とする現像液塗布装置が提供される。
0011
このような現像液塗布装置によれば、現像液の濃度調整が容易であり、また現像液濃度に応じて複数のノズルを配置する必要がないために、装置構成を簡単にすることができる。
0012
本発明の第3の観点によれば、レジスト膜が形成されて露光処理された基板の現像処理方法であって、
前記基板に現像液を液盛りする第1工程と、
前記現像液が塗布された基板を所定時間放置して現像反応を進行させる第2工程と、
前記現像液が塗布された基板にさらに新しい現像液を塗布する第3工程と、
前記新しい現像液が塗布された基板を所定時間放置して前記第2工程において生成した溶解生成物の濃度を前記新しい現像液によって低下させる第4工程と、
前記新しい現像液が塗布された基板のリンス処理を行う第5工程と、
を有し、
前記第3工程において用いるノズルは、前記新しい現像液を略帯状に吐出可能なノズルであって、幅方向に隔離して設けられた現像液貯留室および純水貯留室と、下端に長手方向に沿って略帯状に現像液を吐出する現像液吐出口を有し、前記現像液貯留室および前記純水貯留室と連通する液混合室と、前記現像液貯留室と前記液混合室を連通させる第1の連通路と、前記純水貯留室と前記液混合室を連通させる第2の連通路と、前記液混合室内に設けられ、そこに流れ込む液を均一に混合する緩衝棒とを有し、
前記純水貯留室から所定量の純水を前記液混合室へ送液し、かつ、前記現像液貯留室から所定量の現像液を前記液混合室へ送液することによって、前記液混合室において所望濃度の現像液を調製し、前記緩衝棒により均一に混合して前記現像液吐出口から吐出することを特徴とする現像処理方法が提供される。
0013
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、半導体ウエハ(ウエハ)へのレジスト塗布から現像処理までを一貫して行うレジスト塗布・現像処理システムを用いた現像処理方法について説明する。
0014
図1は、レジスト塗布・現像処理システムを示す概略平面図、図2はその正面図、図3はその背面図である。このレジスト塗布・現像処理システム1は、搬送ステーションであるカセットステーション10と、複数の処理ユニットを有する処理ステーション11と、処理ステーション11に隣接して設けられる図示しない露光装置との間でウエハWを受け渡すためのインターフェイス部12と、を具備している。
0015
カセットステーション10は、被処理体としてのウエハWを複数枚、例えば25枚単位でウエハカセットCRに搭載された状態で、他のシステムから本レジスト塗布・現像処理システム1へ搬入し、または本レジスト塗布・現像処理システム1から他のシステムへ搬出する等、ウエハカセットCRと処理ステーション11との間でウエハWの搬送を行うためのものである。
0016
カセットステーション10においては、図1に示すように、カセット載置台20上に図中X方向に沿って複数(図では4個)の位置決め突起20aが形成されており、この突起20aの位置にウエハカセットCRがそれぞれのウエハ出入口を処理ステーション11側に向けて1列に載置可能となっている。ウエハカセットCRにおいてはウエハWが垂直方向(Z方向)に配列されている。また、カセットステーション10は、カセット載置台20と処理ステーション11との間に位置するウエハ搬送機構21を有している。
0017
ウエハ搬送機構21は、カセット配列方向(X方向)およびその中のウエハWの配列方向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送用アーム21aを有しており、このウエハ搬送用アーム21aにより、いずれかのウエハカセットCRに対して選択的にアクセス可能となっている。また、ウエハ搬送用アーム21aは、図1中に示されるθ方向に回転可能に構成されており、後述する処理ステーション11側の第3の処理部Gに属するアライメントユニット(ALIM)およびエクステンションユニット(EXT)にもアクセスできるようになっている。
0018
一方、処理ステーション11は、ウエハWへ対して塗布・現像を行う際の一連の工程を実施するための複数の処理ユニットを備え、これらが所定位置に多段に配置されており、これらによりウエハWが1枚ずつ処理される。この処理ステーション11は、図1に示すように、中心部にウエハ搬送路22aを有しており、この中に主ウエハ搬送機構22が設けられ、ウエハ搬送路22aの周りに全ての処理ユニットが配置された構成となっている。これら複数の処理ユニットは、複数の処理部に分かれており、各処理部は複数の処理ユニットが垂直方向(Z方向)に沿って多段に配置されている。
0019
主ウエハ搬送機構22は、図3に示すように、筒状支持体49の内側に、ウエハ搬送装置46を上下方向(Z方向)に昇降自在に装備している。筒状支持体49は図示しないモータの回転駆動力によって回転可能となっており、それに伴ってウエハ搬送装置46も一体的に回転可能となっている。ウエハ搬送装置46は、搬送基台47の前後方向に移動自在な複数本の保持部材48を備え、これらの保持部材48によって各処理ユニット間でのウエハWの受け渡しを実現している。
0020
また、図1に示すように、この実施の形態においては、4個の処理部G・G・G・Gがウエハ搬送路22aの周囲に実際に配置されており、第5の処理部Gは必要に応じて配置可能となっている。これらのうち、第1および第2の処理部G・Gはレジスト塗布・現像処理システム1の正面側(図1における手前側)に並列に配置され、第3の処理部Gはカセットステーション10に隣接して配置され、第4の処理部Gはインターフェイス部12に隣接して配置されている。また、第5の処理部Gは背面部に配置可能となっている。
0021
第1の処理部Gでは、コータカップ(CP)内でウエハWを図示しないスピンチャックに乗せて所定の処理を行う2台のスピナ型処理ユニットであるレジスト塗布ユニット(COT)およびレジストのパターンを現像する現像ユニット(DEV)が下から順に2段に重ねられている。第2の処理部Gも同様に、2台のスピナ型処理ユニットとしてレジスト塗布ユニット(COT)および現像ユニット(DEV)が下から順に2段に重ねられている。
0022
第3の処理部Gにおいては、図3に示すように、ウエハWを載置台SPに載せて所定の処理を行うオーブン型の処理ユニットが多段に重ねられている。すなわち、レジストの定着性を高めるためのいわゆる疎水化処理を行うアドヒージョンユニット(AD)、位置合わせを行うアライメントユニット(ALIM)、ウエハWの搬入出を行うエクステンションユニット(EXT)、冷却処理を行うクーリングユニット(COL)、露光処理前や露光処理後さらには現像処理後にウエハWに対して加熱処理を行う4つのホットプレートユニット(HP)が下から順に8段に重ねられている。なお、アライメントユニット(ALIM)の代わりにクーリングユニット(COL)を設け、クーリングユニット(COL)にアライメント機能を持たせてもよい。
0023
第4の処理部Gにおいても、オーブン型の処理ユニットが多段に重ねられている。すなわち、クーリングユニット(COL)、クーリングプレートを備えたウエハ搬入出部であるエクステンション・クーリングユニット(EXTCOL)、エクステンションユニット(EXT)、クーリングユニット(COL)、および4つのホットプレートユニット(HP)が下から順に8段に重ねられている。
0024
主ウエハ搬送機構22の背部側に第5の処理部Gを設ける場合には、第5の処理部Gは、案内レール25に沿って主ウエハ搬送機構22から見て側方へ移動できるようになっている。したがって、第5の処理部Gを設けた場合でも、これを案内レール25に沿ってスライドすることにより空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機構22に対して背後からメンテナンス作業を容易に行うことができる。
0025
インターフェイス部12は、奥行方向(X方向)については、処理ステーション11と同じ長さを有している。図1、図2に示すように、このインターフェイス部12の正面部には、可搬性のピックアップカセットCRと定置型のバッファカセットBRが2段に配置され、背面部には周辺露光装置23が配設され、中央部にはウエハ搬送機構24が配設されている。このウエハ搬送機構24はウエハ搬送用アーム24aを有しており、このウエハ搬送用アーム24aは、X方向、Z方向に移動して両カセットCR・BRおよび周辺露光装置23にアクセス可能となっている。
0026
なお、ウエハ搬送用アーム24aはθ方向に回転可能であり、処理ステーション11の第4の処理部Gに属するエクステンションユニット(EXT)や、さらには隣接する露光装置側の図示しないウエハ受け渡し台にもアクセス可能となっている。
0027
上述したレジスト塗布・現像処理システム1においては、まず、カセットステーション10において、ウエハ搬送機構21のウエハ搬送用アーム21aがカセット載置台20上の未処理のウエハWを収容しているウエハカセットCRにアクセスして1枚のウエハWを取り出し、第3の処理部Gのエクステンションユニット(EXT)に搬送する。
0028
ウエハWは、エクステンションユニット(EXT)から、主ウエハ搬送機構22のウエハ搬送装置46により、第3の処理部Gのアライメントユニット(ALIM)に搬送されてアライメントされた後、アドヒージョン処理ユニット(AD)に搬送され、そこでレジストの定着性を高めるための疎水化処理(HMDS処理)が施される。この処理は加熱を伴うため、その後ウエハWはウエハ搬送装置46によりクーリングユニット(COL)に搬送されて冷却される。
0029
なお、使用されるレジストの種類によっては、このHMDS処理を行わずに、直接にウエハWをレジスト塗布ユニット(COT)に搬送する場合があり、例えば、ポリイミド系レジストを用いる場合を挙げることができる。
0030
アドヒージョン処理ユニット(AD)での処理が終了してクーリングユニット(COL)で冷却されたウエハW、またはアドヒージョン処理ユニット(AD)での処理を行わないウエハWは、引き続き、ウエハ搬送装置46によりレジスト塗布ユニット(COT)に搬送され、そこでレジストが塗布され、塗布膜が形成される。塗布処理終了後、ウエハWは、第3または第4の処理部G・Gのいずれかのホットプレートユニット(HP)内でプリベーク処理され、その後いずれかのクーリングユニット(COL)にて冷却される。
0031
冷却されたウエハWは、第3の処理部Gのアライメントユニット(ALIM)に搬送され、そこでアライメントされた後、第4の処理部Gのエクステンションユニット(EXT)を介してインターフェイス部12に搬送される。
0032
ウエハWは、インターフェイス部12において周辺露光装置23により周辺露光されて余分なレジストが除去された後、インターフェイス部12に隣接して設けられた図示しない露光装置に搬送され、そこで所定のパターンにしたがってウエハWのレジスト膜に露光処理が施される。
0033
露光後のウエハWは、再びインターフェイス部12に戻され、ウエハ搬送機構24により、第4の処理部Gに属するエクステンションユニット(EXT)に搬送される。そして、ウエハWは、ウエハ搬送装置46により、いずれかのホットプレートユニット(HP)に搬送されて、ポストエクスポージャーベーク処理が施され、次いで、クーリングユニット(COL)により冷却される。
0034
その後、ウエハWは現像ユニット(DEV)に搬送され、そこで露光パターンの現像が行われる。現像終了後、ウエハWはいずれかのホットプレートユニット(HP)に搬送されてポストベーク処理が施され、次いで、クーリングユニット(COL)により冷却される。このような一連の処理が終了した後、第3の処理部Gのエクステンションユニット(EXT)を介してカセットステーション10に戻され、いずれかのウエハカセットCRに収容される。
0035
次に、上述した現像処理ユニット(DEV)について詳細に説明する。図4は現像処理ユニット(DEV)の構成を示す概略断面図、図5はその概略平面図である。現像処理ユニット(DEV)の中央部には環状のコータカップ(CP)が配置され、コータカップ(CP)の内側にはスピンチャック52が配置されている。スピンチャック52は真空吸着によってウエハWを固定保持した状態で、駆動モータ54によって回転駆動される。駆動モータ54はユニット底板50の開口に昇降移動可能に配置され、例えばアルミニウムからなるキャップ状のフランジ部材58を介して、例えばエアシリンダからなる昇降駆動手段60および昇降ガイド手段62と結合されている。駆動モータ54の側面には、例えばステンレス鋼(SUS)からなる筒状の冷却ジャケット64が取り付けられ、フランジ部材58は冷却ジャケット64の上半部を覆うように取り付けられている。
0036
現像液塗布時、フランジ部材58の下端は、ユニット底板50の開口の外周付近でユニット底板50に密着し、これによりユニット内部が密閉される。スピンチャック52と主ウエハ搬送機構22との間でウエハWの受け渡しが行われるときは、昇降駆動手段60が駆動モータ54またはスピンチャック52を上方へ持ち上げることでフランジ部材58の下端がユニット底板50から浮くようになっている。なお、現像処理ユニット(DEV)のケーシングには、保持部材48が侵入するための窓70が形成されている。
0037
ウエハWの表面に現像液を供給するための現像液吐出ノズル86は、長尺状をなし、その長手方向(X方向)を水平にして配置されている。現像液吐出ノズル86へは、現像液供給部79aと純水供給部79bとから、現像液と純水を別々に送液することができるようになっている。図6は現像液吐出ノズル86の概略断面図である。現像液吐出ノズル86は、現像液を貯留可能なX方向に延在する現像液貯留室87aと、現像液貯留室87aに連通する2本の連通路89aを有し、各連通路89aの一端が現像液を吐出するスリット型吐出口88aとなっている。また、純水を貯留可能な純水貯留室87bが現像液貯留室87aとは独立して連通路89aの間に形成されており、純水貯留室87bに連通する連通路89bの一端が純水を吐出するスリット型吐出口88bとなっている。
0038
現像液貯留室87aには現像液供給部79aから所定の現像液が供給され、こうして現像液貯留室87aに供給された現像液は、連通路89aを通して各連通路89aの端のスリット型吐出口88aから吐出される。連通路89a内のスリット型吐出口88aの近傍には緩衝棒85a(例えば、石英棒や多孔体)が配置されており、この緩衝棒85aによって、スリット型吐出口88aからの現像液の吐出圧力が現像液吐出ノズル86の長手方向で均一とされ、かつ、スリット型吐出口88aからの現像液の液漏れが防止される。このような緩衝棒85aと同様の機能を有する緩衝棒85bが連通路89b内のスリット型吐出口88bの近傍にも設けられている。
0039
なお、一定量の現像液を一定時間内にウエハWに吐出する場合において、1本の現像液吐出ノズルに1箇所しかスリット型吐出口が設けられていない場合には、現像液の吐出圧力が大きくなるために、現像液を液盛りして現像液のパドルを形成する際にウエハWからこぼれ落ちる現像液の量が多くなる問題がある。また、現像液が液盛りされているウエハWにさらに現像液を塗布する場合には、先に液盛りされた現像液が撹拌され易くなる。反対に、スリット吐出口の幅を広げると吐出圧力は小さくなるが、安定した現像液の吐出が困難となる。そこで、現像液吐出ノズル86ではスリット型吐出口88aを2箇所に設けることで、1箇所からの現像液の吐出圧力を小さくしながら、一定量の現像液をウエハWに塗布することを可能としている。
0040
図7は現像液供給部79aの概略構成を示す説明図である。現像液供給部79aからは、所定濃度に調整された現像液を現像液吐出ノズル86へ供給することができるようになっている。つまり、図示しない純水貯蔵源から電磁バルブ81a等の流量制御手段を通して純水が混合器83へ送液され、また、図示しない現像液貯蔵源から一定濃度、例えば、2.38%のTMAH現像液が電磁バルブ81bを通して混合器83へ送液されて、これらの純水と現像液が混合器83において均一に混合され、そして現像液吐出ノズル86に送液される。
0041
現像液供給部79aには、混合器83を経て現像液吐出ノズル86へ供給される現像液の濃度を監視する濃度センサ84が設けられており、濃度センサ84は現像液濃度が所定値となるように電磁バルブ81a・81bへ制御信号を送る。電磁バルブ81a・81bの開閉量を制御して流量を制御することにより、所望する濃度の現像液を調製することができる。このような混合器83を通る現像液の供給ルートは、2.38%の現像液を薄めて用いる場合に使用される。なお、電磁バルブ81bと混合器83との間の送液流路には三方弁82が設けられており、この三方弁82の動作を制御することにより、2.38%の現像液をそのまま現像液吐出ノズル86へ送液することもできるようになっている。
0042
純水貯留室87bには純水供給部79bから純水が供給され、1箇所のスリット型吐出口88bから吐出される。なお、純水供給部79bから所定の濃度の現像液を送液する構造とすることも可能である。
0043
このように所定濃度の現像液および純水を吐出可能な現像液吐出ノズル86はノズルスキャンアーム92の先端部に着脱可能に取り付けられている。ノズルスキャンアーム92は、ユニット底板50の上に一方向(Y方向)に敷設されたガイドレール91上で水平移動可能な垂直支持部材93の上端部に取り付けられており、Y軸駆動機構98によって垂直支持部材93と一体的にY方向に移動するようになっている。また、現像液吐出ノズル86は、Z軸駆動機構99によって上下方向(Z方向)に移動可能となっている。
0044
現像液の塗布方法としては、現像液吐出ノズル86から現像液をウエハW上に帯状に吐出させながら、Y軸駆動機構98によって現像液吐出ノズル86をガイドレール91に沿って、ウエハW上をスキャンするように移動させる方法、または、現像液吐出ノズル86の長手方向がウエハWの直径に重なる位置、例えば、図5に示される位置まで移動させ、その状態で現像液をウエハWに吐出させつつ、ウエハWを少なくとも1/2回転させる方法等を挙げることができる。
0045
現像液吐出ノズル86は、現像液を塗布後にノズル待機部94(図5)に待機されるようになっており、このノズル待機部94には現像液吐出ノズル86(スリット型吐出口88a・88b)を洗浄するノズル洗浄機構(ノズルバス)94aが設けられている。
0046
現像処理ユニット(DEV)は、ウエハWに対してリンス液を吐出するリンスノズル95を有しており、リンス液供給部90からリンス液がリンスノズル95に供給される。リンスノズル95はガイドレール91上をY方向に移動自在に設けられたノズルスキャンアーム96の先端に取り付けられており、現像液による現像処理の終了後にウエハW上に移動され、リンス液をウエハWに吐出する。
0047
リンス液としては現像液の溶媒である純水が好適に用いられる。リンスノズル95の形状に制限はなく、例えば、パイプ状のストレートノズル等を用いることができる。ウエハWからこぼれ落ち、または振り切られた現像液やリンス液はドレイン69から排出される。なお、現像液吐出ノズル86のスリット型吐出口88bから吐出される純水によってリンス処理を行うことも可能である。スリット型吐出口88aからの現像液の液垂れは緩衝棒85aによって抑制されているが、リンス処理時にはスリット型吐出口88aからの液垂れを確実に回避してリンス処理の精度を高める観点から、最終的にはリンスノズル95によるリンス処理を行うことが望ましい。
0048
現像処理ユニット(DEV)の駆動系の動作は、制御部97によって制御される。すなわち、駆動モータ54、Y軸駆動機構98、Z軸駆動機構99は、制御部97の指令により駆動、制御される。また、現像液供給部79a、純水供給部79b、リンス液供給部90についても、制御部97からの信号によって駆動系の動作と並行して制御される。
0049
次に、現像処理ユニット(DEV)を用い、レジスト膜の現像液に対する特性に応じて行われる種々の現像処理方法について以下に説明する。従来の現像処理方法においては、例えば2.38%に固定された濃度のTMAH現像液を用いていたが、現像液供給部79aにおいては任意の濃度の現像液を調整することが可能であるために、レジスト膜の現像液に対する特性に応じて、都度、適切な濃度の現像液を調整して現像処理に供することが可能である。これによって、形状精度等に優れた現像パターン(回路パターン)を得ることが可能となる。
0050
図8はレジスト膜の現像液に対する特性に応じて所定の濃度に調整された現像液を用いる現像処理方法を示すフローチャートである。所定の回路パターンが、例えばKrF線やArF線またはF線を用いて露光され、ポストエクスポージャーベーク処理および冷却処理されたウエハWは、主ウエハ搬送機構22の保持部材48によってコータカップ(CP)の真上まで搬送され、昇降駆動手段60によって上昇されたスピンチャック52に吸着保持される(ステップ1)
0051
次いで、現像液吐出ノズル86がウエハWの一方のY方向端に位置するようにし、現像液吐出ノズル86から、例えば、現像液供給部79aにおいて純水と2.38%のTMAH現像液とを混合して調製された所定濃度(例えば、2.0%)のTMAH現像液を帯状に吐出させながらY軸駆動機構98により現像液吐出ノズル86をウエハWのY方向の他端まで移動させ、ウエハWに所定濃度の現像液を液盛りする(ステップ2)。このような所定濃度の現像液が塗布されたら、ウエハWを所定時間放置して現像反応を進行させる(ステップ3)。
0052
続いて、現像液吐出ノズル86をノズル待機部94へ移動させ、収容し、洗浄処理する。所定時間経過後にリンスノズル95をウエハWの上方に移動して、リンスノズル95から純水(リンス液)を吐出しながらスピンチャック52を所定の回転数で回転させてウエハW上の現像液をリンス液とともに振り切り(ステップ4)、その後にリンス液の吐出を停止させた状態でスピンチャック52をより高速で回転させてウエハWを乾燥(スピン乾燥)させる(ステップ5)。乾燥したウエハWはウエハWを現像処理ユニット(DEV)に搬入したときと反対の手順で現像処理ユニット(DEV)から搬出する(ステップ6)。その後にウエハWは所定のホットプレートユニット(HP)へ搬入されて熱的な乾燥処理が施される。
0053
次に、図9に現像液に対する溶解速度の速いレジスト膜(例えば、商品名:UV6)が形成されたウエハWの現像処理方法の一例を記したフローチャートを示す。この場合には、ウエハWをスピンチャック52に保持(ステップ11)した後に、現像液吐出ノズル86から、例えば、純水と2.38%のTMAH現像液とを混合して調製された低濃度(例えば、1.55%)のTMAH現像液をウエハWに液盛りする(ステップ12)。現像液吐出ノズル86を複数回スキャンさせて、この低濃度の現像液を複数回塗布してもよい。このような低濃度の現像液がウエハWに塗布されたら、ウエハWを所定時間放置して現像反応を進行させる(ステップ13)。
0054
続いて、再び現像液吐出ノズル86から高濃度(例えば、2.38%)のTMAH現像液を帯状に吐出させて、この高濃度の現像液をウエハWにさらに塗布する(ステップ14)。このとき、先に液盛りされた低濃度の現像液が現像液吐出ノズル86の進行方向に押し出されつつ、高濃度の現像液が塗布される。現像液吐出ノズル86を複数回スキャンさせて、高濃度の現像液を複数回塗布してもよい。
0055
このような高濃度の現像液が塗布されたウエハWを所定時間放置して現像反応を進行させる(ステップ15)。ステップ12からステップ15までの処理を、ウエハWを回転させずに静止させた状態で行うことにより、レジスト膜の溶解生成物は撹拌されず、これにより溶解生成物の移動に起因する痕跡の発生が抑制される。ステップ15の所定時間が経過した後には、先に図8を参照しながら説明したステップ4〜ステップ6と同様に、リンス処理(ステップ16)、スピン乾燥(ステップ17)、ウエハWの現像処理ユニット外への搬出(ステップ18)という一連の工程を行う。
0056
上述したような静止したウエハWに液盛りをして現像反応を進行させる方法では、ウエハWの中心部に現像液が多く供給され易くなるために、ウエハWの中央部で現像反応が早く進行し、回路パターンの線幅は中央部で周辺部よりも細くなる傾向が現れる。レジスト膜の現像液に対する溶解速度が速い場合には、このような傾向が顕著に現れる。
0057
例えば、図10は、2種類の濃度(1.55%と2.38%)のTMAH現像液をウエハWに液盛りして現像反応を進行させたときに得られる線幅のばらつきを示したグラフである。図10の横軸の17箇所の測定点はウエハWの直径を均等長さに分割して、一端から他端へ向かって順次番号が付けられている。したがって、測定点9の近傍がウエハWの中心部となる。また、縦軸は各測定点での線幅を示しており、ここでは0.18μmの線幅が現像目標値となっている。
0058
この図10に示される結果から、高濃度の現像液(2.38%)を液盛りした場合には、ウエハWの周辺部と中央部とで線幅のばらつきが大きくなるが、低濃度の現像液(1.55%)を液盛りした場合には、ウエハWの周辺部と中央部とでは線幅のばらつきが低減されることがわかる。このため、低濃度の現像液のみで現像反応を完結させることも可能であるが、この場合には現像反応時間が長くなってしまうためにスループットが低下する。そこで、前述した図9のフローチャートに示す現像処理方法のように、最初に低濃度の現像液で現像を開始し、所定時間経過後に高濃度の現像液による短時間の現像を行うことにより、現像初期で発生する線幅のばらつきを抑えながら、しかもスループットを上げた現像処理を行うことが可能となる。
0059
次に、図11に現像液に対する溶解速度の遅いレジスト膜が形成されたウエハWの現像処理方法の一例を記したフローチャートを示す。この場合には、ウエハWをスピンチャック52に保持(ステップ21)した後に、ウエハWに現像液を液盛りするが、ここで低濃度の現像液を液盛りすると、現像液の液盛りに要する時間差が現像終了後にCDの差として現れ易くなる。そこで、ウエハWには高濃度(例えば、2.38%)の現像液を液盛りし(ステップ22)、その後所定時間保持する(ステップ23)。これによりCDのばらつきを抑えることが可能となる。
0060
このステップ23の所定時間が経過したら、先に液盛りされた高濃度の現像液よりも低濃度の現像液をウエハW上に液盛りし(ステップ24)、所定時間保持する(ステップ25)。低濃度の現像液の濃度は、例えば、0.5〜2.0%とすることができる。現像処理の後半での現像反応をゆっくり進行させることで、所望するCDに合わせ込むことが容易となる。
0061
所定の現像時間が終了したら、先に図8を参照しながら説明したステップ4〜ステップ6と同様に、リンス処理(ステップ26)、スピン乾燥(ステップ27)、ウエハWの現像処理ユニット(DEV)外への搬出(ステップ28)という一連の工程を行う。
0062
続いて、図12に、露光部分と未露光部分の現像液に対する溶解性の差が小さい(コントラストが小さい)レジスト膜が形成されたウエハWの現像処理方法の一例を記したフローチャートを示す。この場合には、ウエハWをスピンチャック52に保持(ステップ31)した後に、ウエハWに所定濃度の現像液を液盛りし(ステップ32)、さらに所定時間放置する(ステップ33)。このステップ32・33で用いられる現像液の濃度は、スループットを考えて適宜好適な濃度が選択され、例えば、1.5%〜2.38%とすることができる。
0063
このステップ33の所定時間が経過したら、先に液盛りされた現像液よりも低濃度の現像液をウエハW上に液盛りし(ステップ34)、所定時間保持する(ステップ35)。コントラストの低いレジスト膜では、露光時の回折光の影響で未露光部分のレジスト膜が徐々に溶解し、これによって形状精度の良好なパターンが得られなくなるおそれがある。しかし、現像反応の後半で現像液の濃度を低くして現像反応の速度を遅くすることにより未露光部の溶解が防止され、これにより良好な回路パターンを形成することが可能となる。
0064
所定の現像時間が終了したら、先に図8を参照しながら説明したステップ4〜ステップ6と同様に、リンス処理(ステップ36)、スピン乾燥(ステップ37)、ウエハWの現像処理ユニット(DEV)外への搬出(ステップ38)という一連の工程を行う。
0065
図13は、現像液の水分を吸収して膨潤を起こし易いレジスト膜が形成されたウエハWの現像処理方法の一例を示したフローチャートである。この場合には、ウエハWをスピンチャック52に保持(ステップ41)した後に、ウエハWに所定濃度の現像液を液盛りし(ステップ42)、さらに所定時間放置する(ステップ43)。このステップ42・43で用いられる現像液の濃度は、スループットやレジスト膜の現像液に対する溶解速度等を考慮して、適宜好適な濃度が選択され、例えば、0.5%〜2.0%とすることができる。
0066
この現像反応の過程で、レジスト膜が現像液の水分を吸収して膨潤を起こすと、現像後に残る線幅が広がり、またその壁面が荒れた状態となる等、形成される回路パターンの形状精度が低下する。そこで、ステップ43の所定時間経過後には、現像液からレジスト膜への水分の吸収が起こり難くなるように、先に液盛りした現像液よりも高濃度の現像液を再び液盛りし(ステップ44)、所定時間保持する(ステップ45)。これによりレジスト膜の膨潤を抑制することができる。また、すでにレジスト膜が膨潤を起こしていた場合にも、その部分は露光時の回折光の影響で現像液に溶解され易くなっているために高濃度の現像液によって溶解される。こうして所望する形状精度を有する回路パターンを得ることができるようになる。
0067
図14はレジスト膜の膨潤による線幅変化と現像液濃度との関係を示すグラフであり、同一のマスクを用いて露光されたパターンを、2.38%のTMAH現像液と0.5%のTMAH現像液を用いて、それぞれ20秒間または40秒間現像処理したときに得られた線幅を示している。2.38%のTMAH現像液を用いた場合には、現像時間が異なっていても線幅の変化は殆どない。しかし、0.5%のTMAH現像液を用いた場合には、現像時間が長くなると線幅が広くなる、所謂「太り」が現れている。これは現像速度よりもレジスト膜の膨潤速度が速いために起こるものである。このような現象が起こるレジスト膜では、現像処理の後半で比較的高濃度の現像液を用いて現像処理を行うことにより、レジスト膜の膨潤を抑制して、適切な線幅の回路パターンを得ることが可能となる。
0068
ステップ45における現像時間が終了したら、先に図8を参照しながら説明したステップ4〜ステップ6と同様に、リンス処理(ステップ46)、スピン乾燥(ステップ47)、ウエハWの現像処理ユニット(DEV)外への搬出(ステップ48)という一連の工程を行う。
0069
次に、ウエハWの面内におけるCDの均一性を向上させる現像処理方法について説明する。静止状態のウエハWに1種類の現像液を1回だけ液盛りして現像処理を行う従来の方法では、現像反応が終了した時点においてレジスト膜が溶解した部分に溶解生成物が高い濃度で滞留しており、この溶解生成物とTMAH現像液の平衡状態が現像後期に崩れて、部分的なCDの変動を引き起こす問題がある。また、高濃度の溶解生成物の影響によるCDの分布は、マスクの開口率によっても変化する。さらに、現像反応後にリンス液の供給を開始するとほぼ同時に半導体ウエハを回転させて現像液を除去すると、この高濃度の溶解生成物が遠心力によってウエハWの表面を移動する際に痕跡を残して、ウエハWの品質を低下させている。
0070
例えば、図15に、開口率の異なる、つまり線幅等の同じパターンが形成されているがその周辺の露光領域の面積が異なる2種類のマスク(周辺領域の面積が狭い場合をダークフィールドといい、周辺領域の面積が広い場合をブライトフィールドという)を用いて、ウエハWに露光、現像処理を行った場合のCD均一性(3σ)の変化を示すグラフを示す。また、図16は現像時間が60秒の場合のダークフィールドにおけるCD値の分布を示した説明図であり、図17は現像時間が60秒の場合のブライトフィールドにおけるCD値の分布を示した説明図である。
0071
ブライトフィールドでは3σの現像時間依存性は小さく、現像時間が60秒の場合の3σ値も0.0107μmと小さい。しかし、ダークフィールドでは現像時間が長くなるにつれて3σ値が大きくなっており、現像時間が60秒の場合の3σ値は0.0209μmと大きくなっている。つまり、ダークフィールドでは、現像時間が長くなるにつれてCD均一性が悪化していることがわかる。また、CD値のばらつきはブライトフィールドで小さく、ダークフィールドで大きくなっていることがわかる。このようなCD値のばらつきは、ダークフィールドにおいては、20秒以降に溶解生成物が現像液側へ拡散する現象が現れることによると考えられる。
0072
図18は、現像反応の後半で局部的に高濃度になる溶解生成物の濃度を低下させる現像処理方法の一例を示すフローチャートである。また、図19は、図18に示す現像処理方法による現像過程を模式的に示す説明図である。最初に、ウエハWをスピンチャック52に保持(ステップ51)した後に、ウエハWに所定濃度の現像液を液盛りし(ステップ52)、さらに所定時間放置する(ステップ53)。このステップ52・53で用いられる現像液の濃度は、スループットを考えて適宜好適な濃度が選択され、例えば、1.5%〜2.38%とすることができる。
0073
ステップ52・53はウエハWを静止させた状態で行われ、ウエハWの表面に液盛りされた現像液も準静止状態となっている。このため、ステップ52の開始直後から現像液が液盛りされた部分では図19(a)に示すようにレジスト膜R(露光部分をR、未露光部分をRとする)の表面から現像反応が始まり、現像反応が徐々にレジスト膜Rの底部へと進行する(図19(b))。そして所定の時間が経過すると図19(c)に示すようにレジスト膜Rの溶解生成物R´が高濃度で滞留した状態となる。
0074
こうして生成した溶解生成物R´がCD値に殆ど影響を及ぼさない時間、例えば、現像液をウエハWに液盛りしてから20秒を経過する前に、スリット型吐出口88bから純水をウエハWに液盛りされた現像液の上から塗布し(ステップ54)、所定時間保持する(ステップ55)。
0075
液盛りされた現像液の上からさらに純水を塗布する際に溶解生成物を大きく撹拌してしまうと、溶解生成物R´の移動によってCD均一性に悪影響が及ぶおそれがある。そこで、このステップ54においては溶解生成物R´の撹拌を抑制しながら、しかも溶解生成物R´が希釈されるように、純水をウエハWに塗布する。ウエハWに純水が塗布されると、溶解生成物R´は徐々に純水へと拡散して溶解生成物が滞留している部分における溶解生成物R´の濃度が低下する(図19(d))。
0076
こうして溶解生成物R´が局所的に高い濃度で滞留している部分をなくした後に、先に図8を参照しながら説明したステップ4と同様に、リンス処理(ステップ56)を行って溶解生成物R´を除去する(図19(e))。このときには、高濃度の溶解生成物R´が移動することがないために、ウエハWの表面に溶解生成物R´の移動に伴う痕跡の発生を抑制することができ、同時にCDへ及ぼす影響が最小限に止められる。リンス処理の終了後には、スピン乾燥(ステップ57)、ウエハWの現像処理ユニット(DEV)外への搬出(ステップ58)という一連の工程を行う。
0077
図20は、先に示した図15のダークフィールドの条件に対し、ステップ52〜ステップ55にしたがって現像液を塗布してから20秒経過前に純水を塗布して得られたウエハWのCD値の分布を示している。図20に示されるように、CD値の分布が均一化されて、その結果、従来の現像処理方法(図15、図16参照)では3σ値が0.0209μmであったものが、0.0126μmへと改善されている。
0078
さて、ステップ54では純水を現像液の上からさらに液盛りしたが、ステップ54では、純水に代えて先にウエハWに液盛りした現像液と同じ濃度か、または低濃度の現像液をさらに塗布することも可能である。この場合にも、溶解生成物を徐々に拡散させて、溶解生成物が滞留している部分の溶解生成物の濃度を低下させることができる。純水を用いた場合には、現像処理コストを低減することができる。
0079
図21は、先に示した図15のダークフィールドの条件に対し、ステップ52〜ステップ55にしたがって、現像液を塗布してから20秒を経過した直後にさらに先に塗布した現像液と同じ現像液を塗布して得られたウエハWのCD値の分布を示している。この場合においても、3σ値が0.0126μmへと改善されている。
0080
なお、従来の現像処理においても、液盛りされた現像液の上からさらに現像液を液盛りすることはあったが、その目的は、最初に塗布された現像液と溶解生成物を除去したり撹拌することによって溶解していないレジスト膜に新鮮な現像液を接触させて現像反応を促進させることにあった。しかし、本現像方法は上述の通り、溶解生成物の撹拌を抑制しながら自然に濃度低下を起こさせ、溶解生成物によるCDへの影響を回避する点で異なっており、特にレジスト膜の厚みが薄い場合に効果的な現像方法である。
0081
このような所定濃度の現像液をウエハWの表面に一度液盛りした後に、先に塗布した現像液と比較して同等濃度以下の現像液または純水を、溶解生成物の撹拌が抑制されるように塗布して現像反応を進行させる方法は、先に説明したレジスト膜の現像液に対する溶解特性に応じて使用する現像液の濃度を現像反応の進行に適合させて変化させる方法にも適用することができる。これにより、形状精度を改善しながら、CD均一性に優れた現像パターンを得ることができる。
0082
ところで、前述したように、所定濃度の現像液をウエハWの表面に一度液盛りした後に、溶解生成物の撹拌が抑制されるように純水を塗布して現像反応を進行させる方法を用いることによって、形状精度を高め、かつ、CD均一性を高めた現像処理を実現することができるが、近年では、このような方法を用いると、現像液に純水を添加することによって現像液が希釈された際に、現像液のpHが急変することによって溶解生成物が固体析出し、この析出物が現像パターンに付着するという問題が発生するレジスト材料が現れている。
0083
形状精度を高め、かつ、CD均一性を高めながら、このような固体析出物の発生を防止した現像処理方法としては、所定濃度の現像液をウエハWの表面に一度液盛りした後に、現像液に添加したときに現像液のpHを急変させないpH調整機能を有する液体を、溶解生成物の撹拌が抑制されるように塗布して、溶解生成物を拡散させる方法が挙げられる。この場合において、pH調整機能を有する液体は、レジスト膜を溶解させないかまたはレジスト膜の溶解能力が低いこと、および現像液の成分およびレジストの溶解生成物と反応して固体を析出させない性質を有する必要がある。
0084
例えば、TMAH溶液のpHは13〜14であるが、純水のpHはほぼ7であるためにその差が大きい。そこでpHが9〜12の溶液、例えば、アンモニア水、純水に所定量の界面活性剤が添加された水溶液、親水性の有機溶剤を用いることにより、先にウエハWに塗布された現像液のpH変動を抑制し、固体析出物の発生を抑制することができる。また、所定濃度の現像液をウエハWの表面に一度液盛りした後に、先に塗布した現像液よりも低濃度であり、pHが9〜12程度の現像液を、溶解生成物の撹拌が抑制されるように塗布してもよい。具体的にTMAH溶液の場合には、その濃度を、例えば、0.1%〜1.5%の範囲内とすることが好ましい。
0085
次に、上述した溶解生成物に起因する固体析出物の発生を防止する現像処理に好適に用いられる現像液吐出ノズルの形態について説明する。図22は現像液吐出ノズル86aの概略断面図である。現像液吐出ノズル86aは、現像液吐出ノズル86と同様に長尺状をなし、その長手方向(紙面に垂直な方向)を水平にして配置される。現像液吐出ノズル86aの管体103はその内部に独立した第1現像液貯留室105aと第2現像液貯留室105bを有しており、第1現像液貯留室105aへは第1現像液供給部101aから所定濃度の現像液(例えば、2.38%のTMAH溶液)がバルブ102aを開くことによって供給され、第2現像液貯留室105bへは第2現像液供給部101bから所定濃度の現像液(例えば、0.5%のTMAH溶液)がバルブ102bを開くことによって供給されるようになっている。
0086
管体103において、第1現像液貯留室105aと第2現像液貯留室105bの下方には、下端にスリット型吐出口109を有する液混合室107が設けられており、第1現像液貯留室105aと液混合室107とは第1連通路106aを通して連通しており、第2現像液貯留室105bと液混合室107とは第2連通路106bを通して連通している。このような構造を有する現像液吐出ノズル86aでは、第1現像液供給部101aから供給される現像液と第2現像液供給部101bから供給される現像液のいずれか一方を液混合室107を通してスリット型吐出口109から吐出させることができる。このように液混合室107は現像液の単なる通路としても用いられる。また、現像液吐出ノズル86aでは、第1現像液供給部101aから供給される現像液と第2現像液供給部101bから供給される現像液とを液混合室107内で混合させて所望する濃度に現像液の濃度を調整した後に、この調整された現像液をスリット型吐出口109から吐出させることもできる。
0087
なお、液混合室107には緩衝棒108が設けられており、この緩衝棒108によってスリット型吐出口109からの現像液の吐出状態が現像液吐出ノズル86aの長手方向で均一とされ、かつ、スリット型吐出口109からの現像液の液漏れが防止される。また、緩衝棒108は第1現像液貯留室105aと第2現像液貯留室105bから流れ込む現像液を均一に混合する機能を有している。第2現像液供給部101bからは、現像液に代えて純水が第2現像液貯留室105bへ供給される構成としてもよい。
0088
図23は現像液吐出ノズル86bの概略断面図である。現像液吐出ノズル86bは、現像液吐出ノズル86と同様に長尺状をなし、その長手方向(紙面に垂直な方向)を水平にして配置される。現像液吐出ノズル86bの管体119はその内部に独立した現像液貯留室113a、純水貯留室113b、第3液貯留室113cを有しており、現像液貯留室113aへは現像液供給部111aから所定濃度の現像液(例えば、2.38%のTMAH溶液)がバルブ112aを開くことによって供給され、純水貯留室113bへは純水供給部111bから純水がバルブ112bを開くことによって供給され、第3液貯留室113cへは第3液供給部111cから第3液(例えば、pH調整機能を有する溶液)がバルブ112cを開くことによって供給されるようになっている。
0089
管体119において、各貯留室113a〜113cからの下方には液混合室118が形成されており、各貯留室113a・113b・113cと液混合室118は、それぞれ連通路114a・114b・114cによって連通している。液混合室118の下端はスリット型吐出口117となっており、また液混合室118の内部には緩衝棒115が設けられている。この緩衝棒115によってスリット型吐出口117からの現像液等の吐出状態が現像液吐出ノズル86bの長手方向で均一とされ、かつ、スリット型吐出口117からの現像液の液漏れが防止される。
0090
現像液吐出ノズル86bを用いた現像処理方法としては、例えば、次のような方法が挙げられる。最初に現像液供給部111aと純水供給部111bからそれぞれ所定量の現像液と純水を現像液貯留室113aと純水貯留室113bを通して液混合室118へ送液する。液混合室118においては、これらが混合されて所望の濃度の現像液が調製されながら、スリット型吐出口117からウエハWの表面に吐出される。これによってウエハWに現像液が液盛りされ、現像反応が開始される。
0091
所定時間経過後に、純水供給部111bから所定量の純水を純水貯留室113bへ送液し、同時に第3液供給部111cからpH調整機能を有する溶液を第3液貯留室113cへ送液して、これらを液混合室118において混合させる。こうして液混合室118において所望の濃度のpH調整機能溶液を調製しながら、調製されたpH調整機能溶液をスリット型吐出口117から吐出して、ウエハWの表面の現像液の上へさらに液盛りする。これによって先に液盛りされていた現像液のpHを急変させることなく、ウエハWに対して現像処理を行うことができる。なお、現像液吐出ノズル86a・86bへは、純水やpH調整機能を有する第3液に代えて異なる種類の現像液を供給することも可能であり、これにより1本のノズルで種々の所定の現像処理を行うことができる。
0092
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本発明の現像処理方法は、レジスト膜へKrF線やArF線またはF線による露光処理が施された場合に好適に用いることができるが、g線やi線を用いた場合にもより高精度な現像処理を行うことを可能とするものである。また、レジスト膜(レジスト材料)の現像液に対する反応性に着目した現像方法について種々説明したが、例えば、レジスト膜の現像液に対する溶解速度が速く、かつ、現像液による膨潤を起こし易い場合には、現像反応の後半で使用する現像液濃度を、レジスト膜の過度の溶解が起こらず、しかも、溶解速度と膨潤速度がつり合うような値に設定すればよい。さらに、異なる濃度の現像液は2種類を用いて塗布しなければならないものではなく、より多くの異なる濃度の現像液を所定時間の経過後にウエハWに塗布することで、より精密な現像処理を行うことも可能である。
0093
高濃度の現像液として2.38%のTMAH現像液を例に挙げたが、所定の形状精度やCD均一性が得られる限りにおいて、より高濃度の現像液を用いることは当然に構わない。さらに、現像液吐出ノズルとしては、スリット型吐出口が1箇所に形成された3つのノズルを平行に配置し、かつ、各ノズルに昇降機構を設けて、先にウエハWに液盛りした現像液にノズルの先端があたらないようにして、新たな現像液または純水をウエハWに塗布することも好ましい。上記実施の形態では、基板として半導体ウエハを例に挙げたが、液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板等のフォトリソグラフィー工程においても、上述した各種の現像処理方法を適用することができる。
0094
【発明の効果】
上述の通り、本発明によれば、レジスト膜の現像特性、例えば、現像液に対する溶解特性や膨潤特性に対応させて現像処理工程を細かく制御するために、形状精度等が良好な回路パターンを得ることが可能となり、また、良好なCD値を得ることが可能となる。さらに、レジスト膜の溶解生成物を撹拌することなくこの溶解生成物が滞留している部分の濃度を低下させた後に現像液と溶解生成物を基板から除去することによって、基板表面に溶解生成物の移動に起因する痕跡の発生が抑制されるとともに、マスクの開口率の影響を受け難い現像処理が可能となって基板面内におけるCD均一性が高められる。このように、本発明は、基板の製品品質の向上に顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 レジスト塗布・現像処理システムの一実施形態を示す概略平面図。
【図2】 レジスト塗布・現像処理システムの一実施形態を示す概略正面図。
【図3】 レジスト塗布・現像処理システムの一実施形態を示す概略背面図。
【図4】 現像処理ユニット(DEV)の一実施形態を示す概略断面図。
【図5】 現像処理ユニット(DEV)の一実施形態を示す概略平面図。
【図6】 現像液吐出ノズルの一実施形態を示す概略断面図。
【図7】 現像液供給部の概略構成を示す説明図。
【図8】 現像液を所定濃度に調整して用いる現像処理方法を示す説明図(フローチャート)。
【図9】 現像液に対する溶解速度の速いレジスト膜が形成されたウエハの現像処理方法を示す説明図(フローチャート)。
【図10】 濃度の異なる現像液により現像処理を行った場合のウエハ面内での線幅のばらつきを示す説明図(グラフ)。
【図11】 現像液に対する溶解速度の遅いレジスト膜が形成されたウエハの現像処理方法を示す説明図(フローチャート)。
【図12】 露光部分と未露光部分の現像液に対する溶解性の差が小さいレジスト膜が形成されたウエハの現像処理方法を示す説明図(フローチャート)。
【図13】 現像液の水分を吸収して膨潤を起こし易いレジスト膜が形成されたウエハの現像処理方法を示す説明図(フローチャート)。
【図14】 レジスト膜の膨潤による線幅変化と現像液濃度との関係を示す説明図(グラフ)。
【図15】 開口率の異なるマスクを用いて露光処理を行った場合のCD均一性(3σ)の現像時間に対する変化を示す説明図(グラフ)。
【図16】 ダークフィールドのCD値の分布を示す説明図。
【図17】 ブライトフィールドのCD値の分布を示す説明図。
【図18】 局部的に高濃度となる溶解生成物の濃度を低下させる現像処理方法を示す説明図(フローチャート)。
【図19】 図18の現像処理方法による現像過程を模式的に示す説明図。
【図20】 現像液塗布後に純水を塗布した現像処理によって得られるウエハのCD値の分布を示す説明図。
【図21】 現像液塗布後にさらに現像液を塗布した現像処理によって得られるウエハのCD値の分布を示す説明図。
【図22】 現像液吐出ノズルの別の実施形態を示す概略断面図。
【図23】 現像液吐出ノズルのさらに別の実施形態を示す概略断面図。
【符号の説明】
1;レジスト塗布・現像処理システム
52;スピンチャック
81a・81b;電磁バルブ
83;混合器
84;濃度センサ
86・86a・86b;現像液吐出ノズル
88a・88b;スリット型吐出口
87a;現像液貯留室
87b;純水貯留室
89a;現像液供給部
89b;純水供給部
101a;第1現像液供給部
101b;第2現像液供給部
107;液混合室
111a;現像液供給部
111b;純水供給部
111c;第3液供給部
113a;現像液貯留室
113b;純水貯留室
113c;第3液貯留室
118;液混合室

Claims (6)

  1. 基板に現像液を塗布する現像液塗布装置であって、
    一方向に長い形状を有し、その長手方向に沿って略帯状に現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、
    前記現像液吐出ノズルに所定濃度の現像液を送液する第1の送液装置と、
    前記現像液吐出ノズルに純水または前記第1の送液装置から送液される現像液とは異なる濃度の現像液を送液する第2の送液装置と、
    を具備し、
    前記現像液吐出ノズルは、
    前記第1の送液装置から送液される現像液を貯留する第1の液貯留室と、
    前記第2の送液装置から送液される純水または現像液を貯留する第2の液貯留室と、
    下端に現像液または純水を吐出する現像液吐出口を有し、かつ、前記第1の液貯留室および前記第2の液貯留室と連通する液混合室と、
    前記第1の液貯留室と前記液混合室とを連通させる第1の連通路と、
    前記第2の液貯留室と前記液混合室とを連通させる第2の連通路と、
    前記液混合室内に設けられ、そこに流れ込む液を均一に混合する緩衝棒と、
    を有し、
    前記液混合室において前記第1の液貯留室に貯留された現像液と前記第2の液貯留室に貯留された純水または前記異濃度の現像液とを混合させて所定濃度の現像液を調製し前記現像液吐出口から吐出することを特徴とする現像液塗布装置。
  2. 基板に現像液を塗布する現像液塗布装置であって、
    一方向に長い形状を有し、その長手方向に沿って略帯状に現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、
    前記現像液吐出ノズルに所定濃度の現像液を送液する現像液送液装置と、
    前記現像液吐出ノズルに複数種の液体を別々に送液する複数の送液装置と、
    を具備し、
    前記現像液吐出ノズルは、
    前記現像液送液装置から送液される現像液を貯留する現像液貯留室と、
    前記複数の送液装置から送液される複数種の液体を別々に貯留する複数の液貯留室と、
    下端に現像液または前記複数種の液体を吐出する液吐出口を有し、かつ、前記現像液貯留室および前記複数の液貯留室と連通する液混合室と、
    前記現像液貯留室と前記液混合室とを連通させる第1の連通路と、
    前記複数の液貯留室と前記液混合室とをそれぞれ連通させる第2の連通路と、
    前記液混合室内に設けられ、そこに流れ込む液を均一に混合する緩衝棒と、
    を有し、
    前記液混合室において前記複数種の液体から選ばれた少なくとも2種類の液体を混合することによって調整される所定の液体を前記液吐出口から吐出することを特徴とする現像液塗布装置。
  3. 前記複数種の液体は、希釈された現像液、純水、純水に界面活性剤が添加された水溶液または親水性有機溶剤から選ばれた2種以上の液体であることを特徴とする請求項2に記載の現像液塗布装置。
  4. レジスト膜が形成されて露光処理された基板の現像処理方法であって、
    前記基板に現像液を液盛りする第1工程と、
    前記現像液が塗布された基板を所定時間放置して現像反応を進行させる第2工程と、
    前記現像液が塗布された基板にさらに新しい現像液を塗布する第3工程と、
    前記新しい現像液が塗布された基板を所定時間放置して前記第2工程において生成した溶解生成物の濃度を前記新しい現像液によって低下させる第4工程と、
    前記新しい現像液が塗布された基板のリンス処理を行う第5工程と、
    を有し、
    前記第3工程において用いるノズルは、前記新しい現像液を略帯状に吐出可能なノズルであって、幅方向に隔離して設けられた現像液貯留室および純水貯留室と、下端に長手方向に沿って略帯状に現像液を吐出する現像液吐出口を有し、前記現像液貯留室および前記純水貯留室と連通する液混合室と、前記現像液貯留室と前記液混合室を連通させる第1の連通路と、前記純水貯留室と前記液混合室を連通させる第2の連通路と、前記液混合室内に設けられ、そこに流れ込む液を均一に混合する緩衝棒とを有し、
    前記純水貯留室から所定量の純水を前記液混合室へ送液し、かつ、前記現像液貯留室から所定量の現像液を前記液混合室へ送液することによって、前記液混合室において所望濃度の現像液を調製し、前記緩衝棒により均一に混合して前記現像液吐出口から吐出することを特徴とする現像処理方法。
  5. 前記第3工程においては、前記第1工程において用いられる現像液の濃度よりも低い濃度の現像液を用いることを特徴とする請求項4に記載の現像処理方法。
  6. 前記第1工程から前記第4工程までは前記基板を静止させて行い、前記第5工程は前記基板を回転させて行うことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の現像処理方法。
JP2002146594A 2001-08-28 2002-05-21 現像処理方法および現像液塗布装置 Expired - Lifetime JP3869306B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002146594A JP3869306B2 (ja) 2001-08-28 2002-05-21 現像処理方法および現像液塗布装置
KR1020020050805A KR100876128B1 (ko) 2001-08-28 2002-08-27 현상처리방법 및 현상액도포장치
US10/227,814 US6811962B2 (en) 2001-08-28 2002-08-27 Method for developing processing and apparatus for supplying developing solution
CN 200510099555 CN1743963B (zh) 2001-08-28 2002-08-28 显影处理方法
CNB021437564A CN1289970C (zh) 2001-08-28 2002-08-28 显影处理方法
US10/943,840 US6991385B2 (en) 2001-08-28 2004-09-20 Method for developing processing and apparatus for supplying developing solution

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-257810 2001-08-28
JP2001257810 2001-08-28
JP2002146594A JP3869306B2 (ja) 2001-08-28 2002-05-21 現像処理方法および現像液塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003151895A JP2003151895A (ja) 2003-05-23
JP3869306B2 true JP3869306B2 (ja) 2007-01-17

Family

ID=26621116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002146594A Expired - Lifetime JP3869306B2 (ja) 2001-08-28 2002-05-21 現像処理方法および現像液塗布装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US6811962B2 (ja)
JP (1) JP3869306B2 (ja)
KR (1) KR100876128B1 (ja)
CN (1) CN1289970C (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8795954B2 (en) 2010-10-15 2014-08-05 Jsr Corporation Resist pattern-forming method, and radiation-sensitive resin composition
US9034559B2 (en) 2010-10-22 2015-05-19 Jsr Corporation Pattern-forming method, and radiation-sensitive composition
US9164387B2 (en) 2010-10-04 2015-10-20 Jsr Corporation Pattern-forming method, and radiation-sensitive resin composition

Families Citing this family (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7077585B2 (en) * 2002-07-22 2006-07-18 Yoshitake Ito Developing method and apparatus for performing development processing properly and a solution processing method enabling enhanced uniformity in the processing
EP1653501B1 (en) * 2003-07-28 2012-09-19 Nikon Corporation Exposure apparatus, device producing method, and exposure apparatus controlling method
JP4183604B2 (ja) * 2003-12-01 2008-11-19 東京応化工業株式会社 現像装置および現像方法
JP4414753B2 (ja) * 2003-12-26 2010-02-10 東京エレクトロン株式会社 現像装置及び現像処理方法
JP4194541B2 (ja) * 2004-08-05 2008-12-10 東京エレクトロン株式会社 液処理装置、液処理方法及び液状態検出装置
KR100641538B1 (ko) 2004-12-15 2006-11-01 동부일렉트로닉스 주식회사 반도체 제조용 현상 방법
US7255747B2 (en) 2004-12-22 2007-08-14 Sokudo Co., Ltd. Coat/develop module with independent stations
US7651306B2 (en) 2004-12-22 2010-01-26 Applied Materials, Inc. Cartesian robot cluster tool architecture
US7819079B2 (en) 2004-12-22 2010-10-26 Applied Materials, Inc. Cartesian cluster tool configuration for lithography type processes
US7699021B2 (en) 2004-12-22 2010-04-20 Sokudo Co., Ltd. Cluster tool substrate throughput optimization
US7798764B2 (en) 2005-12-22 2010-09-21 Applied Materials, Inc. Substrate processing sequence in a cartesian robot cluster tool
US7766565B2 (en) * 2005-07-01 2010-08-03 Sokudo Co., Ltd. Substrate drying apparatus, substrate cleaning apparatus and substrate processing system
US7435692B2 (en) * 2005-10-19 2008-10-14 Tokyo Electron Limited Gas jet reduction of iso-dense field thickness bias for gapfill process
JP4494332B2 (ja) * 2005-11-29 2010-06-30 東京エレクトロン株式会社 リンス処理方法、現像処理装置、および制御プログラム
US7478014B2 (en) * 2006-09-29 2009-01-13 Tokyo Electron Limited Method and system for facilitating preventive maintenance of an optical inspection tool
JP4737638B2 (ja) * 2007-01-19 2011-08-03 東京エレクトロン株式会社 現像処理装置
KR101259752B1 (ko) 2007-09-13 2013-04-30 삼성전자주식회사 마스크 제조방법
KR100947482B1 (ko) * 2007-10-12 2010-03-17 세메스 주식회사 처리액 감지기를 갖는 밸브, 이를 이용한 기판 처리 장치및 기판 처리 방법
ES2378413T3 (es) * 2008-03-26 2012-04-12 Agfa Graphics N.V. Método de fabricación de planchas de impresión litográficas
JP5029486B2 (ja) * 2008-05-13 2012-09-19 東京エレクトロン株式会社 塗布装置、塗布方法及び記憶媒体
US7845868B1 (en) * 2009-09-09 2010-12-07 Nanya Technology Corporation Apparatus for semiconductor manufacturing process
JP5107329B2 (ja) 2009-10-14 2012-12-26 東京エレクトロン株式会社 現像処理方法
US9624592B2 (en) 2010-07-02 2017-04-18 Novellus Systems, Inc. Cross flow manifold for electroplating apparatus
US9523155B2 (en) 2012-12-12 2016-12-20 Novellus Systems, Inc. Enhancement of electrolyte hydrodynamics for efficient mass transfer during electroplating
US10094034B2 (en) 2015-08-28 2018-10-09 Lam Research Corporation Edge flow element for electroplating apparatus
US10233556B2 (en) 2010-07-02 2019-03-19 Lam Research Corporation Dynamic modulation of cross flow manifold during electroplating
CN102109776A (zh) * 2011-03-18 2011-06-29 常州瑞择微电子科技有限公司 光刻胶显影工艺及其装置
JP6062195B2 (ja) * 2011-11-30 2017-01-18 Hoya株式会社 転写用マスクの製造方法及び半導体デバイスの製造方法
CN103794466A (zh) * 2012-10-30 2014-05-14 沈阳芯源微电子设备有限公司 保持接口单元内部洁净度装置
US9449808B2 (en) * 2013-05-29 2016-09-20 Novellus Systems, Inc. Apparatus for advanced packaging applications
TW201610609A (zh) * 2014-05-20 2016-03-16 柯達公司 鹵化銀溶液之物理顯像溶液及使用方法
CN105404102B (zh) * 2014-09-04 2018-09-21 东京毅力科创株式会社 显影方法和显影装置
JP6482919B2 (ja) * 2015-03-23 2019-03-13 株式会社Screenホールディングス ネガティブ現像処理方法およびネガティブ現像処理装置
DE102015011177B4 (de) * 2015-08-27 2017-09-14 Süss Microtec Photomask Equipment Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Aufbringen eines mit UV-Strahlung beaufschlagten flüssigen Mediums auf ein Substrat
US10386723B2 (en) 2016-03-04 2019-08-20 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Lithography patterning with flexible solution adjustment
US10249521B2 (en) * 2016-03-17 2019-04-02 Lam Research Ag Wet-dry integrated wafer processing system
US10364505B2 (en) 2016-05-24 2019-07-30 Lam Research Corporation Dynamic modulation of cross flow manifold during elecroplating
CN105954983B (zh) * 2016-07-18 2019-11-08 京东方科技集团股份有限公司 显影方法及系统
CN106200281B (zh) * 2016-09-09 2019-11-22 武汉华星光电技术有限公司 一种图像显影过程中显影液浓度调配方法
JP6902404B2 (ja) * 2017-06-12 2021-07-14 東京エレクトロン株式会社 現像処理装置、現像処理方法及び記憶媒体
US10692735B2 (en) 2017-07-28 2020-06-23 Lam Research Corporation Electro-oxidative metal removal in through mask interconnect fabrication
US11001934B2 (en) 2017-08-21 2021-05-11 Lam Research Corporation Methods and apparatus for flow isolation and focusing during electroplating
US10781527B2 (en) 2017-09-18 2020-09-22 Lam Research Corporation Methods and apparatus for controlling delivery of cross flowing and impinging electrolyte during electroplating
JP7292570B2 (ja) * 2018-03-19 2023-06-19 東京エレクトロン株式会社 レジストフィルムの厚さを調整するためのシステム及び方法
KR102631793B1 (ko) * 2018-11-08 2024-02-01 삼성전자주식회사 약액 공급 구조물 및 이를 구비하는 현상장치
JP7208779B2 (ja) * 2018-12-11 2023-01-19 キオクシア株式会社 基板処理装置
US11762297B2 (en) * 2019-04-09 2023-09-19 Tokyo Electron Limited Point-of-use blending of rinse solutions to mitigate pattern collapse
US10809620B1 (en) * 2019-08-16 2020-10-20 Tokyo Electron Limited Systems and methods for developer drain line monitoring
US11998945B2 (en) 2019-11-04 2024-06-04 Tokyo Electron Limited Methods and systems to monitor, control, and synchronize dispense systems
US12276914B2 (en) 2020-11-09 2025-04-15 Changxin Memory Technologies, Inc. Developing method and apparatus
WO2022185921A1 (ja) * 2021-03-02 2022-09-09 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法、記憶媒体、及び基板処理装置
KR102759105B1 (ko) * 2022-12-20 2025-01-24 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 이를 포함하는 반도체 제조 설비

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4613561A (en) * 1984-10-17 1986-09-23 James Marvin Lewis Method of high contrast positive O-quinone diazide photoresist developing using pretreatment solution
JPS61279858A (ja) * 1985-06-05 1986-12-10 Mitsubishi Electric Corp ネガレジスト現像装置
DE3705896A1 (de) * 1986-02-24 1987-08-27 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd Verfahren zur herstellung eines fotoresistmusters auf einer substratflaeche und ein dafuer geeignetes schaumentfernungsmittel
JPS63229452A (ja) * 1987-03-18 1988-09-26 Nec Corp レジストの現像方法
US5196285A (en) * 1990-05-18 1993-03-23 Xinix, Inc. Method for control of photoresist develop processes
JPH04338960A (ja) * 1991-05-01 1992-11-26 Dainippon Printing Co Ltd レジストパターンの形成方法
JPH07161621A (ja) * 1993-12-10 1995-06-23 Sony Corp 薬液処理装置およびこれを用いた薬液処理方法
JP3280883B2 (ja) 1996-05-08 2002-05-13 東京エレクトロン株式会社 現像処理方法及び現像処理装置
JP3254574B2 (ja) 1996-08-30 2002-02-12 東京エレクトロン株式会社 塗布膜形成方法及びその装置
JP3333121B2 (ja) 1996-12-25 2002-10-07 東京エレクトロン株式会社 塗布装置
JP3410342B2 (ja) 1997-01-31 2003-05-26 東京エレクトロン株式会社 塗布装置
JPH11260707A (ja) * 1998-03-09 1999-09-24 Tokyo Electron Ltd 現像処理方法及び現像処理装置
JP3652169B2 (ja) * 1999-04-30 2005-05-25 大日本スクリーン製造株式会社 基板現像装置
JP3616275B2 (ja) 1999-05-31 2005-02-02 東京エレクトロン株式会社 液処理装置、それに用いる処理液供給ノズル、および液処理方法
US6352818B1 (en) * 1999-09-01 2002-03-05 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Photoresist development method employing multiple photoresist developer rinse
US6634806B2 (en) * 2000-03-13 2003-10-21 Tokyo Electron Limited Substrate processing method and substrate processing apparatus
US6451510B1 (en) * 2001-02-21 2002-09-17 International Business Machines Corporation Developer/rinse formulation to prevent image collapse in resist

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9164387B2 (en) 2010-10-04 2015-10-20 Jsr Corporation Pattern-forming method, and radiation-sensitive resin composition
US8795954B2 (en) 2010-10-15 2014-08-05 Jsr Corporation Resist pattern-forming method, and radiation-sensitive resin composition
US9170488B2 (en) 2010-10-15 2015-10-27 Jsr Corporation Resist pattern-forming method, and radiation-sensitive resin composition
US9034559B2 (en) 2010-10-22 2015-05-19 Jsr Corporation Pattern-forming method, and radiation-sensitive composition
US9335630B2 (en) 2010-10-22 2016-05-10 Jsr Corporation Pattern-forming method, and radiation-sensitive composition

Also Published As

Publication number Publication date
KR100876128B1 (ko) 2008-12-29
KR20030019138A (ko) 2003-03-06
US20030044731A1 (en) 2003-03-06
US6811962B2 (en) 2004-11-02
JP2003151895A (ja) 2003-05-23
US6991385B2 (en) 2006-01-31
CN1289970C (zh) 2006-12-13
US20050053874A1 (en) 2005-03-10
CN1407410A (zh) 2003-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3869306B2 (ja) 現像処理方法および現像液塗布装置
KR100861046B1 (ko) 기판의 처리 방법 및 기판의 처리 장치
KR101160704B1 (ko) 현상 장치 및 현상 방법
KR101447759B1 (ko) 도포 처리 방법 및 도포 처리 장치
KR101184820B1 (ko) 현상 장치, 현상 방법 및 기억 매체
CN100539017C (zh) 显影装置及显影方法
US20110312190A1 (en) Coating method and coating apparatus
US7977039B2 (en) Rinse treatment method, developing treatment method and developing apparatus
WO2004109779A1 (ja) 基板の処理膜の表面荒れを改善する方法及び基板の処理装置
KR100873720B1 (ko) 현상처리방법 및 현상처리장치
US6267516B1 (en) Developing apparatus and developing nozzle
KR20010103657A (ko) 현상처리장치 및 현상처리방법
KR20010098837A (ko) 현상처리방법 및 현상처리장치
JP3704059B2 (ja) 現像処理方法及び現像処理装置
JP3869326B2 (ja) 現像処理方法
KR20040055680A (ko) 기판처리방법 및 기판처리장치
US7498124B2 (en) Sacrificial surfactanated pre-wet for defect reduction in a semiconductor photolithography developing process
CN1743963B (zh) 显影处理方法
KR20060043379A (ko) 도포막형성 장치 및 도포막형성 방법
JP3527459B2 (ja) 塗布膜形成方法および塗布処理装置
JP5501086B2 (ja) 現像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3869306

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151020

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term