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JP3861077B2 - 燃料改質装置 - Google Patents

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JP3861077B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料から水素ガスを得るための燃料改質装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、燃料電池が注目されており、燃料電池に使用する水素ガスを得るための燃料改質装置が提案されている。
しかし、従来の燃料改質装置は、以下のように改善すべき点を持っていた。
【0003】
まず、燃料改質装置では、反応温度を確保するために燃焼室で燃料を燃焼している。このような燃焼室内では、約900℃の高温ガスが対流するために、断熱材を厚くする必要があり、そのためサイズが肥大化し、さらに起動時の昇温熱容量が増大し、起動時間を長くし、起動燃費を大きくしてしまっていた。例えば、改質管を複数使用し、出力の向上を図り、そのような改質管を断熱材で囲んだ燃焼室に内蔵するタイプ(特開平5−170402号公報等)では、そのような欠点を有していた。
【0004】
特開平11−255501号公報に記載された燃料改質装置は、改質管を単数としているものの、改質管を加熱する面が一面のため、出力増大時には、加熱面積を増大させる必要があり、内部の燃焼空間が増大し、装置が大型化するといった難点を克服していない。
【0005】
一方、特開平11−255501号公報に記載された燃料改質装置では、改質管から発生した改質ガスを別置きのCO変成器に流入するようにしている。しかし、このタイプでもCO変成部が別置きのため、装置全体のサイズが増大するといった欠点があった。また、別置きのため接続配管など工事量も増大するという難点があった。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−170402号公報
【特許文献2】
特開平11−255501号公報
【特許文献3】
特開平11−255501号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記事情に対して、本発明は、燃焼室で発生する加熱ガスの熱を有効に利用し、サイズがコンパクトで起動性に優れ、コスト上の負担を軽減することのできる燃料改質装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、燃料改質装置において、筒形断熱容器に内部空間を内包し、該内部空間の下部に上向き方向に火炎を発生するバーナを配置し、さらに上記内部空間に配置されると共に改質触媒を充填した第1の多重筒形容器を備え、上記筒型断熱容器の上部に空間を隔てて、高温域CO変成触媒を充填した筒形容器を配置し、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器を設け、該第2の多重筒形容器の上部の管壁間には低温域CO変成触媒を充填し、下部の管壁間にはCO除去触媒を充填したことを特徴とする。
【0009】
後に説明する実施の形態に関する説明から了解されるように、筒形断熱容器は、好適には、内部が中空の円筒形状の断熱材である。第1の多重筒形容器は、図1の実施の形態に示すように金属容器であって、本体部分を金属二重管で構成することができる。高温域CO変成触媒を充填した筒形容器は、後の実施の形態にあるように、具体的には金属円筒管として構成することができる。第2の多重筒形容器は、金属二重管として実施することができる。なお、燃料改質装置は、改質装置、燃料改質器、又は改質器等の他の名称により指称されることがあるが、いずれも実質的に同一内容である。本明細書では、燃料改質装置と表現している。
【0010】
本発明に係る燃料改質装置は、その周囲に断熱材を施工することが好適である。また、上記高温域CO変成触媒を充填した筒形容器の周囲に二重筒形管(金属二重管を設置し、該二重筒形管の管壁間に蛇管形状の伝熱管(蛇管チューブ)を配置し、伝熱管内部には改質反応に使用する水を冷却媒体として導入することが好適である。
【0011】
また、本発明は、好適には、上記第1の多重筒形容器を二重管とし、該二重管の管壁間に直径の異なる二の筒形管(好適には金属円筒管)を配置し、直径の大きい一の筒形管と上記二重管の外側の管壁との間及び直径の小さい他方の筒形管と上記二重管の内側の管壁との間に改質触媒を充填し、該改質触媒からの改質ガスを上記高温域CO変成触媒を充填した筒形容器に送る流路を設け、上記バーナによって生成する加熱ガスを上記伝熱管を加熱するために流すための流路を設けた燃料改質装置として実施される。この形態に相当するのは、図1から図7の実施の形態である。
【0012】
また、本発明は、他の実施の形態として、上記第1の多重筒形容器を二重管(好適には金属二重管)とし、該二重管の管壁間にさらに筒形管(好適には金属円筒管)を設け、二重管と筒形管との間に改質触媒を充填し、上記二重管の内部に形成される空間に下端の閉成した下端閉成筒形管(好適には金属円筒管)を設け、該下端閉成筒形管の内部にさらに下端開放筒形管(好適には金属円筒管)を設け、上記下端閉成筒形管と下端開放筒形管との間に触媒を充填し、改質触媒からの改質ガスを上記高温域CO変成触媒を充填した筒形容器に送る流路を設け、上記バーナによって生成する加熱ガスを伝熱管を加熱するために流すための流路を設けた燃料改質装置として実施される。この形態に相当するのは、図8の実施の形態である。
【0013】
さらに、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器を、二重管として構成し、該二重管の内側に、該二重管より径が小さい筒形管を隣接して設け、上記二重管と、上記筒形管の間に上記バーナに供給する空気を冷却媒体として導入することとすることもできる。またさらに、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器を、二重管として構成し、該二重管の外側に、該二重管より径が大きい筒形管を隣接して設け、上記二重管と、上記筒形管の間に上記バーナに供給する空気を冷却媒体として導入することとすることもできる。
【0014】
上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器を、二重管として構成し、該二重管の外側に、蛇管形状の伝熱管を配置することも本発明の実施の形態に含むことができる。本発明では、一般的に、伝熱管からの水蒸気及び/又は燃料を上記第1の多重筒形容器に送る流路を設ける。また、上記筒型断熱容器と、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器との間に、上記伝熱管を加熱するために加熱ガスの流路を設けることが好適である。
さらに好適には、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器の外側に加熱手段(好適には電気ヒータ)を巻回する。
上記伝熱管の配置された二重筒形管の管壁間に伝熱粒を充填することも好適である。この場合、上記伝熱管の配置された二重筒形管の内側の管壁に伝熱管を密着させ、伝熱管と二重筒形管の外側の管壁との間に伝熱粒を充填することが好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面に示した実施の形態を参照しながら、本発明に係る燃料改質装置をさらに詳細に説明する。
第1の実施の形態に係る燃料改質装置
図1は本発明に係る燃料改質装置について、第1の実施の形態を示す縦断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る燃料改質装置は、中心軸を同一にして設けられた径の異なる複数の金属円筒管、断熱材を間隔を置いて多重に配置して構成される。
【0016】
まず、この燃料改質装置は、内部が中空の円筒形状(筒型)のアルミナ系断熱材1を有する。図中、断熱材1は、中心線Lを中心として左右対称に現れており、部材そのものとしては、上下が開放された筒状のものである。該断熱材1の下端穴には、上向き方向に燃焼ガスを発生するためのバーナ2を配置している。さらに断熱材1の内部には、金属容器4を設置している。該金属容器4は、ステンレス等で構成され、内部に改質触媒3を充填している。金属容器4は、本体部分として金属二重管7を有し、内部に金属二重管5がさらに内蔵されている。
【0017】
改質触媒3は、金属二重管5の内面、及び外面に一定の厚みを持たせて充填されている。金属二重管5を構成する内部管5aは、その壁面の断面が下方では、中心線Lを挟んで対称に現れ、全体としては図中で断面コ字状に描かれている。すなわち、上端が閉成し、下端が開放された形状となっている。外側の管壁5bは、図では、上下が開放された筒状に現れている。
さらに、この実施の形態は、下部先端の閉じた金属二重管7を有し、その内部に金属二重管5が包含されるように構成している。この金属二重管7も中心線Lに関して、図中断面が左右対称に現れており、二重の壁で構成された筒形状に構成されている。二重壁自体は下端が閉成され、上端が開放されている。二重壁を構成する内側の内部管(内側の管壁)7aと上記内部管(内側の管壁)5aとの間、外側の外部管(外側の管壁)7bと上記外部管(外側の管壁)5bとの間に、改質触媒3が挟み込まれるように充填されている。なお、内部管5aと外部管5bとは、二重管と見ることもできるが、各々独立した円筒管と見ることもできる。
【0018】
この改質触媒3の上下の支持はパンチングプレート6で行っている。
この実施の形態では、さらに金属円筒管11を有する。この金属円筒管11は天板9に固定している。この金属円筒管11は、中心線Lに関し、左右対称に断面が現れている。金属円筒管11は、金属二重管7の内側を流れる加熱ガス8の流路を確保するためのものである。
【0019】
本実施の形態では、HTS触媒(高温域CO変成触媒)15を改質触媒3の上部に設置している。該HTS触媒15は、400℃で作動する触媒であり、改質触媒3を通過した改質ガス14中のCOを変成し、水素を生成する(変成反応を行う)ためのものである。なお、HTS触媒15は、パンチングプレート16aによって支持されている。
【0020】
本発明では、COシフト触媒として、HTS触媒(CO変成触媒)及びLTS触媒(低温域CO低減触媒、CO変成触媒)を用いている。COシフト触媒は、燃料電池システムにおいて、改質器によって製造された水素含有ガス中のCO濃度を低減する。燃料電池本体に入るまでにCO濃度を10PPm以下にするため、LTS出口ではCO濃度を6%から2000ppm以下にまで低減させる。COシフト触媒には、上記したように350〜450℃前後の高温でシフト反応するHTS触媒と、200℃前後の低温でシフト反応するLTS触媒の2種類がある。いずれもガス中の一酸化炭素と水蒸気から二酸化炭素と水素を生成するシフト反応を行う。Cu−ZnO系の触媒等を使用する。
CO + H2O → CO2 + H2
【0021】
HTS触媒15は金属円筒管16の内部に充填される。該金属円筒管16は、金属二重管5の外部管5bと連続してその上方に設けられている。図示のように上端が開放された形態に構成されている。金属円筒管16には、それより内径が大きい金属円筒管18が同心円状に配置されている。この金属円筒管18は、後述するように、HTS触媒15を通過して、一部のCOがH2に変成された改質ガス17を下方向に導びく役割を果たす。このため、金属円筒管18の上端は、図示のように閉成されている。
【0022】
さらに、金属円筒管18の外周には、金属二重管20が取り巻いている。該金属二重管20は、金属二重管18によって下方に導かれた改質ガス17がその内部に流れ込めるように構成されている。金属二重管20の上端は、その左側の管壁断面に示されるように上端が閉成されている。そして、右側の管壁断面に示すように改質ガス用のバイパス22が少なくとも1箇所設けられている。
そして、金属二重管20の管壁内部には、蛇管チューブ19が収納されている。後述するように、この管壁内部の空間で改質ガスは下方から上方に向かい、バイパス22から流出する。蛇管チューブ19に流入する改質原料となるプロセス水21は、改質ガスと熱交換する。
【0023】
また、金属二重管20と金属円筒管18との間には、断熱材24を設けて蛇管チューブ19が直接、HTS触媒15を冷却することを防いでいる。これによって、HTS触媒15の半径方向に温度分布を作らないように構成している。温度分布が発生すると、HTS触媒15の作動温度350〜450℃の範囲以下の部分のガスがCO変成されずに通過する可能性があるからである。
【0024】
プロセス水21は、改質ガス17を冷却する量しか流入しないので、改質に必要なプロセス水全量に至らない。そこで、蛇管チューブ19に併設するように金属二重管25を設置し、その内部に蛇管チューブaを設け、これにプロセス水26を上方から流入するように構成している。なお、金属二重管25の一方の円筒壁は、下方で断熱材1を取り巻く円筒を構成している。
なおまた、プロセス水26は、後述するようにガス穴10を通過した加熱ガス27と熱交換して蒸気となる。
本実施の形態では、ミキサー28を設け、プロセス水21,26の双方の蒸気を混合することとしている。
【0025】
バイパス22を通過した改質ガス29は、約200℃で作動するCO変成触媒、LTS触媒(低温域CO低減触媒、CO変成触媒)30に流入することができるように構成されている。LTS触媒30は、金属二重管31の内部空間に充填されている。このLTS触媒30では、改質ガス29中のCO濃度を例えば、6%から2000ppm程度に低減する。金属二重管31も、前述した他の二重管と同様、中心線Lを中心とした円筒形状に構成されており、中心線Lを中心として、図中左右に断面が現れている。
【0026】
さらに、LTS触媒30の後流には、金属二重管31の外側に金属円筒管32を設け、その間隙33に冷却用空気34を流入することができるように構成している。
LTS触媒30を経た改質ガス36には、取り出されて、微量の空気37を混入し、PROX触媒35に流入することができるように構成している。このための取出口31a・流入口38aを備える。
【0027】
PROX触媒35は、金属三重管38の2つの間隙に設置する。このことによりPROX触媒35の(触媒長さ/流路断面積)が大きくとれて、安定した反応が期待できる。金属三重管38も、前述した他の二重管と同様、中心線Lを中心とした円筒形状に構成されており、中心線Lを中心として、図中左右に断面が現れている。なお、金属三重管38は、金属二重管又は金属四重管以上の多重管としても構成することができる。
【0028】
PROX触媒35としては、改質ガス中のCOを選択的に酸化し得る触媒であれば特に限定はなく、例えばRu系などの金属触媒が用いられる。
PROX触媒35中では、改質ガス中のCOを選択的に酸化して、CO濃度を例えば2000ppmから10ppmに低減する。その反応で発生する反応熱は、金属三重管38の外側には、金属円筒管39が設けられ、それらの間隙40に冷却用空気41を流入することができるように構成している。この金属円筒管39も、中心線Lを中心とした円筒形状に構成されており、中心線Lを中心として、図中左右に断面が現れている。
【0029】
流出口38bは、CO除去された改質ガス42を流出させるための出口である。
LTS触媒30、PROX触媒35を充填した容器の周囲、及びHTS触媒15の上部には、断熱材43を設置している。
この断熱材43は、外部への放熱を低減するためのものである。断熱材43としてはマイクロサーム、ケイ酸カルシウム、アルミナファイバなど、断熱効果の高いものを使用する。
【0030】
本実施の形態に係る燃料改質装置を起動するには、まず改質触媒3を400℃〜700℃に、HTS触媒15を400℃に、LTS触媒30を200℃に、PROX触媒35を150℃に昇温する必要がある。
改質触媒3はバーナ2の加熱ガス8で容易に昇温することが可能である。また、HTS触媒15も、改質触媒3を通過する水蒸気などで容易に昇温できる。
ここで、起動時に発生する改質ガス42中のCO濃度を最終的に低減するのは、LTS触媒30とPROX触媒35である。すなわち、これらの触媒をいかに作動温度まで昇温するかが重要である。
【0031】
本実施の形態では、LTS触媒30とPROX触媒35の容器の外側に、電気ヒータ44を設置している。これによって、温度管理をしながら所定温度まで昇温することができる。
以上、本実施の形態に係る燃料改質装置の主だった構成要素を説明した。生成される改質ガスは、所定の流路以外に漏洩せず、また、改質ガス以外の原料以外は流入することがないように構成している。また、図中、断面表記上一見して一体に構成されている部材(金属二重管等)は、製造上の都合に適合させ、複数の部材を組み合わせ、接合して構成することができる。なお、改質触媒3、HTS触媒15、LTS触媒30、PROX触媒35は、断面表記上粒状物が上下に一部だけ描かれているが、実際には、上下にわたって充填されている。
【0032】
次に、上記構成の本発明に係る燃料改質装置について、その作用を、構成要素について説明を補充しつつさらに詳細に説明する。
【0033】
まず、バーナ2からの加熱ガス8は金属二重管7の内面及び外面を加熱するように下から上方向へ流れる。すなわち、内面と外面の二面を加熱する。この加熱ガス8の流量分配は、金属二重管5、7を固定している天板9に設けたガス穴10の流路断面積により調整する。また、金属円筒管11によって金属二重管7の内側を流れる加熱ガス8の流路を確保することができる。なお、加熱ガス8はガス穴付近で約500℃となる。
【0034】
改質の原料となる水蒸気+13Aなどの燃料混合気12は天板9に設けた流入口13から改質触媒3の上部へ約400℃で流入する。この混合気12は改質触媒3中を下方向に流れながら、反応に必要な熱を上方向に流れる加熱ガス8から受け取り、水素を含むガスである改質ガス14となる。
【0035】
改質ガス14は、金属二重管5の間隙を通って上方向に流れて、400℃で作動するHTS触媒15に流入する。改質触媒3を通過した改質ガス14は、HTS触媒15の下部から流入し、上方に通過する。その過程で改質ガス14中のCOを水素に変成する。HTS触媒15を通過して、一部のCOがH2に変成された改質ガス17は、金属円筒管18により下方向に導かれ、金属二重管20の下部から流入し、上方に流れて行く。その間、改質ガス17は蛇管チューブ19に流入する改質原料となるプロセス水21と熱交換して、約200℃まで冷却され、次の触媒へ導く複数本のバイパス22に流入する。
【0036】
プロセス水21は熱交換後、水蒸気23となり、水と燃料との混合気12となって改質触媒3に流入される。ここで、断熱材24により、蛇管チューブ19が直接、HTS触媒15を冷却して、触媒の半径方向に温度分布をつくらいないようにする。温度分布が発生すると、HTS触媒15の作動温度350〜400℃の範囲以下の部分のガスがCO変成されずに通過する可能性があるからである。
【0037】
前述のプロセス水21は、改質ガス17を冷却する量しか流入しないので、改質に必要なプロセス水全量に至らない。そこで、蛇管チューブ25aにプロセス水26を上方から流入する。このプロセス水26は、加熱ガス8に由来する加熱ガス27と熱交換して蒸気となり、ミキサー28で前述の水蒸気23と混合され、改質触媒3に流入される。
【0038】
バイパス22を通過した改質ガス29は、約200℃で作動するLTS触媒30に流入する。LTS触媒30では、改質ガス29中のCO濃度を例えば、6%から2000ppm程度に低減する。LTS触媒30の後流では、金属二重管31とその外側の円筒管32との間隙33に冷却用空気34を流入し、LTS触媒30中の改質ガスを、後流のPROX触媒35の作動温度、例えば150℃の改質ガス36に冷却する。
【0039】
この改質ガス36は、微量の空気37を混入したのち、PROX触媒35に流入する。PROX触媒35中では、改質ガス中のCOを選択的に酸化して、CO濃度を例えば2000ppmから10ppmに低減する。その反応で発生する反応熱は、金属三重管38と、その外側に設けた金属円筒管39との間隙40に冷却用空気41を流入することで冷却する。
CO除去された改質ガス42は、燃料電池に流入され、発電することができる。
【0040】
本実施の形態に係る燃料改質装置では、メタン、都市ガス、灯油などの炭化水素系燃料を改質燃料に使用する。これら燃料の投入方法は、プロセス水26に同伴して蛇管チューブ25aでプロセス水26と共に蒸発気化せるか、又は、燃料単独でミキサー28に流入し、水蒸気23と混合して、水と燃料との混合気12にして改質触媒3に流入する。
【0041】
なお、前述したように、LTS触媒30とPROX触媒35の容器の外側に設置した電気ヒータ44により、温度管理をしながらこれらの触媒を所定温度まで昇温する。
また、定常運転時では蛇管チューブaと熱交換後の加熱ガス45は、排気管46から系外を排出する。しかし、起動の時は、バルブ47を閉じて、LTS触媒30、PROX触媒35と断熱材1の間に設けた間隙48に加熱ガス49を流し、LTS触媒30とPROX触媒35を昇温する。昇温後の加熱ガス49は排気管50から系外に排気する。起動終了後はバルブ51を閉じ、バルブ47を開開いて、加熱ガス45を排気管46から排出する。
【0042】
LTS触媒30を冷却した冷却用空気34とPROX触媒35を冷却した冷却用空気41はバーナ用二次空気52として、混合後、バーナ2へ供給する。この方法で、LTS触媒30とPROX触媒35から回収した熱を改質触媒3の加熱に再利用できるので効率の向上を図ることができる。
【0043】
第2の実施の形態に係る燃料改質装置
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る燃料改質装置を縦断面図として示す図である。
以下、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と異なる点について主に説明し、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と同一又は共通する点については、特に必要がある場合を除き、説明を省略している。また、図1について説明したものと同一又は共通する構成要素については、同一の参照番号を付している。
【0044】
本実施の形態では、プロセス水26を第1とは別の位置に蛇管チューブ25aを設置する。すなわち、断熱材1の上部に金属二重管54を設け、プロセス水26を蒸発させる蛇管チューブ25aをその間隙に収めている。また、断熱材1の下方には、金属二重管54に連続するように金属円筒管25(図1の金属二重管25の外部側のみのもの)と、金属円筒管55とで間隙を形成し、蛇管チューブ25aを係る間隙に収めている。なお、金属二重管54、金属円筒管55は、共に、左右の断面が図中に現れている。
【0045】
改質触媒3を充填した金属容器4の表面を加熱した加熱ガス27は、ガス穴10を通過したのち、流れ方向を反転して金属二重管54の間隙を下方向に流れる。この間、加熱ガス27は、金属二重管54の内側管54aを介して再度加熱昇温される。その状態で蛇管チューブ25aを加熱して、内部を流れるプロセス水26を蒸発させる。蒸発したプロセス水はミキサー28に流入する。
この実施の形態では、加熱ガス27を再度加熱昇温することにより、同じ熱量を蛇管チューブ25aに与える場合でも、加熱ガス27のガス流量を低減することができ、ブロアなどの動力を低減できる。
【0046】
第3の実施の形態に係る燃料改質装置
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る燃料改質装置を縦断面図として示す図である。
以下、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と異なる点について主に説明し、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と同一又は共通する点については、特に必要がある場合を除き、説明を省略している。また、図1について説明したものと同一又は共通する構成要素については、同一の参照番号を付している。
【0047】
この実施の形態では、蛇管チューブ25aで蒸発させたプロセス水26をミキサー28に流入するのではなく、蛇管チューブ19に流入させるようにしている。
この実施の形態では、蛇管チューブ25aと19へ各々のプロセス水26と21を別々に流入する必要がなく、補機である水ポンプの動力低減、補機点数を低減することが可能となる。また、蛇管チューブ25a内のプロセス水26は過熱蒸気ではなく、例えば100℃の飽和蒸気になるので、温度が低減され、加熱ガス27との熱交換性能がさらに向上する利点もある。
なお、この実施の形態では、さらに図2の実施の形態の蛇管チューブ25aと併用することもできる。
【0048】
第4の実施の形態に係る燃料改質装置
図4は、本発明の第4の実施の形態に係る燃料改質装置を縦断面図として示す図である。
以下、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と異なる点について主に説明し、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と同一又は共通する点については、特に必要がある場合を除き、説明を省略している。また、図1について説明したものと同一又は共通する構成要素については、同一の参照番号を付している。
【0049】
この実施の形態では、PROX触媒35を金属三重管38の外側に設置している。そして、LTS触媒30を通過した改質ガス36にPROX反応用の空気37を混合した後、三重円筒管38の一番内側の間隙を下方向の流入させている。三重円筒管38の外側の間隙には下方向に冷却用空気41を流入して改質ガス36を例えば250℃から150℃まで冷却している。冷却された改質ガス36を上方向に折返しPROX触媒35に流入するようにしている。また、冷却用空気41はバーナ用二次空気52としてバーナ2に流入させている。
この実施の形態では、冷却用空気41が、改質ガス36を冷却すると同時にPROX触媒35の内部反応熱も冷却できる。
この実施の形態は、図1〜図3の実施の形態においても実施することができる。
【0050】
第5の実施の形態に係る燃料改質装置
図5は、本発明の第5の実施の形態に係る燃料改質装置を縦断面図として示す図である。
以下、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と異なる点について主に説明し、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と同一又は共通する点については、特に必要がある場合を除き、説明を省略している。また、図1について説明したものと同一又は共通する構成要素については、同一の参照番号を付している。
【0051】
この実施の形態では、蛇管チューブ56、57を設けている。
そして、プロセス水58を蛇管チューブ56に流し、LTS触媒30を通過する改質ガス36を例えば250℃から150℃に冷却している。熱交換したプロセス水58は水蒸気59となり、連絡管60により、ミキサー28に流入させる。また、PROX触媒35での発熱を蛇管チューブ57に流入したプロセス水61で冷却し、発生した水蒸気62を連絡管63によりミキサー28に流入している。
この、実施の形態は、蛇管チューブ25aに流入するプロセス水26を低減でき、その分、このプロセス水26を加熱する燃料を節約できるといった効果を有する。
この実施の形態は、図1〜図3の実施の形態においても実施することができる。
【0052】
第6の実施の形態に係る燃料改質装置
図6は、本発明の第6の実施の形態に係る燃料改質装置を縦断面図として示す図である。
以下、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と異なる点について主に説明し、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と同一又は共通する点については、特に必要がある場合を除き、説明を省略している。また、図1について説明したものと同一又は共通する構成要素については、同一の参照番号を付している。
【0053】
この実施の形態では、蒸発器の蛇管チューブ25aと金属二重管25との間隙に例えば直径3mmのアルミナセラミック、ステンレスボールなどの伝熱球体63を充填している。この伝熱球体60により、伝熱球体(伝熱粒)63間を通過する加熱ガス27からの熱を効率よく回収し、その熱を蛇管チューブ25aに効率よく伝熱することで、蒸発器の効率が向上する。なお、この伝熱球体63を充填することで加熱ガス27の圧力損失が増大するので、適用の際は、補機動力の強化が必要である。
なお、本実施の形態は、図1〜図5の実施の形態においても実施することができる。
【0054】
第7の実施の形態に係る燃料改質装置
図7は、本発明の第7の実施の形態に係る燃料改質装置を縦断面図として示す図である。
以下、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と異なる点について主に説明し、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と同一又は共通する点については、特に必要がある場合を除き、説明を省略している。また、図1について説明したものと同一又は共通する構成要素については、同一の参照番号を付している。
【0055】
図6の実施の形態と同様に、本実施の形態では、伝熱球体63を備える。本実施の形態では、蛇管チューブ25aを金属二重管25の内側管25bに密着設置し、加熱ガス27が蛇管チューブ25aと金属二重管25の外側管の間のみ流れるようにしている。この間隙に伝熱球体63を設置している。
本実施の形態では、上記図7の実施の形態と比較すると熱回収効率が低減するものの、圧損も少なく伝熱球体63の熱容量を低減することができ、蛇管チューブ25a内部のプロセス水26の蒸発の際の負荷応答性が向上する。
なお、本実施の形態は、図1〜5の実施の形態においても実施することができる。
【0056】
第8の実施の形態に係る燃料改質装置
図8は、本発明の第6の実施の形態に係る燃料改質装置を縦断面図として示す図である。
以下、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と異なる点について主に説明し、第1の実施の形態に係る燃料改質装置と同一又は共通する点については、特に必要がある場合を除き、説明を省略している。また、図1について説明したものと同一又は共通する構成要素については、同一の参照番号を付している。
【0057】
本実施の形態では、下端を閉成した金属二重管71、下端を閉成した金属円筒管72、下端を開放した金属円筒管73、74を用いている。これらの管は、いずれも中心線Lを中心として左右対称に現れる。また、金属円筒管11の下端も閉成している。
この実施の形態では、金属二重管71の内部管71aと金属円筒管74との間及び金属円筒管72と金属円筒管73との間に改質触媒3を充填している。
【0058】
加熱ガス8は、ガス流路75を通過し、改質触媒3を加熱する。加熱を終了した加熱ガス8はガス穴10を通過する。改質触媒3を通過した改質ガス14は折り返して改質触媒3に隣接する流路76、77を通過して例えば700℃から450℃に冷却され、その熱を改質触媒3に伝える。これにより、加熱ガス8へ与える熱量を低減できる。
【0059】
他の実施の形態
本発明に係る燃料改質装置は、上記の実施の形態について説明したが、本発明は、このような実施の形態に限定されるものではなく、当業者にとって自明な修飾・変更・付加は、全て本発明の技術的範囲に含まれる。
【0060】
【発明の効果】
上記したところから明らかなように、本発明による燃料改質装置は、燃焼室で発生する加熱ガスの熱を有効に利用し、サイズがコンパクトで起動性に優れ、コスト上の負担を軽減することができる。すなわち、改質触媒を充填した円筒管を内外の2面から加熱ガスで加熱することができ、しかも、加熱ガス及び改質ガスの流路を上記のように構成することによって、熱効率の良い熱交換を行っている。さらに、起動時に加熱ガスによって、LTS触媒、PROX触媒等の触媒を加熱して起動性を高めることができる等多くの利点を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料改質装置について、第1の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係る燃料改質装置について、第2の実施の形態を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係る燃料改質装置について、第3の実施の形態を示す縦断面図である。
【図4】本発明に係る燃料改質装置について、第4の実施の形態を示す縦断面図である。
【図5】本発明に係る燃料改質装置について、第5の実施の形態を示す縦断面図である。
【図6】本発明に係る燃料改質装置について、第6の実施の形態を示す縦断面図である。
【図7】本発明に係る燃料改質装置について、第7の実施の形態を示す縦断面図である。
【図8】本発明に係る燃料改質装置について、第8の実施の形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 断熱材
2 バーナ
3 改質触媒
4 金属容器
5 金属二重管
6 パンチングプレート
7 金属二重管
8 加熱ガス9 天板11 金属円筒管14 改質ガス15 HTS触媒16 金属円筒管18 金属円筒管20 金属円筒管24 断熱材25 金属二重管25a 蛇管チューブ26 プロセス水27 加熱ガス28 ミキサー29 改質ガス30 LTS触媒31 金属二重管34 冷却用空気35 PROX触媒36 改質ガス38 金属三重管39 金属円筒管41 冷却用空気42 改質ガス43 断熱材44 電気ヒータ45 加熱ガス46 排気管47 バルブ52 二次空気54 金属二重管55 金属円筒管56 蛇管チューブ57 蛇管チューブ58 プロセス水59 水蒸気60 連絡管61 プロセス水62 水蒸気63 伝熱球体

Claims (13)

  1. 筒形断熱容器に内部空間を内包し、該内部空間の下部に上向き方向に火炎を発生するバーナを配置し、さらに上記内部空間に配置されると共に改質触媒を充填した第1の多重筒形容器を備え、上記筒型断熱容器の上部に空間を隔てて、高温域CO変成触媒を充填した筒形容器を配置し、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器を設け、該第2の多重筒形容器の上部の管壁間には低温域CO変成触媒を充填し、下部の管壁間にはCO除去触媒を充填したことを特徴とする燃料改質装置。
  2. 請求項1の燃料改質装置において、周囲に断熱材を施工したことを特徴とする燃料改質装置。
  3. 請求項1又は2の燃料改質装置において、高温域CO変成触媒を充填した筒形容器の周囲に二重筒形管を設置し、該二重筒形管の管壁間に蛇管形状の伝熱管を配置し、伝熱管内部には改質反応に使用する水を冷却媒体として導入することを特徴とする燃料改質装置。
  4. 請求項3の燃料改質装置において、上記第1の多重筒形容器を二重管とし、該二重管の管壁間に直径の異なる二の筒形管を配置し、直径の大きい一の筒形管と上記二重管の外側の管壁との間及び直径の小さい他方の筒形管と上記二重管の内側の管壁との間に改質触媒を充填し、該改質触媒からの改質ガスを上記高温域CO変成触媒を充填した筒形容器に送る流路を設け、上記バーナによって生成する加熱ガスを上記伝熱管を加熱するために流すための流路を設けたことを特徴とする燃料改質装置。
  5. 請求項3の燃料改質装置において、上記第1の多重筒形容器を二重管とし、該二重管の管壁間にさらに筒形管を設け、二重管と筒形管との間に改質触媒を充填し、上記二重管の内部に形成される空間に下端の閉成した下端閉成筒形管を設け、該下端閉成筒形管の内部にさらに下端開放筒形管を設け、上記下端閉成筒形管と下端開放筒形管との間に触媒を充填し、改質触媒からの改質ガスを上記高温域CO変成触媒を充填した筒形容器に送る流路を設け、上記バーナによって生成する加熱ガスを伝熱管を加熱するために流すための流路を設けたことを特徴とする燃料改質装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかの燃料改質装置において、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器を、二重管として構成し、該二重管の内側に、該二重管より径が小さい筒形管を隣接して設け、上記二重管と、上記筒形管の間に上記バーナに供給する空気を冷却媒体として導入することを特徴とする燃料改質装置。
  7. 請求項1〜5のいずれかの燃料改質装置において、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器を、二重管として構成し、該二重管の外側に、該二重管より径が大きい筒形管を隣接して設け、上記二重管と、上記筒形管の間に上記バーナに供給する空気を冷却媒体として導入することを特徴とする燃料改質装置。
  8. 請求項1〜5のいずれかの燃料改質装置において、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器を、二重管として構成し、該二重管の外側に、蛇管形状の伝熱管を配置したことを特徴とする燃料改質装置。
  9. 請求項3〜5のいずれかの燃料改質装置において、伝熱管からの水蒸気及び/又は燃料を上記第1の多重筒形容器に送る流路を設けたことを特徴とする燃料改質装置。
  10. 請求項3〜5のいずれかの燃料改質装置において、上記筒型断熱容器と、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器との間に、上記第2の多重筒形容器加熱するために加熱ガスの流路を設けたことを特徴とする燃料改質装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかの燃料改質装置において、上記筒型断熱容器及び上記筒形容器を内蔵する第2の多重筒形容器の外側に加熱手段を巻回したことを特徴とする燃料改質装置。
  12. 請求項3〜5のいずれかの燃料改質装置において、上記伝熱管の配置された二重筒形管の管壁間に伝熱粒を充填したことを特徴とする装置。
  13. 請求項12の燃料改質装置において、上記伝熱管の配置された二重筒形管の内側の管壁に伝熱管を密着させ、伝熱管と二重筒形管の外側の管壁との間に伝熱粒を充填したことを特徴とする燃料改質装置。
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