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JP3859742B2 - 肝疾患治療剤 - Google Patents

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JP3859742B2
JP3859742B2 JP08901595A JP8901595A JP3859742B2 JP 3859742 B2 JP3859742 B2 JP 3859742B2 JP 08901595 A JP08901595 A JP 08901595A JP 8901595 A JP8901595 A JP 8901595A JP 3859742 B2 JP3859742 B2 JP 3859742B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、肝疾患の予防および治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
肝臓は、ウイルス、薬物、アルコールなどの様々な因子により障害を受け、急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、黄疸、肝硬変などの肝臓疾患を起こす。現在これらの肝臓疾患治療剤として臨床的に使用されているのは、マロチラートやプレドニゾロンなど数種にとどまっている。インターフェロンをはじめとする抗ウイルス剤においても、肝炎ウイルスを確実に排除するには至っておらず、発熱などの副作用も報告されている。
また特開平7−53375号には、シクロヘプテノピリジン誘導体を有効成分とする肝臓疾患治療剤が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特に慢性化した肝臓疾患に対しては、現在のところ未だ十分に満足すべき治療剤は見いだされていない。特に、抗ウイルス剤、ステロイド剤、免疫賦活剤による薬物療法にあっては、重篤な副作用の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような事情に鑑み、本発明者らは、より有効な肝臓疾患治療剤を開発する目的で鋭意研究したところ、2−〔2−〔3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジル〕メチルスルフィニル〕ベンツイミダゾール(ランソプラゾール)が、著名な肝機能の低下抑制および改善効果を有することを見いだし、これらの知見に基づき研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、
(1)分子中に(2−ピリジル)メチルチオ構造を有するベンツイミダゾール化合物またはその塩を含有し、該化合物が、一般式
【化2】
Figure 0003859742
(式中、A環は置換されていてもよく、RおよびRは同一または異なって水素、アルキル基またはアルコキシ基を、Rは置換基を有していてもよい炭化水素基をそれぞれ示す)で表される化合物またはその塩である肝疾患治療剤、
(2)A環が無置換である化合物である上記(1)記載の肝疾患治療剤、
(3)がアルキル基である化合物である上記(1)記載の肝疾患治療剤、
(4)がメチル基である化合物である上記(1)記載の肝疾患治療剤、
(5)が水素である化合物である上記(1)記載の肝疾患治療剤、
(6)がフッ素化されていてもよいアルキル基である化合物である上記(1)記載の肝疾患治療剤、および
(7)化合物が2−〔2−〔3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジル〕メチルスルフィニル〕ベンツイミダゾールである上記(1)記載の肝疾患治療剤を提供するものである。
【0005】
本発明における肝疾患治療剤は、有効成分として、分子中に(2−ピリジル)メチルチオ構造を有するベンツイミダゾール化合物またはその塩を含有するものである。
上記ベンツイミダゾール化合物中のメチルチオ構造としては、例えば−CH2−S(O)n−(nは、0ないし2の整数を示す)があげられる。
上記のベンツイミダゾール化合物としては、例えば2−〔(2−ピリジル)メチルスルフィニル〕ベンツイミダゾール誘導体および5−ピリド〔1',2':4,5〕〔1,2,4〕チアジアノ〔2,3−〕ベンツイミダゾール−13−イウム誘導体等が挙げられ、例えば特開昭61−50978号,同62−277322号,同63−301816号,同59−181277号,同54−141783号,同52−62275号,同61−115080号,同62−258320号,同62−258316号,同64−79177号,同57−53406号の各公報,特開平5−59043号公報,特開昭58−135881号公報,ヨーロッパ特許第166287号,同519365号の各公開公報,特開昭61−7281号,同62−277392号の各公報等に記載の化合物が挙げられ、さらに各公報記載の方法に準じた方法により製造される化合物も本発明に用いられる。
【0006】
さらに具体的には、例えば、
一般式(I)
【化3】
Figure 0003859742
(式中、A環は置換されていてもよく、R1およびR3は同一または異なって水素、アルキル基またはアルコキシ基を、R2は置換基を有していてもよい炭化水素基をそれぞれ示す)で表される化合物またはその塩、および
一般式(I')
【化4】
Figure 0003859742
(式中、A'環は置換されていてもよく、R1'およびR3'は同一または異なって水素、アルキル基またはアルコキシ基を、R2'は置換基を有していてもよい炭化水素基を、X-はアニオンそれぞれ示す)で表される化合物またはその塩等が挙げられる。
上記一般式(I)及び(I')において、A環またはA'環が置換されている場合の置換基としては、例えば水酸基,ハロゲン原子,置換されていてもよいアルキル基,置換されていてもよいシクロアルキル基,置換されていてもよいアルケニル基および置換されていてもよいアルコキシ基等が挙げられる。このうち好ましくは水酸基および置換されていてもよいアルコキシ基である。
次に上記各置換基について説明する。
ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素等が挙げられる。この中でフッ素、塩素が好ましい。さらにフッ素が特に好ましい。
置換されていてもよいアルキル基におけるアルキル基としては、例えば炭素数1〜10の直鎖または分枝状のアルキル基が挙げられる。該アルキル基の具体例としては、例えばメチル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,イソペンチル,ネオペンチル,ヘキシル,ヘプチル,オクチル,ノニル,デシルなどが挙げられる。この中で炭素数1〜6の直鎖または分枝状のアルキル基が好ましい。さらに炭素数1〜3の直鎖または分枝状のアルキル基が特に好ましい。
該アルキル基における置換基としては、例えばハロゲン,ニトロ,アミノ基(アシル基,アルキル基等を1〜2個置換基として有していてもよい。),シアノ基,ヒドロキシ基,カルボキシ基,アミジノ基,グアニジノ基,カルバモイル基などが挙げられる。
【0007】
置換されていれもよいシクロアルキル基におけるシクロアルキル基としては、例えば炭素数3〜7のシクロアルキル基が挙げられる。該シクロアルキル基の具体例としては、シクロプロピル,シクロブチル,シクロペンチル,シクロヘキシル,シクロヘプチルなどが挙げられる。
該シクロアルキル基における置換基としては、例えばハロゲン,ニトロ,アミノ基(アルキル基,アシル基等を1〜2個置換基として有していてもよい。),シアノ基,ヒドロキシ基,カルボキシ基,アミジノ基,グアニジノ基,カルバモイル基などが挙げられる。
置換されていてもよいアルケニル基におけるアルケニル基としては、例えば炭素数2〜16の直鎖状あるいは分枝状アルケニル基がよい。該アルケニル基の具体例としては、例えばアリル(allyl),ビニル,クロチル,2−ペンテン−1−イル,3−ペンテン−1−イル,2−ヘキセン−1−イル,3−ヘキセン−1−イル,2−メチル−2−プロペン−1−イル,3−メチル−2−ブテン−1−イル等が挙げられる。この中で炭素数2〜6の直鎖状あるいは分枝状のアルケニル基が好ましい。さらに炭素数2〜4の直鎖状あるいは分枝状のアルケニル基が好ましい。
該アルケニル基における置換基としては、例えばハロゲン,ニトロ,アミノ基(アルキル基,アシル基等を1〜2個置換基として有していてもよい。),シアノ基,アミジノ基,グアニジノ基などの基が挙げられる。上記アルケニル基は二重結合に関する異性体(E,Z体)を包含する。
置換されていてもよいアルコキシ基におけるアルコキシ基としては、例えば炭素数1〜10のアルコキシ基が挙げられる。該アルコキシ基の具体例としては、例えばメトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,イソプロポキシ,n−ブトキシ,イソブトキシ,sec−ブトキシ,tert−ブトキシ,n−ペントキシ,イソペントキシ,ネオペントキシ,ヘキシルオキシ,ヘプチルオキシ,ノニルオキシ,シクロブトキシ,シクロペントキシ,シクロヘキシルオキシ等が挙げられる。この中で炭素数1〜6のアルコキシ基が好ましい。さらに炭素数1〜3のアルコキシ基が特に好ましい。該アルコキシ基における置換基としては、例えばハロゲン,ニトロ,アミノ基(アルキル基,アシル基等を1〜2個置換基として有していてもよい。),アミジノ基,グアニジノ基などの基が挙げられる。
【0008】
上記アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基およびアルコキシ基上の置換基のハロゲンとしては、例えば塩素,臭素,フッ素,ヨウ素が挙げられる。
上記アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基およびアルコキシ基上の置換基であるアルキルアミノ基におけるアルキル基としては、例えば炭素数1〜6の直鎖状あるいは分枝状のアルキル基が好ましい。その具体例としては、例えばメチル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,tert−ブチル,sec−ブチル,n−ペンチル,イソペンチル,n−ヘキシル,イソヘキシルなどが挙げられる。その中で炭素数1〜4の直鎖状あるいは分枝状のアルキル基が特に好ましい。
上記アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基およびアルコキシ基上の置換基であるアシルアミノ基におけるアシル基としては、例えば有機カルボン酸から誘導されるアシル基が挙げられる。この中で炭素数1〜6のアルカノイル基が好ましい。その具体例としては、例えばホルミル,アセチル,プロピオニル,ブチリル,イソブチリル,バレリル,イソバレリル,ピバロイル,ヘキサノイルなどが挙げられる。その中で炭素数1〜4のアルカノイル基が特に好ましい。
上記アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基およびアルコキシ基上の置換基の数は1〜6、好ましくは1〜3である。
置換されたアルキル基の具体例としては、例えばトリフルオロメチル,トリフルオロエチル,ジフルオロメチル,トリクロロメチル,ヒドロキシメチル,1−ヒドロキシエチル,2−ヒドロキシエチル,メトキシエチル,エトキシエチル,1−メトキシエチル,2−メトキシエチル,2,2−ジメトキシエチル,2,2−ジエトキシエチル,2−ジエチルホスホリルエチルなどが挙げられる。これらの中で、ジフルオロメチル,トリフルオロメチル,ヒドロキシメチルが好ましい。さらにトリフルオロメチルが特に好ましい。
【0009】
置換されたシクロアルキル基の具体例としては、例えば2−アミノシクロプロパン−1−イル,4−ヒドロキシシクロペンタン−1−イル,2,2−ジフルオロシクロペンタン−1−イルなどが挙げられる。
置換されたアルケニル基の具体例としては、例えば2,2−ジクロロビニル,3−ヒドロキシ2−プロペン−1−イル,2−メトキシビニルなどが挙げられる。
置換されたアルコキシ基の具体例としては、例えばトリフルオロメトキシ,2,2,2−トリフルオロエトキシ,ジフルオロメトキシ,2−メトキシエトキシ,4−クロロベンジルオキシ,2−(3,4−ジメトキシフェニル)エトキシなどが挙げられる。これらの中でジフルオロメトキシが特に好ましい。
置換されたA環上の置換基の数は1〜4が好ましく、さらに1〜2が特に好ましい。置換基のベンゼン環上の位置としては、4位および5位が挙げられ、そのうち5位が好ましい(ベンゼン環上の位置の番号は一般式(I)、(I')に記載)。
A環またはA'環の好ましい例としては、水酸基または置換されていてもよいアルコキシ基で置換されていてもよいA環もしくはA'環である。A環またはA'環としては、無置換であるものが特に好ましい。
1、R3、R1'またはR3'で表わされるアルキル基としては、例えば炭素数1〜10の直鎖または分枝状のアルキル基が挙げられる。該アルキル基の具体例としては、例えばメチル,エチル,n−プロピル,イソプロピル,n−ブチル,イソブチル,sec−ブチル,tert−ブチル,n−ペンチル,イソペンチル,ネオペンチル,ヘキシル,ヘプチル,オクチル,ノニル,デシルなどが挙げられる。この中で炭素数1〜6の直鎖または分枝状のアルキル基が好ましい。さらに炭素数1〜3の直鎖または分枝状のアルキル基が特に好ましい。
【0010】
1、R3、R1'またはR3'で表わされるアルコキシ基としては、例えば炭素数1〜10のアルコキシ基が挙げられる。該アルコキシ基の具体例としては、例えばメトキシ,エトキシ,n−プロポキシ,イソプロポキシ,n−ブトキシ,イソブトキシ,sec−ブトキシ,tert−ブトキシ,n−ペントキシ,イソペントキシ,ネオペントキシ,ヘキシルオキシ,ヘプチルオキシ,ノニルオキシ,シクロブトキシ,シクロペントキシ,シクロヘキシルオキシ等が挙げられる。この中で炭素数1〜6のアルコキシ基が好ましい。さらに炭素数1〜3のアルコキシ基が特に好ましい。
3またはR3'としては、水素またはC1-6アルキル基が好ましく、特に好ましくは水素である。
2またはR2'で示される置換基を有していてもよい炭化水素基の炭化水素基としては、例えば直鎖または分枝状の炭素数1〜6のアルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシルなど)、炭素数2〜6のアルケニル基(例、ビニル、アリル、2−ブテニル、メチルアリル、3−ブテニル、2−ペンテニル、4−ペンテニル、5−ヘキセニルなど)、炭素数2〜6のアルキニル基(例、エチニル、プロパルギル、2−ブチン−1−イル、3−ブチン−2−イル、1−ペンチン−3−イル、3−ペンチン−1−イル、4−ペンチン−2−イル、3−ヘキシン−1−イルなど)、炭素数3〜6のシクロアルキル基(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)、炭素数3〜6のシクロアルケニル基(例、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニルなど)、炭素数7〜13のアラルキル基(例、ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチルなど)、炭素数6〜10のアリール基(例、フェニル、ナフチルなど)が挙げられる。このうち、直鎖または分枝状の炭素数1〜6のアルキル基が好ましく、直鎖または分枝状の炭素数1〜3のアルキル基が特に好ましい。
【0011】
置換基を有する炭化水素基における置換基としては、例えばC6-10アリール基(例、フェニル、ナフチルなど)、アミノ、C1-6アルキルアミノ基(例、メチルアミノ、エチルアミノ、イソプロピルアミノなど)、ジC1-6アルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)、アジド、ニトロ、ハロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、ヒドロキシル、C1-4アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシなど)、C6-10アリールオキシ基(例、フェノキシ、ナフチルオキシなど)、C1-6アルキルチオ基(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオなど)、C6-10アリールチオ基(例、フェニルチオ、ナフチルチオなど)、シアノ、カルバモイル基、カルボキシル基、C1-4アルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルなど)、C7-11アリールオキシカルボニル基(例、フェノキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカルボニルなど)、カルボキシ−C1-4アルコキシ基(例、カルボキシメトキシ、2−カルボキシエトキシなど)、C1-6アルカノイル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニル、イソプロピオニル、ブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイルなど)、C7-11アロイル基(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイルなど)、C6-10アリールスルホニル基(例、ベンゼンスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニルなど)、C1-6アルキルスルフィニル基(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィニルなど)、C6-10アリールスルフィニル基(例、ベンゼンスルフィニル、1−ナフチルスルフィニル、2−ナフチルスルフィニルなど)、C1-6アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エチルスルホニルなど)、ヘテロ原子(例、窒素、酸素、硫黄など)を1〜4個含む5または6員複素環基(例、2−フリル、2−チエニル、4−チアゾリル、4−イミダゾリル、4−ピリジル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1−メチル−5−テトラゾリルなど)、ヘテロ原子(例、窒素、酸素、硫黄など)を1〜4個含む5または6員複素環カルボニル基(例、2−フロイル、2−テノイル、ニコチニル、イソニコチニルなど)、ヘテロ原子(例、窒素、酸素、硫黄など)を1〜4個含む5または6員複素環チオ基(例、4−ピリジルチオ、2−ピリミジルチオ、1,3,4−チアジアゾール−2−イルチオ、1−メチル−5−テトラゾリルチオなど)などが挙げられ、さらに複素環チオ基はベンゼン環が縮合して2環性縮合環チオ基(例、2−ベンゾチアゾリルチオ、8−キノリルチオなど)を形成していてもよい。また、R3がそれぞれジ置換のカルバモイル基、チオカルバモイル基、またはスルファモイル基を示す場合、カルバモイル基、チオカルバモイル基、またはスルファモイル基の窒素原子とともに含窒素複素環(例、ピロリジン−1−イル、ピペリジノ、モルフォリノ、ピペラジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、4−フェニルピペラジン−1−イルなど)を形成していてもよい。この中でハロゲン、水酸基、C1-4アルコキシ基が好ましい。
該置換基の数は1〜5であり、好ましくは1〜3である。
2またはR2'としては、(1)ハロゲン、(2)ヒドロキシルもしくは(3)C1-4アルコキシ基で置換されていてもよいC1-6アルキル基が好ましい。さらに好ましくは、(1)ハロゲンもしくは(2)C1-4アルコキシ基で置換されていてもよいC1-4アルキル基である。
【0012】
-で示されるアニオンとしては、例えばハロゲンイオン(例、ヨードイオン、ブロムイオン、クロルイオンなど)、硫酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロボレートイオン、メタンスルフェートイオン、p−トリルスルフェートイオン、ベンゼンスルフェートイオン、水酸イオン、有機酸のカルボキシレートイオン(例、オキザレートイオン、マレエートイオン、フマレートイオン、サクシネートイオン、シトレートイオン、ラクテートイオン、トリフルオロアセテートイオン、ラクトビオネートイオン、アセテートイオン、プロピオネートイオン、タータレートイオン、エチルサクシネートイオンなど)などが挙げられる。
本発明で用いられる分子中に(2−ピリジル)メチルチオ構造を有するベンツイミダゾール化合物は抗潰瘍性を有することもある。
上記ベンツイミダゾール化合物の具体例として、
2−〔2−〔3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジル〕メチルスルフィニル〕ベンツイミダゾール(ランソプラゾール)、
2−〔(2−ピリジル)メチルスルフィニル〕ベンツイミダゾール(チモプラゾール)、
2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシピリジル)メチルスルフィニル〕−5−メトキシ−1H−ベンツイミダゾール(オメプラゾール)、
2−〔2−〔4−(3−メトキシプロポキシ)−3−メチルピリジル〕メチルスルフィニル〕−1H−ベンツイミダゾールナトリウム塩、
2−〔2−(3,4−ジメトキシピリジル)メチルスルフィニル〕−5−ジフルオロメトキシ−1H−ベンツイミダゾール(パントプラゾール)、
2−〔2−〔3−メチル−4−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジル〕メチルチオ〕ベンツイミダゾール、
5−ヒドロキシ−2−〔2−〔3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジル〕メチルスルフィニル〕ベンツイミダゾール、
4−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−5−ピリド〔1’,2’:4,5〕〔1,2,4〕チアジアノ〔2,3−〕ベンツイミダゾール−13−イウム・テトラフルオロボレート等が挙げられる。
本発明で用いられる分子中に(2−ピリジル)メチルチオ構造を有するベンツイミダゾール化合物は、例えば特開昭61−50978号,同62−277322号,同63−301816号,同59−181277号,同54−141783号,同52−62275号,同61−115080号,同62−258320号,同62−258316号,同64−79177号,同57−53406号の各公報,特開平5−59043号公報,特開昭58−135881号公報,ヨーロッパ特許第166287号,同519365号の各公開公報,特開昭61−7281号,同62−277392号の各公報等に記載の方法およびそれらに準じた方法により製造される。
本発明で用いられるベンツイミダゾール化合物の塩は、好ましくは生理学的に受容される塩として用いられる。生理学的に受容される塩としては、無機塩基との塩、有機塩基との塩、塩基性アミノ酸との塩などが用いられる。用いられる無機塩基としては、例えばアルカリ金属(例、ナトリウム、カリウムなど)、アルカリ土類金属(例、カルシウム、マグネシウムなど)などが、有機塩基としては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリスヒドロキシメチルアミノメタン、ジシクロヘキシルアミンなどが、塩基性アミノ酸としては例えばアルギニン、リジンなどが挙げられる。
これらの塩は、自体公知の方法、例えば特開昭64−79177号公報及び特開昭59−167587号公報等に記載の方法またはそれに準じた方法により製造される。
【0013】
本発明の肝疾患治療剤は、低毒性であり安全に用いられる。
本発明の肝疾患治療剤を温血哺乳動物(例、マウス,イヌ,ウシ,ウマ,サル,ヒト等)に投与し、肝臓疾患、例えば、急性肝炎、慢性肝炎、劇症肝炎、脂肪肝、黄疸、肝線維症、肝硬変、ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎などの予防や治療に用いることができる。
本発明の肝疾患治療剤の投与量は、本発明で用いられる上記のベンツイミダゾール化合物またはその塩の有効量であればよい。例えば成人(体重50kg)1人にベンツイミダゾール化合物として約0.5mg〜3g/日、好ましくは、約5mg〜1.5g/日、特に好ましくは、約5mg〜1g/日である。
本発明の肝疾患治療剤は、種々の剤形を取り得る。該剤形としては、経口投与製剤(例、カプセル剤,錠剤,顆粒剤,散剤等)、非経口投与製剤(例、注射剤等)などが挙げられる。
たとえば経口投与製剤にするには、自体公知の方法に従い、上記のベンツイミダゾール化合物またはその塩を、たとえば賦形剤(例、乳糖,白糖,デンプンなど)、崩壊剤(例、デンプン,炭酸カルシウムなど)、結合剤(例、デンプン,アラビアゴム,カルボキシメチルセルロース,ポリビニルピロリドン,ヒドロキシプロピルセルロースなど)または滑沢剤(例、タルク,ステアリン酸マクネシウム,ポリエチレングリコール6000など)などを添加して圧縮成形し、次いで必要により味のマスキング、腸溶性あるいは持続性の目的のため自体公知の方法でコーティングすることにより経口投与製剤とすることができる。そのコーティング剤としては、例えば一般のフィルム形成コーティング剤(例、ヒドロキシプロピルメチルセルロース〔TC−5,信越化学工業(株)〕,エチルセルロース,ヒドロキシメチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ポリオキシエチレングリコール等)、ツイーン80、ブルロニックF68、腸溶性コーティング剤(例、セルロースアセテートフタレート,ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート,ヒドロキシメチルセルロースアセテートサクシネート,ヒドロキシプロピルメチルセロースアセテートサクシメート,メチルメタクリレート・メタクリル酸共重合体〔オイドラギット(ローム社製、ドイツ)〕、メチルアクリレート・メタクリル酸共重合体等)、色素(例、酸化チタン、ベンガラ、タルク)などが用いられる。腸溶性コーティングを行う場合、活性成分を含む中心核と腸溶皮膜との間に、自体公知の方法に従い、上記フィルム形成コーティング剤で一層又は二層以上の中間層を設けることも有効である。好ましくは、例えば特公平3−38247号公報記載の方法またはそれに準じた方法により経口投与製剤とすることができる。
また、上記ベンツイミダゾール化合物またはその塩を注射剤として非経口的に投与するすることも有効である。その場合ベンツイミダゾール化合物またはその塩の濃度は、約0.1〜20mg/ml、好ましくは約2〜10mg/mlである。ベンツイミダゾール系化合物またはその塩の注射剤は、好ましくは、例えば特開平3−173817記載の方法またはそれに準じた方法により製造することができる。
本発明の肝疾患治療剤は、有効成分として、上記ベンツイミダゾール化合物またはその塩以外に、他の肝疾患治療薬、例えば、プロトポルフィリン(例、プロルモン,パビオスなど),チオプロニン(例、チオラなど),マロチラート(例、カンテックなど),肝臓加水分解物(例、プロヘパール,アデラビン9号など),グリチルリチン(例、グリチロン錠2号など),ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン(例、リバオールなど),メチルメチオニンスルホニウムクロリド(例、キャベジンなど),グルタチオン(例、タチオンなど),タウリン(例、タウリンなど),シアニダノール(例、カタゲンなど),インターフェロン,ビタミンB1,ビタミンB2,ビタミンB6,ビタミンB12,チオクト酸,パントテン酸,小柴胡湯,大柴胡湯,柴胡桂枝湯などを含有していてもよい。また、本発明の肝疾患治療剤は、上記であげられたような他の肝疾患治療薬と併用してもよい。
【0014】
【実施例】
次に本発明を、実施例を挙げてより具体的に説明するが、これらにより本発明の範囲が限定されるものではない。
実施例1
ノンパレル(ショ糖75重量部をコーンスターチ25重量部で自体公知の方法でコーティングした糖核、20〜28メッシュ)1650gをCF装置(CF−360,フロイント社製,日本)に入れ、ローター回転数を250rpmとし、室温でヒドロキシプロピルセルロース(2%(w/v))1050mlを30ml/minで噴霧しながらあらかじめ混和して得られた下記組成の散布剤を、60g/minで散布コーティングし、40℃,16時間真空乾燥し、丸篩を用いて14〜32メッシュの球形有核顆粒を得た。
〔散剤〕
ランソプラゾール 450g
炭酸マクネシウム 336g
グラニウ糖 897g
コーンスターチ 546g
L−HPC 600g
─────────────────────────────────
(ヒドロキシプロポキシル基置換度:
10.0〜13.0%(w/w),平均粒子径30μm以下)
得られた顆粒3800gを流動層コーティング機(大河原社製,日本)に入れ、送風65℃,品温40℃にコントロールし、下記組成物の腸溶性フィルム液を50ml/minで噴霧して腸溶性コーティングを行い、腸溶性有核顆粒を得た。
該顆粒にタルクおよび軽室無水ケイ酸を混合し、カプセル充填機(パークデービス社製,米国)を用いて1号硬カプセルに充填しカプセル剤を製造した。
〔腸溶性フィルム液〕
オイドラギットL30D−55 2018g(固形分650g)
タルク 182g
ポリエチレングリコール 60g
酸化チタン 60g
ツイーン80 27g
水 4230ml
─────────────────────────────────
【0015】
〔1カプセル中の組成〕
Figure 0003859742
成人男子1日あたり、該カプセル剤1カプセルを毎食後服用する。
【0016】
実施例2
下記組成のうち、ランソプラゾール、沈降炭酸カルシウム、コーンスターチ、乳糖およびヒドロキシプロピルセルロースを混合し、それに水を加え練合をおこなったのち40℃,16時間真空乾燥し、乳鉢で粉砕し、16メッシュの篩を通し顆粒とした。これにステアリン酸マグネシウムを加え、ロータリー式打錠機(菊水製作所製)で1錠当り200mgの錠剤を製造した。
Figure 0003859742
【0017】
実施例3
下記組成割合の物質をよく混合したのち、水を加えて練合し、押出し造粒機(菊水製作所製,スクリーン径1.0mmφ)で造粒し、ただちにマルメライザー(富士パウダル社製,1000rpm)で球型顆粒としたのち40℃,16時間真空乾燥し、丸篩で篩過し12〜42メッシュの顆粒を得た。
Figure 0003859742
【0018】
実施例4
ランソプラゾール(3g)を注射用蒸留水に分散し、1N−水酸化ナトリウム9mlに溶解した。この溶液に注射用蒸留水100ml,マンニトール6gおよびN−メチルグルカミン 1gを添加し溶した。全量が200mlになるように注射用蒸留水を加えた後、常法により除菌濾過した。得られた濾液を2mlずつ17cm3 容量バイアルに分注した後、凍結乾燥した。このバイアル入りの凍結乾燥粉末を、用時1N−塩酸0.72mlおよびポリエチレングリコール400(3g)を全量が10mlになるように注射用蒸留水に溶解し、注射液を調製する。
【0019】
次に、分子中に(2−ピリジル)メチルチオ構造を有するベンツイミダゾール化合物の薬理効果(肝障害抑制効果)を示す。
試験例1
D−ガラクトサミン誘発肝障害に対する作用
(試料)
ランソプラゾール:2−[[[3−メチル−4−(2,2,2−トリフロロエトキシ)−2−ピリジル]メチル]スルフィニル]−1H−ベンツイミダゾール
(試験動物)
雄性SDラット(7週齢、体重260〜300g)8ないし10匹を一群とし、試験に供した。
(試験方法)
試料(ランソプラゾール)を1.0%重炭酸ナトリウムを含む1%メチルセルロース溶液(pH8.8に調製)に溶解し、10mL/kg体重当たりをラットに経口投与した。なお、1.0%重炭酸ナトリウムを含む1%メチルセルロース溶液のみを投与したものをコントロール群とした。試料投与1時間後にD−ガラクトサミン(1g/kg)を生理食塩水に溶かし、腹腔内に4mL/kg注射した。D−ガラクトサミン投与24および48時間後に採血し、遠心分離後血漿ALTおよびASTを測定した。また、無処置群として、雄性SDラット6匹を一群として採血し、遠心分離後、血漿ALTおよびASTを測定し、正常値とした。試験結果は、以下の式より算出した血漿酵素活性(ALTおよびAST)上昇抑制率(%)によって示した。
血漿酵素活性上昇抑制率(%)=X/Y×100
X=コントロール群の血漿酵素活性−各試料群の血漿酵素活性
Y=コントロール群の血漿酵素活性−正常血漿酵素活性
(結果)
結果を表1に示す。
D−ガラクトサミン誘発肝障害に対する作用
【表1】
Figure 0003859742
【0020】
試験例2
急性毒性
分子中に(2−ピリジル)メチルチオ構造を有するベンツイミダゾール化合物は、人や哺乳動物に対する毒性が極めて低く、ランソプラゾールの急性毒性LD50値は、経口および皮下投与でラット(雄および雌)で5000mg/kg以上、マウス(雄および雌)で5000mg/kg以上であり、安全性の高い化合物である。
【0021】
【発明の効果】
本発明の肝疾患治療剤は、D−ガラクトサミンで誘発された実験的肝臓障害ラットに対して血漿ALTおよびASTの上昇を著しく抑制し、肝臓疾患の予防あるいは治療に有効である。

Claims (7)

  1. 分子中に(2−ピリジル)メチルチオ構造を有するベンツイミダゾール化合物またはその塩を含有し、該化合物が、一般式
    Figure 0003859742
    (式中、A環は置換されていてもよく、RおよびRは同一または異なって水素、アルキル基またはアルコキシ基を、Rは置換基を有していてもよい炭化水素基をそれぞれ示す)で表される化合物またはその塩である肝疾患治療剤。
  2. A環が無置換である化合物である請求項記載の肝疾患治療剤。
  3. がアルキル基である化合物である請求項記載の肝疾患治療剤。
  4. がメチル基である化合物である請求項記載の肝疾患治療剤。
  5. が水素である化合物である請求項記載の肝疾患治療剤。
  6. がフッ素化されていてもよいアルキル基である化合物である請求項記載の肝疾患治療剤。
  7. ベンツイミダゾール化合物が2−〔2−〔3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジル〕メチルスルフィニル〕ベンツイミダゾールである請求項1記載の肝疾患治療剤。
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