JP3856780B2 - 可変コード型シリンダ錠 - Google Patents
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Description
この改善策として、必要に応じてキーコードを変更でき、変更後は、元のキーが使用できないように構成した可変コード型シリンダ錠が提供されている(例えば特許文献1)。
前記鍵孔に挿入されたときに前記チェンジピンとドライバピンの接触面又はコードピンとドライバピンの接触面を前記プラグの外周面に一致させる深さに形成された第1ピン操作部を有する複数個の常用キーと、
上記鍵孔に挿入されたときに前記コードピンとチェンジピンの接触面を前記プラグの外周面に一致させる深さに形成された第2ピン操作部を少なくとも一つ有するチェンジ用キーとの組み合わせから成る。
前記鍵孔に挿入されたときに前記チェンジピンとドライバピンの接触面又はコードピンとドライバピンの接触面を前記プラグの外周面に一致させる深さに形成された第1ピン操作部を有する第1キーと、
上記鍵孔に挿入されたときに前記コードピンとチェンジピンの接触面を前記プラグの外周面に一致させる深さに形成された第2ピン操作部を少なくとも一つ有する第2キーとの組み合わせとから成り、
第2キーによって前記プラグをキーチェンジ位置に回転させたとき、前記ドライバピン孔から送り出された前記チェンジピンが収容される前記ポケット部には、前記鍵孔に貫通する連絡孔を底部に形成してあり、該ポケット部に挿入したレジストピンの内側端部を該連絡孔に挿入し、前記ポケット部への前記チェンジピンの収容によって前記レジストピンの内側端部が前記鍵孔内に突出するように配置し、前記第2キーには前記レジストピンの内側端部が通過可能な逃げ部を形成したことである。
そのため、機械加工の誤差や部品の摩耗等がある場合であっても、元の第1キーを不正利用する者を確実に排除できる。
したがって、シリンダ錠の適用対象の要請から、変更可能なキーコードの数を最大限に増やしたい場合には、すべてのコードピン孔にコードピンとチェンジピンを挿入する。この場合には、第2キーは第2ピン操作部だけを有する。各構成部品は、機械的強度の高い金属材料で作製されている。
実施例1では、図1に示したように第1キーKAの第1ピン操作部7は、板状キー本体の側部端面の一方のエッジ部斜面に形成された逆円錐台形の凹部によって構成されている。他の第2キーKBにおいても、第1ピン操作部7と第2ピン操作部8は同様に形成されている。チェンジピン6の長さ寸法は、各ピン配列において全部同じになっている。
前記の通り各ピン操作部は逆円錐台形の凹部であるが、図示の簡略化と、深さ関係の対比を容易にするために、いずれも単なる平坦面として描いてある。この平坦面は、逆円錐台形凹部の底面に相当する。
レジストピン13は大径な頭部と小径な内側端部15とで構成されており、ポケット部14の深さは、チェンジピン6の長さとレジストピン13の頭部の長さの合計に等しくなっている。レジストピン13の内側端部15は、レジストピン13の頭部がポケット部14の底面に当接したとき、鍵孔3内に一部が突出する寸法に設定されている。
このとき、前記デッドボルトは前記ストライクに係合しており、閉鎖状態の扉は側柱に対して施錠されている。
そのため、シリンダケース1に対するプラグ2の回転拘束は解かれる。図3に示した通常作動時の方向、すなわち時計回り方向に第1キーKAによってプラグ2を回転させると、所定角度、例えば90度回転した段階で前記デッドボルトがストライクから離脱し、扉が解錠される。
このようにシリンダ錠としての通常作動は、一般のシリンダ錠と何ら変わりはない。
第2キーKBにおいて、キーコード変更に関与する第2ピン操作部8は、第1ピン操作部7とは反対側にあるエッジ部斜面に形成されている。
第2キーKBの第2ピン操作部8は、元の第1キーKAの第1ピン操作部7よりもチェンジピン6の長さ分だけ浅く形成されているため、第2キーKBが所定深さまで鍵孔3に挿入されたとき、図4に示したように、コードピン5とチェンジピン6の接触面がプラグ2の外周面と一致する。
そこで、通常作動時とは逆方向、すなわち図4において反時計回り方向に第2キーKBによってプラグ2を所定角度(実施例1では90度)回転させると、図5に示したように、ドライバピン孔16がポケット部14に対面する。両者の対面が成立した瞬間に、チェンジピン6がドライバピン9を介して作用するバネ10の力によって、ドライバピンこう6からポケット部14へと自動的に送り出される。
そして、第2キーKBを鍵孔3から抜き取った瞬間に、コードピン5とドライバピン9はバネ10の付勢力によって求心方向に移動する。
図7に示したように、ドライバピン9は元の第1キーKAのときよりも、ポケット部14に移されたチェンジピン6の長さ分だけ深くコードピン孔4に入り込み、コードピン5の内側端部は当該チェンジピン6の長さ分だけ長く鍵孔3内に突き出る。
この第2キーKBには、第1ピン操作部7とは反対側のエッジ部斜面に、レジストピン13の内側端部15が抵抗なく通過し得る逃げ部17を設けてあるため、第2キーKBは鍵孔3に支障なく挿入することができる。
そのため、元の第1キーKAは、レジストピン13の内側端部15に邪魔され、鍵孔3内に所要深さまで挿入することはできない。
なお、レジストピンの内側端部が通過可能な逃げ部の形成箇所は、板状キー本体の側部端面のエッジ部には限定されず、キー本体の腹部面に形成することもでき、当該逃げ部の個数と形状及び配置角度も特に限定されない。また、添付図面では、チェンジピンは理解を容易にするため比較的長く描いてあるが、実際には円盤状のもっと薄いものとなる。
2 プラグ
3 鍵孔
4 コードピン孔
5 コードピン
6 チェンジピン
7 第1ピン操作部
8 第2ピン操作部
9 ドライバピン
10 バネ
11 円形窪み
12 バネ受板
13 レジストピン
14 ポケット部
15 レジストピンの内側端部
16 ドライバピン孔
17 逃げ部
18 連絡孔
KA 第1キー
KB 第2キー
Claims (1)
- プラグを回転可能に挿入したシリンダケースに、内周面に連通する複数のドライバピン孔を配設し、該ドライバピン孔にドライバピンと該ドライバピンを内周面の方向に付勢するバネを挿入し、プラグの鍵孔よりプラグの外周面に貫通するコードピン孔を前記ドライバピン孔に対応する位置に設け、少なくとも一つのコードピン孔には所定のコードピンに加えて前記ドライバピンに対面するチェンジピンを挿入し、前記プラグの外周面にはポケット部を形成してあるシリンダ錠と、
前記鍵孔に挿入されたときに前記チェンジピンとドライバピンの接触面又はコードピンとドライバピンの接触面を前記プラグの外周面に一致させる深さに形成された第1ピン操作部を有する第1キーと、
上記鍵孔に挿入されたときに前記コードピンとチェンジピンの接触面を前記プラグの外周面に一致させる深さに形成された第2ピン操作部を少なくとも一つ有する第2キーとの組み合わせとから成り、
第2キーによって前記プラグをキーチェンジ位置に回転させたとき、前記ドライバピン孔から送り出された前記チェンジピンが収容される前記ポケット部には、前記鍵孔に貫通する連絡孔を底部に形成してあり、該ポケット部に挿入したレジストピンの内側端部を該連絡孔に挿入し、前記ポケット部への前記チェンジピンの収容によって前記レジストピンの内側端部が前記鍵孔内に突出するように配置し、前記第2キーには前記レジストピンの内側端部が通過可能な逃げ部を形成した可変コード型シリンダ錠。
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