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JP3852841B2 - 燃料電池自動車の制御装置、及び制御方法 - Google Patents

燃料電池自動車の制御装置、及び制御方法 Download PDF

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JP3852841B2
JP3852841B2 JP2002345981A JP2002345981A JP3852841B2 JP 3852841 B2 JP3852841 B2 JP 3852841B2 JP 2002345981 A JP2002345981 A JP 2002345981A JP 2002345981 A JP2002345981 A JP 2002345981A JP 3852841 B2 JP3852841 B2 JP 3852841B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池によって駆動される燃料電池自動車の制御装置、及び燃料電池自動車の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池自動車は電気自動車の一種であり、燃料電池を搭載して発電し、この発電電力で走行モータを駆動する。燃料電池は、空気供給系から酸化剤ガスとしての空気の供給を受けると共に、水素供給系から燃料ガスとしての水素の供給を受け、空気中の酸素と燃料ガス中の水素とから電気化学的に発電し、発電した電力を走行モータの他、コンプレッサ等の補機からなる電力消費系に供給する。
【0003】
ところで、この燃料電池自動車では、減速時や降坂時に走行モータに回生制動を行わせ、通常の自動車と同様の走行フィーリングが運転者に得られるようにしている。また、この回生制動により得られる回生電力を燃料電池の起動あるいは過渡状態に対処するために用意されたコンデンサや2次電池等の蓄電手段に蓄え、次の発進時や加速時等に利用することで燃費の改善が行われる。
このとき、蓄電手段が満充電に近い状態であってもなるべく回生電力量を多くして回生制動力を向上するために、トルクを発生させない無効電力を増やし、つまりコンプレッサ、冷却水循環ポンプ等燃料電池の補機の効率を落とし、回生電力を消費させるための制御が行われていた(特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−204505号公報(段落番号13、18等)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしならが、燃料電池の補機の効率を落として回生電力を消費させると、回生制動が効いて空走感はなくなるものの、効率を落とすために無駄な仕事によって熱が発生し、その熱を放熱するために、回生後の冷却系の負荷が高まるといった欠点があった。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、蓄電手段が満充電に近い場合でも回生電力量を確保することができる燃料電池自動車の制御装置、及び燃料電池自動車の制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
記課題を解決するための手段として、本発明は、燃料電池と、前記燃料電池が発電した電力を蓄える蓄電手段と、前記燃料電池及び蓄電手段の少なくとも一方により供給される電力で燃料電池自動車を駆動する走行モータと、前記燃料電池自動車を走行させるために必要な補機とを備え、前記補機は、前記燃料電池を冷却するために冷却水を循環させるポンプ及び当該循環する冷却水を冷却させるファンである複数の冷却系補機を備える、燃料電池自動車の制御装置であって、前記燃料電池自動車の減速時に発生する前記走行モータからの回生電力量が前記蓄電手段の充電上限値を超えるときに、回生電力を、前記冷系補機に優先的に消費させる運転制御手段を備えたことを特徴とする燃料電池自動車の制御装置である。
【0008】
このような燃料電池自動車の制御装置によれば、運転制御手段が、燃料電池自動車の減速時に発生する回生電力量が蓄電手段の充電上限値を超えるときに、回生電力を、補機のうち燃料電池自動車における冷却系の補機に優先的に消費させることで回生電力量を確保できるため減速時に空走感を与えることなく、減速時に再加速時の発熱量の増大を予測した先取り的な冷却が可能となるため、迅速な再加速を実現できる。
【0009】
また、前記運転制御手段は、車速に基づいて目標アクセル回生電力量を得、当該目標アクセル回生電力量と前記蓄電手段の充電量とに基づいて、前記複数の冷却系補機の全体電力消費量を増減させることを特徴とする燃料電池自動車の制御装置である。
【0010】
また、前記運転制御手段は、車速に基づいて目標アクセル回生電力量を得、当該目標アクセル回生電力量と前記蓄電手段の充電量とに基づいて余剰回生電力量のレベル判定を行い、当該レベルに応じて余剰回生電力をあらかじめ優先順位が付与された前記冷却系補機にその優先順位に応じて消費させることを特徴とする燃料電池自動車の制御装置である。
このような燃料電池自動車の制御装置によれば、運転制御手段が、目標アクセル回生電力量と蓄電手段の充電量とに基づいて余剰回生電力量のレベル判定を行い、当該レベルに応じて余剰回生電力をあらかじめ優先順位が付与された燃料電池自動車の冷却系の補機にその優先順位に応じて消費させることにより目標回生電力量を確保することができ、従って、減速時に空走感を与えることがなく、また、減速後の加速を想定して冷却系を先行して冷やすことができるため、迅速な再加速が可能となる。
【0011】
また、前記課題を解決するための手段として、本発明は、燃料電池と、前記燃料電池が発電した電力を蓄える蓄電手段と、前記燃料電池及び蓄電手段の少なくとも一方により供給される電力で燃料電池自動車を駆動する走行モータと、前記燃料電池自動車を走行させるために必要な補機とを備え、前記補機は、前記燃料電池を冷却するために冷却水を循環させるポンプ及び当該循環する冷却水を冷却させるファンである複数の冷却系補機を備える、燃料電池自動車の制御方法であって、前記燃料電池自動車の減速時に発生させる前記走行モータからの回生電力量を、前記冷系補機に優先的に消費させることで、前記蓄電手段に充電しきれない回生電力の発生を許容することを特徴とする燃料電池自動車の制御方法である。
このような燃料電池自動車の制御方法によれば、蓄電手段に充電できる電力量が少ない場合でも、冷却系の補機で電力を消費するので、蓄電手段に充電しきれない回生電力(余剰回生電力量)の発生を許容する。これにより、回生電力量を確保することができるので、回生制動を効かせて空走感を低減ないしは無くすことができる。しかも、冷却系の補機で消費させることで、減速の後に来る再加速時の発熱量の増大を先取りした冷却が可能となる。
【0012】
また、車速に基づいて目標アクセル回生電力量を得、当該目標アクセル回生電力量と前記蓄電手段の充電量とに基づいて、前記複数の冷却系補機の全体消費電力量を増減させることを特徴とする燃料電池自動車の制御方法である。
さらに、車速に基づいて目標アクセル回生電力量を得、当該目標アクセル回生電力量と前記蓄電手段の充電量とに基づいて余剰回生電力量のレベル判定を行い、当該レベルに応じて余剰回生電力をあらかじめ優先順位が付与された前記冷却系補機にその優先順位に応じて消費させることを特徴とする燃料電池自動車の制御方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の制御装置及び制御方法が採用される燃料電池自動車の概略構造を説明するために引用した図、図2は、燃料電池自動車に使用される燃料電池システムの概略構成を示す模式図である。
【0014】
燃料電池自動車は電気自動車の一種であり、本実施形態では、走行モータ38は、床下に搭載された燃料電池システムFCSから電力供給を受ける仕組みになっている。燃料電池システムFCSは、燃料電池1(図3参照)を中核とした発電システムであり、燃料電池1は、燃料電池システムFCSが備える空気供給系2から酸化剤ガスとしての空気の供給を受けると共に、同じく燃料電池システムFCSが備える水素供給系3(水素タンクH2)から燃料ガスとしての水素の供給を受け、空気中の酸素と水素とから電気化学的に発電する。そして、発電した電力を走行モータ38(M)と、スーパチャージャ39(S/C)、冷却水ポンプ40、41(W/P)、ラジエタファン42,43等の補機からなる電力消費系に供給する。ここでスーパチャージャ39は、燃料電池1に酸化剤としての空気を供給する電動のエアコンプレッサである。
【0015】
なお、冷却水ポンプ40,41、ラジエタファン42,43およびラジエタ44,45は、走行モータ38を冷却するDT冷却系4、および燃料電池1を冷却するFC冷却系5、のそれぞれに設けられ、ここでは、FC冷却系5に設けられる冷却水ポンプ、ラジエタおよびラジエタファンを、それぞれFC冷却水ポンプ40、FCラジエタ44、FCラジエタファン42と称し、DT冷却系4に設けられる冷却水ポンプ、ラジエタおよびラジエタファンを、それぞれDT冷却水ポンプ、DTラジエタ45、DTラジエタファン43と称する。なお、総称するときには、例えばラジエタ44,45や冷却水ポンプ40,41のようにFC/DTを省略する。
ちなみに、ラジエタ44,45はいずれも燃料電池自動車の前面に配置され、冷却水ポンプ40、41によって循環される熱媒である冷却水の熱を系外に放出するための放熱手段となり動作する。
【0016】
図3は、本実施形態にかかる燃料電池自動車の運転制御装置における電力消費系を説明するために引用した図である。
図3において、燃料電池1は、蓄電手段としてのキャパシタ(電気二重層コンデンサ)32と共に電力消費系に電力を供給する。キャパシタ32は、燃料電池1が発電した電力および走行モータ38の回生電力を蓄えて燃料電池システムの始動時および過渡状態に対処する他、キャパシタ32の電圧と燃料電池1の発電電圧等との関係で充放電を繰り返し、燃料電池1の負荷変動を滑らかなものとする。
【0017】
具体的には、キャパシタ32は、加速時(運転者がアクセルペダルを踏み込んだとき)に、空気の増加指令に対してスーパチャージャ39の回転速度が上昇して空気の流量が増加し、その結果として燃料電池1の発電電力の増加が追従するまで走行モータ38に対して電力を供給し、燃料電池1の発電電力の不足分を補う。一方、減速時(運転者がアクセルペダルの踏み込みを解放したとき)に、空気の減少指令に対してスーパチャージャ39の回転速度が低下して空気の流量が減少し、その結果として燃料電池1の発電電力の減少が追従するまで燃料電池1の発電電力によって充電される。加えて、減速時は、走行モータ38による回生電流によっても充電される。なお、燃料電池1の電圧とキャパシタ32の電圧が同じ定常状態ではキャパシタ32の充放電は行われず、走行モータ38等が消費する電力は燃料電池1から供給される。
【0018】
なお、キャパシタ32の充電量はSOC(Status Of Charge)で表されるが、この値が大きいほどキャパシタ32はたくさん充電されていることを示す。一方、SOCの値が小さいほどキャパシタ32は少ししか充電されていないことを示す。ちなみに、SOCは、キャパシタ32の端子電圧の自乗に比例した値になる。
【0019】
次に、燃料電池1が発電した電力は、VCU(Voltage Control Unit)33を介して走行モータ38へ供給される他に、スーパチャージャ39、FC冷却水ポンプ40、12V負荷であるDT冷却水ポンプ41、FCラジエタファン42、DTラジエタファン43等補機にも供給される。キャパシタ32の蓄電電力もまた、前記した走行モータ38の他、前記した補機39…に供給される。なお、走行モータ38はPDU(Power Drive Unit)34を介して、スーパチャージャ39はスーパチャージャ(SC)インバータ35を介して、FC冷却水ポンプ40は冷却水ポンプインバータ36を介して、12V負荷(DT冷却水ポンプ41、FCラジエタファン42、DTラジエタファン43)は、12Vコンバータ37を介して、それぞれ燃料電池1やキャパシタ32から電力を供給される。
【0020】
VCU33は、リミッタ機能を持つ電力調整器であり、燃料電池1から取り出された電流を後述するECU(Electric Control Unit)50の制御の下で制限してPDU34、SCインバータ35、冷却水ポンプインバータ36、12Vコンバータ37に供給する。
【0021】
PDU34は、ECU50によって生成される走行モータ制御信号により走行モータ38の駆動を制御する。SCインバータ35はスーパチャージャ39に、冷却水ポンプインバータ36はFC冷却水ポンプ40に電力を供給する。SCインバータ35および冷却水ポンプインバータ36は、共にECU50から回転速度指令値を得てスーパチャージャ39およびFC冷却水ポンプ40の駆動制御を行う。12Vコンバータ37は、図示しない12Vバッテリに供給される電圧を12Vに電圧変換して12V負荷(DT冷却水ポンプ41、FCラジエタファン42、DTラジエタファン43)のそれぞれに供給する。
【0022】
なお、ECU50は、本実施形態における燃料電池自動車の制御装置の制御中枢となり、内蔵マイコンにより、前記した空気供給系2、水素供給系3、DT冷却系4、FC冷却系5、補機39〜45を含む電力消費系の全てを制御する。
本発明と特に関係するところでは、アクセルペダルから図示しないセンサを介してアクセル信号APを得、また、図示しない車速センサから車速信号VSPを得て走行モータ38の駆動を制御する走行モータ制御信号を生成し、また、燃料電池1に対して後述する目標発電電流指令値(IFCCMD)を設定し、燃料電池1の発電電流の制御も行う。
【0023】
更に、ECU50は、車速信号VSPと走行モータ38の回転速度を得、目標アクセル回生電力量を設定する。また、ECU50は、キャパシタ32のSOCを得、このSOCと設定した目標アクセル回生電力量とから、燃料電池自動車の減速時に発生させる回生電力量(目標アクセル回生電力量)がキャパシタ32の充電上限値を超えるときに、超える部分の余剰回生電力(キャパシタ32からすれば自己の容量の不足分)を、補機のうち燃料電池自動車における冷却系4,5の補機(FC冷却水ポンプ40、DT冷却水ポンプ41、FCラジエタファン42、DTラジエタファン43)に優先的に消費させる運転制御手段(次に説明する回生時電力消費制御手段400)としての機能も合わせ持つ。
【0024】
図4は、本実施形態の燃料電池自動車の制御装置における機能および動作を説明するために引用した機能ブロックである。この機能ブロック図に示されるのは、キャパシタ32の充電上限値を超えるときに、超える部分の回生電力量(余剰回生電力量)を、冷却系4,5の補機40〜43に優先的に消費させる回生時電力消費制御手段(運転制御手段)400である。
【0025】
この回生時電力消費制御手段400は、車速に基づいてアクセル全閉時の目標アクセル回生電力量を得、当該目標アクセル回生電力量とキャパシタ(蓄電手段)32の充電量とに基づいて余剰回生電力量のレベル判定を行い、当該レベル判定のレベル値に応じて、余剰回生電力量をあらかじめ優先順位が付与された冷却系4,5の補機40,41…にその優先順位に応じて消費させる機能を有する。更に、この回生時電力消費制御手段400は、車速からアクセル全閉時の目標アクセル回生電力量を得、当該目標アクセル回生電力量とキャパシタ32の充電量との差によって決まる出力増加量を、燃料電池1の目標発電電流指令基準値に加算する機能を有する。
【0026】
この機能を実現するため、回生時電力消費制御手段400は、アクセル回生電力量マップ検索部401、アクセル回生電力量余剰レベル判断部402、偏差演算部403、FCラジエタファン消費電力増減判定部404、DTラジエタファン消費電力増減判定部405、FC冷却水ポンプ消費電力増減判定部406、DT冷却水ポンプ消費電力増減判定部407、PID制御部408、加算部409を含んで構成される。
【0027】
このうち、アクセル回生電力量マップ検索部401は、アクセルペダルの踏み込み解放時、車速(車速信号VSP)とモータ回転速度を入力して目標アクセル回生電力量を設定する機能を有する。アクセル回生電力量余剰レベル判断部402は、目標アクセル回生電力量とキャパシタ32の充電量であるSOCを入力して目標アクセル回生電力量の余剰量を求め、目標アクセル回生電力量の余剰レベルを0〜5までの6段階のフラグ(レベル値)として設定する機能を有する(図5参照)。偏差演算部403は、目標アクセル回生電力量とSOCとの偏差を演算する機能を有する。FCラジエタファン消費電力増減判定部404等、各判定部404〜407は、後で詳しく説明するように、レベル値に応じて冷却系4,5の補機40〜43の電力消費量増減を指示する機能を有する(消費電力量を増加する指示、増加した消費電力量をキャンセルする指示)。
【0028】
また、回生時電力消費制御手段400のPID制御部408は、偏差演算部403で演算された目標アクセル回生電力量とSOCの偏差(キャパシタ32に充電しきれない目標アクセル回生電力量)を入力してP(比例)、I(積分)、D(微分)の各処理を行って偏差がゼロになるように、IFCCMDベース値(目標発電電流指令基準値)に加算する値である出力増加量を設定する機能を有する。また、加算部409は、PID制御部408が設定した出力増加量(電流値)と、入力したIFCCMDベース値(電流値)を加算する機能を有する。ちなみに、出力増加量とIFCCMDベース値の加算量が大きな値になるほど、スーパチャージャ39の回転速度は速くなる(消費電力量が増加する)。
【0029】
次に、図4に示す機能ブロック図を参照しながら、図1〜図3に示す本実施形態の動作について詳細に説明する。また、各機能についての補足説明を行う。
【0030】
図4において(アクセルペダルの踏み込み解放時)、ECU50(回生時電力消費制御手段400のアクセル回生電力量マップ検索部401)は、まず、図示しないセンサを介して走行モータ38の回転速度と車速(車速信号VSP)を入力として得、アクセルペダルの踏み込み解放時の目標アクセル回生電力量をあらかじめ用意されたマップを検索して設定する。ここで用意される目標アクセル回生電力量を設定するマップ(目標アクセル回生電力量設定マップ)は、車速が早いほど、走行モータ38の回転速度が早いほど、大きな目標アクセル回生電力量が設定されるようになっている。
【0031】
次に、マップ検索の結果得られる目標アクセル回生電力量とキャパシタ32のSOCとを比較して、余剰回生電力量のレベル判定を行う。そしてそのレベル値に応じて燃料電池1の冷却系4,5の補機(DTラジエタファン43、DT冷却水ポンプ41、FCラジエタファン42、FC冷却水ポンプ40)を動作させてアクセル全閉時(アクセルペダルの踏み込み解放時)に発生する回生電力量を確保する構成になっている。
このとき、各消費電力増減判定部404〜407において消費電力の増減判定が行われ、この判定に基づいてDT冷却制御、FT冷却制御、あるいは燃料電池1の制御が行われる。この消費電力の増減判定は以下のように行われる。
【0032】
まず、図5に示すように、アクセルペダルの踏み込み解放時は、余剰回生電力量のレベルおよび補機39,40,41…の最大電力消費量に応じて、どの補機39,40,41…の消費電力を増加させるかが規定されている。図5では、余剰回生電力量が少ない場合は、最大消費電力が小さい補機であるFCラジエタファン42の消費電力が増加されるようになっている。
【0033】
ちなみに、この図5の表は、余剰回生電力量のレベルに応じて、余剰回生電力をあらかじめ優先順位が付与された冷却系4,5の補機40,41…に、その優先順位に応じて消費させるためのものである。なお、図5に示すように、レベル値は0から5までの6段階(6段階のフラグ)とし、レベル値が大きくなるにつれ余剰回生電力が大きくなるものとする。また、冷却系4,5の補機40,41は、右側に行くほど最大消費電力量が大きくなるものとする。ここで、キャパシタ32に充電できる電力量が目標アクセル回生電力量よりも大きな場合(レベル値0)は、最低限の回生電力量は確保されているため何も行わないこととする(消費電力の増加は行わない)。
【0034】
このように、レベル値0〜レベル値5までの6段階のフラグを用い、フラグの数字が大きくなるにつれて余剰回生電力を適切に消費できるようにするため、FCラジエタファン消費電力判定部404では、レベル値1〜レベル値5のフラグが入力された場合は、FCラジエタファン42の回転速度を増加するようにFC冷却系5を制御する。なお、回転速度が増加すると消費電力も増加する(以下同じである)。一方、レベル値0のフラグが入力された場合は、FCラジエタファン42の前記した回転速度の増加を取り止めるようにFC冷却系5を制御する。
【0035】
また、DTラジエタファン消費電力増減判定部405では、レベル値2〜レベル値5のフラグが入力された場合は、DTラジエタファン43の回転速度を増加するようにDT冷却系4の制御を行う。一方、レベル値0又はレベル値1のフラグが入力された場合は、DTラジエタファン43の前記した回転速度の増加を取り止めるようにDT冷却系4を制御する。
【0036】
また、FC冷却水ポンプ消費電力増減判定部406では、レベル値3〜レベル値5のフラグが入力された場合は、FC冷却水ポンプ40の回転速度を増加するようにFC冷却系5の制御を行う。一方、レベル値0〜レベル値2のフラグが入力された場合は、FC冷却水ポンプ40の前記した回転速度の増加を取り止めるようにFC冷却系5を制御する。
【0037】
また、DT冷却水ポンプ消費電力増減判定407では、レベル値4又はレベル値5のフラグが入力された場合は、DT冷却水ポンプ41の回転速度を増加するようにDT冷却系4の制御を行う。一方、レベル値0〜レベル値3のフラグが入力された場合は、DT冷却水ポンプ41の前記した回転速度の増加を取り止めるようにDT冷却系4を制御する。
【0038】
また、PID制御部408は、レベル値5のフラグが入力された場合は、偏差演算部403から入力した偏差に基づいて、IFCCMDベース値に加算する出力増加量を設定する制御を行う。一方、レベル値0〜レベル値4のフラグが入力された場合は、出力増加量を0にする。ちなみに、出力増加量が増えると、スーパチャージャ39の回転速度が増加するようになる。すなわち、燃料電池1に供給される空気量が増加する。
【0039】
これにより、余剰回生電力のレベルに応じて、消費電力の小さい補機(ここではFCラジエタファン42)から順に消費電力量が増加されていく。なお、増加する消費電力は、それぞれの補機40,41…ごとに設定されているものとする(例えば各補機40,41…ごとに増加するデューティを決めているものとする)。また、この実施形態では、余剰回生電力が最も大きいとき(レベル値5)は、最大消費電力が最も大きなスーパチャージャ39の消費電力が、偏差(余剰回生電力量)に応じて増加される。これにより、大きな余剰回生電力が生じても(目標アクセル回生電力量−SOCが大きくなって)、余剰回生電力を消費できる。
【0040】
このため、キャパシタ32に充電しきれない余剰回生電力が生じても(余剰回生電力の発生を許容しても)、回生制動をよく効かすことができ、空走感を低減ないしは無くすことができる。しかも、冷却を行うことができ、例えば、制動(減速)の次に来る加速の際に冷却能力が不足することを防止することができる。つまり、減速後に想定される再加速のための発熱量の増大を先取り的に冷却することで、スムーズな再加速を実現することができる。
【0041】
なお、発電電力指令値基準値に出力増加量を加算すると燃料電池1の発電量(発電電力量)が増加するが、発電量の増加は所定のタイムラグの後に生じるので、補機40…の消費電力を増加する一方で、全く同時に燃料電池1の発電量を増加することはない。
【0042】
ちなみに、前記説明した目標アクセル回生電力量設定マップは、余剰回生電力量を補機40…(及びスーパチャージャ39)で消費できることを踏まえて設定されている。
【0043】
なお、本発明は前記した実施形態に限定されることなく、幅広く変形実施することができる。例えば、レベル値により消費電力量を増加する機器の順序を変更してもよい。また、アクセル信号APはアクセルペダルが踏み込まれているか踏み込まれていないかのON/OFFを示す信号であったが、これをアクセル開度信号として、目標アクセル回生量をアクセル開度(アクセルの戻し量)に応じたものにしてもよい。この場合、前記した目標アクセル回生電力量設定マップは、アクセル戻し量の時間微分値が大きいほど目標アクセル回生電力量を大きく設定するマップになる。また、各補機40…の消費電力の増加は、補機40…の稼動状況を参照して、設定するようにしてもよい。また、走行モータ38からの回生電力量がキャパシタ32の充電上限値を超える場合のレベル判定(どの補機を動かすかの判定)は、例えばキャパシタ32に充電した後に判定しても、例えば回生電力が発生したときに判定してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明のように本発明によれば、回生電力量が蓄電手段の充電上限値を超える場合でも、回生電力を消費できるので、減速時の回生電力量を確保できる。このため、減速時に空走感を低減ないし無くすことができる。また、燃料電池の冷却系に優先的に回生電力を消費させることにより、例えば減速後の加速を想定して冷却系を先行冷却できるため、例えば迅速な再加速が可能となる。
また、余剰回生電力量のレベル判定を行うことで、蓄電手段から見て充電できる電力量がわずかな場合でも、より的確に回生電力量を確保することができる。
さらに、蓄電手段に充電できない回生電力の発生を許容できるので、回生制動により空走感を低減ないしは無くすことができる。また、この際、蓄電手段に充電しきれない回生電力を冷却系の作動に使用するので、例えば減速後の加速を想定して冷却系を先行冷却することができるため、例えば迅速な再加速が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が採用される燃料電池自動車の概略構造を説明するために引用した図である。
【図2】 本発明において用いられる燃料電池システムの概略構成を示す模式図である。
【図3】 本発明の燃料電池自動車の運転制御装置における電力消費系を説明するために引用した図である。
【図4】 本発明の燃料電池自動車の制御装置における動作の流れを説明するために引用した機能ブロック図である。
【図5】 本発明の燃料電池自動車の制御装置において用いられるアクセル余剰回生電力量レベルと補機の作動状態との関係を説明するために引用した図である。
【符号の説明】
31…燃料電池(FC)、32…キャパシタ(C:蓄電手段)、33…VCU、34…PDU、35…SCインバータ、36…冷却水インバータ、37…12Vコンバータ、38…走行モータ(M)、39…スーパチャージャ(S/C)、40…FC冷却水ポンプ、41…DT冷却水ポンプ、42…FCラジエタファン、43…DTラジエタファン,400…回生時電力消費制御手段

Claims (4)

  1. 燃料電池と、前記燃料電池が発電した電力を蓄える蓄電手段と、前記燃料電池及び蓄電手段の少なくとも一方により供給される電力で燃料電池自動車を駆動する走行モータと、前記燃料電池自動車を走行させるために必要な補機とを備え、
    前記補機は、前記燃料電池を冷却するために冷却水を循環させるポンプ及び当該循環する冷却水を冷却させるファンである複数の冷却系補機を備える、
    燃料電池自動車の制御装置であって、
    前記燃料電池自動車の減速時に発生する前記走行モータからの回生電力量が前記蓄電手段の充電上限値を超えるときに、回生電力を、前記冷却系補機に優先的に消費させる運転制御手段を備え
    前記運転制御手段は、車速に基づいて目標アクセル回生電力量を得、当該目標アクセル回生電力量と前記蓄電手段の充電量とに基づいて余剰回生電力量のレベル判定を行い、当該レベルに応じて余剰回生電力をあらかじめ優先順位が付与された前記冷却系補機にその優先順位に応じて消費させることを特徴とする燃料電池自動車の制御装置。
  2. 前記運転制御手段は、
    車速に基づいて目標アクセル回生電力量を得、当該目標アクセル回生電力量と前記蓄電手段の充電量とに基づいて、前記複数の冷却系補機の全体電力消費量を増減させることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池自動車の制御装置。
  3. 燃料電池と、前記燃料電池が発電した電力を蓄える蓄電手段と、前記燃料電池及び蓄電手段の少なくとも一方により供給される電力で燃料電池自動車を駆動する走行モータと、前記燃料電池自動車を走行させるために必要な補機とを備え、
    前記補機は、前記燃料電池を冷却するために冷却水を循環させるポンプ及び当該循環する冷却水を冷却させるファンである複数の冷却系補機を備える、
    燃料電池自動車の制御方法であって、
    前記燃料電池自動車の減速時に発生させる前記走行モータからの回生電力量を、前記冷却系補機に優先的に消費させることで、前記蓄電手段に充電しきれない回生電力の発生を許容すると共に、
    車速に基づいて目標アクセル回生電力量を得、当該目標アクセル回生電力量と前記蓄電手段の充電量とに基づいて余剰回生電力量のレベル判定を行い、当該レベルに応じて余剰回生電力をあらかじめ優先順位が付与された前記冷却系補機にその優先順位に応じて消費させることを特徴とする燃料電池自動車の制御方法。
  4. 車速に基づいて目標アクセル回生電力量を得、当該目標アクセル回生電力量と前記蓄電手段の充電量とに基づいて、前記複数の冷却系補機の全体消費電力量を増減させることを特徴とする請求項に記載の燃料電池自動車の制御方法。
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