JP3851771B2 - 電圧降下解析システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電圧降下解析システムに関し、特に、セル内部の消費電流をより正確に反映した電圧降下解析を行うための電圧降下解析システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体製造技術の進歩による半導体集積回路の微細化や高速化が進んできている。このため、半導体集積回路の電源系の電源配線に関して、半導体集積回路の内部における電源電圧の降下という問題が、顕在化しつつある。このため、この電圧降下の状態が1つの半導体集積回路内で、どのようになっているのかを、コンピュータを用いて、解析することが行われている。
【0003】
このような半導体集積回路内には、各種の機能を実現するためのトランジスタやキャパシタ等の複数の素子と、これら複数の素子を電気的に接続する配線とが設けられている。また、設計作業の効率化を図るため、予めまとまった機能を実現するための素子と配線をセルとして用意しておき、これを半導体集積回路内に配置する手法も用いられている。このようなセルの中でも、特に大規模で高機能なものをメガセルと呼んでいる。半導体集積回路内にセル(メガセル)を配置している場合には、このセル(メガセル)の内部構成が、電圧降下にも影響を与えることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このコンピュータ解析では、半導体集積回路内のセル(メガセル)部分は、その具体的内部構成が省略されているため、セル(メガセル)を含んでいる半導体集積回路内の電圧降下の解析を、必要とされている精度で行うことができないという問題がある。
【0005】
例えば、特開平5−47928号には、半導体集積回路内に親セルと子供セルという階層的なノードが存在する場合の電圧降下解析手法が開示されている。しかし、セル(メガセル)の内部構成や電源を消費する箇所の分布については、何の考慮も払われておらず、このため、セル(メガセル)を含んでいる場合には、半導体集積回路内の電圧降下解析を適切に行えないという、問題が存在している。
【0006】
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、セルを含んでいる半導体集積回路内の電圧降下をより適正に解析することのできる半導体集積回路の電圧降下解析システムを、提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る電圧降下解析システムは、
セルが配置された半導体集積回路の設計データを保持するための、設計データ保持手段と、
複数の種類のセルについて、セル全体の消費電流がライブラリとして登録された、ライブラリ手段と、
前記設計データ保持手段に保持されている設計データに基づいて、前記半導体集積回路に配置されているセルの種類を特定する、セル特定手段と、
前記ライブラリ手段を検索して、前記セル特定手段で特定されたセルの、前記セル全体の消費電流を取得し、この取得したセル全体の消費電流を、前記セル内に敷設された電源配線に均等に分割して、定電流源として割り付ける、定電流源割付手段と、
前記定電流源割付手段で割り付けられた定電流源を含むセルが配置された半導体集積回路の電圧降下解析を行う、解析手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電圧降下解析システムは、
セルが配置された半導体集積回路の設計データを保持するための、設計データ保持手段と、
複数の種類のセルについて、セル全体の消費電流がライブラリとして登録された、ライブラリ手段と、
前記設計データ保持手段に保持されている設計データに基づいて、前記半導体集積回路に配置されているセルの種類を特定する、セル特定手段と、
前記ライブラリ手段を検索して、前記セル特定手段で特定されたセルの、前記セル全体の消費電流を取得し、この取得したセル全体の消費電流を、前記セル内に設けられた電源ピンの面積比に基づいて分割し、この分割により得られる消費電流分の電流容量を有する定電流源として、前記電源ピンに割り付ける、定電流源割付手段と、
前記定電流源割付手段で割り付けられた定電流源を含むセルが配置された半導体集積回路の電圧降下解析を行う、解析手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電圧降下解析システムは、
セルが配置された半導体集積回路の設計データを保持するための、設計データ保持手段と、
複数の種類のセルについて、セルに設けられた各電源ピンの消費電流がライブラリとして登録された、ライブラリ手段と、
前記設計データ保持手段に保持されている設計データに基づいて、前記半導体集積回路に配置されているセルの種類を特定する、セル特定手段と、
前記ライブラリ手段を検索して、前記セル特定手段で特定されたセルの、前記各電源ピンの消費電流を取得し、この取得した各電源ピンの消費電流に相当する電流容量を有する定電流源を、前記セル特定手段で特定されたセルの各電源ピンに割り付ける、定電流源割付手段と、
前記定電流源割付手段で割り付けられた定電流源を含むセルが配置された半導体集積回路の電圧降下解析を行う、解析手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電圧降下解析システムは、
セルが配置された半導体集積回路の設計データを保持するための、設計データ保持手段と、
複数の種類のセルについて、セルの電源配線と消費電流をモデル化した回路網の縮約回路網がライブラリとして登録された、ライブラリ手段と、
前記設計データ保持手段に保持されている設計データに基づいて、前記半導体集積回路に配置されているセルの種類を特定する、セル特定手段と、
前記ライブラリ手段を検索して、前記セル特定手段で特定されたセルの縮約回路網を取得し、この取得した縮約回路網を、この特定されたセルに割り付ける、縮約回路網割付手段と、
前記縮約回路網割付手段で縮約回路網が割り付けられたセルが配置された半導体集積回路の電圧降下解析を行う、解析手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態においては、メガセル内の消費電流を複数の定電流源として分割し、これら複数の定電流源をメガセル内の電源配線に対して均等に割り付けることにより、メガセル内の消費電流の分布をより適切に反映した半導体集積回路の電圧降下の解析が行えるようにしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
【0009】
図1は、半導体集積回路内の電圧降下を解析するための本実施形態に係る電圧降下解析システム10におけるハードウェア構成を示すブロック図である。
【0010】
この図1に示すように、本実施形態に係る電圧降下解析システム10は、コンピュータ本体20と、このコンピュータ本体20に接続された表示装置30とを備えて、構成されている。コンピュータ本体20は、CPU(Central Processing Unit)40と、RAM(Random Access Memory)42と、ROM(Read Only Memory)44とを備えており、これらは相互に内部バスを介して接続されている。また、内部バスは、この内部バスに接続されたインターフェース回路46を介して、ハードディスク48が接続されている。また、内部バスは、この内部バスに接続されたインターフェース回路50とケーブルとを介して、表示装置30のインターフェース回路32に接続されている。
【0011】
次に、図2に基づいて、本実施形態に係る電圧降下解析処理について説明する。この図2は、電圧降下解析システム10が行う電圧降下解析処理を説明するフローチャートである。本実施形態においては、この電圧降下解析処理は、ハードディスク48に電圧降下解析プログラムとして格納されており、CPU40がこれを読み出して実行することにより、実現される。
【0012】
図2に示すように、まず、電圧降下解析システム10は、半導体集積回路内の電源系の抵抗網を抽出する(ステップS10)。すなわち、ユーザが設計した半導体集積回路の設計データが、ハードディスク48に格納されている。この設計データに基づいて、電圧降下解析システム10は、半導体集積回路内の配線のうち電源系の電源配線を抽出する。
【0013】
次に、電圧降下解析システム10は、この抽出した電源系の抵抗網に対する、消費電流を抽出する(ステップS11)。すなわち、電源系の配線に接続されているトランジスタやキャパシタ等の素子で消費される電流が、どの程度であるのかを決定する。
【0014】
次に、電圧降下解析システム10は、半導体集積回路内に配置されているメガセルを、メガセルモデルに置き換える(ステップS12)。どうのようなメガセルモデルに置き換えるかは、後述する。
【0015】
次に、電圧降下解析システム10は、この半導体集積回路内の電圧降下の解析を行う(ステップS13)。この解析の具体的手法は既知のものであるので、ここではその詳しい説明は割愛する。
【0016】
次に、図3に基づいて、上述したステップS12におけるメガセルモデル付加処理について詳しく説明する。この図3は、本実施形態に係るメガセルモデル付加処理を詳しく説明するフローチャートである。本実施形態においては、このメガセルモデル付加処理についても、ハードディスク48に格納されているメガセルモデル付加プログラムをCPU40が読み出して実行することにより、実現される。
【0017】
図3に示すように、まず、電圧降下解析システム10は、半導体集積回路内のメガセルを1つ選択する(ステップS20)。具体的には、ハードディスク48に格納されている半導体集積回路の設計データに基づいて、半導体集積回路の中からメガセルを1つ選択する。
【0018】
次に、電圧降下解析システム10は、選択したメガセル全体の消費電流を求める(ステップS21)。メガセル全体の消費電流は、メガセルの種類毎に予めライブラリ登録されている。但し、ステップS21で、メガセル全体の消費電流を、その都度解析により求めるようにしてもよい。
【0019】
次に、電圧降下解析システム10は、メガセル内部に敷設されている配線の中から、電源配線を抽出する(ステップS22)。図4は、一例として、メガセル60を示す図である。この図4に示すメガセル60の場合、ステップS22で、格子状に敷設された電源配線62が抽出される。
【0020】
次に、図3に示すように、電圧降下解析システム10は、ステップS21で求めたメガセル全体の消費電流を、複数に均等に分割して、電源配線に定電流源として割り付ける(ステップS23)。図4に示すメガセル60の場合、20個の定電流源64を電源配線62に均等に割り付けている。例えば、メガセル60全体の消費電流が20mAであるとすると、1mAの定電流源を20個、均等に、電源配線62に割り付ける。
【0021】
次に、図3に示すように、電圧降下解析システム10は、ステップS23で生成したメガセルのモデルを、半導体集積回路にメガセルとして付加する(ステップS24)。続いて、半導体集積回路内のすべてのメガセルをモデル化したかどうかを判断する(ステップS25)。すべてのメガセルをモデル化し終えていない場合(ステップS25:No)には、上述したステップS20からを繰り返す。一方、すべてのメガセルをモデル化し終えた場合(ステップS25:Yes)には、このメガセルモデル付加処理を終了する。
【0022】
以上のように、本実施形態に係る電圧降下解析システム10によれば、例えば図4に示すように、電圧降下解析の際に、メガセル60全体の消費電流を、複数の定電流源を用いて電源配線62に均等に割り付けることとしたので、メガセル60内部で消費される電流を、より実際の製品に近い形式で表すことができる。このため、より精度の高い電圧降下解析を行うことができるようになる。
【0023】
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態は、上述した第1実施形態を変形して、メガセル内に設けられている電源ピンの面積比に基づいてメガセル全体の消費電流を分割し、この分割した消費電流を各電源ピンに定電流源として割り付けるようにしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
【0024】
本実施形態における電圧降下解析システム10は、上述した第1実施形態と比較して、メガセルモデル付加処理が異なる。
【0025】
図5は、本実施形態に係るメガセルモデル付加処理を詳しく説明するフローチャートである。本実施形態においても、このメガセルモデル付加処理は、ハードディスク48に格納されているメガセルモデル付加プログラムを、CPU40が読み出して実行することにより、実現される。
【0026】
図5に示すように、まず、電圧降下解析システム10は、半導体集積回路内のメガセルを1つ選択する(ステップS30)。具体的には、ハードディスク48に格納されている半導体集積回路の設計データに基づいて、半導体集積回路の中からメガセルを1つ選択する。
【0027】
次に、電圧降下解析システム10は、選択したメガセル全体の消費電流を求める(ステップS31)。メガセル全体の消費電流は、メガセルの種類毎に予めライブラリ登録されている。但し、ステップS31で、メガセル全体の消費電流を、その都度解析により求めるようにしてもよい。
【0028】
次に、電圧降下解析システム10は、メガセル内部に設けられている電源ピンを抽出し、各電源ピンの面積を算出する(ステップS32)。図6は、一例として、メガセル70を示す図である。この図6に示すメガセル70の場合、ステップS32で、メガセル内に設けられた7個の電源ピン72が抽出される。さらに、このステップS32で、7個の電源ピン72のそれぞれの面積が算出される。なお、この電源ピン72は、メガセル70の外部から内部に、電源配線を接続する部分であり、その面積が大きいほど、外部からの電源配線を接続する箇所の設計自由度が増大することになる。
【0029】
次に、図5に示すように、電圧降下解析システム10は、ステップS31で求めたメガセル全体の消費電流を、ステップS32で算出した電源ピンの面積に比例するように分割して、定電流源としてそれぞれの電源ピンに割り付ける(ステップS33)。図6に示すメガセル70の場合、7個の定電流源74を、各電源ピン72の面積に比例する電流容量で割り振る。
【0030】
次に、図5に示すように、電圧降下解析システム10は、ステップS33で生成したメガセルのモデルを、半導体集積回路に付加する(ステップS34)。続いて、半導体集積回路内のすべてのメガセルをモデル化したかどうかを判断する(ステップS35)。すべてのメガセルをモデル化し終えていない場合(ステップS35:No)には、上述したステップS30からを繰り返す。一方、すべてのメガセルをモデル化し終えた場合(ステップS35:Yes)には、このメガセルモデル付加処理を終了する。
【0031】
以上のように、本実施形態に係る電圧降下解析システム10によれば、例えば図6に示すように、メガセル70全体の消費電流を、電源ピン72の面積比に応じて分割し、それぞれの電源ピン72に定電流源74として割り付けることとしたので、メガセル70内部で消費される電流を、より実際の製品に近い形式で表すことができる。このため、より精度の高い電圧降下解析を行うことができるようになる。
【0032】
なお、本実施形態は、図7に示すような電源リング82を有するメガセル80に対して、適用することもできる。この場合、ステップS32で、電源リング82を適当なサイズに分割して、複数の電源ピン84とし、それぞれの面積を算出する。そして、ステップS33で、それぞれ電源ピン84の面積比に応じてメガセル80全体の消費電流を分割し、その分割した電流容量を有する定電流源86を、それぞれの電源ピンに割り付けるようにすればよい。
【0033】
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態は、上述した第2実施形態を変形して、シミュレータを用いてメガセル内の各電源ピンで消費される電流を求め、この消費電流を対応する電源ピンに定電流源として割り付けるようにしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
【0034】
本実施形態における電圧降下解析システム10は、上述した第1及び第2実施形態のものと、メガセルモデル付加処理が異なる。
【0035】
図8は、本実施形態に係るメガセルモデル付加処理を詳しく説明するフローチャートである。本実施形態においても、このメガセルモデル付加処理は、ハードディスク48に格納されているメガセルモデル付加プログラムを、CPU40が読み出して実行することにより、実現される。
【0036】
図8に示すように、まず、電圧降下解析システム10は、半導体集積回路内のメガセルを1つ選択する(ステップS40)。具体的には、ハードディスク48に格納されている半導体集積回路の設計データに基づいて、半導体集積回路の中からメガセルを1つ選択する。
【0037】
次に、電圧降下解析システム10は、ライブラリから、メガセル内の各電源ピンの消費電流を読み出す(ステップS41)。すなわち、本実施形態においては、予めシミュレータを用いて、各電源ピンで消費される電流を算出し、この算出結果がライブラリに、メガセルの種類毎に登録されている。したがって、本実施形態に係るメガセルモデル付加処理では、このライブラリに登録されている対応するメガセルにおける各電源ピンの消費電流を読み出す。本実施形態では、このライブラリもハードディスク48に格納されている。
【0038】
なお、シミュレータとしては、SPICE、PowerMillなどが知られているが、これらに限るものではない。また、シミュレータを実現するためのプログラムは、ハードディスク48に格納されており、CPU40がこれを読み出して実行することにより、実現される。さらに、本実施形態においては、各電源ピンの消費電流は予めライブラリに登録しておくこととしたが、ステップS41でその都度シミュレータで算出するようにしてもよい。
【0039】
図9は、一例として、メガセル90を示す図である。この図9に示すメガセル90の場合、ステップS41で、メガセル内に設けられた7個の電源ピン92のそれぞれの消費電流が、ライブラリから読み出される。
【0040】
次に、図8に示すように、電圧降下解析システム10は、ステップS41で求めた各電源ピンの消費電流に相当する電流容量の定電流源を、対応する電源ピンに割り付ける(ステップS42)。図9のメガセル90では、シミュレータで算出された消費電流に相当する電流容量の定電流源94を、それぞれ対応する電源ピン92に割り付ける。
【0041】
次に、図8に示すように、電圧降下解析システム10は、ステップS42で生成したメガセルのモデルを、半導体集積回路にメガセルとして付加する(ステップS43)。続いて、半導体集積回路内のすべてのメガセルをモデル化したかどうかを判断する(ステップS44)。すべてのメガセルをモデル化し終えていない場合(ステップS44:No)には、上述したステップS40からを繰り返す。一方、すべてのメガセルをモデル化し終えた場合(ステップS44:Yes)には、このメガセルモデル付加処理を終了する。
【0042】
以上のように、本実施形態に係る電圧降下解析システム10によれば、上述した第2実施形態と比べて、メガセル90内部で消費される電流を、より実際の製品に近い形式で表すことができ、より精度の高い電圧降下解析を行うことができるようになる。
【0043】
なお、本実施形態は、図10に示すような電源リング102を有するメガセル100に対して、適用することもできる。この場合、電源リング102を適当なサイズに分割して、複数の電源ピン104とし、それぞれの電源ピン104で消費する電流をシミュレータを用いて予め算出し、これをライブラリに登録しておく。そして、ステップS41で、ライブラリから各電源ピン104の消費電流を読み出し、ステップS42で、それぞれ電源ピン104の消費電流に相当する電流容量を有する定電流源106を、それぞれの電源ピンに割り付けるようにすればよい。
【0044】
〔第4実施形態〕
本発明の第4実施形態は、メガセルの電源配線をモデル化した抵抗網と、消費電流をモデル化した定電流源とからなる回路網を生成し、さらにこの回路網を縮約したものをライブラリとして登録しておき、このライブラリに登録したものを電圧降下解析の際に使用するようにしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
【0045】
図11は、メガセル110の電源配線を抵抗を用いてモデル化し、且つ、消費電流を定電流源を用いてモデル化した回路網を示す図である。この図11においては、四隅のノードがメガセル110の外部に接続する外部ノード112を構成しており、それ以外のノードが外部には接続しない内部ノード114を構成している。
【0046】
図11のメガセル110の回路網から節点方程式を生成すると、式(1)のようになる。
【0047】
【数1】
ここで、Y11〜Ymnは各ノードのアドミッタンスであり、V1〜Vnは、各ノードの電圧であり、I1〜Imは各ノードに流れ込む電流である。式(1)において、外部ノード112と、内部ノード114とに分離して、整理すると、式(2)のようになる。
【0048】
【数2】
但し、A、B、C、及び、Dは、それぞれアドミッタンスの行列を表しており、Veは外部ノードの電圧の行列を表しており、Viは内部ノードの電圧の行列を表しており、Ieは外部ノードの電流の行列を表しており、Iiは内部ノードの電流の行列を表している。この式(2)を変形すると、式(3)のようになる。
【0049】
【数3】
この式(3)においては、式(1)から内部ノードを消去した節点方程式になっている。この式(3)を用いると、図12に示すような外部ノード112のみからなる縮約された回路網120が得られる。つまり、図11のメガセル110を縮約すると、図12に示す回路網120が得られる。
【0050】
式(3)のA−BD−1Cにより、回路網120の抵抗R120〜R125の値が定まり、式(3)の−BD−1Iiにより、回路網120の定電流源I120〜I123の電流容量が定まる。
【0051】
本実施形態においては、この縮約された回路網120をライブラリに登録しておく。あるいは、式(3)におけるA−BD−1Cと−BD−1Iiとをライブラリに登録しておき、半導体集積回路全体の節点方程式を立てる際に、メガセル部分のY行列要素、Iベクトル要素として、利用するようにしてもよい。また、縮約した回路網は、メガセルの種類毎に異なるので、その種類毎に回路網を生成し、ライブラリに登録しておく。
【0052】
なお、式(2)を変形して、式(4)のようにしてもよい。
【0053】
【数4】
この式(4)は、内部ノード114の電圧Viと、外部ノード112の電圧Veとの間の関係式になっている。この式(4)をライブラリに登録しておくようにしてもよい。これにより、半導体集積回路全体の電圧降下解析によりメガセルの外部ノードの電圧Veが求まった場合に、そのメガセルの内部ノードの電圧Viを式(4)を用いて求めることができる。
【0054】
次に、図13に基づいて、本実施形態に係るメガセルモデル付加処理を説明する。この図13は、本実施形態に係るメガセルモデル付加処理を詳しく説明するフローチャートである。本実施形態においても、このメガセルモデル付加処理は、ハードディスク48に格納されているメガセルモデル付加プログラムを、CPU40が読み出して実行することにより、実現される。
【0055】
図13に示すように、まず、電圧降下解析システム10は、半導体集積回路内のメガセルを1つ選択する(ステップS50)。具体的には、ハードディスク48に格納されている半導体集積回路の設計データに基づいて、半導体集積回路の中からメガセルを1つ選択する。
【0056】
次に、電圧降下解析システム10は、ライブラリから、選択したメガセルに対応する回路網を読み出す(ステップS51)。すなわち、本実施形態においては、上述した式(3)により求められた回路網が予めライブラリに登録されているので、これを読み出す。本実施形態では、このライブラリもハードディスク48に格納されている。但し、式(3)により縮約した回路網を予めライブラリに登録せずに、ステップS51で、その都度、式(3)に基づいて縮約した回路網を生成するようにしてもよい。
【0057】
次に、電圧降下解析システム10は、ステップS51で読み出した回路網を、メガセルモデルとして、半導体集積回路に付加する(ステップS52)。続いて、電圧降下解析システム10は、半導体集積回路内のすべてのメガセルをモデル化したかどうかを判断する(ステップS53)。すべてのメガセルをモデル化し終えていない場合(ステップS53:No)には、上述したステップS50からを繰り返す。一方、すべてのメガセルをモデル化し終えた場合(ステップS54:Yes)には、このメガセルモデル付加処理を終了する。
【0058】
以上のように、本実施形態に係る電圧降下解析システム10によれば、例えば図12に示すように、メガセル120の縮約した回路網を予め求めておき、これをライブラリに登録しておく。そして、電圧降下解析の際には、半導体集積回路内のメガセルに、ライブラリに登録されているそのメガセルに対応する回路網を割り付けた上で、解析を行うこととしたので、より実際の回路に近い形式で電圧降下解析を行うことができ、解析精度の向上を図ることができる。
【0059】
〔第5実施形態〕
本発明の第5実施形態は、メガセルの電源配線と消費電流とをモデル化して抵抗網を生成し、この抵抗網を縮約した回路網を、ライブラリとして登録しておき、このライブラリに登録したものを電圧降下解析の際に使用するようにしたものである。より詳しくを、以下に説明する。
【0060】
CMOS論理ゲートの平均消費電流は、式(5)で表される。
【0061】
【数5】
ここで、IはCMOS論理ゲートの平均消費電流であり、fは駆動周波数であり、VDDは電源電圧である。この式(5)から分かるように、駆動周波数fが一定であれば、平均消費電流は電源電圧に比例する。したがって、直流解析においては、図14に示すように、消費電流を定電流源でモデル化する代わりに、抵抗でモデル化することで、消費電流を電源電圧依存性を考慮してモデル化することができる。すなわち、電源電圧VDDにおいて、消費電流Iの部分はIの定電流源でモデル化する代わりに、R=VDD/Iの抵抗でモデル化することができる。
【0062】
図15は、あるメガセルの、電源配線と消費電流とを抵抗を用いてモデル化した抵抗網130を示す図である。この図15においては、角部にあるノードのうち4つのノードがメガセルの外部に接続する外部ノード132を構成しており、それ以外のノードが外部には接続しない内部ノード134を構成している。また、この図15の例では、図中垂直方向に延びる配線に設けられた抵抗R130が消費流源をモデル化した抵抗であり、図中水平方向に延びる配線に設けられた抵抗R131が電源配線をモデル化した抵抗である。
【0063】
図15の抵抗網130から節点方程式をたてると、式(6)のようになる。
【0064】
【数6】
ここで、Y11〜Ymnは各ノードのアドミッタンスであり、V1〜Vnは、各ノードの電圧であり、I1〜Imは各ノードに流れ込む電流である。式(1)において、外部ノード132と、内部ノード134とに分離して、整理すると、式(7)のようになる。
【0065】
【数7】
但し、A、B、C、及び、Dは、それぞれアドミッタンスの行列を表しており、Veは外部ノードの電圧の行列を表しており、Viは内部ノードの電圧の行列を表しており、Ieは外部ノードの電流の行列を表している。また、内部ノードには電流源が存在しないので、対応するの電流の行列はゼロになっている。この式(7)を変形すると、式(8)のようになる。
【0066】
【数8】
この式(8)においては、式(6)から内部ノードを消去した節点方程式になっている。この式(8)を用いると、図16に示すように、ノードとしては内部ノードの存在しない外部ノード132のみからなる縮約された回路網140が得られる。式(8)のA−BD−1Cにより、回路網140の抵抗R140〜R145の値が定まる。
【0067】
本実施形態においては、この縮約された回路網140をライブラリに登録しておく。あるいは、式(8)におけるA−BD−1Cをライブラリに登録しておき、半導体集積回路全体の節点方程式を立てる際に、メガセル部分のY行列要素として、利用するようにしてもよい。また、縮約した回路網は、メガセルの種類毎に異なるので、その種類毎に回路網を生成し、ライブラリに登録しておく。
【0068】
なお、式(7)を変形して、式(9)のようにしてもよい。
【0069】
【数9】
この式(9)は、内部ノード144の電圧Viと、外部ノード142の電圧Veとの間の関係式になっている。この式(9)をライブラリに登録しておくようにしてもよい。これにより、半導体集積回路全体の電圧降下解析からメガセルの外部ノードの電圧Veが求まった場合に、そのメガセルの内部ノードの電圧Viを式(9)を用いて求めることができる。
【0070】
なお、本実施形態に係るメガセルモデル付加処理は、上述した第4実施形態と同様であるので、その詳しい説明は省略する。
【0071】
以上のように、本実施形態に係る電圧降下解析システム10によれば、例えば図16に示すように、メガセル130の縮約した回路網140を予め求めておき、これをライブラリに登録しておく。そして、電圧降下解析の際には、半導体集積回路内のメガセルに、ライブラリに登録されているそのメガセルに対応する回路網を割り付けた上で、解析を行うこととしたので、より実際の回路に近い形式で電圧降下解析を行うことができ、解析精度の向上を図ることができる。
【0072】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態においては、メガセルを例に説明したが、メガセルよりも回路規模の小さい通常のセルに対しても、本発明を同様に適用することができる。
【0073】
さらに、上述の実施形態で説明した各処理については、これら各処理を実行するためのプログラムをフロッピーディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、このプログラムが記録された記録媒体をコンピュータ本体20に読み込ませ、実行させることにより、上述した電圧降下解析システム10を実現することができる。
【0074】
また、コンピュータ本体20は、オペレーティングシステムや別のアプリケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合がある。この場合、コンピュータ本体20の備える他のプログラムを活用し、記録媒体にはそのコンピュータ本体20が備えるプログラムの中から、上述した実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出すような命令を記録するようにしてもよい。
【0075】
さらに、このようなプログラムは、記録媒体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形で伝送されたプログラムは、コンピュータ本体20に取り込まれて、このプログラムを実行することにより上述した実施形態を実現することができる。
【0076】
また、記録媒体にプログラムを記録する際や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラムを読み込んだコンピュータ本体20は、そのプログラムの復号化や伸張化を行った上で、実行する必要がある。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1モデル化手段で、前記半導体集積回路内に配置されたセルを、このセル内部の消費電流の分布を考慮してモデル化し、このモデル化された回路網に基づいて電圧降下解析を行うこととしたので、より精度の高い電圧降下解析を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電圧降下解析システムのハードウェア構成の一例を示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係る電圧降下解析処理を説明するフローチャートを示す図。
【図3】本発明の第1実施形態に係るメガセルモデル付加処理を説明するフローチャートを示す図。
【図4】本発明の第1実施形態に係る定電流源割付手法を説明するためのメガセルを示す図。
【図5】本発明の第2実施形態に係るメガセルモデル付加処理を説明するフローチャートを示す図。
【図6】本発明の第2実施形態に係る定電流源割付手法を説明するためのメガセルを示す図。
【図7】本発明の第2実施形態の変形例を説明するメガセルを示す図。
【図8】本発明の第3実施形態に係るメガセルモデル付加処理を説明するフローチャートを示す図。
【図9】本発明の第3実施形態に係る定電流源割付手法を説明するためのメガセルを示す図。
【図10】本発明の第3実施形態の変形例を説明するメガセルを示す図。
【図11】本発明の第4実施形態におけるメガセルの縮約手法を説明するためのメガセルを示す図。
【図12】本発明の第4実施形態において、図11のメガセルを縮約した回路網を示す図。
【図13】本発明の第4実施形態に係るメガセルモデル付加処理を説明するフローチャートを示す図。
【図14】本発明の第5実施形態において、定電流源を抵抗に置き換え可能であることを説明する図。
【図15】本発明の第5実施形態におけるメガセルの縮約手法を説明するためのメガセルを示す図。
【図16】本発明の第5実施形態において、図11のメガセルを縮約した回路網を示す図。
【符号の説明】
10 電圧降下解析システム
20 コンピュータ本体
30 表示装置
32 インターフェース回路
40 CPU
42 RAM
44 ROM
46 インターフェース回路
48 ハードディスク
50 インターフェース回路
Claims (6)
- セルが配置された半導体集積回路の設計データを保持するための、設計データ保持手段と、
複数の種類のセルについて、セル全体の消費電流がライブラリとして登録された、ライブラリ手段と、
前記設計データ保持手段に保持されている設計データに基づいて、前記半導体集積回路に配置されているセルの種類を特定する、セル特定手段と、
前記ライブラリ手段を検索して、前記セル特定手段で特定されたセルの、前記セル全体の消費電流を取得し、この取得したセル全体の消費電流を、前記セル内に敷設された電源配線に均等に分割して、定電流源として割り付ける、定電流源割付手段と、
前記定電流源割付手段で割り付けられた定電流源を含むセルが配置された半導体集積回路の電圧降下解析を行う、解析手段と、
を備えることを特徴とする電圧降下解析システム。 - セルが配置された半導体集積回路の設計データを保持するための、設計データ保持手段と、
複数の種類のセルについて、セル全体の消費電流がライブラリとして登録された、ライブラリ手段と、
前記設計データ保持手段に保持されている設計データに基づいて、前記半導体集積回路に配置されているセルの種類を特定する、セル特定手段と、
前記ライブラリ手段を検索して、前記セル特定手段で特定されたセルの、前記セル全体の消費電流を取得し、この取得したセル全体の消費電流を、前記セル内に設けられた電源ピンの面積比に基づいて分割し、この分割により得られる消費電流分の電流容量を有する定電流源として、前記電源ピンに割り付ける、定電流源割付手段と、
前記定電流源割付手段で割り付けられた定電流源を含むセルが配置された半導体集積回路の電圧降下解析を行う、解析手段と、
を備えることを特徴とする電圧降下解析システム。 - セルが配置された半導体集積回路の設計データを保持するための、設計データ保持手段と、
複数の種類のセルについて、セルに設けられた各電源ピンの消費電流がライブラリとして登録された、ライブラリ手段と、
前記設計データ保持手段に保持されている設計データに基づいて、前記半導体集積回路に配置されているセルの種類を特定する、セル特定手段と、
前記ライブラリ手段を検索して、前記セル特定手段で特定されたセルの、前記各電源ピンの消費電流を取得し、この取得した各電源ピンの消費電流に相当する電流容量を有する定電流源を、前記セル特定手段で特定されたセルの各電源ピンに割り付ける、定電流源割付手段と、
前記定電流源割付手段で割り付けられた定電流源を含むセルが配置された半導体集積回路の電圧降下解析を行う、解析手段と、
を備えることを特徴とする電圧降下解析システム。 - セルが配置された半導体集積回路の設計データを保持するための、設計データ保持手段と、
複数の種類のセルについて、セルの電源配線と消費電流をモデル化した回路網の縮約回路網がライブラリとして登録された、ライブラリ手段と、
前記設計データ保持手段に保持されている設計データに基づいて、前記半導体集積回路に配置されているセルの種類を特定する、セル特定手段と、
前記ライブラリ手段を検索して、前記セル特定手段で特定されたセルの縮約回路網を取得し、この取得した縮約回路網を、この特定されたセルに割り付ける、縮約回路網割付手段と、
前記縮約回路網割付手段で縮約回路網が割り付けられたセルが配置された半導体集積回路の電圧降下解析を行う、解析手段と、
を備えることを特徴とする電圧降下解析システム。 - 前記ライブラリ手段には、セルの縮約回路網として、セルの電源配線をモデル化した抵抗網と消費電流をモデル化した定電流源からなる回路網を縮約した回路網が登録されている、ことを特徴とする請求項4に記載の電圧降下解析システム。
- 前記ライブラリ手段には、セルの縮約回路網として、セルの電源配線をモデル化した抵抗網と消費電流をモデル化した抵抗からなる抵抗網を縮約した回路網が登録されている、ことを特徴とする請求項4に記載の電圧降下解析システム。
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