JP3850011B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ表示手段に表示された日付等の表示データを写真フィルムに光学的に写し込むデータ写し込み装置を有するレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
予めフイルムが製造時に装填され、簡単な撮影機構を有するレンズ付きフイルムユニット(以下フイルムユニットという。)が本出願人から製造、販売されている。フイルムユニットには様々な種類のものが販売されており、又各種の機構を有するものが提案されている。
【0003】
その1つとして、例えば、液晶などのデータ表示手段に表示された撮影年月日などの表示データを、フイルムに光学的に写し込むデータ写し込み装置を内蔵したものが提案されている。これによれば、撮影用のシャッタ羽根にデータ写し込み専用のシャッタ部材を一体に形成し、このシャッタ部材がデータ写し込み光の光路を開放することにより写真フイルムへのデータ写し込みができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フイルムユニットを落下させるなどして衝撃や振動を与えてしまうと、上記シャッタ羽根が動いてしまい、データ写し込み光の光路が開放されてしまう。これにより、データ写し込み装置が作動してしまい、写真フイルムに誤った表示データが写しこまれてしまうという問題が発生する。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、落下や振動によるデータ写し込み装置の誤作動を防止できるようにしたレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、シャッタボタンを含む撮影機構を備えたユニット本体と、露光開口を形成する暗箱の前面に被写体光入射用開口とデータ写し込み光入射用開口とが独立して設けられ、被写体光入射用開口を開閉する撮影シャッタ部とデータ写し込み光入射用開口を開閉するデータシャッタ部とが一体に形成されたシャッタ羽根とを備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、前記シャッタ羽根と独立して設けられ、シャッタボタンのレリーズ操作に応答して、データ写し込み光の光路上に挿入される挿入位置から前記光路上より退避する退避位置へ移動するシャッタ部材を設けたものである。なお、前記シャッタ部材は、前記データシャッタ部がデータ写し込み光入射用開口を開放する前に前記光路上から退避することが好ましい。また、前記シャッタ部材を回動自在に取り付けられた板状のバネ部材で構成し、シャッタ部材の回動経路上にシャッタ部材の回動を規制する回動規制部材を設けるとともに、この回動規制部材により前記シャッタボタンのレリーズ操作に連動してシャッタ部材の一端が押圧されるとシャッタ部材の回動が規制され、この規制によりシャッタ部材は弾性変形して他端が前記光路上から退避するとともに前記挿入位置に付勢されることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のレンズ付きフイルムユニット1の外観を図1,内部構造の概略を図2及び図3に示す。ユニット本体2は、本体基部3の前面及び背面を前カバー4、後カバー5で覆ったもので、本体基部3中央に形成された露光ユニット6、その横にストロボ装置7が組み付けられる。
【0008】
この露光ユニット6及びストロボ装置7を挟むようにカートリッジ収納室8とフィルム収納室9とが一体に形成されている。これらの収納室には、レンズ付きフイルムユニット1の製造工程でカートリッジ10と、このカートリッジ10からフイルム11が引き出され、このフイルム11をロール形態にまとめたフイルムロール11aとがそれぞれフイルムユニット製造時点で予め組み込まれる。
【0009】
前カバー4からは、撮影レンズ12,ファインダレンズ13,ストロボ発光部14,ストロボ選択つまみ15aが露呈されている。また、前カバー4には、採光窓16が形成されており、導光部材17の一部がこの採光窓16から露呈している。採光窓16下部には、後述するデータ写し込みモジュール38のON/OFFを切り替える切替つまみ44aが露呈され、上下にスライド自在に取り付けられている。
【0010】
導光部材17は、蛍光染料を混入させたプラスチックで形成され、外光及びストロボ発光部14からのストロボ光の一部をデータ写し込み光として取り込む。このため、導光部材17は、採光窓16を通して被写体側に向けられた外光採光面17aと、ストロボ発光部14の下方の一部にストロボ光採光面17bとを備えている。
【0011】
なお、上記導光部材17は、外光採光部17aから入射した外光を照射部17cに導く外光導光部材と、ストロボ光採光部17bから入射したストロボ光を照射部17cに導くストロボ光導光部材とを一体化した射出成形品として作られているが、照射部17cを共通にする形態であれば、外光導光部材とストロボ光導光部材とを別体にしてもよい。
【0012】
ユニット本体2の上面には、シャッタボタン23,フイルムカウンタ24及び、ストロボの充電完了を表示するライトガイド25が露呈されている。後カバー5にはファインダ接眼窓26が形成され、さらにカートリッジ収納室8,フイルム収納室11の底部開口を光密に覆う底蓋27,28が一体に形成されている。底蓋27は、撮影済みのフイルム11が巻き込まれたフイルムカートリッジ10を取り出すときに開放される。また、ユニット本体2の表面を覆うように、ラベルシール29が貼り付けられる。ラベルシール29は本体保護機能を有する他、外観を綺麗にするために用いられ、ラベルシール29の所要部には撮影操作に必要な部位を表面に露呈させるための開口が設けられている。
【0013】
カートリッジ収納室8の上部には、巻上げノブ31が設けられ、その下面に一体に形成された巻上げ軸がフイルムカートリッジ10のスプールに係合する。撮影ごとに巻上げノブ31を回動操作することによって、撮影済みのフイルムは1コマ分ずつフイルムカートリッジ10に巻き込まれる。このフイルム1コマ巻上げに連動して露光ユニット6に組み込まれたシャッタ機構が次回の撮影のためにチャージされ、またフイルム1コマ給送が完了すると露光ユニット6に組み込まれたロックレバーによって巻上げノブ31の回動がロックされる。
【0014】
本体基部3に形成されたアパーチャ(図示せず)は、撮影位置に送られてきた写真フイルムの前面で1コマ分の露光範囲を制限する。アパーチャの前方には角筒状に突出した暗箱部32が一体に形成され、その前面にはシャッタ開口32aが形成されている。
【0015】
露光ユニット6は、暗箱部32をベースにして撮影レンズ12,シャッタ羽根33,バネ34を含むシャッタ機構,シャッタチャージ機構,フイルム巻き止め機構,フイルムカウンタ24を含むフイルムカウンタ機構、有害光遮光枠35等を組み付けたもので、さらにファインダ13を構成する対物及び接眼レンズを保持している。暗箱部32の前面には、シャッタ開口32aの他、データ写し込み用開口32bが形成され、それぞれシャッタ羽根33に一体成形された撮影シャッタ部33a及びデータシャッタ部33bによって開閉される。
【0016】
シャッタ羽根33は、撮影レンズ12を組み込んだシャッタカバー37によって覆われ、その前面には撮影年月日を写し込むためのデータ写し込みモジュール38が組み付けられる。データ写し込みモジュール38は、時計回路及び液晶ドライバ等を含むICチップ、時計回路からの計時信号によって現在の年月日を表示する液晶板39及び、電池41を備えている。また、前カバー4に電池用接片42が取り付けられており、前カバー4が本体基部3に取り付けられると、電池用接片42が押圧されて電池41及び時計回路に接触し、データ写し込みモジュール38へ給電が開始される。よって、データ写し込みモジュール38の検査及び年月日のセットは前カバー4を本体基部3に取り付けた状態で行う必要がある。
【0017】
有害光遮光枠35は、撮影レンズ12を通ってきた光のうち、アパーチャで画定された露光範囲の外に向かう有害光を遮断する。したがって、フイルム11には露光範囲にだけ向かう被写体光だけで露光が行われ、フレアのない鮮明な画像が得られる。
【0018】
データ写し込みモジュール38の液晶板39の前面には、導光部材17の照射部17cが位置し、導光部材17の外光採光部17aから採光された外光と、ストロボ光採光部17bから採光されたストロボ光が、導光部材17内部の拡散、反射により、この照射部17cに導かれ、液晶板39に向かって照射されることによりデータ写し込み光となる。
【0019】
これにより、撮影場所が明るく、外光の光量が多い場合には、外光採光部17aから採光される外光だけでも、データ写し込み光として十分な光量を得ることができる。他方、撮影場所が暗く、外光採光部17aから採光される外光の光量が少ない場合には、ストロボ発光により、ストロボ光採光部17bからストロボ光の一部が採光されて十分な光量が確保される。
【0020】
さらに、データ写し込みモジュール38の前面にシャッタ部材43及び切替スイッチ44が設けられている。図4に示すように、シャッタ部材43は突起部43a,取り付け部43b,羽根部43c及びストッパー部43d,43eから構成され、バネ性を持った薄い金属板で形成されている。取り付け部43bはシャッタカバー37に設けられた軸37aに取り付けられ、羽根部43cがデータ写し込み光の光路上に挿入される位置と前記光路上から退避される位置との間で揺動自在とされている。
【0021】
また、シャッタボタン23に係止レバー40が形成され、突起部43aが係止している。シャッタボタン23が押圧されると、突起部43aが係止レバー40に押圧され、シャッタ部材43はデータ写し込み光の光路上から退避する退避位置に向けて時計方向に回動される。
【0022】
また、シャッタカバー37にストッパー部材37b,データ写し込みモジュール38にストッパーピン38aが設けられている。シャッタ部材43が時計方向に回動されると、羽根部43cがデータ写し込み光の光路上から退避するとともにストッパー部43eがストッパー部材37bに当接して弾性変形するので、シャッタ部材43は反時計方向に付勢される。また、このときストッパー部43dがストッパーピン38aに当接するので取り付け部43bが弾性変形しながら羽根部43cはデータ写し込み光の光路上から退避する。シャッタボタン23の押圧が解除されると、シャッタ部材43はその復元力により、データ写し込み光の光路上に挿入される挿入位置に向けて復帰する。なお、シャッタ部材43の復元力により突起部43aは係止レバー40を図中左方向に押圧するため、前記復元力はシャッタボタン23が元の位置に戻る際の補助力にもなる。
【0023】
また、レンズ付きフイルムユニット1に振動や衝撃が与えられてもストッパー部43eがストッパー部材37bに当接するので、シャッタ部材43が回動してしまうことがない。仮に、羽根部43cがデータ写し込み光の光路上から退避してしまっても、ストッパー部43dがストッパーピン38aに当接して、羽根部43cはその反射力で即座に元の位置に復帰するので、フイルム11への不用意なデータの写し込みが行われることがない。
【0024】
また、シャッタレリーズが行われると、シャッタ部材43がデータ写し込み光の光路を開放した後に、シャッタ羽根33が図示しない蹴飛ばしレバーに蹴飛ばされて図中時計方向に回動する。これにより、データシャッター部33bがデータ写し込み光の光路上から退避して、データ写し込み用開口32bが開放され、データ写し込み光がフイルム11に入射して、データ写し込みが行われる。シャッタ部材43がデータ写し込み光の光路上から退避した後に、シャッタ羽根33が回動してデータ写し込み光の光路を開放するので、フイルム11にはデータ写し込み光が確実に入射してデータ写し込みが行われる。
【0025】
切替スイッチ44には切替つまみ44aとスイッチ窓44bとが設けられている。切替つまみ44aは前カバー4から外部に露呈され、撮影者はこの切替つまみ44aを上方にセットするON位置と下方にセットするOFF位置との間で上下にスライド操作して、データ写し込みモジュール38のON/OFFを切り替える。切替つまみ44aがON位置にセットされると、スイッチ窓44bがデータ写し込み光の光路上に挿入され、液晶板39へのデータ写し込み光の照射が可能になる。切替つまみ44aがOFF位置にセットされると、スイッチ窓44bがデータ写し込み光の光路上から退避して、窓枠44cにデータ写し込み光が遮られる。これにより、液晶板39へのデータ写し込み光の照射が不可能になるので、データ写し込みが不可能になる。
【0026】
ストロボ装置7は、ベースとなる回路基板45に充電部を構成するコンデンサー、発振トランスなどの回路部品、及び電源電池46,さらにストロボ発光部14が組み付けられている。また、回路基板45の前面側に突出したピンにより受け板47が支持されている。この受け板47は、ストロボ選択つまみ15aが一体に設けられたスイッチ板15をスライド自在に保持している。
【0027】
前カバー4に設けられたストロボ選択つまみ15aを上方にスライドさせるとスイッチ板15が上昇して、スイッチ接片49が接触し、ストロボ充電が開始される。また、スイッチ板15を上昇させたときには、スイッチ板15の上端に一体に設けたアームを介してライトガイド25が上昇し、ユニット本体2から突出する。そして、充電が完了すると充電完了表示ランプが点灯し、ライトガイド25の先端が明るく光って撮影者及び被撮影者に充電完了を表示する。回路基板45に設けられたシンクロスイッチ48はストロボ発光用のトリガ信号を得るためのもので、シャッタ羽根33が開放したときにオンして放電管に印加してストロボ光を発光させる。
【0028】
図5に本実施形態の結像光学係を概略的に示す。前述のとおり、露光ユニット6に設けられた暗箱部32にはデータ写し込み用の開口32bが形成され、これを覆うようにデータ写し込みモジュール38の液晶板39が位置している。そして、シャッタ羽根33及びシャッタ部材43の開閉により、照射部17cから照射される光をデータを得る仕込み光として液晶板39を通過するデータ光55は、開口32b、有害光遮光枠35に組み込まれたデータ写し込み用の結像レンズ50を通過して、フイルム11上の露光範囲51内のデータ結像領域52に結像される。同時に、撮影レンズ12から絞り開口53を通って入射する撮影光54も、シャッタ羽根33の開閉により、撮影用開口32aから暗箱部32内へ入射し、有害光遮光枠35内部を通過して、フイルム11の露光範囲51内に結像して撮影が行われる。
【0029】
上記の実施形態の作用について説明する。図4(A)に示すように、シャッタボタン23が押下されていない状態では、ストッパー部材37bが設けられているので、シャッタ部材43が回動してしまうことがなく、仮に羽根部43cがデータ写し込み光の光路上から退避してしまってもストッパー部43dとストッパーピン38aとが当接して羽根部43cはその反射力で即座に元の位置に復帰する。これにより、切替スイッチつまみ44aがON位置にセットされたまま、レンズ付きフイルムユニット1に衝撃や振動が与えられてシャッタ羽根33が揺動してしまっても、シャッタ部材43は液晶板39を開放することがないので、写し込みデータモジュール38が作動してフイルム11への不用意なデータ写し込みが行われることがない。
【0030】
日中や明るい室内など撮影場所が明るい場合での撮影で、さらに、データ写し込みを行うには、切替つまみ44aをON位置にセットする。そして、巻上げノブ31を回動操作してフイルム1コマ送り及びシャッタチャージを行った後、シャッタボタン23を押圧する。図4(B)に示すように、シャッタボタン23が押圧されると、先ず、シャッタ部材43が図中時計方向に回動され、ストッパー部材37bとストッパーピン38aとの当接により弾性変形してデータ写し込み光の光路が開放される。これにより、前カバー4前面に露呈されている導光部材17の外光採光部17aから採光された外光は、照射部17cを通って液晶板39に導光される。
【0031】
この後、図4(C)に示すように、露光ユニット6に組み込まれたシャッタ機構が作動してシャッタ羽根33が開閉し、液晶板39を通過したデータ写し込み光がデータ写し込み開口32bから入射する。また、撮影レンズ12から入射する被写体からの撮影光がシャッタ開口32aから入射して1回の撮影が行われる。そして、シャッタボタン23の押圧が解除されると、シャッタ羽根33はシャッタ開口32aを閉鎖し、又シャッタ部材43は、データ写し込み光の光路に挿入される。なお、このデータ写し込み光は、撮影場所が明るい場合には、外光採光部17aから多量の外光が採光されるため、データ写し込みに十分な光量が得られる。また、データ写し込みを行わない場合には、切替つまみ44aをオフ位置にセットすればよい。
【0032】
また、撮影場所が暗い場合には、ストロボ撮影を行うのが通常である。ストロボ撮影を行う場合には、ストロボ選択つまみ15aを上方にスライド操作して、ストロボ充電を開始させる。撮影者は、充電完了をライトガイド25で確認して、シャッタボタン23を押圧する。これにより、上記と同様にシャッタ羽根33及びストッパー部材43が開閉して、暗箱部32内に撮影光及びデータ写し込み光が入射する。また、シャッタ羽根33が開放した瞬間にシンクロスイッチ48が瞬間的にオンしてストロボ回路にトリガ信号が送られ、これが放電管に印加されてストロボ発光が行われる。
【0033】
なお、ストロボ撮影の際には、外光は外光採光部17aから照射部17cに導光される。他方、ストロボ光採光部17bに照射されたストロボ光も照射部17cに導光される。これらの光がともにデータ写し込み光となる。
【0034】
以上のような操作の繰り返しによりユニット本体2内に収納されたフイルム11の全てに撮影が行われる。フィルム11の全てのコマに撮影が終了したレンズ付きフイルムユニット1は、現像取扱店で同時プリントが受け付けられ、現像所に回収されて現像,プリント処理が行われる。現像済みのフイルム11とプリント写真とはユーザーに返却され、レンズ付きフイルムユニット1は現像所から回収されてリサイクルされる。
【0035】
なお、上記実施形態では、シャッタ部材43をバネ性を持った薄い金属板で形成したが、プラスチック等で形成してもよい。また、シャッタボタン23とシャッタ部材43とを一体に形成してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明のレンズ付きフイルムユニットによれば、シャッタ羽根と独立して設けられ、シャッタボタンのレリーズ操作に応答して、データ写し込み光の光路上に挿入される挿入位置から前記光路上より退避する退避位置へ移動するシャッタ部材を設けたので、レンズ付きフイルムユニットに強い振動や衝撃が与えられても、不用意にデータ写し込み装置が作動することはない。
【0037】
また、前記シャッタ部材は、前記データシャッタ部がデータ写し込み光入射用開口を開放する前に前記光路上から退避するので、確実にデータ写し込みを行うことができる。
【0038】
前記シャッタ部材を回動自在に取り付けられた板状のバネ部材で構成し、シャッタ部材の回動経路上にシャッタ部材の回動を規制する回動規制部材を設けるとともに、この回動規制部材により前記シャッタボタンのレリーズ操作に連動してシャッタ部材の一端が押圧されるとシャッタ部材の回動が規制され、この規制によりシャッタ部材は弾性変形して他端が前記光路上から退避するとともに前記挿入位置に付勢されるので、簡単な構成でシャッタボタンとシャッタ部材とを連動させることができ、レンズ付きフイルムユニットへの振動や衝撃によるシャッタ部材の回動を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの外観斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットのデータ写し込み装置の要部を示す斜視図である。
【図4】シャッタ部材の動作を示す説明図である。
【図5】レンズ付きフイルムユニットの結像光学系の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 レンズ付きフイルムユニット
2 ユニット本体
23 シャッタボタン
33 シャッタ羽根
33a 撮影シャッタ部
33b データシャッタ部
37b ストッパー部材
38 データ写し込みモジュール
38a ストッパーピン
40 係止レバー
43 シャッタ部材
Claims (3)
- シャッタボタンを含む撮影機構を備えたユニット本体と、露光開口を形成する暗箱の前面に被写体光入射用開口とデータ写し込み光入射用開口とが独立して設けられ、被写体光入射用開口を開閉する撮影シャッタ部とデータ写し込み光入射用開口を開閉するデータシャッタ部とが一体に形成されたシャッタ羽根とを備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、
前記シャッタ羽根と独立して設けられ、シャッタボタンのレリーズ操作に応答して、データ写し込み光の光路上に挿入される挿入位置から前記光路上より退避する退避位置へ移動するシャッタ部材を設けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 前記シャッタ部材は、前記データシャッタ部がデータ写し込み光入射用開口を開放する前に前記光路上から退避することを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
- 前記シャッタ部材を回動自在に取り付けられた板状のバネ部材で構成し、シャッタ部材の回動経路上にシャッタ部材の回動を規制する回動規制部材を設けるとともに、この回動規制部材により前記シャッタボタンのレリーズ操作に連動してシャッタ部材の一端が押圧されるとシャッタ部材の回動が規制され、この規制によりシャッタ部材は弾性変形して他端が前記光路上から退避するとともに前記挿入位置に付勢されることを特徴とする請求項1または2記載のレンズ付きフイルムユニット。
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