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JP3668337B2 - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット Download PDF

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JP3668337B2
JP3668337B2 JP24016196A JP24016196A JP3668337B2 JP 3668337 B2 JP3668337 B2 JP 3668337B2 JP 24016196 A JP24016196 A JP 24016196A JP 24016196 A JP24016196 A JP 24016196A JP 3668337 B2 JP3668337 B2 JP 3668337B2
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修由 野口
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フイルム出入り口に開閉可能な遮光蓋を有する写真フイルムカートリッジが内蔵されたレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
当技術分野で提案され、例えば、雑誌「写真工業」((株)写真工業出版社 1995年3月号 p.27)にも記載された、写真フイルムを後端までカートリッジ本体に巻き込んでおき、フイルム出入り口の遮光に従来のテレンプ(密に植毛されたリボン)貼付に代えて、フイルム出入り口を開放する開き位置とフイルム出入り口を閉鎖して遮光する閉じ位置との間で回動自在のプラスチック製の遮光蓋が用いられる写真フイルムカートリッジが知られている。このような方式は、「Advanced Photo System 」などと呼ばれている。
【0003】
このような写真フイルムカートリッジの遮光蓋の端部には、写真フイルムカートリッジの端面から露呈される切欠状の係合部が設けられており、この係合部にカメラ等に組み込まれた駆動軸が係合されて回動されることにより遮光蓋が開閉される。
【0004】
ところで、上述した写真フイルムカートリッジは、内部に巻き取られている写真フイルムが特に現像前の状態などにおいて、不用意に遮光蓋を閉じ位置から開き位置に回動させると、写真フイルムが感光してしまう恐れがある。このように、遮光蓋を誤って閉じ位置から開き位置に回動させるなどの事故を防止するために、「Advanced Photo System 」対応の写真フイルムカートリッジは、図7に示すように、遮光蓋52が閉じ位置にある時には、カートリッジ本体に一体に突設された弾性のあるロックピン54が遮光蓋52の係合部53に形成された段差部53aに係合し(図中b位置)、遮光蓋52が不用意に開き位置方向に回動することを阻止する構造となっている。
【0005】
そして、フイルム現像時やカメラ内でのフイルム送り出し時には、遮光蓋52を回動させるための遮光蓋開閉装置の駆動軸55が、切り欠き状の係合部53に合致するように挿入される。この時、前記駆動軸55は図7に示すように、カートリッジ本体のロックピン54を段差部53aから外れるように湾曲(図中a位置)させるような形状になっているので、係合部53に駆動軸55が挿入されると、遮光蓋52とロックピン54との係合が解除され、駆動軸55の回転により遮光蓋52が開き位置に回動することが可能となる。
【0006】
このような「Advanced Photo System 」の写真フイルムカートリッジは、従来の135写真フイルムパトローネ等と比較して小型,軽量であることから、カメラはもちろんのこと、一層の薄型化,軽量化が要求されるレンズ付きフイルムユニットにも用いることが提案されている。
【0007】
上述したように、レンズ付きフイルムユニットに「Advanced Photo System 」の写真フイルムカートリッジを用いる場合には、レンズ付きフイルムユニットは写真フイルムカートリッジ内の写真フイルムを予め引き出しておき、撮影毎に写真フイルムカートリッジ内に巻き込んでいく構成であるため、写真フイルムカートリッジの取出し時に遮光蓋を閉じ位置まで一方向に回動できればよい。
【0008】
また、この遮光蓋が閉じ位置にあるときに、遮光蓋の係合部に係合して遮光蓋を回動させる駆動軸は、前述したロックピンを段差部から外れるように湾曲させる必要はなく、遮光蓋の閉鎖後は写真フイルムカートリッジはカートリッジ室から取り出されるので、遮光蓋がロックピンで閉じ位置にロックされていても何ら問題はない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような、レンズ付きフイルムユニットのカートリッジ室から写真フイルムカートリッジを取り出す際に、遮光蓋を閉じ位置に回動させる閉鎖装置の駆動軸は、カメラに用いられる遮光蓋の開閉装置における従来の駆動軸のように、遮光蓋の閉じ位置においてカートリッジ本体のロックピンと遮光蓋との係合が解除されるような形状にすると、駆動軸の直径が大きくなり、それに伴い遮光蓋の閉鎖装置も大型化し、レンズ付きフイルムユニットの小型、軽量化の障害になる。
【0010】
また、前述したように、レンズ付きフイルムユニットにおいては、カートリッジ室から写真フイルムカートリッジを取り出す際に、遮光蓋の閉じ位置においてカートリッジ本体のロックピンと遮光蓋との係合が解除されるようにしておく必要は全くなく、不必要な機能を持たせることは製造コストの上昇にもつながる。
【0011】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、フイルム出入り口に開閉自在な遮光蓋を有する写真フイルムカートリッジが内蔵され、小型、軽量でローコストに製造が可能なレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、遮光蓋を開き位置から閉じ位置に回動させる遮光蓋閉鎖装置の駆動軸に、遮光蓋の係合部に設けられた切欠の少なくとも一部と当接する突出部を形成し、この駆動軸の回転中心と突出部との長さが、前記回転中心とロックピンとの長さと同じか短くなるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの一形態について説明する。まず最初に、本発明のレンズ付きフイルムユニットに内蔵される「Advanced Photo System 」の写真フイルムカートリッジの構成について説明する。図2に示すように、写真フイルムカートリッジ2は、写真フイルム3と、この写真フイルム3を光密に収納するカートリッジ本体4からなっている。カートリッジ本体4は遮光性の樹脂で成形された相互に係合する上ケース4aと下ケース4bとで構成されている。カートリッジ本体4の中央部には、写真フイルム3の一端が係止されたスプール5が回動自在に軸着されている。
【0014】
カートリッジ本体4の一端には、写真フイルム3が出入りするフイルム出入口6が設けられている。このフイルム出入口6には、カートリッジ本体4内を光密に保持する遮光蓋7が、フイルム出入口6を閉鎖する閉じ位置と開放する開き位置との間で回動自在に軸着される。遮光蓋7の端部には、図3に示すように、切欠8aを有する係合部8が一体に設けられている。
【0015】
この遮光蓋7の係合部8には、後ほど詳述する遮光蓋閉鎖装置30の駆動軸31が係合する。そして、駆動軸31の回転により遮光蓋7が開き位置(図4(A))と閉じ位置(図4(B))との間で回動する。また、カートリッジ本体4のフイルム出入口6付近には、図4(B)に示すように、遮光蓋7が閉じ位置にあるときに、係合部8の一部に設けられた段差部8bと係合し、遮光蓋7が開き位置方向に回動することを阻止してこの遮光蓋7を閉じ位置にロックするロックピン9が、上ケース4aと一体に設けられている。
【0016】
写真フイルム3には、1撮影コマ毎に2個の割合でパーフォレーション3aが設けられ、また、一端がスプール5と係合している。このような構成により、写真フイルム3は、カートリッジ本体4内ではスプール5に巻き付けられて収納され、遮光蓋7を閉じ位置にすることによりフイルム出入口6は遮光蓋7で閉鎖され、カートリッジ本体4内は光密に保持される。また、ロックピン9が遮光蓋7の段差部8bと係合し、遮光蓋7が閉じ位置にロックされる。
【0017】
また、遮光蓋7を開き位置に回動させてフイルム出入口6を開放し、スプール5を回転させることにより、写真フイルム3はフイルム出入口6からカートリッジ本体4の外部に繰り出される。なお、遮光蓋7を閉じ位置から開き位置に回動させるには、ロックピン9を湾曲させて遮光蓋7の段差部8bと係合を解除させることが可能な直径が大きい駆動軸等を係合部8に挿入し、開き位置方向に回動させる。
【0018】
なお、レンズ付きフイルムユニットの場合には、予め全て引き出された写真フイルム3が、フイルム出入口6からカートリッジ本体4内に巻き上げられ、全量巻き上げ後に写真フイルムカートリッジが取り出されるので、フイルム出入口6から写真フイルム3が繰り出されることはない。
【0019】
次に、上述したような写真フイルムカートリッジが内蔵される本発明のレンズ付きフイルムユニットの構成について説明する。図5は、本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観斜視図であり、図6は、その本体基部の分解斜視図である。レンズ付きフイルムユニット11は、予め写真フイルムカートリッジ2が装填され各種撮影機構が組み込まれたユニット本体12と、このユニット本体12を部分的に覆う外装紙13とから構成されている。
【0020】
ユニット本体12の上面には一体成形のシャッタボタン14,撮影枚数表示窓15が、前面にはファインダ16,撮影レンズ17,ストロボ充電スイッチ18,ストロボ発光部19等が設けられている。外装紙13は、裏面に接着剤が塗布されてユニット本体12の中央部分に巻かれるように貼付され、撮影レンズ17やファインダ16,撮影枚数表示窓15等を外部に露呈させる開口が形成されている。
【0021】
ユニット本体12は、ユニット本体12の前面側を形成する前カバー21と、背面側を形成する後カバー22と、これら前カバー21と後カバー22との間に収められる本体基部23(図6参照)、及び本体基部23の前面側に組み付けられる周知の露光ユニット(図示せず)及びストロボユニット(図示せず)とから構成されている。
【0022】
露光ユニットは、図示しないが従来のレンズ付きフイルムユニットと同様に、シャッタチャージ機構,フイルム巻止め機構,カウンタ送り機構,シャッタ駆動機構及びシャッタ羽根,撮影レンズ17等を含む他、ファインダ16を構成する対物レンズと接眼レンズとがユニット化されている。ストロボユニットは、図示しないがストロボ回路が設けられたプリント基板と、これに組み付けられたストロボ発光部19とからなり、前カバー21に設けられたストロボ充電スイッチ18の押圧によってストロボ充電が行われ、シャッタレリーズにシンクロしてストロボ発光が行われる。
【0023】
図6に示すように、本体基部23の中央部には、前面側に組み付けられた露光ユニットから写真フイルム3までの間の撮影光路を遮光するアパーチャ24が設けられている。このアパーチャ24を挟む両側には、製造段階でカートリッジ本体6,写真フイルム3がロール状に巻かれたフイルムロール3bが各々収納される、カートリッジ室25,フイルムロール室26が一体に形成されている。
【0024】
これらのカートリッジ室25及びフイルムロール室26内は、本体基部23の背面側に後カバー22が組み付けられ、後カバー22に一体に形成されたカートリッジ室用の底蓋22a(図5参照)と、フイルムロール室用の底蓋(図示せず)とが閉じられることにより、内部が光密に保持される。なお、底蓋22aは、後カバー22に対して屈曲自在な薄肉部を介して連結されており、使用後のレンズ付きフイルムユニット11から写真フイルムカートリッジ2を取り出す際に開放される。
【0025】
カートリッジ室25の上面25aには、巻上げダイヤル27が回動自在に取り付けられ、その下面に一体に設けた巻上げ軸28が写真フイルムカートリッジ2のスプール5の係合穴5aに係合するようになっている。巻上げダイヤル27は、シャッタボタン14の押圧による1コマの撮影ごとに図中反時計方向に回動操作され、巻上げダイヤル27にロックが掛かるまでのスプール5の回転によって、1コマ分の写真フイルム3がカートリッジ本体4に巻き込まれる。
【0026】
また、この写真フイルム3の1コマ分の巻き上げによって、パーフォレーション3aに係合された露光ユニットの二歯スプロケットが回動される。露光ユニットではこの二歯スプロケットの回動力を利用して、フイルム巻止め,シャッタチャージ,撮影枚数表示の更新等を行っている。そして、シャッタボタン14の押圧による撮影と、巻上げダイヤル27の回動操作とを繰り返すことによって、写真フイルム3の後端側(スプール5に係止された側)から先端側に向かって順次撮影が行われる。
【0027】
カートリッジ室上面25aには巻上げダイヤル27の他に、遮光蓋閉鎖装置30を構成する駆動軸31及び駆動機構である回動部材32とバネ33とが組み付けられる。回動部材32は、開口34に挿入されて遮光蓋7の係合部8に係合される駆動軸31と、駆動軸31の上部に一体に形成されてカートリッジ室25の上面25aに配置される係止レバー36と、バネ33が組み付けられるバネ保持部37とから構成されている。
【0028】
バネ33は回動部材32を図中反時計方向(遮光蓋7の閉じ方向)に付勢するもので、このバネ33の付勢による回動部材32の反時計方向への回動によって、遮光蓋7は閉じ位置に回動される。
【0029】
上記回動部材32は、バネ33の付勢に抗して遮光蓋7の開き位置に保持され、開き位置にある遮光蓋7の係合部8に駆動軸31が係合される。そして、レンズ付きフイルムユニット11の使用後に写真フイルムカートリッジ2を取り出す際に、回動部材32の保持が解除されることによってバネ33の付勢で遮光蓋7の閉じ方向に回動され、駆動軸31に係合された遮光蓋7も閉じ位置に回動される。このように、回動部材32を遮光蓋7の開き位置に保持するとともに、写真フイルムカートリッジ2を取り出す際に回動部材32の保持を解除するのが、カートリッジ室25とアパーチャ24との間に上下方向でスライド自在に組み付けられた棒状の連結部材38である。
【0030】
連結部材38は、カートリッジ室25とアパーチャ24との間に形成されたガイド溝39に、上端部38aがカートリッジ室上面25aよりも突出された状態で爪部材によって保持される。そして、この上端部38aで回動部材32の係止レバー36をバネ33の付勢に抗して押さえることにより、回動部材32を遮光蓋7の開き位置に保持する。
【0031】
また、回動部材32を保持した状態の連結部材38は、下端に形成された係合爪38bがカートリッジ室25の底面を覆う底蓋22aに一体に形成された爪部材(図示せず)に係止される。そして、レンズ付きフイルムユニット11の使用後に写真フイルムカートリッジ2を取り出すために底蓋22aを開放すると、底蓋22aの爪部材に係止された連結部材38が下方に向けてスライドされる。これにより、連結部材38の上端部38aはカートリッジ室上面25aよりも下方に移動されるので、係止レバー36の保持が外れて回動部材32はバネ33の付勢で図中反時計方向に回動される。このときに、駆動軸31に係合された遮光蓋7も閉じ位置に回動される。
【0032】
上記駆動軸31は、図3に示すように、遮光蓋7の係合部8内に挿入される円形の軸部31aと、この軸部31aから突出した突出部31bとからなり、回動部材32が閉じ位置方向に回動することによって、遮光蓋7が閉じ位置に回動される。このような駆動軸31の突出部31bは、図1に示すように、遮光蓋7を閉じ位置に回動した時に、カートリッジ本体4のロックピン9と遮光蓋7の段差部8bとの係合を解除せずに、遮光蓋7が閉じ位置でロックピン9によりロックされた状態になるような形状に形成されている。
【0033】
以上のような構成の作用について説明する。レンズ付きフイルムユニット11は、シャッタボタン14を押圧して1撮影コマ分の撮影を行い、巻上げダイヤル27を回動させて写真フイルムカートリッジ2のスプール5を回動させ、撮影済みの写真フイルム3をカートリッジ本体4内に収納していく。
【0034】
そして、全撮影コマの撮影が完了し、写真フイルム3が全てカートリッジ本体4内に巻き込まれると、写真フイルムカートリッジ2がユニット本体12に収納されたまま、現像取扱店等にプリント依頼される。レンズ付きフイルムユニット11は、現像、プリントに際して、先ずカートリッジ室25から写真フイルムカートリッジ2を取り出す作業が行われる。
【0035】
カートリッジ室25から写真フイルムカートリッジ2を取り出すために、底蓋22aを開放すると、底蓋22aの爪部材に係止された連結部材38が下方に向けてスライドされる。そして、連結部材38の上端部38aはカートリッジ室上面25aよりも下方に移動されるので、係止レバー36の保持が外れて回動部材32はバネ33の付勢で反時計方向に回動される。これにより、駆動軸31に係合された遮光蓋7も閉じ位置に回動し、フイルム出入口6は遮光蓋7で閉鎖され、カートリッジ本体4内は光密に保持される。
【0036】
この時、駆動軸31の突出部31bは、図1に示すように、遮光蓋7を閉じ位置に回動した時に、カートリッジ本体4のロックピン9と遮光蓋7の段差部8bとの係合を解除せずに、遮光蓋7が閉じ位置でロックピン9によりロックされた状態になるような形状に形成されているので、閉じ位置で駆動軸31が係合部8に係合している状態においても、遮光蓋7は閉じ位置でロックされている。
【0037】
このような駆動軸は、従来のような、遮光蓋を開き位置と閉じ位置の双方向に回動させる場合、図1中のCで示す点線斜線のように、突出部の形状を、閉じ位置でロックピン9を湾曲させて遮光蓋7の段差部8bとの係合を解除させるように形成しなければならなかった。このため、従来の駆動軸の回転径は図1中のDで示す一点鎖線のように大きくならざるを得なかった。
【0038】
しかし、レンズ付きフイルムユニットにおいては、写真フイルムカートリッジの取り出し時に、遮光蓋を閉じ位置まで回動させるだけでよく、ロックピンと遮光蓋との係合を解除して遮光蓋を開き位置に回動させる機能は不要である。従って、本発明のレンズ付きフイルムユニット11における遮光蓋閉鎖装置30の駆動軸31の回転径は、図1中のEで示す実線のように従来の駆動軸よりも大幅に小径なので、遮光蓋閉鎖装置30をコンパクトに構成することができ、レンズ付きフイルムユニット11を小型、軽量にすることが可能になる。また、ロックピンと遮光蓋との係合を解除して遮光蓋を開き位置に回動させるという不必要な機能が省略でき、レンズ付きフイルムユニットの製造コストを低減させることが可能になる。
【0039】
以上のようにして遮光蓋7が閉じ位置に回動された写真フイルムカートリッジ2は、カートリッジ室25から取り出され、現像、プリント工程に送られ、処理される。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、遮光蓋を開き位置から閉じ位置に回動させる遮光蓋閉鎖装置の駆動軸に、遮光蓋の係合部に設けられた切欠の少なくとも一部と当接する突出部を形成し、この駆動軸の回転中心と突出部との長さが、前記回転中心とロックピンとの長さと同じか短くなるようにしたので、フイルム出入り口に開閉自在な遮光蓋を有する写真フイルムカートリッジが内蔵され、小型、軽量でローコストに製造が可能なレンズ付きフイルムユニットを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットにおける、遮光蓋閉鎖装置の駆動軸と、写真フイルムカートリッジの遮光蓋の係合部との係合部を示す説明図である。
【図2】写真フイルムカートリッジの形状を示す斜視図である。
【図3】遮光蓋閉鎖装置の駆動軸と、写真フイルムカートリッジの遮光蓋の係合部とを示す斜視図である。
【図4】遮光蓋閉鎖装置の駆動軸と遮光蓋及びロックピンの動きを示す説明図である。
【図5】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの外観斜視図である。
【図6】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットの本体基部と写真フイルムカートリッジを示す分解斜視図である。
【図7】従来の遮光蓋閉鎖装置の駆動軸と、写真フイルムカートリッジの遮光蓋の係合部との係合部を示す説明図である。
【符号の説明】
2 写真フイルムカートリッジ
4 カートリッジ本体
6 フイルム出入口
7 遮光蓋
8 係合部
8a 切欠部
8b 段差部
9 ロックピン
30 遮光蓋閉鎖装置
31 駆動軸
31a 軸部
31b 突出部

Claims (1)

  1. フイルム出入り口を光密に閉鎖する閉じ位置と開放する開き位置との間で回動自在に軸着され、切欠を有するC字型の係合部が端部に一体に設けられた遮光蓋と、前記切欠の外縁に設けられた段差部に落ち込んで前記遮光蓋の回動を閉じ位置で抑止するロックピンとからなる写真フイルムカートリッジと、この写真フイルムカートリッジが収納されるカートリッジ室と、前記係合部に挿入される駆動軸を回転させて、前記遮光蓋を前記開き位置から閉じ位置に回動させる遮光蓋閉鎖装置とを有するレンズ付きフイルムユニットにおいて、
    前記駆動軸に前記切欠の少なくとも一部と当接する突出部を形成し、この駆動軸の回転中心と前記突出部との長さが、前記回転中心と前記ロックピンとの長さと同じか短くなるようにしたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
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