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JP3847496B2 - 電子デバイス及びその製造方法 - Google Patents

電子デバイス及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の電子デバイスの封止や保護に使用される保護膜、およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に電子デバイスは水分や熱など外部の環境に影響を受けやすいため何らかの封止が施されているが、最近の電子デバイスの高密度、高精度化に伴い、より信頼性の高い封止技術が不可欠になっており様々な研究が行われている。
【0003】
また、使用される材料もこれまでの無機材料から、有機材料の多様性を生かした有機/無機複合系へと変化しつつあり、水分や熱、応力等の外部環境の影響を受けやすい有機物の劣化をいかにして抑えるかが課題となってきている。
【0004】
このような有機材料を用いたデバイスで最近注目を集めているものに有機エレクトロルミネッセンス素子がある。
【0005】
エレクトロルミネッセンス素子とは、固体蛍光性物質の電界発光を利用した発光デバイスであり、これまで無機系材料を発光体として用いた無機エレクトロルミネッセンス素子が実用化され、液晶ディスプレイのバックライトやフラットディスプレイ等へ応用されている。さらに、最近になって有機系材料を発光体とした有機エレクトロルミネッセンス素子も実用化され始めている。
【0006】
ここで、従来の有機エレクトロルミネッセンス素子について図5を用いて説明する。
【0007】
図5は従来の有機エレクトロルミネッセンス素子の要部断面図である。
【0008】
図5において、1は基板、2は陽極、3は有機薄膜層、4は正孔輸送層、5は発光層、6は陰極である。
【0009】
図5に示したように従来の有機エレクトロルミネッセンス素子は、ガラス等の透明又は半透明な基板1と、基板1上にスパッタリング法や抵抗加熱蒸着法等により形成されたITO等の透明な導電性膜からなる陽極2と、陽極2上に抵抗加熱蒸着法等により形成されたN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ジフェニル−4,4’−ジアミン(以下、TPDと略称する。)等からなる正孔輸送層4と、正孔輸送層4上に抵抗加熱蒸着法等により形成された8−ハイドロキシキノリンアルミニウム(8−Hydroxyquinoline Aluminum、以下、Alq3と略称する。)等からなる発光層5と、発光層5上に抵抗加熱蒸着法等により形成された金属膜等からなる陰極6と、を備えている。
【0010】
上記構成を有する有機エレクトロルミネッセンス素子の陽極2をプラス極として、また陰極6をマイナス極として直流電圧又は直流電流を印加すると、陽極2から正孔輸送層4を介して発光層5に正孔が注入され、陰極6から発光層5に電子が注入される。発光層5では正孔と電子の再結合が生じ、これに伴って生成される励起子が励起状態から基底状態へ移行する際に発光現象が起こる。また、有機薄膜層3を構成する層構造や発光層5に用いる材料を変えることによって、発光波長を変えることができる。
【0011】
このような有機エレクトロルミネッセンス素子の発光特性を向上させるために、これまで、1)発光層や正孔輸送層等の有機薄膜層の構成やこれに用いる有機材料の改良、又は2)陽極、陰極に用いる材料の改良が検討されてきた。
【0012】
例えば、2)については、発光層へ電子の注入が容易となるように陰極と発光層との障壁を低くすることを目的として、米国特許4885211号公報に記載のMg−Ag合金や特開平5−121172号公報に記載のAl−Li合金等のような仕事関数が小さく、かつ電気伝導性の高い材料が提案され、現在でもこのような材料が広く用いられている。
【0013】
しかしながら、これらの合金材料は活性が高く、化学的に不安定であるために、空気中の水分や酸素との反応によって腐食や酸化を生じる。このような陰極の腐食や酸化は、発光層内に存在するダークスポット(D.S.)と呼ばれる未発光部を著しく成長させ、有機エレクトロルミネッセンス素子における経時的な特性劣化の原因となっている。
【0014】
また、陰極に限らず、発光層や正孔輸送層等の有機薄膜層に用いられる有機材料についても、一般に水分や酸素との反応によって構造の変化を生じるため、同様にダークスポットの成長を招く原因となる。
【0015】
本願発明者らは、ダークスポットの成長に関して様々な観点から検討した結果、例えば10-4Torr程度の真空中に存在するような極微量の水分であっても、ダークスポットの成長を促進させてしまうことを発見した。したがって、ダークスポットの成長を完全に無くし、有機エレクトロルミネセンス素子の耐久性や信頼性を高めるためには、陰極や有機薄膜層に用いる材料と水分や酸素との反応を防止するために、有機エレクトロルミネッセンス素子全体が封止されている必要がある。
【0016】
有機エレクトロルミネセンス素子の封止については、これまで主に二つの方法による検討が行われてきた。その一つは、蒸着法等の真空成膜技術を用いて有機エレクトロルミネセンス素子の外表面に保護膜を形成するものであり、他方は、ガラス製キャップ等からなるシールド材を有機エレクトロルミネセンス素子に封着するものである。
【0017】
前者の保護膜を形成して有機エレクトロルミネセンス素子を封止する方法については、例えば特開平6−96858号公報ではGeO、SiO、AlF3等をイオンプレーティング法により有機エレクトロルミネセンス素子の外表面に形成する方法が開示されている。
【0018】
また、特開平10−261487号公報ではSi34やダイアモンド様炭素膜等をECRプラズマCVD法により有機エレクトロルミネセンス素子の外表面に形成する方法が開示されている。
【0019】
さらに、特開平7−211455号公報では、吸水率1%以上の吸水物質と吸収率0.1%以下の防湿性物質からなる保護膜を形成する方法が開示されている。
【0020】
後者のシールド材を封着して有機エレクトロルミネセンス素子を封止する方法としては、無機エレクトロルミネッセンス素子で既に用いられているように、背面電極の外側にガラス板を設け、背面電極とガラス板の間にシリコーンオイルを封入する方法や、特開平5−89959号公報に開示されているように、絶縁性無機化合物からなる保護膜を形成した後、電気絶縁ガラス又は電気絶縁性気密流体によりシールドする方法、さらには特開平6−176867号公報や特開平9−148066号公報に記載の封着した気密容器内に乾燥剤を封入する方法等がある。
【0021】
このように有機エレクトロルミネッセンス素子の封止には様々な手法が試みられているが、有機エレクトロルミネッセンス素子の大きな特徴である薄さを生かすためには、薄い保護膜のみで封止することが好ましい。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
これまで、一般的な電子デバイスの保護膜にはスパッタリング法を用いたSiO2やAl23が使用されてきた。しかしながら、有機エレクトロルミネッセンス素子は耐熱性がないため、通常のスパッタリング法のような成膜時に温度上昇する成膜法は不向きである。
【0023】
また、その他の保護膜形成法としては蒸着法、電子ビーム蒸着法、イオンプレーティング法等が考えられるが、蒸着法では膜質がポーラス、また電子ビーム蒸着法、イオンプレーティング法では温度上昇を招く等の問題があり、いまのところ、有機エレクトロルミネッセンス素子に適した保護膜の形成法は確立されていない。
【0024】
そのため、例えば、特開平6−96858号公報に記載されているイオンプレーティング法を用いた保護膜の形成では、膜形成時の温度上や成膜後の膜応力のため、保護膜の厚膜化が困難であり、全てのダークスポットの成長を抑えることはできなかった。
【0025】
また、特開平10−261487号公報に記載のECRプラズマCVD法を用いた保護膜の形成では、SiH4等のガスを原料に使用する必要があり製造方法が煩雑なためコスト高を招く。さらに、ガスの入手が困難な材料は成膜できない等の問題点があった。
【0026】
また、従来から試みられているシールド材による封止も、封着材の改良がなされてはいるものの今のところ完全にダークスポットの成長を抑えるには至っていない。
【0027】
本発明は上記課題を解決するものであり有機エレクトロルミネッセンス素子をはじめとする電子デバイスに、低温で成膜でき、かつ緻密で外部からの水分、酸素等の侵入を防ぐことが可能な保護膜が形成された電子デバイス及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、基板上に配置された一対の電極と、その間に少なくとも一層の有機薄膜層が狭持された積層体とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子からなる電子デバイスであって、その素子外表面の少なくとも一部分にECRプラズマスパッタリング法によって、Flow Rate Ratioを0<O 2 /(N 2 +O 2 )<1で、且つ膜厚が2.0μm以上となるシリコン窒化酸化物(SiON)を成膜した構成とした。
【0029】
これにより、ECRプラズマススパッタリング法によってシリコン窒化酸化物を素子外表面に成膜する際、成膜時における素子への負荷を抑制することができると共に厚膜化を実現できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の発明は、少なくとも一層の保護膜によって保護されている電子デバイスの製造方法であって、この保護膜の形成がECR(electron cyclotron resonance)プラズマスパッタリング法によって行われることとしたものであり、低温で緻密な膜を成膜することができ、これにより外部からの水分、酸素等の侵入を防ぐことが可能になるため信頼性の高いデバイスを得ることができるという作用を有する。
【0031】
本発明の第2の発明は、第1の発明において、少なくとも一層の保護膜の形成がECRプラズマスパッタリング法によって行われることを特徴とする電子デバイスの製造方法において、前記電子デバイスが、基板上に配置された一対の電極と、その間に少なくとも一層の有機薄膜層が狭持された積層体とを有し、その外表面のすくなくとも一部分が保護膜によって保護された有機エレクトロルミネッセンス素子であることとしたものであり、熱により有機エレクトロルミネッセンス素子を破壊することなく緻密な膜を成膜でき、外部からの水分、酸素等の侵入を防ぐことが可能になるため、ダークスポットの成長を抑えた信頼性の高い有機エレクトロルミネッセンス素子を得ることができるという作用を有する。
【0032】
本発明の第3の発明は、電気的に機能する電子デバイスであって、その外表面の少なくとも一部分がシリコン窒化酸化物(SiON)によって保護されていることとしたものであり、保護膜の応力を低減でき、厚膜化が可能になるため信頼性の高いデバイスを得ることができるという作用を有する。
【0033】
本発明の第4の発明は、第3の発明において、前記デバイス外表面の少なくとも一部分がシリコン窒化酸化物(SiON)によって保護された電子デバイスが、基板上に配置された一対の電極と、その間に少なくとも一層の有機薄膜層が狭持された積層体とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子であることとしたものであり、保護膜の応力により素子部を破壊することなく、厚膜の保護膜を形成でき、ダークスポットの成長を抑えた信頼性の高い有機エレクトロルミネッセンス素子を得ることができるという作用を有する。
【0034】
本発明の第5の発明は、電気的に機能する電子デバイスであって、その外表面の少なくとも一部分がECRプラズマスパッタリング法によって形成されたシリコン窒化酸化物(SiON)によって保護されていることとしたものであり、成膜時の温度上昇によってデバイスを破壊することなく緻密な膜を形成でき、かつ厚膜化が可能になるため信頼性の高い電子デバイスを得ることができるという作用を有する。
【0035】
本発明の第6の発明は、第6の発明において、前記デバイス外表面の少なくとも一部分がECRプラズマスパッタリング法によって形成されたシリコン窒化酸化物(SiON)によって保護されていることを特徴とする電子デバイスが、基板上に配置された一対の電極と、その間に少なくとも一層の有機薄膜層が狭持された積層体とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子であることとしたものであり、成膜時の温度上昇によって有機エレクトロルミネッセンス素子を破壊することなく緻密な膜を形成でき、かつ厚膜化が可能になるためダークスポットの成長を抑えた信頼性の高い有機エレクトロルミネッセンス素子を得ることができるという作用を有する。
【0036】
上記発明のECRプラズマスパッタリング法は、低温で成膜することが可能であるため、有機エレクトロルミネッセンス素子に限らず、熱によって特性が低下するようなデバイスをはじめ、どのようなデバイスにも保護膜を形成することが可能である。
【0037】
また、上記発明のシリコン窒化酸化物(SiON)は、SiO2やSiNに比べ応力が小さいためデバイスへの影響を低く抑えることが可能である。また、その透湿性もSiO2より優れていることから、高耐湿性を必要とするデバイスの封止に最適である。
【0038】
上記発明の基板としては、透明又は半透明なガラス、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、非晶質ポリオレフィン等が用いられる。さらに、これらの材料を薄膜とした可撓性を有するものやフレキシブル基板でも良い。
【0039】
陽極としては、ITO、ATO(SbをドープしたSnO2)、AZO(AlをドープしたZnO)等が用いられる。
【0040】
また、有機薄膜層は、発光層のみの単層構造の他に、正孔輸送層と発光層又は発光層と電子輸送層の2層構造や、正孔輸送層と発光層と電子輸送層の3層構造のいずれの構造でもよい。但し、このような2層構造又は3層構造の場合には、正孔輸送層と陽極が、又は電子輸送層と陰極が接するように積層して形成される。
【0041】
また、発光層としては、可視領域で蛍光特性を有し、かつ成膜性の良い蛍光体からなるものが好ましく、Alq3やBe−ベンゾキノリノール(BeBq2)の他に、2,5−ビス(5,7−ジ−t−ペンチル−2−ベンゾオキサゾリル)−1,3,4−チアジアゾール、4,4’−ビス(5,7−ベンチル−2−ベンゾオキサゾリル)スチルベン、4,4’−ビス〔5,7−ジ−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサゾリル〕スチルベン、2,5−ビス(5,7−ジ−t−ベンチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフィン、2,5−ビス(〔5−α,α−ジメチルベンジル〕−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン、2,5−ビス〔5,7−ジ−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサゾリル〕−3,4−ジフェニルチオフェン、2,5−ビス(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン、4,4’−ビス(2−ベンゾオキサイゾリル)ビフェニル、5−メチル−2−〔2−〔4−(5−メチル−2−ベンゾオキサイゾリル)フェニル〕ビニル〕ベンゾオキサイゾリル、2−〔2−(4−クロロフェニル)ビニル〕ナフト〔1,2−d〕オキサゾール等のベンゾオキサゾール系、2,2’−(p−フェニレンジビニレン)−ビスベンゾチアゾール等のベンゾチアゾール系、2−〔2−〔4−(2−ベンゾイミダゾリル)フェニル〕ビニル〕ベンゾイミダゾール、2−〔2−(4−カルボキシフェニル)ビニル〕ベンゾイミダゾール等のベンゾイミダゾール系等の蛍光増白剤や、トリス(8−キノリノール)アルミニウム、ビス(8−キノリノール)マグネシウム、ビス(ベンゾ〔f〕−8−キノリノール)亜鉛、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)アルミニウムオキシド、トリス(8−キノリノール)インジウム、トリス(5−メチル−8−キノリノール)アルミニウム、8−キノリノールリチウム、トリス(5−クロロ−8−キノリノール)ガリウム、ビス(5−クロロ−8−キノリノール)カルシウム、ポリ〔亜鉛(「)−ビス(8−ヒドロキシ−5−キノリノニル)メタン〕等の8−ヒドロキシキノリン系金属錯体やジリチウムエピンドリジオン等の金属キレート化オキシノイド化合物や、1,4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−(3−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(4−メチルスチリル)ベンゼン、ジスチリルベンゼン、1,4−ビス(2−エチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(3−エチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(2−メチルスチリル)2−メチルベンゼン等のスチリルベンゼン系化合物や、2,5−ビス(4−メチルスチリル)ピラジン、2,5−ビス(4−エチルスチリル)ピラジン、2,5−ビス〔2−(1−ナフチル)ビニル〕ピラジン、2,5−ビス(4−メトキシスチリル)ピラジン、2,5−ビス〔2−(4−ビフェニル)ビニル〕ピラジン、2,5−ビス〔2−(1−ピレニル)ビニル〕ピラジン等のジスチルピラジン誘導体や、ナフタルイミド誘導体や、ペリレン誘導体や、オキサジアゾール誘導体や、アルダジン誘導体や、シクロペンタジエン誘導体や、スチリルアミン誘導体や、クマリン系誘導体や、芳香族ジメチリディン誘導体等が用いられる。さらに、アントラセン、サリチル酸塩、ピレン、コロネン等も用いられる。
【0042】
また、正孔輸送層としては、正孔移動度が高く、透明で成膜性の良いものが好ましくTPDの他に、ポルフィン、テトラフェニルポルフィン銅、フタロシアニン、銅フタロシアニン、チタニウムフタロシアニンオキサイド等のポリフィリン化合物や、1,1−ビス{4−(ジ−P−トリルアミノ)フェニル}シクロヘキサン、4,4’,4’’−トリメチルトリフェニルアミン、N,N,N’,N’−テトラキス(P−トリル)−P−フェニレンジアミン、1−(N,N−ジ−P−トリルアミノ)ナフタレン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)−2−2’−ジメチルトリフェニルメタン、N,N,N’,N’−テトラフェニル−4,4’−ジアミノビフェニル、N,N’−ジフェニル−N,N’−ジ−m−トリル−4,N,N−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−4,4’−ジアミン、4’−ジアミノビフェニル、N−フェニルカルバゾ−ル等の芳香族第三級アミンや、4−ジ−P−トリルアミノスチルベン、4−(ジ−P−トリルアミノ)−4’−〔4−(ジ−P−トリルアミノ)スチリル〕スチルベン等のスチルベン化合物や、トリアゾール誘導体や、オキサジザゾール誘導体や、イミダゾール誘導体や、ポリアリールアルカン誘導体や、ピラゾリン誘導体や、ピラゾロン誘導体や、フェニレンジアミン誘導体や、アニールアミン誘導体や、アミノ置換カルコン誘導体や、オキサゾール誘導体や、スチリルアントラセン誘導体や、フルオレノン誘導体や、ヒドラゾン誘導体や、シラザン誘導体や、ポリシラン系アニリン系共重合体や、高分子オリゴマーや、スチリルアミン化合物や、芳香族ジメチリディン系化合物や、ポリ3−メチルチオフェン等の有機材料が用いられる。また、ポリカーボネート等の高分子中に低分子の正孔輸送層用の有機材料を分散させた、高分子分散系の正孔輸送層も用いられる。
【0043】
また、電子輸送層としては、1,3−ビス(4−tert−ブチルフェニル−1,3,4−オキサジアゾリル)フェニレン(OXD−7)等のジョキサジアゾール誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘導体等が用いられる。
【0044】
また、陰極としては、仕事関数の低い金属もしくは合金が用いられ、Al、In、Mg、Ti等の金属や、Mg−Ag合金、Mg−In合金等のMg合金や、Al−Li合金、Al−Sr合金、Al−Ba合金等のAl合金等が用いられる。
【0045】
以下に本発明の実施の形態について説明する。
【0046】
(実施の形態1)
本発明の一実施の形態における保護膜の形成法について述べる。
【0047】
プラズマを利用した成膜法は励起種の生成が容易であり、プロセスの低温化が可能であるため各種の膜形成に使用されている。この中でECRプラズマスパッタリング法は、電子サイクロトロン共鳴(ECR)を利用して低ガス圧(≪10-4Torr)でプラズマを発生させ、このプラズマにより固体ターゲットをイオン化して、膜を形成する方法である。
【0048】
図1は、ECRプラズマスパッタリング法に用いられるマイクロ波分岐結合型ECRスパッタ装置の模式図である。マグネトロンにより発生したマイクロ波(2.45GHz)は分岐された後、それぞれ石英窓を通してプラズマ室へと供給される。また、プラズマ室には、マイクロ波の周波数2.45GHzに対してECR条件が成り立つように外部コイルにより875Gの磁場を印加され、このプラズマ室にAr、O2、N2等が導入することで、プラズマが生成する。このプラズマの出口にSi等のターゲットを配置し、RF電圧を印加してスパッタを行う。
【0049】
次に、図2を用いて有機エレクトロルミネッセンス素子への保護膜の形成について説明する。
【0050】
図2は、本発明の一実施の形態における有機エレクトロルミネセンス素子の要部断面図である。
【0051】
図2において、7は保護膜であり、この保護膜はECRプラズマスパッタリング法で成膜した。
【0052】
また、基板1、陽極2、有機薄膜層3、正孔輸送層4、発光層5、陰極6は従来の技術で示した従来例の有機エレクトロミネッセンス素子と同様のものであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
【0053】
図2に示したように、本実施の形態における有機エレクトロルミネッセンス素子は、素子外表面のすくなくとも一部分がECRプラズマスパッタリング法で成膜された保護膜によって保護されている。
【0054】
本実施の形態における有機エレクトロルミネッセンス素子が、従来例と異なっているのは、ECRプラズマスパッタリング法により保護膜を形成したことである。これにより陰極6をはじめとする有機エレクトロルミネッセンス素子を破壊することなく外部からの水分、酸素等の侵入を防止する緻密な膜を形成することが可能となる。
【0055】
なお、上記構成を有する本実施の形態における有機エレクトロルミネセンス素子の動作は、従来例と同様のものであるので説明は省略する。
【0056】
以上のように本実施の形態によれば、基板上に配置された一対の電極と、その間に少なくとも一層の有機薄膜層が狭持された積層体とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子において、その外表面の少なくとも一部分をECRプラズマスパッタリング法で成膜した保護膜によって保護することにより、外部からの水分、酸素等の侵入を防ぐことが可能になり、ダークスポットの成長を抑えた信頼性の高い有機エレクトロルミネッセンス素子を得ることが可能となる。
【0057】
なお、本実施の形態においては、有機薄膜層が正孔輸送層と発光層からなる二層構造の場合について説明したが、その構造については前述のように特にこれに限定されるものではない。
【0058】
また、封止の形態についても、本実施の形態においては保護膜のみで封止した場合について説明したが、特にこの形態に限定されるものではなく、保護膜とシールド材等との組み合わせであっても何等問題ない。
【0059】
(実施の形態2)
次に本発明の一実施の形態における有機エレクトロルミネッセンス素子について述べる。
【0060】
図3は、本発明の一実施の形態における有機エレクトロルミネッセンス素子の要部断面図である。
【0061】
図3において、8はECRプラズマスパッタリング法で成膜したSiONからなる保護膜である。また、基板1、陽極2、有機薄膜層3、正孔輸送層4、発光層5、陰極6は従来例と同様のものであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
図3に示したように、本実施の形態における有機エレクトロルミネッセンス素子は、素子外表面のすくなくとも一部分がECRプラズマスパッタリング法で成膜されたSiONによって保護されている。
【0063】
本実施の形態における有機エレクトロルミネッセンス素子が、従来例と異なっているのは、ECRプラズマスパッタリング法によりSiONを保護膜として形成し、またこのSiONが厚膜である点である。これにより成膜時の温度上昇によって陰極6をはじめとする有機エレクトロルミネッセンス素子を破壊することなく緻密な膜を形成でき、かつ厚膜化が可能になるためダークスポットの成長を抑えた信頼性の高い有機エレクトロルミネッセンス素子を得ることができる。
【0064】
なお、本実施の形態においても、有機薄膜層が正孔輸送層と発光層からなる二層構造の場合について説明したが、その構造については前述のように特にこれに限定されるものではない。
【0065】
また、封止の形態についても、本実施の形態においては保護膜のみで封止した場合について説明したが、特にこの形態に限定されるものではなく、保護膜とシールド材等との組み合わせであっても何等問題ない。
【0066】
【実施例】
(実施例1)
スパッタリング法により、ガラス基板上に膜厚160nmのITO膜を形成した後、ITO膜上にレジスト材(東京応化社製、OFPR−800)をスピンコート法により塗布して厚さ10μmのレジスト膜を形成し、マスク、露光、現像してレジスト膜を所定の形状にパターニングした。次に、このガラス基板を60℃で50%の塩酸中に浸漬して、レジスト膜が形成されていない部分のITO膜をエッチングした後、レジスト膜も除去し、所定のパターンのITO膜からなる陽極が形成されたガラス基板を得た。
【0067】
次に、このガラス基板を、洗剤(フルウチ化学社製、セミコクリーン)による5分間の超音波洗浄、純水による10分間の超音波洗浄、アンモニア水1(体積比)に対して過酸化水素水1と水5を混合した溶液による5分間の超音波洗浄、70℃の純水による5分間の超音波洗浄の順に洗浄処理した後、窒素ブロアーでガラス基板に付着した水分を除去し、さらに250℃に加熱して乾燥した。
【0068】
次に、ガラス基板の陽極側の表面に、2×10-6Torr以下の真空度まで減圧した抵抗加熱蒸着装置内にて、正孔輸送層としてTPDを約50nmの膜厚で形成した。
【0069】
次に、同様に抵抗加熱蒸着装置内にて、正孔輸送層上に発光層としてAlq3を約60nmの膜厚で形成した。なお、TPDとAlq3の蒸着速度は、共に0.2nm/sであった。
【0070】
次に、同様に抵抗加熱蒸着装置内にて、発光層上に15at%のLiを含むAl−Li合金を蒸着源として、陰極を150nmの膜厚で成膜した。
【0071】
この有機エレクトロルミネッセンス素子の上部に、ECRプラズマスパッタリング法により、SiO2、及びSiNを保護膜として形成した。
【0072】
なお成膜条件は、マイクロ波パワー(microwave power)=300W、RFパワー=100W、ガス流量(Ar)=16sccm、Flow Rate Ratio O2/(N2+O2)=0(SiN)、1(SiO2)で行った。なお、その際の膜厚はいずれも0.5μmとした。
【0073】
また、同様にして陰極までを形成した有機エレクトロルミネッセンス素子の上部に、真空蒸着法により成膜可能な一酸化ゲルマニウム(GeO)を0.5μm形成した素子、及び電子ビーム蒸着法によりSiO2を0.5μm形成した素子を作製した。
【0074】
以上4種類の有機エレクトロルミネセンス素子の、封止直後の発光面のダークスポットと、60℃90%RH環境下で500時間保存した後のダークスポットとを比較した。
【0075】
その結果、(表1)に示すようにダークスポット成長の抑制効果はSiN(ECR)>SiO2(ECR)≫SiO2(電子ビーム蒸着)>GeO(蒸着)の順であった。
【0076】
【表1】
Figure 0003847496
【0077】
このように同じ材料(SiO2)を保護膜として使用しても、その形成法の違いにより効果に差が発生した。これはECRプラズマスパッタリング法で成膜した保護膜が他の蒸着法等で成膜したものに比べ緻密な膜を形成しており、これにより外部から素子部への水分及び酸素の侵入が抑制されたためと考えられる。
【0078】
(実施例2)
実施例1と同様にして、有機エレクトロルミネッセンス素子を作製した後、その上部にECRプラズマスパッタリング法により保護膜を形成した。その際、Flow Rate Ratio O2/(N2+O2)を変えることでSiO2からSiON、SiNまで膜の組成を変化させ、それぞれの成膜可能膜厚と、60℃90%RH環境下でのダークスポットの成長を評価した。なお、成膜可能膜厚とは素子にダメージを与えない範囲の膜厚であり、それ以上成膜するとクラック等が発生してしまう。また、その他の成膜条件は、いずれも実施例1と同様である。
【0079】
まず、形成可能な膜厚を図4に示す。このようにFlow Rate Ratio O2/(N2+O2)が0.036から0.08の時、形成できる膜厚は3μmと最も厚く、それ以外の領域ではN2及びO2の分圧が高くなるほど成膜可能膜厚は薄くなってしまう。これは、SiO2やSiNに比べSiONの応力が小さいためだと考えられる。
【0080】
次に、各Flow Rate Ratio O2/(N2+O2)で形成可能な保護膜の厚さと、その60℃90%RH環境下500時間保存後のダークスポットサイズとを(表2)に示す。
【0081】
【表2】
Figure 0003847496
【0082】
このように、膜自体の透湿性はSiNが最も優れ、以下SiON、SiO2の順であるが、形成できる膜厚を考慮すると、有機エレクトロルミネッセンス素子の保護膜にはSiONが最も効果があることが明らかになった。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、有機エレクトロルミネッセンス素子をはじめとする電子デバイスの保護膜をECRプラズマスパッタリング法によって形成することにより、成膜時の温度上昇によるデバイス劣化を防ぐことができ、かつ緻密な膜を形成できることから信頼性の高い電子デバイスを提供することが可能となる。
【0084】
さらに、本発明によれば有機エレクトロルミネッセンス素子をはじめとする電子デバイスをSiONからなる保護膜で保護することにより、応力でデバイスを破壊することなく厚膜化でき、かつ外部からの水分、酸素等の侵入を抑えることができるため、信頼性の高い電子デバイスを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるマイクロ波分岐結合型ECRスパッタ装置の模式図
【図2】本発明の一実施の形態における有機エレクトロルミネセンス素子の要部断面図
【図3】本発明の一実施の形態における有機エレクトロルミネセンス素子の要部断面図
【図4】ECRプラズマスパッタリング法で形成可能なSiO2、SiON、SiNの膜厚を示す図
【図5】従来の有機エレクトロルミネセンス素子の要部断面図
【符号の説明】
1 基板
2 陽極
3 有機薄膜層
4 正孔輸送層
5 発光層
6 陰極
7 保護膜
8 SiON保護膜

Claims (3)

  1. 基板上に配置された一対の電極と、その間に少なくとも一層の有機薄膜層が狭持された積層体とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子からなる電子デバイスであって、その素子外表面の少なくとも一部分にECRプラズマスパッタリング法によって、Flow Rate Ratioを0<O 2 /(N 2 +O 2 )<1で、且つ膜厚が2.0μm以上となるシリコン窒化酸化物(SiON)を成膜したことを特徴とする電子デバイス。
  2. 基板上に配置された一対の電極と、その間に少なくとも一層の有機薄膜層が狭持された積層体とを有する有機エレクトロルミネッセンス素子からなる電子デバイスであって、その素子外表面の少なくとも一部分にECRプラズマスパッタリング法によって、Flow Rate Ratioを0.036<O 2 /(N 2 +O 2 )<0.08でシリコン窒化酸化物(SiON)を成膜したことを特徴とする電子デバイス。
  3. 前記シリコン窒化酸化物により前記有機薄膜層を完全に被覆することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子デバイス。
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