JP3847431B2 - 複合繰り出し用具 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャープペンシル軸、ボールペン軸、若しくはアイブロウまたはアイライナー等の化粧料芯、消ゴム、パス等保持する棒状物軸等の複数の筆記軸を、筆記軸に連結されたスライダーを前進させることにより選択的に繰り出すことができる複合繰り出し用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の複合繰り出し用具としては、外筒内に複数の筆記軸が収納され、各筆記軸の後端にスライダーが連結され、各スライダーが外筒の後部外周面に形成されたスロットに軸線方向に摺動可能にはめ込まれており、1つのスライダーを前進させて該スロットの先端に保持させることによりこのスライダーに連結された筆記軸の先端が外筒の先端から突出した状態となるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の複合繰り出し用具において、シャープペンシル軸のようにノック動作により筆記芯が送出動作される筆記軸を使用する場合にノック動作はスライダーをノックすることにより行われるが、スライダーは外筒の側周部にあるため、ノックがしにくいという欠点がある。
【0004】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、請求項1ないし4記載の発明は、ノック動作により筆記芯が送出操作される筆記軸も使用することができ、そのノック動作を簡単に行うことができる複合繰り出し用具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のうち請求項1記載の発明は、外筒内に複数の筆記軸が収納され、各筆記軸の後端にスライダーが連結され、各スライダーが外筒の後部外周面に形成されたスロットに軸線方向に摺動可能にはめ込まれており、1つのスライダーを前進させて前記スロットの先端に保持させることによりこのスライダーに連結された筆記軸の先端を外筒の先端から突出した状態とする複合繰り出し用具において、外筒の後端には外筒の後部内を軸線方向に移動可能に伸びるノック筒体が配設されて、ノック筒体内には径方向に揺動可能な揺動部材が取り付けられており、該揺動部材にはノック筒体の先端より先方へ延設されてスライダーに係合可能なカム部が形成されており、スライダーがノック筒体の先端に係止されることによって、該スライダーがスロットの先端に保持されると共に前記カム部が揺動して他のスライダーに係合する一方、該他のスライダーが前進することによってこれに係合したカム部がノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができ、さらに前記筆記軸の少なくとも1本はノック動作により筆記芯が送出されるものであり、この筆記軸に連結されたスライダーがノック筒体の先端に係止された状態でノック筒体をノックすることによって筆記軸のノック動作がなされることを特徴とする。
【0006】
1つの筆記軸を使用したいときには、従来の操作と同様に1つのスライダーを前進させることによりノック筒体の先端に係止させて、スロットの先端に保持させることができる。こうして、このスライダーに連結された筆記軸が外筒の先端から突出するため、筆記が可能となる。
外筒の先端から突出した筆記軸が、ノック動作により筆記芯を送出するものである場合、外筒の後端にあるノック筒体をノックすると、その先端に係止されたスライダーをノックすることができ、そのスライダーに連結された筆記軸の筆記芯が送出される。
【0007】
外筒の先端から突出した筆記軸を収納したいときには、従来の操作と同様に他のスライダーのいずれかを前進させると、該他のスライダーに係合したカム部が、前記スライダーのノック筒体の先端への係止を外すため該スライダーを後退させてこのスライダーに連結された筆記軸を収納することができる。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載のものにおいて、前記ノック筒体の外周面には、スロットに対応して軸線方向に複数の縦溝が形成されており、各縦溝を各スライダーが摺動することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3記載の発明では、請求項1または2記載のものにおいて、各スライダーは、前記カム部と係合可能なカム面を有することを特徴とする。
スライダーのカム面によってスライダーの前進動作を、該スライダーに係合するカム部の揺動動作に変えて、カム部の揺動動作によりノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができる。
【0009】
また、請求項4記載の発明では、請求項1または2記載のものにおいて、各スライダーは、前記カム部と係合可能で且つ互いに異なる方向へカム部を揺動させるカム面を2つ有することを特徴とする。
スライダーのカム面によってスライダーの前進動作を、該スライダーに係合するカム部の揺動動作に変えて、カム部の揺動動作によりノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができる。スライダーの複数のカム面は異なる方向へカム部へ揺動させる。カム部とスライダーとの係合具合によって、異なるカム面からカム部へ与える力の方向を変えることができる。これにより、前進動作させられるスライダーに対して真正面以外の斜めの位置にあるスライダーがノック筒体の先端に係止されていた場合でも、そのスライダーの方向へカム部を揺動させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図4を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1において、外筒10は先筒11と後筒12とから構成され、これら先筒11と後筒12とは互いに螺着により着脱可能に連結されている。尚、13は先筒11の使用者の把持部分に設けられた弾性ラバーである。
【0011】
外筒10内には、複数(本実施の形態では4本)の筆記軸が収納されており、本実施の形態では、筆記軸として、1本のシャープペンシル軸14と3本のボールペン軸16(図1において手前と奥のボールペン軸16は見えない)とが使用されている。シャープペンシル軸14には、例えば、実公平6−32397号公報に示されたような、チャックを前進させることにより筆記芯を送出する公知の芯送出機構が内蔵されている。シャープペンシル軸14の先端が先筒11の先端から突出した状態でシャープペンシル軸14を前方へ向けてノックすると、シャープペンシル軸14の先筒11から突出しない先部が、先筒11の先端内壁に当接して、芯送出機構が前進し、芯(筆記芯)15が送出される。但し、筆記軸は、この組み合わせに限定されず、アイブロウまたはアイライナー等の化粧料芯、消ゴム、パスのような比較的軟らかな筆記芯でもよく、その場合は実公平6−32397号公報で示された消しゴム繰り出し機構のように案内筒内にセットされ、筆記芯を細棒で保持し、この細棒をシャープペンシル軸14の場合の芯15と同じように送出することによって、筆記芯を送出するものであってもよい。
【0012】
各筆記軸14、16の後端にはスライダー18が連結されている。スライダー18には、その外側に使用者が手で操作する為の操作突部18aが形成され、またその内側には、その前後方向途中位置において、内方に突出した突設部18bが形成されている。突設部18bは、後述の揺動部材30のカム部30aと係合可能であり、図4に示したように、各スライダー18は、それぞれの法線の図4断面への投影線が互いに異なる向きを向いたカム面18c1とカム面18c2とを有している。各スライダー18のカム面18c1とカム面18c2とは、スライダー18の中心と外筒10の軸心とを結ぶ径方向の中心線に対して線対称の関係にあって、この例では、互いに120度の角度をなしている。各スライダー18は、後筒12の後部外周面に形成されたスロット12bにそれぞれ軸線方向に摺動可能にはめ込まれる。
【0013】
後筒12には、その内部に各筆記軸14、16が挿通する挿通孔が形成された隔壁12aが設けられている。隔壁12aと各スライダー18の間には、弾性体であるバネ22がそれぞれ介挿されており、各バネ22が各筆記軸14、16を常時、後方へ付勢している。
そして、この後筒12の後端には、外筒10に対して外筒10の後部内を外筒10に対して軸線方向に移動可能に伸びるノック筒体24が配設されている。ノック筒体24は、本実施の形態では消ゴム受けを兼ねており、その後端に消ゴム26を保持している。但し、筆記軸として消ゴムを保持した棒状物軸を使用する場合には、かかる消ゴム26は省略可能であり、また消ゴム26に替えて印鑑を保持していてもよい。また、符号28は消ゴム26を保護する消ゴムキャップであり、省略することも可能である。
【0014】
ノック筒体24は、外筒10の後端に係止される係止突部24aを備えており、該係止突部24aを後筒12の後方から強制的に押し込んでその後端に係止させることにより外筒10に取り付けることができ、一度取り付けた後は、ノック筒体24が外筒10から脱落することがない。
さらに、ノック筒体24には、スロット12bに対応して、軸線方向に伸びる複数の縦溝24bが形成されており、図3に示すように、この縦溝24bに沿ってスライダー18が摺動することができるようになっている。
【0015】
ノック筒体24の先端は、図1または図2に示すように、スロット12bの前後方向途中位置に位置づけられている。ノック筒体24内側に形成された絞り部24cには、揺動部材30が径方向に揺動可能に取り付けられており、揺動部材30の先端は、ノック筒体24の先端より先方へ延設されており、その先端には、径方向に拡大したカム部30aが形成されている。カム部30aの先方に行くに連れて漸次外径方向に拡大する傾斜面は、カム面30bとなっており、揺動部材30が揺動してあるスライダー18に接近すると、該スライダー18のカム面18c1及び/またはカム面18c2と係合することができるようになっている。
【0016】
以上のように構成される複合繰り出し用具において、すべての筆記軸14、16が後退しているときには、スライダー18はバネ22の付勢力によってスロット12bの後部へと押し付けられており、ノック筒体24もスライダー18によって後方へ押し付けられている。また、揺動部材30も特定のスライダー18から特定方向の力を受けることなく外筒10の軸心上にある。
【0017】
次に、ある筆記軸を突出させるために、使用者がスライダー18の操作突部18aをスロット12bに沿って前進させると、ノック筒体24の縦溝24bに誘導されてスライダー18の横振れが阻止されながら、このスライダー18がスロット12bを摺動する。さらに、前進させたスライダー18を、ノック筒体24のなくなった所から外筒10の軸心に向かって押し込むと、スライダー18の後端がノック筒体24の先端に係止して、スロット12bの先端に保持され、このスライダー18に連結された筆記軸の先端が外筒10の先端から突出した図2に示す如き状態となる。
【0018】
この突出された筆記軸がシャープペンシル軸14の場合、筆記芯15の消耗に応じてノック動作によって筆記芯15を送出させる必要がある。このため、ノック筒体24を消ゴムキャップ28を介して後方からノックすると、ノック筒体24がスライダー18を押してシャープペンシル軸14をノックさせる。こうして、内蔵する芯送出機構の作用により筆記芯15が所定量ずつ送出される。
【0019】
ところで、スライダー18をノック筒体24の先端に係止させるために、スライダー18を軸心に向かって押し込むときに、このスライダー18は揺動部材30のカム部30aを同じ方向へ押し付けるので、カム部30aは他のスライダー18のカム面18c1と18c2と係合した状態となる。図4は、この状態を表しており、図4中上側にあるスライダー18の内側面18dがカム部30aを押し付けている。これによって、カム部30aは偏心し、図4中左側にあるスライダー18のカム面18c2と、図4中右側にあるスライダー18のカム面18c1と、図4中下側にあるスライダー18のカム面18c1及びカム面18c2とに係合する。図4中、スライダー18のカム面18c1、18c2とカム部30aとの重なり合う部分が係合している部分となっている。これに対して、カム部30aは、図4中左側にあるスライダー18のカム面18c1、及び図4中右側にあるスライダー18のカム面18c2と、それぞれ隙間を形成しており、係合していない。言い換えれば、カム部30aとスライダー18との係合は、前進しているスライダー18に対して対向するスライダー18のカム面18c1及び/または18c2の係合面積が、対向していないカム面18c1及び/または18c2の係合面積よりも大きくなっている。即ち、図4において、必ずしも、カム部30aは、対向していない図4中左側にあるスライダー18のカム面18c1及び図4中右側にあるスライダー18のカム面18c2と、それぞれ隙間を形成する必要はなく、互いに係合し合ってもかまわないが、必ず、その係合面積が、カム部30aと対向する図4中左側にあるスライダー18のカム面18c2及び図4中右側にあるスライダー18のカム面18c1との係合面積よりも小さくなっている。
【0020】
筆記が終了し、または他の筆記軸に替える場合には、従来の操作と同様に、突出していない筆記軸16に連結されたスライダー18のいずれかを前進させると、このスライダー18のカム面18c1及び/またはカム面18c2からこれらに係合しているカム部30aが力Fを受ける。この力Fには分力として、前進しているスライダー18を外径方向に押す力F1が存在するため、前進しているスライダー18とノック筒体24の先端との間の係止が外れ、スライダー18はバネ22の付勢力により、後方へと退却する。尚、前進しているスライダー18に対して対向するスライダー18のカム面c1またはカム面18c2の係合面積が、対向していないスライダー18のカム面c1またはカム面18c2の係合面積よりも大きいために、必ず、力Fの分力には、前進しているスライダー18を外径方向へ押す力が存在することになる。
【0021】
以上のように、筆記軸のノック動作は、外筒10の後端に取り付けられたノック筒体24を操作することによって行うことができるため、ノックが簡単にでき、また、新しい筆記芯15を送出する場合等ノックを多数行わなければならない場合に、操作が簡単である。
図5及び図6を用いて、本発明の第2の実施の形態を説明する。各図において、第1の実施の形態と同一の部材は同一の符号を用いて、その詳細な説明は省略する。
【0022】
本実施の形態の外筒10内には、3本の筆記軸が収納されており、1本のシャープペンシル軸14と2本のボールペン軸16(図5において、手前のボールペン軸は見えない)とが使用されている。
各筆記軸14、16の後端には、スライダー18’が連結されている。スライダー18’は、第1の実施の形態と同様のスライダー18と同じカム面18c1とカム面18c2とを有するものを用いて部品を共通化することもできるが、筆記軸が3本の場合には、カム面18’cの法線の図6断面への投影線が外筒10の内径方向に、一致した一面のものから構成することもできる。
【0023】
このような構成によれば、ある筆記軸を突出させるためには、第1の実施の形態と同様に、スライダー18’をスロット12bに沿って前進させることで、そのスライダー18’をノック筒体24の先端に係止させて、スロット12bの先端に保持させることができる。また、筆記軸を後退させる場合にも、第1の実施の形態と同様に、前進していないスライダー18’のいずれかを前進させると、このスライダー18’のカム面18’cからカム部30aが受ける力F’の分力として、必ず、前進しているスライダー18’を外径方向に押す力F’1が存在するため、前進しているスライダー18’とノック筒体24との間の係止が外れ、スライダー18’はバネ22の付勢力により、後方へと退却する。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし4記載の発明によれば、外筒の後端にあるノック筒体をノックすることで、筆記芯の送出動作を行うことができるため、従来のようなスライダー自身をノックするものに比べて、ノック操作が簡単にでき、特に新しい筆記芯に交換してノックを多数しなければならない場合にも、操作が簡単である。
【0025】
さらに、請求項2記載の発明によれば、ノック筒体の外周面に形成された縦溝をスライダーが摺動するために、スライダーが横揺れすることなく、安定して摺動することができる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、各スライダーが、前記カム部と係合可能なカム面を有することから、スライダーのカム面によってスライダーの前進動作を、該スライダーに係合するカム部の揺動動作に変えるので、確実にカム部がノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができる。
【0026】
さらに、請求項4記載の発明によれば、各スライダーが、前記カム部と係合可能で且つ互いに異なる方向へカム部を揺動させるカム面を複数有することから、スライダーのカム面によってスライダーの前進動作を、該スライダーに係合するカム部の揺動動作に変えるので、確実にカム部がノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができる。スライダーの複数のカム面は異なる方向へカム部を揺動させるため、カム部とスライダーとの係合具合によって、異なるカム面からカム部へ与える合力の方向を変えることができる。これにより、前進動作させられるスライダーに対して真正面以外の斜めの位置にあるスライダーがノック筒体の先端に係止されていた場合でも、そのスライダーの方向へカム部を揺動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合繰り出し用具の第1の実施の形態を表す縦断面図であり、全筆記軸が後退している状態を示す。
【図2】本発明の複合繰り出し用具の第1の実施の形態を表す縦断面図であり、シャープペンシル軸が前進している状態を示す。
【図3】図1の3−3線に沿って見た断面図である。
【図4】図2の4−4線に沿って見た断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を表す要部縦断面図である。
【図6】図5の6−6線に沿って見た断面図である。
【符号の説明】
10 外筒
12b スロット
14 シャープペンシル軸(筆記軸)
16 ボールペン軸(筆記軸)
18、18’ スライダー
18c1 カム面
18c2 カム面
18’c カム面
24 ノック筒体
24b 縦溝
30 揺動部材
30a カム部
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャープペンシル軸、ボールペン軸、若しくはアイブロウまたはアイライナー等の化粧料芯、消ゴム、パス等保持する棒状物軸等の複数の筆記軸を、筆記軸に連結されたスライダーを前進させることにより選択的に繰り出すことができる複合繰り出し用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の複合繰り出し用具としては、外筒内に複数の筆記軸が収納され、各筆記軸の後端にスライダーが連結され、各スライダーが外筒の後部外周面に形成されたスロットに軸線方向に摺動可能にはめ込まれており、1つのスライダーを前進させて該スロットの先端に保持させることによりこのスライダーに連結された筆記軸の先端が外筒の先端から突出した状態となるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の複合繰り出し用具において、シャープペンシル軸のようにノック動作により筆記芯が送出動作される筆記軸を使用する場合にノック動作はスライダーをノックすることにより行われるが、スライダーは外筒の側周部にあるため、ノックがしにくいという欠点がある。
【0004】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、請求項1ないし4記載の発明は、ノック動作により筆記芯が送出操作される筆記軸も使用することができ、そのノック動作を簡単に行うことができる複合繰り出し用具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のうち請求項1記載の発明は、外筒内に複数の筆記軸が収納され、各筆記軸の後端にスライダーが連結され、各スライダーが外筒の後部外周面に形成されたスロットに軸線方向に摺動可能にはめ込まれており、1つのスライダーを前進させて前記スロットの先端に保持させることによりこのスライダーに連結された筆記軸の先端を外筒の先端から突出した状態とする複合繰り出し用具において、外筒の後端には外筒の後部内を軸線方向に移動可能に伸びるノック筒体が配設されて、ノック筒体内には径方向に揺動可能な揺動部材が取り付けられており、該揺動部材にはノック筒体の先端より先方へ延設されてスライダーに係合可能なカム部が形成されており、スライダーがノック筒体の先端に係止されることによって、該スライダーがスロットの先端に保持されると共に前記カム部が揺動して他のスライダーに係合する一方、該他のスライダーが前進することによってこれに係合したカム部がノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができ、さらに前記筆記軸の少なくとも1本はノック動作により筆記芯が送出されるものであり、この筆記軸に連結されたスライダーがノック筒体の先端に係止された状態でノック筒体をノックすることによって筆記軸のノック動作がなされることを特徴とする。
【0006】
1つの筆記軸を使用したいときには、従来の操作と同様に1つのスライダーを前進させることによりノック筒体の先端に係止させて、スロットの先端に保持させることができる。こうして、このスライダーに連結された筆記軸が外筒の先端から突出するため、筆記が可能となる。
外筒の先端から突出した筆記軸が、ノック動作により筆記芯を送出するものである場合、外筒の後端にあるノック筒体をノックすると、その先端に係止されたスライダーをノックすることができ、そのスライダーに連結された筆記軸の筆記芯が送出される。
【0007】
外筒の先端から突出した筆記軸を収納したいときには、従来の操作と同様に他のスライダーのいずれかを前進させると、該他のスライダーに係合したカム部が、前記スライダーのノック筒体の先端への係止を外すため該スライダーを後退させてこのスライダーに連結された筆記軸を収納することができる。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載のものにおいて、前記ノック筒体の外周面には、スロットに対応して軸線方向に複数の縦溝が形成されており、各縦溝を各スライダーが摺動することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3記載の発明では、請求項1または2記載のものにおいて、各スライダーは、前記カム部と係合可能なカム面を有することを特徴とする。
スライダーのカム面によってスライダーの前進動作を、該スライダーに係合するカム部の揺動動作に変えて、カム部の揺動動作によりノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができる。
【0009】
また、請求項4記載の発明では、請求項1または2記載のものにおいて、各スライダーは、前記カム部と係合可能で且つ互いに異なる方向へカム部を揺動させるカム面を2つ有することを特徴とする。
スライダーのカム面によってスライダーの前進動作を、該スライダーに係合するカム部の揺動動作に変えて、カム部の揺動動作によりノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができる。スライダーの複数のカム面は異なる方向へカム部へ揺動させる。カム部とスライダーとの係合具合によって、異なるカム面からカム部へ与える力の方向を変えることができる。これにより、前進動作させられるスライダーに対して真正面以外の斜めの位置にあるスライダーがノック筒体の先端に係止されていた場合でも、そのスライダーの方向へカム部を揺動させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図4を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1において、外筒10は先筒11と後筒12とから構成され、これら先筒11と後筒12とは互いに螺着により着脱可能に連結されている。尚、13は先筒11の使用者の把持部分に設けられた弾性ラバーである。
【0011】
外筒10内には、複数(本実施の形態では4本)の筆記軸が収納されており、本実施の形態では、筆記軸として、1本のシャープペンシル軸14と3本のボールペン軸16(図1において手前と奥のボールペン軸16は見えない)とが使用されている。シャープペンシル軸14には、例えば、実公平6−32397号公報に示されたような、チャックを前進させることにより筆記芯を送出する公知の芯送出機構が内蔵されている。シャープペンシル軸14の先端が先筒11の先端から突出した状態でシャープペンシル軸14を前方へ向けてノックすると、シャープペンシル軸14の先筒11から突出しない先部が、先筒11の先端内壁に当接して、芯送出機構が前進し、芯(筆記芯)15が送出される。但し、筆記軸は、この組み合わせに限定されず、アイブロウまたはアイライナー等の化粧料芯、消ゴム、パスのような比較的軟らかな筆記芯でもよく、その場合は実公平6−32397号公報で示された消しゴム繰り出し機構のように案内筒内にセットされ、筆記芯を細棒で保持し、この細棒をシャープペンシル軸14の場合の芯15と同じように送出することによって、筆記芯を送出するものであってもよい。
【0012】
各筆記軸14、16の後端にはスライダー18が連結されている。スライダー18には、その外側に使用者が手で操作する為の操作突部18aが形成され、またその内側には、その前後方向途中位置において、内方に突出した突設部18bが形成されている。突設部18bは、後述の揺動部材30のカム部30aと係合可能であり、図4に示したように、各スライダー18は、それぞれの法線の図4断面への投影線が互いに異なる向きを向いたカム面18c1とカム面18c2とを有している。各スライダー18のカム面18c1とカム面18c2とは、スライダー18の中心と外筒10の軸心とを結ぶ径方向の中心線に対して線対称の関係にあって、この例では、互いに120度の角度をなしている。各スライダー18は、後筒12の後部外周面に形成されたスロット12bにそれぞれ軸線方向に摺動可能にはめ込まれる。
【0013】
後筒12には、その内部に各筆記軸14、16が挿通する挿通孔が形成された隔壁12aが設けられている。隔壁12aと各スライダー18の間には、弾性体であるバネ22がそれぞれ介挿されており、各バネ22が各筆記軸14、16を常時、後方へ付勢している。
そして、この後筒12の後端には、外筒10に対して外筒10の後部内を外筒10に対して軸線方向に移動可能に伸びるノック筒体24が配設されている。ノック筒体24は、本実施の形態では消ゴム受けを兼ねており、その後端に消ゴム26を保持している。但し、筆記軸として消ゴムを保持した棒状物軸を使用する場合には、かかる消ゴム26は省略可能であり、また消ゴム26に替えて印鑑を保持していてもよい。また、符号28は消ゴム26を保護する消ゴムキャップであり、省略することも可能である。
【0014】
ノック筒体24は、外筒10の後端に係止される係止突部24aを備えており、該係止突部24aを後筒12の後方から強制的に押し込んでその後端に係止させることにより外筒10に取り付けることができ、一度取り付けた後は、ノック筒体24が外筒10から脱落することがない。
さらに、ノック筒体24には、スロット12bに対応して、軸線方向に伸びる複数の縦溝24bが形成されており、図3に示すように、この縦溝24bに沿ってスライダー18が摺動することができるようになっている。
【0015】
ノック筒体24の先端は、図1または図2に示すように、スロット12bの前後方向途中位置に位置づけられている。ノック筒体24内側に形成された絞り部24cには、揺動部材30が径方向に揺動可能に取り付けられており、揺動部材30の先端は、ノック筒体24の先端より先方へ延設されており、その先端には、径方向に拡大したカム部30aが形成されている。カム部30aの先方に行くに連れて漸次外径方向に拡大する傾斜面は、カム面30bとなっており、揺動部材30が揺動してあるスライダー18に接近すると、該スライダー18のカム面18c1及び/またはカム面18c2と係合することができるようになっている。
【0016】
以上のように構成される複合繰り出し用具において、すべての筆記軸14、16が後退しているときには、スライダー18はバネ22の付勢力によってスロット12bの後部へと押し付けられており、ノック筒体24もスライダー18によって後方へ押し付けられている。また、揺動部材30も特定のスライダー18から特定方向の力を受けることなく外筒10の軸心上にある。
【0017】
次に、ある筆記軸を突出させるために、使用者がスライダー18の操作突部18aをスロット12bに沿って前進させると、ノック筒体24の縦溝24bに誘導されてスライダー18の横振れが阻止されながら、このスライダー18がスロット12bを摺動する。さらに、前進させたスライダー18を、ノック筒体24のなくなった所から外筒10の軸心に向かって押し込むと、スライダー18の後端がノック筒体24の先端に係止して、スロット12bの先端に保持され、このスライダー18に連結された筆記軸の先端が外筒10の先端から突出した図2に示す如き状態となる。
【0018】
この突出された筆記軸がシャープペンシル軸14の場合、筆記芯15の消耗に応じてノック動作によって筆記芯15を送出させる必要がある。このため、ノック筒体24を消ゴムキャップ28を介して後方からノックすると、ノック筒体24がスライダー18を押してシャープペンシル軸14をノックさせる。こうして、内蔵する芯送出機構の作用により筆記芯15が所定量ずつ送出される。
【0019】
ところで、スライダー18をノック筒体24の先端に係止させるために、スライダー18を軸心に向かって押し込むときに、このスライダー18は揺動部材30のカム部30aを同じ方向へ押し付けるので、カム部30aは他のスライダー18のカム面18c1と18c2と係合した状態となる。図4は、この状態を表しており、図4中上側にあるスライダー18の内側面18dがカム部30aを押し付けている。これによって、カム部30aは偏心し、図4中左側にあるスライダー18のカム面18c2と、図4中右側にあるスライダー18のカム面18c1と、図4中下側にあるスライダー18のカム面18c1及びカム面18c2とに係合する。図4中、スライダー18のカム面18c1、18c2とカム部30aとの重なり合う部分が係合している部分となっている。これに対して、カム部30aは、図4中左側にあるスライダー18のカム面18c1、及び図4中右側にあるスライダー18のカム面18c2と、それぞれ隙間を形成しており、係合していない。言い換えれば、カム部30aとスライダー18との係合は、前進しているスライダー18に対して対向するスライダー18のカム面18c1及び/または18c2の係合面積が、対向していないカム面18c1及び/または18c2の係合面積よりも大きくなっている。即ち、図4において、必ずしも、カム部30aは、対向していない図4中左側にあるスライダー18のカム面18c1及び図4中右側にあるスライダー18のカム面18c2と、それぞれ隙間を形成する必要はなく、互いに係合し合ってもかまわないが、必ず、その係合面積が、カム部30aと対向する図4中左側にあるスライダー18のカム面18c2及び図4中右側にあるスライダー18のカム面18c1との係合面積よりも小さくなっている。
【0020】
筆記が終了し、または他の筆記軸に替える場合には、従来の操作と同様に、突出していない筆記軸16に連結されたスライダー18のいずれかを前進させると、このスライダー18のカム面18c1及び/またはカム面18c2からこれらに係合しているカム部30aが力Fを受ける。この力Fには分力として、前進しているスライダー18を外径方向に押す力F1が存在するため、前進しているスライダー18とノック筒体24の先端との間の係止が外れ、スライダー18はバネ22の付勢力により、後方へと退却する。尚、前進しているスライダー18に対して対向するスライダー18のカム面c1またはカム面18c2の係合面積が、対向していないスライダー18のカム面c1またはカム面18c2の係合面積よりも大きいために、必ず、力Fの分力には、前進しているスライダー18を外径方向へ押す力が存在することになる。
【0021】
以上のように、筆記軸のノック動作は、外筒10の後端に取り付けられたノック筒体24を操作することによって行うことができるため、ノックが簡単にでき、また、新しい筆記芯15を送出する場合等ノックを多数行わなければならない場合に、操作が簡単である。
図5及び図6を用いて、本発明の第2の実施の形態を説明する。各図において、第1の実施の形態と同一の部材は同一の符号を用いて、その詳細な説明は省略する。
【0022】
本実施の形態の外筒10内には、3本の筆記軸が収納されており、1本のシャープペンシル軸14と2本のボールペン軸16(図5において、手前のボールペン軸は見えない)とが使用されている。
各筆記軸14、16の後端には、スライダー18’が連結されている。スライダー18’は、第1の実施の形態と同様のスライダー18と同じカム面18c1とカム面18c2とを有するものを用いて部品を共通化することもできるが、筆記軸が3本の場合には、カム面18’cの法線の図6断面への投影線が外筒10の内径方向に、一致した一面のものから構成することもできる。
【0023】
このような構成によれば、ある筆記軸を突出させるためには、第1の実施の形態と同様に、スライダー18’をスロット12bに沿って前進させることで、そのスライダー18’をノック筒体24の先端に係止させて、スロット12bの先端に保持させることができる。また、筆記軸を後退させる場合にも、第1の実施の形態と同様に、前進していないスライダー18’のいずれかを前進させると、このスライダー18’のカム面18’cからカム部30aが受ける力F’の分力として、必ず、前進しているスライダー18’を外径方向に押す力F’1が存在するため、前進しているスライダー18’とノック筒体24との間の係止が外れ、スライダー18’はバネ22の付勢力により、後方へと退却する。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし4記載の発明によれば、外筒の後端にあるノック筒体をノックすることで、筆記芯の送出動作を行うことができるため、従来のようなスライダー自身をノックするものに比べて、ノック操作が簡単にでき、特に新しい筆記芯に交換してノックを多数しなければならない場合にも、操作が簡単である。
【0025】
さらに、請求項2記載の発明によれば、ノック筒体の外周面に形成された縦溝をスライダーが摺動するために、スライダーが横揺れすることなく、安定して摺動することができる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、各スライダーが、前記カム部と係合可能なカム面を有することから、スライダーのカム面によってスライダーの前進動作を、該スライダーに係合するカム部の揺動動作に変えるので、確実にカム部がノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができる。
【0026】
さらに、請求項4記載の発明によれば、各スライダーが、前記カム部と係合可能で且つ互いに異なる方向へカム部を揺動させるカム面を複数有することから、スライダーのカム面によってスライダーの前進動作を、該スライダーに係合するカム部の揺動動作に変えるので、確実にカム部がノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができる。スライダーの複数のカム面は異なる方向へカム部を揺動させるため、カム部とスライダーとの係合具合によって、異なるカム面からカム部へ与える合力の方向を変えることができる。これにより、前進動作させられるスライダーに対して真正面以外の斜めの位置にあるスライダーがノック筒体の先端に係止されていた場合でも、そのスライダーの方向へカム部を揺動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合繰り出し用具の第1の実施の形態を表す縦断面図であり、全筆記軸が後退している状態を示す。
【図2】本発明の複合繰り出し用具の第1の実施の形態を表す縦断面図であり、シャープペンシル軸が前進している状態を示す。
【図3】図1の3−3線に沿って見た断面図である。
【図4】図2の4−4線に沿って見た断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を表す要部縦断面図である。
【図6】図5の6−6線に沿って見た断面図である。
【符号の説明】
10 外筒
12b スロット
14 シャープペンシル軸(筆記軸)
16 ボールペン軸(筆記軸)
18、18’ スライダー
18c1 カム面
18c2 カム面
18’c カム面
24 ノック筒体
24b 縦溝
30 揺動部材
30a カム部
Claims (4)
- 外筒内に複数の筆記軸が収納され、各筆記軸の後端にスライダーが連結され、各スライダーが外筒の後部外周面に形成されたスロットに軸線方向に摺動可能にはめ込まれており、1つのスライダーを前進させて前記スロットの先端に保持させることによりこのスライダーに連結された筆記軸の先端を外筒の先端から突出した状態とする複合繰り出し用具において、
外筒の後端には外筒の後部内を軸線方向に移動可能に伸びるノック筒体が配設されて、ノック筒体内には径方向に揺動可能な揺動部材が取り付けられており、該揺動部材にはノック筒体の先端より先方へ延設されてスライダーに係合可能なカム部が形成されており、スライダーがノック筒体の先端に係止されることによって、該スライダーがスロットの先端に保持されると共に前記カム部が揺動して他のスライダーに係合する一方、該他のスライダーが前進することによってこれに係合したカム部がノック筒体の先端に係止されたスライダーの係止を外すことができ、さらに前記筆記軸の少なくとも1本はノック動作により筆記芯が送出されるものであり、この筆記軸に連結されたスライダーがノック筒体の先端に係止された状態でノック筒体をノックすることによって筆記軸のノック動作がなされることを特徴とする複合繰り出し用具。 - 前記ノック筒体の外周面には、スロットに対応して軸線方向に複数の縦溝が形成されており、各縦溝を各スライダーが摺動することを特徴とする請求項1記載の複合繰り出し用具。
- 各スライダーは、前記カム部と係合可能なカム面を有することを特徴とする請求項1または2記載の複合繰り出し用具。
- 各スライダーは、前記カム部と係合可能で且つ互いに異なる方向へカム部を揺動させるカム面を2つ有することを特徴とする請求項1または2記載の複合繰り出し用具。
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