JP3847213B2 - 自動車用シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用シートに関し、特に自動車の急減速時に乗員の前方への移動を確実に阻止するようにした自動車用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車が急減速した場合に、乗員が慣性によって前方に移動するのを防止するための手段としてシートベルトが設けられているが、乗員の腰部がシートクッションに沈み込みながら前方に移動するのに対して有効に作用しないことがあるという問題があった。図11を参照して説明すると、(a)に示すようにシート61に乗員60が正規に着座し、シートベルト62を装着した状態で前面衝突を受けた場合、慣性力により(b)に示すように乗員60が沈み込みながら前方に移動し、さらに減速度が最大になったときには(c)に示すように乗員60の腰部がシートクッション61に沈み込みながらその前端まで大きく移動してしまうことになる。
【0003】
このように乗員60の腰部がシートクッション61の前方に移動するのを防止するために、図12に示すように、シートクッション61に、正規着座状態で乗員60の腰部の前部に位置するようにパイプなどのクロス部材63をシートクッション61の横幅方向にかけ渡して配設し、衝撃を吸収し、前方移動を抑制することが提案されている。
【0004】
ところが、シートクッション61の前部にパイプなどのクロス部材63を配設すると、乗員60の座り心地が悪くなり、ドライブの快適性を阻害するという問題があり、一方座り心地に影響しない位置までクロス部材63の配置位置を下げると、乗員60の前方移動防止効果が得られなくなるという問題がある。
【0005】
そこで、図13に示すように、通常は(a)のクロス部材63が低い位置に配置され、衝突時には(b)の如くインフレータ等の駆動手段65が作動して適宜リンク機構などの連動手段64を介してクロス部材63を上方に持ち上げるようにしたものが提案されている。この種の技術手段が、例えば特開平5−238297号公報や特開平7−81466号公報等に開示され、また実開平7−5898号公報には衝突時にシートクッション自体の前部を持ち上げるようにしたものが開示されている。
【0006】
ところで、図13に示した構成や上記各公報に開示された構成では、クロス部材63を所要時に強制的に持ち上げるための機構やその駆動手段64、65などが必要であるため、装置が複雑となってコスト高になるとともに、重量面でも重くなるという問題がある。
【0007】
これに対して、本出願人は先に、シートクッションの前部の内部に、シートクッションの幅方向に延びる受止部材を上下方向に移動自在に配設するとともに、受止部材を上方に移動付勢する手段を設け、急減速時の慣性力で作動して受止部材の上下方向の移動を阻止するロック手段を設け、シートクッション上に乗員が着座したときには受止部材が容易に下方に移動し、異物感が緩和されて座り心地が悪化することはなく、かつ急減速時には慣性力でロック手段が作動して受止部材の下方移動が阻止され、乗員の腰部の前方移動がこの受止部材で確実に受け止められ、しかも押し上げ機構や駆動手段を必要とせず、軽量・安価に構成できるものを提案している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図13に示した構成においては、上記問題の他にも、急減速時の慣性力で前方に滑り出す乗員60の腰部を受け止める際に、乗員60からの衝撃荷重がクロス部材63に負荷されると、クロス部材63が下方前方にV字状に屈曲し、乗員60の腰部が前方にすり抜けてしまい、乗員60の腰部の前方移動を確実に受け止めることができない恐れがあるという問題があり、上記本出願人が先に提案した構成においても、同様の問題がある。
【0009】
図14を参照して説明すると、図14(a)において、1は自動車用シートのシートクッションで、そのシートクッションフレーム3が左右両側のシートレール2にて支持されるとともに、その後端部にシートバックフレーム4が配設されている。シートクッションフレーム3内の前部には、シートクッションの幅方向に延び、その両端が上下移動可能に支持された受止部材20が配設され、シートクッションフレーム3内の後部には、幅方向に延びるスプリング支持部材であるSばね5が前後方向に複数並列させて配設され、これら受止部材20及びSばね5上にクッションパッド(図示せず)が配設されてシートクッションが構成されている。
【0010】
このような構成において、急減速時などに、乗員の骨盤Pが矢印の如く前方に強く押し出され、受止部材20の中央部に前方下向きに大きな荷重が作用すると、受止部材20の中央部に最大応力が作用するため、図14(b)に示すように、受止部材20が中央部で下方にV字状に折れ曲がり、そのため骨盤Pが前方にすり抜けてしまい、乗員の腰部の前方への移動を抑制する効果が十分に得られない恐れがある。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、自動車が急減速した場合に乗員からの衝撃荷重によって受止部材が屈曲しても乗員が前方に移動するのを確実に抑制できる自動車用シートを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車用シートは、急減速時の慣性力で前方に滑り出す乗員の腰部を受け止めるようにシートクッション内の前部に、シートクッションの幅方向に延びて両端部がシートクッションフレームの両側部で支持された受止部材を配設し、かつ乗員からの衝撃荷重の負荷により受止部材が中央部でくの字状に屈曲したときに、受止部材の下方前方に移動する部分を受けて上方前方に移動させるガイド手段をシートクッションフレームの幅方向中央部に設けたものである。
【0013】
この構成によれば、急減速時の慣性力で乗員の腰部が前方に移動するのを受止部材にて受け止める際に、受止部材が衝撃荷重を受けて屈曲することでその衝撃エネルギーを効果的に吸収することができるとともに、受止部材が屈曲することで前方下方に移動する部分がガイド手段にて前方上方に移動されることで、乗員の骨盤が受止部材をすり抜けて前方に移動するのを防止でき、乗員の腰部の前方移動を確実に抑制でき、さらに受止部材に作用した衝撃荷重の一部がガイド手段にて受け止められるので、受止部材の支持部の剛性を確保するために過度な補強をする必要もなくなり、重量を低減することができる。
【0014】
また、ガイド手段が、シートクッションフレームの下面に設けた前上がりの傾斜面から成ると、シートクッションフレームを一部改変するだけの簡単な構造で上記効果を奏する構成を実現できる。
【0015】
また、急減速時の慣性力で前方に滑り出す乗員の腰部を受け止めるようにシートクッション内の前部に、シートクッションの幅方向に延びて両端部がシートクッションフレームの両側部で支持された受止部材を配設し、受止部材の両端の支持部には、所定以上の負荷が作用したときに受止部材を前方に所定距離だけ移動するのを許容するスライド手段を設け、かつ乗員からの衝撃荷重の負荷に伴う受止部材の前方移動及び受止部材の中央部のくの字状の屈曲により下方前方に移動する部分を上方に移動させるようにガイドする傾斜面をシートクッションフレームの下面位置に設けると、急減速時に受止部材の上下方向の移動を阻止するための複雑なロック機構が無くても、自動車が急減速して乗員からの衝撃荷重によって受止部材が前方下方に移動し、さらに受止部材の中央部のくの字状の屈曲した場合、受止部材が傾斜面でガイドされて上方に移動することで、乗員が前方に移動するのを確実に抑制でき、簡単で安価な構成にて上記効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動車用シートの一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。なお、全体構成は、図14を参照して説明した従来例と同一であり、その説明を援用するとともに、同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明する。
【0017】
図1〜図3において、1は自動車用シートのシートクッションで、左右両側のシートレール2にて前後位置を調整可能にフロア上に取付けられている。シートレール2は、車体のフロアに固定されたロアレール2aに対してアッパレール2bが摺動及び任意位置で固定可能に装着されている。3はシートクッション1の鋼板製のシートクッションフレーム(以下、単にフレームと記す)で、その両側部が左右のシートレール2のアッパレール2bにて支持される。このフレーム3の上部に発泡ウレタンなどのクッションパッド6が装着され、さらにその外面が外装材(図示せず)にて被覆される。フレーム3の外周部には上方に膨出成形された周堤部3aが設けられ、クッションパッド6はその内外周面に嵌合するように形成されている。
【0018】
左右のアッパレール2bの前部には、フレーム3の周堤部3a内の空間に立ち上がる支持ブラケット部2cが立ち上げ形成されている。この支持ブラケット部2cの内側面に、急減速時に乗員の前方移動を防止するサブマリン防止装置10の取付ブラケット11をボルトにて締結固定するように構成されている。取付ブラケット11は、断面L字状の支持ブラケット部2cに対する取付板11aと、サブマリン防止装置10のロック機構部12を装着するため前方に向けて延出された断面コ字状の装着板11bを溶接にて一体固着して構成されている。
【0019】
ロック機構部12は、図3、図4に示すように、支持アーム13と振子部材14及びこれら支持アーム13と振子部材14を揺動自在に挟持する一対の保持板15a、15bにて構成されている。一対の保持板15a、15bの間には、それらの間の間隔を保つスペーサ15cが介装されている。一対の保持板15a、15bは、両端にねじを有するねじ付きピンから成る支持ピン16と枢支ピン17の2本のピンにて取付ブラケット11に締結固定されている。
【0020】
支持アーム13は、その中間部が支持ピン16にて上下方向に揺動自在に枢支された状態で後方上方と前方下方に向けて斜め姿勢で延出され、その後端部にシートクッション1の内側に向けてL字状に折り曲げ形成された取付片18が設けられ、左右の支持アーム13の取付片18、18間にわたってパイプ材から成る受止部材20が横架され、その両端部が締結ボルト19にて締結固定されている。これにより受止部材20がシートクッション1の内部の前部で上下方向に移動自在に支持されている。支持アーム13の前端部には、支持ピン16の軸芯を中心とする円弧上に係合歯列21が形成されている。また、支持ピン16の回りにねじりばね22が配設され、その一端が支持アーム13に他端が保持板15bに係合され、受止部材20が上方に揺動付勢されている。27は支持アーム13の上方揺動端を規制するように保持板15bに設けられたストッパである。
【0021】
振子部材14は、支持アーム13の前方に配設されるとともに、下部後縁に係合歯列21に係合可能な噛み合い歯23が、上部に錘部分24が位置する姿勢でその中間部が枢支ピン17にて揺動可能に支持され、かつ錘部分24の上部と保持板15bの後部に形成したばね掛け25との間に掛け渡した引張ばね26にて錘部分24が常時後方に付勢されている。そして、急減速時に、振子部材14の錘部分24が慣性力で前方に移動して噛み合い歯23が後方に移動し、支持アーム13の係合歯列21に係合して受止部材20の下方移動が阻止されるように構成されている。28は振子部材14の上部の後方揺動端を規制するように保持板15bに設けられたストッパである。
【0022】
図4において、29は左右のロック機構部12の保持板15b、15b間を一体的に連結する連結部材であり、左右のロック機構部12及び取付ブラケット11がこの連結部材29にて連結されることでサブマリン防止装置10がユニット化され、このユニットを左右のシートレール2の支持ブラケット部2cに装着できるように構成されている。
【0023】
フレーム3には、図2、図3及び図5に示すように、ロック機構部12の配置空間と受止部材20の上下移動空間をフレーム3を貫通して形成するため、切欠30が形成され、かつロック機構部12の配置空間の上部は補強板31にて連結されている。また、切欠30のシートクッション1の幅方向中央部には、受止部材20が最大下降位置まで移動するのを許すように下方に凹入するとともに受止部材20が前方に向けて屈曲した時に斜め前方上方に向けて移動させる傾斜面33を有するガイド板32が配設され、その前端部と後端部がフレーム3の下面の切欠30の前縁部と後縁部に溶接にて一体固着されている。
【0024】
図5において、34はフレーム3の前部を取付けるため切欠30の前部両側部に形成された取付穴で、図4に示した連結部材29に設けられた取付ブラケット29aに締結固定される。また、35はフレーム3の後部の取付穴で、アッパレール2bの後部に設けられた取付座(図示せず)に締結固定される。
【0025】
以上の構成によれば、自動車用シートのシートクッション1上に乗員が座ったときや乗員がペダル操作した時には、クッションパッド6が圧縮されながら下方に変位する。このとき、振子部材14の錘部分24は引張ばね26の付勢力で後方に移動付勢されて前方に揺動することはないので、図1に示すように、受止部材20が下方に押圧され、支持アーム13がねじりばね22の付勢力に抗して容易に下方に向けて揺動することによって、受止部材20は矢印aの如く円滑に下方に移動し、そのため乗員が違和感を感じたり、座り心地が悪化するようなことはない。
【0026】
また、上記のように振子部材14の上部を引張ばね26で後方に移動付勢しているので、通常使用時に不測に受止部材20の下降動作が阻止されて座り心地が悪化するようなこともない。
【0027】
一方、自動車が前面衝突して急減速が発生したときには、振子部材14の錘部分24が慣性力によって引張ばね26の付勢力に抗して枢支ピン17回りに前方に揺動し、その下部後縁の噛み合い歯23が支持アーム13の前縁の係合歯列21に噛み合い、支持アーム13の揺動がロックされ、受止部材20の下方移動が阻止され、図1に実線で示す状態が維持される。
【0028】
かくして、図1に実線で示した位置でロックされた状態で、急減速によって乗員の腰部の骨盤Pが前方に移動すると受止部材20によって確実に受け止められる。すると、受止部材20は、衝撃荷重を受けることになって前方下方に向けてくの字状に屈曲することになり、そのままでは骨盤Pが受止部材20をすり抜ける恐れがあるが、本実施形態では受止部材20の下方前方に移動した部分は、白抜き矢印bに示すように、ガイド板32の傾斜面33で受けられ、この傾斜面33に沿って前方上方に移動するようにガイドされるため、骨盤Pは受止部材20をすり抜けることなく、確実に受け止められる。
【0029】
従って、急減速によって乗員の腰部の骨盤Pが前方に移動すると受止部材20にて確実に受け止められるとともに、受止部材20が屈曲することでその衝撃エネルギーを効果的に吸収されることで、乗員の腰部の前方移動を確実に抑制でき、さらに受止部材20に作用した衝撃荷重の一部がガイド板32にて受け止められるので、受止部材20を支持するロック機構部12の剛性を確保するために過度な補強をする必要もなくなり、重量を低減することができる。また、傾斜面33を有するガイド板32をフレーム3に下面に固着するだけの簡単な構造で上記効果を奏する構成を実現できる。
【0030】
なお、上記実施形態の説明では、ロック機構部12を有するサブマリン防止装置10の例を示したが、図12や図13に示した従来のサブマリン防止装置においても、受止部材63の前方に屈曲した部分を前方上方に移動させるようにガイドするガイド手段を設けることにより、同様の作用効果が得られる。
【0031】
次に、本発明の自動車用シートの他の実施形態について、図6〜図10を参照して説明する。なお、上記実施形態と同一の構成要素については同じ参照符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0032】
図6〜図9において、本実施形態のサブマリン防止装置40は、受止部材20と、受止部材20の両端部を支持する支持アーム41と、左右の支持アーム41を揺動自在に支持する保持フレーム42にて構成され、この保持フレーム42の左右両端に立ち上げ形成された取付板部43をシートレール2のアッパレール2bに取付ボルト44にて締結固定することでサブマリン防止装置40を装着するように構成されている。また、この保持フレーム42上にシートクッション1のフレーム3の前部を載置して支持するように構成されている。
【0033】
フレーム3には、受止部材20の配置位置に対応して、受止部材20が貫通して上下移動するように切欠45が形成されるとともに、両側の周堤部3aでは、受止部材20の前方への移動を許容するように前方に拡幅した拡幅開口46が形成されている。
【0034】
保持フレーム42には、フレーム3の切欠45に対応して受止部材20が上方から押圧された時に下方に移動可能な空間を形成する凹入溝47が全幅にわたって形成されるとともに、凹入溝47の前側面は、受止部材20が前方に移動した時に上方に向けて移動するようにガイドする傾斜ガイド面48にて構成されている。
【0035】
保持フレーム42の取付板部43の内側における、フレーム3の周堤部3a内に対応する部分には、支持アーム41を上下揺動及び前後移動可能に収容配置するアーム配置空間49が凹入形成されている。
【0036】
支持アーム41は前後方向に延び、その後端に一体的に受止部材20の両端部が固着され、支持アーム41の前部にはスライド手段として前後方向の長穴からなるスライド穴50が形成されている。このスライド穴50の前端位置と取付板部43の前後方向中間部に形成された軸穴51に支持ピン52が貫通され、この支持ピン52にて支持アーム41が上下揺動可能に支持されている。また、ねじりばね53の一端が支持アーム41に他端が保持フレーム42に係合されて支持アーム41が上方に揺動付勢され、かつ取付板部43の上縁に設けられたストッパ54にて支持アーム41の上方揺動限が設定されている。
【0037】
なお、通常時の支持アーム41と保持フレーム42の前後方向の相対位置は、ねじりばね53の両端が支持アーム41と保持フレーム42に係合することよって決められており、受止部材20に前方に向けて一定以上の負荷が作用したときには、係合が外れて受止部材20及び支持アーム41がスライド穴50に沿って前方に移動できるように構成されている。なお、スライド穴50の前端部に支持ピン52の通過を規制するとともに一定以上の負荷によって通過を許す狭幅部を形成して同様の作用が得られるようにしてもよい。
【0038】
以上の構成において、通常状態では、図7、図8及び図10(a)に示すように、受止部材20はねじりばね53にて上方付勢されるとともにストッパ54にて規制されて、支持ピン52の軸芯位置から距離cだけ上方に位置している。そして、シークシッション1上に乗員が着座すると、ねじりばね53の付勢力に抗して受止部材20が下方に弾性的に移動する。また、シートクッション1上に最大荷重が作用した時には、図10(b)に示すように、受止部材20はフレーム3の切欠45を貫通して保持フレーム42の凹入溝47の下端に当接するまで下降することができる。
【0039】
一方、自動車が前面衝突して急減速が発生したときには、図10(c)に示すように、乗員の腰部の骨盤Pが白抜き矢印の如く前方に移動し、受止部材20によって受け止められることで、受止部材20に前方下方に向けて一定以上の負荷が作用し、受止部材20及び支持アーム41がスライド穴50に沿って前方に移動し、受止部材20が保持フレーム42の凹入溝47の前側面の傾斜ガイド面48に当接することで、受止部材20はこの傾斜ガイド面48に沿って前方上方に移動し、骨盤Pは受止部材20にて確実に受け止められ、乗員の腰部の前方移動が確実に抑制される。また、その後受止部材20が前方に屈曲することで、衝撃エネルギーがさらに吸収され、乗員の前方移動が効果的に抑制される。
【0040】
このように本実施形態によれば、急減速時に受止部材20の上下方向の移動を阻止するための複雑なロック機構が無くても、自動車が急減速して乗員からの衝撃荷重によって受止部材20が前方下方に移動した場合、受止部材20が傾斜ガイド面48でガイドされて上方に移動することで、乗員が前方に移動するのを確実に抑制でき、簡単で安価な構成にて上記効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の自動車用シートによれば、以上のように急減速時に乗員の腰部を受け止めるように、シートクッション内の前部に、シートクッションの幅方向に延びて両端部がシートクッションフレームの両側部で支持された受止部材を配設し、かつ乗員からの衝撃荷重の負荷により受止部材が中央部でくの字状に屈曲したときに、受止部材の下方前方に移動する部分を受けて上方前方に移動させるガイド手段をシートクッションフレームの幅方向中央部に設けたので、乗員の腰部を受止部材にて受け止める際に受止部材が衝撃荷重を受けて屈曲することで、その衝撃エネルギーを効果的に吸収することができ、かつ受止部材が屈曲することで前方下方に移動する部分がガイド手段にて前方上方に移動されるため、乗員の骨盤が受止部材をすり抜けて前方に移動するのを防止でき、乗員の腰部の前方移動を確実に抑制できる。更に、受止部材に作用した衝撃荷重の一部がガイド手段にて受け止められるので、受止部材の支持部の剛性を確保するために過度な補強をする必要もなくなり、重量を低減することができる。
【0042】
また、ガイド手段が、シートクッションフレームの下面に設けた前上がりの傾斜面から成ると、シートクッションフレームを一部改変するだけの簡単な構造で上記効果を奏する構成を実現できる。
【0043】
また、受止部材の両端の支持部に、所定以上の負荷が作用したときに受止部材を前方に所定距離だけ移動するのを許容するスライド手段を設け、かつ乗員からの衝撃荷重の負荷に伴う受止部材の前方移動及び受止部材の中央部のくの字状の屈曲により下方前方に移動する部分を上方に移動させるようにガイドする傾斜面をシートクッションフレームの下面位置に設けると、急減速時に受止部材の上下方向の移動を阻止するための複雑なロック機構が無くても、自動車が急減速して乗員からの衝撃荷重によって受止部材が前方可能に移動し、さらに受止部材の中央部のくの字状の屈曲した場合に、受止部材が傾斜面でガイドされて上方に移動することで、乗員が前方に移動するのを確実に抑制でき、簡単で安価な構成にて上記効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用シートの一実施形態の要部の縦断側面図である。
【図2】図1のA−A矢視部分縦断正面図である。
【図3】図1のB−B矢視部分縦断正面図である。
【図4】同実施形態における受止部材とそのロック手段の分解斜視図である。
【図5】同実施形態におけるシートクッションフレームの一部の斜視図である。
【図6】本発明の自動車用シートの他の実施形態をパッド材を除去した状態で示した要部の斜視図である。
【図7】図6のC−C矢視部分縦断側面図である。
【図8】図6のD−D矢視部分縦断側面図である。
【図9】図6の分解斜視図である。
【図10】同実施形態における各作動状態を示す縦断側面図である。
【図11】自動車用シートにおける急減速時における乗員の挙動の説明図である。
【図12】従来例の急減速時の乗員の前方移動を防止する手段の説明図である。
【図13】他の従来例の急減速時の乗員の前方移動を防止する手段を設けた自動車用シートの動作説明図である。
【図14】従来例における急減速時の受止部材の挙動を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 シートクッション
3 シートクッションフレーム
13 支持アーム
20 受止部材
32 ガイド板
33 傾斜面
41 支持アーム
42 保持フレーム
48 傾斜ガイド面
50 スライド穴
52 支持ピン
Claims (3)
- 急減速時の慣性力で前方に滑り出す乗員の腰部を受け止めるようにシートクッション内の前部に、シートクッションの幅方向に延びて両端部がシートクッションフレームの両側部で支持された受止部材を配設し、かつ乗員からの衝撃荷重の負荷により受止部材が中央部でくの字状に屈曲したときに、受止部材の下方前方に移動する部分を受けて上方前方に移動させるガイド手段をシートクッションフレームの幅方向中央部に設けたことを特徴とする自動車用シート。
- ガイド手段は、シートクッションフレームの下面に設けた前上がりの傾斜面から成ることを特徴とする請求項1記載の自動車用シート。
- 急減速時の慣性力で前方に滑り出す乗員の腰部を受け止めるようにシートクッション内の前部に、シートクッションの幅方向に延びて両端部がシートクッションフレームの両側部で支持された受止部材を配設し、受止部材の両端の支持部には、所定以上の負荷が作用したときに受止部材を前方に所定距離だけ移動するのを許容するスライド手段を設け、かつ乗員からの衝撃荷重の負荷に伴う受止部材の前方移動及び受止部材の中央部のくの字状の屈曲により下方前方に移動する部分を上方に移動させるようにガイドする傾斜面をシートクッションフレームの下面位置に設けたことを特徴とする自動車用シート。
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