JP3846628B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネルに取り付けられるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のドアパネルに取り付けられるコネクタの一例として特開平8−293352号公報に記載されたものが知られている。このものは、図29に示すように、ハウジング1がパネルPに開口して設けられた取付孔Hに対して貫通させつつ取り付けられるようになっており、取り付けに際しては、パネルPの図示右面に対してハウジング1に設けられたフランジ2を当接させつつ係止部3を取付孔Hを通過させた後にパネルPの左面に係止させることで、係止部3とフランジ2によりパネルPを挟み込み、もってパネルPに対してハウジング1を取り付け状態に保持するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ハウジング1をパネルPに取り付ける際に、作業者は、ハウジング1が取り付け途中であるにも拘わらず正規に取り付けられたと勘違いして作業を終了してしまう場合がある。この取り付け途中の状態では、ハウジング1がパネルPに対してしっかりと固定されないため、このまま放置されるのは問題であった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、パネルに対してコネクタハウジングが取り付け途中の状態で放置されるのを防ぐことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、パネルに開口して設けられた取付孔に貫通した状態で取り付けられた後に相手のコネクタハウジングが嵌合されるコネクタハウジングを備え、このコネクタハウジングには、前記パネルに対してコネクタハウジングを取付状態に保持するための保持手段が設けられ、且つ、前記パネルに対する前記コネクタハウジングの取付方向と両コネクタハウジングの嵌合方向とがほぼ平行とされているものにおいて、前記コネクタハウジングと前記パネルのいずれか一方には、取付検知部と嵌合検知部とを備えるとともに、前記取付方向及び前記嵌合方向と交差する方向に沿って待機位置と取付検知位置と嵌合検知位置との間を順に移動可能な検知部材が組み付けられ、前記パネルに対して前記コネクタハウジングが取り付け途中のときは、前記取付検知部がコネクタハウジングとパネルの他方側に干渉することで検知部材の前記待機位置から前記取付検知位置側への移動動作が規制され、コネクタハウジングが正規に取り付けられると、取付検知部が前記他方側と非干渉になって検知部材の取付検知位置側への移動が許容されるようになっており、且つ、前記パネルに取り付けられた前記コネクタハウジングに対して前記相手のコネクタハウジングが嵌合される途中では、前記嵌合検知部が相手のコネクタハウジングに干渉することで検知部材の前記取付検知位置から前記嵌合検知位置側への移動動作が規制され、両コネクタハウジングが正規に嵌合されると、嵌合検知部が相手のコネクタハウジングと非干渉になって検知部材の嵌合検知位置側への移動が許容されるようになっている構成としたところに特徴を有する。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記嵌合検知位置が前記待機位置と同一の位置に設定されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記嵌合検知部は、前記検知部材が前記取付検知位置から前記嵌合検知位置へと移動するのに伴って前記相手のコネクタハウジングに係止することで相手のコネクタハウジングを抜け止め可能とされているところに特徴を有する。
【0006】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記コネクタハウジングを前記パネルの裏側から取り付けるものにおいて、前記検知部材には、パネルの表側からの移動操作を可能とする操作部が設けられているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
コネクタハウジングがパネルに正規に取り付けられると、取付検知部がコネクタハウジングとパネルの他方側に対して非干渉になるので検知部材を待機位置から取付検知位置へと移動させることができる。一方、パネルに対してコネクタハウジングを取り付ける途中の段階で検知部材を待機位置から取付検知位置へと移動させようとしても、取付検知部が他方側に干渉することで取付検知位置側へ移動させることができない。このように、パネルに対してコネクタハウジングを取り付けるときには、検知部材を待機位置から取付検知位置側へ移動できるか否かに基づいてパネルに対するコネクタハウジングの取付状態を検知することができる。
【0008】
しかも、パネルに対してコネクタハウジングを取り付けた後、相手のコネクタハウジングを嵌合する際には、両コネクタハウジングが正規に嵌合されていれば、検知部材の嵌合検知部が相手のコネクタハウジングと非干渉になって取付検知位置から嵌合検知位置へと移動させることができる。それに対して両コネクタハウジングが嵌合途中であるにも拘わらず、検知部材を取付検知位置から嵌合検知位置へと移動させようとしても、嵌合検知部が相手のコネクタハウジングに干渉することで嵌合検知位置側へ移動させることができない。このように、両コネクタハウジングを嵌合するときには、検知部材を取付検知位置から嵌合検知位置側へ移動できるか否かに基づいて両コネクタハウジングの嵌合状態を検知することができる。
【0009】
<請求項2の発明>
検知部材を2位置間で往復させるようにしたから、作業性に優れるとともに構造を簡素化することができる。
<請求項3の発明>
両コネクタハウジングが正規嵌合した状態では、嵌合検知部が相手のコネクタハウジングと非干渉となるので、検知部材を取付検知位置から嵌合検知位置へと移動することができる。このとき、検知部材が嵌合検知位置側へ移動するのに伴って嵌合検知部が相手のコネクタハウジングに係止することで、相手のコネクタハウジングを抜け止め状態に保持することができる。
<請求項4の発明>
コネクタハウジングをパネルの裏側から取り付ける場合でも、パネルの表側、すなわち作業者側から検知部材の移動操作を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図28によって説明する。この実施形態では、自動車のドアのパネルに取り付けられるコネクタを示す。このものは、パネルPに開口して形成された取付孔Hに対してパネルPの裏側から雄コネクタハウジング20(以下、単に雄ハウジング20という)が貫通した状態で取り付けられ、その雄ハウジング20に対して雌コネクタハウジング10(以下、単に雌ハウジング10という)がパネルPの表側から嵌合されるようになっている。なお、以下では、両ハウジング10,20における嵌合面側を前方として説明する。
【0011】
雌ハウジング10は、合成樹脂製とされ、図15及び図16に示すように、略ブロック状に形成されるとともに、内部には図示しない雌端子金具を収容可能なキャビティ11が複数室並んで設けられている。雌ハウジング10の長辺側外側面には、断面略コ字型をなすレバー12を回動可能に軸支する軸ピン13が一対設けられ、この軸ピン13が嵌合されるレバー12の軸孔14の周囲には、雄ハウジング20側の引っ掛け受け部24に引っ掛けるための引っ掛け部15と、嵌合凸部25を嵌合するための嵌合凹部16が設けられている。両ハウジング10,20をある程度嵌合させた後に、レバー12を図19に示す初期位置から図23に示す嵌合位置まで約90度反時計回り方向へ回動させることで引っ掛け部15が引っ掛け受け部24に係合し、そのてこ作用によって両ハウジング10,20が正規深さまで嵌合されるようになっている。雌ハウジング10のうち図15の右側外側面には、一段高くなって形成されるとともに前後方向に沿って延出する撓み規制部17が一対設けられており、この撓み規制部17は、両ハウジング10,20の嵌合に伴って後述する弾性係止部31に設けられた溝部33内に進入可能とされている。さらに雌ハウジング10の短辺側外側面のうち図15の下側からは、前後方向に沿って延出するリブ18が突設されている。このリブ18は、両ハウジング10,20を嵌合するのに伴って雄ハウジング20に設けられたリブ受入部41内に進入されるとともに嵌合動作を案内可能とされている。リブ18は、後端側が所定長さ分切欠されるとともにその後端面が、両ハウジング10,20が正規嵌合したときに検知部材収容部29の後壁35の前端面とほぼ面一状をなす位置に設定されている。このリブ18の後側の切欠空間には、検知部材50の嵌合検知部58が進入可能となっている。
【0012】
雄ハウジング20は、合成樹脂製とされ、図1及び図2に示すように、雄端子金具(図示せず)を収容可能なキャビティ21を雌ハウジング10側と対応する位置に複数室備えた端子収容部22と、端子収容部22から前方へ突出する略長方形の筒状に形成されるとともにその内側に前方から雌ハウジング10が嵌合可能とされるフード部23とを備えている。フード部23の長辺部分の内面には、共に内方に張り出す引っ掛け受け部24と嵌合凸部25とが前後に並んで形成されている。フード部23のうち図1の下側の短辺部分には、下方(検知部材収容部29側)に膨出するリブ受入部41がフード部23の全長にわたって設けられており、その内側に雌ハウジング10のリブ18が進入可能とされている。なお、フード部23の長辺部分には、雄ハウジング20の成形時に引っ掛け受け部24及び嵌合凸部25を型抜きするための型抜き孔26が側方へ開口して設けられており、この型抜き孔を通して引っ掛け受け部24及び嵌合凸部25とレバー12の引っ掛け部15及び嵌合凹部16との位置関係を外部から視認可能となっている。
【0013】
フード部23の前端よりもやや後方位置の外周面には、雄ハウジング20のパネルPへの取り付けに伴ってパネルPの裏面Pa(パネルPのうち雄ハウジング20が取り付けられる側の面)に当接可能なフランジ27が張り出して設けられている。フード部23のうちフランジ27よりも前方へ突出した部分がパネルPへの取り付け時に取付孔Hに嵌合・貫通してパネルPの表側へ突出する貫通部28とされている。貫通部28のうち図1の下側には、検知部材50を収容可能な検知部材収容部29が連結して設けられており、この検知部材収容部29も貫通部28と共に取付孔Hに嵌合・貫通されてパネルPの表側へ突出されるようになっている。またフランジ27は、この検知部材収容部29の周囲をも取り囲んで設けられている。
【0014】
貫通部28のうち図1の右側の長辺部分における前端外面からは、フランジ27に対向するように張り出す固定係止部30が一対設けられる一方、図1の左側の長辺部分には、スリットを入れることで片持ち状の弾性係止部31が一対設けられている。弾性係止部31は、雄ハウジング20の短辺方向に沿って内方へ撓み変形可能とされており、図4に示すように、その前端外面からはフランジ27に対向する係止爪32が突設されている。弾性係止部31及び係止爪32の前面側には、後方へ向かって上り勾配をなすテーパ面が形成されている。
【0015】
これら固定係止部30及び弾性係止部31の係止爪32は、雄ハウジング20をパネルPに取り付けると、取付孔Hを通過した後にパネルPの表面Pb(パネルPのうち雄ハウジング20が取り付けられる側とは反対側の面)に係止されてフランジ27との間でパネルPを挟み込むことができるようになっている(図8)。この取り付け過程では、弾性係止部31は、テーパ面が取付孔Hの孔縁の裏側部分により押圧されることでその傾斜に案内されて内方へ撓まされるようになっている(図6)。なお図1の上側の固定係止部30と弾性係止部31は、上下位置がほぼ同じとされているが、下側の固定係止部30が検知部材収容部29に連結されるのに対し、下側の弾性係止部31がそれよりも上方位置に配されている。
【0016】
弾性係止部31の内面側には、弾性係止部31が撓み易くなるように溝部33が形成されており、この溝部33には、弾性係止部31が自然状態のときは雌ハウジング10の撓み規制部17の進入が許容される一方、弾性係止部31が内方へ撓まされた状態では撓み規制部17の進入が規制されるようになっている。そして、撓み規制部17が溝部33内に進入することで弾性係止部31の撓みが規制されるようになっている(図24)。なお、溝部33を含めた弾性係止部31よりも内方の所定空間が弾性係止部31の撓みを許容する撓み空間となっている。
【0017】
検知部材収容部29は、図1及び図3に示すように、貫通部28の短辺部分から長辺方向に沿って張り出す前後一対の前壁34及び後壁35を備え、両壁34,35のうち図1の下端部と右側端部とがそれぞれ側壁36とストッパ壁37とにより連結されることで、全体として図1の左側へ開口する袋状に形成されている。雄ハウジング20がパネルPに取り付けられると、検知部材収容部29のうち前壁34がパネルPの表側へ突出するのに対し、後壁35は、その前面がパネルPの表面Pbとほぼ面一となる位置に配されるようになっている(図9)。そして、検知部材収容部29内には、図1の左側から検知部材50が収容されるようになっている。なお前壁34及び後壁35は、上記したリブ受入部41の形状に合わせて凹んで形成され、そこにリブ18が挿通可能となっている。言い換えると、検知部材収容部29内の検知部材50が収容される空間に対してリブ18が進入するのが許容されている。
【0018】
検知部材50は、全体が略長方形の板状に形成され、検知部材収容部29内において両壁34,35に挟まれた状態で雄ハウジング20の短辺方向、言い換えるとパネルPに対する雄ハウジング20の取付方向(=両ハウジング10,20の嵌合方向)と略直交する方向(=パネルPの平面方向)に沿って図1の左右(図3の上下)に移動可能とされている。検知部材50のうち図1の右寄り(図3の下寄り)の位置には、一対のスリットを入れることで撓み変形可能な両持ち状の保持アーム51が設けられており、その後面側には保持アーム51を撓み易くするための溝52が形成されている。保持アーム51の前面には、保持突部53が設けられており、この保持突部53が検知部材収容部29の前壁34に穿設された待機位置用保持孔38と取付検知位置用保持孔39とに係止されることで、検知部材50が図9及び図10に示す待機位置と図11及び図12に示す取付検知位置との2位置に保持されるようになっている。この保持突部53は、各保持孔38,39に係止される両側面が傾斜面となった山形に形成されているので、検知部材50に対して所定以上の操作力を付与することで各保持孔38,39との係止状態を解除しつつ保持アーム51が撓まされて検知部材50を移動できるようになっている。
【0019】
検知部材50は、待機位置では、図9及び図10に示すように、その全体が検知部材収容部29内に収められるとともにストッパ壁37により図10の右側(図9の下側)への遊動が規制される。一方、取付検知位置では、図11及び図12に示すように、検知部材50の図12の左端部(図11の上端部)が検知部材収容部29から図12の左側(弾性係止部31側)へ突出されるようになっており、この突出部分が取付検知部54とされている。この取付検知部54は、雄ハウジング20がパネルPに対して正規に取り付けられて始めてその全体がパネルPの表側に突出する。従って、雄ハウジング20をパネルPに取り付ける途中の段階では、取付検知部54が取付孔H内に配されているため、検知部材50を取付検知位置側へ移動させようとしても取付検知部54が取付孔Hの内周面に干渉することで取付検知位置までの移動が規制される(図13)。一方、雄ハウジング20がパネルPに正規に取り付けられると、取付検知部54がパネルPの表側に突出して取付孔Hの内周面とは非干渉となるので、検知部材50を取付検知位置まで移動するのが許容される。この取付検知位置では、取付検知部54は、固定係止部30側とは反対の弾性係止部31側においてパネルPの表面Pbに係止されることでフランジ27との間でパネルPを挟み込むようになっている。
【0020】
取付検知部54の先端部後面側には、図3に示すように、後方に向かって下り勾配をなす案内面55が形成されている。この案内面55は、雄ハウジング20をパネルPに取り付ける途中において、取付検知部54のうち前端部のみがパネルPの表側に突出した段階にて検知部材50を取付検知位置側へ移動させようとしたときに取付孔Hの孔縁の表側部分に当接可能とされている(図14)。そして、検知部材50を取付検知位置へと移動させるのに伴って、案内面55と取付孔Hの孔縁の表側部分とが摺接されることで、雄ハウジング20が正規に取付状態へと引き込まれて矯正されるようになっている。
【0021】
検知部材50の前面のうち保持アーム51と取付検知部54との間には、図1に示すように、検知部材50を移動操作するための操作部56が前方へ突出して設けられている。操作部56は、検知部材50を検知部材収容部29内に収容すると前壁34に形成された切欠部40を通してその前方へ突出し、雄ハウジング20をパネルPに取り付けられると、パネルPの表側に突出される。従って、パネルPの表側から操作部56を押圧操作することで検知部材50を移動できるようになっている。また操作部56における図3の下面は、操作時に指などを引っ掛け易くなるよう階段状に形成されている。
【0022】
さて、検知部材50のうち図1の上端部の右寄りの位置には、リブ受入部41の内周面に沿った形状をなす挿通凹部57が設けられている。この挿通凹部57は、検知部材50が取付検知位置のときにリブ受入部41の内周面とほぼ整合して配されることで、リブ18の挿通を許容する(図21)。一方、検知部材50が待機位置のときには、挿通凹部57がリブ受入部41の内周面と不整合となり、挿通凹部57の左側部分がリブ受入部41内に進出することで、リブ18の挿通が規制される(図26)。検知部材50のうち挿通凹部57の左側部分が嵌合検知部58とされている。
【0023】
検知部材50を取付検知位置とした状態の雄ハウジング20に対して雌ハウジング10を嵌合すると、リブ18が挿通凹部57及びリブ受入部41内に進入される。両ハウジング10,20が嵌合途中の状態では、リブ18が挿通凹部57内に進入しているから、この状態で検知部材50を待機位置側へ移動させようとしても、嵌合検知部58がリブ18に干渉することで移動動作が規制される(図21及び22)。一方、両ハウジング10,20が正規嵌合されると、リブ18が挿通凹部57から退避してその後端面が後壁35の前端面と略面一状をなす位置に達するから、この状態で検知部材50を待機位置側へ移動させると、嵌合検知部58がリブ18と非干渉になるので移動動作が許容される(図25)。検知部材50が待機位置側へ移動すると、嵌合検知部58がリブ18の後端面に係止することで雌ハウジング10の抜け止めが図られるようになっている(図26及び27)。
【0024】
このように両ハウジング10,20の嵌合作業後に検知部材50を取付検知位置から待機位置(特許請求の範囲に記載した嵌合検知位置に相当)側へ移動させる作業を行うことで、両ハウジング10,20の嵌合状態を検知できるようになっている。つまり、この実施形態では、特許請求の範囲に記載した嵌合検知位置が待機位置と同一の位置に設定されている。
【0025】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。まず検知部材収容部29内に検知部材50を待機位置に取り付けておき、図4及び図5に示すように、パネルPの裏側に配した雄ハウジング20をパネルPに取り付けるようにする。この取り付け作業は、ドアのパネルPの裏側には十分な作業スペースを確保できないという都合から、パネルPの表側に居る作業者がパネルPの裏側に手を回して、いわばパネル越しに雄ハウジング20を掴んで行うようにしている。
【0026】
取り付けに際しては、雄ハウジング20をその短辺方向に関して傾けて後傾姿勢としつつ両固定係止部30を先に取付孔Hに通過させるとともにパネルPの表面Pbに引っ掛けておく。この状態から固定係止部30とパネルPとの引っ掛け部分を支点として、雄ハウジング20を真直な姿勢へと回動させると、図6に示すように、弾性係止部31のテーパ面が取付孔Hの孔縁の裏側部分により押圧されることで弾性係止部31が撓み変形されつつ取付孔Hを潜り抜ける。この過程では、図7に示すように、待機位置とした検知部材50が取付孔Hを通過していく。そして、雄ハウジング20が真直な姿勢に達するのに伴って、図8に示すように、フランジ27が全域にわたってパネルPの裏面Paに当接するとともに、係止爪32が完全に取付孔Hを通過するのに伴い弾性係止部31が復帰し、係止爪32がパネルPの表面Pbに係止される。これにより、フランジ27と固定係止部30及び弾性係止部31の係止爪32との間にパネルPを挟んだ状態で雄ハウジング20がパネルPに対して正規の取り付け状態に保持される。
【0027】
このとき、貫通部28及び検知部材収容部29が取付孔Hに嵌合・貫通しており、図9及び図10に示すように、後壁35の前面がパネルPの表面Pbとほぼ面一になるとともに検知部材50が取付孔Hを完全に通過してパネルPの表側に配される。この状態でパネルPの表側から操作部56を押圧して検知部材50を取付検知位置へと操作すると、取付検知部54が取付孔Hの内周面とは非干渉となっているから、図11及び図12に示すように、検知部材50を取付検知位置まで移動させることができる。これをもって、雄ハウジング20がパネルPに対して正規に取り付けられたことが検知される。この取付検知位置では、取付検知部54がパネルPの表面Pbのうち固定係止部30側ではなく弾性係止部31側に係止される。従って、正規の取り付け状態において、仮に弾性係止部31が他部品の干渉などにより不用意に撓まされてその係止状態が誤解除された場合でも、取付検知部54が固定的にパネルPに係止されているから、固定係止部30と共に雄ハウジング20をパネルPに対してしっかりと保持することができる。
【0028】
一方、雄ハウジング20をパネルPに取り付ける際には、必ずしも正規に取り付けられるとは限らず、図7に示すような雄ハウジング20が取り付け途中の状態であるにも拘わらず、作業者が正規に取り付けられたと勘違いする場合がある。その場合に検知部材50を取付検知位置へと移動させようとしても、図13に示すように、検知部材50は、僅かに移動したところで取付検知部54が取付孔Hの内周面に突き当たるために取付検知位置まで移動させることができない。これをもって雄ハウジング20が未だ取り付け途中の状態であることが検知されるので、改めて雄ハウジング20を正規に取り付けるようにする。このように雄ハウジング20をパネルPに取り付けた後に検知部材50を待機位置から取付検知位置側に移動できるか否かに基づいて雄ハウジング20のパネルPに対する取付状態を検知することができる。
【0029】
また、雄ハウジング20がパネルPに対して正規に取り付けられる直前であって取付検知部54の前端部のみがパネルPの表側に突出した状態で、検知部材50を取付検知位置へと移動させようとした場合には、図14に示すように、検知部材50が所定距離移動したところで案内面55が取付孔Hの孔縁の表側部分に当接される。そして、検知部材50を取付検知位置へとさらに押し込むのに伴って、案内面55と取付孔Hの孔縁の表側部分とが摺接されることで、雄ハウジング20が引き込まれて図11に示す正規の取付状態へと矯正される。この場合は、改めて雄ハウジング20の取付作業を行う必要がないので、作業性が良好となっている。
【0030】
次に、上記のようにしてパネルPに取り付けられた雄ハウジング20に対して、図16ないし図18に示すように、パネルPの表側から雌ハウジング10を嵌合する作業を行う。図19に示すように、雌ハウジング10をフード部23内に所定深さまで嵌合させてから、レバー12を初期位置から反時計回り方向へ回動させる。レバー12を回動させるのに伴って、図20に示すように、引っ掛け部15が引っ掛け受け部24に係合することで、てこ作用が発揮されて両ハウジング10,20の嵌合が次第に深められる。この嵌合過程では、リブ18がリブ受入部41内に進入してその内周面に摺接されることで、両ハウジング10,20の嵌合動作が円滑に案内される。このとき、リブ18は、図21及び図22に示すように、取付検知位置とされた検知部材50の挿通凹部57内に進入されている。従って、この嵌合途中の段階で検知部材50を取付検知位置から待機位置側へ移動させようとしても、嵌合検知部58がリブ18に突き当たることで、その移動動作が規制される。これをもって両ハウジング10,20が未だ正規嵌合状態に達していないことが検知される。
【0031】
そして、図23に示すように、レバー12が嵌合位置に達すると、両ハウジング10,20が正規深さまで嵌合されるとともに、嵌合凸部25が嵌合凹部16に嵌合されることで両ハウジング10,20が正規嵌合状態にロックされる。この過程では、図24に示すように、雌ハウジング10の撓み規制部17が弾性係止部31の内側の溝部33内に進入することで、弾性係止部31の撓みが規制される。これにより弾性係止部31が不用意に撓み変形するのを防ぐことができるから、両ハウジング10,20の嵌合状態において雄ハウジング20をパネルPに対してしっかりと保持することができる。
【0032】
両ハウジング10,20が正規嵌合状態に達すると、図25に示すように、リブ18は、その前端面がリブ受入部41内の奥端面に当接し、その後端面が検知部材収容部29の後壁35の前端面とほぼ面一状をなす。言い換えるとリブ18は、検知部材50の挿通凹部57(検知部材収容部29内の検知部材50が収容される空間)から退避される。従って、この正規嵌合状態で検知部材50を取付検知位置から待機位置側へ移動させると、嵌合検知部58がリブ18とは非干渉になっているから、その移動動作が許容され、図26及び図27に示すように、検知部材50を待機位置まで移動することができる。検知部材50が待機位置側に移動すると、嵌合検知部58がリブ18の後端面に対して当接または近接しつつ対向する位置に配される。従って、検知部材50が待機位置まで移動した後に、両ハウジング10,20を引き離そうとしても、嵌合検知部58がリブ18の後端面に係止することで、抜け止めが図られるようになっている。このように嵌合作業後に検知部材50を取付検知位置から待機位置側へ移動できるか否かに基づいて両ハウジング10,20の嵌合状態を検知することができる。
【0033】
ところで、この雄ハウジング20では、スペースの都合などの事情により長辺方向の一端側にのみ検知部材50を取り付けるようにしている。このため、雄ハウジング20をパネルPに取り付ける際に、固定係止部30及び弾性係止部31の係止爪32とパネルPとのクリアランスによって雄ハウジング20がその長辺方向に関して傾いた姿勢のまま取り付けられた場合には、雄ハウジング20のうち検知部材50を取り付けた側が正規に取り付けられて検知部材50を取付検知位置へ移動できるにも拘わらず、その反対側が不完全な取付状態となっている可能性がある。つまり、検知部材50寄りの弾性係止部31の係止爪32がパネルPに係止しているのに対し、もう片方の弾性係止部31が撓んだままとされる事態を検知できないおそれがある。
【0034】
ところが、このような不完全な取り付けの状態の雄ハウジング20に対して雌ハウジング10を嵌合させようとすると、図28に示すように、撓んだ弾性係止部31が溝部33内に配されているので、撓み規制部17がその弾性係止部31に突き当たることで、両ハウジング10,20の嵌合動作が規制される。これをもって、弾性係止部31が撓んだままであり雄ハウジング20がパネルPに対して正規に取り付けられていないことが検知されるので、改めて雄ハウジング20を正規に取り付けた後に再度雌ハウジング10の嵌合作業を行うようにする。このように両ハウジング10,20が嵌合できるか否かによって雄ハウジング20のパネルPに対する取付状態を検知することができる。逆に言うと、両ハウジング10,20が嵌合した状態では、雄ハウジング20が確実にパネルPに対して正規に取り付けられていることが保証されることになる。
【0035】
以上説明したように本実施形態によれば、雄ハウジング20をパネルPに取り付けた後に検知部材50を待機位置から取付検知位置側に移動できるか否かに基づいて雄ハウジング20のパネルPに対する取付状態を検知することができる上、両ハウジング10,20を嵌合した後に検知部材50を取付検知位置から待機位置側に移動できるか否かに基づいて両ハウジング10,20の嵌合状態を検知することができる。これにより、パネルPに対して雄ハウジング20が取り付け途中の状態のまま放置されるのを防ぐことができるとともに、両ハウジング10,20が半嵌合状態のまま放置されるのを防ぐことができる。しかも、1つの検知部材50によって雄ハウジング20のパネルPに対する取付状態と、両ハウジング10,20の嵌合状態とを検知することができるから、例えば前者と後者の検知を専用の検知部材にて行った場合には2部品必要となるのに比べて部品点数が少なく済み、また雄ハウジング20の構造も簡単で済む。
【0036】
さらには、検知部材50を待機位置と取付検知位置との2位置間で往復移動させることで、雄ハウジング20のパネルPに対する取付状態と、両ハウジング10,20の嵌合状態とを検知するようにしたから、作業性に優れるとともに雄ハウジング20の構造を簡素化することができる。
【0037】
しかも、両ハウジング10,20が正規嵌合した後に検知部材50を待機位置側に移動させるのに伴い、嵌合検知部58がリブ18の後端面に係止することで雌ハウジング10を抜け止め状態に保持することができ、正規嵌合した両ハウジング10,20の保持状態を良好なものとすることができる。
【0038】
また、作業スペースの都合などにより、パネルPの表側に居る作業者がパネル越しに雄ハウジング20をパネルPの裏側から取り付ける場合であっても、検知部材50の操作部56をパネルPの表側、すなわち作業者側から目視しつつ操作することができるから、仮に操作部をパネルの裏側から操作するようにした場合には、操作部を殆ど目視することができず、また操作状況も専ら作業者の指先の感覚に頼らざるを得ないのに比較して、本実施形態によれば検知部材50の操作性を良好なものとすることができる。
【0039】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、検知部材を待機位置と取付検知位置との2位置間で往復移動させる場合、すなわち待機位置と嵌合検知位置とを同じ位置に設定した場合を示したが、例えば待機位置と取付検知位置との間に嵌合検知位置を新たに設定し、嵌合検知位置において取付検知部をパネルの裏面に係止させるようにしてもよい。その他にも、嵌合検知位置の設定位置として、例えば検知部材が待機位置から取付検知位置へ移動する方向と、取付検知位置から嵌合検知位置へ移動する方向とを交差(直交)させるようにしてもよい。
【0040】
(2)上記した実施形態では、検知部が取付孔の内周面に突き当たるまでに検知部材が待機位置から僅かに検知位置側に移動されるものを示したが、検知部の長さ寸法などを調整することで、検知部材が待機位置から殆ど移動することなく検知部が取付孔の内周面に突き当たるようにしてもよい。このようにすれば、検知部材を移動できるか否かによって雄ハウジングの取付状態を検知できるから、検知精度を向上させることができる。
(3)上記した実施形態では、取付孔の内周面が検知部材に対する規制部を兼用した場合を示したが、取付孔とは別途に規制部をパネルに設けるようにしてもよい。その場合、規制部の形状や配設位置によっては、雄ハウジングをパネルに取り付けたときでも検知部材を取付孔を通過させずにパネルの裏側に配することが可能となる。要は、検知部材が必ずしも取付孔を通過する必要はない。
【0041】
(4)上記した実施形態では、検知部材の操作部がパネルの表側に突出するものを示したが、操作部がパネルの裏側に配されて裏側から操作するものも本発明に含まれる。
(5)上記した実施形態では、パネルに雄ハウジングを取り付けるものを示したが、パネルに雌ハウジングを取り付けるものにも本発明を同様に適用することができる。
(6)上記した実施形態では、雄ハウジングに検知部材を組み付け、パネルの取付孔の孔縁を検知部材の検知部に干渉する規制部としたものを示したが、逆にパネルに検知部材を組み付けるようにし、雄ハウジングに検知部材の検知部が干渉可能な規制部を設けるようにしてもよく、そのようなものも本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雄ハウジングと検知部材の正面図
【図2】雄ハウジングにおける図1のA−A線断面図
【図3】雄ハウジングと検知部材における図1のB−B線断面図
【図4】雄ハウジングとパネルにおける図1のC−C線断面図
【図5】検知部材を待機位置に取り付けた雄ハウジングとパネルにおける図1のB−B線断面図
【図6】パネルに雄ハウジングを取り付ける途中の状態を示す図1のC−C線断面図
【図7】パネルに雄ハウジングを取り付ける途中の状態を示す図1のB−B線断面図
【図8】パネルに雄ハウジングが正規に取り付けられた状態を示す図1のC−C線断面図
【図9】パネルに雄ハウジングが正規に取り付けられた状態を示す図1のB−B線断面図
【図10】パネルに雄ハウジングが正規に取り付けられた状態を示す正面図
【図11】検知部材を取付検知位置まで移動させた状態を示す図1のB−B線断面図
【図12】検知部材を取付検知位置まで移動させた状態を示す正面図
【図13】検知部が取付孔の内周面に干渉した状態を示す図1のB−B線断面図
【図14】案内面が取付孔の孔縁の表側部分に当接した状態を示す図1のB−B線断面図
【図15】雌ハウジングの正面図
【図16】パネルに取り付けた雄ハウジングとレバーを初期位置に装着した雌ハウジングの平面図
【図17】図16のD−D線断面図
【図18】パネルに取り付けた雄ハウジングとレバーを初期位置に装着した雌ハウジングとを示す図1及び図15のA−A線断面図
【図19】両ハウジングを所定深さ嵌合させた状態を示す平面図
【図20】レバーを回動する途中で、両ハウジングが嵌合途中の状態を示す平面図
【図21】取付検知位置とした検知部材と雌ハウジングの関係を示す一部切欠平面図
【図22】図21のA−A線断面図
【図23】レバーが嵌合位置まで回動して、両ハウジングが正規嵌合した状態を示す平面図
【図24】図23のD−D線断面図
【図25】両ハウジングが正規嵌合した状態を示す図1及び図15のA−A線断面図
【図26】両ハウジングが正規嵌合した状態で検知部材を待機位置まで移動した状態を示す一部切欠平面図
【図27】図26のA−A線断面図
【図28】撓んだ弾性係止部に雌ハウジングの撓み規制部が突き当たった状態を示す断面図
【図29】従来例の側面図
【符号の説明】
10…雌ハウジング(相手のコネクタハウジング)
20…雄ハウジング(コネクタハウジング)
27…フランジ(保持手段)
30…固定係止部(保持手段)
31…弾性係止部(保持手段)
50…検知部材
54…取付検知部
56…操作部
58…嵌合検知部
P…パネル(コネクタハウジングとパネルの他方側)
H…取付孔
Claims (4)
- パネルに開口して設けられた取付孔に貫通した状態で取り付けられた後に相手のコネクタハウジングが嵌合されるコネクタハウジングを備え、このコネクタハウジングには、前記パネルに対してコネクタハウジングを取付状態に保持するための保持手段が設けられ、且つ、前記パネルに対する前記コネクタハウジングの取付方向と両コネクタハウジングの嵌合方向とがほぼ平行とされているものにおいて、
前記コネクタハウジングと前記パネルのいずれか一方には、取付検知部と嵌合検知部とを備えるとともに、前記取付方向及び前記嵌合方向と交差する方向に沿って待機位置と取付検知位置と嵌合検知位置との間を順に移動可能な検知部材が組み付けられ、
前記パネルに対して前記コネクタハウジングが取り付け途中のときは、前記取付検知部がコネクタハウジングとパネルの他方側に干渉することで検知部材の前記待機位置から前記取付検知位置側への移動動作が規制され、コネクタハウジングが正規に取り付けられると、取付検知部が前記他方側と非干渉になって検知部材の取付検知位置側への移動が許容されるようになっており、
且つ、前記パネルに取り付けられた前記コネクタハウジングに対して前記相手のコネクタハウジングが嵌合される途中では、前記嵌合検知部が相手のコネクタハウジングに干渉することで検知部材の前記取付検知位置から前記嵌合検知位置側への移動動作が規制され、両コネクタハウジングが正規に嵌合されると、嵌合検知部が相手のコネクタハウジングと非干渉になって検知部材の嵌合検知位置側への移動が許容されるようになっていることを特徴とするコネクタ。 - 前記嵌合検知位置が前記待機位置と同一の位置に設定されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記嵌合検知部は、前記検知部材が前記取付検知位置から前記嵌合検知位置へと移動するのに伴って前記相手のコネクタハウジングに係止することで相手のコネクタハウジングを抜け止め可能とされていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
- 前記コネクタハウジングを前記パネルの裏側から取り付けるものにおいて、
前記検知部材には、パネルの表側からの移動操作を可能とする操作部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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