JP3845675B2 - 核酸分離剤 - Google Patents
核酸分離剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3845675B2 JP3845675B2 JP2001357095A JP2001357095A JP3845675B2 JP 3845675 B2 JP3845675 B2 JP 3845675B2 JP 2001357095 A JP2001357095 A JP 2001357095A JP 2001357095 A JP2001357095 A JP 2001357095A JP 3845675 B2 JP3845675 B2 JP 3845675B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- derivative
- gel
- nucleic acid
- present
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、螺旋状高分子、特に、核酸を選択的に分離、精製する新規な材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
遺伝子操作やヒトゲノム解析をはじめとする近年のバイオテクノロジーの著しい進歩には目を見張るものがある。特に核酸、タンパク質、糖質などは、生命活動の本質をつかさどる物質として医学、化学、農学といった広い領域において研究されている。また、学術的な知見をもとに産業界への応用も急速に広まっている。
【0003】
このようなバイオテクノロジー興隆の時代においては、生物内の微量な有効成分をいかにして大量に純度良く精製することができるかということが重要課題となる。しかし、生体内の物質は微量且つ不安定であることも多く、従来の技術において安価で大量に精製することは困難である。
【0004】
例えば核酸の精製においては、相補的な塩基配列を有するDNAを修飾したアフィニティーカラムが多く用いられるが、非常に高価である上に加水分解酵素による分解を受けやすい為に寿命が短いことが欠点となっている。また、タンパク質の精製については、抗体によるアフィニティーカラム、イオン交換カラム、ゲルろ過カラム等が用いられているが、高い分離度でタンパク質が失活することなく精製する条件は非常に限定されている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
本発明の目的は、螺旋構造を有する生体高分子の分離、精製に有効な、新しい分離剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の目的を達成するため鋭意研究を行い、β-1,3-グルカン誘導体又はβ-1,3-キシラン誘導体を支持体に固定化した分離剤が核酸のような螺旋状高分子の分離剤として有効であることを見出し本発明を導き出した。
【0007】
本発明で言う、β-1,3-グルカン又はβ-1,3-キシランとは、天然または人工的に合成される、多糖の一種で、グルコース又はキシロース環が、β結合で1位と3位の水酸基間が結合したものである。このようなβ−1,3−グルカン又はβ−1,3−キシランの典型例は、シゾフィラン、カードラン、レンチナン、パーキマン、グリホラン、ラミナラン、又はスクレログリカンの一般名(通称)で知られたものである。本発明で言う、β-1,3-グルカン誘導体又はβ-1,3-キシラン誘導体とは、化学的に純粋な、上記のようなβ-1,3-グルカン又はβ-1,3-キシランを含む化合物の総称であり、具体的には、10重量パーセント以上、好ましくは、20重量パーセント以上の当該多糖(β−1,3−グルカン又はβ−1,3−キシラン)を含むものを指称し、ここで、後に述べるような化学修飾の方法を用いて、β-1,3-グルカン又はβ-1,3-キシランの構造の一部に官能基を付加したものも、β-1,3-グルカン又はβ-1,3-キシランに含まれるものとする。以下、このようなβ-1,3-グルカン誘導体又はβ-1,3-キシラン誘導体を「本発明の多糖」と言うことがある。
【0008】
さらに、本発明の多糖はその重量平均分子量が100以上、さらに好ましくは1000以上、最もこの好ましくは2000以上であることが求められる。この分子量は、無論、捕捉する分子(分離すべき分子)の種類によって異なる。
【0009】
本発明は、本発明の多糖を支持体に固定して使用される。支持体に固定する方法の例としては、本発明の多糖の糖鎖の還元末端、側鎖、主鎖の未反応水酸基を支持体の適当な官能基と結合させる方法が挙げられる。糖鎖の還元末端を結合部位とする場合は、例えばアミノ基を有する支持体との結合が可能である。また、主鎖や側鎖の未反応水酸基に導入する場合は、例えば水酸基、カルボキシル基を有する支持体との結合が可能である。また、必要ならば適当なスペーサーを入れてもよい。このようなスペーサーとしては例えばブタンジアミンや各種アミノ酸等の2官能性化合物を利用することができる。また、本発明の多糖に官能基を付加し、支持体の反応性基と化学結合で固定化することが出来る。本発明の多糖に導入する官能基としては、アミノ基、アルデヒド基、カルボニル基、チオール基等が例示される。また、水素結合、疎水的相互作用、静電的相互作用、物理的吸着等も挙げられる。この場合も、その効率を高めるために前述の化学修飾を行うことができる。
【0010】
上述の方法で、導入された官能基は、支持体上の官能基と反応させることにより、本発明の多糖は固定化される。このような支持体としては、β−1,3−グルカン誘導体又はβ−1,3−キシラン誘導体から成る本発明の多糖を上述したような結合様式または相互作用を介して固定化し得る各種の物質を利用することができる。
【0011】
本発明において用いられるのに好ましい支持体の例としては、クロマトグラフィーの固定相の担体等として用いられている各種の材料、例えば、スチレンゲル、セルロースゲルまたはシリカゲルのようなゲルを本発明の多糖と反応し得るような官能基を有するように修飾されたスチレンゲル誘導体、セルロースゲル誘導体又はシリカゲル誘導体を挙げることができる。例えば、スチレンゲル誘導体の1種である東ソー社のトヨパールもしくはその類似品を本発明の支持体として使用することができる。さらに詳しくは、アミノトヨパールの場合は、本発明の多糖の糖鎖にカルボキシル基を、カルボキシトヨパールの場合は本発明の多糖の糖鎖にアミノ基を導入することが好ましく、これによって本発明の多糖が該支持体に固定化される。その他のスチレンゲル誘導体、セルロースゲル誘導体、シリカゲル誘導体なども同様に本発明の多糖を固定化するのに使用される。
【0012】
本発明において用いられる支持体の他の好ましい例としては、電気泳動法に用いられているようなアガロースゲル誘導体やアクリロアミドゲル誘導体を挙げることができる。本発明の多糖を上述したような方法で、これらのゲルに固定化し、核酸のような生体高分子を該ゲル中で電気泳動することにより分離を行なうことも可能である。この場合、本発明の多糖と相互作用の強い生体高分子ほど泳動度が低く、選択的に分離することができる。
なお、本発明における支持体に関して用いている各種の「ゲル誘導体」という表現は、以上の説明からも理解されるように、本発明の多糖の官能基と反応し得るようにそれぞれのゲルが化学修飾されていることを意味する。
【0013】
本発明の分離剤は、本発明の多糖に類似したヘリックスパラメーターを有する螺旋状高分子の分離、精製において有効であり、特に核酸の分離、精製に有効である。DNAの2重螺旋にみられるように、螺旋状高分子は類似したヘリックスパラメーターを有する他の高分子と高分子複合体を形成する。その結合は、疎水性相互作用(水中で使用する場合)や水素結合による。本発明の多糖は多くの水素結合点を持ち、水素結合性のサイトを有する螺旋状高分子を選択的に補足する。このような螺旋状高分子としては、核酸や蛋白質が例示される。
【0014】
かくして、本発明の特に好ましい態様に従えば、核酸のような螺旋状高分子と相互作用して複合体を形成することのできる多糖を固定化した分離剤であって、本発明の多糖と類似したへリックスパラメーターを有する高分子鎖を捕捉する分離剤が提供される。ここで、ヘリックスパラメーターとは、当該分野で知られているように螺旋状化合物の形態を表示するのに用いられ、ヘリックスピッチ(h)、1ヘリックスピッチ中の官能基の数(R)、および螺旋の巻き方向(右巻きまたは左巻き)で定義される量である。
【0015】
本発明の多糖のヘリックスパラメーターは、相互作用して複合体を形成すべき核酸のような螺旋状高分子に応じてコントロールされる。螺旋状高分子と複合体を形成するためには、巻き方向は一致する必要があるが、他の量であるhとRについては近い値を持っていれば十分で、完全に一致する必要はない。すなわち、本発明に関して用いる「類似した(類似の)ヘリックスパラメーターを有する」という表現は、巻き方向が一致するとともに、hとRが同一または近似の値を(h/Rとして、一般に、±50%以内、好ましくは±30%以内)を有していることを意味し、そして、本発明の多糖は、使用する溶液(一般に水溶液)中で部分的にでも核酸のような螺旋状高分子と類似のヘリックスパラメーターを有していればよい。近似の目安としては、核酸を分離する場合には、核酸のh/R(一官能基あたりのピッチ長)の値が、2から4Åの間にあることより、本発明の多糖は、好ましくは、2〜4Å、さらに好ましくは単一核酸鎖の値である、2.4〜3.6Å、より好ましくは多くの単一核酸鎖の値である、2.4〜3.3Åのh/R値を有するようにする。
【0016】
核酸および高分子を含む各種の螺旋状化合物のヘリックスパラメーターの値は、各種の文献の記述から容易に知ることができる。例えば、Wゼンガーの「核酸構造」(シュプリンガー・フェアラ−ク東京、昭和62年刊)に記載されている如く、A型DNAのヘリックスパラメーターはh=28.2Å、R=11、h/R=2.56、右巻きであり、また、合成RNAのpoly(C)ではh=18.6 Å、R=6、h/R=3.10、右巻きである。本発明においては核酸と類似のヘリックスパラメーターを有する高分子鎖を用いることが肝要であり、核酸のヘリックスパラメーターと類似の高分子鎖を用いることにより、核酸との複合体形成が熱力学的に容易になる。例えば、実施例に示す、主鎖がβ−1,3−グルカンからなる多糖であるシゾフィランやレンチナンのヘリックスパラメーターは“高橋、小畠、鈴木、Prog. Polym. Phys. Jpn. 27巻、767ページ”、または“Conformation of Carbohydrates, harwood academic publisher, 1998年”に記述されており、h=17.4Å、R=6.0、h/R=2.90、右巻きと、Poly(C)に極めて近い。この為に、主鎖がβ−1,3−グルカンから成る多糖、例えば、シゾフィラン、レンチナン、カードラン、パーキマン、グリホラン又はスクレログリカンは核酸と容易に複合体を形成する。
【0017】
へリックスパラメーターが不明の場合には、溶液中の高分子の局所的なコンフォメーションは結晶構造を反映していると考えられるので、結晶解析のデータを利用することによって、ヘリックスパラメーターの値を求めることができる。例えば、溶液中の光散乱や極限粘度、MNRなどの測定データを、「Helical Wormlike Chains in Polymer Solutions, 山川裕美、Springer Verlag 1997年」に記載されている方法を用いて解析し、へリックスパラメーターの値がを求められる。
【0018】
後に述べる実施例は、選択カラムとして本発明の分離剤を用いるの例であるが、無論、本発明の具体的な実施形態はこれに限るものでは無い。たとえば、本発明の多糖を上述した方法にて、粒状セルロースやスチレン、シリカ等に固定化したラテックス(これを、本発明の多糖修飾粒子という)を用意し、これを分離したい溶液に浸し、本発明の多糖修飾粒子上に核酸等を保持させる。例えば、poly(A)のテイルを有するmRNAを分離したい場合は、mRNAのテイルに結合するに十分な長さを有する本発明の多糖を粒子上に修飾する。その後、mRNAに入った溶液中に浸す。この粒子の分離は、例えば、遠心分離やろ過を用いることもできる。また、あらかじめ粒子の中に磁性を有する金属をいれ、磁石で目的とする粒子を分離しても良い。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の特徴を更に明らかにするため実施例及び比較例を示すが、これらの例は本発明を例示するためのものであり、本発明を制限するためのものではない。
実施例1から3はβ-1,3 -グルカンとしてシゾフィランまたはレンチナンをゲル支持体に固定化することにより得られる多糖修飾ゲルカラムが核酸の分離、精製用のアフィニティーカラムとして適用できることを示すものである。また、実施例4は、同様に調製したシゾフィラン修飾ゲルカラムを使用して、RNA混合物の中からmRNAを選択的に分離、精製することができることを示すものである。
【0020】
実施例1
アミノ基を含むゲル支持体(アミノトヨパール(AF-Amino TOYOPEARL)、東ソー社製)にシゾフィラン(分子量 150000)及びシアノボロハイドレートナトリウム、酢酸ナトリウム水溶液を加え、60℃で40時間振とうし、シゾフィラン修飾ゲルカラムを得た。ゲルを洗浄後カラム管に充填した。
【0021】
実施例2
分子量6000のシゾフィランを用いた以外は実施例1と同様にしてシゾフィラン修飾ゲルカラムを作成した。
【0022】
実施例3
シゾフィランの代わりにレンチナンを用い、実施例1と同様の操作によりレンチナン修飾ゲルカラムを作成した。
【0023】
比較例1 - 3
シゾフィランの代わりにデキストラン、プルラン、アミロースを用い、実施例1と同様の操作により多糖修飾ゲルカラムを作成した。
【0024】
以上の各実施例及び比較例において得られたゲルカラムに核酸水溶液を流入し、溶離液を吸収スペクトルにより測定することで、溶出挙動を確認した。図1に実施例1のカラムを用いた場合の核酸の分離挙動を示す。溶出に用いる溶媒は0-30 mlは50 mM(pH7.5)リン酸緩衝液で、30 ml以降は200 mMリン酸緩衝液(pH6.0)とした。この結果より、核酸の種類によってシゾフィラン修飾カラムからの溶出挙動が異なることがいえる。同様の挙動が実施例2、3のカラムについても観察された。
【0025】
これに対し比較例1のカラムを用いた場合の核酸の分離挙動を図2に示す。この図より、各核酸はカラム担体とほとんど相互作用することなく溶出し、従って核酸の分離精製は不可能であることが示された。この挙動は比較例2、3についても同様であった。
各カラムからの核酸の溶出挙動について表1にまとめる。
【0026】
【表1】
【0027】
表1に示されるように実施例1-3については、poly(A)及びpoly(C)は塩強度50 mM, pH7.5の条件下においてカラム中に保持される。これに対しpoly(U)及びpoly(G)は同条件下で溶出するためにこれらの分離が可能であるといえる。また、カラム中に保持された核酸も、溶離液を塩強度200 mM, pH6.0とすることで溶出させることができる。これに対して比較例1-3では、核酸の種類及び溶離液の性質にかかわらず核酸は溶出してしまうので分離、精製に用いることは出来ない。
【0028】
実施例4
シゾフィラン(分子量150000)、ジアミノブタンおよびシアノボロハイドレートナトリウム、酢酸ナトリウム水溶液を加え、60℃で40時間攪拌した。溶液を透析により精製し凍結乾燥することにより、アミノ化シゾフィランを得た。得られたアミノ化シゾフィランと、カルボキシル基を含むゲル支持体(カルボキシトヨパール(AF-Carboxy TOYOPEARL)、東ソー社製)を脱水下ジメチルスルホキシドに溶解し、ジフェニルホスホロアジデートおよびトリエチルアミンを加え、30℃で1晩振とうし、シゾフィラン修飾ゲルカラムを得た。ゲルを洗浄後カラム管に充填した。
【0029】
以上のようにして得られたゲルカラムに酵母由来のRNA混合物を含む水溶液を流入し一晩熟成後溶出させた。溶離液を吸収スペクトルにより測定することで、溶出挙動を確認した。図3に核酸の溶出曲線を示す。溶出に用いる条件は0〜30mlでは条件1〔温度:5℃、溶出液:50mM(pH7.5)リン酸緩衝液〕で、30ml以降は条件2〔温度60℃、溶出液:200mM(pH6.0)リン酸緩衝液〕とした。この操作により、2つの核酸由来のピークを得ることができた。すなわち、条件1においてカラム中に保持されない核酸(ピーク1)と条件1においては保持される核酸(ピーク2)に分けることができた。
【0030】
各ピークの成分をゲル電気泳動法により測定した。図4に各フラクションのゲル電気泳動写真を示す。ゲル電気泳動においてmRNAはブロードなバンドとして現れる。これに対してリポソーマルRNA、トランスファーRNAはシャープなバンドとなって現れる。例えば、レーン3を例にとると、1番下の最も泳動度の大きいバンドがトランスファーRNA由来で、その上の2本のバンドがリポソーマルRNA由来のバンドとされている。また、原点からトランスファーRNA由来のバンドの間で全体的に光っているものがmRNAである。つまり、レーン中のトランスファーRNA、リポソーマルRNA由来のバンドが減少または消失し、mRNA由来のバンドの輝度が増加すると、mRNAが分離精製できたと評価することができる。
【0031】
この写真によると、ピーク1の核酸は強い強度でリポソーマルRNA、トランスファーRNA由来のバンドを発現した。これに対して、ピーク2ではリポソーマルRNA、トランスファーRNA由来のバンドが明らかに減少し、相対的にmRNA由来のバンドの輝度が増加していることが分かる。すなわち、ピーク2を分取することによりmRNAを高純度で得ることができる。これらの結果より、シゾフィラン修飾カラムによってRNA混合物よりmRNAを選択的に分離精製できることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】β-1,3-グルカンの1種シゾフィランを支持体に担持したゲルカラムに核酸水溶液を流入したときの溶出挙動を示す。
【図2】デキストランを支持体に担持したゲルカラムに核酸水溶液を流入したときの溶出挙動を示す。
【図3】β−1,3−グルカンの1種であるシゾフィランを支持体に固定化したゲルカラムに酵母由来のRNA混合物水溶液を流入したときの溶出挙動を示す。
【図4】実施例4で得られたRNAのフラクションのゲル電気泳動実験の結果を示す。
Claims (5)
- β-1,3-グルカン誘導体又はβ-1,3-キシラン誘導体を支持体に固定化して成り、RNA混合物よりmRNAを選択的に分離精製するmRNA分離剤。
- β -1,3- グルカン誘導体又はβ− 1,3 −キシラン誘導体として、シゾフィラン誘導体、カードラン誘導体、レンチナン誘導体、パーキマン誘導体、グリホラン誘導体、ラミナラン誘導体又はスクレログリカンの誘導体を支持体に固定化した、請求項1に記載の分離剤。
- β -1,3- グルカン誘導体又はβ -1,3- キシラン誘導体の重量平均分子量が2000以上である、請求項1〜2のいずれかに記載の分離剤。
- 支持体がスチレンゲル誘導体、セルロースゲル誘導体又はシリカゲル誘導体である、請求項1〜3のいずれかに記載の分離剤。
- 支持体がアガロースゲル誘導体又はアクリルアミドゲル誘導体である、請求項1〜3のいずれかに記載の分離剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357095A JP3845675B2 (ja) | 2001-03-13 | 2001-11-22 | 核酸分離剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-69654 | 2001-03-13 | ||
JP2001069654 | 2001-03-13 | ||
JP2001357095A JP3845675B2 (ja) | 2001-03-13 | 2001-11-22 | 核酸分離剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003035704A JP2003035704A (ja) | 2003-02-07 |
JP3845675B2 true JP3845675B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=26611108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001357095A Expired - Fee Related JP3845675B2 (ja) | 2001-03-13 | 2001-11-22 | 核酸分離剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3845675B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4764966B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-09-07 | 独立行政法人科学技術振興機構 | メッセンジャーrnaの分離方法 |
KR100723367B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
KR100723369B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
KR100723368B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
KR100723366B1 (ko) * | 2006-04-19 | 2007-05-30 | 삼성토탈 주식회사 | 올레핀 중합 및 공중합 방법 |
-
2001
- 2001-11-22 JP JP2001357095A patent/JP3845675B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003035704A (ja) | 2003-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2006327328B2 (en) | Preparation of biomolecules | |
JP2000500733A (ja) | 相互作用分子結合体 | |
AU773252B2 (en) | Molecularly imprinted polymers produced by template polymerisation | |
CN105561960B (zh) | 一种手性选择性可切换的高效液相色谱填料及其制备方法 | |
EP2164591B1 (en) | Method for preparation of a biomolecule adsorbent | |
Bagán et al. | Synthesis and characterization of epitope-imprinted polymers for purification of human hemoglobin | |
JPH09501719A (ja) | ヘパリン官能アフィニティー支持体 | |
Ding et al. | Affinity precipitation of human serum albumin using a thermo-response polymer with an L-thyroxin ligand | |
JP3845675B2 (ja) | 核酸分離剤 | |
Pichon | Aptamer-based and immunosorbents | |
EP2853892A1 (en) | Separating agent | |
CN101716494B (zh) | 一种纯化凝血酶的磁性亲和微球及其制备方法和应用 | |
DE69007006T2 (de) | Ligand enthaltendes Medium für chromatographische Trennung, Verfahren zur dessen Herstellung und dessen Verwendung zur Isolierung von synthetischen oder natürlichen Molekülen von einer Fluidmischung. | |
Cartellieri et al. | One‐step affinity purification of fetuin from fetal bovine serum | |
JPS6356501A (ja) | アフイニテイークロマトグラフイー用カラム充填剤及びその製造方法 | |
KR20200043990A (ko) | 크로마토그래피용 담체, 리간드 고정 담체, 크로마토그래피 칼럼, 표적 물질의 정제 방법 및 크로마토그래피용 담체의 제조 방법 | |
JP2003524680A (ja) | 刺激応答性高分子を用いた親和力制御型材料および該材料を用いた分離精製方法 | |
Acikara et al. | Affinity chromatography and importance in drug discovery | |
FR2541593A1 (fr) | Support mineral poreux pour la purification et le fractionnement des macromolecules biologiques | |
Ding et al. | Preparation of pH‐responsive metal chelate affinity polymer for adsorption and desorption of insulin | |
WO2002103349A1 (fr) | Agent de separation pour isomere optique | |
JP3635002B2 (ja) | 液体クロマトグラフィー用光学異性体分離用充填剤 | |
JP4084027B2 (ja) | マトリックスとの結合サイトを有する多糖 | |
JP2854872B2 (ja) | カブトガニ血球膜由来抗菌性ペプタイドをリガンドとする不溶性担体 | |
CN105498706A (zh) | 一种蛋白a免疫亲和柱的制备方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20031031 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040129 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040312 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050603 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050818 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060223 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060424 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060529 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060627 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130901 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |