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JP3842297B2 - 白アリの迎撃・抑制ベイト剤処理システムとその使用方法 - Google Patents

白アリの迎撃・抑制ベイト剤処理システムとその使用方法 Download PDF

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Description

発明の分野
この発明は白アリの制御、特に白アリの迎撃およびベイト剤処理を行う方法とシステムに関するものであり、それにより白アリの群を抑圧または根絶して、白アリの害から構造物や作物や樹木などを保護しようとするものである。
従来技術
多年に亙って、白アリ虫害に対して構造物などを長期にわたって有効に保護する実行可能な唯一の方法としては、構造物の基礎の内部または周りの白アリが出入りする可能性のある地点においてグランドレベルで環境に持続性のあるベイト剤処理剤を無差別に施すことが行われてきた。
しかし構造物の所有者や構造物の周囲にいる人達の健康へのそのような方策の短期的および長期的影響への関心から、白アリ迎撃産業による白アリ制御の方法を見直すことが強く求められるようになってきた。この見直しは、白アリ虫害を防止または制御するために現在使用されているベイト剤処理剤を大量に無差別に施す方策の代りに、環境に対する衝撃性の低い代替え手段を開発するという考え方をも含んでいる。
白アリ制御のためのバリア処理(白アリ虫害を邪魔する処理)のための代替え手段のひとつとしては白アリ誘惑ベイト剤処理方法がある。すなわち白アリをある特定の地点に集めて、その集合地点に置いた毒生物を含有した餌を白アリに食べさせて迎撃しようとするものである。
この迎撃方法は従来のものに比べていくつかの有利な点がある。そのひとつは、構造物などの保護のために従来のバリア処理において用いられていたベイト剤処理剤活性成分のほんの一部の量を使用するだけという点、である。ベイト剤処理剤含有の餌は移動できないステーション(特設の場所)に置かれるもので、餌がステーション外の一般の環境に移動することはない。しかもステーション内には白アリが入れるようになっている。
ステーション内に餌を置くので、人間特に子供や大きな動物が餌に曝される可能性が非常に少なくなる。誘惑ベイト剤処理方法によった場合に最も重要な点は、群を構成する白アリを攻撃地点または保護される対象物から単に排除するだけでなく、白アリの群そのものを排除または抑制することである。
効果的であるためには白アリによって餌が食べられなければならないから、餌が白アリ群に対して意図された毒性効果を維持する充分に長い期間に亙って特定の地点で群の白アリが食することが持続的かつ反復的にできるように技術を開発する必要がある。しかしこれを達成するには餌付けシステムはまだ解決されていないいくつかの問題をクリアする必要があり、この故に餌付けシステムはまだ成功の見込みが大きくないのである。
白アリは栄養分としてセルロースを食するので、木材やセルロースを含有する材料からなる構造物などにとっては重大な脅威となる。白アリは基本的に非地中型と地中型との2種類に分類される。地中型の白アリは主として地中に生息し、地中から地表の食物源に至る閉じた泥のトンネルシステムを構築することにより、地中または地表上のセルロース含有食物を徴発する。非地中型の白アリはその食する食物源中またはその近くに生息する。
いくつかの理由からして白アリ誘惑ベイト剤処理に際しては、白アリの群と接触ができて、ついで特定の餌場に白アリが集合した後で行うのが望ましい。その理由としては、長期間使用された場合に起こり易い品質劣化の量を最少にすること、偶発的に子供やペットに触れる量を最少にすることなどが挙げられる。したがって安全な白アリ誘惑ベイト剤処理方法としては、まず非毒性媒体を置いた地点に白アリを集合させ、ついでその地点で毒性の餌を施すようにする必要がある。
現在開発されている方法では、餌付けステーション開口部を具えた容器と交換可能な餌カートリッジとからなるシステムを用いて白アリの検知と抑制とを達成するように考案されている。アメリカ特許第5,329,726号(1994年7月19日付け許諾)に開示された装置にあっては、カートリッジは複数の開口部を具えており、これらが容器中に置かれた時に容器の開口部に対応するようになっている。
白アリの問題はアメリカ特許第5,329,726号においても認識されており、白アリ確認および抑制のためのカートリッジは開口部を具えており、カートリッジが容器中に挿入された時にこれらの開口部が容器のそれと整列するように作られている。検知段階で用いられる非毒性餌カートリッジ中に白アリを検知した後で、そのカートリッジは取り除き、対応した構造の毒性餌カートリッジと置き換えられる。
アメリカ特許第5,329,726号によれば、非毒性カートリッジをベイト剤処理剤含有カートリッジに代える制御ステーションの外側容器の開口部と白アリの群居地との間のアクセスのために白アリにより形成された既存の通路を乱すことはない。なぜなら地面に対して外側容器は不動の関係を保ちベイト剤カートリッジの開口部は容器の開口部と整列しているからである。したがって白アリは容器中のベイト剤含有カートリッジへのアクセスを維持できるし、群居地と餌ステーションとの間の既存の連通を介して白アリ群居地にベイト剤含有餌を搬送することができるのである。
この発明
この発明のシステムは白アリの検知と餌付けを行うもので、非毒性餌から毒性餌への移行を、必要なら毒性餌場の混乱を最少にして行うものである。
餌場で白アリを集合させた非毒性餌を取り除いて、アメリカ特許第5,329,726号に記載されているように毒性の餌と置換する代りに、この発明にあっては非毒性餌を残したままで、それに添えて近くに毒性餌を補充するのである。
アメリカ特許第5,329,726号にはカートリッジの交換可能なシステムを用いることにより白アリの混乱を最少にすることが教示されているが、白アリの混乱をこの発明ほどには減少させるものではない。これはなぜかというと、交換可能なカートリッジのシステムは、白アリが外側の容器に入る地点までのトンネルは混乱させないが、カートリッジの交換中外側容器の内壁と非毒性餌のカートリッジを貫通した最大地点との間に白アリにより構築されたトンネルを乱したり断絶させたりするのである。カートリッジの交換中にこの程度まで白アリが混乱されると、白アリは餌場を放棄する可能性があり、その結果群を根絶することができなくなってしまう。
加えてアメリカ特許第5,329,726号の場合には、白アリは非毒性餌から毒性餌へと非自発的に移行することを強制される。これに対してこの発明の場合には、この移行を白アリが自発的に行うのである。この発明は白アリにより群集された毒性餌や非毒性餌を全く乱したり除いたりしないので、交換可能カートリッジシステムを使用した場合に特有の混乱の問題がないのである。
これは容器と非毒性餌との構成によるものであって、該非毒性餌は容器内または容器外に固定されて、毒性餌の容器内への導入は可能とする反面、非毒性餌の混乱は最少とするものである。餌食する白アリの混乱を最少とすることにより、白アリが餌食地点を放棄する可能性が大幅に減少する。
この発明の鍵となる特徴は、非毒性餌餌場およびそれへのアクセスを乱さずに餌を導入する点にある。
この発明において非毒性餌は毒性餌を内部に導入する容器の外側および/または内側に非毒性餌を置いてやる。この発明の一実施例にあっては、非毒性餌が容器内部への門を構成している。容器をシールして白アリに敵対する競争者や略奪者のアクセスを拒んでいる実施例においては、容器内部へのアクセスは容器の入口を覆っている非毒性餌の一部を白アリが食することにより得られるのである。
白アリの検知中に使用される非毒性餌が多孔性構造の容器の内外に固定されて容器の開口部を完全に覆っているシステムの場合には、容器と非毒性餌の双方が地面に対して固定状であり、白アリの活動が検知された後での毒性餌の導入中容器への入口や非毒性餌の混乱はないのである。
容器内部を覗いて非毒性餌の消費または白アリにより形成されたトンネルを看取することにより、白アリの活動を検知できる。この発明において重要な点は、白アリの検知後容器の壁や非毒性餌を貫通したり囲んだりして白アリにより構築されたトンネルや通路が乱されないということである。
さらにこの発明によれば、毒性餌が容器の内部に導入されて白アリにより食べられてしまうと、前に置かれた餌に形成された通路や消費されなかった非毒性餌を乱すことなしに、再補給されるのである。
さらにある実施例によれば、容器の内部を仕切って複数の房室を形成し、仕切り壁には白アリが通れる開口を形成して各房室に毒性餌を購入できるようにする。したがってある房室に導入された毒性餌が消費されたら、他の房室に毒性餌を導入してやり、これにより非毒性餌および再補給されている毒性餌への最少の混乱をも回避することができる。
さらに発明によれば、容器により画定された区域から迎撃目標でない昆虫を排除するようにもできる。白アリの天敵である例えばアリなどの目標でない生物の活動を回避するには、白アリ自身によって作られた開口部を通ってのみ容器内部へアクセスできるようにすればよい。
この発明の餌付けシステムおよび方法によれば、毒性餌の確認および購入および再補給などの全段階における容器内部および周囲でのフェロモン跡の乱れを最小とすることができる。
この発明によれば白アリをして、彼らを集合させる非毒性餌の消費から彼らを抑制または駆除する毒性餌へと成功裡に移行せしめ、しかも白アリへの食物提供の混乱を最小にできるのである。
さらにこの発明によれば、もし群の抑制または駆除が完了する前に毒性餌が消費されてしまっても、白アリはあるバッチの毒性餌消費から他のバッチの毒性餌消費へと移行し、しかも白アリへの食物提供の混乱を最小にできるのである。すなわちこの発明の方法は、餌付けプロセスの一部において、白アリは非毒性餌消費から毒性餌消費へと移行(またはあるバッチの毒性餌消費から他のバッチへの毒性餌消費へと移行)しなければならず、しかもそれに際して混乱を最小のものにしなければならないという原理を基礎にしているのである。
この発明は白アリの活動をモニターし、検知しかつ制御する装置の使用技術に関するものである。そのための装置は抗白アリ性材料からなる容器を有しており、該容器は底部と内外面を具えた側壁と頭部とから構成されている。この頭部と底部と側壁の内面とが容器の内部空間を画定している。
頭部には容器内部空間へのアクセス手段が設けられており、これにより白アリの活動を確認するとともに、活動が観察された場合には毒性餌を内部空間に導入する。白アリの活動を確認するには頭部を除いてもよい。しかしアクセス手段を頭部内に設ければ確認するのに頭部を除く必要はない。
また容器の側壁には少なくとも1個の開口部が設けられており、該開口部は白アリが通過できる大きさになっている。また装置には少なくとも1個の非毒性餌が設けられていて、側壁に固定されてその一部を覆っている。
一実施例においては、非毒性餌を固定した側壁には開口部が形成されていない。すなわち非毒性餌へのアクセスは隣接するか対面する側壁を介して行われる。
他の実施例では、非毒性餌を固定した側壁に少なくとも1個の開口部が形成されているが、非毒性餌は該開口部を覆ってはいない。
さらに他の実施例では、非毒性餌を取り付けた側壁に1個の開口部が形成され、非毒性餌は該側壁の外面上に取付けられている。非毒性餌は側壁開口部の少なくとも一部を覆っている。
さらに他の実施例では、非毒性餌が固定されている側壁には1個の開口部が形成され、非毒性餌は該側壁の内面上に取付けられて開口部の少なくとも一部を覆っている。
さらに他の実施例においては、各側壁は内面の全てを非毒性餌により覆われている。さらに他の実施例においては各側壁は外面の全てを非毒性餌により覆われている。
またある実施例においては、容器の内部空間が内壁により数個の房室に仕切られている。これらの房室は側壁を介してアクセスできるようにしてもよいし、内壁の開口部を介して隣接する房室からアクセスするようにしてもよい。1個以上の内壁も抗白アリ性材料から構成するのが望ましい。
容器の側壁の個数は形状により左右されるが、形状としては筒状や多角形状がある。各側壁の開口部は側壁の底部に対して等距離で平行なスリットとしてもよい。スリットは幅2〜4mm程度とし、スリット間の距離は4〜8mm程度とする。
開口部を有した側壁の内面は非毒性餌で覆い、毒性餌の導入中は動かしたり除いたりしないのが望ましい。各側壁の内面を単一体である非毒性餌で覆い、その外壁は容器の内壁と当接するようにしてもよい。
開口部を有した側壁の外面は非毒性餌で覆い、毒性餌の導入中は動かしたり除いたりしないのが望ましい。各側壁の外面を単一体である非毒性餌で覆い、その内壁は容器の外壁と当接するようにしてもよい。
容器の内部空間は好ましくは抗白アリ性の内壁を用いて数個の房室に分割してもよい。各房室は隣接する房室から白アリが共通の壁に形成された開口部を介してアクセスできるうようにする。開口部の大きさは白アリが通過できるように設定する。
また容器の内部は白アリ以外の生物がアクセスできないようにするのが望ましい。これには内部空間への入口をシールして、白アリが非毒性餌を食することにより通過のための開口部を形成するように設定するとよい。
またこの発明の方法はつぎのようなステップを含んでなるものである。
(a)白アリの活動をモニターする場所に白アリの活動をモニターし検知するための装置を接地するステップ。該装置は抗白アリ性材料からなり、底部と内外面を具えた側壁と頭部とを有した容器を有している。これらの頭部と側壁の内面と底部とは容器の内部空間を画定している。頭部にはアクセス手段が設けられており、内部空間に達して白アリの活動を確認し、活動が確認されたら毒性餌を内部空間に導入する。容器の側壁には白アリが通過できる大きさの開口部が少なくとも1個形成されており、非毒性餌が少なくとも1個の側壁に固定されて、その少なくとも一部を覆っている。
(b)白アリの活動が確認されるまで容器の内部空間を監視する。
(c)非毒性餌はそのままで、毒性餌を内部空間内に挿入する。
またこの発明の方法はつぎのようなステップから構成されてもよい。
(a)白アリの活動をモニターする場所に白アリの活動をモニターし検知するための装置を設置するステップ。該装置は抗白アリ性材料からなり、底部と内外面を具えた側壁と頭部とを有した容器を有している。これらの頭部と側壁の内面と底部とは容器の内部空間を画定している。頭部にはアクセス手段が設けられており、内部空間に達して白アリの活動を確認し、活動が確認されたら毒性餌を内部空間に導入する。容器の側壁には白アリが通過できる大きさの開口部が少なくとも1個形成されており、非毒性餌が少なくとも1個の側壁に固定されて、開口部の少なくとも一部を覆っている。これにより側壁の開口部を介して白アリが内部空間に入り、非毒性餌を食して自分が通過できる大きさの開口部を非毒性餌に形成する。
(b)白アリの活動が確認されるまで容器の内部空間を監視する。
(c)非毒性餌はそのままで、毒性餌を内部空間内に挿入する。この非毒性餌を介してステップ(b)で観察された白アリが内部空間にアクセスする。
さらにこの発明においては、毒性餌を挿入した後で、内部空間を監視するステップを含んでもよく、これにより毒性餌の再補給の要否を確認することができる。必要に応じて追加の餌を挿入してやる。追加の毒性餌は非毒性餌上の白アリにより好んで食されるタイプのものが望ましい。
容器の内部空間を内壁により数個の房室に分割してもよく、隣接する房室間の内壁に形成された開口部を介して白アリが房室間を移動できるようにした場合には、この発明の方法はつぎのような一連の再補給ステップを含むことがある。
毒性餌を第1の房室に導入する。
該毒性餌が消費されて再補給が必要か否かを確認する。ついで
毒性餌を隣接する第2の房室に導入する。毒性餌は非毒性餌上の白アリが好んで食するタイプのものとするのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
図1はこの発明の実施例に使用する非毒性餌の前面図である。
図2はこの発明の実施例に使用するステーションの斜視図である。
図3はステーション内に挿入された非毒性餌の斜視図である。
図4はステーション外面に取り付けられた非毒性餌の斜視図である。
図5はセルロースベースのステーション上に保護透明被覆を有する実施例の斜視図である。
図6はステーションに固定されたカバーの斜視図である。
図7は大きな白アリ入口を具えたステーションの斜視図である。
図8は大きな白アリ入口を具えかつ内側に非毒性餌を固定したステーションの斜視図である。
図9は非毒性餌が内側に固定されているが白アリのアクセスのための開口部を覆っていないステーションの斜視図である。
図10は非毒性餌が内面上に固定されて、アクセス用開口部を一部覆うかまたは白アリ入口開口部を覆っていないステーションの斜視図である。
図11は非毒性餌が容器の外面上に固定されて、アクセス用開口部を一部覆うかまたは白アリ入口開口部を覆っていないステーションの斜視図である。
図12は餌入れとして機能するメッシュ袋の斜視図である。
図13は内部が分割されているステーションの斜視図である。
実施例による発明の詳細な説明
以下の各実施例においては、同一の要素には同一の参照数字を用いてある。これを以下にまとめて記載する。
1 非毒性餌
2 非毒性餌のステーションへの取付け孔
3 非毒性餌のステーションへの締結材
4 カバーのステーションへの取付け孔
5 締結材用の非毒性餌取付け孔
6 餌用開口部
7 白アリ用入口
8 壁用柱体
9 ステーションの側壁
10 ステーション底部
11 ステーション
12 保護カバー
13 保護カバーの白アリ用入口
14 カバー
15 カバーをステーションに取付ける固定帯
16 カバー中の取付け孔
17 大きな白アリ用入口
この発明の非毒性餌による白アリの餌付けおよび抑制、餌付けによる駆除は以下に述べる外部からの不要なアクセスを拒むシステム内において行われるものである。このシステムは以下に述べるように白アリが活動していると知られているまたは疑われている区域において用いられるものである。
7通りの実施例が以下記載されているが、これらは構造の異なるステーション、非毒性餌と呼ばれる非毒性媒体および毒性物質を含んだ餌を用いるものである。
第1の実施例においては非毒性餌がステーションの内部に配置されており、ステーションの内部において白アリの迎撃を行うものである。特に図番を付さない限りは図2に関して記載する。このシステムはステーション11と呼ばれる保護容器から構成されており、これには表面に白アリ用の入口が形成されていて、これを介して白アリがステーションの内部にアクセスできるようになっている。
このステーションは適宜な量の餌と非毒性餌とを収容できる大きさに形成されており、剛性の四面体形状で点部の反対側には餌を入れるための開口部6が形成されている。白アリ用の開口部はいかなる大きさでもよいが、白アリが邪魔なくステーション内に入れるものでなくてはならない。ステーションの表面には複数の開口部を形成するのが好ましい。ステーションは押出し成形プラスチックなどの不活性な材料で構成され、ステーションを地中に配置した場合に作用する横方向の力に耐えることのできる剛性を側壁9に与えるものとする。押出し成形プラスチックの厚さは1/8インチ程度とするのが望ましく、開口部は押出し工程中に形成してもよく、押出し後に適宜公知の手法で切開してもよい。
ステーションは相互に合体した2個以上のピースに形成されてもよい。開口部6は内部を監視できる大きさとし、かつ非毒性餌と餌とを出し入れできる大きさとするとよい。ステーションは非毒性餌1とカバー14とをステーションの内部に設置できる構成となっている。例えば4個の側壁の上部に取付け孔5を形成して非毒性餌をステーションの内部に固定するが、これにはネジなどの締結体3を取付け孔5および2に挿入してやる。
さらにカバーをステーションに固定するために2個の取付け孔4が2個の対面する側壁の上部に形成されている。ステーションの頭部の開口部の中央にカバーの中央を位置させる場合には、これらの取付け孔4を整列させ、かつカバー4には2個の同寸法の取付け孔16を形成する(図6)。ナイロン製の固定帯15をステーション中の2個の開口部とカバー中の2個の取付け孔に連続して通し、カバーをステーションに固定する。
小さな白アリ用の入口開口部に代えて、図7に示すように2個の大きな入口17を各4面に形成して、その寸法を1および1/2X3インチ位にしてもよい。
ステーション11は例えば2インチ四方に8インチの長さとする。白アリ用の入口7は4個の側壁2インチ幅を横断するスリット状に形成する。これらのスリットは容器の長手方向に対して垂直に延在し、ほぼ2〜4mm幅で相互間の距離はほぼ4〜8mmとする。各スリットはステーションの周囲を連続して延在するように形成してもよく、ステーションの四隅には剛性を付与するための柱体8を配置し、ここではスリットを中断させる。ステーションの底部10においてもスリットは中断させて、ステーション全体の剛性を高めるようにする。
白アリにとって口当たりのよい含セルロース材料からなる非毒性餌1を用意する。図3に示すように好ましくは非毒性餌を、底部とアクセス用開口部を除いて、ステーション内で各側壁の内面上に固定する。ステーション内部には側壁に囲まれた空間を残しておく。
白アリが非毒性餌に誘惑されたことが確認されたら、この空間に餌を置いてやる。非毒性餌は白アリを誘惑するのに必要な最少の量とするのが望ましい。最少量の非毒性餌は白アリにより早く消費されるから、白アリは非毒性餌の消費から毒性の餌の消費へと早く移行することになる。非毒性餌はステーションの内面および白アリ入口に対向して、近接して、当接してまたは覆って固定するようにする。すなわち非毒性餌は迎撃および餌付け作業中に移動したり取り除かれたりしないように固定する。
例えば非毒性餌は白アリにとって口当たりのよい含セルロース物質で構成し、1個の非毒性餌がステーションの1個の側壁とほぼ同じ寸法になるようにする。4個の非毒性餌がこのようにして側壁の内面に固定されると、木の薄い層がステーションの内面を覆う。非毒性餌は多くの種類の白アリが消費し易いと知られている含セルロース物質から構成する。例えば南部黄色松材(SOUTHERN YELLOW PINE WOOD)などが好ましい。2インチ幅X8インチ長さXで1/8インチ厚さの4個の松材非毒性餌をステーション内に装填する。ステーションの側壁の取付け孔5に対応して各非毒性餌の頭部に取付け孔2を形成して、上記のように非毒性餌をステーションに固定する。
以上に代えて各側壁の上下端に形成したオーバーハング状の舌体により非毒性餌をステーション内部に保持するようにしてもよい。すなわちステーションの底部内端にある舌体の後ろに非毒性餌の一端を挟持し、非毒性餌を若干反らせて他端を同じ側壁の上部内端にある舌体の後ろに挿入するようにする。
これに代えて各非毒性餌を側壁の内面とほぼ同じ寸法として、4個の非毒性餌を長手方向縁部にそって結合し、両端において開口した方形の箱状に形成してもよい。その長さはステーションの内部とほぼ同じとする。各非毒性餌は一体のユニットとしてステーション内に挿入してステーションの内部を覆うようにする。ステーションへの固定は1個所で行えばよい。これによりステーションへの非毒性餌の取付け作業が非常に簡単となる。
またこれに代えて、単一の非毒性餌を用いることもできる。例えばステーションの内部寸法とほぼ等しい外部寸法の木塊を用いて、その壁に最小限の量を残して上から下まで全部削孔する。この木塊ステーション内に入れられると、その内部にきっちりと嵌合する。
図6に示すようにカバー14に開口部6を設けて外部から非毒性餌と餌とを隔離するようにする。このカバーは押出し成形プラスチックなどの不活性物質から形成し、その厚さはステーションの壁と同じにする。このカバーはステーションの内部と内容物の監視のために取り除くことができ、餌を追加することもできる。上記したようにこのカバーは内部にアクセスできないようにステーションに固定し内部の餌が外に出ないようにする。これによりステーション内における白アリへの食物供給の混乱を最少にする。
これに代えてカバーに小さな監視用ポート(図示せず)を設けてプラグで閉じてやり、ステーション内部での白アリの活動を監視するに際してはこれを外すようにする。こうすればカバーそのものは外さなくとも白アリの監視を行えるのである。
例えばステーションと同じ材料で同じ厚さのカバー14を6インチX6インチX1/8インチの寸法とする。すなわちカバーはステーションの開口頭部に取付けた時に周囲が若干オーバーハング状になるような寸法とする。このようにオーバーハング状とすることにより、ステーションを地中に配置した場合の湿気の侵入を最少にすることができる。例えば各側に約2インチのオーバーハングとする。
駆除目標でない生物をステーション内部から排除するために、非毒性餌の寸法を定めて非毒性餌の一側がステーション内部の壁に当接するとその壁内の開口部を非毒性餌が全て覆うようにする。非毒性餌がステーションの内部壁に当接したときに、非毒性餌の周縁部分に会合する壁の周縁部分が白アリの入口を具えないようにする。これにより側壁9と柱体8の全周縁部分の周りに連続面が形成されて、これに対して生物の運動を邪魔する物質がステーションの壁と非毒性餌との間に配置できる。
このような構成は、ステーション壁中の全ての白アリ入口を、非毒性餌が正しい位置にある時にその境界が非毒性餌の縁部により画定される区域内に全ての白アリ入口が位置するようにすることにより構成される。
駆除目標でない生物の侵入に対するバリア(邪魔となる障壁物)は、シリコン詰め物や可撓性ガスケット材などのシール材により形成され、柱体8や側壁9に対向する非毒性餌の部分の縁部に沿って配置される。非毒性餌はそれからステーションの内壁に当接するようにされる。このようなシール材は白アリ用入口に入ろうとして非毒性餌と内壁との間の小さな隙間などを移動しようとする生物に対してバリアを構成する。
したがってそのような生物は例え白アリ用入口を発見しても、連続していて破壊されないバリアの活動により妨げられて、実際にはステーション内部に入ることができないのである。しかし白アリはセルロースを食するので、含セルロース非毒性餌に開口部を形成するので、その侵入は妨げられないのである。
白アリにより形成される開口部は数が限られているので、ガスケット材がない場合や非毒性餌全ての開口部を覆うほど大きくない場合に活動するであろう数多くの開口部を介して彼らの天敵が侵入する場合より多く効果的に防御されるのである。
例えば8インチのフォウムガスケット材(1/4インチ幅)により駆除目標でない生物の侵入からステーションを防御できる。このガスケット材は各非毒性餌の周辺に配置され、非毒性餌が配置されたときにガスケットが側壁の部分に位置して、柱体8は側壁9にスリットが生じないようにする。
図12に示すようなメッシュバッグのような餌容器に鋸屑のような緩く詰めた餌を用いることもできる。このバッグは、餌を入れたときに非毒性餌により占拠されていないステーションの内部空間をほぼ満たすような大きさとする。挿入に際してはバッグの側面が非毒性餌に当接するか近接するか会合するようにする。バッグはステーションの内部空間にきっちり入るようにして非毒性餌により囲まれるのが望ましい。白アリはバッグのメッシュを通して餌にアクセスする。
開口部の寸法は白アリはアクセスできるが餌の漏出はなるべく少なくなるように設定する。バッグをステーション内に挿入する際には、内部の非毒性餌を乱さないように注意する。図7に示すように側壁に大きな入口17がある場合には、ステーション内の餌は餌容器に収容するのが望ましい。
これには例えば合成繊維製のバッグを用いて、白アリは内部に入れるが餌の粒は漏出しないようなメッシュとする。メッシュ寸法としては直径1/8インチくらいにする。
ステーションの内部は図13に示すように隔壁31によっていくつかの餌用房室に分割してもよい。図示の例ではステーション11の内部は半分に仕切られており、隔壁としては側壁9と同じ寸法でこれにも白アリ用の入口7を設ける。隔壁の形状を選ぶことにより、種々の形状の房室を形成できる。
少なくとも1個の開口部を形成するとともに、隔壁は外壁と同じ材料で同じ寸法にしてもよい。開口部の数も外壁のそれと同じにするのが望ましい。1個を超える数の房室を用いることにより、個別の房室に最初のものと後続の餌を配置できる。これによりある房室に餌を供給する間他の房室における白アリへの食物提供を乱すことがなくなる。最初の餌は一端の房室に配置し、後続の餌はメッシュバッグなどに入れて隣接する房室に配置する。最初の房室の餌が消費され尽くすと白アリはつぎの房室に移動する。
餌としては種々の白アリが好むものにする。すなわち白アリが好んで食する基材の上に毒性物質を施す。例えば基材としては緩く詰めたゼラチン状の固体塊や薄い固体帯とする。基材の密度は非毒性餌より白アリが消費し易いように設定する。
同一であるが密度が異なる2種の物質の場合には、消費がし易いので白アリは低密度の物質の方を好むことが多い。南部松材より低密度の餌用物質としてはウッドフロワー(WOOD FLOUR)、ペーパータオルおよびカードボードなどがある。これらは実質的には南部松材と同じ物質であるが、白アリによって好んで食される低密度の物質である。
この発明のシステムにより白アリ虫害から保護される対象物としては、建造物、木、農業収穫物などがある。地中の白アリを抑制または駆除するには、非毒性餌と必要なら他の駆除目標でない生物を排除する手段をステーションに配置する。カバーはステーションの頭部に固定する。
ステーションは、地中型白アリの生息する区域において、建造物など保護される対象の周囲または下側の地中に配置される。地面にはステーションとほぼ同じ大きさの開口部を形成し、ステーションの頭部は地面と面一とする。ステーションの側部には土を充填し、側壁に形成した開口部をきっちりと覆うようにする。複数のステーションを同一区域に配置して、該区域内における各群居地を迎撃するようにする。例えば1個の建造物を保護するには、建造物の周囲約5〜50フィートの区域に10〜25フィート毎にステーションを設置する。
非地中型の白アリの駆除にはステーションを含セルロース体の白アリが生息すると考えられる地上部分に直接取り付ける。ステーションを建造物の含セルロース部分と面一に取り付けて、開口部が建造物と面一となるようにする。
ステーションは周期的、例えば30〜120日おきくらいに白アリによる攻撃の有無を監視する。白アリはステーションの区域で食を求めてステーションと非毒性餌とを見つける。監視をするにはカバーを除いて内部空間に面する非毒性餌の表面を視認する。白アリは木材の薄い片を攻撃する習性があるので、非毒性餌の表面およびステーションの内部にはそのような攻撃の痕跡が視認できるのである。
そのような痕跡としては例えば餌を白アリが消費したときに非毒性餌を破壊して形成するトンネルなどがあり、当業者なら誰でも発見できるものである。白アリによる攻撃が発見されたら、ステーションに餌を配置する。白アリによる攻撃が発見されなかったら、カバーを戻して適宜な間隔をおいてステーションを再監視する。配置する餌としては毒性餌を用いる。餌はステーションの中央部に餌を満たしてやる。餌は内部空間一杯になるような寸法のメッシュバッグなどの容器に入れてもよい。
挿入した後の餌は動かしたり除いたりしないでおく。餌は少なくとも1個の非毒性餌に当接するようにまたは近接するように配置する。非毒性餌も動かしたりしないでおく。カバーを戻して適宜間隔をおいて再びステーション内を監視する。
非毒性餌を消費した白アリは必ず近くの新しく配置された餌に移動する。これにはいくつかの理由がある。餌が低密度で非毒性餌より白アリが好むものであれば、白アリは非毒性餌を消費するのを止めて、非毒性餌が完全に消費される前に、餌を消費する行動に移行する。餌を配置した後でも白アリが餌を消費し続けた場合には、白アリは餌を消費するのに移行することを強制される。これはなぜかと言えば、非毒性餌の量は意図的に最少にされており、白アリは早朝に非毒性餌を消費し尽くしてしまい、再び白アリ群は新たな餌源を捜そうとするからである。餌は手近にありしかも白アリが好むものであるから、白アリは常に餌を消費し始めるのである。
当初手配した毒性餌が消費されて後日に毒性餌を追加する必要が生じたら、新たな毒性餌を当初のものと同じように残余の毒性餌に当接または近接して配置する。当初の毒性餌は動かしたり除いたりはしないでおく。餌が完全に消費されてしまうまで、これを繰り返す。白アリが餌を食している限りは、食物提供が途切れないないように、ステーション中にいつも餌があるようにする。
非毒性餌が完全に消費される前に白アリが餌を消費することに移行したら、条件次第ではステーションの構造により一段と有利になる。なんらかの理由から再補充する前に餌が完全に消費されしかも白アリ群がまだ根絶されていなかったら、白アリは餌場を放棄する代りに近くに残っている非毒性餌の消費に移行する。餌が再補充されたら、白アリは低密度の餌を食する方に移行する。このような現象で有利な点は、餌の供給が終わっても白アリ群が攻撃地点に残留するということであり、これにより白アリ群の根絶を中断する必要がなくなるのである。
ステーションの監視は15〜60日おきくらいに周期的に行われて、餌の消費程度を確認する。ステーション内の餌が殆ど消費されたら、カバーを除いて餌を補充する。餌の補充に際しては前の餌の残りは動かさずそのままにしておく。根絶や抑制の結果白アリがステーション中で活動しなくなったら、ステーションを取り除く。新たな非毒性餌を設けた新たなステーションを配置して、新たな白アリ群を迎撃するようにしてもよい。
この発明においてはステーションの外部に非毒性餌を配置してそこで迎撃を行うようにしてもよい。含セルロース材料からなり白アリが好む非毒性餌を1個以上用いる。図4に示すように複数個の非毒性餌を用いて、底部とアクセス用開口部を残して、ステーションの外面全部を覆うようにする。
非毒性餌は固定して迎撃期間中は動かしたり除いたりできないようにする。非毒性餌の取付けは先の実施例と同じようにする。ステーションが地中に配置されたときに全表面に土が接触するようにステーションの外面に非毒性餌を固定する。このようにすると、底部は別として土とステーションの外面との間に非毒性餌が介在するようになる。
ステーションの内部から白アリ入口を通して見た時に非毒性餌のほぼ全体が視認できるような寸法に白アリ入口を設定する。これが可能な非毒性餌の面積は全体の20%くらいである。前記と同様に非毒性餌の量は必要最小限とする。各非毒性餌はステーションの外面の白アリ入口の少なくとも一部に当接または近接または対面するように取り付ける。
駆除目標でない生物の排除も先の実施例と同様にして行うが、ステーションと非毒性餌との間のバリア材料がステーションの外部に設けられる点のみが異なる。
非毒性餌を白アリが攻撃したことが発見されるとステーションに餌を配置する。すなわち白アリ入口を介して非毒性餌を視認することにより監視する。攻撃の痕跡が視認されたら餌を配置するが、非毒性餌は絶対に動かしたり除いたりはしない。必要に応じて餌は容器に入れてステーション内に挿入される。ステーションの外部で白アリに攻撃されている非毒性餌と内部の餌とが同時に白アリ入口を少なくとも一部に当接または近接または対面しているので、非毒性餌を食した白アリは必ず餌を発見する。この場合の白アリによる消費の移行も前の実施例の場合と同じである。追加の餌の再補充が必要になったら、当初と同じ配置で餌を供給する。
つぎの実施例ではステーションの本体それ自体を攻撃性の媒体とする。すなわち図5に示すステーション11は白アリが好んで食するガードボードなどの含セルロース物質から形成される。白アリの迎撃は前の実施例と同様にして行われるが、非毒性餌は使用されない。透明なプラスチックシートなどからなる薄い保護カバー12には白アリ用入口13がいくつか形成されており、接着剤によりステーション本体に接着される。上部の白アリ入口を除いて該物質はステーションの全外面を覆うようにする。白アリの攻撃によりステーション本体が破壊または消費されても餌が漏出しないように被覆を行う。
白アリはカバー中の入口13を介してステーション本体にアクセスする。ステーション本体はステーション用の入口は具えていない。白アリは入口13を通過して保護カバー12の後側の非毒性餌を消費する。ステーション本体には白アリによる開口部の形成がないから、非目標生物による侵入の危険が少なくなる。ステーションの壁はステーションが地中に配置されても加わる横方向の力に充分耐えられる厚さとする。しかしステーション本体の容積は前記の理由からなるべく小さくする。
ステーション本体を白アリが攻撃したことが発見されたら餌を配置する。攻撃の痕跡はステーション本体の内面上および横切って形成された土管に視認される損害となって現れる。痕跡を発見されたら餌を配置するが、以後は動かしたり除いたりしない。
餌はステーション本体内面に当接、近接または対面して配置される。ステーション本体を食した白アリは近所の餌を発見する。追加の餌の再補充は前と同様にして行うが、当初の餌を動かしたり除いたりはしない。
さらに他の実施例では、やはりステーション本体を非毒性餌とするが、白アリ入口を具えた保護カバーはステーションの内部に設ける。保護カバーは透明として外部からそれを通して白アリによるステーション本体への攻撃を視認するできるようにする。この場合白アリはカバー外側のステーション本体により迎撃され、白アリは保護カバー中の孔を通ってアクセスした後に保護カバー内側の餌を食する。
ステーションの監視その他は前と同様に行うが、非毒性餌は使用されず白アリによる攻撃はステーション本体に対して行われる。ステーション本体への白アリの攻撃が確認されたら餌を供給し、白アリによる攻撃はステーション本体の表面の破壊や土トンネルの形成の痕跡を残すのである。
つぎの実施例においてはステーションの内部に非毒性餌を部分的に配置する。図9に示すようにステーションの壁に部分的にのみ白アリ用入口が形成されるが、全ての側壁に形成されるものではない。1個以上の非毒性餌がステーションの内部に当接、近接または対面して配置されるが、側壁の白アリ入口7には当接、近接または対面することはない。
誘われた白アリは入口7を介してステーション内に入り込み、入口を具えてない内壁上に保護管を形成して非毒性餌1に至る。ステーションの壁を横切るトンネルが容易に発見できるので、第1の実施例の場合より白アリが誘われたことをうまく発見できるのである。この実施例は非目標生物の問題がない場合にはあまり有効ではないのである。
白アリが誘惑されたことが発見されたら餌をステーションに配置する。
図10に示す実施例にあっては、ステーションの内部に非毒性餌を配置するものであるが、非毒性餌は白アリ用入口7を部分的に覆うかまたは全く覆わない点が第1の実施例と異なる。非毒性餌はステーションの内部に当接、近接または対面配置される。ステーション頭部はきっちりと閉塞されてもよい。
この実施例は地面の湿気が多い場合に有効である。全てまたは一部の白アリ用入口を非毒性餌により覆わないでおくと、ステーションから水分を早く排出できる。非毒性餌が全ての壁を覆わない寸法なので、非毒性餌は水分を吸収すると膨張する。高水分率の区域においては、非毒性餌を小型にして膨張によりステーションの壁より大きくならないようにする。非目標生物に対する手段は講じてないので、非目標生物の問題がある場合にはこの実施例は適さない。
図11に示す第6の実施例にあっては、非毒性餌を外装するものであり、非毒性餌は一部の白アリ用入口を覆うか全然覆わない配置とする。すなわち非毒性餌はステーション外面に当接、近接または対面配置される。頭部は同じくきっちりと閉鎖してもよい。
この実施例は地面の湿気が高い場合に効果的である。全てまたは一部の白アリ用入口を覆わないでおくことにより水分の排出が速くなる。ただし非目標生物に対する手段は講じてないので、非目標生物の問題がある場合にはこの実施例は適さない。
以上記載したようにこの発明によれば、攻撃用媒体は動かしたりしないもので、攻撃用媒体から白アリ群居地に至るトンネルを視認監視して白アリによる攻撃の有無を確認する。
毒性餌を含んだ当初の攻撃用媒体を除いたり置換したりする代りに、新たなものを再補充する。白アリは攻撃用媒体の消費から毒性餌の消費へと強制ではなく気まま自然に移行するのである。
毒性餌は決して動かしたり除いたりはしないのである。監視に際しては餌や白アリへの食物提供やトンネルを乱したり動かしたりはしないのである。
当初の餌は動かしたり除いたりすることなく、必要に応じて追加の餌を再補充するのである。
またなんらかの理由から再補充前に餌が完全に消費され一部の非毒性餌が接触されてない場合には、餌が再補充されるまでの間白アリは近くの非毒性餌を食する行動に戻るのである。これにより補充が中断されても再迎撃する手間が省けるのである。
以上種々記載したが、それらは好ましい実施例に過ぎず、この発明はこれに限定されるものではない。

Claims (14)

  1. 抗白アリ材料から形成されてかつ白アリ誘引性毒性餌を挿入できる空間を囲繞した側壁を有する剛性の容器と、
    側壁に固定された白アリ誘引性材料の非毒性餌と、
    側壁を貫通して形成され装置の外側と容器内の空間との間を動く際に白アリが通過可能な開口と、
    非毒性餌中での白アリの活動が観察されたら毒性餌挿入が可能な空間のカバーとを
    有してなる白アリの活動を検知・抑制する装置。
  2. 非毒性餌が側壁と空間との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 非毒性餌が側壁の外側に対して配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 側壁が抗白アリ性で非毒性餌の外側に接着したプラスチック材料の層を有している
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  5. 貫通している開口を邪魔することなく非毒性餌が側壁の内側面を部分的に覆っている
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  6. 非毒性餌上の白アリの活動が観察できる窓がカバーに形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかひとつに記載の装置。
  7. カバーが装置の上端と重複する周辺部分を有している
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 側壁が装置に構造的剛性を与えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 非毒性餌が側壁中の開口を覆っている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 毒性餌用のメッシュ容器を有しており、
    該容器がカバーが除かれたときに空間内に収容できる寸法である
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかひとつに記載の装置。
  11. 白アリの攻撃に対して免疫性の連続シールが非毒性餌の周辺部分と側壁との間に配置されて非対象生物の侵入を防止している
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 空間が1個以上の抗白アリ材料の直立壁によりそれぞれカバーによりアクセス可能な別個の房室に仕切られており、
    各仕切り壁が1個以上の白アリアクセス開口を有していて、白アリが房室間を移動可能にしている
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかひとつに記載の装置。
  13. 側壁中の開口が抗白アリ材料の視認可能な領域により非毒性餌から離間されており、
    白アリの存在が抗アリ材料の領域での白アリトンネルの建造により示される
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  14. 請求項1〜13のいずれかひとつの装置を白アリ活動が予期される場所中に配置し、
    周期的に装置のカバーを除いて非毒性餌が白アリ活動の徴候を呈しているか否かを視認できるようにし、
    非毒性餌を移動することなく、非毒性餌近辺に毒性餌を空間に挿入することにより白アリ活動の存在に反応し、
    カバーを元の位置に戻す
    ステップを有してなる
    白アリの活動をモニターし、検知しかつ抑制する方法。
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