JP3836734B2 - メッセージ交換支援方法およびメッセージ交換支援システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットなどのネットワークを介して複数のユーザ間でのメッセージ交換を支援するメッセージ交換支援方法およびそれを用いたメッセージ交換支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットを介して不特定の人とコミュニケーションを図る場合にはチャットが多く用いられている。チャットを行う場合はチャットサーバにアクセスして、そこで既に用意されているチャットルームにおいてチャットを行うようになっていた。
【0003】
チャットサーバに用意されているチャットルームには、あらかじめ自分の趣味や嗜好に合わせたチャットルームがないこともあり、コミュニケーションがとりづらいという問題があった。趣味嗜好に合わせたチャットルームを用意しようとすると、趣味の数だけチャットルームが必要になり非常に複雑になる。そして、その場合自分の好みのチャットルームを探すことも困難になってしまう。
【0004】
また、外国の人とチャットする場合に、チャットの内容を機械翻訳する際に訳語の精度が高くないとスムーズな意思疎通が図れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来は、情報交換(メッセージ交換)を行おうとしても、趣味趣向の合った相手を見つけることが容易に行えず、また、実際にメッセージ交換を行う際にも、言語の違いと機械翻訳の精度の低さからコミュニケーションが円滑に行えなかったという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができ、しかも、言語の違いを意識することなく、メッセージ交換によるコミュニケーションが容易に行えるよう支援することのできるメッセージ交換支援方法およびそれを用いたメッセージ交換支援装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のユーザによるネットワークを介して閲覧可能な複数の文書へのアクセス履歴に基づき、該複数のユーザ間でのメッセージ交換を支援するためのものであって、メッセージ交換相手のユーザの検索を要求する第1の要求(ユーザ検索要求)を受け付けて、その要求元のユーザが前記ネットワークを介して現在閲覧している文書を現在閲覧している他のユーザの情報を提供し、送信メッセージの翻訳を要求する第2の要求を受け付けて該送信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該送信メッセージの送信先のユーザが過去に前記ネットワークを介してアクセスした文書と前記ネットワークを介して現在閲覧している文書のうちアクセス回数の多い文書の内容に基づき、訳語の選定を行い、該送信メッセージの翻訳を行い、受信メッセージの翻訳を要求する第3の要求を受け付けて該受信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該受信メッセージの受信元のユーザが過去に前記ネットワークを介してアクセスした文書と前記ネットワークを介して現在閲覧している文書のうちアクセス回数の多い文書の内容に基づき、訳語の選定を行い、該受信メッセージの翻訳を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができるとともに、互いに使用する言語が異なる場合であっても、メッセージ交換によるコミュニケーションが円滑に行える。
【0009】
また、所望のキーワードを含む文書の検索を要求する第4の要求を受け付けて、該キーワードを含む文書のうち、アクセス回数の多い文書の情報を検索結果として提供することにより、各ユーザは、自分と趣味嗜好の合うユーザが多く閲覧している文書を容易に知ることができるので、そのような文書にアクセスして、上記のようにユーザ検索要求を行うことにより、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本実施形態に係るシステム構成を模式的に示したものである。図1では、複数の(ここでは、例えば、3人の)ユーザA〜Cのそれぞれの端末装置1〜3が互いに通信可能に所定のネットワークに接続されている。このネットワークとしては、例えば、インターネットやイントラネットであってもよい。このネットワークを介して自由に閲覧可能な複数の文書があり、各文書は、端末装置1〜3により自由にアクセスできるものとする。この文書を例えば、WWW(World Wide Web)ページであるとする。
【0012】
図1では、ユーザA〜Cは、それぞれの端末装置1〜3から同じWWWページ10を閲覧している場合を示している。
【0013】
ユーザ管理システム4は、本発明のメッセージ交換支援方法及び装置を適用したものであって、後述するように、ユーザからの要求に応じて、メッセージ交換相手としてのユーザを検索したり、送受信メッセージの翻訳を行ったり、WWWページの検索(個々では、実際にはURLの検索を行っている)などのサービスをユーザに提供するようになっている。
【0014】
ここでは、ユーザ管理システム4は、例えば、インターネットへの接続サービスを提供するプロバイダにより運営されるサーバ装置の機能の一部を構成しているものとし、ユーザA〜Cは、このプロバイダを通じてインターネットへ接続するものとする。また、ユーザ管理システム4は、複数のユーザ間でメッセージ交換するためのメッセージの交換機能(チャット機能であってもよい)も有している。また、ここでは、説明の簡単のため、インターネットへの接続、ルータ機能部は図示せず、また、本発明の要旨ではないので、インターネットへの接続動作、ルータの処理動作についても説明は省略する。
【0015】
ユーザA〜Cは、それぞれ、ユーザ管理システム4に、上記のようなユーザ管理システム4のもつ機能によるサービスを受けるためのユーザ登録を予め行っているものとする。
【0016】
図2は、ユーザ管理システムの要部の機能構成例を示したもので、大きく分けて、URLデータベース21と、ユーザデータベース22と、処理部23と、受信部24と、送信部25とから構成されている。
【0017】
ユーザデータベース22には、上記ユーザ登録により、複数のユーザそれぞれの個別の情報が登録されている。例えば、図3に示すように、各ユーザのユーザ名(ハンドル名であってもよい)や、使用する言語、ユーザ管理システム4からの上記のようなサービスを利用するか否か(システム利用の有無を表すフラグ)、メッセージ送受信の際に用いるメッセージ送受信アドレス、当該ユーザが過去にアクセス(閲覧)したことのあるWWWページの履歴(ここでは、URLが記録されている)としてURL閲覧履歴などが記録されるようになっている。上記以外の個人情報も登録されていもよい。ユーザデータベースに登録されているユーザが、ユーザ管理システム4からの上記のようなサービスを利用する場合には、「システム利用の有無」という項目には、「1」が書き込まれ、利用しない場合には、「0」が書き込まれている。なお、ユーザデータベース22には、ユーザ管理システム4からの上記のようなサービスを利用するユーザのみが登録されていてもよい。この場合には、上記のようなシステム利用の有無を表すフラグを設ける必要はない。
【0018】
URLデータベース21には、図4に示すように、ユーザデータベース22に登録されている複数のユーザによるWWWページ(WWWサーバ)へのアクセスの現状が(ここでは、アクセスされているURLが)記録されるようになっている。例えば、図4に示すように、現在複数のユーザのうちのいずれかにアクセス(閲覧)されているURLと、現在アクセス(閲覧)しているユーザの数(閲覧カウント数)と、現在アクセスしているユーザ名(ハンドル名)を閲覧ユーザリストとして記録するようになっている。
【0019】
処理部23は、本実施形態に係るユーザ管理システムのもつ各機能を実現するための処理を行うもので、主に、ユーザ検索部31と、メッセージ交換処理部32と、翻訳処理部33と、URL検索処理部34、データベース更新部35とから構成されている。
【0020】
受信部24で、クライアントとしての上記複数のユーザの各端末1〜3からの要求や通知などを受信・解析したら、その解析結果に応じて、上記各処理部のいずれかで所定の処理を行う。処理部23での処理結果などは、送信部25を通じて各端末装置1〜3に送信するようになっている。
【0021】
メッセージ交換処理部32は、複数のユーザ間でメッセージの交換を行うために必要な処理を行う。
【0022】
次に、図5〜図9に示すフローチャートを参照して、サーバとしてのユーザ管理システムとクライアントとしての端末装置の処理動作について説明する。
【0023】
ここでは、例えば、ユーザAの端末装置1から操作を行う場合を例にとり、サーバ・クライアントの処理動作を説明する。ユーザデータベース22には、ユーザAの使用言語として、「日本語」が登録されている。前述したように、ユーザはシステムを利用する/しないをサーバに予め通知しておくことでシステムの利用/不利用を任意に設定することができる。ここではユーザA〜Cはいずれも「システムを利用する」ことをサーバに通知してあり、ユーザデータベース22の各ユーザに対応するシステム利用の有無を表すフラグはいずれも「利用する」に対応する「1」になっているものとする。
【0024】
ユーザAは、インターネットに接続するために、当該プロバイダの運営する接続サーバへ接続し、以後、この接続サーバを経由してインターネット上での通信を行うが、これにより、端末装置1からインターネットへのアクセスは、必ず、ユーザ管理システムにモニタされることになる(図9のステップS101)。以下、端末装置1はクライアント、ユーザ管理システムをサーバとも呼ぶ。
【0025】
なお、ユーザB、Cのそれぞれインターネットに接続する場合も、上記のように、当該プロバイダの運営する接続サーバへ接続し、以後、この接続サーバを経由してインターネット上での通信を行う。これにより、端末装置2〜3からインターネットへのアクセスは、端末装置1と同様、必ず、ユーザ管理システムにモニタされることになる。
【0026】
ユーザAが所望のURLを指定して、WWWページ10(このURLは「URLx1」であるとする)を閲覧したとする(図9のステップS102〜ステップS103)。
【0027】
サーバの受信部24では、クライアントからの上記URLへのアクセスを検知すると(図5のステップS1)、データベース更新部35での処理が開始される。データベース更新部35は、まず、URLデータベース21を参照して、今回アクセスが検知されたURLがクライアントがそれまで閲覧していたWWWページとは異なるURLであるときは(ステップS2)、ステップS3へ進む。
【0028】
ステップS3では、URLデータベース21中の前回閲覧しているWWWページのURLに対応する閲覧カウント数から「1」を減算するとともに、閲覧ユーザリストから、ユーザAを削除し、ステップS4へ進む。
【0029】
一方、ステップS2で、アクセスが検知されたURLが、ユーザAが最初にアクセスするものであるときは、ステップS4へ進み、当該URLがURLデータベース21に登録されているときは、さらに、ステップS5へ進み、URLデータベース21中の当該URLに対応する閲覧カウント数に「1」を加算するとともに、閲覧ユーザリストに、ユーザAを登録する。ステップS4で、当該URLがURLデータベース21に登録されていないときは、ステップS6へ進み、URLデータベース21に当該URLを新たに登録してからステップS5に進み、当該あらたに追加したURLの閲覧カウント数を「1」とし、閲覧ユーザリストにユーザAを書き込む。
【0030】
さらに、ユーザデータベース22中のユーザAに対応するURL閲覧履歴に、当該URL(現在閲覧中のWWWページのURL)を追加する(ステップS7)。
【0031】
このように、データベース更新部35では、ユーザのWWWページへのアクセスの現状に基づき、URLデータベース21やユーザデータベース22を更新していくので、URLデータベース21やユーザデータベース22により、常に最新のアクセス履歴を把握することができる。
【0032】
現在、ユーザAがWWWページ10を閲覧しているが、ユーザB、CもそれぞれWWWページ10を閲覧しているとする。ユーザBもユーザAと同じ日本語が使用言語としてユーザデータベース22に登録されているが、ユーザCは、例えば英語が使用言語としてユーザデータベース22に登録されているものとする。
【0033】
このとき、ユーザAが同じWWWページ10を閲覧しているユーザの中からコミュニケーションの相手を見つけたい場合には、ユーザ検索要求をサーバ(ユーザ管理システム4)に送信する(図9のステップS104、ステップS105)。
【0034】
クライアント(ユーザA)からのユーザ検索要求をサーバの受信部24で受信すると(図5のステップS11)、ユーザ検索部32の処理が開始される(図6のステップS21)。
【0035】
ユーザ検索部32では、URLデータベース21にアクセスし、要求元のユーザAが現在閲覧しているWWWページを現在閲覧している他のユーザをチェックする。すなわち、URLデータベース21から、要求元のユーザAが現在閲覧しているWWWページのURLの閲覧ユーザリストを読み出して(ステップS22)、当該閲覧ユーザリスト中のユーザA以外のユーザについて、使用言語とメッセージ送信アドレスをユーザデータベース22から獲得する。この閲覧ユーザリスト中のユーザA以外のユーザのそれぞれについての使用言語とメッセージ送信用アドレスとを示したリストを検索結果として要求元のユーザAに送信する(ステップS23〜ステップS24)。
【0036】
要求元のユーザAの端末装置1では、上記結果結果を受信して、ディスプレイ上に表示する(図9のステップS106)。
【0037】
以上の手順によって、ユーザAは自分と同じWWWページを閲覧している他のユーザの情報を入手し、メッセージを送信する準備ができるのである。
【0038】
なお、ユーザデータベース22のシステム利用の有無を表すフラグが「0」になっているユーザに対しては上記のサーバによるモニタリングは行わない。従って、ユーザが他のユーザからメッセージを受けたくないとき(自分の閲覧URLを他のユーザに知られたくないとき)は、サーバに「システムを利用しない」ことを通知することによって自分の閲覧状況に関する情報を保護することが可能である。
【0039】
ユーザAは、表示されているユーザ検索結果から所望の相手を選択してメッセージを送信することができる。ここでは、英語を用いるユーザCにメッセージを送信したい場合について述べる。
【0040】
ユーザAは、端末装置1に予め備わっている所定のメッセージ作成手段によってメッセージを作成する(図9のステップS107)。相手の使用言語が上記検索結果から英語であることが分かっているので、英語を使ってメッセージを作成することも可能である。しかし、相手の使用言語があまり得意でないときには、母国語でメッセージを作成するであろう。ユーザAの場合は日本語でメッセージを作成することを考える。作成されたメッセージを英語に翻訳すべく、まず、サーバ(ユーザ管理システム4)に作成した送信メッセージの翻訳要求を送信する(図9のステップS108〜ステップS109)。
【0041】
なお、送信メッセージを翻訳する必要のないときには、英語で作成したり、日本語のままでよい場合には(ステップS108)、そのままステップS111へ進み、当該送信メッセージをユーザC宛てに送信すればよい。ユーザC宛ての送信メッセージは、ユーザ管理システム4のメッセージ交換処理部32を経由して(所定の処理が施されて)、ユーザCに送信される。
【0042】
クライアント(ユーザA)からの翻訳要求をサーバの受信部24で受信すると(図5のステップS11)、翻訳処理部33の処理が開始される(図6のステップS31)。
【0043】
翻訳処理部33では、受け取ったメッセージを機械翻訳するようになっているが、一般に、機械翻訳を行う場合、訳語の選定が翻訳対象の原文の内容のカテゴリ(分野)に適しているか否かで、その翻訳精度に大きく影響する。
【0044】
そこで、翻訳処理部33では、翻訳対象の原文の内容に適した訳語を選定するために、送信メッセージを翻訳する場合には、送信先のユーザが過去に閲覧(アクセス)したことのあるWWWページと現在閲覧しているWWWページのうちアクセス回数の多いWWWページの内容に基づき、訳語の選定を行う。また、受信メッセージを翻訳する場合には、受信元のユーザが過去に閲覧(アクセス)したことのあるWWWページと現在閲覧しているWWWページのうちアクセス回数の多いWWWページの内容に基づき、訳語の選定を行う。
【0045】
具体的には、WWWページの属するカテゴリーから、そのカテゴリに対応する訳語を選択する。あるいは、そのカテゴリの辞書を用いて翻訳すればよい。WWWページが、どのカテゴリーに属するかが予め分類さされていれば、そのカテゴリをそのままもちいてもよいし、公知・公用技術を用いても、各WWWページを、その内容に適したカテゴリに分類することもできる。WWWページの分類手法は本発明の要旨ではないので説明は省略する。
【0046】
翻訳処理部33での処理は、このように、受信した翻訳要求に含まれている翻訳対象のメッセージが受信メッセージなのか送信メッセージなのかによって異なる。すなわち、送信メッセージの場合には(図7のステップS32)、ステップS33へ進み、受信メッセージの場合にはステップS34へ進む。送信メッセージか受信メッセージかを示す情報が、翻訳要求に含まれていて、これを基に判断するようにしてもよいし、あるいは、メッセージのヘッダ部から既に受信されたメッセージであるのか、これから送信しようとしているメッセージなのかを判断してもよい。
【0047】
ステップS33では、送信メッセージの翻訳を行う。その際、カテゴリよって選択すべき訳語が異なる場合には、例えば、以下のようにして訳語の選定を行う。すなわち、翻訳対象の送信メッセージの送信先のユーザのユーザデータベース22のURL閲覧履歴中に記録されているURLと、送信先のユーザが現在閲覧しているWWWページのURLのそれぞれについて、URLデータベース21に記録されている閲覧カウント数をチェックし、その値が最も大きいものから順に優先度を設定する。カテゴリよって選択すべき訳語が異なる場合には、その中でも優先度が最も高いカテゴリに属する訳語を選択する。
【0048】
ステップS34では、受信メッセージの翻訳を行う。その際、カテゴリよって選択すべき訳語が異なる場合には、例えば、以下のようにして訳語の選定を行う。すなわち、翻訳対象の受信メッセージの受信元のユーザ(この場合、例えば、ユーザA)のユーザデータベース22のURL閲覧履歴中に記録されているURLと、受信元のユーザが現在閲覧しているWWWページのURLのそれぞれについて、URLデータベース21に記録されている閲覧カウント数をチェックし、その値が最も大きいものから順に優先度を設定する。カテゴリよって選択すべき訳語が異なる場合には、その中でも優先度が最も高いカテゴリに属する訳語を選択する。
【0049】
このようにして、訳語の選定を行いながら、翻訳を行った結果は、要求元の例えばユーザAに送信される(図7のステップS35)。
【0050】
翻訳結果はユーザAの端末装置1のディスプレイに表示され(図9のステップS110)、ユーザAが送信前に推敲することが可能である。その後、端末装置1から当該送信メッセージが相手ユーザCに送信される(図9のステップS111)。
【0051】
ユーザAとユーザBとの間でメッセージ交換する際には、本実施形態では、ユーザ管理システムのメッセージ交換処理部32にて所定の処理が行われるものとする。例えば、ユーザAからユーザC宛てのメッセージを受信したときには、ユーザCの端末装置3にメッセージの着信通知を行ったり、当該ユーザC宛てのメッセージを端末装置3に転送したりする。
【0052】
ところで、端末装置1でユーザA宛てのメッセージ受信があった場合、すなわち、上記のように、着信通知があった場合には(図9のステップS112)、ユーザAは、端末装置1に予め備わっている所定のメッセージ表示手段によってメッセージを表示することができる。このとき、この受信メッセージの翻訳要求を行うこともできる。その場合、前述の送信メッセージの翻訳要求と同様である。すなわち、サーバ(ユーザ管理システム4)に対し翻訳要求を送信し(図9のステップS113〜ステップS114)、図7のステップS32、ステップS34、ステップS35の処理を経て、端末装置1へ受信メッセージの翻訳結果が送信されてくる(図9のステップS115)。端末装置1では、翻訳結果をディスプレイに表示するので、ユーザAは、翻訳された受信メッセージを読むことが可能である。
【0053】
また、ユーザAはキーワードを用いて閲覧ユーザ数が多いWWWページを検索することが可能である。すなわち、ユーザAは、キーワードにマッチするWWWページの中で閲覧者数(アクセス数)が多いページにアクセスしたい場合には、URL検索要求をサーバ(ユーザ管理システム4)に送信する(図9のステップS116、ステップS117)。URL検索要求には、所望のキーワードが含まれている。
【0054】
クライアント(ユーザA)からのURL検索要求をサーバの受信部24で受信すると(図5のステップS11)、URL検索処理部34の処理が開始される(図6のステップS41)。
【0055】
URL検索処理部34は、URLデータベース21に、URLが記録されているWWWページの中で、検索要求にしてユーザAにより指定されたキーワードを含んでいるものを抽出する(図8のステップS42)。抽出されたURLの閲覧カウント数をチェックし、閲覧カウント数が多い順に、抽出されたURLを並べたリストを生成する(ステップS43)。なお、この生成したリストから、所望のWWWページにアクセスすることが可能である。このリストはURL検索結果として要求元の端末装置1へ送信される(ステップS44)。
【0056】
URL検索結果を受信した端末装置1では、それをディスプレイに表示する(図9のステップS118)。
【0057】
ユーザAは、表示されたURL検索結果の中から所望のURLを選択し、そのWWWページに移動することができる。移動先のWWWページでは、先に述べたとおりの手順で所望のコミュニケーション相手を検索してもらって、メッセージを送信することが可能である。
【0058】
このようにして、キーワードによってユーザの嗜好にあったWWWページに移動し、そのWWWページを閲覧している他のユーザの中から任意の相手を選んでメッセージを送信することができ、言葉の違いが合っても翻訳機能によってスムーズなコミュニケーションがとれるのである。
【0059】
なお、以上の説明では、URLデータベース21では、WWWページのアクセス現状の履歴をとっている(現在アクセスしているユーザや、ユーザの人数を履歴として記録している)が、この場合に限らず、さらに、過去から現在までにアクセスしているユーザやユーザの人数を記録するようにしてもよい。そして、翻訳要求を受けたときには、翻訳処理部33では、各WWWページについての現在と、現在までのアクセス履歴を基に、各WWWページのアクセス回数(閲覧者数)を求めて、閲覧者数の多い者から順に優先度を設定するようにしてもよい。
【0060】
以上説明したように、上記実施形態によれば、メッセージ交換相手のユーザの検索を要求する第1の要求(ユーザ検索要求に対応する)を受け付けて、その要求元のユーザがネットワークを介して現在閲覧している文書を現在閲覧している他のユーザの情報を提供することにより、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができる。
【0061】
また、送信メッセージの翻訳を要求する第2の要求(翻訳要求に対応する)を受け付けて該送信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該送信メッセージの送信先のユーザが過去にネットワークを介してアクセスした文書と該ネットワークを介して現在閲覧している文書のうちアクセス回数の多い文書の内容に基づき、訳語の選定を行い、該送信メッセージの翻訳を行うことにより、送信メッセージの原文の内容に適した訳語の選定が行える。よって精度の高い翻訳結果を得ることができ、互いに使用する言語が異なる場合でっても、メッセージ交換によるコミュニケーションが円滑に行える。
【0062】
さらに、受信メッセージの翻訳を要求する第3の要求(翻訳要求に対応する)を受け付けて該受信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該受信メッセージの受信元のユーザが過去にネットワークを介してアクセスした文書と該ネットワークを介して現在閲覧している文書のうちアクセス回数の多い文書の内容に基づき、訳語の選定を行い、該受信メッセージの翻訳を行うことにより、受信メッセージの原文の内容に適した訳語の選定が行える。よって精度の高い翻訳結果を得ることができ、互いに使用する言語が異なる場合であっても、メッセージ交換によるコミュニケーションが円滑に行える。
【0063】
また、所望のキーワードを含む文書の検索を要求する第4の要求(URL検索要求に対応する)を受け付けて、該キーワードを含む文書のうち、アクセス回数(例えば、ここでは、現在閲覧しているユーザの数)の多い文書の情報を検索結果として提供することにより、各ユーザは、自分と趣味嗜好の合うユーザが多く閲覧している文書を容易に知ることができるので、そのような文書にアクセスして、上記のようにユーザ検索要求を行うことにより、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができる。
【0064】
以上述べてきたように本実施形態によれば、同じWWWページを閲覧している者同士で、用いる言語に関わらずコミュニケーションがとれるというシステムを実現することができる。
【0065】
ユーザが閲覧しているWWWページを見ている他のユーザがメッセージ交換の相手となるので、お互いに趣味や嗜好が近くなりコミュニケーションがとりやすくなる。また、わざわざ自分の興味にあったチャットルームを探す必要はなくなり、事実上インターネット上の全てのページがチャットルームになることと同じことになる。さらに、送受信メッセージを翻訳する際には、訳語の選択は、現在閲覧しているWWWページとメッセージ受信側が閲覧してきたWWWページの中で、閲覧者数が最も多いページからの情報を元に選択するので、より精度の高い機械翻訳が行える。また、ユーザは好きなキーワードで上記のユーザ管理システムに記録してあるWWWページを検索することができ、閲覧者数が最も多いWWWページにアクセスすることが可能である。これによって、わざわざチャットルームを探さなくても興味が同じユーザの中から自由にコミュニケーション相手を見つけることができる。
【0066】
このように、本実施形態によれば、わざわざ自分の興味にあったチャットルームを探すよりはるかに容易にコミュニケーション相手を見つけることが可能となり、同じWWWページを閲覧している趣味嗜好が合う他のユーザとのコミュニケーションが、機械翻訳によって言語の壁を意識することなく行えるようになる。
【0067】
なお、本発明の実施の形態に記載した本発明の手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することもできる。
【0068】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明は含まれており、開示される複数の構成用件における適宜な組み合わせにより、種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(のなくとも1つ)が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができ、しかも、言語の違いを意識することなく、メッセージ交換によるコミュニケーションが容易に行えるよう支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示した図。
【図2】ユーザ管理システムの機能構成例を示した図。
【図3】ユーザデータベースに格納されているデータの一例を示した図。
【図4】URLデータベースに格納されているデータの一例を示した図。
【図5】ユーザ管理システムの処理動作を説明するためのフローチャート。
【図6】ユーザ管理システムの処理動作を説明するためのフローチャート。
【図7】ユーザ管理システムの処理動作を説明するためのフローチャート。
【図8】ユーザ管理システムの処理動作を説明するためのフローチャート。
【図9】クライアントとしての端末装置の処理動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1〜3…端末装置
4…ユーザ管理システム
10…WWWページ
21…URLデータベース
22…ユーザデータベース
23…処理部
24…受信部
25…送信部
31…ユーザ検索部
32…メッセージ交換処理部
33…翻訳処理部
34…URL検索処理部
35…データベース更新部
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットなどのネットワークを介して複数のユーザ間でのメッセージ交換を支援するメッセージ交換支援方法およびそれを用いたメッセージ交換支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットを介して不特定の人とコミュニケーションを図る場合にはチャットが多く用いられている。チャットを行う場合はチャットサーバにアクセスして、そこで既に用意されているチャットルームにおいてチャットを行うようになっていた。
【0003】
チャットサーバに用意されているチャットルームには、あらかじめ自分の趣味や嗜好に合わせたチャットルームがないこともあり、コミュニケーションがとりづらいという問題があった。趣味嗜好に合わせたチャットルームを用意しようとすると、趣味の数だけチャットルームが必要になり非常に複雑になる。そして、その場合自分の好みのチャットルームを探すことも困難になってしまう。
【0004】
また、外国の人とチャットする場合に、チャットの内容を機械翻訳する際に訳語の精度が高くないとスムーズな意思疎通が図れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来は、情報交換(メッセージ交換)を行おうとしても、趣味趣向の合った相手を見つけることが容易に行えず、また、実際にメッセージ交換を行う際にも、言語の違いと機械翻訳の精度の低さからコミュニケーションが円滑に行えなかったという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができ、しかも、言語の違いを意識することなく、メッセージ交換によるコミュニケーションが容易に行えるよう支援することのできるメッセージ交換支援方法およびそれを用いたメッセージ交換支援装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のユーザによるネットワークを介して閲覧可能な複数の文書へのアクセス履歴に基づき、該複数のユーザ間でのメッセージ交換を支援するためのものであって、メッセージ交換相手のユーザの検索を要求する第1の要求(ユーザ検索要求)を受け付けて、その要求元のユーザが前記ネットワークを介して現在閲覧している文書を現在閲覧している他のユーザの情報を提供し、送信メッセージの翻訳を要求する第2の要求を受け付けて該送信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該送信メッセージの送信先のユーザが過去に前記ネットワークを介してアクセスした文書と前記ネットワークを介して現在閲覧している文書のうちアクセス回数の多い文書の内容に基づき、訳語の選定を行い、該送信メッセージの翻訳を行い、受信メッセージの翻訳を要求する第3の要求を受け付けて該受信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該受信メッセージの受信元のユーザが過去に前記ネットワークを介してアクセスした文書と前記ネットワークを介して現在閲覧している文書のうちアクセス回数の多い文書の内容に基づき、訳語の選定を行い、該受信メッセージの翻訳を行うことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができるとともに、互いに使用する言語が異なる場合であっても、メッセージ交換によるコミュニケーションが円滑に行える。
【0009】
また、所望のキーワードを含む文書の検索を要求する第4の要求を受け付けて、該キーワードを含む文書のうち、アクセス回数の多い文書の情報を検索結果として提供することにより、各ユーザは、自分と趣味嗜好の合うユーザが多く閲覧している文書を容易に知ることができるので、そのような文書にアクセスして、上記のようにユーザ検索要求を行うことにより、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本実施形態に係るシステム構成を模式的に示したものである。図1では、複数の(ここでは、例えば、3人の)ユーザA〜Cのそれぞれの端末装置1〜3が互いに通信可能に所定のネットワークに接続されている。このネットワークとしては、例えば、インターネットやイントラネットであってもよい。このネットワークを介して自由に閲覧可能な複数の文書があり、各文書は、端末装置1〜3により自由にアクセスできるものとする。この文書を例えば、WWW(World Wide Web)ページであるとする。
【0012】
図1では、ユーザA〜Cは、それぞれの端末装置1〜3から同じWWWページ10を閲覧している場合を示している。
【0013】
ユーザ管理システム4は、本発明のメッセージ交換支援方法及び装置を適用したものであって、後述するように、ユーザからの要求に応じて、メッセージ交換相手としてのユーザを検索したり、送受信メッセージの翻訳を行ったり、WWWページの検索(個々では、実際にはURLの検索を行っている)などのサービスをユーザに提供するようになっている。
【0014】
ここでは、ユーザ管理システム4は、例えば、インターネットへの接続サービスを提供するプロバイダにより運営されるサーバ装置の機能の一部を構成しているものとし、ユーザA〜Cは、このプロバイダを通じてインターネットへ接続するものとする。また、ユーザ管理システム4は、複数のユーザ間でメッセージ交換するためのメッセージの交換機能(チャット機能であってもよい)も有している。また、ここでは、説明の簡単のため、インターネットへの接続、ルータ機能部は図示せず、また、本発明の要旨ではないので、インターネットへの接続動作、ルータの処理動作についても説明は省略する。
【0015】
ユーザA〜Cは、それぞれ、ユーザ管理システム4に、上記のようなユーザ管理システム4のもつ機能によるサービスを受けるためのユーザ登録を予め行っているものとする。
【0016】
図2は、ユーザ管理システムの要部の機能構成例を示したもので、大きく分けて、URLデータベース21と、ユーザデータベース22と、処理部23と、受信部24と、送信部25とから構成されている。
【0017】
ユーザデータベース22には、上記ユーザ登録により、複数のユーザそれぞれの個別の情報が登録されている。例えば、図3に示すように、各ユーザのユーザ名(ハンドル名であってもよい)や、使用する言語、ユーザ管理システム4からの上記のようなサービスを利用するか否か(システム利用の有無を表すフラグ)、メッセージ送受信の際に用いるメッセージ送受信アドレス、当該ユーザが過去にアクセス(閲覧)したことのあるWWWページの履歴(ここでは、URLが記録されている)としてURL閲覧履歴などが記録されるようになっている。上記以外の個人情報も登録されていもよい。ユーザデータベースに登録されているユーザが、ユーザ管理システム4からの上記のようなサービスを利用する場合には、「システム利用の有無」という項目には、「1」が書き込まれ、利用しない場合には、「0」が書き込まれている。なお、ユーザデータベース22には、ユーザ管理システム4からの上記のようなサービスを利用するユーザのみが登録されていてもよい。この場合には、上記のようなシステム利用の有無を表すフラグを設ける必要はない。
【0018】
URLデータベース21には、図4に示すように、ユーザデータベース22に登録されている複数のユーザによるWWWページ(WWWサーバ)へのアクセスの現状が(ここでは、アクセスされているURLが)記録されるようになっている。例えば、図4に示すように、現在複数のユーザのうちのいずれかにアクセス(閲覧)されているURLと、現在アクセス(閲覧)しているユーザの数(閲覧カウント数)と、現在アクセスしているユーザ名(ハンドル名)を閲覧ユーザリストとして記録するようになっている。
【0019】
処理部23は、本実施形態に係るユーザ管理システムのもつ各機能を実現するための処理を行うもので、主に、ユーザ検索部31と、メッセージ交換処理部32と、翻訳処理部33と、URL検索処理部34、データベース更新部35とから構成されている。
【0020】
受信部24で、クライアントとしての上記複数のユーザの各端末1〜3からの要求や通知などを受信・解析したら、その解析結果に応じて、上記各処理部のいずれかで所定の処理を行う。処理部23での処理結果などは、送信部25を通じて各端末装置1〜3に送信するようになっている。
【0021】
メッセージ交換処理部32は、複数のユーザ間でメッセージの交換を行うために必要な処理を行う。
【0022】
次に、図5〜図9に示すフローチャートを参照して、サーバとしてのユーザ管理システムとクライアントとしての端末装置の処理動作について説明する。
【0023】
ここでは、例えば、ユーザAの端末装置1から操作を行う場合を例にとり、サーバ・クライアントの処理動作を説明する。ユーザデータベース22には、ユーザAの使用言語として、「日本語」が登録されている。前述したように、ユーザはシステムを利用する/しないをサーバに予め通知しておくことでシステムの利用/不利用を任意に設定することができる。ここではユーザA〜Cはいずれも「システムを利用する」ことをサーバに通知してあり、ユーザデータベース22の各ユーザに対応するシステム利用の有無を表すフラグはいずれも「利用する」に対応する「1」になっているものとする。
【0024】
ユーザAは、インターネットに接続するために、当該プロバイダの運営する接続サーバへ接続し、以後、この接続サーバを経由してインターネット上での通信を行うが、これにより、端末装置1からインターネットへのアクセスは、必ず、ユーザ管理システムにモニタされることになる(図9のステップS101)。以下、端末装置1はクライアント、ユーザ管理システムをサーバとも呼ぶ。
【0025】
なお、ユーザB、Cのそれぞれインターネットに接続する場合も、上記のように、当該プロバイダの運営する接続サーバへ接続し、以後、この接続サーバを経由してインターネット上での通信を行う。これにより、端末装置2〜3からインターネットへのアクセスは、端末装置1と同様、必ず、ユーザ管理システムにモニタされることになる。
【0026】
ユーザAが所望のURLを指定して、WWWページ10(このURLは「URLx1」であるとする)を閲覧したとする(図9のステップS102〜ステップS103)。
【0027】
サーバの受信部24では、クライアントからの上記URLへのアクセスを検知すると(図5のステップS1)、データベース更新部35での処理が開始される。データベース更新部35は、まず、URLデータベース21を参照して、今回アクセスが検知されたURLがクライアントがそれまで閲覧していたWWWページとは異なるURLであるときは(ステップS2)、ステップS3へ進む。
【0028】
ステップS3では、URLデータベース21中の前回閲覧しているWWWページのURLに対応する閲覧カウント数から「1」を減算するとともに、閲覧ユーザリストから、ユーザAを削除し、ステップS4へ進む。
【0029】
一方、ステップS2で、アクセスが検知されたURLが、ユーザAが最初にアクセスするものであるときは、ステップS4へ進み、当該URLがURLデータベース21に登録されているときは、さらに、ステップS5へ進み、URLデータベース21中の当該URLに対応する閲覧カウント数に「1」を加算するとともに、閲覧ユーザリストに、ユーザAを登録する。ステップS4で、当該URLがURLデータベース21に登録されていないときは、ステップS6へ進み、URLデータベース21に当該URLを新たに登録してからステップS5に進み、当該あらたに追加したURLの閲覧カウント数を「1」とし、閲覧ユーザリストにユーザAを書き込む。
【0030】
さらに、ユーザデータベース22中のユーザAに対応するURL閲覧履歴に、当該URL(現在閲覧中のWWWページのURL)を追加する(ステップS7)。
【0031】
このように、データベース更新部35では、ユーザのWWWページへのアクセスの現状に基づき、URLデータベース21やユーザデータベース22を更新していくので、URLデータベース21やユーザデータベース22により、常に最新のアクセス履歴を把握することができる。
【0032】
現在、ユーザAがWWWページ10を閲覧しているが、ユーザB、CもそれぞれWWWページ10を閲覧しているとする。ユーザBもユーザAと同じ日本語が使用言語としてユーザデータベース22に登録されているが、ユーザCは、例えば英語が使用言語としてユーザデータベース22に登録されているものとする。
【0033】
このとき、ユーザAが同じWWWページ10を閲覧しているユーザの中からコミュニケーションの相手を見つけたい場合には、ユーザ検索要求をサーバ(ユーザ管理システム4)に送信する(図9のステップS104、ステップS105)。
【0034】
クライアント(ユーザA)からのユーザ検索要求をサーバの受信部24で受信すると(図5のステップS11)、ユーザ検索部32の処理が開始される(図6のステップS21)。
【0035】
ユーザ検索部32では、URLデータベース21にアクセスし、要求元のユーザAが現在閲覧しているWWWページを現在閲覧している他のユーザをチェックする。すなわち、URLデータベース21から、要求元のユーザAが現在閲覧しているWWWページのURLの閲覧ユーザリストを読み出して(ステップS22)、当該閲覧ユーザリスト中のユーザA以外のユーザについて、使用言語とメッセージ送信アドレスをユーザデータベース22から獲得する。この閲覧ユーザリスト中のユーザA以外のユーザのそれぞれについての使用言語とメッセージ送信用アドレスとを示したリストを検索結果として要求元のユーザAに送信する(ステップS23〜ステップS24)。
【0036】
要求元のユーザAの端末装置1では、上記結果結果を受信して、ディスプレイ上に表示する(図9のステップS106)。
【0037】
以上の手順によって、ユーザAは自分と同じWWWページを閲覧している他のユーザの情報を入手し、メッセージを送信する準備ができるのである。
【0038】
なお、ユーザデータベース22のシステム利用の有無を表すフラグが「0」になっているユーザに対しては上記のサーバによるモニタリングは行わない。従って、ユーザが他のユーザからメッセージを受けたくないとき(自分の閲覧URLを他のユーザに知られたくないとき)は、サーバに「システムを利用しない」ことを通知することによって自分の閲覧状況に関する情報を保護することが可能である。
【0039】
ユーザAは、表示されているユーザ検索結果から所望の相手を選択してメッセージを送信することができる。ここでは、英語を用いるユーザCにメッセージを送信したい場合について述べる。
【0040】
ユーザAは、端末装置1に予め備わっている所定のメッセージ作成手段によってメッセージを作成する(図9のステップS107)。相手の使用言語が上記検索結果から英語であることが分かっているので、英語を使ってメッセージを作成することも可能である。しかし、相手の使用言語があまり得意でないときには、母国語でメッセージを作成するであろう。ユーザAの場合は日本語でメッセージを作成することを考える。作成されたメッセージを英語に翻訳すべく、まず、サーバ(ユーザ管理システム4)に作成した送信メッセージの翻訳要求を送信する(図9のステップS108〜ステップS109)。
【0041】
なお、送信メッセージを翻訳する必要のないときには、英語で作成したり、日本語のままでよい場合には(ステップS108)、そのままステップS111へ進み、当該送信メッセージをユーザC宛てに送信すればよい。ユーザC宛ての送信メッセージは、ユーザ管理システム4のメッセージ交換処理部32を経由して(所定の処理が施されて)、ユーザCに送信される。
【0042】
クライアント(ユーザA)からの翻訳要求をサーバの受信部24で受信すると(図5のステップS11)、翻訳処理部33の処理が開始される(図6のステップS31)。
【0043】
翻訳処理部33では、受け取ったメッセージを機械翻訳するようになっているが、一般に、機械翻訳を行う場合、訳語の選定が翻訳対象の原文の内容のカテゴリ(分野)に適しているか否かで、その翻訳精度に大きく影響する。
【0044】
そこで、翻訳処理部33では、翻訳対象の原文の内容に適した訳語を選定するために、送信メッセージを翻訳する場合には、送信先のユーザが過去に閲覧(アクセス)したことのあるWWWページと現在閲覧しているWWWページのうちアクセス回数の多いWWWページの内容に基づき、訳語の選定を行う。また、受信メッセージを翻訳する場合には、受信元のユーザが過去に閲覧(アクセス)したことのあるWWWページと現在閲覧しているWWWページのうちアクセス回数の多いWWWページの内容に基づき、訳語の選定を行う。
【0045】
具体的には、WWWページの属するカテゴリーから、そのカテゴリに対応する訳語を選択する。あるいは、そのカテゴリの辞書を用いて翻訳すればよい。WWWページが、どのカテゴリーに属するかが予め分類さされていれば、そのカテゴリをそのままもちいてもよいし、公知・公用技術を用いても、各WWWページを、その内容に適したカテゴリに分類することもできる。WWWページの分類手法は本発明の要旨ではないので説明は省略する。
【0046】
翻訳処理部33での処理は、このように、受信した翻訳要求に含まれている翻訳対象のメッセージが受信メッセージなのか送信メッセージなのかによって異なる。すなわち、送信メッセージの場合には(図7のステップS32)、ステップS33へ進み、受信メッセージの場合にはステップS34へ進む。送信メッセージか受信メッセージかを示す情報が、翻訳要求に含まれていて、これを基に判断するようにしてもよいし、あるいは、メッセージのヘッダ部から既に受信されたメッセージであるのか、これから送信しようとしているメッセージなのかを判断してもよい。
【0047】
ステップS33では、送信メッセージの翻訳を行う。その際、カテゴリよって選択すべき訳語が異なる場合には、例えば、以下のようにして訳語の選定を行う。すなわち、翻訳対象の送信メッセージの送信先のユーザのユーザデータベース22のURL閲覧履歴中に記録されているURLと、送信先のユーザが現在閲覧しているWWWページのURLのそれぞれについて、URLデータベース21に記録されている閲覧カウント数をチェックし、その値が最も大きいものから順に優先度を設定する。カテゴリよって選択すべき訳語が異なる場合には、その中でも優先度が最も高いカテゴリに属する訳語を選択する。
【0048】
ステップS34では、受信メッセージの翻訳を行う。その際、カテゴリよって選択すべき訳語が異なる場合には、例えば、以下のようにして訳語の選定を行う。すなわち、翻訳対象の受信メッセージの受信元のユーザ(この場合、例えば、ユーザA)のユーザデータベース22のURL閲覧履歴中に記録されているURLと、受信元のユーザが現在閲覧しているWWWページのURLのそれぞれについて、URLデータベース21に記録されている閲覧カウント数をチェックし、その値が最も大きいものから順に優先度を設定する。カテゴリよって選択すべき訳語が異なる場合には、その中でも優先度が最も高いカテゴリに属する訳語を選択する。
【0049】
このようにして、訳語の選定を行いながら、翻訳を行った結果は、要求元の例えばユーザAに送信される(図7のステップS35)。
【0050】
翻訳結果はユーザAの端末装置1のディスプレイに表示され(図9のステップS110)、ユーザAが送信前に推敲することが可能である。その後、端末装置1から当該送信メッセージが相手ユーザCに送信される(図9のステップS111)。
【0051】
ユーザAとユーザBとの間でメッセージ交換する際には、本実施形態では、ユーザ管理システムのメッセージ交換処理部32にて所定の処理が行われるものとする。例えば、ユーザAからユーザC宛てのメッセージを受信したときには、ユーザCの端末装置3にメッセージの着信通知を行ったり、当該ユーザC宛てのメッセージを端末装置3に転送したりする。
【0052】
ところで、端末装置1でユーザA宛てのメッセージ受信があった場合、すなわち、上記のように、着信通知があった場合には(図9のステップS112)、ユーザAは、端末装置1に予め備わっている所定のメッセージ表示手段によってメッセージを表示することができる。このとき、この受信メッセージの翻訳要求を行うこともできる。その場合、前述の送信メッセージの翻訳要求と同様である。すなわち、サーバ(ユーザ管理システム4)に対し翻訳要求を送信し(図9のステップS113〜ステップS114)、図7のステップS32、ステップS34、ステップS35の処理を経て、端末装置1へ受信メッセージの翻訳結果が送信されてくる(図9のステップS115)。端末装置1では、翻訳結果をディスプレイに表示するので、ユーザAは、翻訳された受信メッセージを読むことが可能である。
【0053】
また、ユーザAはキーワードを用いて閲覧ユーザ数が多いWWWページを検索することが可能である。すなわち、ユーザAは、キーワードにマッチするWWWページの中で閲覧者数(アクセス数)が多いページにアクセスしたい場合には、URL検索要求をサーバ(ユーザ管理システム4)に送信する(図9のステップS116、ステップS117)。URL検索要求には、所望のキーワードが含まれている。
【0054】
クライアント(ユーザA)からのURL検索要求をサーバの受信部24で受信すると(図5のステップS11)、URL検索処理部34の処理が開始される(図6のステップS41)。
【0055】
URL検索処理部34は、URLデータベース21に、URLが記録されているWWWページの中で、検索要求にしてユーザAにより指定されたキーワードを含んでいるものを抽出する(図8のステップS42)。抽出されたURLの閲覧カウント数をチェックし、閲覧カウント数が多い順に、抽出されたURLを並べたリストを生成する(ステップS43)。なお、この生成したリストから、所望のWWWページにアクセスすることが可能である。このリストはURL検索結果として要求元の端末装置1へ送信される(ステップS44)。
【0056】
URL検索結果を受信した端末装置1では、それをディスプレイに表示する(図9のステップS118)。
【0057】
ユーザAは、表示されたURL検索結果の中から所望のURLを選択し、そのWWWページに移動することができる。移動先のWWWページでは、先に述べたとおりの手順で所望のコミュニケーション相手を検索してもらって、メッセージを送信することが可能である。
【0058】
このようにして、キーワードによってユーザの嗜好にあったWWWページに移動し、そのWWWページを閲覧している他のユーザの中から任意の相手を選んでメッセージを送信することができ、言葉の違いが合っても翻訳機能によってスムーズなコミュニケーションがとれるのである。
【0059】
なお、以上の説明では、URLデータベース21では、WWWページのアクセス現状の履歴をとっている(現在アクセスしているユーザや、ユーザの人数を履歴として記録している)が、この場合に限らず、さらに、過去から現在までにアクセスしているユーザやユーザの人数を記録するようにしてもよい。そして、翻訳要求を受けたときには、翻訳処理部33では、各WWWページについての現在と、現在までのアクセス履歴を基に、各WWWページのアクセス回数(閲覧者数)を求めて、閲覧者数の多い者から順に優先度を設定するようにしてもよい。
【0060】
以上説明したように、上記実施形態によれば、メッセージ交換相手のユーザの検索を要求する第1の要求(ユーザ検索要求に対応する)を受け付けて、その要求元のユーザがネットワークを介して現在閲覧している文書を現在閲覧している他のユーザの情報を提供することにより、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができる。
【0061】
また、送信メッセージの翻訳を要求する第2の要求(翻訳要求に対応する)を受け付けて該送信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該送信メッセージの送信先のユーザが過去にネットワークを介してアクセスした文書と該ネットワークを介して現在閲覧している文書のうちアクセス回数の多い文書の内容に基づき、訳語の選定を行い、該送信メッセージの翻訳を行うことにより、送信メッセージの原文の内容に適した訳語の選定が行える。よって精度の高い翻訳結果を得ることができ、互いに使用する言語が異なる場合でっても、メッセージ交換によるコミュニケーションが円滑に行える。
【0062】
さらに、受信メッセージの翻訳を要求する第3の要求(翻訳要求に対応する)を受け付けて該受信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該受信メッセージの受信元のユーザが過去にネットワークを介してアクセスした文書と該ネットワークを介して現在閲覧している文書のうちアクセス回数の多い文書の内容に基づき、訳語の選定を行い、該受信メッセージの翻訳を行うことにより、受信メッセージの原文の内容に適した訳語の選定が行える。よって精度の高い翻訳結果を得ることができ、互いに使用する言語が異なる場合であっても、メッセージ交換によるコミュニケーションが円滑に行える。
【0063】
また、所望のキーワードを含む文書の検索を要求する第4の要求(URL検索要求に対応する)を受け付けて、該キーワードを含む文書のうち、アクセス回数(例えば、ここでは、現在閲覧しているユーザの数)の多い文書の情報を検索結果として提供することにより、各ユーザは、自分と趣味嗜好の合うユーザが多く閲覧している文書を容易に知ることができるので、そのような文書にアクセスして、上記のようにユーザ検索要求を行うことにより、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができる。
【0064】
以上述べてきたように本実施形態によれば、同じWWWページを閲覧している者同士で、用いる言語に関わらずコミュニケーションがとれるというシステムを実現することができる。
【0065】
ユーザが閲覧しているWWWページを見ている他のユーザがメッセージ交換の相手となるので、お互いに趣味や嗜好が近くなりコミュニケーションがとりやすくなる。また、わざわざ自分の興味にあったチャットルームを探す必要はなくなり、事実上インターネット上の全てのページがチャットルームになることと同じことになる。さらに、送受信メッセージを翻訳する際には、訳語の選択は、現在閲覧しているWWWページとメッセージ受信側が閲覧してきたWWWページの中で、閲覧者数が最も多いページからの情報を元に選択するので、より精度の高い機械翻訳が行える。また、ユーザは好きなキーワードで上記のユーザ管理システムに記録してあるWWWページを検索することができ、閲覧者数が最も多いWWWページにアクセスすることが可能である。これによって、わざわざチャットルームを探さなくても興味が同じユーザの中から自由にコミュニケーション相手を見つけることができる。
【0066】
このように、本実施形態によれば、わざわざ自分の興味にあったチャットルームを探すよりはるかに容易にコミュニケーション相手を見つけることが可能となり、同じWWWページを閲覧している趣味嗜好が合う他のユーザとのコミュニケーションが、機械翻訳によって言語の壁を意識することなく行えるようになる。
【0067】
なお、本発明の実施の形態に記載した本発明の手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することもできる。
【0068】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明は含まれており、開示される複数の構成用件における適宜な組み合わせにより、種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(のなくとも1つ)が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、趣味嗜好の合うメッセージ交換相手を容易に見つけることができ、しかも、言語の違いを意識することなく、メッセージ交換によるコミュニケーションが容易に行えるよう支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示した図。
【図2】ユーザ管理システムの機能構成例を示した図。
【図3】ユーザデータベースに格納されているデータの一例を示した図。
【図4】URLデータベースに格納されているデータの一例を示した図。
【図5】ユーザ管理システムの処理動作を説明するためのフローチャート。
【図6】ユーザ管理システムの処理動作を説明するためのフローチャート。
【図7】ユーザ管理システムの処理動作を説明するためのフローチャート。
【図8】ユーザ管理システムの処理動作を説明するためのフローチャート。
【図9】クライアントとしての端末装置の処理動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1〜3…端末装置
4…ユーザ管理システム
10…WWWページ
21…URLデータベース
22…ユーザデータベース
23…処理部
24…受信部
25…送信部
31…ユーザ検索部
32…メッセージ交換処理部
33…翻訳処理部
34…URL検索処理部
35…データベース更新部
Claims (5)
- 複数のユーザがネットワークを介して閲覧可能な複数の文書のそれぞれに対し、当該文書を現在閲覧しているユーザの総数及び当該文書を現在閲覧しているユーザのアドレスを含む第1のアクセス履歴と、前記複数のユーザのそれぞれに対し、当該ユーザがアクセスした文書の識別情報を含む第2のアクセス履歴とを記憶する記憶手段を備えたメッセージ交換支援システムにおいて、前記第1及び第2のアクセス履歴に基づき、該複数のユーザ間でのメッセージ交換を支援するメッセージ交換支援方法であって、
前記複数の文書に対する各ユーザからの新たなアクセスを検知する度に、(a)当該新たにアクセスされた文書の前記第1のアクセス履歴の前記総数に「1」を加算するとともに、当該第1のアクセス履歴に当該ユーザのアドレスを追加し、(b)当該ユーザの第2のアクセス履歴に前記新たにアクセスされた文書の識別情報を追加し、(c)前記新たにアクセスされた文書が当該ユーザの現在閲覧している文書とは別の文書の場合には、さらに、当該ユーザの現在閲覧している文書の前記第1のアクセス履歴の前記総数から「1」減算するとともに、当該第 1 のアクセス履歴から当該ユーザのアドレスを削除する更新ステップと、
メッセージ交換相手のユーザの検索を要求する第1の要求を受け付けて、当該要求元のユーザが前記ネットワークを介して現在閲覧している文書の前記第1のアクセス履歴から、当該文書を現在閲覧している他のユーザのアドレスを検索し、提供するステップと、
送信メッセージの翻訳を要求する第2の要求を受け付けて該送信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該送信メッセージの送信先のユーザの前記第2のアクセス履歴中の過去にアクセスしたことのある文書と当該送信先のユーザが現在閲覧している文書とのうち、前記第1のアクセス履歴の前記総数が相対的に多い文書の属するカテゴリーの訳語を選定して、該送信メッセージの翻訳を行うステップと、
受信メッセージの翻訳を要求する第3の要求を受け付けて該受信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該受信メッセージの受信元のユーザの前記第2のアクセス履歴中の過去にアクセスしたことのある文書と当該受信元のユーザが現在閲覧している文書とのうち、前記第1のアクセス履歴の前記総数が相対的に多い文書の属するカテゴリーの訳語を選定して、該受信メッセージの翻訳を行うステップと、
を含むメッセージ交換支援方法。 - 所望のキーワードを含む文書の検索を要求する第4の要求を受け付けて、前記複数の文書のなかから該キーワードを含む文書を検索し、検索結果として、該キーワードを含む文書の前記識別情報を前記第1のアクセス履歴の前記総数が多い順に並べたリストを提供することを特徴とする請求項1記載のメッセージ交換支援方法。
- 複数のユーザがネットワークを介して閲覧可能な複数の文書のそれぞれに対し、当該文書を現在閲覧しているユーザの総数及び当該文書を現在閲覧しているユーザのアドレスを含む第1のアクセス履歴を記憶する第1の記憶手段と、
前記複数のユーザのそれぞれに対し、当該ユーザが過去にアクセスした文書の識別情報を含む第2のアクセス履歴を記憶する第2の記憶手段と、
前記複数の文書に対する各ユーザからの新たなアクセスを検知する度に、(a)当該新たにアクセスされた文書の前記第1のアクセス履歴の前記総数に「1」を加算するとともに、当該第1のアクセス履歴に当該ユーザのアドレスを追加し、(b)当該ユーザの前記第2のアクセス履歴に前記新たにアクセスされた文書の識別情報を追加し、(c)前記新たにアクセスされた文書が当該ユーザの現在閲覧している文書とは別の文書の場合には、さらに、当該ユーザの現在閲覧している文書の前記第1のアクセス履歴の前記総数から「1」減算するとともに、当該第1のアクセス履歴から当該ユーザのアドレスを削除する更新手段と、
メッセージ交換相手のユーザの検索を要求する第1の要求を受け付けて、当該要求元のユーザが前記ネットワークを介して現在閲覧している文書の前記第1のアクセス履歴から、当該文書を現在閲覧している他のユーザのアドレスを検索し、提供する手段と、
送信メッセージの翻訳を要求する第2の要求を受け付けて該送信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該送信メッセージの送信先のユーザの前記第2のアクセス履歴中の過去にアクセスしたことのある文書と当該送信元のユーザが現在閲覧している文書とのうち、前記第1のアクセス履歴の前記総数が相対的に多い文書の属するカテゴリーの訳語を選定して、該送信メッセージの翻訳を行う手段と、
受信メッセージの翻訳を要求する第3の要求を受け付けて該受信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該受信メッセージの受信元のユーザの前記第2のアクセス履歴中の過去にアクセスしたことのある文書と当該受信元のユーザが現在閲覧している文書とのうち、前記第1のアクセス履歴の前記総数が相対的に多い文書の属するカテゴリーの訳語を選定して、該受信メッセージの翻訳を行う手段と、
を具備したことを特徴とするメッセージ交換支援装置。 - 所望のキーワードを含む文書の検索を要求する第4の要求を受け付けて、前記複数の文書のなかから該キーワードを含む文書を検索し、検索結果として、該キーワードを含む文書の前記識別情報を、前記第1のアクセス履歴の前記総数が多い順に並べたリストを提供する手段をさらに具備したことを特徴とする請求項3記載のメッセージ交換支援装置。
- コンピュータを、
複数のユーザがネットワークを介して閲覧可能な複数の文書のそれぞれに対し、当該文書を現在閲覧しているユーザの総数及び当該文書を現在閲覧しているユーザのアドレスを含む第1のアクセス履歴を記憶する第1の記憶手段、
前記複数のユーザのそれぞれに対し、当該ユーザが過去にアクセスした文書の識別情報を含む第2のアクセス履歴を記憶する第2の記憶手段、
前記複数の文書に対する各ユーザからの新たなアクセスを検知する度に、(a)当該新たにアクセスされた文書の前記第1のアクセス履歴の前記総数に「1」を加算するとともに、当該第1のアクセス履歴に当該ユーザのアドレスを追加し、(b)当該ユーザの前記第2のアクセス履歴に前記新たにアクセスされた文書の識別情報を追加し、(c)前記新たにアクセスされた文書が当該ユーザの現在閲覧している文書とは別の文書の場合には、さらに、当該ユーザの現在閲覧している文書の前記第1のアクセス履歴の前記総数から「1」減算するとともに、当該第1のアクセス履歴から当該ユーザのアドレスを削除する更新手段、
メッセージ交換相手のユーザの検索を要求する第1の要求を受け付けて、当該要求元のユーザが前記ネットワークを介して現在閲覧している文書の前記第1のアクセス履歴から、当該文書を現在閲覧している他のユーザのアドレスを検索し、提供する手段、
送信メッセージの翻訳を要求する第2の要求を受け付けて該送信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該送信メッセージの送信先のユーザの前記第2のアクセス履歴中の過去にアクセスしたことのある文書と当該送信元のユーザが現在閲覧している文書とのうち、前記第1のアクセス履歴の前記総数が相対的に多い文書の属するカテゴリーの訳語を選定して、該送信メッセージの翻訳を行う手段、
受信メッセージの翻訳を要求する第3の要求を受け付けて該受信メッセージを指定された言語に翻訳する際には、該受信メッセージの受信元のユーザの前記第2のアクセス履歴中の過去にアクセスしたことのある文書と当該受信元のユーザが現在閲覧している文書とのうち、前記第1のアクセス履歴の前記総数が相対的に多い文書の属するカテゴリーの訳語を選定して、該受信メッセージの翻訳を行う手段、
として機能させるためのメッセージ交換支援プログラム。
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