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JP3836663B2 - 移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法 - Google Patents

移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDMA(Code Division Multiple Access)方式による移動通信システムにおいて、移動局は、ある基地局と通信する場合、または、ある基地局に対して受信電力の測定を行う場合などに、その基地局からの下り信号のフレーム境界およびスクランブル符号を検出する必要がある。これをセルサーチと呼んでいる。
【0003】
セルサーチの方法は、基本的に、可能性のあるすべてのタイミングにおいて、可能性のあるすべてのスクランブル符号でデスクランブルを行い、使用されている拡散符号で逆拡散を行った結果の相関値が、最大となるようなタイミングおよびスクランブル符号を選択することで、その基地局のフレーム境界およびスクランブル符号を検出する。しかし、この方法では、セルサーチに多大な時間を要するため、これを高速化するために、基地局からスロット毎にPSCH(Primary Synchronisation CHannel)とSSCH(Secondary Synchronisation CHannel)を送信する方法が用いられる(3GPP Technical Specification 25.211参照)。
【0004】
図1は、セルサーチに関係する下りチャネルの構成を示す概略図である。CDMA方式の代表例である、W-CDMA方式(3GPP Technical Specification 25.211参照)におけるセルサーチに関係する下りチャネルを示したものである。PSCHは、全セル全スロット共通の拡散符号PSC(Primary Synchronisation Code)が用いられ、スロット周期で送信される。SSCHは、スロット毎に異なる拡散符号SSC0〜SSCn-1(Secondary Synchronisation CHannel)が用いられ、1フレームで拡散符号系列を構成し、フレーム周期で繰り返し送信される。この拡散符号系列は、セル毎に異なる系列が用いられる。PSCHとSSCHには、スクランブル符号はかけられない。共通パイロットチャネル(CPICH ; Common PIlot CHannel)は、全セル共通の拡散符号およびシンボルパターンで、セル毎に異なるスクランブル符号がかけられて送信される。
【0005】
図2は、従来のセルサーチ方法における第1段階の動作を説明するための図である。PSCHでは、全セル全スロット共通の拡散符号PSCが用いられる。移動局は、受信信号をこのPSCに対応したマッチトフィルタ201に入力し、複数スロット間平均化処理部202で、雑音や干渉の影響を軽減するために複数スロットにわたって平均化を行う。ピーク検出器203において、最も平均相関値が大きいタイミングを選択することで、スロット境界の検出を行う。ここまでの動作を第1段階と呼ぶ。
【0006】
SSCHでは、スロット毎に異なる拡散符号が用いられ、1フレームである拡散符号系列が構成される。この拡散符号系列はフレーム周期で繰り返され、かつ、セル毎に異なる拡散符号系列が用いられる。これらの拡散符号系列には、それぞれスクランブル符号のグループが対応づけられており、後に行うスクランブル符号の検出を容易にしている。第1段階でスロット境界が検出されているため、移動局は、SSCHの送信タイミングを計算することができる。
【0007】
移動局は、計算されたタイミングで受信信号をSSCHの拡散符号SSCで逆拡散し、考えられるすべてのフレーム境界およびSSC符号系列に合わせて相関出力値を平均化し、最も平均相関値が大きくなるタイミングおよびSSC拡散符号系列を選択する。これにより、移動局はフレーム境界およびスクランブル符号グループを検出する。この動作を第2段階と呼ぶ。
【0008】
図3は、従来のセルサーチ方法における第2段階の動作を説明するための図である。第1段階で検出されたスロット境界から、SSCHが送信されているタイミングを計算し、そのタイミングでSSCに対応した相関器301で相関をとる。これを複数スロットにわたって行い、その結果を考えられるタイミングおよびSSC拡散符号系列に対応させて、複数スロット間平均化処理部302で平均化する。ピーク検出器303において、平均相関値が最も大きいタイミングおよびSSC拡散符号系列を選択することですることで、フレーム境界とスクランブル符号グループを検出する。
【0009】
第2段階までにフレーム境界およびスクランブル符号グループを検出した移動局は、最後にスクランブル符号がかけられているCPICHを受信して、検出されたスクランブル符号グループの中のどのスクランブル符号が用いられているかを検出する。既にフレーム境界が検出されていることから、スクランブル符号の位相は計算可能である。CPICHの拡散符号は全セル共通であるので、基本的にはグループ内のすべてのスクランブル符号でデスクランブルした上で、CPICHの拡散符号で逆拡散し、これを複数シンボルにわたって平均化した後に、平均相関値が最も大きくなるようなスクランブル符号を選択すればよい。この動作を第3段階とよぶ。
【0010】
図4は、従来のセルサーチ方法における第3段階の動作を説明するための図である。相関器401において、第2段階で検出されたフレーム境界から、スクランブル符号の位相を計算し、第2段階で検出されたスクランブル符号グループのすべての符号でデスクランブルし、CPICHの拡散符号で逆拡散する。これを複数シンボルにわたって行い、複数シンボル間平均化処理部402で平均化する。ピーク検出器403において、平均相関値が最も大きいスクランブル符号を選択し、当該基地局で使われている下りスクランブル符号を検出する。
【0011】
第1段階から第3段階までを1サーチとすると、移動局は1サーチ終了後に検出されたフレーム境界およびスクランブル符号が正しかったかどうかを判定し、誤っていると判断した場合には、各段階のメモリを初期化した上で、再び第1段階からサーチをやり直し、正しいフレーム境界およびスクランブル符号が検出されるまでこれを繰り返して行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
移動通信の伝搬路は、干渉や雑音が存在するが、移動局におけるPSCH、SSCH、CPICHなどの受信信号電力対雑音電力比(S/N)は、一般に非常に小さい。一方、セルサーチは、移動局が基地局からの受信信号に対し各種の測定を行う場合、通信を行う場合、あるいはハンドオーバーを行う場合などに必要な動作であり、移動局の消費電力の削減や円滑な通信を確保するためには高速かつ高精度でサーチを行う必要がある。セルサーチの高速化・高精度化を行うには、基地局からの総送信電力中に占めるセルサーチに関係する下りチャネルの送信電力の割合を大きくすればよいが、その反面システム容量が小さくなってしまうという問題があった。
【0013】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、各サーチにおける各段階の相関検出動作を、当該サーチにおける平均相関値だけを用いて行うのではなく、過去のサーチにおける平均相関値も記憶しておき、当該サーチの平均相関値と過去のサーチの平均相関値の両方を用いて、平均化効果を高め、第1段階から第3段階まで各段階の検出精度を高め、サーチの所要時間および精度を改善する移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、受信信号を全てのスロットに共通の共通拡散符号で逆拡散し、第1平均相関値に基づいてスロット境界を検出する第1ステップと、該第1ステップで検出した前記スロット境界に基づいて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で逆拡散し、第2平均相関値に基づいてフレーム境界およびスクランブル符号グループを検出する第2ステップと、該第2ステップで検出した前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループに基づいて、共通パイロット信号をデスクランブルし、第3平均相関値に基づいてスクランブル符号を検出する第3ステップとを備え、前記第1ステップ、前記第2ステップ、および前記第3ステップをn回(n≧2)繰り返した後に、n+1回目の前記第1ステップは、n回の前記第1ステップで得られた複数の前記第1平均相関値の平均値を用いてスロット境界の検出を行うことを特徴とする。
【0015】
この方法によれば、複数サーチ間で平均化が行われるので、雑音や干渉の軽減効果が高まり、第1ステップの検出精度が改善される。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記第2ステップは、前記第1ステップで検出された前記スロット境界が等しい、複数の前記第2平均相関値を用いてフレーム境界およびスクランブル符号グループの検出を行うことを特徴とする。
【0017】
この方法によれば、同じスロット境界に基づいて計算された平均相関値どうしのみを平均化するので、雑音や干渉の軽減効果が高まり、第2ステップの検出精度が改善される。
【0018】
請求項3に記載の発明は、受信信号を全てのスロットに共通の共通拡散符号で逆拡散し、第1平均相関値に基づいてスロット境界を検出する第1ステップと、該第1ステップで検出した前記スロット境界に基づいて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で逆拡散し、第2平均相関値に基づいてフレーム境界およびスクランブル符号グループを検出する第2ステップと、該第2ステップで検出した前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループに基づいて、共通パイロット信号をデスクランブルし、第3平均相関値に基づいてスクランブル符号を検出する第3ステップとを備え、前記第1ステップ、前記第2ステップ、および前記第3ステップをn回(n≧2)繰り返した後に、n+1回目の前記第2ステップは、前記第1ステップで検出された前記スロット境界が等しい、n回の前記第2ステップで得られた複数の前記第2平均相関値の平均値を用いてフレーム境界およびスクランブル符号グループの検出を行うことを特徴とする。
【0019】
この方法によれば、同じスロット境界に基づいて計算された平均相関値どうしのみを平均化するので、雑音や干渉の軽減効果が高まり、第2ステップの検出精度が改善される。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項1,2または3において、前記第3ステップは、前記第2ステップで検出された前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループが等しい、複数の前記第3平均相関値を用いてスクランブル符号の検出を行うことを特徴とする。
【0021】
この方法によれば、同じフレーム境界やスクランブル符号グループに基づいて計算された平均相関値どうしのみを平均化するので、雑音や干渉の軽減効果が高まり、第3ステップの検出精度が改善される。
【0022】
請求項5に記載の発明は、受信信号を全てのスロットに共通の共通拡散符号で逆拡散し、第1平均相関値に基づいてスロット境界を検出する第1ステップと、該第1ステップで検出した前記スロット境界に基づいて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で逆拡散し、第2平均相関値に基づいてフレーム境界およびスクランブル符号グループを検出する第2ステップと、該第2ステップで検出した前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループに基づいて、共通パイロット信号をデスクランブルし、第3平均相関値に基づいてスクランブル符号を検出する第3ステップとを備え、前記第1ステップ、前記第2ステップ、および前記第3ステップをn回(n≧2)繰り返した後に、n+1回目の前記第3ステップは、前記第2ステップで検出された前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループが等しい、n回の前記第2ステップで得られた複数の前記第3平均相関値の平均値を用いてスクランブル符号の検出を行うことを特徴とする。
【0023】
この方法によれば、同じフレーム境界やスクランブル符号グループに基づいて計算された平均相関値どうしのみを平均化するので、雑音や干渉の軽減効果が高まり、第3ステップの検出精度が改善される。
【0024】
請求項6に記載の発明は、請求項1,2または4において、前記第1ステップは、複数の前記第1平均相関値を所定の平均化区間で平均化して第4平均相関値を算出し、該第4平均相関値が最大となるタイミングで前記スロット境界の検出を行うことを特徴とする。
【0025】
この方法によれば、所定の平均化区間で平均化し、平均相関値が最も大きいタイミングを選択するので、スロット境界をより高精度に検出することができる。
【0026】
請求項7に記載の発明は、請求項6において、複数の前記第1平均相関値に重み付けを行うことを特徴とする。
【0027】
この方法によれば、平均化に際して、現在からの時間的な距離に応じて重み付けを行うことで、より柔軟に過去のサーチの結果を利用することができる。
【0028】
請求項8に記載の発明は、請求項6において、複数の前記第1平均相関値に忘却係数を乗算した値を加算することにより前記第4平均相関値を算出することを特徴とする。
【0029】
この方法によれば、メモリのサイズが小さい場合でも、より以前の平均相関値を用いて平均化を行うことができる。
【0030】
請求項9に記載の発明は、請求項2,3または4において、前記第2ステップは、前記第1ステップで検出された前記スロット境界が等しい、複数の前記第2平均相関値を所定の平均化区間で平均化して第5平均相関値を算出し、該第5平均相関値が最大となるタイミングで前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループの検出を行うことを特徴とする。
【0031】
この方法によれば、所定の平均化区間で平均化し、平均相関値が最も大きいタイミングを選択するので、フレーム境界およびスクランブル符号グループをより高精度に検出することができる。
【0032】
請求項10に記載の発明は、請求項9において、複数の前記第2平均相関値に重み付けを行うことを特徴とする。
【0033】
この方法によれば、平均化に際して、現在からの時間的な距離に応じて重み付けを行うことで、より柔軟に過去のサーチの結果を利用することができる。
【0034】
請求項11に記載の発明は、請求項9において、前記第1ステップで検出された前記スロット境界が等しい場合には、複数の前記第2平均相関値を所定の平均化区間で平均化した第6平均相関値に忘却係数を乗算した値を加算し、前記第1ステップで検出された前記スロット境界が異なる場合には、前記第2平均相関値を加算した結果を、前記第5平均相関値とすることを特徴とする。
【0035】
この方法によれば、メモリのサイズが小さい場合でも、より以前の平均相関値を用いて平均化を行うことができる。
【0036】
請求項12に記載の発明は、請求項4または5において、前記第3ステップは、前記第2ステップで検出された前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループが等しい、複数の前記第3平均相関値を所定の平均化区間で平均化して第7平均相関値を算出し、該第7平均相関値を用いて前記スクランブル符号の検出を行うことを特徴とする。
【0037】
この方法によれば、所定の平均化区間で平均化し、平均相関値が最も大きいタイミングを選択するので、平均相関値が最も大きいスクランブル符号を選択することで、スクランブル符号をより高精度に検出することができる。
【0038】
請求項13に記載の発明は、請求項12において、複数の前記第3平均相関値に重み付けを行うことを特徴とする。
【0039】
この方法によれば、平均化に際して、現在からの時間的な距離に応じて重み付けを行うことで、より柔軟に過去のサーチの結果を利用することができる。
【0040】
請求項14に記載の発明は、請求項12において、前記第2ステップで検出された前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループが等しい場合には、複数の前記第3平均相関値を所定の平均化区間で平均化した第8平均相関値に忘却係数を乗算した値を加算し、前記第2ステップで検出された前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループが異なる場合には、前記第3平均相関値を加算した結果を、前記第7平均相関値とすることを特徴とする。
【0041】
この方法によれば、メモリのサイズが小さい場合でも、より以前の平均相関値を用いて平均化を行うことができる。
【0042】
請求項15に記載の発明は、請求項6,9または12において、前記所定の平均化区間を前記移動局の状態に応じて適応的に変化させることを特徴とする。
【0043】
この方法によれば、平均化区間の数が移動局の状態によって最適な値が異なるので、状態に応じてこれらの値を適応的に変化させることによって、より効果的にセルサーチを行うことができる。
【0044】
請求項16に記載の発明は、請求項7,10または13において、前記重み付けの値を前記移動局の状態に応じて適応的に変化させることを特徴とする。
【0045】
この方法によれば、重み付けの値が移動局の状態によって最適な値が異なるので、状態に応じてこれらの値を適応的に変化させることによって、より効果的にセルサーチを行うことができる。
【0046】
請求項17に記載の発明は、請求項8,11または14において、前記忘却係数の値を前記移動局の状態に応じて適応的に変化させることを特徴とする。
【0047】
この方法によれば、忘却係数の値が移動局の状態によって最適な値が異なるので、状態に応じてこれらの値を適応的に変化させることによって、より効果的にセルサーチを行うことができる。
【0048】
請求項18に記載の発明は、請求項15,16または17において、前記移動局の状態は、電源投入直後の状態、待ち受け中の状態、または通信中の状態のいずれかであることを特徴とする。
【0049】
この方法によれば、移動局の状態によって最適な値が異なるので、状態に応じてこれらの値を適応的に変化させることによって、より効果的にセルサーチを行うことができる。
【0050】
請求項19に記載の発明は、請求項15ないし18のいずれか1項において、前記移動局の状態は、前記移動局の移動速度によってあらかじめ定められた状態であることを特徴とする。
【0051】
この方法によれば、移動局の状態によって最適な値が異なるので、状態に応じてこれらの値を適応的に変化させることによって、より効果的にセルサーチを行うことができる。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0053】
図5は、本発明にかかるセルサーチ方法における第1段階の動作を説明するための図である。PSCHでは、全セル全スロット共通の拡散符号PSCが用いられる。移動局は、受信信号をこのPSCに対応したマッチトフィルタ501に入力し、複数スロット間平均化処理部502で、雑音や干渉の影響を軽減するために複数スロットにわたって平均化を行う。従来方式と異なり、複数スロット間での平均化が行われた後、複数サーチ間平均化処理部504で、さらに複数サーチ間での平均化が行われる。その後、ピーク検出器203において、最も平均相関値が大きいタイミングを選択することで、スロット境界の検出を行う。複数サーチ間で平均化が行われるので、雑音や干渉の軽減効果が高まり、第1段階の検出精度が改善される。
【0054】
図6は、本発明にかかるセルサーチ方法における第1段階の複数サーチ間平均化の方法を示す図である。移動局は、受信信号をPSCに対応したマッチトフィルタ601に入力し、複数スロット間平均化処理部602で平均化を行う。複数スロット間で平均化された結果は、上書き型メモリ6041〜604N-1に蓄えられる。このようにして、過去のサーチ結果が記憶され、現在の結果とあわせてN個の結果を、平均値算出部605で平均化する。ピーク検出器603において、平均相関値が最も大きいタイミングを選択することで、スロット境界をより高精度に検出することができる。
【0055】
スロット境界は、移動局の移動などによって時間的に変化するため、その変化が小さい範囲に限って、サーチ間の平均化が行われるようにNを適当に設定すればよい。また、平均化の際、現在からの時間的な距離に応じて重み付け(W0、W1〜WN-1)を行うことで、より柔軟に過去のサーチの結果を利用することができる。
【0056】
図7は、第1段階の複数サーチ間平均化を忘却係数を用いて行う方法を示す図である。移動局は、受信信号をPSCに対応したマッチトフィルタ701に入力し、複数スロット間平均化処理部702で平均化を行う。複数スロット間で平均化された結果は、忘却係数λ(0≦λ≦1)をかけられた上で加算型メモリ704に加算される。現在の結果と加算型メモリ704に記憶されている過去の結果とを、平均値算出部705で平均化する。ピーク検出器703において、最も平均相関値が大きいタイミングを選択することで、スロット境界の検出を行う。複数サーチ間の平均化では、λを大きくするほど、より以前の結果まで用いて平均化を行うことができる。この方法によれば、メモリのサイズが小さくて済むという利点がある。
【0057】
図8は、本発明にかかるセルサーチ方法における第2段階の動作を説明するための図である。第1段階で検出されたスロット境界から、SSCHが送信されているタイミングを計算し、そのタイミングでSSCに対応した相関器801で相関をとる。これを複数スロットにわたって行い、その結果を考えられるタイミングおよびSSC拡散符号系列に対応させて、複数スロット間平均化処理部802で平均化する。従来方式と異なり、現在のサーチにおける複数スロット間の平均化だけでなく、複数サーチ間平均化処理部804で、複数サーチ間の平均化も行い、ピーク検出器803において、最も平均相関値が大きいタイミングおよびSSC系列を選択することで、スロット境界の検出を行う。
【0058】
ただし、サーチ間の平均化に用いるのは、現在のサーチの第1段階で検出されたスロット境界と、同じスロット境界が検出されたサーチにおける第2段階の平均相関値だけである。すなわち、異なるスロット境界に基づいて計算された平均相関値どうしは平均化しない。この方法によれば、雑音や干渉の軽減効果が高まり、第2段階の検出精度が改善される。
【0059】
図9は、本発明にかかるセルサーチ方法における第2段階の複数サーチ間平均化の方法を示す図である。第1段階で検出されたスロット境界から、SSCHが送信されているタイミングを計算し、そのタイミングでSSCに対応した相関器901で相関をとる。これを複数スロットにわたって行い、その結果を考えられるタイミングおよびSSC拡散符号系列に対応させて、複数スロット間平均化処理部902で平均化する。複数スロット間で平均化された結果は、上書き型メモリ9041〜904N-1に蓄えられる。このようにして、過去のサーチ結果が記憶され、現在の結果とあわせて最大N個の結果を、平均値算出部905で平均化する。ピーク検出器903において、平均相関値が最も大きいタイミングおよびSSC系列を選択することで、フレーム境界およびスクランブル符号グループをより高精度に検出する。
【0060】
フレーム境界は、移動局の移動などによって時間的に変化するため、その変化が小さい範囲に限って、サーチ間の平均化が行われるようにNを適当に設定すればよい。また、平均化の際、現在からの時間的な距離に応じて重み付け(W0、W1〜WN-1)を行うことで、より柔軟に過去のサーチの結果を利用することができる。
【0061】
ただし、サーチ間の平均化に用いるのは、現在のサーチの第1段階で検出されたスロット境界と、同じスロット境界が検出されたサーチにおける第2段階の平均相関値だけである。図9では、制御部906が各サーチの第1段階で検出されたスロット境界を監視および記憶し、平均化に用いるべきものを選択している。あるいは、制御部906が重み付けの値(W0、W1〜WN-1)を制御することでも同様の効果が得られる。
【0062】
図10は、第2段階の複数サーチ間平均化を忘却係数を用いて行う方法を示す図である。第1段階で検出されたスロット境界から、SSCHが送信されているタイミングを計算し、そのタイミングでSSCに対応した相関器1001で相関をとる。これを複数スロットにわたって行い、その結果を考えられるタイミングおよびSSC拡散符号系列に対応させて、複数スロット間平均化処理部1002で平均化する。複数スロット間で平均化された結果は、忘却係数λ(0≦λ≦1)をかけられた上で加算型メモリ1004に加算される。現在の結果と加算型メモリ1004に記憶されている過去の結果とを、平均値算出部1005で平均化する。ピーク検出器1003において、最も平均相関値が大きいタイミングおよびSSC系列を選択することで、スロット境界の検出を行う。
【0063】
複数サーチ間の平均化では、λを大きくするほど、より以前の結果まで用いて平均化を行うことになる。この方法によれば、メモリのサイズが小さくて済むという利点がある。また、第1段階で検出されたスロット境界が、直前のサーチにおいて検出されたスロット境界と異なった場合には、制御部1006は、メモリの内容をリセットし、これにより異なるタイミングの第2段階平均相関値を平均化してしまうことを避けることができる。
【0064】
図11は、本発明にかかるセルサーチ方法における第3段階の動作を説明するための図である。相関器1101において、第2段階で検出されたフレーム境界から、スクランブル符号の位相を計算し、第2段階で検出されたスクランブル符号グループのすべての符号でデスクランブルし、CPICHの拡散符号で逆拡散する。これを複数シンボルにわたって行い、複数シンボル間平均化処理部1102で平均化する。従来方式と異なり、現在のサーチにおける複数シンボル間の平均化だけでなく、複数サーチ間平均化処理部1104で、複数サーチ間の平均化も行う。ピーク検出器403において、平均相関値が最も大きいスクランブル符号を選択し、当該基地局で使われている下りスクランブル符号を検出する。
【0065】
ただし、サーチ間の平均化に用いるのは、現在のサーチの第2段階で検出されたフレーム境界とスクランブル符号グループが同じであったサーチにおける第3段階の平均相関値だけである。すなわち、異なるフレーム境界やスクランブル符号グループに基づいて計算された平均相関値どうしは平均化しない。この方法によれば、雑音や干渉の軽減効果が高まり、第3段階の検出精度が改善される。
【0066】
図12は、本発明にかかるセルサーチ方法における第3段階の複数サーチ間平均化の方法を示す図である。相関器1201において、第2段階で検出されたフレーム境界から、スクランブル符号の位相を計算し、第2段階で検出されたスクランブル符号グループのすべての符号でデスクランブルし、CPICHの拡散符号で逆拡散する。これを複数シンボルにわたって行い、複数シンボル間平均化処理部1202で平均化する。複数シンボル間で平均化された結果は、上書き型メモリ12041〜1204N-1に蓄えられる。このようにして、過去のサーチ結果が記憶され、現在の結果とあわせて最大N個の結果を、平均値算出部1205で平均化する。ピーク検出器1203において、平均相関値が最も大きいスクランブル符号を選択することで、スクランブル符号をより高精度に検出する。
【0067】
フレーム境界は、移動局の移動などによって時間的に変化するため、その変化が小さい範囲に限って、サーチ間の平均化が行われるようにNを適当に設定すればよい。また、平均化の際、現在からの時間的な距離に応じて重み付け(W0、W1〜WN-1)を行うことで、より柔軟に過去のサーチの結果を利用することができる。
【0068】
ただし、サーチ間の平均化に用いるのは、現在のサーチの第2段階で検出されたフレーム境界とスクランブル符号グループが同じである、サーチにおける第3段階の平均相関値だけである。図12では、制御部1206が各サーチの第2段階で検出されたフレーム境界およびスクランブル符号グループを監視および記憶し、平均化に用いるべきものを選択している。あるいは、制御部1206が重み付けの値(W0、W1〜WN-1)を制御することでも同様の効果が得られる。
【0069】
図13は、第3段階の複数サーチ間平均化を忘却係数を用いて行う方法を示す図である。相関器1301において、第2段階で検出されたフレーム境界から、スクランブル符号の位相を計算し、第2段階で検出されたスクランブル符号グループのすべての符号でデスクランブルし、CPICHの拡散符号で逆拡散する。これを複数シンボルにわたって行い、複数シンボル間平均化処理部1302で平均化する。複数シンボル間で平均化された結果は、忘却係数λ(0≦λ≦1)をかけられた上で加算型メモリ1304に加算される。現在の結果に加算型メモリ1304に記憶されている過去の結果とを、平均値算出部1305で平均化する。ピーク検出器1003において、最も平均相関値が大きいタイミングを選択することで、スロット境界の検出を行う。
【0070】
複数サーチ間の平均化では、λを大きくするほど、より以前の結果まで用いて平均化を行うことになる。この方法によれば、メモリのサイズが小さくて済むという利点がある。また、第2段階で検出されたフレーム境界およびスクランブル符号グループが、直前のサーチにおいて検出されたものと異なった場合には、制御部1306は、メモリの内容をリセットし、これにより異なるタイミングまたは異なるスクランブル符合グループの第3段階平均相関値を平均化してしまうことを避けることができる。
【0071】
上述した、平均化に用いるメモリの数N、重み付けの値、または忘却係数の値は、移動局の移動速度などによって最適な値が異なる。そこで、移動速度などに応じてこれらの値を適応的に変化させることによって、より効果的にセルサーチを行うことができる。
【0072】
また、例えば、移動局の電源投入時には、移動局のクロックが不安定であることから、平均化区間が短くなるようにする。待ち受け中もやはりクロックが不安定であり、消費電流の問題があることから、平均化区間が短くなるようにする。このようにして、移動局の状態に応じて、平均化に用いるメモリの数Nや、重み付けの値(W0、W1〜WN-1)、または忘却係数の値λ(0≦λ≦1)を変化させることによって、より効果的にセルサーチを行うことができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、セルサーチの各段階における平均化を、当該サーチだけでなく、それ以前のサーチにおける過去の結果も使って行うことから、従来の方法よりもより高精度のサーチが可能となる。その結果、正しいフレーム境界およびスクランブル符号を検出するのに要するサーチ時間も短縮することが可能となる。
【0074】
また、本発明によれば、移動局の速度や、電源投入時、待ち受け中、通信中の各状態などに応じて平均化区間を適応的に変化させることができるため、より効果的に平均化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セルサーチに関係する下りチャネルの構成を示す概略図である。
【図2】従来のセルサーチ方法における第1段階の動作を説明するための図である。
【図3】従来のセルサーチ方法における第2段階の動作を説明するための図である。
【図4】従来のセルサーチ方法における第3段階の動作を説明するための図である。
【図5】本発明にかかるセルサーチ方法における第1段階の動作を説明するための図である。
【図6】本発明にかかるセルサーチ方法における第1段階の複数サーチ間平均化の方法を示す図である。
【図7】第1段階の複数サーチ間平均化を忘却係数を用いて行う方法を示す図である。
【図8】本発明にかかるセルサーチ方法における第2段階の動作を説明するための図である。
【図9】本発明にかかるセルサーチ方法における第2段階の複数サーチ間平均化の方法を示す図である。
【図10】第2段階の複数サーチ間平均化を忘却係数を用いて行う方法を示す図である。
【図11】本発明にかかるセルサーチ方法における第3段階の動作を説明するための図である。
【図12】本発明にかかるセルサーチ方法における第3段階の複数サーチ間平均化の方法を示す図である。
【図13】第3段階の複数サーチ間平均化を忘却係数を用いて行う方法を示す図である。
【符号の説明】
201,501,601,701 マッチトフィルタ
202,302,502,602,702,802,902,1002 複数スロット間平均化処理部
203,303,203,503,603,703,803,903,1003,1103,1203,1303 ピーク検出器
301,401,801,901,1001,1101,1201,1301 相関器
402,1102,1202,1302 複数シンボル間平均化処理部
504,804,1104 複数サーチ間平均化処理部
6041〜604N-1,9041〜904N-1,12041〜1204N-1 上書き型メモリ
605,705,905,1005,1205,1305 平均値算出部
704,1004,1304 加算型メモリ
906,1006,1206,1306 制御部

Claims (19)

  1. 受信信号を全てのスロットに共通の共通拡散符号で逆拡散し、第1平均相関値に基づいてスロット境界を検出する第1ステップと、
    該第1ステップで検出した前記スロット境界に基づいて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で逆拡散し、第2平均相関値に基づいてフレーム境界およびスクランブル符号グループを検出する第2ステップと、
    該第2ステップで検出した前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループに基づいて、共通パイロット信号をデスクランブルし、第3平均相関値に基づいてスクランブル符号を検出する第3ステップとを備え、
    前記第1ステップ、前記第2ステップ、および前記第3ステップをn回(n≧2)繰り返した後に、n+1回目の前記第1ステップは、n回の前記第1ステップで得られた複数の前記第1平均相関値の平均値を用いてスロット境界の検出を行うことを特徴とする移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  2. 前記第2ステップは、前記第1ステップで検出された前記スロット境界が等しい、複数の前記第2平均相関値を用いてフレーム境界およびスクランブル符号グループの検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  3. 受信信号を全てのスロットに共通の共通拡散符号で逆拡散し、第1平均相関値に基づいてスロット境界を検出する第1ステップと、
    該第1ステップで検出した前記スロット境界に基づいて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で逆拡散し、第2平均相関値に基づいてフレーム境界およびスクランブル符号グループを検出する第2ステップと、
    該第2ステップで検出した前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループに基づいて、共通パイロット信号をデスクランブルし、第3平均相関値に基づいてスクランブル符号を検出する第3ステップとを備え、
    前記第1ステップ、前記第2ステップ、および前記第3ステップをn回(n≧2)繰り返した後に、n+1回目の前記第2ステップは、前記第1ステップで検出された前記スロット境界が等しい、n回の前記第2ステップで得られた複数の前記第2平均相関値の平均値を用いてフレーム境界およびスクランブル符号グループの検出を行うことを特徴とする移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  4. 前記第3ステップは、前記第2ステップで検出された前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループが等しい、複数の前記第3平均相関値を用いてスクランブル符号の検出を行うことを特徴とする請求項1,2または3に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  5. 受信信号を全てのスロットに共通の共通拡散符号で逆拡散し、第1平均相関値に基づいてスロット境界を検出する第1ステップと、
    該第1ステップで検出した前記スロット境界に基づいて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で逆拡散し、第2平均相関値に基づいてフレーム境界およびスクランブル符号グループを検出する第2ステップと、
    該第2ステップで検出した前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループに基づいて、共通パイロット信号をデスクランブルし、第3平均相関値に基づいてスクランブル符号を検出する第3ステップとを備え、
    前記第1ステップ、前記第2ステップ、および前記第3ステップをn回(n≧2)繰り返した後に、n+1回目の前記第3ステップは、前記第2ステップで検出された前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループが等しい、n回の前記第2ステップで得られた複数の前記第3平均相関値の平均値を用いてスクランブル符号の検出を行うことを特徴とする移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  6. 前記第1ステップは、複数の前記第1平均相関値を所定の平均化区間で平均化して第4平均相関値を算出し、該第4平均相関値が最大となるタイミングで前記スロット境界の検出を行うことを特徴とする請求項1,2または4に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  7. 複数の前記第1平均相関値に重み付けを行うことを特徴とする請求項6に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  8. 複数の前記第1平均相関値に忘却係数を乗算した値を加算することにより前記第4平均相関値を算出することを特徴とする請求項6に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  9. 前記第2ステップは、前記第1ステップで検出された前記スロット境界が等しい、複数の前記第2平均相関値を所定の平均化区間で平均化して第5平均相関値を算出し、該第5平均相関値が最大となるタイミングで前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループの検出を行うことを特徴とする請求項2,3または4に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  10. 複数の前記第2平均相関値に重み付けを行うことを特徴とする請求項9に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  11. 前記第1ステップで検出された前記スロット境界が等しい場合には、複数の前記第2平均相関値を所定の平均化区間で平均化した第6平均相関値に忘却係数を乗算した値を加算し、前記第1ステップで検出された前記スロット境界が異なる場合には、前記第2平均相関値を加算した結果を、前記第5平均相関値とすることを特徴とする請求項9に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  12. 前記第3ステップは、前記第2ステップで検出された前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループが等しい、複数の前記第3平均相関値を所定の平均化区間で平均化して第7平均相関値を算出し、該第7平均相関値を用いて前記スクランブル符号の検出を行うことを特徴とする請求項4または5に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  13. 複数の前記第3平均相関値に重み付けを行うことを特徴とする請求項12に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  14. 前記第2ステップで検出された前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループが等しい場合には、複数の前記第3平均相関値を所定の平均化区間で平均化した第8平均相関値に忘却係数を乗算した値を加算し、前記第2ステップで検出された前記フレーム境界および前記スクランブル符号グループが異なる場合には、前記第3平均相関値を加算した結果を、前記第7平均相関値とすることを特徴とする請求項12に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  15. 前記所定の平均化区間を前記移動局の状態に応じて適応的に変化させることを特徴とする請求項6,9または12に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  16. 前記重み付けの値を前記移動局の状態に応じて適応的に変化させることを特徴とする請求項7,10または13に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  17. 前記忘却係数の値を前記移動局の状態に応じて適応的に変化させることを特徴とする請求項8,11または14に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  18. 前記移動局の状態は、電源投入直後の状態、待ち受け中の状態、または通信中の状態のいずれかであることを特徴とする請求項15,16または17に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
  19. 前記移動局の状態は、前記移動局の移動速度によってあらかじめ定められた状態であることを特徴とする請求項15ないし18のいずれか1項に記載の移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法。
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